2006年10月アーカイブ
◆目次
◇ペリー・ローダン近況
----------------------------------------------------------------------
◆ペリー・ローダン近況
□ Perry Rhodan-Der Posbi-Krieg ポスビ戦争
1 . Michael Marcus Thurner / Das gestrandete Imperium / 遭難者の帝国
2 . Leo Lukas / Stern der Laren / ラール人の星
3 . Cathrin Hartmann / Friedhof der Raumschiffe / 宇宙船の墓場
4 . Harald Evers / Der Milliardenmoerder / 十億殺し
5 . Frank Böhmert / Die Psi-Fabrik / プシ工場
6 . Uwe Anton / Die Schöpfungsmaschine / 創造機械
Heyne 社の書き下ろしポケットブック・シリーズ。
11月刊行開始。月1冊の予定。
だが、すでに各所でストーリーが紹介されている。
これも、10月の Frankfurt Buchmesse で、第1巻が出回ったらしい。
□ Perry Rhodan-Der Posbi-Krieg 1巻「遭難者の帝国」
[ http://www.perry-rhodan.net/produkte/buecher/heyne/posbi/1.html ]
新銀河暦1343年4月5日、銀河系外縁部――
「虚空の惑星ルンドロン」
「生体ロボット・ポスビの造船所、兼、大使館のようなもの」
「そこへ~」
「自由テラナー連盟艦隊旗艦《レイフ・エーリクソンII》が、到着」
「上陸したのは~」
「自由テラナー連盟政庁首席ペリー・ローダン」
「自由テラナー連盟政庁次官モンドラ・ダイアモンドさん」
「テレポーターにして〈探知者〉スタータック・シュレーダー」
「出迎えたのは~」
「1体のポスビ――個体名=ヴォーメゼ」
「――もうひとりの方も、到着デス」
「現れたのは~」
「ロト・ケレーテ――超知性体〈それ〉の使者」
「――じつは、わたしは~」
「――超知性体〈それ〉から、こんな仕組みを任されているのだ」
「――局部銀河群の様子を、あれこれ観察できるのだ」
「とか、語る」
「――じつは、小銀河IC5152――銀河系から距離530万光年――に~」
「――キミも知らないテラナーの入植地――人口290億人――が、あるのだ」
「――でも~」
「――ポスビ――憎悪回路が機能している?――の襲撃を前に、風前の灯」
「さらに、語る」
「――キミには~」
「――自由テラナー連盟の大型艦船が、ある」
「――でも、小銀河IC5152までは、かなりの航程だ」
「――じつは、わたしは~」
「――太古高度技術装置〈銀球〉を、2台もってきた」
「――人数は乗れないが、小銀河IC5152まで、ひと跳びだ」
「――どうする?」
〈銀球〉発進――
「乗員は~」
「自由テラナー連盟政庁首席ペリー・ローダン」
「自由テラナー連盟政庁次官モンドラ・ダイアモンドさん」
「テレポーターにして〈探知者〉スタータック・シュレーダー」
「と」
「ナノ・〈アルミニウム園芸家〉――探知・分析用ポスビ、自称・芸術家」
「ポスビ史データベースも、完備」
「ドローヴァー――戦闘用ポスビ、名前の意味は〈家畜商〉」
「戦闘しないで、主に肉体労働を担当」
「マウアブルム――マットのウィリー、名前の意味は〈壁の花〉」
「ウィリーにしては、態度ひかえめなのです」
小銀河IC5152――別名アムブリアドル――
「さしわたし~」
「8400光年×7000光年×1500光年」
「太古から~」
「特殊な宙域です」
「いつも、強力なハイパー嵐が、吹き荒れ~」
「五次元技術が、ほとんどダメ」
「ハイパー通信は、宙域外に届きません」
「転送機も、遷移駆動も、トランスフォーム砲も、ダメ」
「シントロニクスなんて、論外」
「が」
「さすがは、太古高度技術装置〈銀球〉」
「太古からの、ハイパー嵐も、問題なし」
「昨今の、ハイパー物理学的抵抗も、問題なし」
「普通に、突入」
「一路、テラナー植民惑星アルテラ――呼称は、〈古テラ〉に由来――へ」
「首都ネオ=テラ近郊の、テラゴンダ自然公園へ、降下します」
「……」
「レスター・ドニング――アルテラ本国艦隊の少尉」
「リー・ユアンさん――アルテラ第3本国艦隊宇宙防衛学校の少尉」
「若いふたりは、テラゴンダ自然公園で、ひとときの逢瀬」
「が」
「突如着陸した、未確認飛行物体」
「――通報だ」
「――通報よ」
「当局は~」
「不審者どもを、拘束」
「でも~」
「ローダンが沼地に隠した、〈銀球〉と~」
「テレポーター、スタータック・シュレーダーは~」
「確保できませんでした」
アルテラ帝国首都ネオ=テラ――
「ラエルテス・ミチョウ――」
「アルテラ帝国防衛大臣、副執政官、国家元帥にして~」
「アルテラ帝国秘密情報局〈アルテルX軍団〉の、長官」
「――伝説のペリー・ローダンなら、細胞活性装置をつけているはず」
「――ならば、ガス室で、証拠をみせてみろっ」
「ピンピンしているローダンを、見て~」
「ようやく、国家主席に、取次いでくれたのです」
「……」
「アントン・イスマエル――」
「アルテラ帝国国家首席」
「伝説のペリー・ローダンを、前に~」
「語るのでした」
西暦2409年、銀河系――
「テラナー移民船団12隻が~」
「ハイパー嵐に、襲われ~」
「〈トリョルタン喉〉に呑まれて、消息を絶ちました」
「……」
「――はっ」
「再実体化したのは、小銀河アムブリアドル」
「僚船1隻は、行方不明」
「乗員・乗客の3分の1は、死亡」
「残された11隻・50万人は~」
「惑星アルテラに、なんとか着陸」
「ハイテクは、みんなダメ」
「救助も、望めません」
「……」
「移民たち――アルテラナー――の、新天地の暮らしが、はじまります」
「アジア系移民の一握りが特権階級〈ハン〉と、なってみたり」
「他の市民が、反発したり」
「アルテラ第一世代のチャールズ・ドニングが、事態を仲裁したり」
「ジャコリマ・ドニングが、市民議会を開き~」
「移民船を基礎として、都市ネオ=テラを、建設したり」
「みんなで、惑星アルテラを、テラフォーミングしたり」
「みんなで、他惑星にも、植民したり」
「波乱万丈」
「でも、今でも~」
「故郷の暦と、伝説のペリー・ローダンのことは~」
「忘れずに、いるのです」
アルテラナーは、小銀河アムブリアドルで、星間帝国を建設――
「未知種族と、ハイパー水晶をめぐって、小競合い」
「――ラール人?」
「既知の種族も、います」
「――マークスだ」
「未知の種族も、います」
「――カルタン人?」
「局部銀河群で、ハイパー嵐に襲われ~」
「〈トリョルタン喉〉に呑まれて、消息を絶つと~」
「どうやら、小銀河アムブリアドルへ、引寄せられるらしい」
「とはいえ~」
「ハイパー物理学的抵抗増大の、あとは~」
「どうやら、来た者は、ないらしい」
「さて」
「ポスビは、1万1000年前から、小銀河アムブリアドルにいます」
「これまでは、他種族のコトは、静観していたのですが~」
「36年前から、いきなり」
「――きみたちは本物の生命体か?」
「諸種族を攻撃するように、なったのです」
「アルテラ帝国は、いきおい、軍事国家に変貌」
「現在~」
「防衛大臣ラエルテス・ミチョウは~」
「――全面戦争だっ」
「国家首席アントン・イスマエルは~」
「――できれば、ポスビとも相互理解を」
「という、緊迫した状態」
アルテラ帝国首都ネオ=テラ――
「伝説のペリー・ローダンは~」
「信頼を得て、アルテラ帝国議会で、演説など」
「しかし~」
「同行者モンドラさんは、ともかく~」
「同行者ポスビ2体とウィリー1体は、現在交戦中の敵の一族です」
「防衛大臣ラエルテス・ミチョウは~」
「3体を、拘束したまま」
「――そういえば、スタータックは?」
「じつは~」
「防衛大臣ラエルテス・ミチョウは~」
「ローダンが、沼地に隠した〈銀球〉と~」
「隠し場所に現れたテレポーター、スタータック・シュレーダーを~」
「ひそかに、確保」
「拷問していたり」
星系カントン――
「アルテラナーにとって、ハイパー水晶を産する、重要拠点」
「そこへ」
「ポスビ襲来」
「ローダンとモンドラは~」
「国家首席アントン・イスマエルに、同行」
「アルテラ帝国本国艦隊で、現地に急行です」
「――きみたちは本物の生命体か?」
「――わたしは、ペリー・ローダンだ。話を、聞いてくれっ」
「――ばーん」
「国家首席アントン・イスマエルは、運悪く重傷」
「星系カントンは、ポスビのものとなり~」
「アルテラ帝国本国艦隊は、撤退」
「ポスビは、一時的とはいえ、惑星アルテラまで、追撃に及んだり」
「混乱に、乗じ~」
「スタータック・シュレーダーが、脱出に成功したり」
アルテラ帝国首都ネオ=テラ――
「国家首席アントン・イスマエルは、昏睡状態」
「防衛大臣ラエルテス・ミチョウが、権力行使」
「伝説のペリー・ローダンは~」
「事実上、軟禁状態」
「そこへ」
「アルテラ艦隊士官2名の訪問を、うけます」
「本国艦隊の少尉レスター・ドニング」
「第3本国艦隊宇宙防衛学校の少尉リー・ユアンさん」
「――あのときは、いきなり通報して、ごめんなさいでした」
「――ごめんなさいでした」
「――ドニング家は、アルテラ帝国の歴史に名を残す一族、なのです」
「――防衛大臣ラエルテス・ミチョウのやりかたには、反対です」
「――国家首席アントン・イスマエルの志には、賛成です」
「と、意志表明」
ついに、ポスビ、惑星アルテラへ進撃――
「肉薄する、ポスビ艦3500隻」
「迎撃する、アルテラ帝国本国艦隊」
「防衛大臣ラエルテス・ミチョウは、叫ぶ」
「――新兵器〈虎砲〉っ」
「防衛要塞に設置された、新兵器〈虎砲〉――」
「KNK――〈こじあけたままのノゾキ穴から巨砲〉――原理で~」
「まず、チューブ状フィールドが、敵艦バリアに、がしっ」
「必殺の熱線ビームが、チューブ状フィールドを抜けて、突進」
「敵艦バリアを、貫通して、ばーん」
「が」
「強力な新兵器も~」
「防衛要塞が破壊されてしまえば、それまで」
「――もう、ダメかも」
一方、同じ頃――
「ローダン一行は~」
「混乱に、乗じ~」
「同行者ポスビ2体とウィリー1体の解放に、成功」
「――さあっ」
「ナノ・〈アルミニウム園芸家〉――探知・分析用ポスビ、自称・芸術家」
「ポスビ史データベースも、完備」
「ポスビ史データベースには、もちろん、1万1000年前の指令コードも」
「――いきますっ」
「ピピッ、と送信」
「すると」
「――!」
「ポスビ艦3500隻に、異変」
「攻撃を、やめたり」
「同士討ち、したり」
「――効いてる。効いてるぞ」
「ポスビ艦3500隻は、撤退していくのでした」
アルテラ帝国首都ネオ=テラ――
「功績が、認められ~」
「探知・分析用ポスビ、ナノ」
「戦闘用ポスビ、ドローヴァー」
「ウィリー、マウアブルム」
「ローダンの同行者、ポスビ関係者3体は、ようやく自由の身に」
「とはいえ~」
「防衛大臣ラエルテス・ミチョウが~」
「まだ、〈銀球〉を確保したまま、なので~」
「帰りたくても、帰れない、のでした」
□ Perry Rhodan-Heft
2358 . Leo Lukas / Pilot der Chaotarchen / カオタークのパイロット
2359 . Michael Marcus Thurner / Das Stumme Gesicht / 無言の顔
2360 . Uwe Anton / Die zweite Welle / 第二波
2361 . Arndt Ellmer / Traumspuren / 夢跡
2362 . Horst Hoffmann / Chaos für Hayok / ハヨクに混沌
□ 2358話「カオタークのパイロット」
[ http://www.perry-rhodan.net/produkte/hefte/1/2358.html ]
新銀河暦1345年8月、ハンガイ銀河近傍、ラザルー星団――
「惑星ヴィベ=ロトイの首都ラ・ウンティク」
「カルタン人レジャー施設で発生した、未曾有の大量突然死事件」
「犯人の、巨漢キルミズは~」
「あわてず、騒がず、下水道に身を隠す」
「――ああ、思い出してきた」
「――オレさまは、もっと偉大で、もっと高次なコトを為すのだ」
「――記憶を、整理しよう」
「どうやら、自分が~」
「苦痛に、さらされると~」
「――記憶が、整理できる?」
「ことは、認識しています」
「スギスグ・ロトケル――通りすがりの調教師アメーバ――を、超能力で支配」
「――拷問器具の組立てを、手伝うのだ」
「――オレさまを、拷問するのだ」
「――!」
「記憶が、もどってきました」
記憶の中、養成機関〈コスミテートXIX〉――
「じつは、カリキュラムの、はじめから~」
「キルミズの記憶は、贋物でした」
「――ここ、習ったこと、あるような」
「――これ、させられたこと、あるような」
「――そのとおり」
「――はっ」
「頭の中で、別のヒトの声がする」
「ならば、聞いてみましょう」
「――わたしは、ウンタ・ミュレ」
「――養成機関〈コスミテートXX〉の、卒業生だ」
「――この肉体の、もとの精神だ」
「つまり?」
「――オマエの精神は、移植されたのだ」
「――オマエの精神は、この肉体の超能力を継承したのだ」
「――つまり、オマエの成長の記憶は、作り物だ」
「頭の中のヒトの話を、信じてみよう、と思いました」
「で」
「少し、調べてみましょう」
「――ゴン・オルボン先輩というヒトが、いた?」
調査中、キルミズは、もうひとりの訓練生と遭遇――
「――オレは、ファロ・ヌーン・ジャスパー」
「――FNJと、呼んでくれ」
「ファロ・ヌーン・ジャスパーは、水素呼吸生物」
「――ライバルだ」
「――ライバルだ」
「両訓練生は、養成機関〈コスミテートXIX〉に、つめより~」
「切磋琢磨しながら、お互いを高めることを、望んだのでした」
「でも」
「養成機関〈コスミテートXIX〉は~」
「両訓練生を、引き離そうとします」
「――キルミズは、訓練中に死んだのです」
「――嘘だっ」
「見破りました」
「――ファロ・ヌーン・ジャスパーは、訓練中に死んだのです」
「――嘘だっ」
「見破りました」
「……」
「やがて、わかってきました」
「ここは、養成機関〈コスミテートXIX〉」
「すなわち、第19コスモクラート配下養成大学」
「ファロ・ヌーン・ジャスパーは~」
「コスモクラートの配下〈力強き者〉の、候補生」
「ゴン・オルボン先輩も~」
「コスモクラートの配下〈力強き者〉の、候補生……でした」
「が」
「ゴン・オルボン先輩が、訓練コース途中でドロップアウト?」
「養成機関〈コスミテートXIX〉は、経営不振に」
「だから~」
「逼迫した、養成機関〈コスミテートXIX〉は~」
「〈混沌の勢力〉の、カオテンダー・パイロット訓練も、受け付けることに」
「依頼主は、カオターク〈クズレイン〉」
「――カオテンダー《ヴルタファー》完成まで、期間がないので~」
「――組合せても~」
「――手を抜いても~」
「――とにかく、短期コースで、養成してください」
「いろいろ、大人の事情ですね」
両訓練生は、実地研修へ――
「ファロ・ヌーン・ジャスパーは、《アムド・エノフェ》で、宇宙を駆け~」
「キルミズは、《バンダ・サリ》で、宇宙を駆け~」
「低次の生命を、もてあそんでみたり」
「さて」
「キルミズの実地研修は、絶好調」
「途中、1回だけ~」
「〈チャンピオンズ〉――カオターク〈クズポミュル〉の特務部隊――と~」
「鉢合わせ」
「任務が、かぶってしまい~」
「先を越されて、しまったり」
「とはいえ、それほど減点は、されなかった雰囲気」
「――すばらしいぞ、オレ」
「絶好調の、キルミズですが~」
「ある日、ふと、考えた」
「――ファロ・ヌーン・ジャスパーは、〈力強き者〉?」
「――オレは、カオテンダー・パイロット……って?」
「――そのとおり」
「――はっ」
「気づいてしまった、のでした」
両訓練生は、互いに将来の敵を倒すことを決意――
「ファロ・ヌーン・ジャスパーの超能力は、次元変換」
「キルミズの超能力は、メンタル・ディスロケーターと〈痛叫〉」
「――覚悟だ」
「――覚悟だ」
「両訓練生の、決闘で~」
「養成機関〈コスミテートXIX〉は、荒廃」
「さらに~」
「両訓練生は、養成機関〈コスミテートXIX〉を、飛び出し~」
「ファロ・ヌーン・ジャスパーは、《アムド・エノフェ》で~」
「キルミズは、《バンダ・サリ》で~」
「近所の小銀河で、最終決戦」
「キルミズ、旗色悪し」
「――ああ、もうダメかも」
「と、思った瞬間」
「ファロ・ヌーン・ジャスパーの《アムド・エノフェ》が、制御不能に」
「――ばーん」
「……」
「勝利した、ものの~」
「キルミズ、どうにも、納得いきません」
「――ファロ・ヌーン・ジャスパーは、不慮の事故で……」
「――嘘だっ」
「見破りました」
「――アレは、養成機関〈コスミテートXIX〉が、遠隔操作したのだろう?」
「――オレが卒業しないと、倒産するからだろう?」
「けっきょく、大人の事情ですね」
かくして――
「キルミズは、養成機関〈コスミテートXIX〉を、卒業」
「《バンダ・サリ》で、ハンガイ銀河へ」
「が」
「途上、《バンダ・サリ》が、制御不能に」
「――ばーん」
「記憶を、なくして~」
「流浪して~」
「――いま、ここに記憶を取り戻したっ」
「――オレは、カオテンダー《ヴルタファー》のパイロット」
「――すぐ……に行かねば……ん?」
「じつは、キルミズ、待ち合わせ場所を、知らないのでした」
「――まずは、《バンダ・サリ》を、探さねばっ」
「……」
「スギスグ・ロトケル――通りすがりの調教師アメーバ――を、始末して~」
「ハウリ・マフィアが手ぐすねを引く首都の雑踏へ、戻るのでした」
【関連サイト】
・出版社が運営するドイツ公式サイト
[ http://www.perry-rhodan.net/ ]
・他、関連サイトはこちらを参照
[ http://www.rhodan.jp/ ]
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◆今回のひとこと
不甲斐ないのは、あいかわらず。
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d-information ◆ 430 [不定期刊] 2006/10/30
発行:y.wakabayashi /rlmdi [ yw@rlmdi.org ]
バックナンバー、登録/解除はこちら [ http://dzj.info/ ]
◇ペリー・ローダン近況
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◆ペリー・ローダン近況
□ Perry Rhodan-Der Posbi-Krieg ポスビ戦争
1 . Michael Marcus Thurner / Das gestrandete Imperium / 遭難者の帝国
2 . Leo Lukas / Stern der Laren / ラール人の星
3 . Cathrin Hartmann / Friedhof der Raumschiffe / 宇宙船の墓場
4 . Harald Evers / Der Milliardenmoerder / 十億殺し
5 . Frank Böhmert / Die Psi-Fabrik / プシ工場
6 . Uwe Anton / Die Schöpfungsmaschine / 創造機械
Heyne 社の書き下ろしポケットブック・シリーズ。
11月刊行開始。月1冊の予定。
だが、すでに各所でストーリーが紹介されている。
これも、10月の Frankfurt Buchmesse で、第1巻が出回ったらしい。
□ Perry Rhodan-Der Posbi-Krieg 1巻「遭難者の帝国」
[ http://www.perry-rhodan.net/produkte/buecher/heyne/posbi/1.html ]
新銀河暦1343年4月5日、銀河系外縁部――
「虚空の惑星ルンドロン」
「生体ロボット・ポスビの造船所、兼、大使館のようなもの」
「そこへ~」
「自由テラナー連盟艦隊旗艦《レイフ・エーリクソンII》が、到着」
「上陸したのは~」
「自由テラナー連盟政庁首席ペリー・ローダン」
「自由テラナー連盟政庁次官モンドラ・ダイアモンドさん」
「テレポーターにして〈探知者〉スタータック・シュレーダー」
「出迎えたのは~」
「1体のポスビ――個体名=ヴォーメゼ」
「――もうひとりの方も、到着デス」
「現れたのは~」
「ロト・ケレーテ――超知性体〈それ〉の使者」
「――じつは、わたしは~」
「――超知性体〈それ〉から、こんな仕組みを任されているのだ」
「――局部銀河群の様子を、あれこれ観察できるのだ」
「とか、語る」
「――じつは、小銀河IC5152――銀河系から距離530万光年――に~」
「――キミも知らないテラナーの入植地――人口290億人――が、あるのだ」
「――でも~」
「――ポスビ――憎悪回路が機能している?――の襲撃を前に、風前の灯」
「さらに、語る」
「――キミには~」
「――自由テラナー連盟の大型艦船が、ある」
「――でも、小銀河IC5152までは、かなりの航程だ」
「――じつは、わたしは~」
「――太古高度技術装置〈銀球〉を、2台もってきた」
「――人数は乗れないが、小銀河IC5152まで、ひと跳びだ」
「――どうする?」
〈銀球〉発進――
「乗員は~」
「自由テラナー連盟政庁首席ペリー・ローダン」
「自由テラナー連盟政庁次官モンドラ・ダイアモンドさん」
「テレポーターにして〈探知者〉スタータック・シュレーダー」
「と」
「ナノ・〈アルミニウム園芸家〉――探知・分析用ポスビ、自称・芸術家」
「ポスビ史データベースも、完備」
「ドローヴァー――戦闘用ポスビ、名前の意味は〈家畜商〉」
「戦闘しないで、主に肉体労働を担当」
「マウアブルム――マットのウィリー、名前の意味は〈壁の花〉」
「ウィリーにしては、態度ひかえめなのです」
小銀河IC5152――別名アムブリアドル――
「さしわたし~」
「8400光年×7000光年×1500光年」
「太古から~」
「特殊な宙域です」
「いつも、強力なハイパー嵐が、吹き荒れ~」
「五次元技術が、ほとんどダメ」
「ハイパー通信は、宙域外に届きません」
「転送機も、遷移駆動も、トランスフォーム砲も、ダメ」
「シントロニクスなんて、論外」
「が」
「さすがは、太古高度技術装置〈銀球〉」
「太古からの、ハイパー嵐も、問題なし」
「昨今の、ハイパー物理学的抵抗も、問題なし」
「普通に、突入」
「一路、テラナー植民惑星アルテラ――呼称は、〈古テラ〉に由来――へ」
「首都ネオ=テラ近郊の、テラゴンダ自然公園へ、降下します」
「……」
「レスター・ドニング――アルテラ本国艦隊の少尉」
「リー・ユアンさん――アルテラ第3本国艦隊宇宙防衛学校の少尉」
「若いふたりは、テラゴンダ自然公園で、ひとときの逢瀬」
「が」
「突如着陸した、未確認飛行物体」
「――通報だ」
「――通報よ」
「当局は~」
「不審者どもを、拘束」
「でも~」
「ローダンが沼地に隠した、〈銀球〉と~」
「テレポーター、スタータック・シュレーダーは~」
「確保できませんでした」
アルテラ帝国首都ネオ=テラ――
「ラエルテス・ミチョウ――」
「アルテラ帝国防衛大臣、副執政官、国家元帥にして~」
「アルテラ帝国秘密情報局〈アルテルX軍団〉の、長官」
「――伝説のペリー・ローダンなら、細胞活性装置をつけているはず」
「――ならば、ガス室で、証拠をみせてみろっ」
「ピンピンしているローダンを、見て~」
「ようやく、国家主席に、取次いでくれたのです」
「……」
「アントン・イスマエル――」
「アルテラ帝国国家首席」
「伝説のペリー・ローダンを、前に~」
「語るのでした」
西暦2409年、銀河系――
「テラナー移民船団12隻が~」
「ハイパー嵐に、襲われ~」
「〈トリョルタン喉〉に呑まれて、消息を絶ちました」
「……」
「――はっ」
「再実体化したのは、小銀河アムブリアドル」
「僚船1隻は、行方不明」
「乗員・乗客の3分の1は、死亡」
「残された11隻・50万人は~」
「惑星アルテラに、なんとか着陸」
「ハイテクは、みんなダメ」
「救助も、望めません」
「……」
「移民たち――アルテラナー――の、新天地の暮らしが、はじまります」
「アジア系移民の一握りが特権階級〈ハン〉と、なってみたり」
「他の市民が、反発したり」
「アルテラ第一世代のチャールズ・ドニングが、事態を仲裁したり」
「ジャコリマ・ドニングが、市民議会を開き~」
「移民船を基礎として、都市ネオ=テラを、建設したり」
「みんなで、惑星アルテラを、テラフォーミングしたり」
「みんなで、他惑星にも、植民したり」
「波乱万丈」
「でも、今でも~」
「故郷の暦と、伝説のペリー・ローダンのことは~」
「忘れずに、いるのです」
アルテラナーは、小銀河アムブリアドルで、星間帝国を建設――
「未知種族と、ハイパー水晶をめぐって、小競合い」
「――ラール人?」
「既知の種族も、います」
「――マークスだ」
「未知の種族も、います」
「――カルタン人?」
「局部銀河群で、ハイパー嵐に襲われ~」
「〈トリョルタン喉〉に呑まれて、消息を絶つと~」
「どうやら、小銀河アムブリアドルへ、引寄せられるらしい」
「とはいえ~」
「ハイパー物理学的抵抗増大の、あとは~」
「どうやら、来た者は、ないらしい」
「さて」
「ポスビは、1万1000年前から、小銀河アムブリアドルにいます」
「これまでは、他種族のコトは、静観していたのですが~」
「36年前から、いきなり」
「――きみたちは本物の生命体か?」
「諸種族を攻撃するように、なったのです」
「アルテラ帝国は、いきおい、軍事国家に変貌」
「現在~」
「防衛大臣ラエルテス・ミチョウは~」
「――全面戦争だっ」
「国家首席アントン・イスマエルは~」
「――できれば、ポスビとも相互理解を」
「という、緊迫した状態」
アルテラ帝国首都ネオ=テラ――
「伝説のペリー・ローダンは~」
「信頼を得て、アルテラ帝国議会で、演説など」
「しかし~」
「同行者モンドラさんは、ともかく~」
「同行者ポスビ2体とウィリー1体は、現在交戦中の敵の一族です」
「防衛大臣ラエルテス・ミチョウは~」
「3体を、拘束したまま」
「――そういえば、スタータックは?」
「じつは~」
「防衛大臣ラエルテス・ミチョウは~」
「ローダンが、沼地に隠した〈銀球〉と~」
「隠し場所に現れたテレポーター、スタータック・シュレーダーを~」
「ひそかに、確保」
「拷問していたり」
星系カントン――
「アルテラナーにとって、ハイパー水晶を産する、重要拠点」
「そこへ」
「ポスビ襲来」
「ローダンとモンドラは~」
「国家首席アントン・イスマエルに、同行」
「アルテラ帝国本国艦隊で、現地に急行です」
「――きみたちは本物の生命体か?」
「――わたしは、ペリー・ローダンだ。話を、聞いてくれっ」
「――ばーん」
「国家首席アントン・イスマエルは、運悪く重傷」
「星系カントンは、ポスビのものとなり~」
「アルテラ帝国本国艦隊は、撤退」
「ポスビは、一時的とはいえ、惑星アルテラまで、追撃に及んだり」
「混乱に、乗じ~」
「スタータック・シュレーダーが、脱出に成功したり」
アルテラ帝国首都ネオ=テラ――
「国家首席アントン・イスマエルは、昏睡状態」
「防衛大臣ラエルテス・ミチョウが、権力行使」
「伝説のペリー・ローダンは~」
「事実上、軟禁状態」
「そこへ」
「アルテラ艦隊士官2名の訪問を、うけます」
「本国艦隊の少尉レスター・ドニング」
「第3本国艦隊宇宙防衛学校の少尉リー・ユアンさん」
「――あのときは、いきなり通報して、ごめんなさいでした」
「――ごめんなさいでした」
「――ドニング家は、アルテラ帝国の歴史に名を残す一族、なのです」
「――防衛大臣ラエルテス・ミチョウのやりかたには、反対です」
「――国家首席アントン・イスマエルの志には、賛成です」
「と、意志表明」
ついに、ポスビ、惑星アルテラへ進撃――
「肉薄する、ポスビ艦3500隻」
「迎撃する、アルテラ帝国本国艦隊」
「防衛大臣ラエルテス・ミチョウは、叫ぶ」
「――新兵器〈虎砲〉っ」
「防衛要塞に設置された、新兵器〈虎砲〉――」
「KNK――〈こじあけたままのノゾキ穴から巨砲〉――原理で~」
「まず、チューブ状フィールドが、敵艦バリアに、がしっ」
「必殺の熱線ビームが、チューブ状フィールドを抜けて、突進」
「敵艦バリアを、貫通して、ばーん」
「が」
「強力な新兵器も~」
「防衛要塞が破壊されてしまえば、それまで」
「――もう、ダメかも」
一方、同じ頃――
「ローダン一行は~」
「混乱に、乗じ~」
「同行者ポスビ2体とウィリー1体の解放に、成功」
「――さあっ」
「ナノ・〈アルミニウム園芸家〉――探知・分析用ポスビ、自称・芸術家」
「ポスビ史データベースも、完備」
「ポスビ史データベースには、もちろん、1万1000年前の指令コードも」
「――いきますっ」
「ピピッ、と送信」
「すると」
「――!」
「ポスビ艦3500隻に、異変」
「攻撃を、やめたり」
「同士討ち、したり」
「――効いてる。効いてるぞ」
「ポスビ艦3500隻は、撤退していくのでした」
アルテラ帝国首都ネオ=テラ――
「功績が、認められ~」
「探知・分析用ポスビ、ナノ」
「戦闘用ポスビ、ドローヴァー」
「ウィリー、マウアブルム」
「ローダンの同行者、ポスビ関係者3体は、ようやく自由の身に」
「とはいえ~」
「防衛大臣ラエルテス・ミチョウが~」
「まだ、〈銀球〉を確保したまま、なので~」
「帰りたくても、帰れない、のでした」
□ Perry Rhodan-Heft
2358 . Leo Lukas / Pilot der Chaotarchen / カオタークのパイロット
2359 . Michael Marcus Thurner / Das Stumme Gesicht / 無言の顔
2360 . Uwe Anton / Die zweite Welle / 第二波
2361 . Arndt Ellmer / Traumspuren / 夢跡
2362 . Horst Hoffmann / Chaos für Hayok / ハヨクに混沌
□ 2358話「カオタークのパイロット」
[ http://www.perry-rhodan.net/produkte/hefte/1/2358.html ]
新銀河暦1345年8月、ハンガイ銀河近傍、ラザルー星団――
「惑星ヴィベ=ロトイの首都ラ・ウンティク」
「カルタン人レジャー施設で発生した、未曾有の大量突然死事件」
「犯人の、巨漢キルミズは~」
「あわてず、騒がず、下水道に身を隠す」
「――ああ、思い出してきた」
「――オレさまは、もっと偉大で、もっと高次なコトを為すのだ」
「――記憶を、整理しよう」
「どうやら、自分が~」
「苦痛に、さらされると~」
「――記憶が、整理できる?」
「ことは、認識しています」
「スギスグ・ロトケル――通りすがりの調教師アメーバ――を、超能力で支配」
「――拷問器具の組立てを、手伝うのだ」
「――オレさまを、拷問するのだ」
「――!」
「記憶が、もどってきました」
記憶の中、養成機関〈コスミテートXIX〉――
「じつは、カリキュラムの、はじめから~」
「キルミズの記憶は、贋物でした」
「――ここ、習ったこと、あるような」
「――これ、させられたこと、あるような」
「――そのとおり」
「――はっ」
「頭の中で、別のヒトの声がする」
「ならば、聞いてみましょう」
「――わたしは、ウンタ・ミュレ」
「――養成機関〈コスミテートXX〉の、卒業生だ」
「――この肉体の、もとの精神だ」
「つまり?」
「――オマエの精神は、移植されたのだ」
「――オマエの精神は、この肉体の超能力を継承したのだ」
「――つまり、オマエの成長の記憶は、作り物だ」
「頭の中のヒトの話を、信じてみよう、と思いました」
「で」
「少し、調べてみましょう」
「――ゴン・オルボン先輩というヒトが、いた?」
調査中、キルミズは、もうひとりの訓練生と遭遇――
「――オレは、ファロ・ヌーン・ジャスパー」
「――FNJと、呼んでくれ」
「ファロ・ヌーン・ジャスパーは、水素呼吸生物」
「――ライバルだ」
「――ライバルだ」
「両訓練生は、養成機関〈コスミテートXIX〉に、つめより~」
「切磋琢磨しながら、お互いを高めることを、望んだのでした」
「でも」
「養成機関〈コスミテートXIX〉は~」
「両訓練生を、引き離そうとします」
「――キルミズは、訓練中に死んだのです」
「――嘘だっ」
「見破りました」
「――ファロ・ヌーン・ジャスパーは、訓練中に死んだのです」
「――嘘だっ」
「見破りました」
「……」
「やがて、わかってきました」
「ここは、養成機関〈コスミテートXIX〉」
「すなわち、第19コスモクラート配下養成大学」
「ファロ・ヌーン・ジャスパーは~」
「コスモクラートの配下〈力強き者〉の、候補生」
「ゴン・オルボン先輩も~」
「コスモクラートの配下〈力強き者〉の、候補生……でした」
「が」
「ゴン・オルボン先輩が、訓練コース途中でドロップアウト?」
「養成機関〈コスミテートXIX〉は、経営不振に」
「だから~」
「逼迫した、養成機関〈コスミテートXIX〉は~」
「〈混沌の勢力〉の、カオテンダー・パイロット訓練も、受け付けることに」
「依頼主は、カオターク〈クズレイン〉」
「――カオテンダー《ヴルタファー》完成まで、期間がないので~」
「――組合せても~」
「――手を抜いても~」
「――とにかく、短期コースで、養成してください」
「いろいろ、大人の事情ですね」
両訓練生は、実地研修へ――
「ファロ・ヌーン・ジャスパーは、《アムド・エノフェ》で、宇宙を駆け~」
「キルミズは、《バンダ・サリ》で、宇宙を駆け~」
「低次の生命を、もてあそんでみたり」
「さて」
「キルミズの実地研修は、絶好調」
「途中、1回だけ~」
「〈チャンピオンズ〉――カオターク〈クズポミュル〉の特務部隊――と~」
「鉢合わせ」
「任務が、かぶってしまい~」
「先を越されて、しまったり」
「とはいえ、それほど減点は、されなかった雰囲気」
「――すばらしいぞ、オレ」
「絶好調の、キルミズですが~」
「ある日、ふと、考えた」
「――ファロ・ヌーン・ジャスパーは、〈力強き者〉?」
「――オレは、カオテンダー・パイロット……って?」
「――そのとおり」
「――はっ」
「気づいてしまった、のでした」
両訓練生は、互いに将来の敵を倒すことを決意――
「ファロ・ヌーン・ジャスパーの超能力は、次元変換」
「キルミズの超能力は、メンタル・ディスロケーターと〈痛叫〉」
「――覚悟だ」
「――覚悟だ」
「両訓練生の、決闘で~」
「養成機関〈コスミテートXIX〉は、荒廃」
「さらに~」
「両訓練生は、養成機関〈コスミテートXIX〉を、飛び出し~」
「ファロ・ヌーン・ジャスパーは、《アムド・エノフェ》で~」
「キルミズは、《バンダ・サリ》で~」
「近所の小銀河で、最終決戦」
「キルミズ、旗色悪し」
「――ああ、もうダメかも」
「と、思った瞬間」
「ファロ・ヌーン・ジャスパーの《アムド・エノフェ》が、制御不能に」
「――ばーん」
「……」
「勝利した、ものの~」
「キルミズ、どうにも、納得いきません」
「――ファロ・ヌーン・ジャスパーは、不慮の事故で……」
「――嘘だっ」
「見破りました」
「――アレは、養成機関〈コスミテートXIX〉が、遠隔操作したのだろう?」
「――オレが卒業しないと、倒産するからだろう?」
「けっきょく、大人の事情ですね」
かくして――
「キルミズは、養成機関〈コスミテートXIX〉を、卒業」
「《バンダ・サリ》で、ハンガイ銀河へ」
「が」
「途上、《バンダ・サリ》が、制御不能に」
「――ばーん」
「記憶を、なくして~」
「流浪して~」
「――いま、ここに記憶を取り戻したっ」
「――オレは、カオテンダー《ヴルタファー》のパイロット」
「――すぐ……に行かねば……ん?」
「じつは、キルミズ、待ち合わせ場所を、知らないのでした」
「――まずは、《バンダ・サリ》を、探さねばっ」
「……」
「スギスグ・ロトケル――通りすがりの調教師アメーバ――を、始末して~」
「ハウリ・マフィアが手ぐすねを引く首都の雑踏へ、戻るのでした」
【関連サイト】
・出版社が運営するドイツ公式サイト
[ http://www.perry-rhodan.net/ ]
・他、関連サイトはこちらを参照
[ http://www.rhodan.jp/ ]
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◆今回のひとこと
不甲斐ないのは、あいかわらず。
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d-information ◆ 430 [不定期刊] 2006/10/30
発行:y.wakabayashi /rlmdi [ yw@rlmdi.org ]
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◆目次
◇ペリー・ローダン近況
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◆ペリー・ローダン近況
□ ATLAN Lepso-Trilogie レプソ三部作
1 . Wim Vandemaan / Totentaucher / 死人潜り
2 . Christian Montillon / Die acht Namenlosen / 名もなき八人
3 . Michael Marcus Thurner / (未詳)
Fan-Pro (Fantasy Productions) 社が、刊行開始する書籍シリーズ3冊。
11月刊行開始のはずだが、すでに各所でストーリーが紹介されている。
どうやら、10月の Frankfurt Buchmesse で、第1巻が出回ったらしい。
□ ATLAN Lepso-Trilogie 1巻「死人潜り」
[ http://perry-rhodan.net/produkte/buecher/lepso/index.html ]
西暦3102年3月、銀河系、自由惑星レプソ――
「――享楽と退廃と陰謀にまみれた、惑星レプソの首都オルバナで?」
「――USO大提督アトランが、射殺された?」
「――だって……わたしは、ここにいるぞ?」
「付帯脳から、〈ばかもん〉よばわり、されながら~」
「アトランは、プロスペクターに変装」
「単身、惑星レプソへ」
「現地で、USO工作員ふたりと、落ち合います」
「クレクト・クリム――トプシダー」
「オリプ・ア・シュニットケ――aクラス火星人」
捜査開始――
「――死体安置所から、〈アトラン〉の遺体を、盗むのだ」
「検死の、結果~」
「じつは、死体はふたつ」
「――片方は、アルコン人?」
「――片方は、ティアレズ種族?」
「世間の、常識では~」
「ティアレズ種族は、絶滅種」
「知性体ながら、共生体」
「姿は、皮膚のよう」
「共生した、ティアレズが~」
「アトランと瓜二つの風貌を形成、していたのでした」
「さて」
「USO工作員クレクト・クリムは~」
「超能力を、有しています」
「〈死人潜り〉――死体の意識に潜行。最後の記憶を読みとる、とか」
「潜ってみましょう」
「――〈ズワイン〉?」
「――〈フェストゥング〉――要塞?」
「――〈カモフラージュ〉?」
「手がかりは、この3語のみ」
「とりあえず」
「遺体は、USO医療惑星タフンへ、搬送」
「USO工作員オリプ・ア・シュニットケは~」
「〈フェストゥング〉と〈カモフラージュ〉の謎を、追うことに」
アトランは、タカン――惑星レプソ統治者の称号――の招きをうける――
「惑星レプソの、常識では~」
「惑星レプソを、真に牛耳るのは、SWD――国家福祉局」
「SWDは、税務局+税関+警察+秘密警察、のようなもの」
「タカンは、お飾り、のようなもの」
「でも」
「――見かけより、食えないヤツかも」
「これが、アトランの第一印象」
さらに、アトランは、ティーパ・リオルダンの招きをうける――
「太陽系帝国の、常識では~」
「ティーパ婆さんは、法の限界スレスレで儲けを掠める、宙賊家業」
「とはいえ、細胞活性装置所持者」
「大執政官ペリー・ローダンとも、そこそこ友だち、のようなもの」
「――見かけどおり、食えない婆さん」
「これが、アトランの抱く心象」
「で」
「招待の場には、同席者が1名――謎の露天商」
「アトランに、怪しげな物体を、差し出します」
「――ティアレズ種族の、製品?」
「――分析のため、預かっても良い?」
アトランとティーパ・リオルダンは、転送機で科学惑星コペルニクスへ――
「ティアレズ製品を、分析してみましょう」
「――!」
「じつは、ティアレズ製品は、それまで、折畳まれていたらしい」
「――がささがささ~」
「開くと~」
「周囲の物質から、熱と結合エネルギーを奪って、吸収」
「――がささがささ~」
「元に戻ります」
「――で?」
「それ以上、何も判明せず」
アトランとティーパ・リオルダンは、転送機で惑星レプソへ戻る――
「USO医療惑星タフンから、報告――」
「――遺伝子照合の、結果?」
「――アルコン人の方は、オヌル家のゼワイン?」
「――1000年以上前、惑星レプソに住んでいた?」
「――ティアレズと共生すると、老化しないのか?」
「――例の〈ズワイン〉てのは、〈ゼワイン〉のこと?」
「さらに」
「USO工作員クレクト・クリムからも、報告――」
「――住まいが破壊されて……同居人が行方不明?」
「――つまり……われわれの活動がバレているのでは、と?」
「――ま、やるしかなかろう?」
捜査継続――
「USO工作員オリプ・ア・シュニットケは~」
「例の〈カモフラージュ〉を、調査中」
「――えーと……次の調査対象は?」
「――弁護士事務所〈カモフラージュ〉?」
「――管理している、自然保護区域の空地……って?」
「怪しいと思えば、探りたいのが人情です」
「USO工作員オリプ・ア・シュニットケは~」
「立入禁止の地所に、単独潜入」
「と」
「――!」
「とつぜん、見知らぬ超能力者コンビの襲撃」
「身体の自由が、利かなくなってしまいます」
首都オルバナ郊外、オヌル家宅――
「USO工作員クレクト・クリムと、アトランは~」
「オヌル家の記録を、調査です」
「――1100年前に、家系史に空白が?」
「――名前もわからない8人が、この頃、失踪?」
「……」
「同じとき~」
「敵に捕らわれた、USO工作員オリプ・ア・シュニットケは~」
「投身自殺……させられていた、のでした」
「……」
「USO工作員クレクト・クリムは~」
「〈死人潜り〉してみましょう」
「――犯人は、ぼんやりした影ふたつ?」
「――死に至る経緯も、詳細不明?」
アトランは、手掛りを求め、SWDの協力者の招きをうける――
「惑星レプソの、常識では~」
「このテの招待は、罠が多い」
「が」
「――待合場所がカフェ〈カモフラージュ〉ときては、行かずばなるまい」
「――!」
「いきなり、向けられる熱線銃」
「逃げ出して、エアカーチェイス」
「撃墜され、熱線銃を凝らされて、絶体絶命」
「――オレをここまで堕ちさせた、USOとアトランが憎いぞっ」
「どうやら、これは、個人的怨恨、のようです」
「が」
「アトランにとって、幸運なことに~」
「なんと、襲撃者自身も、個人的怨恨の対象でした」
「力でモノにした愛人に盛られた薬物で、行動不能に」
「アトランは、九死に一生を得るのでした」
アトランの、次なる策――
「あの自然保護区域の空地=立入禁止の地所に、単独潜入」
「人工重力と精神力場が、塀がわり、のようで」
「――だって……身も心も、重いのだ」
「付帯脳から、〈ばかもん〉よばわり、されながら~」
「なんとか、潜入すると~」
「現地在住のゼラチン生物が、思い出を語ってくれました」
「ただし……日付は、定かならず」
「――ティアレズ船1隻が?」
「――大破した、時間警察の生体宇宙船ドラン1隻を?」
「――ここに、連れてきた?」
「――それとは、別に?」
「――2隻の船が戦って、相互に破壊?」
「――救命カプセル2つが、落ちた?」
「考えてみましょう」
「――あるいは、2隻は最初に来た船を、追ってきた?」
「――あるいは、救命カプセルの片方に、オヌル家のゼワインが?」
アトランは、また、ティーパ・リオルダンの招きをうける――
「招待の場には、あの謎の露天商」
「アトランは~」
「ティアレズ製品を、返却」
「事件の経緯を、情報提供すると~」
「謎の露天商も、情報提供してくれました」
「――ティアレズ製品は、医者からもらった?」
「――生体宇宙船ドランから、とってきたと、言っていた?」
「――脳組織――生きてるヤツ――を探していたので、物々交換した?」
「――その医者の、情報をっ」
「……」
「会合が、終わるとき~」
「アトランは、ふと、気がつきます」
「殉職した、USO工作員オリプ・ア・シュニットケの、記憶にあった~」
「――あの超能力者コンビが、そこでオレを見ているっ」
「――!」
「いきなり、追撃戦」
「アトランは、逃走成功」
「でも」
「ティーパ婆さんの部下ひとりが、拉致されてしまいます」
「おそらく、救えないでしょう」
アトランは、また、惑星レプソ統治者タカンの招きをうける――
「――SWDには、もう手をださせない」
「――約束しよう」
「とりあえず、信じておきましょう」
「……」
「宮殿から、出ると~」
「あの超能力者コンビが、待ち伏せていました」
「しかし」
「――!」
「――ばーん」
「思わぬ、助け――超能力者コンビを、あっけなく射殺です」
「登場した男は~」
「――わたしは、ダブリファ帝国の惑星レプソ領事だ」
「――偶然、通りかかったのだ」
「とりあえず、感謝しておきましょう」
「でも」
「あからさまに、怪しいです」
「野望と陰謀のニオイが、ぷんぷんします」
「――じつは、本件は、上司が暴走する部下を始末した、のでは?」
「などと、思わせるほど」
「……」
「それとは別に~」
「気になることが、ひとつ」
「要するに~」
「アトラン自慢の変装は、各方面で~」
「とっくに、バレているのでした」
アトランは、生体宇宙船ドランの線をたぐる――
「捜しあてた、例の医者」
「テントの中には、死にかけた生体宇宙船ドラン」
「はずした部品は、売ってしまったようです」
「比較的状態の良い、執行者たちの死体は、残っています」
「で」
「USO工作員クレクト・クリムは~」
「執行者に、〈死人潜り〉してみましょう」
「――ティアレズ船は、普通に宇宙港にいる?」
「――少し前にも、荒っぽいヒトが?」
「――同じコトを、聞きにきた?」
「敵は~」
「拉致したティーパ婆さんの部下から、情報を搾りとり~」
「とっくに、ここまで来ていたのです」
「でも」
「――連中、死体から情報は、とれないだろう?」
「――まさか……だから、われわれを泳がせた?」
「USO工作員クレクト・クリムと、アトランは~」
「顔を、見合わせます」
「――しまった!」
「アトランの服には、盗聴器」
「エアカーには、破壊工作」
「まさに、絵に描いたような、失態でした」
「ティーパ婆さんが寄こしたエアカーで、アトランは急ぐ」
「――敵の目的は、ティアレズ船?」
「――ティアレズ種族と共生して、不死になりたいのか?」
そして、宇宙港――
「――ごごごっ」
「目の前で、離床する船が、1隻」
「見たところ、普通にアルコン船」
「が」
「じつは、ティアレズ船は、それまで、折畳まれていたらしい」
「――がささがささ~」
「開いて~」
「周囲の物質から、熱と結合エネルギーを奪って、吸収」
「――がささがささ~」
「大空に、消えたのでした」
□ Perry Rhodan-Heft
2357 . Michael Marcus Thurner / Camp Sondyselene / キャンプ・ソンディセレネ
2358 . Leo Lukas / Pilot der Chaotarchen / カオタークのパイロット
2359 . Michael Marcus Thurner / Das Stumme Gesicht / 無言の顔
2360 . Uwe Anton / Die zweite Welle / 第二波
2361 . Arndt Ellmer / Traumspuren / 夢跡
□ 2357話「キャンプ・ソンディセレネ」
[ http://www.perry-rhodan.net/produkte/hefte/1/2357.html ]
新銀河暦1345年8月、ハンガイ銀河近傍、ラザルー星団――
「〈混沌の勢力〉の、勝手極まりない計画に、よれば~」
「ハンガイ銀河は~」
「〈負の球体〉に、なるのです」
「局部銀河群は~」
「終末戦隊〈反逆者〉が、制圧です」
「銀河系は~」
「超要塞〈カオテンダー〉の、材料です」
「とかいう、危機的状況」
「でも~」
「ラザルー星団の重要惑星ヴィベ=ロトイには~」
「そういう、宇宙的規模の危機感は、まだ、ありません」
〈平和ドライバー〉カンティラン――
「〈平和ドライバー〉カンティランの、オレオン・カプセル《テレメ》は~」
「惑星ヴィベ=ロトイに、無事到着」
「――ハンガイ銀河監視基地〈キャンプ・ソンディセレネ〉を、設営だ」
「――設営ね」
「元気よく、うなずいたのは~」
「コスミュエル・ケインさん」
「〈平和ドライバー〉志願の、サイノ」
「外観は――テラナー女性」
「もう少し言えば――カンティラン、けっこうホの字」
「で」
「監視基地〈キャンプ・ソンディセレネ〉設営は~」
「〈平和ドライバー〉志願者コスミュエル・ケインさんの~」
「実地試験でも、あるのでした」
「――設営するなら、お買い物が、便利なところに……」
「――ダメだ。設営するなら、安全第一だっ」
「指導教官の言葉には、逆らえません」
「けっきょく~」
「首都近郊・山地の谷間に、設営することに」
「……」
「やがて~」
「〈平和ドライバー〉の諸先輩が、到着」
「〈平和ドライバー〉監査員ポルム・オムバル」
「〈平和ドライバー〉エジュ・メリアさん」
「〈平和ドライバー〉アウルドビルスト」
「――実地試験は、合格でよかろう」
「――上出来よん」
「――でも、買い物に不便だよなー」
「――!」
「……」
「〈平和ドライバー〉監査員ポルム・オムバルは~」
「ここまでの途上、入手した~」
「銀河系の最新情勢を、披露します」
「――自由テラナー連盟に、異宇宙の〈力強き者〉到来?」
「――カオテンダー《ヴルタファー》用キャビネット、建造開始?」
「――カオテンダー《ヴルタファー》用パイロットの名は、キルミズ?」
「――カンティランの兄、ロワ・ダントンが、改造されて、敵方に?」
「カンティラン、ショックです」
記憶を失くして放浪する、巨漢ナイゴン――本名、キルミズ――
「キルミズが乗客になった、ハウリ種族の輸送船は~」
「惑星ヴィベ=ロトイに、無事到着」
「――なけなしの財産=高価なリュトリア鉱石を、奪われるのでは」
「――船内で、いざこざに、巻きこまれるのでは」
「ありがちな、心配は~」
「これまでは、杞憂に終わりましたが~」
「どうやら、自分が~」
「生命の危機に、さらされると~」
「――超能力、解放?」
「――記憶が、フラッシュバック?」
「らしいことも、認識しています」
「で」
「飛び乗ったのが~」
「一番うさんくさい運転手の、タクシー」
「――この辺で、一番ヤバイところへ、やってください」
〈平和ドライバー〉基地〈キャンプ・ソンディセレネ〉――
「〈平和ドライバー〉アラスカ・シェーデレーアが、到着」
「ここまでの途上、入手した~」
「〈混沌の勢力〉情勢を、披露します」
「――〈混沌の勢力〉の輸送船《バンダ・サリ》が、行方不明になって?」
「――移送中のキルミズが、行方不明?」
「――ラザルー星団に、漂着したかも?」
「――て……まさか?」
「――カオテンダー《ヴルタファー》用パイロット、のこと?」
「――〈混沌の勢力〉が回収する前に、確保だっ」
「――確保よっ」
「――ダメだ。コスミュエル・ケインさんは、後背支援だっ」
「指導教官の言葉には、逆らえません」
「〈平和ドライバー〉志願者コスミュエル・ケインさんは~」
「首都近郊・山地の谷間で、留守番することに」
「……」
「さて」
「惑星ヴィベ=ロトイは~」
「ラザルー星団の、重要惑星」
「当然、〈混沌の勢力〉のキルミズ捜索対象です」
「――〈混沌の勢力〉の〈反逆タンク〉半個部隊が、接近中?」
「――惑星全域を、探査しています」
「――あ、手ぶらで、帰っていきます」
「〈平和ドライバー〉基地〈キャンプ・ソンディセレネ〉は~」
「強力無比の、対探知機能付バリア〈オレオン隠れ頭巾〉を、装備」
「見つかるはずも、ありません」
「が」
「なぜ、キルミズを探知、できなかったのでしょう?」
「探索対象キルミズは~」
「惑星首都に、いたのです」
惑星首都、カルタン人のレジャー施設――
「キルミズは~」
「――ここは、ぜんぜん、ヤバイ感じと違うなー」
「――オレさまは、もっと偉大で、もっと高次なコトを為すのだ」
「すっかり、本人が、アブナい感じ」
「と」
「ヤバイ連中から、目をつけられます」
「当地、ハウリ種族のマフィア組織〈アイ・ヴァ〉」
「高価なリュトリア鉱石を奪おう、と画策するのでした」
〈平和ドライバー〉基地〈キャンプ・ソンディセレネ〉――
「〈平和ドライバー〉志願者コスミュエル・ケインさんは~」
「ひとり、留守番――無線監視」
「――首都で、〈ナイゴン〉てヒトを、どうにかするとか?」
「――これ、重要な情報かも?」
「さっそく~」
「捜索活動中の〈平和ドライバー〉監査員ポルム・オムバルに、報告です」
「が」
「――〈ナイゴン〉て、カルタシュ語で、フツーに〈謎〉の意味だし」
「――あまり、重要でないかも」
惑星首都――
「キルミズに~」
「ヤバイ連中が、寄ってきました」
「当地、ハウリ種族のマフィア組織〈アイ・ヴァ〉の、鉄砲玉10名」
「――そ、そ、そ、その高価なリュトリア鉱石を、よ、よこせ!」
「薬物中毒――ハウリ種族の場合、水でも可――の鉄砲玉を、前に~」
「キルミズ、絶対絶命」
「と」
「キルミズの、青肌の顔面が~」
「縦に、ぱっくり、割れました」
「超能力〈痛叫〉、発揮」
「――むん」
「――きゃんっ」
「――うっ」
「周囲のカルタン人、数百名死亡」
「薬物中毒の鉄砲玉も、死は免れても行動不能に」
「……」
「キルミズ本人は~」
「――ああ、思い出してきた」
「――オレさまは、もっと偉大で、もっと高次なコトを為すのだ」
「――記憶を、整理しよう」
「首都の雑踏に、身を隠すのでした」
〈平和ドライバー〉基地〈キャンプ・ソンディセレネ〉――
「〈平和ドライバー〉志願者コスミュエル・ケインさんは~」
「ひとり、留守番――無線監視」
「――首都で、カルタン人・数百名が、突然死?」
「――これ、キルミズの仕業よね?」
「さっそく~」
「捜索活動中の〈平和ドライバー〉全員に、緊急連絡です」
「で」
「――だから、あのとき、報告したのにっ」
「……」
「〈平和ドライバー〉の先輩たちは~」
「さすがに、少し反省したという」
以下、次号。
【関連サイト】
・出版社が運営するドイツ公式サイト
[ http://www.perry-rhodan.net/ ]
・他、関連サイトはこちらを参照
[ http://www.rhodan.jp/ ]
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◆今回のひとこと
今も昔も、敵も味方も……いろいろ、不甲斐ないようで。
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d-information ◆ 429 [不定期刊] 2006/10/23
発行:y.wakabayashi /rlmdi [ yw@rlmdi.org ]
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◇ペリー・ローダン近況
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◆ペリー・ローダン近況
□ ATLAN Lepso-Trilogie レプソ三部作
1 . Wim Vandemaan / Totentaucher / 死人潜り
2 . Christian Montillon / Die acht Namenlosen / 名もなき八人
3 . Michael Marcus Thurner / (未詳)
Fan-Pro (Fantasy Productions) 社が、刊行開始する書籍シリーズ3冊。
11月刊行開始のはずだが、すでに各所でストーリーが紹介されている。
どうやら、10月の Frankfurt Buchmesse で、第1巻が出回ったらしい。
□ ATLAN Lepso-Trilogie 1巻「死人潜り」
[ http://perry-rhodan.net/produkte/buecher/lepso/index.html ]
西暦3102年3月、銀河系、自由惑星レプソ――
「――享楽と退廃と陰謀にまみれた、惑星レプソの首都オルバナで?」
「――USO大提督アトランが、射殺された?」
「――だって……わたしは、ここにいるぞ?」
「付帯脳から、〈ばかもん〉よばわり、されながら~」
「アトランは、プロスペクターに変装」
「単身、惑星レプソへ」
「現地で、USO工作員ふたりと、落ち合います」
「クレクト・クリム――トプシダー」
「オリプ・ア・シュニットケ――aクラス火星人」
捜査開始――
「――死体安置所から、〈アトラン〉の遺体を、盗むのだ」
「検死の、結果~」
「じつは、死体はふたつ」
「――片方は、アルコン人?」
「――片方は、ティアレズ種族?」
「世間の、常識では~」
「ティアレズ種族は、絶滅種」
「知性体ながら、共生体」
「姿は、皮膚のよう」
「共生した、ティアレズが~」
「アトランと瓜二つの風貌を形成、していたのでした」
「さて」
「USO工作員クレクト・クリムは~」
「超能力を、有しています」
「〈死人潜り〉――死体の意識に潜行。最後の記憶を読みとる、とか」
「潜ってみましょう」
「――〈ズワイン〉?」
「――〈フェストゥング〉――要塞?」
「――〈カモフラージュ〉?」
「手がかりは、この3語のみ」
「とりあえず」
「遺体は、USO医療惑星タフンへ、搬送」
「USO工作員オリプ・ア・シュニットケは~」
「〈フェストゥング〉と〈カモフラージュ〉の謎を、追うことに」
アトランは、タカン――惑星レプソ統治者の称号――の招きをうける――
「惑星レプソの、常識では~」
「惑星レプソを、真に牛耳るのは、SWD――国家福祉局」
「SWDは、税務局+税関+警察+秘密警察、のようなもの」
「タカンは、お飾り、のようなもの」
「でも」
「――見かけより、食えないヤツかも」
「これが、アトランの第一印象」
さらに、アトランは、ティーパ・リオルダンの招きをうける――
「太陽系帝国の、常識では~」
「ティーパ婆さんは、法の限界スレスレで儲けを掠める、宙賊家業」
「とはいえ、細胞活性装置所持者」
「大執政官ペリー・ローダンとも、そこそこ友だち、のようなもの」
「――見かけどおり、食えない婆さん」
「これが、アトランの抱く心象」
「で」
「招待の場には、同席者が1名――謎の露天商」
「アトランに、怪しげな物体を、差し出します」
「――ティアレズ種族の、製品?」
「――分析のため、預かっても良い?」
アトランとティーパ・リオルダンは、転送機で科学惑星コペルニクスへ――
「ティアレズ製品を、分析してみましょう」
「――!」
「じつは、ティアレズ製品は、それまで、折畳まれていたらしい」
「――がささがささ~」
「開くと~」
「周囲の物質から、熱と結合エネルギーを奪って、吸収」
「――がささがささ~」
「元に戻ります」
「――で?」
「それ以上、何も判明せず」
アトランとティーパ・リオルダンは、転送機で惑星レプソへ戻る――
「USO医療惑星タフンから、報告――」
「――遺伝子照合の、結果?」
「――アルコン人の方は、オヌル家のゼワイン?」
「――1000年以上前、惑星レプソに住んでいた?」
「――ティアレズと共生すると、老化しないのか?」
「――例の〈ズワイン〉てのは、〈ゼワイン〉のこと?」
「さらに」
「USO工作員クレクト・クリムからも、報告――」
「――住まいが破壊されて……同居人が行方不明?」
「――つまり……われわれの活動がバレているのでは、と?」
「――ま、やるしかなかろう?」
捜査継続――
「USO工作員オリプ・ア・シュニットケは~」
「例の〈カモフラージュ〉を、調査中」
「――えーと……次の調査対象は?」
「――弁護士事務所〈カモフラージュ〉?」
「――管理している、自然保護区域の空地……って?」
「怪しいと思えば、探りたいのが人情です」
「USO工作員オリプ・ア・シュニットケは~」
「立入禁止の地所に、単独潜入」
「と」
「――!」
「とつぜん、見知らぬ超能力者コンビの襲撃」
「身体の自由が、利かなくなってしまいます」
首都オルバナ郊外、オヌル家宅――
「USO工作員クレクト・クリムと、アトランは~」
「オヌル家の記録を、調査です」
「――1100年前に、家系史に空白が?」
「――名前もわからない8人が、この頃、失踪?」
「……」
「同じとき~」
「敵に捕らわれた、USO工作員オリプ・ア・シュニットケは~」
「投身自殺……させられていた、のでした」
「……」
「USO工作員クレクト・クリムは~」
「〈死人潜り〉してみましょう」
「――犯人は、ぼんやりした影ふたつ?」
「――死に至る経緯も、詳細不明?」
アトランは、手掛りを求め、SWDの協力者の招きをうける――
「惑星レプソの、常識では~」
「このテの招待は、罠が多い」
「が」
「――待合場所がカフェ〈カモフラージュ〉ときては、行かずばなるまい」
「――!」
「いきなり、向けられる熱線銃」
「逃げ出して、エアカーチェイス」
「撃墜され、熱線銃を凝らされて、絶体絶命」
「――オレをここまで堕ちさせた、USOとアトランが憎いぞっ」
「どうやら、これは、個人的怨恨、のようです」
「が」
「アトランにとって、幸運なことに~」
「なんと、襲撃者自身も、個人的怨恨の対象でした」
「力でモノにした愛人に盛られた薬物で、行動不能に」
「アトランは、九死に一生を得るのでした」
アトランの、次なる策――
「あの自然保護区域の空地=立入禁止の地所に、単独潜入」
「人工重力と精神力場が、塀がわり、のようで」
「――だって……身も心も、重いのだ」
「付帯脳から、〈ばかもん〉よばわり、されながら~」
「なんとか、潜入すると~」
「現地在住のゼラチン生物が、思い出を語ってくれました」
「ただし……日付は、定かならず」
「――ティアレズ船1隻が?」
「――大破した、時間警察の生体宇宙船ドラン1隻を?」
「――ここに、連れてきた?」
「――それとは、別に?」
「――2隻の船が戦って、相互に破壊?」
「――救命カプセル2つが、落ちた?」
「考えてみましょう」
「――あるいは、2隻は最初に来た船を、追ってきた?」
「――あるいは、救命カプセルの片方に、オヌル家のゼワインが?」
アトランは、また、ティーパ・リオルダンの招きをうける――
「招待の場には、あの謎の露天商」
「アトランは~」
「ティアレズ製品を、返却」
「事件の経緯を、情報提供すると~」
「謎の露天商も、情報提供してくれました」
「――ティアレズ製品は、医者からもらった?」
「――生体宇宙船ドランから、とってきたと、言っていた?」
「――脳組織――生きてるヤツ――を探していたので、物々交換した?」
「――その医者の、情報をっ」
「……」
「会合が、終わるとき~」
「アトランは、ふと、気がつきます」
「殉職した、USO工作員オリプ・ア・シュニットケの、記憶にあった~」
「――あの超能力者コンビが、そこでオレを見ているっ」
「――!」
「いきなり、追撃戦」
「アトランは、逃走成功」
「でも」
「ティーパ婆さんの部下ひとりが、拉致されてしまいます」
「おそらく、救えないでしょう」
アトランは、また、惑星レプソ統治者タカンの招きをうける――
「――SWDには、もう手をださせない」
「――約束しよう」
「とりあえず、信じておきましょう」
「……」
「宮殿から、出ると~」
「あの超能力者コンビが、待ち伏せていました」
「しかし」
「――!」
「――ばーん」
「思わぬ、助け――超能力者コンビを、あっけなく射殺です」
「登場した男は~」
「――わたしは、ダブリファ帝国の惑星レプソ領事だ」
「――偶然、通りかかったのだ」
「とりあえず、感謝しておきましょう」
「でも」
「あからさまに、怪しいです」
「野望と陰謀のニオイが、ぷんぷんします」
「――じつは、本件は、上司が暴走する部下を始末した、のでは?」
「などと、思わせるほど」
「……」
「それとは別に~」
「気になることが、ひとつ」
「要するに~」
「アトラン自慢の変装は、各方面で~」
「とっくに、バレているのでした」
アトランは、生体宇宙船ドランの線をたぐる――
「捜しあてた、例の医者」
「テントの中には、死にかけた生体宇宙船ドラン」
「はずした部品は、売ってしまったようです」
「比較的状態の良い、執行者たちの死体は、残っています」
「で」
「USO工作員クレクト・クリムは~」
「執行者に、〈死人潜り〉してみましょう」
「――ティアレズ船は、普通に宇宙港にいる?」
「――少し前にも、荒っぽいヒトが?」
「――同じコトを、聞きにきた?」
「敵は~」
「拉致したティーパ婆さんの部下から、情報を搾りとり~」
「とっくに、ここまで来ていたのです」
「でも」
「――連中、死体から情報は、とれないだろう?」
「――まさか……だから、われわれを泳がせた?」
「USO工作員クレクト・クリムと、アトランは~」
「顔を、見合わせます」
「――しまった!」
「アトランの服には、盗聴器」
「エアカーには、破壊工作」
「まさに、絵に描いたような、失態でした」
「ティーパ婆さんが寄こしたエアカーで、アトランは急ぐ」
「――敵の目的は、ティアレズ船?」
「――ティアレズ種族と共生して、不死になりたいのか?」
そして、宇宙港――
「――ごごごっ」
「目の前で、離床する船が、1隻」
「見たところ、普通にアルコン船」
「が」
「じつは、ティアレズ船は、それまで、折畳まれていたらしい」
「――がささがささ~」
「開いて~」
「周囲の物質から、熱と結合エネルギーを奪って、吸収」
「――がささがささ~」
「大空に、消えたのでした」
□ Perry Rhodan-Heft
2357 . Michael Marcus Thurner / Camp Sondyselene / キャンプ・ソンディセレネ
2358 . Leo Lukas / Pilot der Chaotarchen / カオタークのパイロット
2359 . Michael Marcus Thurner / Das Stumme Gesicht / 無言の顔
2360 . Uwe Anton / Die zweite Welle / 第二波
2361 . Arndt Ellmer / Traumspuren / 夢跡
□ 2357話「キャンプ・ソンディセレネ」
[ http://www.perry-rhodan.net/produkte/hefte/1/2357.html ]
新銀河暦1345年8月、ハンガイ銀河近傍、ラザルー星団――
「〈混沌の勢力〉の、勝手極まりない計画に、よれば~」
「ハンガイ銀河は~」
「〈負の球体〉に、なるのです」
「局部銀河群は~」
「終末戦隊〈反逆者〉が、制圧です」
「銀河系は~」
「超要塞〈カオテンダー〉の、材料です」
「とかいう、危機的状況」
「でも~」
「ラザルー星団の重要惑星ヴィベ=ロトイには~」
「そういう、宇宙的規模の危機感は、まだ、ありません」
〈平和ドライバー〉カンティラン――
「〈平和ドライバー〉カンティランの、オレオン・カプセル《テレメ》は~」
「惑星ヴィベ=ロトイに、無事到着」
「――ハンガイ銀河監視基地〈キャンプ・ソンディセレネ〉を、設営だ」
「――設営ね」
「元気よく、うなずいたのは~」
「コスミュエル・ケインさん」
「〈平和ドライバー〉志願の、サイノ」
「外観は――テラナー女性」
「もう少し言えば――カンティラン、けっこうホの字」
「で」
「監視基地〈キャンプ・ソンディセレネ〉設営は~」
「〈平和ドライバー〉志願者コスミュエル・ケインさんの~」
「実地試験でも、あるのでした」
「――設営するなら、お買い物が、便利なところに……」
「――ダメだ。設営するなら、安全第一だっ」
「指導教官の言葉には、逆らえません」
「けっきょく~」
「首都近郊・山地の谷間に、設営することに」
「……」
「やがて~」
「〈平和ドライバー〉の諸先輩が、到着」
「〈平和ドライバー〉監査員ポルム・オムバル」
「〈平和ドライバー〉エジュ・メリアさん」
「〈平和ドライバー〉アウルドビルスト」
「――実地試験は、合格でよかろう」
「――上出来よん」
「――でも、買い物に不便だよなー」
「――!」
「……」
「〈平和ドライバー〉監査員ポルム・オムバルは~」
「ここまでの途上、入手した~」
「銀河系の最新情勢を、披露します」
「――自由テラナー連盟に、異宇宙の〈力強き者〉到来?」
「――カオテンダー《ヴルタファー》用キャビネット、建造開始?」
「――カオテンダー《ヴルタファー》用パイロットの名は、キルミズ?」
「――カンティランの兄、ロワ・ダントンが、改造されて、敵方に?」
「カンティラン、ショックです」
記憶を失くして放浪する、巨漢ナイゴン――本名、キルミズ――
「キルミズが乗客になった、ハウリ種族の輸送船は~」
「惑星ヴィベ=ロトイに、無事到着」
「――なけなしの財産=高価なリュトリア鉱石を、奪われるのでは」
「――船内で、いざこざに、巻きこまれるのでは」
「ありがちな、心配は~」
「これまでは、杞憂に終わりましたが~」
「どうやら、自分が~」
「生命の危機に、さらされると~」
「――超能力、解放?」
「――記憶が、フラッシュバック?」
「らしいことも、認識しています」
「で」
「飛び乗ったのが~」
「一番うさんくさい運転手の、タクシー」
「――この辺で、一番ヤバイところへ、やってください」
〈平和ドライバー〉基地〈キャンプ・ソンディセレネ〉――
「〈平和ドライバー〉アラスカ・シェーデレーアが、到着」
「ここまでの途上、入手した~」
「〈混沌の勢力〉情勢を、披露します」
「――〈混沌の勢力〉の輸送船《バンダ・サリ》が、行方不明になって?」
「――移送中のキルミズが、行方不明?」
「――ラザルー星団に、漂着したかも?」
「――て……まさか?」
「――カオテンダー《ヴルタファー》用パイロット、のこと?」
「――〈混沌の勢力〉が回収する前に、確保だっ」
「――確保よっ」
「――ダメだ。コスミュエル・ケインさんは、後背支援だっ」
「指導教官の言葉には、逆らえません」
「〈平和ドライバー〉志願者コスミュエル・ケインさんは~」
「首都近郊・山地の谷間で、留守番することに」
「……」
「さて」
「惑星ヴィベ=ロトイは~」
「ラザルー星団の、重要惑星」
「当然、〈混沌の勢力〉のキルミズ捜索対象です」
「――〈混沌の勢力〉の〈反逆タンク〉半個部隊が、接近中?」
「――惑星全域を、探査しています」
「――あ、手ぶらで、帰っていきます」
「〈平和ドライバー〉基地〈キャンプ・ソンディセレネ〉は~」
「強力無比の、対探知機能付バリア〈オレオン隠れ頭巾〉を、装備」
「見つかるはずも、ありません」
「が」
「なぜ、キルミズを探知、できなかったのでしょう?」
「探索対象キルミズは~」
「惑星首都に、いたのです」
惑星首都、カルタン人のレジャー施設――
「キルミズは~」
「――ここは、ぜんぜん、ヤバイ感じと違うなー」
「――オレさまは、もっと偉大で、もっと高次なコトを為すのだ」
「すっかり、本人が、アブナい感じ」
「と」
「ヤバイ連中から、目をつけられます」
「当地、ハウリ種族のマフィア組織〈アイ・ヴァ〉」
「高価なリュトリア鉱石を奪おう、と画策するのでした」
〈平和ドライバー〉基地〈キャンプ・ソンディセレネ〉――
「〈平和ドライバー〉志願者コスミュエル・ケインさんは~」
「ひとり、留守番――無線監視」
「――首都で、〈ナイゴン〉てヒトを、どうにかするとか?」
「――これ、重要な情報かも?」
「さっそく~」
「捜索活動中の〈平和ドライバー〉監査員ポルム・オムバルに、報告です」
「が」
「――〈ナイゴン〉て、カルタシュ語で、フツーに〈謎〉の意味だし」
「――あまり、重要でないかも」
惑星首都――
「キルミズに~」
「ヤバイ連中が、寄ってきました」
「当地、ハウリ種族のマフィア組織〈アイ・ヴァ〉の、鉄砲玉10名」
「――そ、そ、そ、その高価なリュトリア鉱石を、よ、よこせ!」
「薬物中毒――ハウリ種族の場合、水でも可――の鉄砲玉を、前に~」
「キルミズ、絶対絶命」
「と」
「キルミズの、青肌の顔面が~」
「縦に、ぱっくり、割れました」
「超能力〈痛叫〉、発揮」
「――むん」
「――きゃんっ」
「――うっ」
「周囲のカルタン人、数百名死亡」
「薬物中毒の鉄砲玉も、死は免れても行動不能に」
「……」
「キルミズ本人は~」
「――ああ、思い出してきた」
「――オレさまは、もっと偉大で、もっと高次なコトを為すのだ」
「――記憶を、整理しよう」
「首都の雑踏に、身を隠すのでした」
〈平和ドライバー〉基地〈キャンプ・ソンディセレネ〉――
「〈平和ドライバー〉志願者コスミュエル・ケインさんは~」
「ひとり、留守番――無線監視」
「――首都で、カルタン人・数百名が、突然死?」
「――これ、キルミズの仕業よね?」
「さっそく~」
「捜索活動中の〈平和ドライバー〉全員に、緊急連絡です」
「で」
「――だから、あのとき、報告したのにっ」
「……」
「〈平和ドライバー〉の先輩たちは~」
「さすがに、少し反省したという」
以下、次号。
【関連サイト】
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今も昔も、敵も味方も……いろいろ、不甲斐ないようで。
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◆目次
◇ドイツ・ファンタジー賞 2006
◇ペリー・ローダン近況
----------------------------------------------------------------------
◆ドイツ・ファンタジー賞 2006
先日、決定した、本年のドイツ・ファンタジー賞受賞作は、以下のとおり。
□ Deutscher Phantastik Preis 2006
・Bester Roman Deutschsprachig 国内長篇部門
Markus Heitz / Die Rache der Zwerge / ドワーフの復讐
――ファンタジー・シリーズの3作目。
Piper 社
「主人公は、魔法使いと共に人間のもとで育ったドワーフ」
「――じつは、ソナタは王子なのじゃ」
「で、冒険の旅へ」
・Bestes Roman-Debu"t 国内長篇新人部門
Andreas Gruber / Der Judas-Schrein / ユダの棺
――1968年生まれの作家。
短篇・中篇は、そこそこ発表しているが、長篇作家としては新人。
Festa 社
「山間の村で、少女殺人事件」
「乗りこんだ、捜査官アレクサンダー・ケルナーのチーム」
「豪雨に川が氾濫し、孤立した村で、さらなる殺人」
「という、ホラー、らしい」
・Bester Roman International 海外長篇部門
J. K. Rowling / Harry Potter und der Halbblutprinz / 『ハリー・ポッターと謎のプリンス』
――Carlsen 社
・Beste Kurzgeschichte 短篇部門
Ju"rgen K. Brandner / Moorda"monennacht / 湿地に悪霊来たる夜
――1978年生まれの作家。
Wildes Land 社
「村はずれの湿地の森を歩く、ガールフレンドとボク」
「今夜、村人は仮面をつけて、祭りに集う」
「――ああ、どうしてボクは祭りが怖いんだろう?」
・Beste Anthologie / Kurzgeschichtensammlung 短篇集部門
Alisha Bionda & Michael Borlik 編 / Wolfgang Hohlbeins Schattenchronik 1 / ヴォルフガング・ホールバインの影年代記1
――Blitz 社
・Beste Serie シリーズ部門
Perry Rhodan / 「宇宙英雄ローダン・シリーズ」
――VPM 刊行
・Bestes Sekunda"rwerk 二次創作部門
Thomas Fornet-Ponse / Hither Shore - Jahrbuch der Tolkien-Gesellschaft / 此岸――トールキン協会年鑑
――Scriptorium Oconiae 刊行
・Bester Comic コミック部門
Thomas von Kummant & Benjamin von Eckartsberg / Chronik der Unsterblichen 1 / 不死者たちの年代記1
――Wolfgang Hohlbein 原作のヴァンパイアもの。
Ehapa 社
・Bester Grafiker / アート部門
Thomas Thiemeyer
――クルト・ラスヴィッツ賞でも常連。
・Bestes Ho"rbuch / Ho"rspiel ドラマCD/ラジオドラマ部門
Das Silmarillion / 『シルマリルの物語』
――トールキン原作。
der ho"rverlag 社
・Beste Internetseite / ウェブサイト部門
Elbenwald http://www.elbenwald.de/
【関連サイト】
・ドイツ・ファンタジー賞については
[ http://www.phantastik-news.de/ ]
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◆ペリー・ローダン近況
□ Perry Rhodan-Heft
2356 . Christian Montillon / Schmerzruf / 痛叫
2357 . Michael Marcus Thurner / Camp Sondyselene / キャンプ・ソンディセレネ
2358 . Leo Lukas / Pilot der Chaotarchen / カオタークのパイロット
2359 . Michael Marcus Thurner / Das Stumme Gesicht / 無言の顔
2360 . Uwe Anton / Die zweite Welle / 第二波
□ 2356話「痛叫」
[ http://www.perry-rhodan.net/produkte/hefte/1/2356.html ]
新銀河暦1344年12月18日、ハンガイ銀河近傍、ラザルー星団――
「〈混沌の勢力〉の、勝手極まりない計画に、よれば~」
「ハンガイ銀河は~」
「〈負の球体〉に、なるのです」
「局部銀河群は~」
「終末戦隊〈反逆者〉が、制圧です」
「銀河系は~」
「超要塞〈カオテンダー〉の、材料です」
「とかいう、危機的状況」
「でも~」
「ラザルー星団の、惑星ハリー=ロトには~」
「危機感は、まだ、ありません」
「宙港都市イル=ヴッカシュの、市場の片隅」
「――フーっ」
「――フーっ」
「ありがちな、カルタン人同士の、喧嘩」
「と」
「――!」
「積荷の背後から、のっそり現れた見慣れぬ異星人――青肌の大男」
「カルタン人の一方は、パニックにかられて、銃を抜く」
「カルタン人のもう一方――名を、ラ=キラ――は~」
「沈着冷静・悪逆非道」
「隠し持ったガス弾で、謎の異星人を眠らせ~」
「カラウス・ムシラコ親方に、売り飛ばすのでした」
「……」
「翌日から~」
「カラウス・ムシラコ親方の、ボーキサイト鉱山で、鉱山奴隷の日々」
「――名前は?」
「――?」
「――言葉は?」
「――?」
「奴隷の先輩インギツ・ザウルは~」
「カルタシュ語――カルタン語方言、ラザルー星団の公用語――を、教え~」
「――記憶は?」
「――ない」
「新入りをナイゴン――カルタシュ語で〈謎〉――と、呼ぶことに」
「……」
「哀れな鉱山奴隷の、首輪には~」
「爆薬が、仕込まれています」
「ノルマも、半端な筈もなく」
「が」
「――むん」
「――ま、今日のアガリは、こんなトコロやろ」
「ナイゴンには、どうやら、超能力があるらしい」
「――自分の精神を送り出し、他人に影響をあたえられる?」
「の、でした」
そして、新銀河暦1345年1月17日――
「――落盤事故だ」
「――生き埋めだ」
「あの世が見えた、と思ったときに~」
「ナイゴンは、自分の名前を思い出します」
「――オレは、キルミズだっ」
「そして~」
「キルミズ、いつもの超能力発揮」
「――むん」
「奴隷の先輩インギツ・ザウルと、共に~」
「無事、救助されるのでした」
「が」
「この落盤事故がもとで、鉱山は経営破綻」
「経営者、カラウス・ムシラコ親方は~」
「ふたりを、カルタン人宙賊チェク=スパルに、売り飛ばすのでした」
「……」
「翌日から~」
「放射能汚染地域で、リュトリア鉱石を探す日々」
「――ここは、ワシらの縄張りぢゃ」
「現地のミュータント住民の首長――暗示能力をもつハウリ種族――と~」
「カルタン人宙賊チェク=スパルは~」
「一触即発」
そして、3月16日――
「ミュータント住民の首長は~」
「――ここは、ワシらの縄張りぢゃ」
「カルタン人宙賊チェク=スパルの基地、破壊」
「で」
「キルミズ、超能力発揮」
「――むん」
「――うっ」
「ミュータント住民の首長は、超能力合戦に、敗北」
「キルミズは~」
「奴隷の先輩インギツ・ザウルと、共に~」
「自由の身に」
5月12日、アルタシント銀河ロゼラ・ロザド星系――
「星系ロゼラ・ロザドは~」
「〈平和ドライバー〉の、本部です」
「ありがちな、行きつけの酒屋〈ハカン小屋〉」
「〈平和ドライバー〉カンティランは~」
「ほろ酔い加減」
「と」
「帰宅途中に、呼び出され~」
「〈平和ドライバー〉チュンドルから~」
「計画を、告げられます」
「――ラザルー星団に、ハンガイ銀河監視基地を、設営だ」
「――基地の名は、〈キャンプ・ソンディセレネ〉だ」
「すかさず、カンティラン、曰く」
「――これを、コスミュエル・ケインさんの、実地試験としても良い?」
「コスミュエル・ケインさんは~」
「〈平和ドライバー〉志願のサイノ――外観、テラナー女性――です」
「……」
「〈平和ドライバー〉は~」
「オレオン・カプセルの小部隊を、編成」
「《テレメ》――カンティランの、オレオン・カプセル」
「〈平和ドライバー〉志望者コスミュエル・ケインさんも、同乗」
「《探求者》――アラスカ・シェーデレーアの、オレオン・カプセル」
「《アシュ・アファガ》――監査員ポルム・オムバルの、オレオン・カプセル」
「他、幾隻」
「いくつも〈宇宙駅〉を、経由」
「ラザルー星団の手前で、3隊に分散」
そして、7月8日――
「オレオン・カプセル《テレメ》と、他3隻は~」
「ラザルー星団の重要惑星ヴィベ=ロトイに、到着」
「――ここに、〈キャンプ・ソンディセレネ〉を、設営だ」
「――設営ね」
5月6日、ラザルー星団、惑星ハリー=ロト――
「キルミズは~」
「元奴隷の先輩インギツ・ザウルと~」
「――惑星ヴィベ=ロトイまで、乗せてください」
「――金、もってる?」
「宙港都市イル=ヴッカシュを、職をさがして歩く日々」
そして、7月20日、宙港都市イル=ヴッカシュ――
「……の、市場の片隅」
「――フーっ」
「キルミズたちを、追いつめたのは~」
「あの放射能汚染地域から~」
「はるばる、仇討ちにやってきた~」
「あのミュータント住民の首長の、忠犬――凶暴なウダフォール犬」
「――ばうっ」
「猛り狂う、凶暴なウダフォール犬には~」
「キルミズの、いつもの超能力は、通じないようです」
「絶対絶命」
「と」
「キルミズの、青肌の顔面が~」
「縦に、ぱっくり、割れました」
「第2の超能力〈痛叫〉、発揮」
「――むん」
「――きゃんっ」
「――うっ」
「凶暴なウダフォール犬、即死」
「周囲の生命体、全員即死」
「……」
「2日後~」
「惑星ヴィベ=ロトイ行きの、輸送船に~」
「乗客となった、キルミズの姿が、ありました」
「凶暴なウダフォール犬の、首輪には~」
「高価なリュトリア鉱石が、飾られていたのです」
7月28日、オレオン・カプセル《探求者》――
「オレオン・カプセル《探求者》の、船載脳〈ミルケト〉は~」
「無人探査機――昨年12月18日に射出しておいた――から、情報収集」
「〈平和パイロット〉アラスカ・シェーデレーアは~」
「――ラザルー星団から1万8000光年に、怪しい船が漂流中?」
「――もちろん、調査だよー」
「すぐさま、現場に到着」
「と」
「――〈混沌の勢力〉の〈反逆タンク〉2部隊が接近中?」
「――もちろん、隠れるよー」
「〈混沌の勢力〉の~」
「通信を、傍受してみましょう」
「――輸送船《バンダ・サリ》が、行方不明になっていて?」
「――移送中の大事な〈キルミズ〉が、行方不明?」
「――カンティランに、知らせるよー」
以下、次号。
【関連サイト】
・出版社が運営するドイツ公式サイト
[ http://www.perry-rhodan.net/ ]
・他、関連サイトはこちらを参照
[ http://www.rhodan.jp/ ]
----------------------------------------------------------------------
◆今回のひとこと
〈混沌の勢力〉本隊も、いったい、何をやっているのか。
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d-information ◆ 428 [不定期刊] 2006/10/16
発行:y.wakabayashi /rlmdi [ yw@rlmdi.org ]
バックナンバー、登録/解除はこちら [ http://dzj.info/ ]
◇ドイツ・ファンタジー賞 2006
◇ペリー・ローダン近況
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◆ドイツ・ファンタジー賞 2006
先日、決定した、本年のドイツ・ファンタジー賞受賞作は、以下のとおり。
□ Deutscher Phantastik Preis 2006
・Bester Roman Deutschsprachig 国内長篇部門
Markus Heitz / Die Rache der Zwerge / ドワーフの復讐
――ファンタジー・シリーズの3作目。
Piper 社
「主人公は、魔法使いと共に人間のもとで育ったドワーフ」
「――じつは、ソナタは王子なのじゃ」
「で、冒険の旅へ」
・Bestes Roman-Debu"t 国内長篇新人部門
Andreas Gruber / Der Judas-Schrein / ユダの棺
――1968年生まれの作家。
短篇・中篇は、そこそこ発表しているが、長篇作家としては新人。
Festa 社
「山間の村で、少女殺人事件」
「乗りこんだ、捜査官アレクサンダー・ケルナーのチーム」
「豪雨に川が氾濫し、孤立した村で、さらなる殺人」
「という、ホラー、らしい」
・Bester Roman International 海外長篇部門
J. K. Rowling / Harry Potter und der Halbblutprinz / 『ハリー・ポッターと謎のプリンス』
――Carlsen 社
・Beste Kurzgeschichte 短篇部門
Ju"rgen K. Brandner / Moorda"monennacht / 湿地に悪霊来たる夜
――1978年生まれの作家。
Wildes Land 社
「村はずれの湿地の森を歩く、ガールフレンドとボク」
「今夜、村人は仮面をつけて、祭りに集う」
「――ああ、どうしてボクは祭りが怖いんだろう?」
・Beste Anthologie / Kurzgeschichtensammlung 短篇集部門
Alisha Bionda & Michael Borlik 編 / Wolfgang Hohlbeins Schattenchronik 1 / ヴォルフガング・ホールバインの影年代記1
――Blitz 社
・Beste Serie シリーズ部門
Perry Rhodan / 「宇宙英雄ローダン・シリーズ」
――VPM 刊行
・Bestes Sekunda"rwerk 二次創作部門
Thomas Fornet-Ponse / Hither Shore - Jahrbuch der Tolkien-Gesellschaft / 此岸――トールキン協会年鑑
――Scriptorium Oconiae 刊行
・Bester Comic コミック部門
Thomas von Kummant & Benjamin von Eckartsberg / Chronik der Unsterblichen 1 / 不死者たちの年代記1
――Wolfgang Hohlbein 原作のヴァンパイアもの。
Ehapa 社
・Bester Grafiker / アート部門
Thomas Thiemeyer
――クルト・ラスヴィッツ賞でも常連。
・Bestes Ho"rbuch / Ho"rspiel ドラマCD/ラジオドラマ部門
Das Silmarillion / 『シルマリルの物語』
――トールキン原作。
der ho"rverlag 社
・Beste Internetseite / ウェブサイト部門
Elbenwald http://www.elbenwald.de/
【関連サイト】
・ドイツ・ファンタジー賞については
[ http://www.phantastik-news.de/ ]
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◆ペリー・ローダン近況
□ Perry Rhodan-Heft
2356 . Christian Montillon / Schmerzruf / 痛叫
2357 . Michael Marcus Thurner / Camp Sondyselene / キャンプ・ソンディセレネ
2358 . Leo Lukas / Pilot der Chaotarchen / カオタークのパイロット
2359 . Michael Marcus Thurner / Das Stumme Gesicht / 無言の顔
2360 . Uwe Anton / Die zweite Welle / 第二波
□ 2356話「痛叫」
[ http://www.perry-rhodan.net/produkte/hefte/1/2356.html ]
新銀河暦1344年12月18日、ハンガイ銀河近傍、ラザルー星団――
「〈混沌の勢力〉の、勝手極まりない計画に、よれば~」
「ハンガイ銀河は~」
「〈負の球体〉に、なるのです」
「局部銀河群は~」
「終末戦隊〈反逆者〉が、制圧です」
「銀河系は~」
「超要塞〈カオテンダー〉の、材料です」
「とかいう、危機的状況」
「でも~」
「ラザルー星団の、惑星ハリー=ロトには~」
「危機感は、まだ、ありません」
「宙港都市イル=ヴッカシュの、市場の片隅」
「――フーっ」
「――フーっ」
「ありがちな、カルタン人同士の、喧嘩」
「と」
「――!」
「積荷の背後から、のっそり現れた見慣れぬ異星人――青肌の大男」
「カルタン人の一方は、パニックにかられて、銃を抜く」
「カルタン人のもう一方――名を、ラ=キラ――は~」
「沈着冷静・悪逆非道」
「隠し持ったガス弾で、謎の異星人を眠らせ~」
「カラウス・ムシラコ親方に、売り飛ばすのでした」
「……」
「翌日から~」
「カラウス・ムシラコ親方の、ボーキサイト鉱山で、鉱山奴隷の日々」
「――名前は?」
「――?」
「――言葉は?」
「――?」
「奴隷の先輩インギツ・ザウルは~」
「カルタシュ語――カルタン語方言、ラザルー星団の公用語――を、教え~」
「――記憶は?」
「――ない」
「新入りをナイゴン――カルタシュ語で〈謎〉――と、呼ぶことに」
「……」
「哀れな鉱山奴隷の、首輪には~」
「爆薬が、仕込まれています」
「ノルマも、半端な筈もなく」
「が」
「――むん」
「――ま、今日のアガリは、こんなトコロやろ」
「ナイゴンには、どうやら、超能力があるらしい」
「――自分の精神を送り出し、他人に影響をあたえられる?」
「の、でした」
そして、新銀河暦1345年1月17日――
「――落盤事故だ」
「――生き埋めだ」
「あの世が見えた、と思ったときに~」
「ナイゴンは、自分の名前を思い出します」
「――オレは、キルミズだっ」
「そして~」
「キルミズ、いつもの超能力発揮」
「――むん」
「奴隷の先輩インギツ・ザウルと、共に~」
「無事、救助されるのでした」
「が」
「この落盤事故がもとで、鉱山は経営破綻」
「経営者、カラウス・ムシラコ親方は~」
「ふたりを、カルタン人宙賊チェク=スパルに、売り飛ばすのでした」
「……」
「翌日から~」
「放射能汚染地域で、リュトリア鉱石を探す日々」
「――ここは、ワシらの縄張りぢゃ」
「現地のミュータント住民の首長――暗示能力をもつハウリ種族――と~」
「カルタン人宙賊チェク=スパルは~」
「一触即発」
そして、3月16日――
「ミュータント住民の首長は~」
「――ここは、ワシらの縄張りぢゃ」
「カルタン人宙賊チェク=スパルの基地、破壊」
「で」
「キルミズ、超能力発揮」
「――むん」
「――うっ」
「ミュータント住民の首長は、超能力合戦に、敗北」
「キルミズは~」
「奴隷の先輩インギツ・ザウルと、共に~」
「自由の身に」
5月12日、アルタシント銀河ロゼラ・ロザド星系――
「星系ロゼラ・ロザドは~」
「〈平和ドライバー〉の、本部です」
「ありがちな、行きつけの酒屋〈ハカン小屋〉」
「〈平和ドライバー〉カンティランは~」
「ほろ酔い加減」
「と」
「帰宅途中に、呼び出され~」
「〈平和ドライバー〉チュンドルから~」
「計画を、告げられます」
「――ラザルー星団に、ハンガイ銀河監視基地を、設営だ」
「――基地の名は、〈キャンプ・ソンディセレネ〉だ」
「すかさず、カンティラン、曰く」
「――これを、コスミュエル・ケインさんの、実地試験としても良い?」
「コスミュエル・ケインさんは~」
「〈平和ドライバー〉志願のサイノ――外観、テラナー女性――です」
「……」
「〈平和ドライバー〉は~」
「オレオン・カプセルの小部隊を、編成」
「《テレメ》――カンティランの、オレオン・カプセル」
「〈平和ドライバー〉志望者コスミュエル・ケインさんも、同乗」
「《探求者》――アラスカ・シェーデレーアの、オレオン・カプセル」
「《アシュ・アファガ》――監査員ポルム・オムバルの、オレオン・カプセル」
「他、幾隻」
「いくつも〈宇宙駅〉を、経由」
「ラザルー星団の手前で、3隊に分散」
そして、7月8日――
「オレオン・カプセル《テレメ》と、他3隻は~」
「ラザルー星団の重要惑星ヴィベ=ロトイに、到着」
「――ここに、〈キャンプ・ソンディセレネ〉を、設営だ」
「――設営ね」
5月6日、ラザルー星団、惑星ハリー=ロト――
「キルミズは~」
「元奴隷の先輩インギツ・ザウルと~」
「――惑星ヴィベ=ロトイまで、乗せてください」
「――金、もってる?」
「宙港都市イル=ヴッカシュを、職をさがして歩く日々」
そして、7月20日、宙港都市イル=ヴッカシュ――
「……の、市場の片隅」
「――フーっ」
「キルミズたちを、追いつめたのは~」
「あの放射能汚染地域から~」
「はるばる、仇討ちにやってきた~」
「あのミュータント住民の首長の、忠犬――凶暴なウダフォール犬」
「――ばうっ」
「猛り狂う、凶暴なウダフォール犬には~」
「キルミズの、いつもの超能力は、通じないようです」
「絶対絶命」
「と」
「キルミズの、青肌の顔面が~」
「縦に、ぱっくり、割れました」
「第2の超能力〈痛叫〉、発揮」
「――むん」
「――きゃんっ」
「――うっ」
「凶暴なウダフォール犬、即死」
「周囲の生命体、全員即死」
「……」
「2日後~」
「惑星ヴィベ=ロトイ行きの、輸送船に~」
「乗客となった、キルミズの姿が、ありました」
「凶暴なウダフォール犬の、首輪には~」
「高価なリュトリア鉱石が、飾られていたのです」
7月28日、オレオン・カプセル《探求者》――
「オレオン・カプセル《探求者》の、船載脳〈ミルケト〉は~」
「無人探査機――昨年12月18日に射出しておいた――から、情報収集」
「〈平和パイロット〉アラスカ・シェーデレーアは~」
「――ラザルー星団から1万8000光年に、怪しい船が漂流中?」
「――もちろん、調査だよー」
「すぐさま、現場に到着」
「と」
「――〈混沌の勢力〉の〈反逆タンク〉2部隊が接近中?」
「――もちろん、隠れるよー」
「〈混沌の勢力〉の~」
「通信を、傍受してみましょう」
「――輸送船《バンダ・サリ》が、行方不明になっていて?」
「――移送中の大事な〈キルミズ〉が、行方不明?」
「――カンティランに、知らせるよー」
以下、次号。
【関連サイト】
・出版社が運営するドイツ公式サイト
[ http://www.perry-rhodan.net/ ]
・他、関連サイトはこちらを参照
[ http://www.rhodan.jp/ ]
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◆今回のひとこと
〈混沌の勢力〉本隊も、いったい、何をやっているのか。
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d-information ◆ 428 [不定期刊] 2006/10/16
発行:y.wakabayashi /rlmdi [ yw@rlmdi.org ]
バックナンバー、登録/解除はこちら [ http://dzj.info/ ]
◆目次
◇ペリー・ローダン近況
----------------------------------------------------------------------
◆ペリー・ローダン近況
□ Perry Rhodan-Heft
2355 . Arndt Ellmer / Die Ressourcen-Welt / 資源世界
2356 . Christian Montillon / Schmerzruf / 苦痛の呼び声
2357 . Michael Marcus Thurner / Camp Sondyselene / キャンプ・ソンディセレネ
2358 . Leo Lukas / Pilot der Chaotarchen / カオタークのパイロット
2359 . Michael Marcus Thurner / Das Stumme Gesicht / 無言の顔
□ 2355話「資源世界」
[ http://www.perry-rhodan.net/produkte/hefte/1/2355.html ]
新銀河暦1345年、銀河系――
「〈混沌の勢力〉曰く――」
「銀河系は~」
「終末戦隊〈反逆者〉が、すでに大半を制圧」
「〈闇のオベリスク〉を設置した、資源惑星は~」
「すべて、超要塞〈カオテンダー〉の、材料です」
「61万2000の〈分譲区画〉=〈キャビネット〉に、マイクロ化して~」
「カオテンダー《ヴルタファー》の部品として、使うのです」
銀河系中心部、アコン人のブルーの星系――
「惑星ドロラーは~」
「昨年11月から、すでに完全・制圧下」
「アコン帝国統治評議会場前にそびえたつ、〈闇のオベリスク〉」
「惑星ドロラーの衛星ゼルヤルは~」
「すでに、〈キャビネット〉化――欠片も、残っていないのです」
〈戦隊測量士〉オアーム・カラ種族――
「姿は、巨大な、琥珀色の昆虫」
「任務は、資源惑星の〈キャビネット〉化」
「――がささっ」
「アコン人のブルーの星系には~」
「戦隊工場〈反逆ゴト〉と〈反逆カー〉、計88基をもって、展開中」
「……」
「オアーム・カラ種族、ジャギロ・アカンは~」
「前途有望な〈戦隊測量士〉」
「が」
「衛星ゼルヤル〈キャビネット〉化、途中~」
「宿敵〈戦隊測量士〉アルフィス・エラクの、罠にはまり~」
「――がささっ」
「――う……」
「やられて、しまいました」
「身体の損傷、著しく~」
「死んだも、同然」
「でも、奇跡的に、脳は無事」
「――う?」
「意識は、回復したものの~」
「ゾンビも、同然」
「初任務・衛星ゼルヤル〈キャビネット〉化の~」
「達成の瞬間を見ることは、できませんでした」
惑星ドロラー――
「制圧された、アコン人」
「エネルギー・コマンド隊員タジェ・カーロン=バールや~」
「貴族バロイのジェレの~」
「ささやかな抵抗運動組織――現在わずか5名――が~」
「敵の様子を、うかがえば」
「――!」
「――戦隊工場が、さらに2024基?」
「――すでに展開中の88基に、合流?」
「――戦隊マシーン6基が?」
「――惑星ドロラー周回軌道へ?」
「――小型〈闇のオベリスク〉の群れが?」
「――今度は、惑星ドロラー各地へ?」
〈戦隊測量士〉オアーム・カラ種族――
「〈戦隊測量士〉ジャギロ・アカンは~」
「ゾンビのように、職場復帰」
「――もうはたらけまーす」
「――この怪我は、じつはアイツのせいなのでーす」
「……」
「さて」
「〈戦隊測量士〉ジャギロ・アカンには~」
「意中の恋虫が、いました」
「名を、オヴォ・インシューネ」
「が」
「――あら、退院おめでとう」
「――う……」
「再会の場面~」
「意中のオヴォ・インシューネの隣、には~」
「宿敵〈戦隊測量士〉アルフィス・エラクが、いたのです」
「すごすごと~」
「逃げ帰るのでした」
惑星ドロラー――
「惑星ドロラー各地で~」
「設置された小型〈闇のオベリスク〉――〈闇のマーカー〉――が~」
「活動開始」
「〈闇のマーカー〉と〈闇のマーカー〉を、結ぶラインで~」
「灰色の霧状力場が、発生」
「すっぱり」
「地表を、〈碁盤の目〉状に、仕切っていくのです」
「……」
「エネルギー・コマンド隊員タジェ・カーロン=バールや~」
「貴族バロイのジェレの~」
「ささやかな抵抗運動組織は~」
「〈闇のマーカー〉の活動に、驚愕」
「――これは!」
「――〈ヘリオートスの堡塁〉の〈ファクターダンプフィールド〉?」
「似て非なるモノ、なのですが」
〈戦隊測量士〉オアーム・カラ種族――
「〈戦隊測量士〉ジャギロ・アカンは~」
「ゾンビのように、現場復帰」
「――〈原キャビネット〉を、安定させるのでーす」
「〈闇のマーカー〉と〈闇のマーカー〉を、結ぶラインで~」
「灰色の霧状力場が、すっぱり仕切った〈碁盤の目〉」
「すなわち、〈原キャビネット〉」
「……」
「〈戦隊測量士〉ジャギロ・アカンは~」
「ゾンビのような、病み上がり」
「せめて~」
「仕事に集中、したいのですが~」
「――トラブルはーっせいー」
「――がささっ」
「宿敵〈戦隊測量士〉アルフィス・エラクが、邪魔します」
「とはいえ」
「敵ながら、感服させられるのは~」
「宿敵〈戦隊測量士〉アルフィス・エラク」
「ちょっかいの、かたわら~」
「本来の仕事は、他虫の数倍、こなしてみたり」
「じつに、優秀」
「……」
「〈戦隊測量士〉ジャギロ・アカンは~」
「ゾンビのような、病み上がり」
「だから~」
「仕事に集中、したいのですが~」
「――現場てんけーん」
「――がささっ」
「宿敵〈戦隊測量士〉アルフィス・エラクは~」
「放っておいて、くれないのでした」
「かくして~」
「惑星ドロラー地表で、決戦」
「――がささ……キサマの父親が、オレの父親を、妬んで殺したのだー」
「――はじめて聞いたよー」
「――うっ……」
「〈戦隊測量士〉ジャギロ・アカンは~」
「宿敵〈戦隊測量士〉アルフィス・エラクを、返討ち」
「でも~」
「自分も、ばったり」
惑星ドロラー――
「エネルギー・コマンド隊員タジェ・カーロン=バールや~」
「貴族バロイのジェレの~」
「ささやかな抵抗運動組織5名は~」
「決戦を、目撃」
「――これは!」
「――〈戦隊測量士〉の、同士討ち?」
「生存者〈戦隊測量士〉ジャギロ・アカンと~」
「意志の疎通を、こころみますが~」
「――ばーん」
「麻痺させられて、しまいます」
「……」
「エネルギー・コマンド隊員タジェ・カーロン=バールは~」
「覚醒してみれば、外傷なし」
「武器も~」
「例のコード発信機も~」
「とりあげられては、いませんでした」
〈戦隊測量士〉オアーム・カラ種族――
「〈戦隊測量士〉ジャギロ・アカンは~」
「覚醒してみれば、病院」
「救出して、くれたのは~」
「意中のオヴォ・インシューネだ、ということで~」
「さすがに、この状況からは、逃げられません」
そして、惑星ドロラー〈キャビネット〉化――
「戦隊マシーン6基、活動開始」
「――ばーん」
「惑星ドロラーは~」
「地表の〈原キャビネット〉群を残し、爆発」
「蓄積していた莫大なプシ物質も、爆発」
「エネルギーは~」
「〈原キャビネット〉群を、超空間に転移させるため、使用」
「カオテンダー《ヴルタファー》建造まで~」
「〈原キャビネット〉群を、超空間で保管するのです」
「……」
「おそらく~」
「――カオテンダー《ヴルタファー》の公用語は、インターコスモだねー」
「――この〈力の球形体〉では、カオテンダー1基しか、作れないねー」
「――だって、資源に乏しいんだものー」
〈戦隊測量士〉オアーム・カラ種族――
「後日~」
「〈戦隊測量士〉ジャギロ・アカンは~」
「〈全卵母〉から、種族の秘密を告げられます」
「……」
「種族に、時として生まれる〈原オアーム・カラ〉」
「〈原オアーム・カラ〉は~」
「眉目秀麗・文武両道・才色兼備」
「宿敵〈戦隊測量士〉アルフィス・エラクは~」
「〈原オアーム・カラ〉として、生まれました」
「結果~」
「――アイツの父親が、妬まれて、殺されたーの?」
「――はじめて聞いたよー」
「……」
「なお~」
「意中のオヴォ・インシューネは~」
「けっきょく、〈戦隊測量士〉ジャギロ・アカンを~」
「卵の父に、選んだらしい」
【関連サイト】
・出版社が運営するドイツ公式サイト
[ http://www.perry-rhodan.net/ ]
・他、関連サイトはこちらを参照
[ http://www.rhodan.jp/ ]
----------------------------------------------------------------------
◆今回のひとこと
虫の世界は、難しい。
----------------------------------------------------------------------
d-information ◆ 427 [不定期刊] 2006/10/09
発行:y.wakabayashi /rlmdi [ yw@rlmdi.org ]
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◇ペリー・ローダン近況
----------------------------------------------------------------------
◆ペリー・ローダン近況
□ Perry Rhodan-Heft
2355 . Arndt Ellmer / Die Ressourcen-Welt / 資源世界
2356 . Christian Montillon / Schmerzruf / 苦痛の呼び声
2357 . Michael Marcus Thurner / Camp Sondyselene / キャンプ・ソンディセレネ
2358 . Leo Lukas / Pilot der Chaotarchen / カオタークのパイロット
2359 . Michael Marcus Thurner / Das Stumme Gesicht / 無言の顔
□ 2355話「資源世界」
[ http://www.perry-rhodan.net/produkte/hefte/1/2355.html ]
新銀河暦1345年、銀河系――
「〈混沌の勢力〉曰く――」
「銀河系は~」
「終末戦隊〈反逆者〉が、すでに大半を制圧」
「〈闇のオベリスク〉を設置した、資源惑星は~」
「すべて、超要塞〈カオテンダー〉の、材料です」
「61万2000の〈分譲区画〉=〈キャビネット〉に、マイクロ化して~」
「カオテンダー《ヴルタファー》の部品として、使うのです」
銀河系中心部、アコン人のブルーの星系――
「惑星ドロラーは~」
「昨年11月から、すでに完全・制圧下」
「アコン帝国統治評議会場前にそびえたつ、〈闇のオベリスク〉」
「惑星ドロラーの衛星ゼルヤルは~」
「すでに、〈キャビネット〉化――欠片も、残っていないのです」
〈戦隊測量士〉オアーム・カラ種族――
「姿は、巨大な、琥珀色の昆虫」
「任務は、資源惑星の〈キャビネット〉化」
「――がささっ」
「アコン人のブルーの星系には~」
「戦隊工場〈反逆ゴト〉と〈反逆カー〉、計88基をもって、展開中」
「……」
「オアーム・カラ種族、ジャギロ・アカンは~」
「前途有望な〈戦隊測量士〉」
「が」
「衛星ゼルヤル〈キャビネット〉化、途中~」
「宿敵〈戦隊測量士〉アルフィス・エラクの、罠にはまり~」
「――がささっ」
「――う……」
「やられて、しまいました」
「身体の損傷、著しく~」
「死んだも、同然」
「でも、奇跡的に、脳は無事」
「――う?」
「意識は、回復したものの~」
「ゾンビも、同然」
「初任務・衛星ゼルヤル〈キャビネット〉化の~」
「達成の瞬間を見ることは、できませんでした」
惑星ドロラー――
「制圧された、アコン人」
「エネルギー・コマンド隊員タジェ・カーロン=バールや~」
「貴族バロイのジェレの~」
「ささやかな抵抗運動組織――現在わずか5名――が~」
「敵の様子を、うかがえば」
「――!」
「――戦隊工場が、さらに2024基?」
「――すでに展開中の88基に、合流?」
「――戦隊マシーン6基が?」
「――惑星ドロラー周回軌道へ?」
「――小型〈闇のオベリスク〉の群れが?」
「――今度は、惑星ドロラー各地へ?」
〈戦隊測量士〉オアーム・カラ種族――
「〈戦隊測量士〉ジャギロ・アカンは~」
「ゾンビのように、職場復帰」
「――もうはたらけまーす」
「――この怪我は、じつはアイツのせいなのでーす」
「……」
「さて」
「〈戦隊測量士〉ジャギロ・アカンには~」
「意中の恋虫が、いました」
「名を、オヴォ・インシューネ」
「が」
「――あら、退院おめでとう」
「――う……」
「再会の場面~」
「意中のオヴォ・インシューネの隣、には~」
「宿敵〈戦隊測量士〉アルフィス・エラクが、いたのです」
「すごすごと~」
「逃げ帰るのでした」
惑星ドロラー――
「惑星ドロラー各地で~」
「設置された小型〈闇のオベリスク〉――〈闇のマーカー〉――が~」
「活動開始」
「〈闇のマーカー〉と〈闇のマーカー〉を、結ぶラインで~」
「灰色の霧状力場が、発生」
「すっぱり」
「地表を、〈碁盤の目〉状に、仕切っていくのです」
「……」
「エネルギー・コマンド隊員タジェ・カーロン=バールや~」
「貴族バロイのジェレの~」
「ささやかな抵抗運動組織は~」
「〈闇のマーカー〉の活動に、驚愕」
「――これは!」
「――〈ヘリオートスの堡塁〉の〈ファクターダンプフィールド〉?」
「似て非なるモノ、なのですが」
〈戦隊測量士〉オアーム・カラ種族――
「〈戦隊測量士〉ジャギロ・アカンは~」
「ゾンビのように、現場復帰」
「――〈原キャビネット〉を、安定させるのでーす」
「〈闇のマーカー〉と〈闇のマーカー〉を、結ぶラインで~」
「灰色の霧状力場が、すっぱり仕切った〈碁盤の目〉」
「すなわち、〈原キャビネット〉」
「……」
「〈戦隊測量士〉ジャギロ・アカンは~」
「ゾンビのような、病み上がり」
「せめて~」
「仕事に集中、したいのですが~」
「――トラブルはーっせいー」
「――がささっ」
「宿敵〈戦隊測量士〉アルフィス・エラクが、邪魔します」
「とはいえ」
「敵ながら、感服させられるのは~」
「宿敵〈戦隊測量士〉アルフィス・エラク」
「ちょっかいの、かたわら~」
「本来の仕事は、他虫の数倍、こなしてみたり」
「じつに、優秀」
「……」
「〈戦隊測量士〉ジャギロ・アカンは~」
「ゾンビのような、病み上がり」
「だから~」
「仕事に集中、したいのですが~」
「――現場てんけーん」
「――がささっ」
「宿敵〈戦隊測量士〉アルフィス・エラクは~」
「放っておいて、くれないのでした」
「かくして~」
「惑星ドロラー地表で、決戦」
「――がささ……キサマの父親が、オレの父親を、妬んで殺したのだー」
「――はじめて聞いたよー」
「――うっ……」
「〈戦隊測量士〉ジャギロ・アカンは~」
「宿敵〈戦隊測量士〉アルフィス・エラクを、返討ち」
「でも~」
「自分も、ばったり」
惑星ドロラー――
「エネルギー・コマンド隊員タジェ・カーロン=バールや~」
「貴族バロイのジェレの~」
「ささやかな抵抗運動組織5名は~」
「決戦を、目撃」
「――これは!」
「――〈戦隊測量士〉の、同士討ち?」
「生存者〈戦隊測量士〉ジャギロ・アカンと~」
「意志の疎通を、こころみますが~」
「――ばーん」
「麻痺させられて、しまいます」
「……」
「エネルギー・コマンド隊員タジェ・カーロン=バールは~」
「覚醒してみれば、外傷なし」
「武器も~」
「例のコード発信機も~」
「とりあげられては、いませんでした」
〈戦隊測量士〉オアーム・カラ種族――
「〈戦隊測量士〉ジャギロ・アカンは~」
「覚醒してみれば、病院」
「救出して、くれたのは~」
「意中のオヴォ・インシューネだ、ということで~」
「さすがに、この状況からは、逃げられません」
そして、惑星ドロラー〈キャビネット〉化――
「戦隊マシーン6基、活動開始」
「――ばーん」
「惑星ドロラーは~」
「地表の〈原キャビネット〉群を残し、爆発」
「蓄積していた莫大なプシ物質も、爆発」
「エネルギーは~」
「〈原キャビネット〉群を、超空間に転移させるため、使用」
「カオテンダー《ヴルタファー》建造まで~」
「〈原キャビネット〉群を、超空間で保管するのです」
「……」
「おそらく~」
「――カオテンダー《ヴルタファー》の公用語は、インターコスモだねー」
「――この〈力の球形体〉では、カオテンダー1基しか、作れないねー」
「――だって、資源に乏しいんだものー」
〈戦隊測量士〉オアーム・カラ種族――
「後日~」
「〈戦隊測量士〉ジャギロ・アカンは~」
「〈全卵母〉から、種族の秘密を告げられます」
「……」
「種族に、時として生まれる〈原オアーム・カラ〉」
「〈原オアーム・カラ〉は~」
「眉目秀麗・文武両道・才色兼備」
「宿敵〈戦隊測量士〉アルフィス・エラクは~」
「〈原オアーム・カラ〉として、生まれました」
「結果~」
「――アイツの父親が、妬まれて、殺されたーの?」
「――はじめて聞いたよー」
「……」
「なお~」
「意中のオヴォ・インシューネは~」
「けっきょく、〈戦隊測量士〉ジャギロ・アカンを~」
「卵の父に、選んだらしい」
【関連サイト】
・出版社が運営するドイツ公式サイト
[ http://www.perry-rhodan.net/ ]
・他、関連サイトはこちらを参照
[ http://www.rhodan.jp/ ]
----------------------------------------------------------------------
◆今回のひとこと
虫の世界は、難しい。
----------------------------------------------------------------------
d-information ◆ 427 [不定期刊] 2006/10/09
発行:y.wakabayashi /rlmdi [ yw@rlmdi.org ]
バックナンバー、登録/解除はこちら [ http://dzj.info/ ]
◆目次
◇ペリー・ローダン近況
----------------------------------------------------------------------
◆ペリー・ローダン近況
□ Perry Rhodan-Heft
2354 . Arndt Ellmer / Kolonnen-Geometer / 戦隊測量士
2355 . Arndt Ellmer / Die Ressourcen-Welt / 資源世界
2356 . Christian Montillon / Schmerzruf / 苦痛の呼び声
2357 . Michael Marcus Thurner / Camp Sondyselene / キャンプ・ソンディセレネ
2358 . Leo Lukas / Pilot der Chaotarchen / カオタークのパイロット
2359 . Michael Marcus Thurner / Das Stumme Gesicht / 無言の顔
□ 2354話「戦隊測量士」
[ http://www.perry-rhodan.net/produkte/hefte/1/2354.html ]
〈戦隊測量士〉オアーム・カラ種族――
「巨大――体長3m、体高2m――な、琥珀色の昆虫」
「衣服は、つけていませんが~」
「黄色い警戒色のベルト多数に、ポケット多数」
「――がささっ」
「新米〈戦隊測量士〉ジャギロ・アカン」
「氏族は~」
「戦隊工場《反逆ゴト1982》に、在住」
「――ごごっ」
「戦隊工場《反逆ゴト1982》は~」
「工兵艦隊〈セクィン・ドアル〉に、所属」
「戦隊工場〈反逆ゴト〉66基~」
「戦隊工場〈反逆カー〉22基~」
「からなる、大所帯」
「――ごごごっ」
「虫間関係も、複雑です」
「〈戦隊測量士〉ジャギロ・アカンにも~」
「宿敵が、いるのでした」
「……」
「新米〈戦隊測量士〉ジャギロ・アカン」
「戦隊工場《反逆ゴト1982》の、中央図書館で、調べもの」
「――ふるーいれきしー♪」
「――がささっ」
「――う……また、邪魔しにきた?」
「〈戦隊測量士〉ジャギロ・アカンの宿敵を自認する、同僚がひとり」
「名を、〈戦隊測量士〉アルフィス・エラク」
「ようやく~」
「探していた史料を、見つけたところで~」
「艦長のカルバロン――モルダエル人の指揮階級――から~」
「緊急の、艦内放送」
「――次なる〈負の照準〉が、定まったのであるっ」
「――!」
「――がさささささっ」
「戦隊工場艦内では~」
「〈戦隊測量士〉オアーム・カラ種族が、狂喜乱舞」
「――オレが、生きてるうちに?」
「――仕事が、できるかも?」
「思えば~」
「数えきれないほど、遠い御先祖様が、仕事してから~」
「ずっと、活躍の機会は、なかったのです」
「……」
「〈戦隊測量士〉オアーム・カラ種族――」
「生来のプシ能力〈測量感覚〉は~」
「〈負の照準〉付近でなければ、働かないのでした」
工兵艦隊〈セクィン・ドアル〉は、〈負の照準〉へ――
「〈戦隊測量士〉ジャギロ・アカン」
「プシ能力〈測量感覚〉、訓練中」
「――そくりょーかんかくー♪」
「――がささっ」
「――う……また、邪魔しにきた?」
「宿敵〈戦隊測量士〉アルフィス・エラクは~」
「しつこい、のでした」
「……」
「工兵艦隊〈セクィン・ドアル〉は~」
「終末戦隊〈反逆者〉主力第一波の到着、まで~」
「〈負の照準〉――局部銀河群ハンガイ銀河――近傍で~」
「待機すること、数十年」
「その間~」
「局部銀河群を、探っておきましょう」
「――ここの原住民が?」
「――かつて、〈エレメントの十戒〉を、打破したの?」
「――〈技術のエレメント〉アニン・アン種族は、すーごいなー♪」
到来する、ハイパー物理学的抵抗――
「――われわれの、超高度技術は、良いとして~」
「――原住民のハイテクは、みんな、ダメ?」
「――原住民の星間航行、ほぼ壊滅」
「――原住民の星間文明、ほぼ閉塞」
「――〈秩序の勢力〉コスモクラートは、酷いコト、するねー」
「――〈進歩維持者〉さまか~」
「――カオタークさまが~」
「――そのうち、何とか、してくれるよー」
「〈負の照準〉周囲、300万光年くらいは~」
「標準定数まで、修復してくださるでしょう」
ようやく、工兵艦隊〈セクィン・ドアル〉に、出撃命令――
「向かうのは、銀河系」
「すでに、〈双頭大佐〉ゼルベロフさまが、作戦中」
「すでに、各地に〈闇のオベリスク〉も、設置済」
「――手始めに?」
「――目標は、アコン帝国首都惑星ドロラー?」
「――の、衛星ゼルヤル?」
「――〈次元間マルチダルター〉発進っ」
「〈戦隊測量士〉ジャギロ・アカンも、発進です」
「……」
「〈次元間マルチダルター〉――直径235mの半球構造――が~」
「わらわらと」
「衛星ゼルヤルを、マイクロ化」
「〈分譲区画〉に、封印します」
「予定〈分譲区画〉は、61万2000」
「記念すべき、1区画目は、無事完了です」
「が」
「その最中~」
「新米〈戦隊測量士〉ジャギロ・アカン」
「――にーんむーたっせいー♪」
「――がささっ」
「――う……」
「宿敵〈戦隊測量士〉アルフィス・エラクに~」
「やられてしまう、のでした」
【関連サイト】
・出版社が運営するドイツ公式サイト
[ http://www.perry-rhodan.net/ ]
・他、関連サイトはこちらを参照
[ http://www.rhodan.jp/ ]
----------------------------------------------------------------------
◆今回のひとこと
また、そろそろ原書の輸入を、やろうかと。
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d-information ◆ 426 [不定期刊] 2006/10/02
発行:y.wakabayashi /rlmdi [ yw@rlmdi.org ]
バックナンバー、登録/解除はこちら [ http://dzj.info/ ]
◇ペリー・ローダン近況
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◆ペリー・ローダン近況
□ Perry Rhodan-Heft
2354 . Arndt Ellmer / Kolonnen-Geometer / 戦隊測量士
2355 . Arndt Ellmer / Die Ressourcen-Welt / 資源世界
2356 . Christian Montillon / Schmerzruf / 苦痛の呼び声
2357 . Michael Marcus Thurner / Camp Sondyselene / キャンプ・ソンディセレネ
2358 . Leo Lukas / Pilot der Chaotarchen / カオタークのパイロット
2359 . Michael Marcus Thurner / Das Stumme Gesicht / 無言の顔
□ 2354話「戦隊測量士」
[ http://www.perry-rhodan.net/produkte/hefte/1/2354.html ]
〈戦隊測量士〉オアーム・カラ種族――
「巨大――体長3m、体高2m――な、琥珀色の昆虫」
「衣服は、つけていませんが~」
「黄色い警戒色のベルト多数に、ポケット多数」
「――がささっ」
「新米〈戦隊測量士〉ジャギロ・アカン」
「氏族は~」
「戦隊工場《反逆ゴト1982》に、在住」
「――ごごっ」
「戦隊工場《反逆ゴト1982》は~」
「工兵艦隊〈セクィン・ドアル〉に、所属」
「戦隊工場〈反逆ゴト〉66基~」
「戦隊工場〈反逆カー〉22基~」
「からなる、大所帯」
「――ごごごっ」
「虫間関係も、複雑です」
「〈戦隊測量士〉ジャギロ・アカンにも~」
「宿敵が、いるのでした」
「……」
「新米〈戦隊測量士〉ジャギロ・アカン」
「戦隊工場《反逆ゴト1982》の、中央図書館で、調べもの」
「――ふるーいれきしー♪」
「――がささっ」
「――う……また、邪魔しにきた?」
「〈戦隊測量士〉ジャギロ・アカンの宿敵を自認する、同僚がひとり」
「名を、〈戦隊測量士〉アルフィス・エラク」
「ようやく~」
「探していた史料を、見つけたところで~」
「艦長のカルバロン――モルダエル人の指揮階級――から~」
「緊急の、艦内放送」
「――次なる〈負の照準〉が、定まったのであるっ」
「――!」
「――がさささささっ」
「戦隊工場艦内では~」
「〈戦隊測量士〉オアーム・カラ種族が、狂喜乱舞」
「――オレが、生きてるうちに?」
「――仕事が、できるかも?」
「思えば~」
「数えきれないほど、遠い御先祖様が、仕事してから~」
「ずっと、活躍の機会は、なかったのです」
「……」
「〈戦隊測量士〉オアーム・カラ種族――」
「生来のプシ能力〈測量感覚〉は~」
「〈負の照準〉付近でなければ、働かないのでした」
工兵艦隊〈セクィン・ドアル〉は、〈負の照準〉へ――
「〈戦隊測量士〉ジャギロ・アカン」
「プシ能力〈測量感覚〉、訓練中」
「――そくりょーかんかくー♪」
「――がささっ」
「――う……また、邪魔しにきた?」
「宿敵〈戦隊測量士〉アルフィス・エラクは~」
「しつこい、のでした」
「……」
「工兵艦隊〈セクィン・ドアル〉は~」
「終末戦隊〈反逆者〉主力第一波の到着、まで~」
「〈負の照準〉――局部銀河群ハンガイ銀河――近傍で~」
「待機すること、数十年」
「その間~」
「局部銀河群を、探っておきましょう」
「――ここの原住民が?」
「――かつて、〈エレメントの十戒〉を、打破したの?」
「――〈技術のエレメント〉アニン・アン種族は、すーごいなー♪」
到来する、ハイパー物理学的抵抗――
「――われわれの、超高度技術は、良いとして~」
「――原住民のハイテクは、みんな、ダメ?」
「――原住民の星間航行、ほぼ壊滅」
「――原住民の星間文明、ほぼ閉塞」
「――〈秩序の勢力〉コスモクラートは、酷いコト、するねー」
「――〈進歩維持者〉さまか~」
「――カオタークさまが~」
「――そのうち、何とか、してくれるよー」
「〈負の照準〉周囲、300万光年くらいは~」
「標準定数まで、修復してくださるでしょう」
ようやく、工兵艦隊〈セクィン・ドアル〉に、出撃命令――
「向かうのは、銀河系」
「すでに、〈双頭大佐〉ゼルベロフさまが、作戦中」
「すでに、各地に〈闇のオベリスク〉も、設置済」
「――手始めに?」
「――目標は、アコン帝国首都惑星ドロラー?」
「――の、衛星ゼルヤル?」
「――〈次元間マルチダルター〉発進っ」
「〈戦隊測量士〉ジャギロ・アカンも、発進です」
「……」
「〈次元間マルチダルター〉――直径235mの半球構造――が~」
「わらわらと」
「衛星ゼルヤルを、マイクロ化」
「〈分譲区画〉に、封印します」
「予定〈分譲区画〉は、61万2000」
「記念すべき、1区画目は、無事完了です」
「が」
「その最中~」
「新米〈戦隊測量士〉ジャギロ・アカン」
「――にーんむーたっせいー♪」
「――がささっ」
「――う……」
「宿敵〈戦隊測量士〉アルフィス・エラクに~」
「やられてしまう、のでした」
【関連サイト】
・出版社が運営するドイツ公式サイト
[ http://www.perry-rhodan.net/ ]
・他、関連サイトはこちらを参照
[ http://www.rhodan.jp/ ]
----------------------------------------------------------------------
◆今回のひとこと
また、そろそろ原書の輸入を、やろうかと。
----------------------------------------------------------------------
d-information ◆ 426 [不定期刊] 2006/10/02
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