2007年8月アーカイブ

◆目次
◇ペリー・ローダン近況

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◆ペリー・ローダン近況

□ Perry Rhodan-Heft

2401 . Michael Marcus Thurner / Vorstoß in die LAOMARK / 《ラオマーク》に突入
2402 . Christian Montillon / Der GESETZ-Geber / 〈法〉付与機
2403 . Christian Montillon / Mission CHEOS-TAI / 《ケオス・タイ》作戦
2404 . Arndt Ellmer / Versteck am Black Hole / ブラックホールの隠れ家
2405 . Horst Hoffmann / Pakt gegen das Chaos / 対混沌協約

□ Perry Rhodan-Heft 2401話「《ラオマーク》に突入」
[ http://www.perry-rhodan.net/produkte/hefte/1/2401.html ]

 紀元前2005万9813年、ファリスケ・エリゴン銀河=銀河系――

「当時、当地を統治していた、超知性体アルケティムは~」
「ほかに数体の超知性体と、ともに~」
「距離4500万光年の、タレ・シャルム銀河で~」
「〈負の球体〉の誕生を、阻止した、とか」
「――その手法を、見学にいくのだ」
「――〈時称作戦〉、開始であるっ」
「自由テラナー連盟政庁首席ペリー・ローダンは~」
「亜鈴状戦艦《ジュール・ヴェルヌ》を、駆り~」
「〈文脈改竄機〉で、〈文脈跳躍〉――2000万年前の過去へ」
「が……」

 ファリスケ・エリゴン銀河、恒星ガゴット青――

「不手際と、冤罪と、惑星オアゴニルからの逃走行為」
「追手から逃れ、恒星の陰に隠れる、《ジュール・ヴェルヌ》」
「司令室の雰囲気が、沈まないはずもなし」
「艦長ランツ・アーキンと~」
「遠征指揮官ペリー・ローダンが~」
「渋い顔して、あれこれ」
「若いモノから見ると、歯がゆいのでしょうか」
「エモシオ航法士ジェイソン・コルトン」
「――ここは、強気で行くべきでありますっ」
「と、元気に、あれこれ」
「遠征指揮官ペリー・ローダン」
「若いモノの様子に、思い出したりも、あれこれ」

 《ジュール・ヴェルヌ》艦内・某所――

「密航して、いるのは~」
「ラオソール種族の、大泥棒三兄弟」
「首領ポタウク、以下、ヴィズクエガトミ、リムボクス」
「じつは、長男はヴィズクエガトミですが、もっぱら、肉体労働を担当」
「次男ポタウクが、頭脳労働担当です」
「ラオソール種族――」
「外観は、豹のような四足動物」
「肉食獣から、進化したのですが~」
「今日では、野菜・果物、大好きで~」
「ヴィズクエガトミなんか~」
「《ジュール・ヴェルヌ》艦内のスイカも、おいしくいただきました」
「両耳や尻尾が、手先の機能を果たします」
「種族の多くは、至近距離専門のテレポーター――到達距離30m」
「種族のごく一部が、非力ながらもテレキネシス能力者」
「泥棒には、もってこい」
「で」
「今回、大泥棒三兄弟、自慢の装備は~」
「いつもの、デフレクターと対探知装置と……」
「パラポラライゼーター――今回の依頼主から預かった、超技術」
「涙滴型の構造物を、1回1粒」
「さすれば~」
「個体を、別のエネルギー水準に移行させて~」
「人も、すーっと、やりすごす」
「壁も、すーっ」
「バリアも、すーっ」
「1回に、たくさん使えば~」
「超強力な信号を、仲間に送信できる」
「まさしく、泥棒向きですね」
「依頼主の、ために~」
「――〈オーラ〉をもった人物を、誘拐するのだ」
「もと〈深淵の騎士〉ペリー・ローダン」
「狙われてます」
「……」
「グッキーは~」
「――艦内に、黒豹みたいなモノが、うろついてるよー」
「感知は、していたのです」
「でも」
「艦載脳〈ネモ〉は、にべもなく」
「――痕跡、ありません」
「泥棒の方が、一枚上手」

 そうするうちに、恒星ガゴット青の周囲に、ラオソール種族の艦隊出現――

「――!」
「指揮官ホホゴムが、搭乗する旗艦《アソム》、以下~」
「マウンター――全長1500mの猛獣っぽい宇宙船――30隻が~」
「《ジュール・ヴェルヌ》を、包囲」
「――無駄な抵抗は、やめよっ」
「遠征指揮官ペリー・ローダンは~」
「――この方向から、脱出っ」
「――いや、罠だった」
「ラオソール指揮官ホホゴムが~」
「《ジュール・ヴェルヌ》に、乗りこんできます」
「遠征指揮官ペリー・ローダンは~」
「――各員、無駄に相手を、刺激するなっ」
「相手が、一枚上手なときは~」
「うけいれるのも、策のうち」
「それに」
「対面してみれば、いたって紳士的」
「名誉を重んじる、泥棒なのでした」

 そうするうちに、恒星ガゴット青の周回軌道に、《ラオマーク》出現――

「――!」
「《ラオマーク》――」
「直径2000km」
「超光速駆動を装備した衛星、のようなもの」
「奥行き3.5kmの格納庫が、口を開き~」
「ぱっくり」
「《ジュール・ヴェルヌ》を、収容」
「密航していた、大泥棒三兄弟も、姿をあらわし~」
「首領ポタウクは~」
「兄弟を、〈マーク城塞〉に、行かせます」
「――〈法〉付与機の座標なんかを、報告してもらいたい」

 《ラオマーク》格納庫内、《ジュール・ヴェルヌ》――

「首領ポタウクは、大きな任務を終えて、ほっと一息」
「下っ端に、〈オーラ〉保有者の見張りをまかせて~」
「しばし、休息を」
「対して~」
「遠征指揮官ペリー・ローダンは~」
「軟禁状態とはいえ、いたって元気」
「ラオソール種族の下っ端をごまかすくらい、朝飯前です」
「――グッキーと、トロトも、連れていこうっ」
「せっかくの好機です」
「しばらく、《ラオマーク》内部を偵察するつもり」
「抜け出した、3名が~」
「30km厚の外殻を、抜けると~」
「そこは、自然がいっぱいの、空洞パラダイス」
「11個の人工太陽が、人工の昼夜をもたらし~」
「重力も、通常の惑星と、かわらない」
「なぜか赤道部分をぐるっと巡る意味不明な壁は、高さ4km」
「そんな、世界に~」
「ラオソール種族3億500万人が、暮らしていました」
「泥棒は、種族の稼業」
「泥棒アカデミーは、最高学府」
「卒業すれば、大泥棒の称号が授けられるのです」
「……」
「――〈オーラ〉保有者が、逃げた?」
「大泥棒三兄弟の首領ポタウクは~」
「すぐさま~」
「追跡作戦・開始」
「ラオソール種族の多くは、近距離テレポーターですから~」
「《ラオマーク》内部には、テレポーター追跡システムが、あります」
「――総員、テレポート禁止令っ」
「グッキーのテレポートを、追跡する作戦」
「が」
「――黒いのにまたがって、全力疾走で、逃げた?」
「取り逃して、しまいます」

 《ラオマーク》内、首都サクスアン、〈マーク城塞〉――

「大泥棒三兄弟の首領ポタウクは~」
「報告に、おもむきます」
「待っていたのは~」
「ラオソール種族の頂点に立つ、ふたり――」
「ラオソール王ハワモジャ55世」
「ならびに、ラオソール王アラパノアグ17世」
「それと~」
「異人がひとり――今回の依頼主です」
「……」
「依頼主――」
「名前も、知らされていません」
「ヒューマノイドを思わせる、全高3m、2脚の黒い移動ロボット」
「回転楕円体のボディの中、半透明の外装を透して~」
「小柄な肉体なのは、わかるのです」
「こちらをうかがう、大きな目が、ちょっと怖いのです」
「まず、言うことに~」
「――パラポラライゼーターの余りを、返却するのデス」
「――ごらんのとおり、全部、使ってしまいました」
「――そうデスカ」
「じつは~」
「パラポラライゼーターは、6個、残っていました」
「登城の途中、生まれ故郷のズヌクス村に、こっそり隠してきたのです」
「でも」
「大泥棒三兄弟の首領ポタウクは~」
「立派な泥棒なので~」
「このあたり、心は痛みません」
「で」
「名前も知らない依頼主は~」
「つづいて、今回の仕事を評価してくれました」
「今回の標的は、3つ」
「ひとつ、情報――〈法〉付与機の、座標」
「これは、見事に盗んできました」
「――素晴らしい仕事デス」
「2つめ、モノ――〈夜光鎧〉」
「これは、見事に盗んだのですが、途中で逃げてしまいました」
「――問題ありません。正直、ダメかも、と思っていたのデス」
「3つめ、ヒト――〈オーラ〉をもった人物です」
「女将軍カムコが困難なので、ペリー・ローダンで代用した次第」
「――直接、確認したいデス」
「……」
「《ラオマーク》内部を逃げまわる、ペリー・ローダンに~」
「依頼主は、こんな策をとりました」
「《ラオマーク》格納庫から、《ジュール・ヴェルヌ》を、放擲」
「砲門を、向けさせて~」
「呼びかけます」
「――投降するのデス」
「ペリー・ローダンに、選択の余地はありません」
「〈マーク城塞〉に、出頭してくると~」
「――!」
「ペリー・ローダンと、対面した~」
「依頼主、びっくり」
「〈深淵の騎士〉のオーラに、驚いている?」
「――目的に、ぴったりデス」
「――《ケオス・タイ》作戦に、同行するのデス」
「――無事終了したら、アノ船で、どこへなりと行くが良いデス」
「ペリー・ローダンに、選択の余地はなさそうです」

 ところで――

「大泥棒三兄弟の首領ポタウクは~」
「立派な泥棒なので~」
「心中、激昂していました」
「ラオソール種族は、誇り高い泥棒です」
「持てる者から盗むのが、基本」
「誘拐も、普通はしません」
「そして、犯罪とされるのが、こうした卑怯な脅迫」
「この依頼主」
「――オレと相容れないヤロウなのが、はっきりしたぜ」

【関連サイト】
・出版社が運営するドイツ公式サイト
[ http://www.perry-rhodan.net/ ]
・他、関連サイトはこちらを参照
[ http://www.rhodan.jp/ ]
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◆今回のひとこと

 誇り高い泥棒、ですか。

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d-information ◆ 473 [不定期刊] 2007/08/27
発行:y.wakabayashi /rlmdi [ yw@rlmdi.org ]
バックナンバー、登録/解除はこちら [ http://dzj.info/ ]
◆目次
◇ペリー・ローダン近況

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◆ペリー・ローダン近況

□ Perry Rhodan-Heft

2399 . Uwe Anton / Finale für einen Dual / 双頭大佐にフィナーレ
2400 . Robert Feldhoff / Zielzeit / 目標時間
2401 . Michael Marcus Thurner / Vorstoß in die LAOMARK / 《ラオマーク》に突撃
2402 . Christian Montillon / Der GESETZ-Geber / 〈法〉付与機
2403 . Christian Montillon / Mission CHEOS-TAI / 《ケオス・タイ》作戦
2404 . Arndt Ellmer / Versteck am Black Hole / ブラックホールの隠れ家

□ 再掲:Perry Rhodan-Heft 2399話「双頭大佐にフィナーレ」
[ http://www.perry-rhodan.net/produkte/hefte/1/2399.html ]

 新銀河暦1346年、恒星転送機ジアフォ・デュオ制御惑星トリクサル――

「技術者ラウライ・ブロダーさん――」
「発見者級戦艦《エドモンド・ハレー》艦上で、爆発事故」
「バリアのおかげで、一命はとりとめた、のですが~」
「昏睡から、醒めると~」
「――こわいのよー」
「以来、宇宙船恐怖症」
「地上勤務の、毎日です」

 3月、銀河系、恒星転送機〈カラグ恒星12面体〉――

「双頭大佐ゼルベロフ指揮下、〈反逆者〉部隊は~」
「恒星転送機〈カラグ恒星12面体〉を、完全制圧」
「――これで、この恒星転送機は、オレのもの」
「――待っていろよっ……テラナーとか、ハルト人とか」
「――恒星転送機街道の彼方まで、追い詰めてやるっ」
「が」
「そこに、思わぬ伏兵が」
「老ハルト人、コルノル・レルズ」
「――ワシの恒星転送機は、誰にもやらんっ」
「――〈最終スイッチ〉じゃ」
「――むんっ」
「その瞬間」
「恒星転送機〈カラグ恒星12面体〉は、全機能停止」
「復旧は、できません」

 恒星転送機ナギガル・トリオ――銀河系から93万光年――

「アトラン指揮下、自由テラナー連盟艦隊と、ハルト人艦隊」
「逃走……もとい、戦略的撤退中」
「老ハルト人、コルノル・レルズの、おかげで~」
「〈反逆者〉が、恒星転送機街道を追撃する事態は、避けられそう」
「でも」
「恒星転送機の座標は、おそらく、敵にまるわかり」
「安穏としては、いられません」
「アトラン、思うに」
「――ラファン人は、こんなだし」
「――〈反逆者〉も、見逃してくれると、思いたい」

 恒星転送機グルヴァー・デュオ――銀河系から136万光年――

「アトラン指揮下、自由テラナー連盟艦隊と、ハルト人艦隊」
「さらに、逃走……もとい、戦略的撤退」

 恒星転送機ジアフォ・デュオ、制御惑星トリクサル――

「到着した、発見者級戦艦《ジェフェ・クロードリン》、艦上」
「ハルト人ドング・ゴクの、姿がありました」
「じつは、これ」
「〈反逆者〉幹部、改造人間=双頭大佐ダンティレン」
「の、変装」
「双頭大佐ダンティレンには~」
「頭が、ふたつ」
「向かって左側は~」
「モルダエル人――〈反逆者〉所属、トカゲのような戦士種族」
「もとの名を、イレンディル」
「向かって右側は~」
「テラナー――銀河系在住の、ヒューマノイド種族」
「もとの名を、ロワ・ダントン、といいます」
「その、上に~」
「覆いかぶさる、擬態種族コーダ・アラティール3体」
「あわせて、ハルト人の形を、とっているのでした」
「目的は~」
「――アトランを、暗殺だ」
「……」
「到着した、発見者級戦艦《エドモンド・ハレー》、艦上」
「アトランは~」
「ハルト人ドング・ゴクから、連絡をもらいます」
「――内密に、ふたりだけでお話があるのねん」
「――ならば、制御惑星トリクサルの某所で」
「さて」
「齢を重ねたアルコン人、アトラン」
「猜疑心の強さには、定評があります」
「――アトラン、覚悟っ」
「襲いかかる、ハルト人ドング・ゴク=双頭大佐ダンティレン」
「――させんぞっ」
「潜んでいた、ハルト人ドモ・ソクラトが、阻止」
「――卑怯者っ」
「両者の声が、かぶったり」
「で」
「以後、しばらく~」
「アトランVS双頭大佐ダンティレン」
「目と耳を覆いたくなる、悲惨な闘いが、展開します」

 恒星転送機ジアフォ・デュオ、制御惑星トリクサル、地下――

「双頭大佐には、超心理能力――内因性の苦痛をあたえる――が、あります」
「きっと、にらむと~」
「――ひーっ」
「身体を二つに折って、苦悶するアトラン」
「――いいぞ、このまま一気にっ……お、おい、どこへ行くっ」
「さて」
「齢を重ねたアルコン人、アトラン」
「悪運の強さにも、定評があります」
「身体を二つに折って、しゃがみこんだのが、ベルトコンベアの上」
「地下に、搬送されていくのです」
「……」
「双頭大佐ダンティレンは~」
「変装を、解いて~」
「擬態種族コーダ・アラティール3体に、アトラン追跡を指示するも果たせず」
「そこに、行きあわせたのが~」
「不運な技術者ラウライ・ブロダーさん」
「――!」
「――なら、この女を、人質だっ」
「――出てこいっ、アトラン」
「さて」
「齢を重ねたアルコン人、アトラン」
「フェミニストぶりにも、定評があります」
「格好をつけて、登場です」
「――そのヒトを、解放するのだ」
「――昔……ちっちゃなマイケル坊やが式典で、おもらししたとき~」
「――シャンパンタワーをひっくりかえして、助けてやった恩を、忘れたか?」
「真っ赤な顔の、双頭大佐ダンティレン――の、ロワ・ダントンの方」
「言葉を、なくして~」
「技術者ラウライ・ブロダーさんの銃で、いきなり、ばーん」
「アトランは、ちょっぴり負傷」
「格好悪く、逃げることに」
「が」
「悪運は、アトランを見放しません」
「行きあわせた、のが~」
「制御惑星トリクサルの地下に潜伏した、太古レムール人の生き残り」
「――アレは、敵ですか?」
「――そうだ、レムール人一族の敵だっ」
「――さあ、こっちへ」
「――武器も、あります」
「案内された、のは~」
「いわば、工場の監督詰所のようなトコロ」
「武器といっても、鉄の矢じりつきの狩猟用ボーガン、のようなもの」
「でも」
「地下施設の各所の拡声器を、集中制御できるので~」
「狡猾なアルコン人には、ある意味、最高の地の利」
「……」
「さて」
「齢を重ねたアルコン人、アトラン」
「勘の良さにも、定評があります」
「――つまり?」
「――ロワの恥ずかしい話をして、心の古傷をえぐると?」
「――よくわからんが、結果的に、敵はアノ超能力を充分発揮できないのだ」
「ついで、ですが」
「齢を重ねたアルコン人、アトラン」
「毒舌には、自信があります」
「心の中に、ロワの恥ずかしい話の銃弾を、しこたま装填」
「――さあ、反撃だ」
「……」
「結局」
「勝敗を、分けたのは~」
「不運な技術者ラウライ・ブロダーさん」
「先刻、自分を救出にきたアトランに、不覚にココロを奪われてしまったのか」
「身を挺して、アトランを救い~」
「その刹那」
「アトランの撃った、矢が~」
「双頭大佐ダンティレンの、胸をぐっさり」

 恒星転送機ジアフォ・デュオ――

「ここは~」
「三角座銀河まで、67万4663光年」
「アンドロメダ銀河まで、67万4078光年」
「ハルト人艦隊の大半、5万3000隻と~」
「テラナーの希望者を乗せた、ポントン級テンダー数隻は~」
「――さらばでーす」
「三角座銀河と、アンドロメダ銀河へ、自力航行の旅・開始」
「さらに」
「ここは~」
「やわらかいバリアに守られた、超空間の〈虹色島国〉が、停泊中」
「自由テラナー連盟の艦船の大半と~」
「ハルト人のわずかな希望者は~」
「――ボクたちは、可哀想な難民でーす」
「――入国、させてよー」
「――それで、勝手なお願いで、失礼なのですがー」
「――銀河系の近くで、降ろしてくれたまえ」
「で」
「残るは、アトラン指揮下、ハンガイ銀河特攻部隊」
「ハンガイ銀河まで、80万4612光年」
「発進するのは~」
「発見者級戦艦《リチャード・バートン》――〈エッシャー〉搭載」
「と、それを載せたポントン級テンダー」
「随行する、ポスビのクェーサー級〈LFT-BOX〉3隻」
「《アトス》、《ポルトス》、《アラミス》」
「送り出すのは~」
「太古レムール人の恒星転送機建設用・巨大建機《ツォイト80》」
「――ばり……ばりばりばりばりぃぃっ」
「――半空間トンネル生成っ」
「巨大建機が解放した、ハイパー洪水放射が~」
「全長78万5000光年の、半空間トンネルを形成」
「――発進っ」
「発見者級戦艦《リチャード・バートン》+ポントン級テンダーと~」
「〈LFT-BOX〉3隻は~」
「半空間トンネルへ」

 316時間後――

「双頭大佐ゼルベロフ指揮下、〈反逆者〉部隊が~」
「恒星転送機ジアフォ・デュオに、到達」
「――!」
「半空間トンネル、崩壊です」
「……」
「発見者級戦艦《リチャード・バートン》+ポントン級テンダーと~」
「〈LFT-BOX〉3隻は~」
「通常空間へ」
「――すとん」
「でも、そこは~」
「すでに、ハンガイ銀河まで、わずか26万6441光年の、銀河間虚空」
「充分、自力でこなせる距離です」

 発見者級戦艦《リチャード・バートン》艦上――

「アトランは~」
「アラス医師プリド・レウユルから、連絡をもらいます」
「――内密に、報告があるのねん」
「で?」
「――死体解剖の結果、判明したのですが」
「――?」
「――双頭大佐ダンティレンの半分=ロワ・ダントン部分は、ニセモノです」
「――ようするに、クローンです」
「――体内に、細胞活性チップも、ありません」
「つまり?」
「――推測ですが~」
「――敵科学者も、ヘンな生き物が手に余って、ゴマカシたんですねー」
「ロワ・ダントン」
「まだ、敵陣に囚われて、生存しているかも」
「……」
「さて」
「齢を重ねたアルコン人、アトラン」
「血も涙もないわけでは、ありません」
「友人の息子を、罵倒したあげくに、矢でぐっさり」
「それでも胸が痛まない自分に、ちょっと自己嫌悪」
「だった、のですが~」
「胸のつかえが、とれました」
「――ハンガイ銀河に到着したら」
「――平和ドライバーに手紙を、託そう」
「――ペリー、キミの息子は、まだ生きているかもしれんっ」

□ Perry Rhodan-Heft 2400話「目標時間」
[ http://www.perry-rhodan.net/produkte/hefte/1/2400.html ]

 新銀河暦1346年4月8日、星系ソル――

「この日~」
「自由テラナー連盟政庁首席ペリー・ローダン、宣言して曰く」
「――〈時称作戦〉は、秒読み段階にはいった」
「カロン星団の、ジョナサン研究所から~」
「クルカリェン・ヴァランティル――太古の記憶をもつ、アルゴリアン」
「レ・アニャンテさん――同じく、太古の記憶をもつ、アルゴリアン」
「マルコム・S・デーリアン――生命維持装置なしに生きられない中枢神経系」
「3名と、共に~」
「――ついに、〈文脈改竄機〉が、到着したのだ」
「かくして~」
「政府要人一同、衛星ルナのアーロン・クイッポ・ドックに、おもむき~」
「最終艤装中の《ジュール・ヴェルヌ》を、見上げることに」
「……」
「《ジュール・ヴェルヌ》――」
「外観は、いわば、小型の《ソル》」
「全長2400mの、亜鈴型」
「直径800mのアポロ級球形艦《JV1》と《JV2》を~」
「全長800mの円柱状の中央艦体で、繋いだ形」
「表向きは、ハイパー物理学的抵抗増大前の技術の、研修艦」
「メタグラヴも、グリゴロフも」
「パラトロン・バリアも、ミニATGも」
「現在、稼働が可能なものも、不可能なものも~」
「とにかく、本物・全部入り」
「動かない技術は~」
「艦載脳〈ネモ〉が、シミュレートして、研修生のお役に立ちます」
「その、実体は?」
「中央艦体に〈文脈改竄機〉を、搭載して?」
「――過去に、跳ぶのだ」
「――目標時間は?」
「――2000万年前……超知性体アルケティムの時代だっ」
「誰が?」
「乗員は、3500名」
「指揮するのは、政庁首席ペリー・ローダン」
「政庁次官モンドラ・ダイアモンド」
「グッキー」
「アラスカ・シェーデレーア」
「イホ・トロト」
「――そうそう、ミニ象のノーマンも、連れていきましょう」
「……」
「2000万年前――」
「銀河系が、ファリスケ・エリゴン銀河と、呼ばれていたころ~」
「当地を統治していた、超知性体アルケティムは~」
「ほかに数体の超知性体と、ともに~」
「距離4500万光年の、タレ・シャルム銀河で~」
「〈負の球体〉の誕生を、阻止したのです」
「――その手法を、見学にいくのだ」
「……」
「さて」
「政庁次官モンドラ・ダイアモンドさんには~」
「個人的なトピックが、あるようです」
「――最近、年齢の割に、体調が良いなー、と思って~」
「――主治医のミアンズ=ビネット先生に、相談したの」
「――デロリアンを出産してから、加齢が止まってるらしいの」
「――細胞シャワーでも、浴びたみたいに」

 星系ソル、〈時称作戦〉秒読み段階――

「この日~」
「政庁首席ペリー・ローダンを、来訪したのは~」
「いまさらながら、ロト・ケレーテ――超知性体〈それ〉の使者」
「――この宙域に干渉は難しい、と聞いていましたが?」
「――だって、コレ、〈ニュークリアス〉の力を借りた、投影像だし」
「――本当は、どこにいるのです?」
「――超知性体〈それ〉のトコロ」
「――どこに、いるのです?」
「――超知性体〈それ〉は、ハンガイ銀河の件に、関わりたくないってさ」
「教えたく、ないようです」
「――でも、超知性体〈それ〉の現住所には、テラナーがいないし」
「――淋しいから、人類が疎開を望むなら、受け入れても良いってさ」
「――キミも、〈時称作戦〉を生きのびられるか、わからんし」
「――悪い提案では、ないだろう?」
「そんな身勝手な提案、即刻拒否ですが」
「――コレを、渡しておくからね」
「サッカーボール大の〈銀球〉」
「オールドタイマーの、技術装置?」
「――気がかわったら、コレで連絡してほしいってさ」
「2000万年の過去から、現在の〈それ〉に連絡する手段」
「なのでした」

 新銀河暦1346年4月15日――

「この日~」
「《ジュール・ヴェルヌ》は、衛星ルナを、発進」
「恒星ソルに、接近すると~」
「――ひゅん」
「プロミネンス――〈文脈跳躍〉の踏切板――で、消えました」
「〈時称作戦〉、開始です」

 紀元前2005万9813年――

「超知性体アルケティム死去の、4年前」
「――ひゅん」
「《ジュール・ヴェルヌ》、到着です」
「が」
「ストレンジネス・ショックのため~」
「機器類、機能せず」
「艦載脳〈ネモ〉も、再起動しないと?」
「とにかく、まともに、動きません」
「そんなとき」
「転子状艦250隻に、包囲されました」
「ショハーク種族――超知性体アルケティムの補助種族――の艦隊です」
「……」
「艦隊司令ファクト・リムファル、曰く」
「――この、プレッサー親衛隊めっ」
「どうやら~」
「〈混沌の勢力〉の、カオプレッサーの関係者と、誤認されている?」
「そこへ」
「不運にも=幸運にも~」
「本物の〈混沌の勢力〉――〈反逆タンク〉艦隊――が、襲来」
「撃退して~」
「ようやく、誤解が解けました」
「……」
「ショハーク艦隊司令ファクト・リムファルを~」
「《ジュール・ヴェルヌ》に、招待しましょう」
「すると」
「――!」
「ペリー・ローダンと、対面した~」
「ショハーク艦隊司令ファクト・リムファル、びっくり」
「〈深淵の騎士〉のオーラに、驚いている?」
「――女将軍カムコさまの〈太陽のオーラ〉に、似ているのデス」
「――そのヒトは?」
「――〈法行進〉の最高司令官にして~」
「――超知性体アルケティムの最高官で、あらせられるのデス」
「ところで」
「――わたしは、ペリー・ローダン」
「――試運転の途上、ごらんのとおり、往生してます」
「――助けては、いただけまいか?」
「適当なでまかせ、ですが~」
「ショハーク艦隊司令ファクト・リムファルは、疑いもせず~」
「《ジュール・ヴェルヌ》を、直径4kmのテンダーに係留」
「ファリスケ・エリゴン銀河の中心惑星オアゴニルに、向うのでした」

 星系オア、惑星オアゴニル――

「《ジュール・ヴェルヌ》は、星系オアに到着」
「遊弋する、〈法行進〉艦隊68万隻」
「タレ・シャルム銀河遠征に向けて、集結している模様」
「と」
「惑星オアゴニルから~」
「旗艦《タロシ》が、接近」
「女将軍カムコ、《ジュール・ヴェルヌ》へ、乗りこんできます」
「……」
「女将軍カムコ――アエガン人」
「身長1.7m」
「ヒューマノイドに、見えなくもない」
「――ステキな異類を求めて、宇宙を旅するの」
「アエガン人は、異類と交配するのが、本性です」
「それはさておき」
「――あら、〈深淵の騎士〉のオーラねー、ほほほ」
「――ご慧眼ですなー、ははは」
「なんて社交辞令から、はずむ会話」
「――《ジュール・ヴェルヌ》は~」
「――超知性体の卵〈ニュークリアス〉の依頼で、活動しておりまして~」
「――依頼主の後学のため~」
「――ぜひ、超知性体アルケティムの偉業に、同行・観察したい」
「ペリー・ローダン……さすが、でまかせは、一流です」
「対する、女将軍カムコ、他人には言えないことが、あります」
「超知性体アルケティムは、現在、表向きは出張中」
「今回、〈法行進〉現場指揮のため~」
「じつは、こっそり戻ってきては、いるのですが~」
「――(最近、隣接星系にまで、プレッサー親衛隊が出没するようになって~)」
「――(本当は、〈法行進〉艦隊を今にも発進させたいのに~)」
「――(超知性体アルケティムと連絡がとれずに、困っているの)」
「二重三重に、口には出せない話ですね」
「でも」
「――《ジュール・ヴェルヌ》の同行許可は、ちょっと待ってね」
「――惑星オアゴニルの着陸許可はあげるから、どこにも行かないで」
「――〈行進本部〉にも来てね、約束よ」
「女将軍カムコ……なんだか、とっても機嫌が良い」
「同席した、グッキーは~」
「テレパシーで、気づいてしまいました」
「ペリー・ローダンに、こっそり耳打ち」
「――ペリー、狙われてるよ」
「ところで」
「同席した政庁次官モンドラ・ダイアモンドさん、には~」
「個人的な夢が、あります」
「――ペリーと、また恋人に……それ以上にも、なれるかなー」
「かくして」
「女の闘い、秒読み開始、なかんじ」

 惑星オアゴニル――

「ショハークたちは、このところ当地を徘徊する盗賊について、噂話」
「依頼をうければ、何でも盗む」
「ラオソール種族の、大盗賊三兄弟」
「首領ポタウク、リムボクス、ヴィズクエガトミ」
「グッキーが、探ってみると~」
「今回の標的は、3つ」
「ひとつ、情報――〈法〉付与機の、座標」
「星系クオカンに、隠してあるのは、調査済」
「2つめ、モノ――〈夜光鎧〉」
「女将軍カムコが、超知性体アルケティムから託され~」
「深い地下金庫室に保管する、超装備」
「……」
「一方」
「ペリー・ローダン」
「約束どおり、女将軍カムコを、訪問して~」
「うっかり」
「ふたりきりに、なってしまいます」
「――だめ?」
「――ダメだ」
「――やっぱり、モンドラさんが、良いのね?」
「――う……」
「ストレートに、問いかけられて~」
「口ごもる、ペリー・ローダン」
「人間、長く生きれば、生きるほど~」
「難しくて、口に出せないことが、あるのでした」

 惑星オアニゴル、ラオソール種族の大盗賊三兄弟――

「外観は、豹のような四足動物」
「両耳が、両手の機能を果たします」
「自慢の装備は、デフレクターと探知装置とパラポーリゼーター」
「末弟は、ちょっとしたテレポート能力も、有しています」
「……」
「今宵~」
「大盗賊三兄弟は~」
「地下金庫室に、押し入ると~」
「〈夜光鎧〉の3パーツを、盗み出す」
「――やるぜ」
「――やったぜ」
「――おー」
「で」
「首領ポタウク、好奇心・旺盛です」
「――盗んだ〈夜光鎧〉には、どんな秘密が?」
「〈夜光鎧〉の兜を、稼働させると~」
「ベクトル・ヘルメット?」
「2000万年後に~」
「アラスカ・シェーデレーアが、入手することになる~」
「あの超探知装置、なのでした」
「――盗んだ〈夜光鎧〉には、どんな機能が?」
「使ってみようと、試みましたが~」
「〈夜光鎧〉の兜は、装着したのが盗賊と、勘づいたようです」
「――いやー」
「絶叫して、他のパーツとともに非物質化」
「……」
「大盗賊三兄弟は~」
「しばし、呆然」
「――依頼主の、気がしれんよなー」
「――依頼主、何か裏があるかも」
「――おー」
「まあ、気をとりなおして」
「3つめの標的のコトでも、考えましょう」
「3つめ、ヒト――〈オーラ〉をもった人物です」
「――女将軍カムコ?」
「――警戒されているし、コレは無理では?」
「――!」
「――オイ……もうひとり、〈オーラ〉を持ってるヤツがいるぞ」
「好都合でした」

 惑星オアゴニル、ペリー・ローダン――

「――〈夜光鎧〉が、盗まれた?」
「この報に、接し~」
「女将軍カムコの思考は、単純明快」
「――〈夜光鎧〉を、盗めるヤツ?」
「――超能力者?」
「――グッキーとかいう、毛皮生物?」
「――告発よっ、ペリー・ローダン」
「問答無用」
「《ジュール・ヴェルヌ》は~」
「拘束場と消耗ハイパー次元場で、繋留されて」
「ペリー・ローダン、モンドラ・ダイアモンドさん、グッキーは~」
「逮捕・連行」
「――無実だっ」
「――信じないっ」
「自己弁護・失敗」
「――やむをえんっ」
「――グッキー、テレポートだっ」
「逃げるしか、ありません」
「一方」
「繋留された《ジュール・ヴェルヌ》の、イホ・トロト」
「――やむをえんっ」
「――破壊だっ」
「トランスフォーム砲弾で、拘束場を破壊」
「パラトロンバリアで、消耗ハイパー次元場を中和」
「ペリー・ローダン、モンドラ・ダイアモンドさん、グッキーが~」
「構造亀裂を抜けて、テレポートしてきたら~」
「あとは、艦ごと、逃げるまで」
「が」
「惑星オアゴニル周囲には、〈法行進〉艦隊68万隻が……」
「で」
「一計を案じた、ペリー・ローダン」
「《ジュール・ヴェルヌ》は、惑星首都中心部へ転針」
「そこに鎮座するのは、超知性体の玉座、〈アルケティム至聖所〉」
「ぴったりはりつくように飛行する乱入者に、自動機構が働きました」
「――ひゅん」
「《ジュール・ヴェルヌ》は、強制テレポートされて、自由空間へ」
「そのまま、宙域離脱です」

 惑星オアゴニル、女将軍カムコ――

「――銀河全域に、指名手配よっ」
「ところが」
「――え?」
「――〈夜光鎧〉が、勝手に戻ってきた?」
「――本当に、無実だったのねー、ほほほ」

 一恒星の陰に隠れた、《ジュール・ヴェルヌ》――

「自由テラナー連盟政庁首席ペリー・ローダン」
「キャビンで~」
「たわむれる、ミニ象ノーマンとか~」
「〈銀球〉を~」
「じっと眺めて、思うこと」
「――やっちまったよなー」
「機器類は、本調子でないし」
「時間跳躍は、まだ無理なかんじ」
「どうやら、時間遠征は、長引きそうです」
「――気が変わったわけでは、ないのだ」
「――でも」
「――超知性体〈それ〉が、あの提案を~」
「――全人類に伝えることは、許諾しよう」
「――超知性体〈それ〉の提案を、うけて~」
「――疎開するかは、ひとりひとりの判断だ」
「――でも」
「――オレは、防衛するぞ」
「――みんなも、できれば~」
「――テラにとどまり、いっしょに防衛してくれると~」
「――ちょっと、うれしい」
「なんて、メッセージを記録すると~」
「〈銀球〉は、未来へ、旅立ちました」

 ところで、ラオソール種族の大盗賊三兄弟――

「〈オーラ〉をもった人物を、誘拐するべく~」
「《ジュール・ヴェルヌ》に、潜入したのですが~」
「こんな場所に、停泊されては~」
「誘拐した後、逃げ道がありません」
「――ああ、基地《ラオマーク》に戻りたい」
「――呼ぼうかな」
「――呼ぶのだ」
「――おー」
「首領ポタウクの決断で~」
「基地《ラオマーク》、《ジュール・ヴェルヌ》に接近中?」

【関連サイト】
・出版社が運営するドイツ公式サイト
[ http://www.perry-rhodan.net/ ]
・他、関連サイトはこちらを参照
[ http://www.rhodan.jp/ ]
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◆今回のひとこと

 2400話でした。

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d-information ◆ 472 [不定期刊] 2007/08/20
発行:y.wakabayashi /rlmdi [ yw@rlmdi.org ]
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◆目次
◇ペリー・ローダン近況

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◆ペリー・ローダン近況

□ Perry Rhodan-Heft

2399 . Uwe Anton / Finale für einen Dual / 双頭大佐にフィナーレ
2400 . Robert Feldhoff / Zielzeit / 目標時間

□ Perry Rhodan-Heft 2399話「双頭大佐にフィナーレ」
[ http://www.perry-rhodan.net/produkte/hefte/1/2399.html ]

 新銀河暦1346年3月――

「アルコン人、アトランが指揮することになった~」
「発見者級戦艦《リチャード・バートン》――〈エッシャー〉搭載」
「宇宙の危機を、救うため~」
「恒星転送機の橋を、渡り~」
「――ハンガイ銀河に、向かうのだ」
「が」
「実体は――」
「双頭大佐ゼルベロフ指揮下の〈反逆者〉部隊に~」
「追いかけられて~」
「追いつめられて~」
「恒星転送機の橋に、逃げこんだ、ようなもの」
「すでに~」
「恒星転送機の橋の全貌は、敵軍の知るところ」
「当面、増援は望めません」
「で」
「この壮大な、進出作戦=戦略的撤退の途上~」
「唯一の戦果、と呼べそうな戦果が、ありました」
「――双頭大佐ダンティレンを、倒してしまった」
「……」
「終末戦隊〈反逆者〉幹部、改造人間=双頭大佐ダンティレン」
「頭が、ふたつあります」
「向かって左側は~」
「モルダエル人――〈反逆者〉所属、トカゲのような戦士種族」
「もとの名を、イレンディル」
「向かって右側は~」
「テラナー――銀河系在住の、ヒューマノイド種族」
「もとの名を、ロワ・ダントン、といいます」
「で」
「――死体解剖の結果、イヤなことが、判明しました」
「――正確には、朗報なのでしょうか」
「――?」
「――双頭大佐ダンティレンの半分=ロワ・ダントン部分は、ニセモノです」
「――ようするに、クローンです」
「――体内に、細胞活性チップも、ありません」
「つまり?」
「――推測ですが~」
「――敵科学者も、ヘンな生き物が手に余って、ゴマカシたんですねー」
「ロワ・ダントン」
「まだ、敵陣に囚われて、生存しているかも」
「……」
「さて」
「追いかけられて~」
「追いつめられて~」
「恒星転送機の橋の先の、銀河間虚空」
「アルコン人、アトランが指揮する~」
「発見者級戦艦《リチャード・バートン》」
「ハンガイ銀河まで、あと、26万6441光年」
「という、ところで~」
「2399話・完」

【関連サイト】
・出版社が運営するドイツ公式サイト
[ http://www.perry-rhodan.net/ ]
・他、関連サイトはこちらを参照
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◆今回のひとこと

 いよいよ、2400話ですね。

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d-information ◆ 471 [不定期刊] 2007/08/13
発行:y.wakabayashi /rlmdi [ yw@rlmdi.org ]
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◆目次
◇クルト・ラスヴィッツ賞 2007
◇ペリー・ローダン近況

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◆クルト・ラスヴィッツ賞 2007

 本年のクルト・ラスヴィッツ賞は、以下のとおり。
 2006年の成果に対して贈られたもの、である。

□ Kurd Laßwitz Preis

・Bester Roman 長編部門
 Herbert W. Franke / Auf der Spur des Engels / 天使の足跡
 ――23世紀、人類の未来を決する国際会議にからむ、SFスリラー
DTV 社

・Beste Kurzgeschichte 短編部門
 Marcus Hammerschmitt / Canea Null / カネア・ゼロ
 ――Shayol 社の短篇集 Plasmasymphonie und andere Visionen 3 『プラズマ交響曲、その他のヴィジョン3』に収録

・Bestes ausländisches Werk 海外部門
 Robert Charles Wilson / Spin / Spin / スピン
 ――未邦訳

・Beste Übersetzung 翻訳部門
 Volker Oldenburg
 ――David Mitchell / Cloud Atlas / Wolkenatlas / 雲級図
の翻訳にたいして

・Beste Graphik アート部門
 Thomas Franke
 ――Wolfgang Jeschke / Der Zeiter / 時の人
の表紙にたいして

・Bestes Hörspiel ラジオドラマ部門
 RBB Matthias Scheliga / Amnesia / 健忘症

・Sonderpreis 特別賞
 Christian Pree 氏
 ――Bibliographie deutschsprachiger Science-Fiction-Stories und Bücher
『ドイツ語圏SF書誌』にたいして
インターネットで公開される非商業活動で、1998年から2006年の間に、作家1万人、書籍2万1000、記事2万、小説3万の情報を有するに至った

【関連サイト】
・クルト・ラスヴィッツ賞のサイト
[ http://www.epilog.de/go/klp/ ]
・SF-Fan.de の各賞紹介ページ
[ http://www.sf-fan.de/literaturpreise/ ]
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◆ペリー・ローダン近況

□ Perry Rhodan-Heft

2398 . Uwe Anton / Aufbruch nach Hangay / ハンガイへの出発
2399 . Uwe Anton / Finale für einen Dual / 双頭大佐にフィナーレ
2400 . Robert Feldhoff / Zielzeit / 目標時間

□ Perry Rhodan-Heft 2398話「ハンガイへの出発」
[ http://www.perry-rhodan.net/produkte/hefte/1/2398.html ]

 新銀河暦1346年3月、球状星団ケンタウルス座オメガ――

「自由テラナー連盟政庁首席ペリー・ローダンと~」
「グッキーと~」
「ハルト人イホ・トロトは~」
「ネプチューン級戦艦《ペキン》で、未確認物体を、追跡」
「――レムール人のステーション《ツォイト80》?」
「太古レムール人の恒星転送機建設用・巨大建機を、手に入れたのでした」
「が」
「なんといっても、さしわたし120kmの大型重機」
「――コレを、恒星転送機〈カラグ恒星12面体〉まで、運転する?」
「ご存知の、とおり~」
「球状星団ケンタウルス座オメガには~」
「ハイパー嵐が、いつも、びゅーびゅー」
「60回の遷移――1回あたり2光月――で、行くことにしました」
「安全第一」

 ケンタウルス座オメガ中心域、恒星転送機〈カラグ恒星12面体〉――

「〈反逆者〉艦隊がくくりつけていった、高次元ポテンシャルは~」
「ものすごい、高次元放射が、ぴかぴかー」
「と」
「――!」
「見ていた、アルコン人アトランも、愕然ですが~」
「転送機として、機能するのですね」
「出現したのは~」
「〈反逆タンク〉121隻」
「戦隊要塞《反逆コーン0399》」
「いずれも、超バリア〈フラクタル亀裂鐘〉、全開」
「ローテク換装、していない機体です」
「……」
「恒星転送機〈カラグ恒星12面体〉制圧の1回戦に、敗退し~」
「救命カプセルで、脱出していた、双頭大佐ゼルベロフ」
「無事・救出、指揮権・掌握」
「――憶えていろよー」
「でも」
「なぜだか、すぐには、仕掛けてこないのでした」

 恒星転送機〈カラグ恒星12面体〉、アルコン人アトラン――

「――制御惑星=カラグ鋼鉄惑星を、まるごと狙っているのだな」
「と、最悪の事態を、想定してみたり」
「……」
「――ひそ」
「――ひそひそ」
「カラグ鋼鉄惑星の留守居役、コルノル・レルズ――老ハルト人――と~」
「〈最終スイッチ〉について相談、してみたり」
「……」
「――全艦船を、恒星転送機ジアフォ・デュオ方面まで、撤退させるとか」
「――難民船だと、自己主張すれば~」
「――〈虹色島国〉のイメントリ・ルズは、拒めないであろう?」
「――そうしてから、適当なところで降ろしてもらえば、良いのだ」
「他人さまの厚意に甘えるのも、大概にしろよー」
「な、計画を、思案したり」
「……」
「と」
「ハルト人の新任総代ラブン・エルヴァインが、来訪です」
「――ハルト船の半分は、ハイパー嵐を抜けて~」
「――惑星タルバナに、隠れてみようと、かく思う」
「惑星タルバナは、球状星団ケンタウルス座オメガ内、恒星ガマクの第1惑星」
「――あとの半分は、恒星転送機ジアフォ・デュオを経由して~」
「――アンドロメダ銀河を、目指してみようと、かく思う」

 恒星転送機〈カラグ恒星12面体〉、〈反逆者〉艦隊――

「――!」
「アルコン人アトラン、怖れていたとおり~」
「敵は、増援を、待っていたのですね」
「出現したのは~」
「〈反逆タンク〉4個部隊=1936隻」
「で」
「双頭大佐ゼルベロフの、号令一下」
「カラグ鋼鉄惑星に向けて、〈反逆者〉全軍・進撃開始」
「……」
「カラグ鋼鉄惑星では~」
「――撤退だ」
「――撤収よ」
「……」
「自由テラナー連盟艦隊とハルト艦隊は~」
「カラグ鋼鉄惑星の周囲に、防衛陣を展開」
「でも」
「――無傷で入手できるかも、と思わせるのだ」
「ようするに、時間かせぎ」
「自由テラナー連盟艦隊の数隻が、突撃してみせて、小競合い」
「ヴリトラ砲が」
「――どどーん」
「〈反逆タンク〉を、なんとか数隻、屠ります」
「しばらくは~」
「当方も、小手先」
「先方も、小手調べ」

 自由テラナー連盟発見者級戦艦《ジェフェ・クロードリン》――

「恒星転送機〈カラグ恒星12面体〉中央の、転送場」
「先発撤退組の、艦船が~」
「――ひょん」
「逐次、転送されていきます」
「自由テラナー連盟発見者級戦艦《ジェフェ・クロードリン》も~」
「――ひょん」
「転送です」
「で」
「その、艦内」
「あの、ハルト人ドング・ゴクが、いました」
「――双頭大佐ゼルベロフめっ」
「――おろかもの・オロカモノっ」
「ハルト人ドング・ゴクの中のヒト=双頭大佐ダンティレンは、怒り心頭」
「本当は~」
「――ペリー・ローダンを、暗殺だ」
「――アトランを、暗殺だ」
「というつもりで、潜入したのに」
「なりゆきで、こんな事態に」
「――転送の衝撃で、正体が露見したら、どうしてくれるっ」

 恒星転送機〈カラグ恒星12面体〉、カラグ鋼鉄惑星周辺宙域――

「〈反逆タンク〉艦隊、カラグ鋼鉄惑星に、ついに突撃か」
「という、瞬間」
「――!」
「巨大なモノ、出現」
「太古レムール人の恒星転送機建設用・巨大建機《ツォイト80》、です」
「《ツォイト80》に係留された、ネプチューン級戦艦《ペキン》から~」
「ペリー・ローダンから、通信」
「――お待たせ」
「――遅いぞ、蛮人っ」
「――そんなことより、全艦、〈反逆タンク〉艦隊から、離脱だっ」
「――?」
「――離脱してから、5次元機器のスイッチを、切らせるのだっ」
「アトラン、ローダンの指示どおり、全軍に通達」
「で」
「――ばり……ばりばりばりばりぃぃっ」
「巨大建機が解放した、ハイパー洪水放射に~」
「〈反逆タンク〉全艦、一時、行動不能に」
「――この機会に、攻撃もするのだっ」
「とはいえ」
「超ハイテクバリア〈フラクタル亀裂鐘〉は、こんなときにも堅固です」
「ヴリトラ砲が」
「――どどーん」
「〈反逆タンク〉を、なんとか数隻、屠る程度」
「戦況の変化は、望めません」
「……」
「《ツォイト80》を離脱する、ネプチューン級戦艦《ペキン》から~」
「ペリー・ローダンから、通信」
「――《ツォイト80》を、餞別がわり」
「――迷わず、遠征に行くがよいっ」
「ネプチューン級戦艦《ペキン》は~」
「球状星団ケンタウルス座オメガの、星の海に消えました」
「かくして~」
「〈反逆タンク〉艦隊が、動けぬうちに~」
「恒星転送機〈カラグ恒星12面体〉中央の、転送場」
「自由テラナー連盟艦が~」
「ハルト船が~」
「――ひょん・ひょん」
「逐次、転送されていきます」
「《ツォイト80》も~」
「――ひょん」
「最後に、アトランが搭乗する発見者級戦艦《エドモンド・ハレー》が~」
「――ひょん」

 恒星転送機〈カラグ恒星12面体〉、〈反逆者〉艦隊――

「やがて」
「〈反逆タンク〉全艦、運航機能を回復」
「――酷い目に、あったぜー」
「とはいえ、勝利は勝利」
「恒星転送機〈カラグ恒星12面体〉に、敵影なし」
「制御惑星にも、敵影なし」
「双頭大佐ゼルベロフは~」
「意気揚々と、制御惑星=カラグ鋼鉄惑星へ、降下」
「――これで、この恒星転送機は、オレのもの」
「――恒星転送機街道の彼方まで、追い詰めてやるっ」
「……」
「が」
「じつは」
「カラグ鋼鉄惑星には、敵がひとりだけ、残っていました」
「老ハルト人、コルノル・レルズ」
「――ワシの恒星転送機は、誰にもやらんっ」
「――〈最終スイッチ〉じゃ」
「――むんっ」
「その瞬間」
「恒星転送機〈カラグ恒星12面体〉、全機能・停止」
「復旧は、もう、できません」
「――ワシの恒星転送機は、誰にもやらんのじゃあぁっ」
「老ハルト人、コルノル・レルズが~」
「双頭大佐ゼルベロフに、突進するところで~」
「2398話・完」

【関連サイト】
・出版社が運営するドイツ公式サイト
[ http://www.perry-rhodan.net/ ]
・他、関連サイトはこちらを参照
[ http://www.rhodan.jp/ ]
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◆今回のひとこと

 あと2話で、2400話。

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