2007年12月アーカイブ
◆目次
◇ペリー・ローダン近況
----------------------------------------------------------------------
◆ペリー・ローダン近況
□ Perry Rhodan-Ara-Toxin
3 . Hans Joachim Alpers / Nekrogenesis / 創死
4 . Wim Vandemaan / Die eiserne Karawane / 鋼鉄隊商
5 . Hubert Haensel / Die Trümmerbrücke / 廃墟橋
6 . Michael Marcus Thurner / Der Unlichtplanet / 無光惑星
Heyne 社の書き下ろしポケットブック・シリーズ〈アラス毒〉。
全6巻の3巻目。
□ Perry Rhodan-Ara-Toxin 3巻「創死」
[ http://perry-rhodan.net/produkte/buecher/heyne/aratoxin/3.html ]
新銀河暦1340年6月、M-13球状星団、惑星アラロン――
「アラス政府から、公式発表です」
「――はぐれ医師トランティポンと一党が~」
「――諸惑星に、〈アラス毒〉をしかけました」
「大院長オクル=グナス、曰く」
「――〈アラス毒〉は、由々しき事態じゃ」
「――ペリー・ローダンよ、不幸な諸惑星を救ってくだされ」
「――医療船《コンノイト》を、預けよう」
「かくして~」
「医療船《コンノイト》と僚船11隻、発進」
「船上には~」
「自由テラナー連盟政庁首席ペリー・ローダン」
「自由テラナー連盟政庁大臣ジュリアン・ティフラー」
「ザナウタさん=アラスの女特務工作員71号」
「アラス医師プロン・ドクトも」
「で」
「目的地=惑星レミオンでは~」
「〈アラス毒〉災禍が、最終段階を迎えようとしているのでした」
テラナー植民惑星、レミオン――
「21世紀――」
「カリブ海あたりの黒人奴隷の子孫らが、移民」
「西欧、アフリカ、新大陸の土着の伝統は、渾然一体、そのままで」
「――新天地で、自由な暮らしを謳歌したい」
「結果」
「ヴードゥーと、スペイン植民地時代の伝統が、息づき~」
「アシエンダ――富豪が抱える大農場――が割拠する、無政府状態」
「惑星外からの干渉は、徹底拒絶」
「……」
「西暦2100年――」
「太陽系帝国第一執政官ペリー・ローダン、最初の訪問」
「――出て行けっ!」
「暴動発生」
「西暦2469年――」
「太陽系帝国大執政官ペリー・ローダン、2度目の訪問」
「――悪神ババ・ロドは、出て行けっ!」
「祭の都度、退治されていたのです」
「西暦3358年――」
「太陽系帝国大執政官ペリー・ローダン、暗殺未遂事件」
「――悪神ババ・ロド、覚悟っ!」
「本当に、退治されるところでした」
「……」
「以来」
「そのまま、今日に至る」
「自由テラナー連盟政庁首席ペリー・ローダンとしては~」
「――思い出したくない惑星……なんだがなぁ」
新銀河歴1338年8月、惑星レミオン、アシエンダ・エチュボス――
「エチュボスは、人口1万6000人のアシエンダ」
「流れてきた若者、マルコ・ドクスクェくんは~」
「連れのカルメン・ラサージョさんを、友達に、奪われて~」
「アシエンダ・エチュボスを、離れる途上~」
「――シューっ」
「アラスが、なにやら散布しているのに、出会ったり」
新銀河暦1340年6月、惑星レミオン――
「医療船《コンノイト》と僚船11隻が、到着してみると~」
「――検疫船団?」
「――検疫船《モマンタル》?」
「ここでいう検疫船、とは~」
「惑星ニュー・トリモンで、建造された船」
「検疫船《モマンタル》は~」
「はぐれ医師トランティポンが、惑星アラロン逃走時に使用した船」
「――鹵獲だ」
「医療船《コンノイト》と僚船11隻は、検疫船団を追撃」
「――上陸だ」
「アラス医師プロン・ドクトは~」
「地表で、〈アラス毒〉の調査を、開始」
「――地表の動植物相の、かなりがやられてますねえ」
「――人間には、まだ感染してない、みたいですねえ」
「自由テラナー連盟政庁首席ペリー・ローダン」
「自由テラナー連盟政庁大臣ジュリアン・ティフラー」
「ザナウタさん=アラスの女特務工作員71号」
「3名は~」
「地表で、はぐれ医師トランティポンの追跡を、開始」
「――アシエンダ・エチュボス近郊に、アラスの研究ドーム?」
「――そこだっ」
「はぐれ医師トランティポンと同僚を、逮捕」
「尋問して、みましょう」
「――〈アラス毒〉は、実際には、毒にあらず?」
「――疑似知性をもって、猛スピードで変異する、生物兵器?」
「――進化の階梯の下の方から、狙い撃ち?」
「――だんだん、速くなって?」
「――2年以内に?」
「――惑星生態系まるごと、溶かしてプラズマに?」
「――惑星まるごと、結晶質の物質に?」
「アラス医師プロン・ドクトは~」
「顔面蒼白」
「自由テラナー連盟政庁首席ペリー・ローダンは~」
「――即刻、全面疎開だっ」
「さいわいに、して~」
「本作戦前、ローダン氏の顔は整形手術で、すっかり別人」
「悪神ババ・ロドと、気づく者はおりません」
7月1日――
「それでも、けっきょく~」
「惑星レミオンの犠牲者は、600万人」
「マルコ・ドクスクェくんも」
「カルメン・ラサージョさんも」
「アシエンダ・エチュボスの人たちは、ほとんどダメでした」
「……」
「医療船《コンノイト》が、観測すると~」
「地表を覆う、溶けた生体物質」
「それが」
「惑星核の元素と、ハイパーエネルギー的相互作用」
「――どっかーん……ぐわらぐわらぐしゃ」
「あとには~」
「つぶれた球形をした漆黒の塊が、漂うばかり」
「それを見て」
「自由テラナー連盟政庁首席ペリー・ローダンは~」
「――ん?」
「思い出したモノが、あります」
「――モビー?」
「それは~」
「西暦2402年、アンドロ・ベータ星雲で遭遇した、巨大な半生命体」
「なのですが」
□ Perry Rhodan-Heft
2419 . Leo Lukas / Der neue Herr der SOL / 《ソル》の新たな主人
2420 . Christian Montillon / Ketschuas Mondflug / ケチュアの月飛行
2421 . Horst Hoffmann / Eledains Kinder / エレダインの子ら
2422 . Arndt Ellmer / Das verlöschende Volk / 消えゆく種族
2423 . Arndt Ellmer / Berserker in Not / 狂戦士の危機
□ Perry Rhodan-Heft 2419話「《ソル》の新たな主人」
[ http://www.perry-rhodan.net/produkte/hefte/1/2419.html ]
新銀河暦1344年、ハンガイ銀河――
「そこでは」
「目下、〈混沌の勢力〉が〈負の球体〉を建設中」
「〈混沌の勢力〉実動部隊=終末戦隊〈反逆者〉の艦艇が、ウヨウヨ」
「あちらこちらに、〈原混沌胞〉増殖中」
「物理法則も、オカシクなりはじめて~」
「〈反逆者〉の艦艇も、まっすぐ航行できない状況」
「そこへ」
「先行突入、していた~」
「テラナーたちの巨艦――全長8kmの亜鈴型艦――《ソル》」
「……」
「現在」
「実質的な指揮官ロナルド・テケナーは、ちょっぴりブルー」
「――ボクより、ご当地の地下抵抗運動が、大事なのかっ」
「――帰ってこいよー、ダオ=リン」
「去っていった、元パートナー」
「ダオ=リン=ヘイさんの、思い出が消えない」
「……」
「ところで」
「さきごろ、エントロピー・サイクロン遭遇に、あたり~」
「中央艦体の居候=モム・セリマー種族が、《ソル》を救ったのは周知の事実」
「モム・セリマー種族――」
「1800万年前のセガフレンドー銀河で、救助した~」
「いわゆる、難民なのですが~」
「世代交代が、早いので~」
「人口、すでに20万に近い」
「――モム・セリマー種族さんに、人権をっ」
「《ソル》の全乗員――5600名――の、3分の2以上が、請願書に署名」
「――法的な問題は、ありますが……」
3月1日、《ソル》――
「――モム・セリマー種族さんの帰化申請を、承認しますっ」
「と、いうことで」
「――モム・セリマー種族さんにも、働いてもらわねば」
「――モム・セリマー種族さんにも、教育をうけてもらわねば」
「そうして、不運なテラナーがひとり」
「――ステフ・ラ・ニーヴァント特命中佐に、任務をあたえる」
「――《ソル》後継者アカデミーの、校長さんになるのだ」
「――モム・セリマー種族さんの実習生250名を、英才教育だ」
「大変ですね」
《ソル》は、ハンガイ銀河の情勢をうかがう――
「ハルト人ブロ・ラカネの改良型パッシヴ探知器が、お役に立ちます」
「〈反逆者〉艦隊は~」
「ハンガイ銀河制圧を、着々と推進」
「対して~」
「地元の抵抗運動組織〈ノクアー=カンサハリーヤ〉も~」
「深く静かに、展開中」
「――ガッツだ、ダオ=リン」
「見守る、ロナルド・テケナー」
「……」
「ハンガイ銀河中心星域も、偵察してみようかと……」
「――!」
「投げ返されて、しまうのでした」
新銀河暦1345年3月15日、《ソル》――
「――《ソル》後継者アカデミー基本過程の1年間の単位を、履修したので~」
「――モム・セリマー種族さん実習生250名に、艦隊基本免許を、授与する」
「――ぱちぱちぱち」
「と、いうことで」
「激務・重責に耐え、職務をまっとうした、テラナーがひとり」
「――ステフ・ラ・ニーヴァント特命中佐は、すばらしい」
「――次年度の新入生は、1000名だ」
「大変ですね」
8月中旬、〈反逆者〉陣営、執務城《シルク》――
「ハンガイ銀河の外周を閉ざした累壁を、越えて~」
「〈反逆タンク〉数隻が、護衛について~」
「《バンダ・サリ》が、キルミズを乗せて、到着」
「先だって故障した《バンダ・サリ》は~」
「早速、ドック入りして、オーバーホール」
「終末戦隊〈反逆者〉独自の技術設備も、追加しておきましょう」
「……」
「キルミズ――」
「青肌の巨漢」
「超能力が、ふたつ」
「〈痛叫〉――」
「顔面が、縦にぱっくり割れて~」
「聞いたモノどもを抹殺する、必殺技」
「メンタル・ディスロケーター能力――」
「自分の意識を分割・憑依させて~」
「幾多の知性体を、制御下に」
「このキルミズ」
「現在、銀河系にて、建造中の~」
「正確には、銀河系の諸惑星を材料にして、建造準備中の~」
「ハンガイ銀河防衛用・機動要塞カオテンダー《ヴルタファー》」
「そのパイロット、なのでした」
「――進歩維持者ヴォーサルのテルカンさまに、到着の挨拶をっ」
「――忙しいので、謁見はまた今度にしてください?」
「――ならば、ハンガイ銀河中心部の〈負の球体〉建設現場の、見学をっ」
「――忙しいので、見学はまた今度にしてください?」
「――ならば、オレは、何をすれば良いのだっ」
「――?」
「――オレの〈ミナテルグ〉が、星系ティル=ナ=ティルに到着する?」
「――それだっ」
同じ頃、ロサキ星域、《ソル》――
「――〈反逆者〉の輸送部隊?」
「――〈戦隊輸送艦〉1隻に?」
「――〈反逆タンク〉50部隊が、護衛について?」
「大事なモノを運搬しているのは、たしかです」
「でも」
「――拡散場に、包まれて?」
「――肝心のモノ――直径およそ1kmの範囲――が、観測できない?」
「あれこれ、努力するうちに~」
「わかって、しまいました」
「――《ゼンタファー37》の時間都市〈モルハンドラ〉に、似てる?」
「《ゼンタファー37》は、かつて《ソル》が遭遇したカオテンダー」
「〈モルハンドラ〉は、カオテンダー《ゼンタファー37》の、中核施設」
「――破壊だっ」
「――なんとしてもっ」
「《ソル》が、こっそり、追跡すると~」
「カオテンダー《ヴルタファー》の中核施設〈ミナテルグ〉は~」
「星系ティル=ナ=ティルへ」
星系ティル=ナ=ティル、キルミズ――
「――オレの〈ミナテルグ〉っ」
「〈ミナテルグ〉外観――」
「遠目には、球体」
「接近すると、表面はトウモロコシみたいな」
「基部が四角で、頂部はこんもり丸い、金色の施設が、みっしり並んでいたり」
「トウモロコシ粒、一片2.5m」
「時間プロジェクター=停滞プロジェクター内蔵」
「トウモロコシ粒がないのは、着陸床――直径30m――1箇所だけ」
「〈ミナテルグ〉内部――」
「外殻は、厚さ75m」
「内壁には、根っ子のようなものが、みっしり」
「内径1kmの空洞の中央に、小型恒星のようなものが、ひとつ」
「高次連続体から汲みだす、エネルギーを~」
「小型恒星から~」
「根っ子を、通して~」
「トウモロコシ粒の、時間プロジェクター=停滞プロジェクターへ」
「という、仕組み」
「〈ミナテルグ〉制御センター――」
「直径60mの、球体」
「球体の内壁には、70万基の小型ディスプレイが、みっしり」
「中央の、円形プラットホームから~」
「70万基の小型ディスプレイを、眺めて~」
「61万2000基のキャビネットを、制御するのです」
「――オレの〈ミナテルグ〉っ」
「〈ミナテルグ〉が~」
「キャビネット――銀河系の諸惑星を解体、マイクロ化した――群と、合体」
「強力な外殻を、生成すれば~」
「それ、すなわち~」
「――オレのカオテンダー《ヴルタファー》っ」
「ところで」
「――?」
「――オレの〈ミナテルグ〉を、狙ってるヤツがいる?」
星系ティル=ナ=ティル近傍、《ソル》――
「――難破船?」
「――地元のカルタン人の、救難信号?」
「カルタン人4名を救助した、《ソル》ですが~」
「罠、でした」
「……」
「キルミズのメンタル・ディスロケーター能力――」
「意識の一部を、分割」
「カルタン人4名に、憑依させて~」
「そこから、さらに~」
「――分割っ」
「――憑依っ」
「数日の、うちに~」
「――乗員ほとんどを、制御下に置いたぜ」
「――免れたのは?」
「――精神安定化手術をうけた……ロナルド・テケナー?」
「ところで」
「――どうやら乗員でないのが、20万体くらい、いるけれど」
「――分割しすぎると、薄くなるし」
「――まあ、いいや」
9月22日、〈反逆タンク〉1000隻が、《ソル》を包囲――
「《ソル》乗員すべてに、抵抗の意志なし」
「ロナルド・テケナーも、さすがに戦闘を断念」
「〈反逆者〉の戦闘種族モルダエル人――ヘビ頭――と~」
「〈反逆者〉の技術種族ガンシュカル人――トリ頭――が~」
「――ぞろぞろ」
「乗艦すると、要所を占拠」
「艦載脳〈セネカ〉も、〈モバイル計算カーネル〉4基で、監視下に」
「続いて~」
「戦隊モーティヴェーター――雲のようなもの――が~」
「――乗員に、強力な動機づけを、してやるぜ」
「乗員に残った抵抗の意志を、挫いたり」
「ところで」
「――どうやら乗員でないのが、20万体くらい、いるけれど」
「――こんなに大勢、動機づけ、できないし」
「――まあ、いいや」
「最終的に~」
「キルミズ御大も~」
「《バンダ・サリ》で、《ソル》来訪」
「――すごいぞ」
「キルミズは~」
「《ソル》の優れた性能に、気がつきます」
「物理法則が歪みはじめた、ハンガイ銀河では~」
「〈反逆タンク〉でさえ、まっすぐ航行できません」
「なのに」
「《ソル》のハイパータクト駆動は、直進可能」
「――すごいぞ、オレの《ソル》」
「稀少物質サルクリット10kgなどを、持ちこむと」
「――超光速ファクター、1800万っ」
「――スープラトロン・プロジェクターも、強化したいぞ」
「となれば」
「終末戦隊〈反逆者〉独自の技術設備も、増設しておきたい」
「――暗黒バリアも、搭載だっ」
「――フラクタル亀裂鐘も、搭載したいぞ」
「さらに」
「――すごいぞ」
「キルミズは~」
「ロナルド・テケナーの資質に、気がつきます」
「――危険だけれど」
「――立場をわきまえるアタマも、ある」
「――話し相手として、オモシロイ」
「――《ソル》の乗員も、任せて安心」
「――ハイ・サイドライトの称号を、与えてやろう」
「……」
「こうして~」
「《ソル》は、キルミズを乗せて~」
「ハンガイ銀河の〈原混沌胞〉を巡る旅へ」
「執務城《シルク》にも、立ち寄りますが~」
「――進歩維持者ヴォーサルのテルカンさまに、あらためて挨拶をっ」
「――忙しいので、また今度にしてください?」
「――ならば、ハンガイ銀河中心部の〈負の球体〉建設現場の、見学をっ」
「――忙しいので、また今度にしてください?」
「対応は、あいかわらず」
新銀河暦1346年8月19日、クマ=サカ星域――
「エントロピー・サイクロン通過後の、星系レッタマス」
「キルミズ指揮下の《ソル》は~」
「発見者級戦艦《リチャード・バートン》と、接触」
「――逃がして、しまいました」
「執務城《シルク》に、報告したけれど~」
「対応は、あいかわらず」
「で」
「しばらくして~」
「カオプレッサー〈コルトロク〉さまから、指令です」
「――星系ティル=ナ=ティルに、出頭せよ?」
「……」
「星系ティル=ナ=ティルでは~」
「〈終末式部官〉が、辞令を携えて、待っていました」
「――カオテンダー《ヴルタファー》建造現場へ?」
9月1日、キルミズは、単身、銀河系へ出発――
「翌日には~」
「《ソル》も、〈反逆タンク〉2隻の監視のもと~」
「ハンガイ銀河中心部近く、エルガス星域へ、発進」
「実質的な指揮官ロナルド・テケナーは、ちょっぴり憮然」
「――使ってやるまで、待っておれ、ということ?」
「《ソル》艦内には~」
「モルダエル人が、1500名」
「ガンシュカル人が、300名」
「戦隊モーティヴェーターが、1000体」
「今は、まだ~」
「反旗を翻す時機では、ありません」
「《ソル》乗員の、残された希望は~」
「現在ノーマークの、20万名のモム・セリマー種族」
「と、いうこと」
【関連サイト】
・出版社が運営するドイツ公式サイト
[ http://www.perry-rhodan.net/ ]
・他、関連サイトはこちらを参照
[ http://www.rhodan.jp/ ]
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◆今回のひとこと
もう、大晦日なんですね。
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d-information ◆ 491 [不定期刊] 2007/12/31
発行:y.wakabayashi /rlmdi [ yw@rlmdi.org ]
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◇ペリー・ローダン近況
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◆ペリー・ローダン近況
□ Perry Rhodan-Ara-Toxin
3 . Hans Joachim Alpers / Nekrogenesis / 創死
4 . Wim Vandemaan / Die eiserne Karawane / 鋼鉄隊商
5 . Hubert Haensel / Die Trümmerbrücke / 廃墟橋
6 . Michael Marcus Thurner / Der Unlichtplanet / 無光惑星
Heyne 社の書き下ろしポケットブック・シリーズ〈アラス毒〉。
全6巻の3巻目。
□ Perry Rhodan-Ara-Toxin 3巻「創死」
[ http://perry-rhodan.net/produkte/buecher/heyne/aratoxin/3.html ]
新銀河暦1340年6月、M-13球状星団、惑星アラロン――
「アラス政府から、公式発表です」
「――はぐれ医師トランティポンと一党が~」
「――諸惑星に、〈アラス毒〉をしかけました」
「大院長オクル=グナス、曰く」
「――〈アラス毒〉は、由々しき事態じゃ」
「――ペリー・ローダンよ、不幸な諸惑星を救ってくだされ」
「――医療船《コンノイト》を、預けよう」
「かくして~」
「医療船《コンノイト》と僚船11隻、発進」
「船上には~」
「自由テラナー連盟政庁首席ペリー・ローダン」
「自由テラナー連盟政庁大臣ジュリアン・ティフラー」
「ザナウタさん=アラスの女特務工作員71号」
「アラス医師プロン・ドクトも」
「で」
「目的地=惑星レミオンでは~」
「〈アラス毒〉災禍が、最終段階を迎えようとしているのでした」
テラナー植民惑星、レミオン――
「21世紀――」
「カリブ海あたりの黒人奴隷の子孫らが、移民」
「西欧、アフリカ、新大陸の土着の伝統は、渾然一体、そのままで」
「――新天地で、自由な暮らしを謳歌したい」
「結果」
「ヴードゥーと、スペイン植民地時代の伝統が、息づき~」
「アシエンダ――富豪が抱える大農場――が割拠する、無政府状態」
「惑星外からの干渉は、徹底拒絶」
「……」
「西暦2100年――」
「太陽系帝国第一執政官ペリー・ローダン、最初の訪問」
「――出て行けっ!」
「暴動発生」
「西暦2469年――」
「太陽系帝国大執政官ペリー・ローダン、2度目の訪問」
「――悪神ババ・ロドは、出て行けっ!」
「祭の都度、退治されていたのです」
「西暦3358年――」
「太陽系帝国大執政官ペリー・ローダン、暗殺未遂事件」
「――悪神ババ・ロド、覚悟っ!」
「本当に、退治されるところでした」
「……」
「以来」
「そのまま、今日に至る」
「自由テラナー連盟政庁首席ペリー・ローダンとしては~」
「――思い出したくない惑星……なんだがなぁ」
新銀河歴1338年8月、惑星レミオン、アシエンダ・エチュボス――
「エチュボスは、人口1万6000人のアシエンダ」
「流れてきた若者、マルコ・ドクスクェくんは~」
「連れのカルメン・ラサージョさんを、友達に、奪われて~」
「アシエンダ・エチュボスを、離れる途上~」
「――シューっ」
「アラスが、なにやら散布しているのに、出会ったり」
新銀河暦1340年6月、惑星レミオン――
「医療船《コンノイト》と僚船11隻が、到着してみると~」
「――検疫船団?」
「――検疫船《モマンタル》?」
「ここでいう検疫船、とは~」
「惑星ニュー・トリモンで、建造された船」
「検疫船《モマンタル》は~」
「はぐれ医師トランティポンが、惑星アラロン逃走時に使用した船」
「――鹵獲だ」
「医療船《コンノイト》と僚船11隻は、検疫船団を追撃」
「――上陸だ」
「アラス医師プロン・ドクトは~」
「地表で、〈アラス毒〉の調査を、開始」
「――地表の動植物相の、かなりがやられてますねえ」
「――人間には、まだ感染してない、みたいですねえ」
「自由テラナー連盟政庁首席ペリー・ローダン」
「自由テラナー連盟政庁大臣ジュリアン・ティフラー」
「ザナウタさん=アラスの女特務工作員71号」
「3名は~」
「地表で、はぐれ医師トランティポンの追跡を、開始」
「――アシエンダ・エチュボス近郊に、アラスの研究ドーム?」
「――そこだっ」
「はぐれ医師トランティポンと同僚を、逮捕」
「尋問して、みましょう」
「――〈アラス毒〉は、実際には、毒にあらず?」
「――疑似知性をもって、猛スピードで変異する、生物兵器?」
「――進化の階梯の下の方から、狙い撃ち?」
「――だんだん、速くなって?」
「――2年以内に?」
「――惑星生態系まるごと、溶かしてプラズマに?」
「――惑星まるごと、結晶質の物質に?」
「アラス医師プロン・ドクトは~」
「顔面蒼白」
「自由テラナー連盟政庁首席ペリー・ローダンは~」
「――即刻、全面疎開だっ」
「さいわいに、して~」
「本作戦前、ローダン氏の顔は整形手術で、すっかり別人」
「悪神ババ・ロドと、気づく者はおりません」
7月1日――
「それでも、けっきょく~」
「惑星レミオンの犠牲者は、600万人」
「マルコ・ドクスクェくんも」
「カルメン・ラサージョさんも」
「アシエンダ・エチュボスの人たちは、ほとんどダメでした」
「……」
「医療船《コンノイト》が、観測すると~」
「地表を覆う、溶けた生体物質」
「それが」
「惑星核の元素と、ハイパーエネルギー的相互作用」
「――どっかーん……ぐわらぐわらぐしゃ」
「あとには~」
「つぶれた球形をした漆黒の塊が、漂うばかり」
「それを見て」
「自由テラナー連盟政庁首席ペリー・ローダンは~」
「――ん?」
「思い出したモノが、あります」
「――モビー?」
「それは~」
「西暦2402年、アンドロ・ベータ星雲で遭遇した、巨大な半生命体」
「なのですが」
□ Perry Rhodan-Heft
2419 . Leo Lukas / Der neue Herr der SOL / 《ソル》の新たな主人
2420 . Christian Montillon / Ketschuas Mondflug / ケチュアの月飛行
2421 . Horst Hoffmann / Eledains Kinder / エレダインの子ら
2422 . Arndt Ellmer / Das verlöschende Volk / 消えゆく種族
2423 . Arndt Ellmer / Berserker in Not / 狂戦士の危機
□ Perry Rhodan-Heft 2419話「《ソル》の新たな主人」
[ http://www.perry-rhodan.net/produkte/hefte/1/2419.html ]
新銀河暦1344年、ハンガイ銀河――
「そこでは」
「目下、〈混沌の勢力〉が〈負の球体〉を建設中」
「〈混沌の勢力〉実動部隊=終末戦隊〈反逆者〉の艦艇が、ウヨウヨ」
「あちらこちらに、〈原混沌胞〉増殖中」
「物理法則も、オカシクなりはじめて~」
「〈反逆者〉の艦艇も、まっすぐ航行できない状況」
「そこへ」
「先行突入、していた~」
「テラナーたちの巨艦――全長8kmの亜鈴型艦――《ソル》」
「……」
「現在」
「実質的な指揮官ロナルド・テケナーは、ちょっぴりブルー」
「――ボクより、ご当地の地下抵抗運動が、大事なのかっ」
「――帰ってこいよー、ダオ=リン」
「去っていった、元パートナー」
「ダオ=リン=ヘイさんの、思い出が消えない」
「……」
「ところで」
「さきごろ、エントロピー・サイクロン遭遇に、あたり~」
「中央艦体の居候=モム・セリマー種族が、《ソル》を救ったのは周知の事実」
「モム・セリマー種族――」
「1800万年前のセガフレンドー銀河で、救助した~」
「いわゆる、難民なのですが~」
「世代交代が、早いので~」
「人口、すでに20万に近い」
「――モム・セリマー種族さんに、人権をっ」
「《ソル》の全乗員――5600名――の、3分の2以上が、請願書に署名」
「――法的な問題は、ありますが……」
3月1日、《ソル》――
「――モム・セリマー種族さんの帰化申請を、承認しますっ」
「と、いうことで」
「――モム・セリマー種族さんにも、働いてもらわねば」
「――モム・セリマー種族さんにも、教育をうけてもらわねば」
「そうして、不運なテラナーがひとり」
「――ステフ・ラ・ニーヴァント特命中佐に、任務をあたえる」
「――《ソル》後継者アカデミーの、校長さんになるのだ」
「――モム・セリマー種族さんの実習生250名を、英才教育だ」
「大変ですね」
《ソル》は、ハンガイ銀河の情勢をうかがう――
「ハルト人ブロ・ラカネの改良型パッシヴ探知器が、お役に立ちます」
「〈反逆者〉艦隊は~」
「ハンガイ銀河制圧を、着々と推進」
「対して~」
「地元の抵抗運動組織〈ノクアー=カンサハリーヤ〉も~」
「深く静かに、展開中」
「――ガッツだ、ダオ=リン」
「見守る、ロナルド・テケナー」
「……」
「ハンガイ銀河中心星域も、偵察してみようかと……」
「――!」
「投げ返されて、しまうのでした」
新銀河暦1345年3月15日、《ソル》――
「――《ソル》後継者アカデミー基本過程の1年間の単位を、履修したので~」
「――モム・セリマー種族さん実習生250名に、艦隊基本免許を、授与する」
「――ぱちぱちぱち」
「と、いうことで」
「激務・重責に耐え、職務をまっとうした、テラナーがひとり」
「――ステフ・ラ・ニーヴァント特命中佐は、すばらしい」
「――次年度の新入生は、1000名だ」
「大変ですね」
8月中旬、〈反逆者〉陣営、執務城《シルク》――
「ハンガイ銀河の外周を閉ざした累壁を、越えて~」
「〈反逆タンク〉数隻が、護衛について~」
「《バンダ・サリ》が、キルミズを乗せて、到着」
「先だって故障した《バンダ・サリ》は~」
「早速、ドック入りして、オーバーホール」
「終末戦隊〈反逆者〉独自の技術設備も、追加しておきましょう」
「……」
「キルミズ――」
「青肌の巨漢」
「超能力が、ふたつ」
「〈痛叫〉――」
「顔面が、縦にぱっくり割れて~」
「聞いたモノどもを抹殺する、必殺技」
「メンタル・ディスロケーター能力――」
「自分の意識を分割・憑依させて~」
「幾多の知性体を、制御下に」
「このキルミズ」
「現在、銀河系にて、建造中の~」
「正確には、銀河系の諸惑星を材料にして、建造準備中の~」
「ハンガイ銀河防衛用・機動要塞カオテンダー《ヴルタファー》」
「そのパイロット、なのでした」
「――進歩維持者ヴォーサルのテルカンさまに、到着の挨拶をっ」
「――忙しいので、謁見はまた今度にしてください?」
「――ならば、ハンガイ銀河中心部の〈負の球体〉建設現場の、見学をっ」
「――忙しいので、見学はまた今度にしてください?」
「――ならば、オレは、何をすれば良いのだっ」
「――?」
「――オレの〈ミナテルグ〉が、星系ティル=ナ=ティルに到着する?」
「――それだっ」
同じ頃、ロサキ星域、《ソル》――
「――〈反逆者〉の輸送部隊?」
「――〈戦隊輸送艦〉1隻に?」
「――〈反逆タンク〉50部隊が、護衛について?」
「大事なモノを運搬しているのは、たしかです」
「でも」
「――拡散場に、包まれて?」
「――肝心のモノ――直径およそ1kmの範囲――が、観測できない?」
「あれこれ、努力するうちに~」
「わかって、しまいました」
「――《ゼンタファー37》の時間都市〈モルハンドラ〉に、似てる?」
「《ゼンタファー37》は、かつて《ソル》が遭遇したカオテンダー」
「〈モルハンドラ〉は、カオテンダー《ゼンタファー37》の、中核施設」
「――破壊だっ」
「――なんとしてもっ」
「《ソル》が、こっそり、追跡すると~」
「カオテンダー《ヴルタファー》の中核施設〈ミナテルグ〉は~」
「星系ティル=ナ=ティルへ」
星系ティル=ナ=ティル、キルミズ――
「――オレの〈ミナテルグ〉っ」
「〈ミナテルグ〉外観――」
「遠目には、球体」
「接近すると、表面はトウモロコシみたいな」
「基部が四角で、頂部はこんもり丸い、金色の施設が、みっしり並んでいたり」
「トウモロコシ粒、一片2.5m」
「時間プロジェクター=停滞プロジェクター内蔵」
「トウモロコシ粒がないのは、着陸床――直径30m――1箇所だけ」
「〈ミナテルグ〉内部――」
「外殻は、厚さ75m」
「内壁には、根っ子のようなものが、みっしり」
「内径1kmの空洞の中央に、小型恒星のようなものが、ひとつ」
「高次連続体から汲みだす、エネルギーを~」
「小型恒星から~」
「根っ子を、通して~」
「トウモロコシ粒の、時間プロジェクター=停滞プロジェクターへ」
「という、仕組み」
「〈ミナテルグ〉制御センター――」
「直径60mの、球体」
「球体の内壁には、70万基の小型ディスプレイが、みっしり」
「中央の、円形プラットホームから~」
「70万基の小型ディスプレイを、眺めて~」
「61万2000基のキャビネットを、制御するのです」
「――オレの〈ミナテルグ〉っ」
「〈ミナテルグ〉が~」
「キャビネット――銀河系の諸惑星を解体、マイクロ化した――群と、合体」
「強力な外殻を、生成すれば~」
「それ、すなわち~」
「――オレのカオテンダー《ヴルタファー》っ」
「ところで」
「――?」
「――オレの〈ミナテルグ〉を、狙ってるヤツがいる?」
星系ティル=ナ=ティル近傍、《ソル》――
「――難破船?」
「――地元のカルタン人の、救難信号?」
「カルタン人4名を救助した、《ソル》ですが~」
「罠、でした」
「……」
「キルミズのメンタル・ディスロケーター能力――」
「意識の一部を、分割」
「カルタン人4名に、憑依させて~」
「そこから、さらに~」
「――分割っ」
「――憑依っ」
「数日の、うちに~」
「――乗員ほとんどを、制御下に置いたぜ」
「――免れたのは?」
「――精神安定化手術をうけた……ロナルド・テケナー?」
「ところで」
「――どうやら乗員でないのが、20万体くらい、いるけれど」
「――分割しすぎると、薄くなるし」
「――まあ、いいや」
9月22日、〈反逆タンク〉1000隻が、《ソル》を包囲――
「《ソル》乗員すべてに、抵抗の意志なし」
「ロナルド・テケナーも、さすがに戦闘を断念」
「〈反逆者〉の戦闘種族モルダエル人――ヘビ頭――と~」
「〈反逆者〉の技術種族ガンシュカル人――トリ頭――が~」
「――ぞろぞろ」
「乗艦すると、要所を占拠」
「艦載脳〈セネカ〉も、〈モバイル計算カーネル〉4基で、監視下に」
「続いて~」
「戦隊モーティヴェーター――雲のようなもの――が~」
「――乗員に、強力な動機づけを、してやるぜ」
「乗員に残った抵抗の意志を、挫いたり」
「ところで」
「――どうやら乗員でないのが、20万体くらい、いるけれど」
「――こんなに大勢、動機づけ、できないし」
「――まあ、いいや」
「最終的に~」
「キルミズ御大も~」
「《バンダ・サリ》で、《ソル》来訪」
「――すごいぞ」
「キルミズは~」
「《ソル》の優れた性能に、気がつきます」
「物理法則が歪みはじめた、ハンガイ銀河では~」
「〈反逆タンク〉でさえ、まっすぐ航行できません」
「なのに」
「《ソル》のハイパータクト駆動は、直進可能」
「――すごいぞ、オレの《ソル》」
「稀少物質サルクリット10kgなどを、持ちこむと」
「――超光速ファクター、1800万っ」
「――スープラトロン・プロジェクターも、強化したいぞ」
「となれば」
「終末戦隊〈反逆者〉独自の技術設備も、増設しておきたい」
「――暗黒バリアも、搭載だっ」
「――フラクタル亀裂鐘も、搭載したいぞ」
「さらに」
「――すごいぞ」
「キルミズは~」
「ロナルド・テケナーの資質に、気がつきます」
「――危険だけれど」
「――立場をわきまえるアタマも、ある」
「――話し相手として、オモシロイ」
「――《ソル》の乗員も、任せて安心」
「――ハイ・サイドライトの称号を、与えてやろう」
「……」
「こうして~」
「《ソル》は、キルミズを乗せて~」
「ハンガイ銀河の〈原混沌胞〉を巡る旅へ」
「執務城《シルク》にも、立ち寄りますが~」
「――進歩維持者ヴォーサルのテルカンさまに、あらためて挨拶をっ」
「――忙しいので、また今度にしてください?」
「――ならば、ハンガイ銀河中心部の〈負の球体〉建設現場の、見学をっ」
「――忙しいので、また今度にしてください?」
「対応は、あいかわらず」
新銀河暦1346年8月19日、クマ=サカ星域――
「エントロピー・サイクロン通過後の、星系レッタマス」
「キルミズ指揮下の《ソル》は~」
「発見者級戦艦《リチャード・バートン》と、接触」
「――逃がして、しまいました」
「執務城《シルク》に、報告したけれど~」
「対応は、あいかわらず」
「で」
「しばらくして~」
「カオプレッサー〈コルトロク〉さまから、指令です」
「――星系ティル=ナ=ティルに、出頭せよ?」
「……」
「星系ティル=ナ=ティルでは~」
「〈終末式部官〉が、辞令を携えて、待っていました」
「――カオテンダー《ヴルタファー》建造現場へ?」
9月1日、キルミズは、単身、銀河系へ出発――
「翌日には~」
「《ソル》も、〈反逆タンク〉2隻の監視のもと~」
「ハンガイ銀河中心部近く、エルガス星域へ、発進」
「実質的な指揮官ロナルド・テケナーは、ちょっぴり憮然」
「――使ってやるまで、待っておれ、ということ?」
「《ソル》艦内には~」
「モルダエル人が、1500名」
「ガンシュカル人が、300名」
「戦隊モーティヴェーターが、1000体」
「今は、まだ~」
「反旗を翻す時機では、ありません」
「《ソル》乗員の、残された希望は~」
「現在ノーマークの、20万名のモム・セリマー種族」
「と、いうこと」
【関連サイト】
・出版社が運営するドイツ公式サイト
[ http://www.perry-rhodan.net/ ]
・他、関連サイトはこちらを参照
[ http://www.rhodan.jp/ ]
----------------------------------------------------------------------
◆今回のひとこと
もう、大晦日なんですね。
----------------------------------------------------------------------
d-information ◆ 491 [不定期刊] 2007/12/31
発行:y.wakabayashi /rlmdi [ yw@rlmdi.org ]
バックナンバー、登録/解除はこちら [ http://dzj.info/ ]
◆目次
◇ペリー・ローダン近況
----------------------------------------------------------------------
◆ペリー・ローダン近況
□ Perry Rhodan-Heft
2418 . Arndt Ellmer / Der Entropische Zyklon / エントロピー・サイクロン
2419 . Leo Lukas / Der neue Herr der SOL / 《ソル》の新たな主人
2420 . Christian Montillon / Ketschuas Mondflug / ケチュアの月飛行
2421 . Horst Hoffmann / Eledains Kinder / エレダインの子ら
2422 . Arndt Ellmer / Das verlöschende Volk / 消えゆく種族
□ Perry Rhodan-Heft 2418話「エントロピー・サイクロン」
[ http://www.perry-rhodan.net/produkte/hefte/1/2418.html ]
新銀河暦1346年8月、ハンガイ銀河――
「そこでは」
「目下、〈混沌の勢力〉が〈負の球体〉を建設中」
「〈混沌の勢力〉実動部隊=終末戦隊〈反逆者〉の艦艇が、ウヨウヨ」
「あちらこちらに、〈原混沌胞〉増殖中」
「物理法則も、オカシクなりはじめているらしい」
「そこへ」
「突入した、のが~」
「アトラン指揮下、精鋭ながら少数の、ハンガイ銀河遠征隊」
「で」
「現在、発見者級戦艦《リチャード・バートン》は、クマ=サカ星域へ」
「距離1万6000光年を、疾駆すること、9日間」
「――当地にて《ソル》目撃……という情報が、あったのだが」
「――まあ、9日もかかれば、いなくて当然ですよねぇ」
「しかたなく~」
「あたりの〈反逆タンク〉部隊の様子を、うかがうと」
「――撤退していく?」
「――エントロピー・サイクロンが、来る?」
「――そうだっ」
「アトランは、思いついたら、頑固です」
「単身、エントロピー・サイクロン観測に行く」
「とか、言いだすのでした」
惑星カリフルム――エントロピー・サイクロン予報進路上――
「スペースジェット《レミー・デンジャー》は、惑星カリフルムへ」
「機内には~」
「アトラン」
「デコ2号――ネクシャリスト博士インディカさんの、樽型浮遊ロボット」
「既知の事実、ですが~」
「エントロピー・サイクロンは、知性体をオカシクします」
「アトランは、細胞活性装置のおかげで、たぶんなんとか」
「デコ2号の生体部品は、インディカさんが外しているから、たぶん問題なし」
「……」
「惑星カリフルムに、到着すると~」
「アトランは~」
「――〈コンタクト森〉さんと、話しに行くのだ」
「126個の鉢の、ひとつが~」
「当地に、あるのでした」
「――エントロピー・サイクロンが、襲来するのだが」
「――〈コンタクト森〉さんなら、耐えられるであろう」
「――ハンガイ銀河中心部の〈コンタクト森〉さんは~」
「――カオプレッサー〈コルトロク〉の影響にも、耐えていたし」
「――影響を、完全遮蔽、できるであろう」
「――ところで」
「――エントロピー・サイクロン通過中のあいだ~」
「――〈コンタクト森〉さんの中で、庇護しては、もらえまいか」
発見者級戦艦《リチャード・バートン》、予報進路の外にて待機中――
「ローレンス・サヴォワール博士は~」
「パラポジトロニクス〈エッシャー〉の解析結果を、発表してみたり」
「――ご存知の、とおり~」
「――ハンガイ銀河は、死にゆく宇宙タルカンの産です」
「――〈負の球体〉建設のための〈原混沌胞〉の核は~」
「――すでに、タルカン宇宙時代に、仕込まれて、いたようです」
「――そこに~」
「――超知性体トレゴンが~」
「――擬似コスモヌクレオチド〈メタヌ〉から、人工メッセンジャーを~」
「――ばーっ、と送りつけて」
「――いきおい、〈原混沌胞〉の核、活性化」
「……」
「ネクシャリスト博士インディカさんは~」
「アトランのことが、心配」
「――落ち着いたら連絡して、って言ったのに」
「――連絡、ないのよねー」
「――こうなったら、救出作戦をっ」
「が」
「そのとき」
「――エントロピー・サイクロン、接近っ」
「しばらく、待つしかありません」
〈戦隊測量士〉のサイクロン観測船《インステルバネ》――
「ファリク・ゲリトは、〈戦隊測量士〉オアーム・カラ種族の一員」
「兄弟5人と~」
「観測船《インステルバネ》に、乗組んで~」
「――エントロピー・サイクロン《ヨムハルヴ》を、観測せよ」
「という任務を、遂行中」
「が」
「――エントロピー・サイクロンの余波で、機器がやられたっ」
「――近所の惑星に、緊急着陸だっ」
惑星カリフルム――エントロピー・サイクロン上陸――
「――距離2000kmの地点で、爆発があった?」
「――〈反逆者〉の艦船が、着陸しようとして?」
「――地上防衛要塞に、やられた?」
「アトランが、偵察におもむくと~」
「〈戦隊測量士〉オアーム・カラ種族の、観測船《インステルバネ》が~」
「大破して~」
「生存者は~」
「瀕死の、オアーム・カラ種族ファリク・ゲリト、ただひとり」
「――(きゃー)」
「――(きょー)」
「そこへ、エントロピー・サイクロン、本格的に上陸」
「とりいそぎ」
「――〈コンタクト森〉さんの中に、運ぶのだ」
惑星カリフルム――エントロピー・サイクロン通過中――
「〈コンタクト森〉も~」
「――(きゃー)」
「――(きょー)」
「オカシクなりはじめました」
「〈コンタクト森〉の中~」
「スペースジェット《レミー・デンジャー》の中にて~」
「デコ2号は~」
「オアーム・カラ種族ファリク・ゲリトを、看護してみたり」
「が、手元の設備では、不足なかんじ」
「アトランは~」
「瀕死の怪我人から、あれこれ、経緯を聞き出してみたり」
「――このエントロピー・サイクロンは、《ヨムハルヴ》……」
「――われわれは……」
「――《ヨムハルヴ》の位置を、厳密に計測……」
「――執務城《シルク》に、提出するのが、任務……」
「瀕死の怪我人から、さらに、重要事実を聞き出してみたり」
「――エントロピー・サイクロンとは、巨大な艦……」
「――定められた進路を、航行……」
「――〈オン量子〉と〈ノオン量子〉を、吸引……」
「――集積したエネルギーは、直接〈原混沌胞〉に供給……」
「太古から~」
「〈秩序の勢力〉は、〈胞子船〉を使役し~」
「宇宙に、〈搬生素〉――〈オン量子〉と〈ノオン量子〉――を、播種」
「〈搬生素〉により、多くの生命体と知性体が、誕生」
「――それを、無理やり・根こそぎ収穫?」
「知性体が、オカシクなって~」
「ついには、死んでしまうのも~」
「つまりは、そういう次第」
「〈混沌の勢力〉のエントロピー・サイクロン」
「〈秩序の勢力〉の〈胞子船〉」
「たがいに対極にある装置、なのでした」
「で」
「〈コンタクト森〉でさえ~」
「――(きゃー)」
「――(きょー)」
「と錯乱する、エントロピー・サイクロンの猛威」
「〈コンタクト森〉の中にいるとは、いえど~」
「瀕死の、オアーム・カラ種族ファリク・ゲリト」
「――がっくり」
「生きのびられる、はずもなし」
惑星カリフルム――エントロピー・サイクロン一過――
「アトランは、無事、晴天を仰いでみたり」
「〈コンタクト森〉も、被害甚大ながら耐え抜きました」
「が」
「話を、聞いてみると~」
「――〈コンタクト森〉さんは、やられる寸前だった?」
「――このアトランの細胞活性装置をよりどころに、なんとか踏んばった?」
「崖っぷち、だったらしい」
「とりあえず」
「持ってきた、高次観測装置〈カンター型セクスタント〉には~」
「観測結果がぎっしり、だし」
「――作戦は、成功だ」
「アトラン」
「デコ2号」
「スペースジェット《レミー・デンジャー》は~」
「無事、発見者級戦艦《リチャード・バートン》へ」
星系レッタマス――エントロピー・サイクロン通過後――
「発見者級戦艦《リチャード・バートン》は~」
「距離49光年の、星系レッタマスへ」
「星系レッタマスには~」
「ハンガイ銀河原住種族アッタ・ベンノの国家が~」
「ありました……と、過去形」
「全滅です」
「――ヒドイなー」
「――ヒドイわねー」
「と」
「突然、星系レッタマスに、出現したのが~」
「全長8kmの亜鈴型艦=《ソル》」
「発見者級戦艦《リチャード・バートン》は~」
「呼びかけます」
「《ソル》は~」
「無応答の、まま~」
「発見者級戦艦《リチャード・バートン》を、砲撃しようと、しているような」
「――ここは、撤退っ」
「――戦略的にっ」
「発見者級戦艦《リチャード・バートン》は~」
「一目散に逃げた、ふりをして~」
「こっそり、《ソル》の様子を、うかがうのでした」
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◆今回のひとこと
もう、クリスマスなんですね。
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◇ペリー・ローダン近況
----------------------------------------------------------------------
◆ペリー・ローダン近況
□ Perry Rhodan-Heft
2418 . Arndt Ellmer / Der Entropische Zyklon / エントロピー・サイクロン
2419 . Leo Lukas / Der neue Herr der SOL / 《ソル》の新たな主人
2420 . Christian Montillon / Ketschuas Mondflug / ケチュアの月飛行
2421 . Horst Hoffmann / Eledains Kinder / エレダインの子ら
2422 . Arndt Ellmer / Das verlöschende Volk / 消えゆく種族
□ Perry Rhodan-Heft 2418話「エントロピー・サイクロン」
[ http://www.perry-rhodan.net/produkte/hefte/1/2418.html ]
新銀河暦1346年8月、ハンガイ銀河――
「そこでは」
「目下、〈混沌の勢力〉が〈負の球体〉を建設中」
「〈混沌の勢力〉実動部隊=終末戦隊〈反逆者〉の艦艇が、ウヨウヨ」
「あちらこちらに、〈原混沌胞〉増殖中」
「物理法則も、オカシクなりはじめているらしい」
「そこへ」
「突入した、のが~」
「アトラン指揮下、精鋭ながら少数の、ハンガイ銀河遠征隊」
「で」
「現在、発見者級戦艦《リチャード・バートン》は、クマ=サカ星域へ」
「距離1万6000光年を、疾駆すること、9日間」
「――当地にて《ソル》目撃……という情報が、あったのだが」
「――まあ、9日もかかれば、いなくて当然ですよねぇ」
「しかたなく~」
「あたりの〈反逆タンク〉部隊の様子を、うかがうと」
「――撤退していく?」
「――エントロピー・サイクロンが、来る?」
「――そうだっ」
「アトランは、思いついたら、頑固です」
「単身、エントロピー・サイクロン観測に行く」
「とか、言いだすのでした」
惑星カリフルム――エントロピー・サイクロン予報進路上――
「スペースジェット《レミー・デンジャー》は、惑星カリフルムへ」
「機内には~」
「アトラン」
「デコ2号――ネクシャリスト博士インディカさんの、樽型浮遊ロボット」
「既知の事実、ですが~」
「エントロピー・サイクロンは、知性体をオカシクします」
「アトランは、細胞活性装置のおかげで、たぶんなんとか」
「デコ2号の生体部品は、インディカさんが外しているから、たぶん問題なし」
「……」
「惑星カリフルムに、到着すると~」
「アトランは~」
「――〈コンタクト森〉さんと、話しに行くのだ」
「126個の鉢の、ひとつが~」
「当地に、あるのでした」
「――エントロピー・サイクロンが、襲来するのだが」
「――〈コンタクト森〉さんなら、耐えられるであろう」
「――ハンガイ銀河中心部の〈コンタクト森〉さんは~」
「――カオプレッサー〈コルトロク〉の影響にも、耐えていたし」
「――影響を、完全遮蔽、できるであろう」
「――ところで」
「――エントロピー・サイクロン通過中のあいだ~」
「――〈コンタクト森〉さんの中で、庇護しては、もらえまいか」
発見者級戦艦《リチャード・バートン》、予報進路の外にて待機中――
「ローレンス・サヴォワール博士は~」
「パラポジトロニクス〈エッシャー〉の解析結果を、発表してみたり」
「――ご存知の、とおり~」
「――ハンガイ銀河は、死にゆく宇宙タルカンの産です」
「――〈負の球体〉建設のための〈原混沌胞〉の核は~」
「――すでに、タルカン宇宙時代に、仕込まれて、いたようです」
「――そこに~」
「――超知性体トレゴンが~」
「――擬似コスモヌクレオチド〈メタヌ〉から、人工メッセンジャーを~」
「――ばーっ、と送りつけて」
「――いきおい、〈原混沌胞〉の核、活性化」
「……」
「ネクシャリスト博士インディカさんは~」
「アトランのことが、心配」
「――落ち着いたら連絡して、って言ったのに」
「――連絡、ないのよねー」
「――こうなったら、救出作戦をっ」
「が」
「そのとき」
「――エントロピー・サイクロン、接近っ」
「しばらく、待つしかありません」
〈戦隊測量士〉のサイクロン観測船《インステルバネ》――
「ファリク・ゲリトは、〈戦隊測量士〉オアーム・カラ種族の一員」
「兄弟5人と~」
「観測船《インステルバネ》に、乗組んで~」
「――エントロピー・サイクロン《ヨムハルヴ》を、観測せよ」
「という任務を、遂行中」
「が」
「――エントロピー・サイクロンの余波で、機器がやられたっ」
「――近所の惑星に、緊急着陸だっ」
惑星カリフルム――エントロピー・サイクロン上陸――
「――距離2000kmの地点で、爆発があった?」
「――〈反逆者〉の艦船が、着陸しようとして?」
「――地上防衛要塞に、やられた?」
「アトランが、偵察におもむくと~」
「〈戦隊測量士〉オアーム・カラ種族の、観測船《インステルバネ》が~」
「大破して~」
「生存者は~」
「瀕死の、オアーム・カラ種族ファリク・ゲリト、ただひとり」
「――(きゃー)」
「――(きょー)」
「そこへ、エントロピー・サイクロン、本格的に上陸」
「とりいそぎ」
「――〈コンタクト森〉さんの中に、運ぶのだ」
惑星カリフルム――エントロピー・サイクロン通過中――
「〈コンタクト森〉も~」
「――(きゃー)」
「――(きょー)」
「オカシクなりはじめました」
「〈コンタクト森〉の中~」
「スペースジェット《レミー・デンジャー》の中にて~」
「デコ2号は~」
「オアーム・カラ種族ファリク・ゲリトを、看護してみたり」
「が、手元の設備では、不足なかんじ」
「アトランは~」
「瀕死の怪我人から、あれこれ、経緯を聞き出してみたり」
「――このエントロピー・サイクロンは、《ヨムハルヴ》……」
「――われわれは……」
「――《ヨムハルヴ》の位置を、厳密に計測……」
「――執務城《シルク》に、提出するのが、任務……」
「瀕死の怪我人から、さらに、重要事実を聞き出してみたり」
「――エントロピー・サイクロンとは、巨大な艦……」
「――定められた進路を、航行……」
「――〈オン量子〉と〈ノオン量子〉を、吸引……」
「――集積したエネルギーは、直接〈原混沌胞〉に供給……」
「太古から~」
「〈秩序の勢力〉は、〈胞子船〉を使役し~」
「宇宙に、〈搬生素〉――〈オン量子〉と〈ノオン量子〉――を、播種」
「〈搬生素〉により、多くの生命体と知性体が、誕生」
「――それを、無理やり・根こそぎ収穫?」
「知性体が、オカシクなって~」
「ついには、死んでしまうのも~」
「つまりは、そういう次第」
「〈混沌の勢力〉のエントロピー・サイクロン」
「〈秩序の勢力〉の〈胞子船〉」
「たがいに対極にある装置、なのでした」
「で」
「〈コンタクト森〉でさえ~」
「――(きゃー)」
「――(きょー)」
「と錯乱する、エントロピー・サイクロンの猛威」
「〈コンタクト森〉の中にいるとは、いえど~」
「瀕死の、オアーム・カラ種族ファリク・ゲリト」
「――がっくり」
「生きのびられる、はずもなし」
惑星カリフルム――エントロピー・サイクロン一過――
「アトランは、無事、晴天を仰いでみたり」
「〈コンタクト森〉も、被害甚大ながら耐え抜きました」
「が」
「話を、聞いてみると~」
「――〈コンタクト森〉さんは、やられる寸前だった?」
「――このアトランの細胞活性装置をよりどころに、なんとか踏んばった?」
「崖っぷち、だったらしい」
「とりあえず」
「持ってきた、高次観測装置〈カンター型セクスタント〉には~」
「観測結果がぎっしり、だし」
「――作戦は、成功だ」
「アトラン」
「デコ2号」
「スペースジェット《レミー・デンジャー》は~」
「無事、発見者級戦艦《リチャード・バートン》へ」
星系レッタマス――エントロピー・サイクロン通過後――
「発見者級戦艦《リチャード・バートン》は~」
「距離49光年の、星系レッタマスへ」
「星系レッタマスには~」
「ハンガイ銀河原住種族アッタ・ベンノの国家が~」
「ありました……と、過去形」
「全滅です」
「――ヒドイなー」
「――ヒドイわねー」
「と」
「突然、星系レッタマスに、出現したのが~」
「全長8kmの亜鈴型艦=《ソル》」
「発見者級戦艦《リチャード・バートン》は~」
「呼びかけます」
「《ソル》は~」
「無応答の、まま~」
「発見者級戦艦《リチャード・バートン》を、砲撃しようと、しているような」
「――ここは、撤退っ」
「――戦略的にっ」
「発見者級戦艦《リチャード・バートン》は~」
「一目散に逃げた、ふりをして~」
「こっそり、《ソル》の様子を、うかがうのでした」
【関連サイト】
・出版社が運営するドイツ公式サイト
[ http://www.perry-rhodan.net/ ]
・他、関連サイトはこちらを参照
[ http://www.rhodan.jp/ ]
----------------------------------------------------------------------
◆今回のひとこと
もう、クリスマスなんですね。
----------------------------------------------------------------------
d-information ◆ 490 [不定期刊] 2007/12/24
発行:y.wakabayashi /rlmdi [ yw@rlmdi.org ]
バックナンバー、登録/解除はこちら [ http://dzj.info/ ]
◆目次
◇ペリー・ローダン近況
----------------------------------------------------------------------
◆ペリー・ローダン近況
□ Perry Rhodan-Heft
2417 . Horst Hoffmann / Sklave der Maschinen / 機械の奴隷
2418 . Arndt Ellmer / Der Entropische Zyklon / エントロピー・サイクロン
2419 . Leo Lukas / Der neue Herr der SOL / 《ソル》の新たな主人
2420 . Christian Montillon / Ketschuas Mondflug / ケチュアの月飛行
2421 . Horst Hoffmann / Eledains Kinder / エレダインの子ら
□ Perry Rhodan-Heft 2417話「機械の奴隷」
[ http://www.perry-rhodan.net/produkte/hefte/1/2417.html ]
新銀河暦1346年7月、ハンガイ銀河――
「そこでは」
「目下、〈混沌の勢力〉が〈負の球体〉を建設中」
「〈混沌の勢力〉実動部隊=終末戦隊〈反逆者〉の艦艇が、ウヨウヨ」
「そこへ」
「突入した、のが~」
「アトラン指揮下、精鋭ながら少数の、ハンガイ銀河遠征隊」
「単独偵察してみた、のが~」
「アトラン指揮下、発見者級戦艦《リチャード・バートン》」
「が」
「敵勢力、あまりに強大。敵陣、あまりに危険」
「――一時撤退っ」
「――惑星コシチにて、僚艦と合流し、態勢を立て直すのだ」
7月31日、ハンガイ銀河、惑星コシチ――
「そこは」
「地元の抵抗運動組織〈ノクアー=カンサハリーヤ〉の、基地惑星」
「アトランは~」
「カルタン人、ダオ=リン=ヘイさんを、ともなって~」
「――〈コンタクト森〉と、話しに行くのだ」
「〈コンタクト森〉――」
「直径15km」
「意識を有する、深い森」
「アトランと、ダオ=リン=ヘイさんが~」
「〈コンタクト森〉の中心に、たどりついた時」
「――うごー」
「――きしゃゃぁぁぁ」
「突如」
「〈コンタクト森〉騒然」
「――怯えてる?」
「――あ……なにか、見える?」
「精神的に繋がって、しまっているのか~」
「映像が、見えます」
「――なにか、見覚え、あるような……」
「――惑星オーリンディー?」
「アトランの記憶力、さすがです」
「映像は~」
「恐慌に駆られた〈コンタクト森〉の心を、走馬灯のように駆け巡る~」
「太古の記憶、なのでした」
過去――1800万年前、セガフレンドー銀河の惑星オーリンディー――
「植物知性体、〈草父〉アリステスは~」
「惑星オーリンディーに、繁る〈生ける森〉」
「アロメンドリスは~」
「〈草父〉アリステスから分枝した、若芽のひとつ」
「ある日」
「ロボットたちが、渡来して~」
「――主に、なってもらおうよ」
「若芽を、根こそぎ、掘りおこすと~」
「連れていく、のでした」
過去――アルグルムロ銀河、惑星1=A=イメオン――
「そこは」
「ロボット文明エリシュ・ヴィクトルドの、中枢惑星」
「――〈白主〉が、ボクらを創造したのに」
「――〈白主〉は、精神存在へと進化して」
「――実体では、なくなってしまいました」
「――実体がある主が、ほしいのです」
「――主に、なってください」
「ロボットたちは~」
「直径15kmの鉢に、森を移植」
「10万年で~」
「森は、鉢いっぱい」
「――株分け、しよう」
「別の直径15kmの鉢に、森の若芽を移植」
「600万年で~」
「鉢植の森の総数、126個」
「でも、アロメンドリスの意識は、ひとつのまま」
「総量が増えたので、意識は一段と高次になって~」
「パラノーマルな高次な能力を、有したり」
「悟って、しまいました」
「――ロボットたちは、機械知性が生成したプロジェクション、なのですね」
「鉢植の森126個は、相互に繋がっています」
「悟って、しまいました」
「――惑星1=A=イメオンに、他にも誰か高次なヒトがいる?」
「――もしかして、〈白主〉?」
「――そうです……ワタシが精神存在〈エナレーノル〉です」
「鉢植の森126個は、〈白主〉=精神存在エナレーノルと、接触」
「〈白主〉=精神存在エナレーノル、曰く」
「――ロボットたちは、主を守ろうとします」
「――ロボットたちは、潜在的敵である周辺文明を、殲滅します」
「――ワタシが精神存在になって、主がいなくなれば~」
「――やめるかも、と考えたのですが~」
「――アナタを、さがして、後釜に据えたのです」
「つまり」
「悟って、しまいました」
「ロボットたちは~」
「主アロメンドリスの名の下に~」
「周辺文明を、殲滅・殲滅・殲滅」
「していたのでした」
「鉢植の森126個は、悲しい気持ちになりました」
「――なんとか、ならないものだろうか」
「――なんとか、できないものだろうか」
「鉢植の森126個からなる、アロメンドリス――今の主」
「精神存在エナレーノル――昔の主」
「ふたつの主は、ひそかに合体し~」
「ロボット文明エリシュ・ヴィクトルドを、憂えるのでした」
現在――ハンガイ銀河、惑星コシチの〈コンタクト森〉――
「アトランと、ダオ=リン=ヘイさんは~」
「騒然とする〈コンタクト森〉の中」
「発見者級戦艦《リチャード・バートン》に、連絡もとれず」
「アトランと、ダオ=リン=ヘイさんは~」
「――何かから、身を守ろうとして?」
「――〈コンタクト森〉が、怯えてる?」
「なんてことに、気がつきますが」
「その時」
「騒動・突然激化」
「――うごうごうごーっ」
「――きしゃしゃしゃぁぁぁっ」
「くらっときた、アトランと、ダオ=リン=ヘイさん」
「……」
「ふたりが~」
「意識を、回復すると~」
「――森の雰囲気が、違う?」
「――まさか……惑星コシチの〈コンタクト森〉と、違う?」
「――別の〈コンタクト森〉に、転移したの?」
「そういうこと、みたいです」
過去――アルグルムロ銀河、惑星1=A=イメオン――
「400万年が、経過」
「鉢植の森126個の、相互連携は、もう完璧」
「中央広場と中央広場を相互作用させたりも、できます」
「精神存在エナレーノルとの合体で、できることも増えました」
「植物知性体の本体は、動けませんが~」
「活動体を分離して、あれこれ探ることもできます」
「――ロボットたちの、動きを探ろう」
「――え……この鉢、宇宙船になってるの?」
「……」
「10万年が、経過」
「ロボット文明エリシュ・ヴィクトルドに、強敵出現」
「敗戦・敗戦で、もう、後がないところまで、追い詰められて~」
「敵艦隊が、中枢惑星1=A=イメオンに、迫る事態に」
「〈白主〉=精神存在エナレーノルは、活動体を使役して~」
「――いまこそっ」
「――鉢、発進っ」
「鉢植の森126個は~」
「ロボット文明エリシュ・ヴィクトルドのもとを、脱出したのでした」
現在――ハンガイ銀河、未知惑星の〈コンタクト森〉――
「再度」
「騒動・突然激化」
「――うごうごうごーっ」
「――きしゃしゃしゃぁぁぁっ」
「再度」
「くらっときた、アトランと、ダオ=リン=ヘイさん」
「……」
「ふたりが~」
「意識を、回復すると~」
「――森の雰囲気が、また違う?」
「――ここは……ハンガイ銀河中心星域?」
「森はもう、とんでもない状態で」
「――うごうごうごー、コルトロクっ」
「――きしゃしゃしゃぁぁぁっ、コルトロクっ」
「〈カオプレッサー〉コルトロク――」
「〈負の球体〉建設計画の推進者の、名前ですね」
「と」
「くらっ」
「……」
「またまた、転移」
過去――シディス・シム銀河――
「鉢植の森126個は、自給自足」
「休憩も、はさまず~」
「ロボット文明エリシュ・ヴィクトルドの支配域から~」
「逃げて・逃げて~」
「シディス・シム銀河の草原惑星ニニラトに、着陸」
「……」
「200万年が、経過」
「巨船10万隻が、シディス・シム銀河に到来」
「それだけで、もう」
「悟って、しまいました」
「到来したのは、機械知性のロボット・プロジェクション一党」
「――主がご無事で、なによりです」
「エリシュ・ヴィクトルドは、ロボット文明」
「――いかなる強敵と、いえども~」
「――生命体で、あるかぎり~」
「――時間がたてば、ロボットの勝ちなのです」
「――あらためて、主になってください」
「――アナタを、さがしにきたのです」
「鉢植の森126個は、とっても悲しい気持ちになって~」
「もう、枯れて、しまおうか」
「でも」
「また、芽吹いてしまいました」
「――もう2度と、自殺なんか、考えてはいけない」
「精神存在エナレーノルに、諭されたり」
「でも」
「悟るまでも、ありません」
「そうする間、にも~」
「ロボットたちは~」
「主アロメンドリスの名の下に~」
「シディス・シム銀河の文明を、殲滅・殲滅・殲滅」
「していきます」
「――なんとか、ならないものだろうか」
「――なんとか、できないものだろうか」
「〈白主〉=精神存在エナレーノルは、ひそかに決意して~」
「鉢植の森126個のもとを、去ったのでした」
「……」
「10万年が、経過」
「ロボットたちは~」
「主アロメンドリスの名の下に~」
「あいかわらず、殲滅・殲滅・殲滅」
「が」
「突然」
「ロボットたちの施設に~」
「〈白主〉=精神存在エナレーノルの活動体が、出現」
「ロボットたちを、スイッチ切断」
「施設を、自爆」
「〈白主〉=精神存在エナレーノルは、みずからを犠牲に~」
「ロボット文明エリシュ・ヴィクトルドを、滅ぼしたのでした」
「でも」
「鉢植の森126個は、なお不安でした」
「悟って、しまうのです」
「――ロボットたちの施設は、全宇宙に無数にあるし」
「――いつ、また~」
「――機械知性のプロジェクション・ロボットが、やってくるかも」
「恐怖でした」
「――うごーっ」
「――きしゃぁぁぁっ」
現在――ハンガイ銀河、未知惑星の〈コンタクト森〉――
「――わかったぞ」
「アトランは、悟りました」
「――〈コンタクト森〉は、機械知性のプロジェクションが、怖いのだ」
「――原因は、〈エッシャー〉アバターに、違いないのだ」
「と、なれば」
「――おーい、〈コンタクト森〉っ」
「――惑星コシチに、戻してくれ」
「――悪いようには、しないから」
過去――現在の暦から5万年の昔――
「鉢植の森126個は~」
「逃げて・逃げて~」
「惑星イシュラに、ひっそり暮らしておりました」
「50万年の間~」
「ロボットたち、現われず」
「が」
「――高次存在クシバネ?」
「その名前を、聞いた時~」
「悟って、しまいました」
「高次存在クシバネ――」
「機械知性が、ネガティヴな超知性体に発展しようとしている、モノ」
「ロボット文明エリシュ・ヴィクトルドに、発祥した、モノ」
「――高次存在クシバネは、もう発展のために主を必要とはせぬのだ」
「――ただちに、この宙域を去るが良い」
「鉢植の森126個は、恐怖いっぱい」
「――うごーっ」
「――きしゃぁぁぁっ」
「逃げるのです」
過去――数十年前の、ハンガイ銀河――
「鉢植の森126個は~」
「逃げて・逃げて~」
「ハンガイ銀河に、到達」
「ここは、最近、異宇宙から転送された銀河」
「ロボット文明エリシュ・ヴィクトルドの魔の手は、及んでいない」
「――ここで、別々の惑星に分散して、隠れていれば」
「――ロボットたちには、見つからないであろう」
「でも」
「そこでは」
「すでに、〈混沌の勢力〉が〈負の球体〉を建設開始」
「〈混沌の勢力〉実動部隊=終末戦隊〈反逆者〉の艦艇が、ウヨウヨ」
「ハンガイ銀河と外界を隔絶する障壁が、閉じました」
「――〈混沌の勢力〉?」
「――〈負の球体〉?」
「――カオプレッサー〈コルトロク〉?」
「悟って、しまいました」
「大宇宙には~」
「機械知性のプロジェクション・ロボットよりも~」
「恐ろしいモノが、いるのです」
「サイアクです」
「ハンガイ銀河の中心部――鉢植1個が潜伏中――が、通行不能になりました」
「――逃げられない?」
「――仕方ない。鉢植1個は通信封鎖だ」
「悟って、しまいました」
「――逃げられない」
「――戦うしかない」
「……」
「かくして~」
「アロメンドリス――の鉢植の森125個――は~」
「地元の抵抗運動組織〈ノクアー=カンサハリーヤ〉に、身を投じ~」
「〈コンタクト森〉として、お役に立つことに、なったのでした」
現在――ハンガイ銀河、惑星コシチ――
「アトランは~」
「――思ったとおりだ」
「……」
「《リチャード・バートン》搭載のパラ・ポジトロニクス〈エッシャー〉は~」
「数奇な経緯で、内部に人間の魂140名分を、インストール」
「内2名」
「もとTLD工作員パル・アストゥイン」
「もとTLD工作員メルラン・ミュル」
「この両名~」
「もとの両名、と、いうよりは~」
「〈エッシャー〉の意志を体現する、〈使い魔〉のようなもの」
「プロジェクションとして、ちょくちょく外に、実体化します」
「ヒト呼んで、〈エッシャー〉アバター」
「で」
「〈エッシャー〉は、両名を〈コンタクト森〉に派遣したい」
「〈コンタクト森〉、断固拒否」
「――うごーっ」
「〈エッシャー〉、再試行」
「〈コンタクト森〉、声を荒げて拒否」
「――きしゃぁぁぁっ」
「これが、騒動の原因」
「で」
「アトランの対処は、迅速でした」
「――《リチャード・バートン》発進っ」
「――いいから、発進っ」
「――〈エッシャー〉の莫迦を、〈コンタクト森〉から引き離せっ」
「かくして~」
「森は、平穏を、とりもどしたという」
発見者級戦艦《リチャード・バートン》は、発進する――
「――目標、クマ=サカ星域――距離1万6000光年っ」
「そこで、《ソル》目撃情報が、あったのです」
「一方」
「平静をとりもどした、〈コンタクト森〉は~」
「アトランに、私的な精神接触」
「情報提供、してくれました」
「――ほほう、〈コンタクト森〉125個の座標?」
【関連サイト】
・出版社が運営するドイツ公式サイト
[ http://www.perry-rhodan.net/ ]
・他、関連サイトはこちらを参照
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◆今回のひとこと
新ヘフト PERRY RHODAN-Action が、来年刊行されるようで。
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d-information ◆ 489 [不定期刊] 2007/12/17
発行:y.wakabayashi /rlmdi [ yw@rlmdi.org ]
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◇ペリー・ローダン近況
----------------------------------------------------------------------
◆ペリー・ローダン近況
□ Perry Rhodan-Heft
2417 . Horst Hoffmann / Sklave der Maschinen / 機械の奴隷
2418 . Arndt Ellmer / Der Entropische Zyklon / エントロピー・サイクロン
2419 . Leo Lukas / Der neue Herr der SOL / 《ソル》の新たな主人
2420 . Christian Montillon / Ketschuas Mondflug / ケチュアの月飛行
2421 . Horst Hoffmann / Eledains Kinder / エレダインの子ら
□ Perry Rhodan-Heft 2417話「機械の奴隷」
[ http://www.perry-rhodan.net/produkte/hefte/1/2417.html ]
新銀河暦1346年7月、ハンガイ銀河――
「そこでは」
「目下、〈混沌の勢力〉が〈負の球体〉を建設中」
「〈混沌の勢力〉実動部隊=終末戦隊〈反逆者〉の艦艇が、ウヨウヨ」
「そこへ」
「突入した、のが~」
「アトラン指揮下、精鋭ながら少数の、ハンガイ銀河遠征隊」
「単独偵察してみた、のが~」
「アトラン指揮下、発見者級戦艦《リチャード・バートン》」
「が」
「敵勢力、あまりに強大。敵陣、あまりに危険」
「――一時撤退っ」
「――惑星コシチにて、僚艦と合流し、態勢を立て直すのだ」
7月31日、ハンガイ銀河、惑星コシチ――
「そこは」
「地元の抵抗運動組織〈ノクアー=カンサハリーヤ〉の、基地惑星」
「アトランは~」
「カルタン人、ダオ=リン=ヘイさんを、ともなって~」
「――〈コンタクト森〉と、話しに行くのだ」
「〈コンタクト森〉――」
「直径15km」
「意識を有する、深い森」
「アトランと、ダオ=リン=ヘイさんが~」
「〈コンタクト森〉の中心に、たどりついた時」
「――うごー」
「――きしゃゃぁぁぁ」
「突如」
「〈コンタクト森〉騒然」
「――怯えてる?」
「――あ……なにか、見える?」
「精神的に繋がって、しまっているのか~」
「映像が、見えます」
「――なにか、見覚え、あるような……」
「――惑星オーリンディー?」
「アトランの記憶力、さすがです」
「映像は~」
「恐慌に駆られた〈コンタクト森〉の心を、走馬灯のように駆け巡る~」
「太古の記憶、なのでした」
過去――1800万年前、セガフレンドー銀河の惑星オーリンディー――
「植物知性体、〈草父〉アリステスは~」
「惑星オーリンディーに、繁る〈生ける森〉」
「アロメンドリスは~」
「〈草父〉アリステスから分枝した、若芽のひとつ」
「ある日」
「ロボットたちが、渡来して~」
「――主に、なってもらおうよ」
「若芽を、根こそぎ、掘りおこすと~」
「連れていく、のでした」
過去――アルグルムロ銀河、惑星1=A=イメオン――
「そこは」
「ロボット文明エリシュ・ヴィクトルドの、中枢惑星」
「――〈白主〉が、ボクらを創造したのに」
「――〈白主〉は、精神存在へと進化して」
「――実体では、なくなってしまいました」
「――実体がある主が、ほしいのです」
「――主に、なってください」
「ロボットたちは~」
「直径15kmの鉢に、森を移植」
「10万年で~」
「森は、鉢いっぱい」
「――株分け、しよう」
「別の直径15kmの鉢に、森の若芽を移植」
「600万年で~」
「鉢植の森の総数、126個」
「でも、アロメンドリスの意識は、ひとつのまま」
「総量が増えたので、意識は一段と高次になって~」
「パラノーマルな高次な能力を、有したり」
「悟って、しまいました」
「――ロボットたちは、機械知性が生成したプロジェクション、なのですね」
「鉢植の森126個は、相互に繋がっています」
「悟って、しまいました」
「――惑星1=A=イメオンに、他にも誰か高次なヒトがいる?」
「――もしかして、〈白主〉?」
「――そうです……ワタシが精神存在〈エナレーノル〉です」
「鉢植の森126個は、〈白主〉=精神存在エナレーノルと、接触」
「〈白主〉=精神存在エナレーノル、曰く」
「――ロボットたちは、主を守ろうとします」
「――ロボットたちは、潜在的敵である周辺文明を、殲滅します」
「――ワタシが精神存在になって、主がいなくなれば~」
「――やめるかも、と考えたのですが~」
「――アナタを、さがして、後釜に据えたのです」
「つまり」
「悟って、しまいました」
「ロボットたちは~」
「主アロメンドリスの名の下に~」
「周辺文明を、殲滅・殲滅・殲滅」
「していたのでした」
「鉢植の森126個は、悲しい気持ちになりました」
「――なんとか、ならないものだろうか」
「――なんとか、できないものだろうか」
「鉢植の森126個からなる、アロメンドリス――今の主」
「精神存在エナレーノル――昔の主」
「ふたつの主は、ひそかに合体し~」
「ロボット文明エリシュ・ヴィクトルドを、憂えるのでした」
現在――ハンガイ銀河、惑星コシチの〈コンタクト森〉――
「アトランと、ダオ=リン=ヘイさんは~」
「騒然とする〈コンタクト森〉の中」
「発見者級戦艦《リチャード・バートン》に、連絡もとれず」
「アトランと、ダオ=リン=ヘイさんは~」
「――何かから、身を守ろうとして?」
「――〈コンタクト森〉が、怯えてる?」
「なんてことに、気がつきますが」
「その時」
「騒動・突然激化」
「――うごうごうごーっ」
「――きしゃしゃしゃぁぁぁっ」
「くらっときた、アトランと、ダオ=リン=ヘイさん」
「……」
「ふたりが~」
「意識を、回復すると~」
「――森の雰囲気が、違う?」
「――まさか……惑星コシチの〈コンタクト森〉と、違う?」
「――別の〈コンタクト森〉に、転移したの?」
「そういうこと、みたいです」
過去――アルグルムロ銀河、惑星1=A=イメオン――
「400万年が、経過」
「鉢植の森126個の、相互連携は、もう完璧」
「中央広場と中央広場を相互作用させたりも、できます」
「精神存在エナレーノルとの合体で、できることも増えました」
「植物知性体の本体は、動けませんが~」
「活動体を分離して、あれこれ探ることもできます」
「――ロボットたちの、動きを探ろう」
「――え……この鉢、宇宙船になってるの?」
「……」
「10万年が、経過」
「ロボット文明エリシュ・ヴィクトルドに、強敵出現」
「敗戦・敗戦で、もう、後がないところまで、追い詰められて~」
「敵艦隊が、中枢惑星1=A=イメオンに、迫る事態に」
「〈白主〉=精神存在エナレーノルは、活動体を使役して~」
「――いまこそっ」
「――鉢、発進っ」
「鉢植の森126個は~」
「ロボット文明エリシュ・ヴィクトルドのもとを、脱出したのでした」
現在――ハンガイ銀河、未知惑星の〈コンタクト森〉――
「再度」
「騒動・突然激化」
「――うごうごうごーっ」
「――きしゃしゃしゃぁぁぁっ」
「再度」
「くらっときた、アトランと、ダオ=リン=ヘイさん」
「……」
「ふたりが~」
「意識を、回復すると~」
「――森の雰囲気が、また違う?」
「――ここは……ハンガイ銀河中心星域?」
「森はもう、とんでもない状態で」
「――うごうごうごー、コルトロクっ」
「――きしゃしゃしゃぁぁぁっ、コルトロクっ」
「〈カオプレッサー〉コルトロク――」
「〈負の球体〉建設計画の推進者の、名前ですね」
「と」
「くらっ」
「……」
「またまた、転移」
過去――シディス・シム銀河――
「鉢植の森126個は、自給自足」
「休憩も、はさまず~」
「ロボット文明エリシュ・ヴィクトルドの支配域から~」
「逃げて・逃げて~」
「シディス・シム銀河の草原惑星ニニラトに、着陸」
「……」
「200万年が、経過」
「巨船10万隻が、シディス・シム銀河に到来」
「それだけで、もう」
「悟って、しまいました」
「到来したのは、機械知性のロボット・プロジェクション一党」
「――主がご無事で、なによりです」
「エリシュ・ヴィクトルドは、ロボット文明」
「――いかなる強敵と、いえども~」
「――生命体で、あるかぎり~」
「――時間がたてば、ロボットの勝ちなのです」
「――あらためて、主になってください」
「――アナタを、さがしにきたのです」
「鉢植の森126個は、とっても悲しい気持ちになって~」
「もう、枯れて、しまおうか」
「でも」
「また、芽吹いてしまいました」
「――もう2度と、自殺なんか、考えてはいけない」
「精神存在エナレーノルに、諭されたり」
「でも」
「悟るまでも、ありません」
「そうする間、にも~」
「ロボットたちは~」
「主アロメンドリスの名の下に~」
「シディス・シム銀河の文明を、殲滅・殲滅・殲滅」
「していきます」
「――なんとか、ならないものだろうか」
「――なんとか、できないものだろうか」
「〈白主〉=精神存在エナレーノルは、ひそかに決意して~」
「鉢植の森126個のもとを、去ったのでした」
「……」
「10万年が、経過」
「ロボットたちは~」
「主アロメンドリスの名の下に~」
「あいかわらず、殲滅・殲滅・殲滅」
「が」
「突然」
「ロボットたちの施設に~」
「〈白主〉=精神存在エナレーノルの活動体が、出現」
「ロボットたちを、スイッチ切断」
「施設を、自爆」
「〈白主〉=精神存在エナレーノルは、みずからを犠牲に~」
「ロボット文明エリシュ・ヴィクトルドを、滅ぼしたのでした」
「でも」
「鉢植の森126個は、なお不安でした」
「悟って、しまうのです」
「――ロボットたちの施設は、全宇宙に無数にあるし」
「――いつ、また~」
「――機械知性のプロジェクション・ロボットが、やってくるかも」
「恐怖でした」
「――うごーっ」
「――きしゃぁぁぁっ」
現在――ハンガイ銀河、未知惑星の〈コンタクト森〉――
「――わかったぞ」
「アトランは、悟りました」
「――〈コンタクト森〉は、機械知性のプロジェクションが、怖いのだ」
「――原因は、〈エッシャー〉アバターに、違いないのだ」
「と、なれば」
「――おーい、〈コンタクト森〉っ」
「――惑星コシチに、戻してくれ」
「――悪いようには、しないから」
過去――現在の暦から5万年の昔――
「鉢植の森126個は~」
「逃げて・逃げて~」
「惑星イシュラに、ひっそり暮らしておりました」
「50万年の間~」
「ロボットたち、現われず」
「が」
「――高次存在クシバネ?」
「その名前を、聞いた時~」
「悟って、しまいました」
「高次存在クシバネ――」
「機械知性が、ネガティヴな超知性体に発展しようとしている、モノ」
「ロボット文明エリシュ・ヴィクトルドに、発祥した、モノ」
「――高次存在クシバネは、もう発展のために主を必要とはせぬのだ」
「――ただちに、この宙域を去るが良い」
「鉢植の森126個は、恐怖いっぱい」
「――うごーっ」
「――きしゃぁぁぁっ」
「逃げるのです」
過去――数十年前の、ハンガイ銀河――
「鉢植の森126個は~」
「逃げて・逃げて~」
「ハンガイ銀河に、到達」
「ここは、最近、異宇宙から転送された銀河」
「ロボット文明エリシュ・ヴィクトルドの魔の手は、及んでいない」
「――ここで、別々の惑星に分散して、隠れていれば」
「――ロボットたちには、見つからないであろう」
「でも」
「そこでは」
「すでに、〈混沌の勢力〉が〈負の球体〉を建設開始」
「〈混沌の勢力〉実動部隊=終末戦隊〈反逆者〉の艦艇が、ウヨウヨ」
「ハンガイ銀河と外界を隔絶する障壁が、閉じました」
「――〈混沌の勢力〉?」
「――〈負の球体〉?」
「――カオプレッサー〈コルトロク〉?」
「悟って、しまいました」
「大宇宙には~」
「機械知性のプロジェクション・ロボットよりも~」
「恐ろしいモノが、いるのです」
「サイアクです」
「ハンガイ銀河の中心部――鉢植1個が潜伏中――が、通行不能になりました」
「――逃げられない?」
「――仕方ない。鉢植1個は通信封鎖だ」
「悟って、しまいました」
「――逃げられない」
「――戦うしかない」
「……」
「かくして~」
「アロメンドリス――の鉢植の森125個――は~」
「地元の抵抗運動組織〈ノクアー=カンサハリーヤ〉に、身を投じ~」
「〈コンタクト森〉として、お役に立つことに、なったのでした」
現在――ハンガイ銀河、惑星コシチ――
「アトランは~」
「――思ったとおりだ」
「……」
「《リチャード・バートン》搭載のパラ・ポジトロニクス〈エッシャー〉は~」
「数奇な経緯で、内部に人間の魂140名分を、インストール」
「内2名」
「もとTLD工作員パル・アストゥイン」
「もとTLD工作員メルラン・ミュル」
「この両名~」
「もとの両名、と、いうよりは~」
「〈エッシャー〉の意志を体現する、〈使い魔〉のようなもの」
「プロジェクションとして、ちょくちょく外に、実体化します」
「ヒト呼んで、〈エッシャー〉アバター」
「で」
「〈エッシャー〉は、両名を〈コンタクト森〉に派遣したい」
「〈コンタクト森〉、断固拒否」
「――うごーっ」
「〈エッシャー〉、再試行」
「〈コンタクト森〉、声を荒げて拒否」
「――きしゃぁぁぁっ」
「これが、騒動の原因」
「で」
「アトランの対処は、迅速でした」
「――《リチャード・バートン》発進っ」
「――いいから、発進っ」
「――〈エッシャー〉の莫迦を、〈コンタクト森〉から引き離せっ」
「かくして~」
「森は、平穏を、とりもどしたという」
発見者級戦艦《リチャード・バートン》は、発進する――
「――目標、クマ=サカ星域――距離1万6000光年っ」
「そこで、《ソル》目撃情報が、あったのです」
「一方」
「平静をとりもどした、〈コンタクト森〉は~」
「アトランに、私的な精神接触」
「情報提供、してくれました」
「――ほほう、〈コンタクト森〉125個の座標?」
【関連サイト】
・出版社が運営するドイツ公式サイト
[ http://www.perry-rhodan.net/ ]
・他、関連サイトはこちらを参照
[ http://www.rhodan.jp/ ]
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◆今回のひとこと
新ヘフト PERRY RHODAN-Action が、来年刊行されるようで。
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d-information ◆ 489 [不定期刊] 2007/12/17
発行:y.wakabayashi /rlmdi [ yw@rlmdi.org ]
バックナンバー、登録/解除はこちら [ http://dzj.info/ ]
◆目次
◇ペリー・ローダン近況
----------------------------------------------------------------------
◆ペリー・ローダン近況
□ Perry Rhodan-Heft
2416 . Christian Montillon / Mythos Scherbenstadt / 伝説の瓦礫都市
2417 . Horst Hoffmann / Sklave der Maschinen / 機械の奴隷
2418 . Arndt Ellmer / Der Entropische Zyklon / エントロピー・サイクロン
2419 . Leo Lukas / Der neue Herr der SOL / 《ソル》の新たな主人
2420 . Christian Montillon / Ketschuas Mondflug / ケチュアの月飛行
□ Perry Rhodan-Heft 2416話「伝説の瓦礫都市」
[ http://www.perry-rhodan.net/produkte/hefte/1/2416.html ]
新銀河暦1346年7月、ハンガイ銀河――
「そこでは」
「目下、〈混沌の勢力〉が〈負の球体〉を建設中」
「終末戦隊〈反逆者〉の艦艇が、ウヨウヨ」
「そこへ」
「果敢なのか、無謀なのか」
「突入したのが~」
「アトラン指揮下、ハンガイ銀河遠征隊」
「で」
「地元のカルタン人からの、情報によれば」
「――セガレニス星団に、〈原混沌胞〉がある?」
「先行したのが~」
「発見者級戦艦《リチャード・バートン》」
「宇宙ステーション〈ラファトの翼〉で入手した、情報によれば」
「――敵陣に、《ソル》がいる?」
「宇宙ステーション〈ラファトの翼〉で救助した、衰弱著しいカルタン人女性」
「――ダオ=リン=ヘイさん?」
「……」
「さて」
「――ダオ=リンが、治療睡眠から、目覚めたそうだ」
「――いっしょに、来てはくれまいか?」
「ネクシャリストの博士インディカさんは~」
「アトランからの、お誘いで」
「見舞いに、同行」
「カルタン人、ダオ=リン=ヘイさんの、話を聞くことに」
過去、ハンガイ銀河――
「――ハイパー物理学的抵抗の増大で、ハイテクがみんなダメ?」
「に、なりはじめた、混乱のころ」
「――終末戦隊〈反逆者〉?」
「が、次第に活動の幅を、ひろげるところ」
「そこへ」
「果敢なのか、お約束なのか」
「単独、銀河系から先行したのが~」
「テラナーの伝説の巨艦《ソル》――」
「直径2500mの球形艦《ソル・セル1》と《ソル・セル2》」
「間をつなぐ、全長3000mの円筒型の中央艦体」
「……」
「その、艦内では」
「ひとつの、別れ話――」
「ロナルド・テケナーは、テラナー――銀河系発祥」
「ダオ=リン=ヘイさんは、カルタン人――ハンガイ銀河発祥」
「ともに細胞活性装置所持者の、ふたりは、千年来~」
「けっこう良い、パートナーでした」
「が」
「――最近、彼女が冷たいんです」
「――だから、わたしは自分の種族とともにやっていきたいの」
「――ボクのこと、嫌いになったのかい?」
「――そーゆー問題じゃないのよー」
「――う……」
「……」
「その、中央艦体にある、通称〈瓦礫都市〉では」
「モム・セリマー種族――」
「1800万年前のセガフレンドー銀河で、救助した~」
「いわゆる、難民なのですが~」
「なりゆきのまま、住みついて~」
「世代交代が、早いせいで~」
「すでに、人口18万5000名?」
「――ハイパー物理学的抵抗の増大で?」
「――ハイテクが、みんなダメ?」
「――ハイパータクト駆動が、使えない?」
「――いよいよ、ホーク・コンヴァーターも、ダメらしい」
「――ボクたちの、ウチは、どうなるの?」
「《ソル》の超光速駆動は、青息吐息」
「ハンガイ銀河の主平面まで、ようやく到達」
「した、ところで~」
「ホーク・コンヴァーター=リニア駆動も、イケナクなって~」
「恒星系オールドレッドから、もう先へは行けません」
「モム・セリマー種族の、不安とか不満とか」
「爆発寸前」
「――モム・セリマー種族首席、レモ・アラトスターです」
「――代行、ゼラン・トロナレです」
「――モム・セリマー種族を、代表して、《ソル》首脳陣に、一言です」
「――ボクたちも、艦の重要な決定に参加させろよ……です」
恒星系オールドレッド、《ソル》――
「その倉庫には」
「積載された、未知のハイパー水晶2種」
「すこし前、不時着した〈反逆補給艦〉から、頂戴したのです」
「――赤いのは、カルムヴァット……っぽい?」
「銀河系産、カルムヴァットは~」
「剛健でローテク向きのハイパー水晶」
「現在、銀河系で高値を呼んでいたり」
「それが、25万9700トン」
「――トレイター=〈反逆者〉の頭文字Tを、つけて~」
「――〈T-カルムヴァット〉と、命名しましょう」
「で」
「――この、金色のは?」
「結晶化したプシ物質、みたいです」
「ハイパー物理学的抵抗増大前の、ホワルゴニウムより、高性能」
「それが、140個」
「――Tをつけて、〈T-エクサゴニウム〉」
「――発音しにくいので、〈TEX〉と、省略しましょう」
「で」
「――こいつらを、使って~」
「――ハイパータクト駆動を、再稼働させるぞっ」
「とは、誰でも思いつくところ」
「まずは」
「ハイパータクト駆動には、膨大なエネルギーが必要です」
「――搭載艦艇の、融合炉を《ソル》に、接続」
「――コルベット100隻っ」
「――軽巡洋艦も100隻だっ」
「……」
「半年後=新銀河暦1342年12月1日――」
「試験用スペースジェットが~」
「――新ハイパータクト駆動っ」
「――超光速ファクター6万7500?」
「――でも?」
「――4時間で、ハイパー水晶〈TEX〉が、オーバーヒート?」
「――完璧になるまで、何年もかかりそうだなー」
「とりあえず」
「超光速航行は、可能になったわけで」
「――発進だっ」
「――行くのよ……ご近所の〈陽光〉ステーションへっ」
「〈陽光〉ステーション――」
「太古、〈秩序の勢力〉が~」
「ハンガイ銀河に、いくつも設置した監視基地」
「今回、《ソル》は~」
「〈負の球体〉に関する情報を、収集しようと、いうつもり」
「さらに」
「――接触するのよ……ご当地の地下抵抗運動とっ」
「――そうしたら、ボクとはサヨナラなのか……ダオ=リンっ」
「――だから、わたしは自分の種族と、やっていきたいのっ」
「一組のカップル、破局の秒読み」
ハンガイ銀河内、航行中、《ソル》――
「その艦内では」
「ハルト人ブロ・ラカネが~」
「モム・セリマー種族の協力を、得て~」
「ハイパー水晶〈TEX〉を、あれこれ実験」
「――〈TEX〉を〈T-カルムヴァット〉で、コーティング?」
「――〈TEX〉の気化を、抑えるって?」
「――効率が……30%、向上しましたっ」
「一方~」
「《ソル》周囲では~」
「〈負の球体〉建設の影響なのか、時空が歪みはじめていたり」
「――思わぬ、ところで~」
「――航路が、思わぬ方向へ、曲がったり」
「とはいえ」
「ハイパータクト駆動は~」
「こまかい遷移を、小刻みに」
「――ちょんちょんちょん……」
「繰り返して、艦を進めます」
「さほど深刻な、影響は、ありません」
「……」
「途上」
「――!」
「――あれは……なにかH字型のモノが、積み上がったような?」
「終末戦隊〈反逆者〉の戦隊要塞〈反逆コーン〉を~」
「やりすごしました」
「……」
「そうして~」
「《ソル》は、当面の目的宙域に、到達」
「――ステーション〈陽光7〉?」
「――破壊されてますねー」
「では」
「――ステーション〈陽光12〉?」
「――完全に、破壊されてますねー」
「さらに、そこには」
「――!」
「――敵の、待ち伏せ?」
「〈反逆タンク〉部隊の、急襲に~」
「《ソル》は、ハイパータクト駆動のおかげで~」
「――ちょんちょんちょん……」
「逃げきるのでした」
現在、発見者級戦艦《リチャード・バートン》――
「――それから、どうしたのだ?」
「――うーんっ……えんとろぴー・さいくろん……」
「ダオ=リン=ヘイさんは、ふたたび、治療睡眠」
「しばらくは、待つしかありません」
「――その間、いっしょに、ディナーでも、いかがだろう?」
「ネクシャリストの博士インディカさんは~」
「アトランからの、お誘いで」
「食事でもして、良いムード……の、はずでした」
「が」
「途上、いきなり」
「邪魔が、入ります」
「――大変だたいへんだ、アトランっ」
「トリム・マラートには、超能力があります」
「――怖くて、暗くて、死を運ぶモノが、来るよーっ」
「……」
「発見者級戦艦《リチャード・バートン》が~」
「近場の恒星を、探知遮蔽の盾として、身を隠すと~」
「――周囲200光年に?」
「――おびただしい数の〈反逆タンク〉出現?」
「トリム・マラート、曰く」
「――封鎖された宙域に、なにかコワイものが、来るよーっ」
「パラポジトロニクス〈エッシャー〉が、敵の通信を解読」
「――封鎖された宙域を、浄化する?」
「――エントロピー・サイクロン?」
「――それだっ」
「アトランが長生きなのには、理由があります」
「いまは、躊躇している余裕は、ないのです」
「――インディカさんっ」
「――トリムっ」
「――いっしょに、来てはくれまいか?」
「――ダオ=リンから、話を聞くのだ……たたき起こしてっ」
過去、ハンガイ銀河、《ソル》――
「その、艦内では」
「ひとつの、カップルが、いよいよ破局」
「ロナルド・テケナーは、未練たらたらですが~」
「ダオ=リン=ヘイさんは、決心も固く」
「――ボクたち、本当にもうダメなのかい?」
「――惑星ヨキトゥルか、そのへんで、サヨナラよ」
「《ソル》は、惑星ヨキトゥルに向けて、航行中」
「ハイパー嵐に閉ざされた、暗黒星雲内部の中~」
「惑星ヨキトゥルには、ハンガイ銀河の諸種族の代表が、集結中」
「地下抵抗運動の秘密会議、開催予定」
「さて」
「《ソル》ごと、ハイパー嵐を突破するのは、難渋しそう」
「――スペースジェット1隻の方が、簡単だわ」
「ダオ=リン=ヘイさんは、単身のりこむ勢い」
「――なら、ボクが、運転しよう」
「ロナルド・テケナー、運転手を買ってでます」
惑星ヨキトゥルにて、秘密会議開催――
「出迎えたのは~」
「カルタン人ピート=サ=ムラルさん」
「秘密会議に集結した諸種族の、秘密諜報組織と艦隊を、束ねるとかいう」
「そんな猛者が、仕切る~」
「秘密会議」
「――〈負の球体〉建設、反対っ」
「――〈反逆者〉は、出て行けーっ」
「盛り上がります」
「が、突然」
「――きゃー」
「――きょー」
「周囲の知性体が、みんな知能低下・オカシクなりました」
「無事なのは~」
「ロナルド・テケナー」
「ダオ=リン=ヘイさん」
「ともに、細胞活性装置所持者」
「ロナルド・テケナー、かつての〈大群〉襲来時の銀河系を、想起して」
「――撤退だ」
「ふたりは、なんとか《ソル》に帰還」
「が、ここでも」
「――きゃー」
「――きょー」
「乗員が、知能低下・オカシクなっています」
「無事なのは~」
「モム・セリマー種族の総勢18万5000名」
「艦載脳〈セネカ〉も、生体部分を切離して、とりあえず稼働中」
「ロナルド・テケナー」
「ダオ=リン=ヘイさん」
「ふたりは~」
「モム・セリマー種族シリ・ソラバスと、協定締結」
「――オカシクなった乗員のかわりに《ソル》を、なんとか」
「――オカシクなった乗員の世話を、なんとか」
「――暗黒星雲を、離脱するんだっ」
2日後、《ソル》――
「暗黒星雲を、離れて、丸2日」
「――はっ」
「乗員に、理性がもどってきたようです」
「――はっ」
「艦載脳〈セネカ〉も、回復傾向」
「……」
「〈戦隊通信〉を、傍受してみると~」
「――エントロピー・サイクロンで、暗黒星雲を浄化した?」
「と、いうことらしい」
「そんな中~」
「モム・セリマー種族が、やってきました」
「――モム・セリマー種族を、代表して、《ソル》首脳陣に、一言です」
「――ボクたちも、艦の重要な決定に参加させろよ……です」
「さすがに~」
「今回の功績を認めないわけには、いきませんね」
「ところで」
「――どうして、モム・セリマー種族は、免疫だったの?」
「艦載脳〈セネカ〉は、たとえばこんな仮説を提示しました」
「――モム・セリマー種族の故郷=セガフレンドー銀河も~」
「――当時、特異なハイパー構造してましたから」
「――根拠は薄弱、なのですが」
新銀河暦1343年12月中旬、《ソル》――
「――参加したいのよ……ご当地の地下抵抗運動にっ」
「――永遠に、ボクとはサヨナラなのか……ダオ=リンっ」
「――サヨナラ……テクっ」
「――う……」
「《ソル》から発進する、小型艇」
「ハイパータクト駆動と、ソロニウム装甲を備えた、スペースジェットX1」
「乗員は、カルタン人、ダオ=リン=ヘイ、ただひとり」
現在、《リチャード・バートン》――
「――それから、どうしたのだ?」
「――うーんっ……わかれた男のコトなんて……」
「アトランが、尋ねても~」
「以後の《ソル》の消息については、手がかりなし」
「とにかく」
「《リチャード・バートン》も、危険であることがわかりました」
「エントロピー・サイクロンで、いきなり、浄化されては、エラいことです」
「――一時撤退だっ」
「即決」
「アトランが長生きなのには、理由があります」
「発見者級戦艦《リチャード・バートン》は~」
「セガレニス星団を、離脱」
「惑星コシチ――抵抗運動組織〈ノクアー=カンサハリーヤ〉基地惑星――へ」
「――僚艦と合流して、態勢を立て直すのだ」
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◆今回のひとこと
増えるんですね。
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◇ペリー・ローダン近況
----------------------------------------------------------------------
◆ペリー・ローダン近況
□ Perry Rhodan-Heft
2416 . Christian Montillon / Mythos Scherbenstadt / 伝説の瓦礫都市
2417 . Horst Hoffmann / Sklave der Maschinen / 機械の奴隷
2418 . Arndt Ellmer / Der Entropische Zyklon / エントロピー・サイクロン
2419 . Leo Lukas / Der neue Herr der SOL / 《ソル》の新たな主人
2420 . Christian Montillon / Ketschuas Mondflug / ケチュアの月飛行
□ Perry Rhodan-Heft 2416話「伝説の瓦礫都市」
[ http://www.perry-rhodan.net/produkte/hefte/1/2416.html ]
新銀河暦1346年7月、ハンガイ銀河――
「そこでは」
「目下、〈混沌の勢力〉が〈負の球体〉を建設中」
「終末戦隊〈反逆者〉の艦艇が、ウヨウヨ」
「そこへ」
「果敢なのか、無謀なのか」
「突入したのが~」
「アトラン指揮下、ハンガイ銀河遠征隊」
「で」
「地元のカルタン人からの、情報によれば」
「――セガレニス星団に、〈原混沌胞〉がある?」
「先行したのが~」
「発見者級戦艦《リチャード・バートン》」
「宇宙ステーション〈ラファトの翼〉で入手した、情報によれば」
「――敵陣に、《ソル》がいる?」
「宇宙ステーション〈ラファトの翼〉で救助した、衰弱著しいカルタン人女性」
「――ダオ=リン=ヘイさん?」
「……」
「さて」
「――ダオ=リンが、治療睡眠から、目覚めたそうだ」
「――いっしょに、来てはくれまいか?」
「ネクシャリストの博士インディカさんは~」
「アトランからの、お誘いで」
「見舞いに、同行」
「カルタン人、ダオ=リン=ヘイさんの、話を聞くことに」
過去、ハンガイ銀河――
「――ハイパー物理学的抵抗の増大で、ハイテクがみんなダメ?」
「に、なりはじめた、混乱のころ」
「――終末戦隊〈反逆者〉?」
「が、次第に活動の幅を、ひろげるところ」
「そこへ」
「果敢なのか、お約束なのか」
「単独、銀河系から先行したのが~」
「テラナーの伝説の巨艦《ソル》――」
「直径2500mの球形艦《ソル・セル1》と《ソル・セル2》」
「間をつなぐ、全長3000mの円筒型の中央艦体」
「……」
「その、艦内では」
「ひとつの、別れ話――」
「ロナルド・テケナーは、テラナー――銀河系発祥」
「ダオ=リン=ヘイさんは、カルタン人――ハンガイ銀河発祥」
「ともに細胞活性装置所持者の、ふたりは、千年来~」
「けっこう良い、パートナーでした」
「が」
「――最近、彼女が冷たいんです」
「――だから、わたしは自分の種族とともにやっていきたいの」
「――ボクのこと、嫌いになったのかい?」
「――そーゆー問題じゃないのよー」
「――う……」
「……」
「その、中央艦体にある、通称〈瓦礫都市〉では」
「モム・セリマー種族――」
「1800万年前のセガフレンドー銀河で、救助した~」
「いわゆる、難民なのですが~」
「なりゆきのまま、住みついて~」
「世代交代が、早いせいで~」
「すでに、人口18万5000名?」
「――ハイパー物理学的抵抗の増大で?」
「――ハイテクが、みんなダメ?」
「――ハイパータクト駆動が、使えない?」
「――いよいよ、ホーク・コンヴァーターも、ダメらしい」
「――ボクたちの、ウチは、どうなるの?」
「《ソル》の超光速駆動は、青息吐息」
「ハンガイ銀河の主平面まで、ようやく到達」
「した、ところで~」
「ホーク・コンヴァーター=リニア駆動も、イケナクなって~」
「恒星系オールドレッドから、もう先へは行けません」
「モム・セリマー種族の、不安とか不満とか」
「爆発寸前」
「――モム・セリマー種族首席、レモ・アラトスターです」
「――代行、ゼラン・トロナレです」
「――モム・セリマー種族を、代表して、《ソル》首脳陣に、一言です」
「――ボクたちも、艦の重要な決定に参加させろよ……です」
恒星系オールドレッド、《ソル》――
「その倉庫には」
「積載された、未知のハイパー水晶2種」
「すこし前、不時着した〈反逆補給艦〉から、頂戴したのです」
「――赤いのは、カルムヴァット……っぽい?」
「銀河系産、カルムヴァットは~」
「剛健でローテク向きのハイパー水晶」
「現在、銀河系で高値を呼んでいたり」
「それが、25万9700トン」
「――トレイター=〈反逆者〉の頭文字Tを、つけて~」
「――〈T-カルムヴァット〉と、命名しましょう」
「で」
「――この、金色のは?」
「結晶化したプシ物質、みたいです」
「ハイパー物理学的抵抗増大前の、ホワルゴニウムより、高性能」
「それが、140個」
「――Tをつけて、〈T-エクサゴニウム〉」
「――発音しにくいので、〈TEX〉と、省略しましょう」
「で」
「――こいつらを、使って~」
「――ハイパータクト駆動を、再稼働させるぞっ」
「とは、誰でも思いつくところ」
「まずは」
「ハイパータクト駆動には、膨大なエネルギーが必要です」
「――搭載艦艇の、融合炉を《ソル》に、接続」
「――コルベット100隻っ」
「――軽巡洋艦も100隻だっ」
「……」
「半年後=新銀河暦1342年12月1日――」
「試験用スペースジェットが~」
「――新ハイパータクト駆動っ」
「――超光速ファクター6万7500?」
「――でも?」
「――4時間で、ハイパー水晶〈TEX〉が、オーバーヒート?」
「――完璧になるまで、何年もかかりそうだなー」
「とりあえず」
「超光速航行は、可能になったわけで」
「――発進だっ」
「――行くのよ……ご近所の〈陽光〉ステーションへっ」
「〈陽光〉ステーション――」
「太古、〈秩序の勢力〉が~」
「ハンガイ銀河に、いくつも設置した監視基地」
「今回、《ソル》は~」
「〈負の球体〉に関する情報を、収集しようと、いうつもり」
「さらに」
「――接触するのよ……ご当地の地下抵抗運動とっ」
「――そうしたら、ボクとはサヨナラなのか……ダオ=リンっ」
「――だから、わたしは自分の種族と、やっていきたいのっ」
「一組のカップル、破局の秒読み」
ハンガイ銀河内、航行中、《ソル》――
「その艦内では」
「ハルト人ブロ・ラカネが~」
「モム・セリマー種族の協力を、得て~」
「ハイパー水晶〈TEX〉を、あれこれ実験」
「――〈TEX〉を〈T-カルムヴァット〉で、コーティング?」
「――〈TEX〉の気化を、抑えるって?」
「――効率が……30%、向上しましたっ」
「一方~」
「《ソル》周囲では~」
「〈負の球体〉建設の影響なのか、時空が歪みはじめていたり」
「――思わぬ、ところで~」
「――航路が、思わぬ方向へ、曲がったり」
「とはいえ」
「ハイパータクト駆動は~」
「こまかい遷移を、小刻みに」
「――ちょんちょんちょん……」
「繰り返して、艦を進めます」
「さほど深刻な、影響は、ありません」
「……」
「途上」
「――!」
「――あれは……なにかH字型のモノが、積み上がったような?」
「終末戦隊〈反逆者〉の戦隊要塞〈反逆コーン〉を~」
「やりすごしました」
「……」
「そうして~」
「《ソル》は、当面の目的宙域に、到達」
「――ステーション〈陽光7〉?」
「――破壊されてますねー」
「では」
「――ステーション〈陽光12〉?」
「――完全に、破壊されてますねー」
「さらに、そこには」
「――!」
「――敵の、待ち伏せ?」
「〈反逆タンク〉部隊の、急襲に~」
「《ソル》は、ハイパータクト駆動のおかげで~」
「――ちょんちょんちょん……」
「逃げきるのでした」
現在、発見者級戦艦《リチャード・バートン》――
「――それから、どうしたのだ?」
「――うーんっ……えんとろぴー・さいくろん……」
「ダオ=リン=ヘイさんは、ふたたび、治療睡眠」
「しばらくは、待つしかありません」
「――その間、いっしょに、ディナーでも、いかがだろう?」
「ネクシャリストの博士インディカさんは~」
「アトランからの、お誘いで」
「食事でもして、良いムード……の、はずでした」
「が」
「途上、いきなり」
「邪魔が、入ります」
「――大変だたいへんだ、アトランっ」
「トリム・マラートには、超能力があります」
「――怖くて、暗くて、死を運ぶモノが、来るよーっ」
「……」
「発見者級戦艦《リチャード・バートン》が~」
「近場の恒星を、探知遮蔽の盾として、身を隠すと~」
「――周囲200光年に?」
「――おびただしい数の〈反逆タンク〉出現?」
「トリム・マラート、曰く」
「――封鎖された宙域に、なにかコワイものが、来るよーっ」
「パラポジトロニクス〈エッシャー〉が、敵の通信を解読」
「――封鎖された宙域を、浄化する?」
「――エントロピー・サイクロン?」
「――それだっ」
「アトランが長生きなのには、理由があります」
「いまは、躊躇している余裕は、ないのです」
「――インディカさんっ」
「――トリムっ」
「――いっしょに、来てはくれまいか?」
「――ダオ=リンから、話を聞くのだ……たたき起こしてっ」
過去、ハンガイ銀河、《ソル》――
「その、艦内では」
「ひとつの、カップルが、いよいよ破局」
「ロナルド・テケナーは、未練たらたらですが~」
「ダオ=リン=ヘイさんは、決心も固く」
「――ボクたち、本当にもうダメなのかい?」
「――惑星ヨキトゥルか、そのへんで、サヨナラよ」
「《ソル》は、惑星ヨキトゥルに向けて、航行中」
「ハイパー嵐に閉ざされた、暗黒星雲内部の中~」
「惑星ヨキトゥルには、ハンガイ銀河の諸種族の代表が、集結中」
「地下抵抗運動の秘密会議、開催予定」
「さて」
「《ソル》ごと、ハイパー嵐を突破するのは、難渋しそう」
「――スペースジェット1隻の方が、簡単だわ」
「ダオ=リン=ヘイさんは、単身のりこむ勢い」
「――なら、ボクが、運転しよう」
「ロナルド・テケナー、運転手を買ってでます」
惑星ヨキトゥルにて、秘密会議開催――
「出迎えたのは~」
「カルタン人ピート=サ=ムラルさん」
「秘密会議に集結した諸種族の、秘密諜報組織と艦隊を、束ねるとかいう」
「そんな猛者が、仕切る~」
「秘密会議」
「――〈負の球体〉建設、反対っ」
「――〈反逆者〉は、出て行けーっ」
「盛り上がります」
「が、突然」
「――きゃー」
「――きょー」
「周囲の知性体が、みんな知能低下・オカシクなりました」
「無事なのは~」
「ロナルド・テケナー」
「ダオ=リン=ヘイさん」
「ともに、細胞活性装置所持者」
「ロナルド・テケナー、かつての〈大群〉襲来時の銀河系を、想起して」
「――撤退だ」
「ふたりは、なんとか《ソル》に帰還」
「が、ここでも」
「――きゃー」
「――きょー」
「乗員が、知能低下・オカシクなっています」
「無事なのは~」
「モム・セリマー種族の総勢18万5000名」
「艦載脳〈セネカ〉も、生体部分を切離して、とりあえず稼働中」
「ロナルド・テケナー」
「ダオ=リン=ヘイさん」
「ふたりは~」
「モム・セリマー種族シリ・ソラバスと、協定締結」
「――オカシクなった乗員のかわりに《ソル》を、なんとか」
「――オカシクなった乗員の世話を、なんとか」
「――暗黒星雲を、離脱するんだっ」
2日後、《ソル》――
「暗黒星雲を、離れて、丸2日」
「――はっ」
「乗員に、理性がもどってきたようです」
「――はっ」
「艦載脳〈セネカ〉も、回復傾向」
「……」
「〈戦隊通信〉を、傍受してみると~」
「――エントロピー・サイクロンで、暗黒星雲を浄化した?」
「と、いうことらしい」
「そんな中~」
「モム・セリマー種族が、やってきました」
「――モム・セリマー種族を、代表して、《ソル》首脳陣に、一言です」
「――ボクたちも、艦の重要な決定に参加させろよ……です」
「さすがに~」
「今回の功績を認めないわけには、いきませんね」
「ところで」
「――どうして、モム・セリマー種族は、免疫だったの?」
「艦載脳〈セネカ〉は、たとえばこんな仮説を提示しました」
「――モム・セリマー種族の故郷=セガフレンドー銀河も~」
「――当時、特異なハイパー構造してましたから」
「――根拠は薄弱、なのですが」
新銀河暦1343年12月中旬、《ソル》――
「――参加したいのよ……ご当地の地下抵抗運動にっ」
「――永遠に、ボクとはサヨナラなのか……ダオ=リンっ」
「――サヨナラ……テクっ」
「――う……」
「《ソル》から発進する、小型艇」
「ハイパータクト駆動と、ソロニウム装甲を備えた、スペースジェットX1」
「乗員は、カルタン人、ダオ=リン=ヘイ、ただひとり」
現在、《リチャード・バートン》――
「――それから、どうしたのだ?」
「――うーんっ……わかれた男のコトなんて……」
「アトランが、尋ねても~」
「以後の《ソル》の消息については、手がかりなし」
「とにかく」
「《リチャード・バートン》も、危険であることがわかりました」
「エントロピー・サイクロンで、いきなり、浄化されては、エラいことです」
「――一時撤退だっ」
「即決」
「アトランが長生きなのには、理由があります」
「発見者級戦艦《リチャード・バートン》は~」
「セガレニス星団を、離脱」
「惑星コシチ――抵抗運動組織〈ノクアー=カンサハリーヤ〉基地惑星――へ」
「――僚艦と合流して、態勢を立て直すのだ」
【関連サイト】
・出版社が運営するドイツ公式サイト
[ http://www.perry-rhodan.net/ ]
・他、関連サイトはこちらを参照
[ http://www.rhodan.jp/ ]
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◆今回のひとこと
増えるんですね。
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d-information ◆ 488 [不定期刊] 2007/12/10
発行:y.wakabayashi /rlmdi [ yw@rlmdi.org ]
バックナンバー、登録/解除はこちら [ http://dzj.info/ ]
◆目次
◇ペリー・ローダン近況
----------------------------------------------------------------------
◆ペリー・ローダン近況
□ ATLAN Illochim-Trilogie
1 . Hans Kneifel / Das Relikt der Macht / 力の遺物
2 . Achim Mehnert / Im Bann der Gatusain / ガトゥサインの呪縛
3 . (未詳)
Fan-Pro (Fantasy Productions) 社が、刊行開始する、書籍シリーズ3部作。
「謎の種族イロヒムは、2月リリース予定のゲームにも登場」
「連携して、展開する、らしい」
・新作 Perry Rhodan Game のサイト
[ http://www.perry-rhodan-game.de/ ]
□ ATLAN Illochim-Trilogie 1巻「力の遺物」
[ http://www.perry-rhodan.net/produkte/buecher/illochim/1.html ]
西暦3103年、惑星テラ――
「USO大提督アトランが、到着すると~」
「出迎える、太陽系帝国財務相ホーマー・G・アダムズ」
「――じつは、肉体労働担当が、みんな出張中でして」
「――頭脳労働担当のわたしの手に余る騒動が、おきているのです」
扇動される民衆――
「――扇動してる連中は?」
「――あやしげな遺物――貝殻みたいな――を、身に着けている?」
「――それだっ」
「アトランが、ソレを入手して、身につけると~」
「天然のカリスマ性+人工のカリスマ性=余人をよせつけず」
「超カリスマ=アトランは、無事、事態を収拾」
「が」
「――この遺物、中毒性があるなー」
「――この遺物、いったいどこから?」
「――うーん」
遠い過去の夢――惑星テラの太古の事件――
「――天から燃える球体が、海に落ちただよー」
「11人の村人が、透明球の招きをうけて、海の底へ」
「授かったのは、貝殻のようなもの」
「授かったのは、村の民への絶大な影響力」
「――村人に、教育と技術を」
「――神より授かりし使命を、果たすのじゃっ」
「が」
「指導者たち、急激に老化したり、精神に変調をきたしたり」
「――ああ、ついにワシまで……がっくり」
「神の使命は、果されぬまま」
そして、現実時――
「――扇動してた女がひとり、遺物をもって、宇宙船で逃げた?」
「――追跡だ」
「アトランは、USO巡洋艦で、追跡開始」
「……」
「かくして~」
「舞台は、銀河系イーストサイドへ」
「謎の種族イロヒムをめぐって、事態は混迷を深めていく……らしい」
□ Perry Rhodan-Heft
2415 . Hubert Haensel / Armee der Mikro-Bestien / マイクロけだもの軍隊
2416 . Christian Montillon / Mythos Scherbenstadt / 伝説の瓦礫都市
2417 . Horst Hoffmann / Sklave der Maschinen / 機械の奴隷
2418 . Arndt Ellmer / Der Entropische Zyklon / エントロピー・サイクロン
2419 . Leo Lukas / Der neue Herr der SOL / 《ソル》の新たな主人
□ Perry Rhodan-Heft 2415話「マイクロけだもの軍隊」
[ http://www.perry-rhodan.net/produkte/hefte/1/2415.html ]
〈反逆者〉陣営、戦隊解剖学者のスカパルム小船《デルフス》――
「ペリー・ローダンの息子、ロワ・ダントンは~」
「双頭大佐ダンティレン製造のための、貴重な材料……でした」
「けだものガニメドは~」
「実験用に培養された使い捨て……でした」
「この両名が~」
「保管されていたのが、〈遺伝子弾倉〉」
「――自由に、生きるのだ……ガニメド」
「――いっしょに、逃げるのだ……小さいトモダチ」
「けだものガニメドは、ロワ・ダントンを〈生命維持槽〉から救出」
「かくして、逃走開始」
「……」
「先刻、けだものガニメドが暴走したばかり、なので~」
「周辺、それなりに荒廃」
「ロワ・ダントンは~」
「――あ、死んだガンシュカル人だ」
「着衣を剥いで、まとってみたり」
「――あ、死んだモルダエル人だ」
「イレンディル(元)――双頭大佐ダンティレンのもう一方の材料――ですね」
「さて」
「現状分析、してみましょう」
「――船内には、戦隊解剖学者2500名?」
「ふたりで脱出、は困難ですね」
「こんなときには~」
「〈遺伝子弾倉〉が、役に立ちます」
「――名案があるっ」
「――協力して、逃げるのだ……マイクロけだものと」
「けだものガニメドは~」
「ロワ・ダントンを、〈遺伝子弾倉〉制御センターへ」
「ロワ・ダントンは~」
「今は亡き双頭大佐ダンティレン1号の記憶を、共有しています」
「〈反逆者〉の技術も~」
「――こうして、こうして~」
「思いだす、ままに~」
「〈遺伝子弾倉〉に接続して~」
「掌握」
「その間~」
「――むっくり」
「〈生命維持槽〉で休憩していたモルダエル人100名が、覚醒」
「なんて、エピソードもありますが~」
「けだものガニメドが、寝起きを襲って、全員始末」
「で」
「ロワ・ダントンは~」
「――マイクロけだもの、2500体っ」
「――覚醒だ、最短時間で」
「――むっくり」
「さて」
「けだものガニメドは~」
「――協力して、逃げるのだ……マイクロけだもの」
「呼びかけます」
「――うががうががー」
「マイクロけだもの、襲ってきます」
「――あまり、名案では、なかったかも」
「とか、後悔しはじめた、ところへ」
「――うががー」
「別のマイクロけだもの、助けてくれます」
「――わたしは、マイクロけだもの指揮官センゴ・トラインズ」
「――わたしは、マイクロけだもの指揮官モル・ルラント」
「――襲ったのは、戦隊解剖学者にいぢられて、オカシクなった犠牲者だ」
「ロワ・ダントン、曰く」
「――協力して、いっしょに逃げてください」
「――よかろう」
「まずは、オカシクなった犠牲者を、船外へ処分するところから」
戦隊解剖学者のスカパルム小船《デルフス》、司令室――
「そうこう、するうちに~」
「司令室の戦隊解剖学者たちも、気がつきました」
「――実験体が、逃走?」
「――〈遺伝子弾倉〉の生命維持機構、停止じゃ」
〈遺伝子弾倉〉――
「――あのー、息が苦しいんですけど」
「ロワ・ダントンは、酸素なしでは長く生きられません」
「とりいそぎ」
「現状分析、してみましょう」
「マイクロけだもの指揮官センゴ・トラインズ、曰く」
「――大きなけだものも、わたしの指揮下にはいるべきだ」
「けだものガニメド、曰く」
「――わたしは、キミらと協力を約束したのではないっ」
「ロワ・ダントン、曰く」
「――あのー、息が苦しいんですけど」
「で」
「とりいそぎ、司令室を強襲することに」
「……」
「ロワ・ダントンは~」
「今は亡き双頭大佐ダンティレン1号の記憶を、共有しています」
「高度権限管理コードも」
「――こうして、こうして~」
「思いだす、ままに~」
「〈遺伝子弾倉〉から、スカパルム小船《デルフス》主計算機構に接続して~」
「掌握」
「まずは」
「――〈遺伝子弾倉〉の生命維持機構、再起動っ」
司令室――
「高位執刀医ロリアン・オモクラ先生は~」
「――スカパルム小船《デルフス》主計算機構の、制御が奪われた?」
「――高度権限コードで?」
「――〈戦隊通信機〉が、利用不能にされた?」
「――駆動系も、閉鎖された?」
「――船内のどこも、繋がらない?」
「――双頭大佐が指揮する〈反逆タンク〉でも、近所におるのか?」
「――!」
「――これは……双頭大佐ダンティレンの高度権限コードじゃっ」
「ようやく、事態を認識して~」
「顔面蒼白」
「高位執刀医ロリアン・オモクラ先生、曰く」
「――まずは、ガンシュカル人たちに、通常無線器を装備させて……」
「秩序回復を、はかります」
「が」
「時、すでに遅し」
「――うががうががー」
「モル・ルラント指揮下、マイクロけだもの部隊、襲来」
「司令室、壊滅」
「高位執刀医ロリアン・オモクラ先生も、もちろん死亡」
〈遺伝子弾倉〉――
「ロワ・ダントンと~」
「マイクロけだものセンゴ・トラインズの一隊は~」
「〈生体停滞金庫〉を、探索」
「いろいろ材料と思しきもの、保管されてます」
「――あ、モルダエル人だ」
「――あ、ガンシュカル人だ」
「両名の名は、ゼルボンとアロフ」
「双頭大佐ゼルベロフの材料、ですね」
「とか、やっていると~」
「いきなり」
「――ごごご……ばーん」
「――ぽっきり」
「スカパルム小船《デルフス》が~」
「爆発して、折れました」
「〈遺伝子弾倉〉――〈生体停滞金庫〉と〈パラログ複写装置〉――は後半部」
「ロワ・ダントンと~」
「マイクロけだものセンゴ・トラインズは~」
「前半部――スカパルム小船《デルフス》本体――へ」
「難を、逃れます」
格納庫――
「ロワ・ダントンと~」
「マイクロけだものセンゴ・トラインズの一隊は~」
「格納庫で、搭載艇1隻――〈暗黒カプセル〉に似た――を、発見」
「――あ、ガンシュカル人3名が、搭乗しようとしている」
「――ばーん」
「ロワ・ダントンと~」
「マイクロけだもの500体は~」
「搭載艇《ガイルIV》に、搭乗」
「ロワ・ダントンは~」
「今は亡き双頭大佐ダンティレン1号の記憶を、共有しています」
「搭載艇の操縦も」
「――こうして、こうして~」
「思いだすままに~」
「掌握」
「搭載艇《ガイルIV》は、スカパルム小船《デルフス》を離脱」
「とりあえず」
「周囲を、探査してみましょう」
「――あ、〈遺伝子弾倉〉が」
「超技術の産物は、自力航行して、超空間に消えるのでした」
「そうして~」
「搭載艇《ガイルIV》は、スカパルム小船《デルフス》の残りに、接舷」
「エネルギートンネルを、渡って~」
「司令室強襲部隊など、無事、撤退完了」
「マイクロけだもの1900体と~」
「けだものガニメドと~」
「ロワ・ダントンは~」
「搭載艇《ガイルIV》とともに、超空間に消えるのでした」
「……」
「現状分析、してみましょう」
「ロワ・ダントンは~」
「今は亡き双頭大佐ダンティレン1号の記憶を、共有しています」
「曰く」
「――搭載艇《ガイルIV》は、船殻に発信器を搭載している」
「――どこに逃げたって、足がつくぞ」
星系アウレウス、第10惑星――
「スカパルム小船《デルフス》から、距離4325光年」
「惑星テラから、5095光年」
「近くには、USO基地があるので~」
「USO大佐ロワ・ダントン、さっそく、救助要請」
「――経験からいって、救助船到着まで、20日」
「――マイクロけだものは、密林に隠れたら良いし」
「――さて、あとは、どうしたものか……」
「なんて、対策を検討していると~」
「けだものガニメド、曰く」
「――隠れるなんて」
「――搭載艇《ガイルIV》の操縦なら、見ていて、憶えたし」
「――自由に、生きるのだ」
「ロワ・ダントンに、留める術は、ないのでした」
「……」
「けだものガニメドと~」
「同行を決意した、マイクロけだもの100体は~」
「搭載艇《ガイルIV》で、アウレウス第10惑星を発進」
「が」
「――見つかった?」
「――〈反逆タンク〉11隻?」
「――ばーん」
「やられて、しまうのでした」
【関連サイト】
・出版社が運営するドイツ公式サイト
[ http://www.perry-rhodan.net/ ]
・他、関連サイトはこちらを参照
[ http://www.rhodan.jp/ ]
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◆今回のひとこと
ともだち?
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d-information ◆ 487 [不定期刊] 2007/12/03
発行:y.wakabayashi /rlmdi [ yw@rlmdi.org ]
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◇ペリー・ローダン近況
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◆ペリー・ローダン近況
□ ATLAN Illochim-Trilogie
1 . Hans Kneifel / Das Relikt der Macht / 力の遺物
2 . Achim Mehnert / Im Bann der Gatusain / ガトゥサインの呪縛
3 . (未詳)
Fan-Pro (Fantasy Productions) 社が、刊行開始する、書籍シリーズ3部作。
「謎の種族イロヒムは、2月リリース予定のゲームにも登場」
「連携して、展開する、らしい」
・新作 Perry Rhodan Game のサイト
[ http://www.perry-rhodan-game.de/ ]
□ ATLAN Illochim-Trilogie 1巻「力の遺物」
[ http://www.perry-rhodan.net/produkte/buecher/illochim/1.html ]
西暦3103年、惑星テラ――
「USO大提督アトランが、到着すると~」
「出迎える、太陽系帝国財務相ホーマー・G・アダムズ」
「――じつは、肉体労働担当が、みんな出張中でして」
「――頭脳労働担当のわたしの手に余る騒動が、おきているのです」
扇動される民衆――
「――扇動してる連中は?」
「――あやしげな遺物――貝殻みたいな――を、身に着けている?」
「――それだっ」
「アトランが、ソレを入手して、身につけると~」
「天然のカリスマ性+人工のカリスマ性=余人をよせつけず」
「超カリスマ=アトランは、無事、事態を収拾」
「が」
「――この遺物、中毒性があるなー」
「――この遺物、いったいどこから?」
「――うーん」
遠い過去の夢――惑星テラの太古の事件――
「――天から燃える球体が、海に落ちただよー」
「11人の村人が、透明球の招きをうけて、海の底へ」
「授かったのは、貝殻のようなもの」
「授かったのは、村の民への絶大な影響力」
「――村人に、教育と技術を」
「――神より授かりし使命を、果たすのじゃっ」
「が」
「指導者たち、急激に老化したり、精神に変調をきたしたり」
「――ああ、ついにワシまで……がっくり」
「神の使命は、果されぬまま」
そして、現実時――
「――扇動してた女がひとり、遺物をもって、宇宙船で逃げた?」
「――追跡だ」
「アトランは、USO巡洋艦で、追跡開始」
「……」
「かくして~」
「舞台は、銀河系イーストサイドへ」
「謎の種族イロヒムをめぐって、事態は混迷を深めていく……らしい」
□ Perry Rhodan-Heft
2415 . Hubert Haensel / Armee der Mikro-Bestien / マイクロけだもの軍隊
2416 . Christian Montillon / Mythos Scherbenstadt / 伝説の瓦礫都市
2417 . Horst Hoffmann / Sklave der Maschinen / 機械の奴隷
2418 . Arndt Ellmer / Der Entropische Zyklon / エントロピー・サイクロン
2419 . Leo Lukas / Der neue Herr der SOL / 《ソル》の新たな主人
□ Perry Rhodan-Heft 2415話「マイクロけだもの軍隊」
[ http://www.perry-rhodan.net/produkte/hefte/1/2415.html ]
〈反逆者〉陣営、戦隊解剖学者のスカパルム小船《デルフス》――
「ペリー・ローダンの息子、ロワ・ダントンは~」
「双頭大佐ダンティレン製造のための、貴重な材料……でした」
「けだものガニメドは~」
「実験用に培養された使い捨て……でした」
「この両名が~」
「保管されていたのが、〈遺伝子弾倉〉」
「――自由に、生きるのだ……ガニメド」
「――いっしょに、逃げるのだ……小さいトモダチ」
「けだものガニメドは、ロワ・ダントンを〈生命維持槽〉から救出」
「かくして、逃走開始」
「……」
「先刻、けだものガニメドが暴走したばかり、なので~」
「周辺、それなりに荒廃」
「ロワ・ダントンは~」
「――あ、死んだガンシュカル人だ」
「着衣を剥いで、まとってみたり」
「――あ、死んだモルダエル人だ」
「イレンディル(元)――双頭大佐ダンティレンのもう一方の材料――ですね」
「さて」
「現状分析、してみましょう」
「――船内には、戦隊解剖学者2500名?」
「ふたりで脱出、は困難ですね」
「こんなときには~」
「〈遺伝子弾倉〉が、役に立ちます」
「――名案があるっ」
「――協力して、逃げるのだ……マイクロけだものと」
「けだものガニメドは~」
「ロワ・ダントンを、〈遺伝子弾倉〉制御センターへ」
「ロワ・ダントンは~」
「今は亡き双頭大佐ダンティレン1号の記憶を、共有しています」
「〈反逆者〉の技術も~」
「――こうして、こうして~」
「思いだす、ままに~」
「〈遺伝子弾倉〉に接続して~」
「掌握」
「その間~」
「――むっくり」
「〈生命維持槽〉で休憩していたモルダエル人100名が、覚醒」
「なんて、エピソードもありますが~」
「けだものガニメドが、寝起きを襲って、全員始末」
「で」
「ロワ・ダントンは~」
「――マイクロけだもの、2500体っ」
「――覚醒だ、最短時間で」
「――むっくり」
「さて」
「けだものガニメドは~」
「――協力して、逃げるのだ……マイクロけだもの」
「呼びかけます」
「――うががうががー」
「マイクロけだもの、襲ってきます」
「――あまり、名案では、なかったかも」
「とか、後悔しはじめた、ところへ」
「――うががー」
「別のマイクロけだもの、助けてくれます」
「――わたしは、マイクロけだもの指揮官センゴ・トラインズ」
「――わたしは、マイクロけだもの指揮官モル・ルラント」
「――襲ったのは、戦隊解剖学者にいぢられて、オカシクなった犠牲者だ」
「ロワ・ダントン、曰く」
「――協力して、いっしょに逃げてください」
「――よかろう」
「まずは、オカシクなった犠牲者を、船外へ処分するところから」
戦隊解剖学者のスカパルム小船《デルフス》、司令室――
「そうこう、するうちに~」
「司令室の戦隊解剖学者たちも、気がつきました」
「――実験体が、逃走?」
「――〈遺伝子弾倉〉の生命維持機構、停止じゃ」
〈遺伝子弾倉〉――
「――あのー、息が苦しいんですけど」
「ロワ・ダントンは、酸素なしでは長く生きられません」
「とりいそぎ」
「現状分析、してみましょう」
「マイクロけだもの指揮官センゴ・トラインズ、曰く」
「――大きなけだものも、わたしの指揮下にはいるべきだ」
「けだものガニメド、曰く」
「――わたしは、キミらと協力を約束したのではないっ」
「ロワ・ダントン、曰く」
「――あのー、息が苦しいんですけど」
「で」
「とりいそぎ、司令室を強襲することに」
「……」
「ロワ・ダントンは~」
「今は亡き双頭大佐ダンティレン1号の記憶を、共有しています」
「高度権限管理コードも」
「――こうして、こうして~」
「思いだす、ままに~」
「〈遺伝子弾倉〉から、スカパルム小船《デルフス》主計算機構に接続して~」
「掌握」
「まずは」
「――〈遺伝子弾倉〉の生命維持機構、再起動っ」
司令室――
「高位執刀医ロリアン・オモクラ先生は~」
「――スカパルム小船《デルフス》主計算機構の、制御が奪われた?」
「――高度権限コードで?」
「――〈戦隊通信機〉が、利用不能にされた?」
「――駆動系も、閉鎖された?」
「――船内のどこも、繋がらない?」
「――双頭大佐が指揮する〈反逆タンク〉でも、近所におるのか?」
「――!」
「――これは……双頭大佐ダンティレンの高度権限コードじゃっ」
「ようやく、事態を認識して~」
「顔面蒼白」
「高位執刀医ロリアン・オモクラ先生、曰く」
「――まずは、ガンシュカル人たちに、通常無線器を装備させて……」
「秩序回復を、はかります」
「が」
「時、すでに遅し」
「――うががうががー」
「モル・ルラント指揮下、マイクロけだもの部隊、襲来」
「司令室、壊滅」
「高位執刀医ロリアン・オモクラ先生も、もちろん死亡」
〈遺伝子弾倉〉――
「ロワ・ダントンと~」
「マイクロけだものセンゴ・トラインズの一隊は~」
「〈生体停滞金庫〉を、探索」
「いろいろ材料と思しきもの、保管されてます」
「――あ、モルダエル人だ」
「――あ、ガンシュカル人だ」
「両名の名は、ゼルボンとアロフ」
「双頭大佐ゼルベロフの材料、ですね」
「とか、やっていると~」
「いきなり」
「――ごごご……ばーん」
「――ぽっきり」
「スカパルム小船《デルフス》が~」
「爆発して、折れました」
「〈遺伝子弾倉〉――〈生体停滞金庫〉と〈パラログ複写装置〉――は後半部」
「ロワ・ダントンと~」
「マイクロけだものセンゴ・トラインズは~」
「前半部――スカパルム小船《デルフス》本体――へ」
「難を、逃れます」
格納庫――
「ロワ・ダントンと~」
「マイクロけだものセンゴ・トラインズの一隊は~」
「格納庫で、搭載艇1隻――〈暗黒カプセル〉に似た――を、発見」
「――あ、ガンシュカル人3名が、搭乗しようとしている」
「――ばーん」
「ロワ・ダントンと~」
「マイクロけだもの500体は~」
「搭載艇《ガイルIV》に、搭乗」
「ロワ・ダントンは~」
「今は亡き双頭大佐ダンティレン1号の記憶を、共有しています」
「搭載艇の操縦も」
「――こうして、こうして~」
「思いだすままに~」
「掌握」
「搭載艇《ガイルIV》は、スカパルム小船《デルフス》を離脱」
「とりあえず」
「周囲を、探査してみましょう」
「――あ、〈遺伝子弾倉〉が」
「超技術の産物は、自力航行して、超空間に消えるのでした」
「そうして~」
「搭載艇《ガイルIV》は、スカパルム小船《デルフス》の残りに、接舷」
「エネルギートンネルを、渡って~」
「司令室強襲部隊など、無事、撤退完了」
「マイクロけだもの1900体と~」
「けだものガニメドと~」
「ロワ・ダントンは~」
「搭載艇《ガイルIV》とともに、超空間に消えるのでした」
「……」
「現状分析、してみましょう」
「ロワ・ダントンは~」
「今は亡き双頭大佐ダンティレン1号の記憶を、共有しています」
「曰く」
「――搭載艇《ガイルIV》は、船殻に発信器を搭載している」
「――どこに逃げたって、足がつくぞ」
星系アウレウス、第10惑星――
「スカパルム小船《デルフス》から、距離4325光年」
「惑星テラから、5095光年」
「近くには、USO基地があるので~」
「USO大佐ロワ・ダントン、さっそく、救助要請」
「――経験からいって、救助船到着まで、20日」
「――マイクロけだものは、密林に隠れたら良いし」
「――さて、あとは、どうしたものか……」
「なんて、対策を検討していると~」
「けだものガニメド、曰く」
「――隠れるなんて」
「――搭載艇《ガイルIV》の操縦なら、見ていて、憶えたし」
「――自由に、生きるのだ」
「ロワ・ダントンに、留める術は、ないのでした」
「……」
「けだものガニメドと~」
「同行を決意した、マイクロけだもの100体は~」
「搭載艇《ガイルIV》で、アウレウス第10惑星を発進」
「が」
「――見つかった?」
「――〈反逆タンク〉11隻?」
「――ばーん」
「やられて、しまうのでした」
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d-information ◆ 487 [不定期刊] 2007/12/03
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