2008年5月アーカイブ
◆目次
◇ペリー・ローダン近況
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◆ペリー・ローダン近況
□ Perry Rhodan-Action
[ http://www.perry-rhodan.net/produkte/hefte/praction/index.html ]
4 . Achim Mehnert / Festung der Regenten / 君主たちの要塞
5 . Marc A. Herren / Lazarus Tod / ラザルの死
6 . H. G. Francis / Regenten der Energie / エネルギーの君主たち
7 . Timothy Stahl / Aufstand der Grall / グラルの蜂起
8 . Achim Mehnert / Sternentod / 星間の死
9 . (作者未詳) / Der Zündermutant / 点火ミュータント
10 . (作者未詳) / Falkans Verderben / ファルカンの没落
11 . Wim Vandemaan / Gericht der Regenten / 君主たちの審判
12 . Christian Montillon / Die Robotgarde / ロボット親衛隊
4月開始、企画物ヘフト・シリーズ。12冊、隔週刊。
その4冊目。
□ Perry Rhodan-Action 4話「君主たちの要塞」
[ http://perry-action.de/cgi-bin/heft.pl/4.html ]
西暦2166年3月、惑星トラファルガー――
「ペリー・ローダンは~」
「惑星テラで発生した、自分・暗殺未遂事件の真相を、究明すべく~」
「カスタム重巡《ジュノー》で、惑星トラファルガーを来訪」
「目下のところ~」
「事件の黒幕――〈エネルギーの君主〉たち――と、交戦中」
戦闘後、惑星首都トラファルガー市――
「被害、甚大」
「死傷者、膨大」
「ところで」
「――この……はじめて見る種族の、遺体は?」
「じつは~」
「これこそは、戦死した敵――〈メンタ君主〉タル=アボラン――の遺体」
「解剖、してみましょう」
「――超小型のハイテク機器が、埋めこんであるなー」
「――あ、コレは……」
「――ばーん」
「遺体・爆発」
「惑星トラファルガー在住の医師、ガイドル氏、死亡」
「……」
「――この……敵アンドロイドの、残骸は?」
「分析、してみましょう」
「――細胞組織は、複数種族のDNAから、できてますねー」
「――マガドン人?」
「マガドン人は、デメトリア星団の太古文明の担い手です」
「――テラナー?」
「――アルコン人?」
「――あと、もう1種族……」
「さらに調査した結果~」
「――デメトリア星団発祥の種族グラル、と判明しました」
「……」
「――この……ペリー・ローダンが決死で入手した、転送機のデータは?」
「解析、してみましょう」
「――相手先は、深海ですねー」
「――そこが、〈エネルギーの君主〉の本拠に違いないっ」
「結論・一足飛び」
惑星首都トラファルガー市――
「ペリー・ローダンは、情報収集」
「惑星トラファルガーに~」
「滅び去ったマガドン種族に造詣が深い考古学者は、ただひとり」
「――ボクが、その考古学者カーティス・ニュートンです」
「本名なのかは、不明」
「――で、彼女が、後援者のデザロナさん」
「先般、加勢してくれた、スプリンガー船《ワトリン》のヒトらしい」
「デザロナさん、ペリー・ローダンを気に入ってくれたようです」
「請求書なしで、支援してくれそうな気配」
「考古学者カーチス・ニュートン、曰く」
「――マガドン人は~」
「――1万5000年から2万年くらい昔~」
「――デメトリア星団の支配勢力、だったのです」
「――アルカイック時代の、あいだですね」
「……」
「アルカイック時代――」
「それは、アルコン暦3000年から3700年の、一時期」
「銀河系の中心から、超巨大なハイパー嵐が~」
「――ごーっ」
「発展途上だったアルコン人の大帝国は、大打撃を被ります」
「数世紀間、銀河系一帯で、ハイテクが、全部ダメ」
「この時代、多くの惑星が、孤立化して文明退行」
「この時代、アルコン人は、リニア航行技術を失いました」
「と、そんな時代」
惑星首都トラファルガー市――
「ペリー・ローダンは~」
「〈エネルギーの君主〉の本拠に、すぐにも、突入したい」
「が、めずらしく、ちょっと我慢」
「惑星周回軌道上のテラ級重巡《星塵》に、命じて~」
「惑星テラに、支援要請」
「で」
「3月15日――」
「旗艦《セオドリックII》、到着」
「搭乗するのは~」
「ネズミビーバー、グッキー」
「透視能力者、ウリウ・セング」
「加えて、すでに惑星トラファルガーには~」
「テレポーター、タコ・カクタ」
「テレキネシス能力者、タマ・ヨキダ」
「超能力者が4名」
「で」
「ペリー・ローダンは、4名をともない~」
「シフト10台の部隊を、指揮して~」
「目標地点へ」
「ペリー・ローダンは、4名をともない~」
「――テレポートっ」
「〈エネルギーの君主〉の本拠へ、潜入」
「ロボット部隊とアンドロイド部隊が、猛攻撃」
「――うりゃっ」
「超能力には、勝てません」
「さらに」
「ロボット部隊とアンドロイド部隊の、猛砲撃」
「――テレポートっ」
「それをかわして、太陽系帝国の精鋭部隊を、本拠の中枢へ」
「ところで」
「――グッキー、〈エネルギーの君主〉は、見つかったか?」
「――うーん……ボクのテレパシーに、ひっかからないよ?」
〈エネルギーの君主〉ロク・アウラジン――
「――撤退だっ」
「――手持ちの手段で、テラナーは倒せぬっ」
「――〈アウラティア〉応答をっ」
「返事は、ありません」
「〈アウラティア〉と、連絡がとれないのでは~」
「これ以上、ロボット兵団の投入は、不可能です」
「〈エネルギーの君主〉ロク・アウラジンの、迅速な判断のもと~」
「生き残った〈エネルギーの君主〉9名は、転送機を抜け~」
「デメトリア星団の、別の基地惑星へ」
「……」
「〈エネルギーの君主〉ロク・アウラジン、心に念じて曰く」
「――テラナーに固執して、本願成就が果たせなければ、本末転倒だ」
「――われらの仇敵は、アルコン人っ」
「――まずは、昨今アルコン人が頼みにするテラナーを抹殺」
「――なんて、思い立ったわけだが……もうやめだっ」
「……」
「どうやら~」
「太古――」
「アルコン人の大帝国は、マガドン人の帝国を蹂躙」
「〈エネルギーの君主〉たちは~」
「災厄の時代を、深層睡眠で乗り越えた」
「という、次第」
惑星トラファルガー深海、〈エネルギーの君主〉の本拠――
「――ごごごごごっ」
「〈エネルギーの君主〉の本拠、自壊しはじめます」
「――撤退だっ」
「まずは、太陽系帝国の精鋭部隊が、シフトへ」
「――テレポートっ」
「最後に、ペリー・ローダンを……」
「――?」
「――どこ行ったのさ、ペリー?」
「……」
「――ごごごっ」
「――ばーん」
惑星首都トラファルガー市――
「かくして」
「太陽系帝国大執政官ペリー・ローダン、行方不明」
「人々は~」
「その死を、信じていません」
「で」
「人々が推察する、とおり~」
「現在」
「ペリー・ローダンは、ただひとり」
「〈エネルギーの君主〉の転送機を抜け~」
「デメトリア星団のどこかの惑星に、いるのでした」
以下、次号。
□ Perry Rhodan-Heft
2440 . Leo Lukas / Armee der Schatten / 影の軍団
2441 . Leo Lukas / Die letzten vierzig / 最後の40人
2442 . Arndt Ellmer / Stützpunkt im Chaos / 混沌の基地
2443 . Christian Montillon / ESCHERS Plan / エッシャーの計画
2444 . Michael Marcus Thurner / Vor der Finalen Schlacht / 決戦前夜
□ Perry Rhodan-Heft 2440話「影の軍団」
[ http://www.perry-rhodan.net/produkte/hefte/1/2440.html ]
新銀河暦1345年、ハンガイ銀河――
「そこでは」
「目下、〈混沌の勢力〉が〈負の球体〉を建設中」
「〈混沌の勢力〉実動部隊=終末戦隊〈反逆者〉の艦艇が、ウヨウヨ」
「あちらこちらに、〈原混沌胞〉増殖中」
「物理法則も、オカシクなりはじめています」
「そこへ」
「単独、先行突入、した~」
「テラナーたちの巨艦――全長8kmの亜鈴型艦――《ソル》」
「のっけから、悪い相手と、あたってしまいます」
「……」
「キルミズさま――」
「青肌の巨漢」
「超能力が、ふたつ」
「〈痛叫〉――」
「顔面が、縦にぱっくり割れて~」
「聞いたモノどもを抹殺する、必殺技」
「メンタル・ディスロケーター能力――」
「自分の意識を分割・憑依させて~」
「幾多の知性体を、制御下に」
「このキルミズ」
「〈混沌の勢力〉が~」
「現在、銀河系にて、建造中の~」
「正確には、銀河系の諸惑星を材料にして、建造準備中の~」
「ハンガイ銀河防衛用・機動要塞カオテンダー《ヴルタファー》」
「そのパイロット、なのでした」
「……」
「――メンタル・ディスロケーターっ」
「――憑依・憑依・憑依っ」
「数日の、うちに~」
「――《ソル》乗員ほとんどを、制御下に置いたぜ」
「――免れたのは?」
「――精神安定化手術をうけた……ロナルド・テケナー?」
「――他に?」
「――なんか難民みたいなのが、20万体くらい、いるけれど~」
「――問題外・問題外」
「で」
「〈反逆者〉の戦闘種族モルダエル人――ヘビ頭――と~」
「〈反逆者〉の技術種族ガンシュカル人――トリ頭――が~」
「ぞろぞろ乗艦、要所を占拠」
「艦載脳〈セネカ〉も~」
「〈モバイル計算カーネル〉4基の、完全制御下に」
「戦隊モーティヴェーター――雲のようなもの――が~」
「――乗員に、強力な動機づけを、してやるぜ」
「乗員の、最後の抵抗の意志を、挫いたり」
「かくして」
「《ソル》は、すっかりキルミズさまの自家用艦」
「ロナルド・テケナーは、不本意ながら雇用人扱い」
「――立場をわきまえるアタマも、ある」
「――話し相手として、オモシロイ」
「――《ソル》の乗員も、任せて安心」
「――ハイ・サイドライトの称号を、与えてやろう」
「……」
「それから~」
「すでに、1年近くが、経過」
新銀河暦1346年9月1日、星系ティル=ナ=ティル――
「キルミズは、銀河系へ単身出張」
「――翌日には~」
「――《ソル》も、〈反逆タンク〉2隻の監視のもと~」
「――ハンガイ銀河中心部近く、エルガス星域へ、発進するように」
「エルガス星域には~」
「一帯の実務級の指揮官で、あらせられる~」
「進歩維持者ヴォーサルのテルカンさまの~」
「執務城《シルク》が、停泊中」
「――そこで待機して、次の指示を待つがよい」
「エルガス星域まで、行程はわずかに22日間」
「《ソル》艦内には~」
「正規乗員、5144名」
「モルダエル人が、1500名」
「ガンシュカル人が、300名」
「戦隊モーティヴェーターが、1000体」
「が」
「ロナルド・テケナーは、考える」
「――キルミズは、いないんだ」
「――なんとか、なる」
「――なんとか、するんだ」
「――執務城《シルク》に、到着したら~」
「――《ソル》奪還の機会は、失われてしまうっ」
《ソル》艦内――
「モルダエル人の指揮官の称号を、カルバロンといいます」
「シラテさんは、《ソル》の曳航を任された、女性のカルバロン」
「少々、気負って、寝不足気味」
「――《ソル》乗員は、油断ならないわっ」
「――戦隊モーティヴェーターの動機づけ、強化月間よっ」
《ソル》艦内――
「《ソル》乗員は、表向き、静かなもの」
「ロナルド・テケナーは、ここ数カ月、よく眠る」
「――拝啓、ステフ・ラ・ニーヴァント特命中佐……むにゃむにゃ」
「ステフ・ラ・ニーヴァント特命中佐も、よく眠る」
「――ロナルド・テケナー様、敬具……むにゃむにゃ」
「で」
「ジャキンタのベンジャメーン」
「――むん」
「超能力を、発揮すると~」
「――ロナルド・テケナー様へ~」
「――ステフ・ラ・ニーヴァント特命中佐から、速達でーす」
「夢を経由の〈隠密郵便屋〉」
「さらに」
「ジャキンタのベンジャメーン」
「――むん」
「超能力を、発揮すると~」
「――いま、反乱は、いけないよいけないよいけないよ」
「――ほうら、失敗する失敗する失敗する……やめておけ」
「《ソル》乗員の無駄な蜂起を、断念させる〈夢御用改〉」
「そうする、うちに……」
《ソル》艦内――
「《ソル》中央艦体の瓦礫の山に~」
「モム・セリマー種族20万人が居住する、通称〈瓦礫都市〉が、あります」
「……」
「モム・セリマー種族――」
「《ソル》が、1800万年前のセガフレンドー銀河で、救助して~」
「なりゆきのまま、住みついた~」
「いわゆる、難民なのですが~」
「世代交代が、早いので~」
「すでに、人口20万名?」
「つい、このあいだ~」
「市民権を、得たばかり」
「――機器のあつかいくらい、教えてよー」
「――ボクたちも、働くよー」
「かくして~」
「創設された、《ソル》後継者アカデミー」
「英才教育をうけた、モム・セリマーなら~」
「操艦くらいは、可能なように」
「でも」
「キルミズも~」
「モルダエル人も~」
「戦隊モーティヴェーターも~」
「――モム・セリマー種族?」
「――難民でしょ?」
「――20万も、相手してられないでしょ?」
「――問題外・問題外」
「と、ノーマーク」
「……」
「トレスト・ハカンヴォルターは、とっても若いモム・セリマー」
「思いこみも、それなりに」
「――ボク、すっごい超能力をもってるんだ」
「――まだ、超能力は、発現してないけど」
「――《ソル》のために、全力で戦う……あ、間違えた……勉強するよ」
「そんな、モム・セリマーたちを、相手にするのは~」
「ステフ・ラ・ニーヴァント特命中佐」
「《ソル》後継者アカデミーの校長先生です」
「授業に、かこつけて~」
「――さあ、みんな体育と技術の時間だよー」
「――軍事教練、ざっざっざっ」
「モム・セリマー種族8000名以上を、組織して~」
「〈影の軍団〉――〈夜の軍団〉ともいう――創設」
「《ソル》中央艦体の〈瓦礫都市〉の、いたるところで~」
「――軍事演習、ざっざっざっ」
「《ソル》艦内の、いたるところで~」
「――武器も調達、ざっざっざっ」
「さらに」
「――さあ、みんな仕事だよー」
「予定されていた、艦載脳〈セネカ〉のパーテーション分割作業」
「分割したパーツの12分の8の、個別試験を~」
「《ソル》後継者アカデミーが、担当することに」
「――この仕事に、かこつけて~」
「――艦載脳〈セネカ〉を~」
「――〈モバイル計算カーネル〉4基の、完全制御下から、解放するのだ」
「――決行は、9月24日……執務城《シルク》に到着する、前日だっ」
《ソル》艦内――
「一方」
「カルバロン、シラテさん」
「少々、気になることがあって、寝不足気味」
「――キルミズさまから、あずかった箱」
「――進歩維持者ヴォーサルのテルカンさまに、渡すように、って」
「――ああ、気になるわっ」
「――(こっそり)」
「開けてみると、中は空」
「が」
「――何か、箱の中から視線を感じたような……うっ」
「次の瞬間~」
「意識も記憶も、トンでしまいました」
《ソル》艦内――
「ロナルド・テケナーは~」
「カルバロン、シラテさんの自室に、およばれ」
「と」
「――(妙な箱、握りしめて?)」
「――(様子が、おかしくないか?)」
「対話して、わかってきました」
「――(箱を介して?)」
「――(6万光年離れた場所から、キルミズさまが、遠隔操縦中?)」
「語られた、キルミズさまの驚愕の計画とは」
「――好機到来?」
「――執務城《シルク》に到着した時が、《ソル》奪還の時だ?」
「――時が来たら、手助けしてやるから?」
「――それまで、おとなしく待つがよい?」
「――(なぜ?)」
「語られた、キルミズさまの驚愕の動機とは」
「――執務城《シルク》の目の前で、《ソル》が、逃走すれば?」
「――進歩維持者ヴォーサルのテルカンさまが?」
「――カオプレッサー〈コルトロク〉さまから、お叱りをうける?」
「――だって?」
「――進歩維持者ヴォーサルのテルカンさま、嫌いだもん?」
「そんな些細な動機で、しでかして良いことなのか、どうなのか」
「キルミズさまの倫理感は、まあ、それとして」
「――時が、来たら?」
「――カルバロン、シラテさんが、命令して?」
「――艦載脳〈セネカ〉を監視する〈モバイル計算カーネル〉4基を?」
「――停止してやる?」
「――!」
「キルミズに、とって~」
「《ソル》が、どうなろうと~」
「《ソル》を監視する部隊が、どうなろうと~」
「どうでも、良いらしい」
「ロナルド・テケナーから、してみれば~」
「まだまだ、疑念でいっぱい、ですが~」
「――かたじけない」
「と、この場は、話を呑むことに」
「――(いざとなったら、オレの計画を活かせば良いのだ)」
「……」
「その後~」
「ベンジャメーンが~」
「カルバロン、シラテさんを、探ってみますが~」
「――当人は、きれいに忘れてますねー」
9月24日、《ソル》は、執務城《シルク》へ――
「到着の、直前」
「カルバロン、シラテさんは、虚ろな目をして、命令ひとつ」
「――執務城《シルク》から、査察が来るわっ」
「――モルダエル人部隊の半数は~」
「――艦の中枢部から、艦殻のすぐ内側に、移動っ」
「――お出迎えよっ」
「で」
「《ソル》は、執務城《シルク》脇の指定座標に、しずしずと停泊」
「と」
「その時」
「艦載脳〈セネカ〉を監視する〈モバイル計算カーネル〉4基が~」
「――ばーん」
「〈影の軍団〉が、艦内深くのモルダエル人部隊を、不意打ち」
「――どどーん」
「自由になった、艦載脳〈セネカ〉は、隔壁を操作」
「艦内深くのモルダエル人部隊の、退路を断ち~」
「〈影の軍団〉を、自在に誘導」
「さらに」
「艦殻のハッチを、開放」
「――ぷしゅっ」
「艦殻すぐ内側にいたモルダエル人部隊は、宇宙空間へ全員放擲」
「さらに」
「〈影の軍団〉は、戦隊モーティヴェーターを、各個撃破」
「――頭を叩けっ」
「――戦隊モーティヴェーターの、指揮個体はどこだ?」
「トレスト・ハカンヴォルターは、とっても若いモム・セリマー」
「思いこみも、それなりに」
「――まだ、超能力は、発現してないけど」
「――ボクの潜在能力に、賭けてみようっ」
「勇猛果敢に、個人行動」
「――うぉぉっ」
「戦隊モーティヴェーターの指揮個体が~」
「討ちとられると~」
「――ひー」
「モルダエル人も~」
「ガンシュカル人も~」
「戦隊モーティヴェーターも~」
「総崩れ」
「艦外へ、逃走」
「……」
「かくして」
「《ソル》は、最高速度で宙域離脱」
「戦隊モーティヴェーターの影響が、消えたので~」
「――はっ」
「正気にかえった、《ソル》乗員」
「さらに」
「――はっ」
「正気にかえった、ハルト人ブロ・ラカネ」
「――うぉぉぉっ」
「司令室を奪還すること、力まかせ」
「――ひー」
「カルバロン、シラテさんは、虚ろな目のまま、戦死したという」
「……」
「大勝利、大成功」
「モム・セリマー〈影の軍団〉は、鼻高々」
「が」
「唯一、すっきりしないヒトがひとり」
「ロナルド・テケナーは、つぶやきます」
「――簡単すぎる」
「――なにか、あるんじゃないか?」
【関連サイト】
・出版社が運営するドイツ公式サイト
[ http://www.perry-rhodan.net/ ]
・他、関連サイトはこちらを参照
[ http://www.rhodan.jp/ ]
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◆今回のひとこと
この本の山の下から、発掘したい本があるんですが……。
経済効率を考えると、もう1冊買った方が、安いかも。
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d-information ◆ 512 [不定期刊] 2008/05/26
発行:y.wakabayashi /rlmdi [ yw@rlmdi.org ]
バックナンバー、登録/解除はこちら [ http://dzj.info/ ]
◇ペリー・ローダン近況
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◆ペリー・ローダン近況
□ Perry Rhodan-Action
[ http://www.perry-rhodan.net/produkte/hefte/praction/index.html ]
4 . Achim Mehnert / Festung der Regenten / 君主たちの要塞
5 . Marc A. Herren / Lazarus Tod / ラザルの死
6 . H. G. Francis / Regenten der Energie / エネルギーの君主たち
7 . Timothy Stahl / Aufstand der Grall / グラルの蜂起
8 . Achim Mehnert / Sternentod / 星間の死
9 . (作者未詳) / Der Zündermutant / 点火ミュータント
10 . (作者未詳) / Falkans Verderben / ファルカンの没落
11 . Wim Vandemaan / Gericht der Regenten / 君主たちの審判
12 . Christian Montillon / Die Robotgarde / ロボット親衛隊
4月開始、企画物ヘフト・シリーズ。12冊、隔週刊。
その4冊目。
□ Perry Rhodan-Action 4話「君主たちの要塞」
[ http://perry-action.de/cgi-bin/heft.pl/4.html ]
西暦2166年3月、惑星トラファルガー――
「ペリー・ローダンは~」
「惑星テラで発生した、自分・暗殺未遂事件の真相を、究明すべく~」
「カスタム重巡《ジュノー》で、惑星トラファルガーを来訪」
「目下のところ~」
「事件の黒幕――〈エネルギーの君主〉たち――と、交戦中」
戦闘後、惑星首都トラファルガー市――
「被害、甚大」
「死傷者、膨大」
「ところで」
「――この……はじめて見る種族の、遺体は?」
「じつは~」
「これこそは、戦死した敵――〈メンタ君主〉タル=アボラン――の遺体」
「解剖、してみましょう」
「――超小型のハイテク機器が、埋めこんであるなー」
「――あ、コレは……」
「――ばーん」
「遺体・爆発」
「惑星トラファルガー在住の医師、ガイドル氏、死亡」
「……」
「――この……敵アンドロイドの、残骸は?」
「分析、してみましょう」
「――細胞組織は、複数種族のDNAから、できてますねー」
「――マガドン人?」
「マガドン人は、デメトリア星団の太古文明の担い手です」
「――テラナー?」
「――アルコン人?」
「――あと、もう1種族……」
「さらに調査した結果~」
「――デメトリア星団発祥の種族グラル、と判明しました」
「……」
「――この……ペリー・ローダンが決死で入手した、転送機のデータは?」
「解析、してみましょう」
「――相手先は、深海ですねー」
「――そこが、〈エネルギーの君主〉の本拠に違いないっ」
「結論・一足飛び」
惑星首都トラファルガー市――
「ペリー・ローダンは、情報収集」
「惑星トラファルガーに~」
「滅び去ったマガドン種族に造詣が深い考古学者は、ただひとり」
「――ボクが、その考古学者カーティス・ニュートンです」
「本名なのかは、不明」
「――で、彼女が、後援者のデザロナさん」
「先般、加勢してくれた、スプリンガー船《ワトリン》のヒトらしい」
「デザロナさん、ペリー・ローダンを気に入ってくれたようです」
「請求書なしで、支援してくれそうな気配」
「考古学者カーチス・ニュートン、曰く」
「――マガドン人は~」
「――1万5000年から2万年くらい昔~」
「――デメトリア星団の支配勢力、だったのです」
「――アルカイック時代の、あいだですね」
「……」
「アルカイック時代――」
「それは、アルコン暦3000年から3700年の、一時期」
「銀河系の中心から、超巨大なハイパー嵐が~」
「――ごーっ」
「発展途上だったアルコン人の大帝国は、大打撃を被ります」
「数世紀間、銀河系一帯で、ハイテクが、全部ダメ」
「この時代、多くの惑星が、孤立化して文明退行」
「この時代、アルコン人は、リニア航行技術を失いました」
「と、そんな時代」
惑星首都トラファルガー市――
「ペリー・ローダンは~」
「〈エネルギーの君主〉の本拠に、すぐにも、突入したい」
「が、めずらしく、ちょっと我慢」
「惑星周回軌道上のテラ級重巡《星塵》に、命じて~」
「惑星テラに、支援要請」
「で」
「3月15日――」
「旗艦《セオドリックII》、到着」
「搭乗するのは~」
「ネズミビーバー、グッキー」
「透視能力者、ウリウ・セング」
「加えて、すでに惑星トラファルガーには~」
「テレポーター、タコ・カクタ」
「テレキネシス能力者、タマ・ヨキダ」
「超能力者が4名」
「で」
「ペリー・ローダンは、4名をともない~」
「シフト10台の部隊を、指揮して~」
「目標地点へ」
「ペリー・ローダンは、4名をともない~」
「――テレポートっ」
「〈エネルギーの君主〉の本拠へ、潜入」
「ロボット部隊とアンドロイド部隊が、猛攻撃」
「――うりゃっ」
「超能力には、勝てません」
「さらに」
「ロボット部隊とアンドロイド部隊の、猛砲撃」
「――テレポートっ」
「それをかわして、太陽系帝国の精鋭部隊を、本拠の中枢へ」
「ところで」
「――グッキー、〈エネルギーの君主〉は、見つかったか?」
「――うーん……ボクのテレパシーに、ひっかからないよ?」
〈エネルギーの君主〉ロク・アウラジン――
「――撤退だっ」
「――手持ちの手段で、テラナーは倒せぬっ」
「――〈アウラティア〉応答をっ」
「返事は、ありません」
「〈アウラティア〉と、連絡がとれないのでは~」
「これ以上、ロボット兵団の投入は、不可能です」
「〈エネルギーの君主〉ロク・アウラジンの、迅速な判断のもと~」
「生き残った〈エネルギーの君主〉9名は、転送機を抜け~」
「デメトリア星団の、別の基地惑星へ」
「……」
「〈エネルギーの君主〉ロク・アウラジン、心に念じて曰く」
「――テラナーに固執して、本願成就が果たせなければ、本末転倒だ」
「――われらの仇敵は、アルコン人っ」
「――まずは、昨今アルコン人が頼みにするテラナーを抹殺」
「――なんて、思い立ったわけだが……もうやめだっ」
「……」
「どうやら~」
「太古――」
「アルコン人の大帝国は、マガドン人の帝国を蹂躙」
「〈エネルギーの君主〉たちは~」
「災厄の時代を、深層睡眠で乗り越えた」
「という、次第」
惑星トラファルガー深海、〈エネルギーの君主〉の本拠――
「――ごごごごごっ」
「〈エネルギーの君主〉の本拠、自壊しはじめます」
「――撤退だっ」
「まずは、太陽系帝国の精鋭部隊が、シフトへ」
「――テレポートっ」
「最後に、ペリー・ローダンを……」
「――?」
「――どこ行ったのさ、ペリー?」
「……」
「――ごごごっ」
「――ばーん」
惑星首都トラファルガー市――
「かくして」
「太陽系帝国大執政官ペリー・ローダン、行方不明」
「人々は~」
「その死を、信じていません」
「で」
「人々が推察する、とおり~」
「現在」
「ペリー・ローダンは、ただひとり」
「〈エネルギーの君主〉の転送機を抜け~」
「デメトリア星団のどこかの惑星に、いるのでした」
以下、次号。
□ Perry Rhodan-Heft
2440 . Leo Lukas / Armee der Schatten / 影の軍団
2441 . Leo Lukas / Die letzten vierzig / 最後の40人
2442 . Arndt Ellmer / Stützpunkt im Chaos / 混沌の基地
2443 . Christian Montillon / ESCHERS Plan / エッシャーの計画
2444 . Michael Marcus Thurner / Vor der Finalen Schlacht / 決戦前夜
□ Perry Rhodan-Heft 2440話「影の軍団」
[ http://www.perry-rhodan.net/produkte/hefte/1/2440.html ]
新銀河暦1345年、ハンガイ銀河――
「そこでは」
「目下、〈混沌の勢力〉が〈負の球体〉を建設中」
「〈混沌の勢力〉実動部隊=終末戦隊〈反逆者〉の艦艇が、ウヨウヨ」
「あちらこちらに、〈原混沌胞〉増殖中」
「物理法則も、オカシクなりはじめています」
「そこへ」
「単独、先行突入、した~」
「テラナーたちの巨艦――全長8kmの亜鈴型艦――《ソル》」
「のっけから、悪い相手と、あたってしまいます」
「……」
「キルミズさま――」
「青肌の巨漢」
「超能力が、ふたつ」
「〈痛叫〉――」
「顔面が、縦にぱっくり割れて~」
「聞いたモノどもを抹殺する、必殺技」
「メンタル・ディスロケーター能力――」
「自分の意識を分割・憑依させて~」
「幾多の知性体を、制御下に」
「このキルミズ」
「〈混沌の勢力〉が~」
「現在、銀河系にて、建造中の~」
「正確には、銀河系の諸惑星を材料にして、建造準備中の~」
「ハンガイ銀河防衛用・機動要塞カオテンダー《ヴルタファー》」
「そのパイロット、なのでした」
「……」
「――メンタル・ディスロケーターっ」
「――憑依・憑依・憑依っ」
「数日の、うちに~」
「――《ソル》乗員ほとんどを、制御下に置いたぜ」
「――免れたのは?」
「――精神安定化手術をうけた……ロナルド・テケナー?」
「――他に?」
「――なんか難民みたいなのが、20万体くらい、いるけれど~」
「――問題外・問題外」
「で」
「〈反逆者〉の戦闘種族モルダエル人――ヘビ頭――と~」
「〈反逆者〉の技術種族ガンシュカル人――トリ頭――が~」
「ぞろぞろ乗艦、要所を占拠」
「艦載脳〈セネカ〉も~」
「〈モバイル計算カーネル〉4基の、完全制御下に」
「戦隊モーティヴェーター――雲のようなもの――が~」
「――乗員に、強力な動機づけを、してやるぜ」
「乗員の、最後の抵抗の意志を、挫いたり」
「かくして」
「《ソル》は、すっかりキルミズさまの自家用艦」
「ロナルド・テケナーは、不本意ながら雇用人扱い」
「――立場をわきまえるアタマも、ある」
「――話し相手として、オモシロイ」
「――《ソル》の乗員も、任せて安心」
「――ハイ・サイドライトの称号を、与えてやろう」
「……」
「それから~」
「すでに、1年近くが、経過」
新銀河暦1346年9月1日、星系ティル=ナ=ティル――
「キルミズは、銀河系へ単身出張」
「――翌日には~」
「――《ソル》も、〈反逆タンク〉2隻の監視のもと~」
「――ハンガイ銀河中心部近く、エルガス星域へ、発進するように」
「エルガス星域には~」
「一帯の実務級の指揮官で、あらせられる~」
「進歩維持者ヴォーサルのテルカンさまの~」
「執務城《シルク》が、停泊中」
「――そこで待機して、次の指示を待つがよい」
「エルガス星域まで、行程はわずかに22日間」
「《ソル》艦内には~」
「正規乗員、5144名」
「モルダエル人が、1500名」
「ガンシュカル人が、300名」
「戦隊モーティヴェーターが、1000体」
「が」
「ロナルド・テケナーは、考える」
「――キルミズは、いないんだ」
「――なんとか、なる」
「――なんとか、するんだ」
「――執務城《シルク》に、到着したら~」
「――《ソル》奪還の機会は、失われてしまうっ」
《ソル》艦内――
「モルダエル人の指揮官の称号を、カルバロンといいます」
「シラテさんは、《ソル》の曳航を任された、女性のカルバロン」
「少々、気負って、寝不足気味」
「――《ソル》乗員は、油断ならないわっ」
「――戦隊モーティヴェーターの動機づけ、強化月間よっ」
《ソル》艦内――
「《ソル》乗員は、表向き、静かなもの」
「ロナルド・テケナーは、ここ数カ月、よく眠る」
「――拝啓、ステフ・ラ・ニーヴァント特命中佐……むにゃむにゃ」
「ステフ・ラ・ニーヴァント特命中佐も、よく眠る」
「――ロナルド・テケナー様、敬具……むにゃむにゃ」
「で」
「ジャキンタのベンジャメーン」
「――むん」
「超能力を、発揮すると~」
「――ロナルド・テケナー様へ~」
「――ステフ・ラ・ニーヴァント特命中佐から、速達でーす」
「夢を経由の〈隠密郵便屋〉」
「さらに」
「ジャキンタのベンジャメーン」
「――むん」
「超能力を、発揮すると~」
「――いま、反乱は、いけないよいけないよいけないよ」
「――ほうら、失敗する失敗する失敗する……やめておけ」
「《ソル》乗員の無駄な蜂起を、断念させる〈夢御用改〉」
「そうする、うちに……」
《ソル》艦内――
「《ソル》中央艦体の瓦礫の山に~」
「モム・セリマー種族20万人が居住する、通称〈瓦礫都市〉が、あります」
「……」
「モム・セリマー種族――」
「《ソル》が、1800万年前のセガフレンドー銀河で、救助して~」
「なりゆきのまま、住みついた~」
「いわゆる、難民なのですが~」
「世代交代が、早いので~」
「すでに、人口20万名?」
「つい、このあいだ~」
「市民権を、得たばかり」
「――機器のあつかいくらい、教えてよー」
「――ボクたちも、働くよー」
「かくして~」
「創設された、《ソル》後継者アカデミー」
「英才教育をうけた、モム・セリマーなら~」
「操艦くらいは、可能なように」
「でも」
「キルミズも~」
「モルダエル人も~」
「戦隊モーティヴェーターも~」
「――モム・セリマー種族?」
「――難民でしょ?」
「――20万も、相手してられないでしょ?」
「――問題外・問題外」
「と、ノーマーク」
「……」
「トレスト・ハカンヴォルターは、とっても若いモム・セリマー」
「思いこみも、それなりに」
「――ボク、すっごい超能力をもってるんだ」
「――まだ、超能力は、発現してないけど」
「――《ソル》のために、全力で戦う……あ、間違えた……勉強するよ」
「そんな、モム・セリマーたちを、相手にするのは~」
「ステフ・ラ・ニーヴァント特命中佐」
「《ソル》後継者アカデミーの校長先生です」
「授業に、かこつけて~」
「――さあ、みんな体育と技術の時間だよー」
「――軍事教練、ざっざっざっ」
「モム・セリマー種族8000名以上を、組織して~」
「〈影の軍団〉――〈夜の軍団〉ともいう――創設」
「《ソル》中央艦体の〈瓦礫都市〉の、いたるところで~」
「――軍事演習、ざっざっざっ」
「《ソル》艦内の、いたるところで~」
「――武器も調達、ざっざっざっ」
「さらに」
「――さあ、みんな仕事だよー」
「予定されていた、艦載脳〈セネカ〉のパーテーション分割作業」
「分割したパーツの12分の8の、個別試験を~」
「《ソル》後継者アカデミーが、担当することに」
「――この仕事に、かこつけて~」
「――艦載脳〈セネカ〉を~」
「――〈モバイル計算カーネル〉4基の、完全制御下から、解放するのだ」
「――決行は、9月24日……執務城《シルク》に到着する、前日だっ」
《ソル》艦内――
「一方」
「カルバロン、シラテさん」
「少々、気になることがあって、寝不足気味」
「――キルミズさまから、あずかった箱」
「――進歩維持者ヴォーサルのテルカンさまに、渡すように、って」
「――ああ、気になるわっ」
「――(こっそり)」
「開けてみると、中は空」
「が」
「――何か、箱の中から視線を感じたような……うっ」
「次の瞬間~」
「意識も記憶も、トンでしまいました」
《ソル》艦内――
「ロナルド・テケナーは~」
「カルバロン、シラテさんの自室に、およばれ」
「と」
「――(妙な箱、握りしめて?)」
「――(様子が、おかしくないか?)」
「対話して、わかってきました」
「――(箱を介して?)」
「――(6万光年離れた場所から、キルミズさまが、遠隔操縦中?)」
「語られた、キルミズさまの驚愕の計画とは」
「――好機到来?」
「――執務城《シルク》に到着した時が、《ソル》奪還の時だ?」
「――時が来たら、手助けしてやるから?」
「――それまで、おとなしく待つがよい?」
「――(なぜ?)」
「語られた、キルミズさまの驚愕の動機とは」
「――執務城《シルク》の目の前で、《ソル》が、逃走すれば?」
「――進歩維持者ヴォーサルのテルカンさまが?」
「――カオプレッサー〈コルトロク〉さまから、お叱りをうける?」
「――だって?」
「――進歩維持者ヴォーサルのテルカンさま、嫌いだもん?」
「そんな些細な動機で、しでかして良いことなのか、どうなのか」
「キルミズさまの倫理感は、まあ、それとして」
「――時が、来たら?」
「――カルバロン、シラテさんが、命令して?」
「――艦載脳〈セネカ〉を監視する〈モバイル計算カーネル〉4基を?」
「――停止してやる?」
「――!」
「キルミズに、とって~」
「《ソル》が、どうなろうと~」
「《ソル》を監視する部隊が、どうなろうと~」
「どうでも、良いらしい」
「ロナルド・テケナーから、してみれば~」
「まだまだ、疑念でいっぱい、ですが~」
「――かたじけない」
「と、この場は、話を呑むことに」
「――(いざとなったら、オレの計画を活かせば良いのだ)」
「……」
「その後~」
「ベンジャメーンが~」
「カルバロン、シラテさんを、探ってみますが~」
「――当人は、きれいに忘れてますねー」
9月24日、《ソル》は、執務城《シルク》へ――
「到着の、直前」
「カルバロン、シラテさんは、虚ろな目をして、命令ひとつ」
「――執務城《シルク》から、査察が来るわっ」
「――モルダエル人部隊の半数は~」
「――艦の中枢部から、艦殻のすぐ内側に、移動っ」
「――お出迎えよっ」
「で」
「《ソル》は、執務城《シルク》脇の指定座標に、しずしずと停泊」
「と」
「その時」
「艦載脳〈セネカ〉を監視する〈モバイル計算カーネル〉4基が~」
「――ばーん」
「〈影の軍団〉が、艦内深くのモルダエル人部隊を、不意打ち」
「――どどーん」
「自由になった、艦載脳〈セネカ〉は、隔壁を操作」
「艦内深くのモルダエル人部隊の、退路を断ち~」
「〈影の軍団〉を、自在に誘導」
「さらに」
「艦殻のハッチを、開放」
「――ぷしゅっ」
「艦殻すぐ内側にいたモルダエル人部隊は、宇宙空間へ全員放擲」
「さらに」
「〈影の軍団〉は、戦隊モーティヴェーターを、各個撃破」
「――頭を叩けっ」
「――戦隊モーティヴェーターの、指揮個体はどこだ?」
「トレスト・ハカンヴォルターは、とっても若いモム・セリマー」
「思いこみも、それなりに」
「――まだ、超能力は、発現してないけど」
「――ボクの潜在能力に、賭けてみようっ」
「勇猛果敢に、個人行動」
「――うぉぉっ」
「戦隊モーティヴェーターの指揮個体が~」
「討ちとられると~」
「――ひー」
「モルダエル人も~」
「ガンシュカル人も~」
「戦隊モーティヴェーターも~」
「総崩れ」
「艦外へ、逃走」
「……」
「かくして」
「《ソル》は、最高速度で宙域離脱」
「戦隊モーティヴェーターの影響が、消えたので~」
「――はっ」
「正気にかえった、《ソル》乗員」
「さらに」
「――はっ」
「正気にかえった、ハルト人ブロ・ラカネ」
「――うぉぉぉっ」
「司令室を奪還すること、力まかせ」
「――ひー」
「カルバロン、シラテさんは、虚ろな目のまま、戦死したという」
「……」
「大勝利、大成功」
「モム・セリマー〈影の軍団〉は、鼻高々」
「が」
「唯一、すっきりしないヒトがひとり」
「ロナルド・テケナーは、つぶやきます」
「――簡単すぎる」
「――なにか、あるんじゃないか?」
【関連サイト】
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◆今回のひとこと
この本の山の下から、発掘したい本があるんですが……。
経済効率を考えると、もう1冊買った方が、安いかも。
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d-information ◆ 512 [不定期刊] 2008/05/26
発行:y.wakabayashi /rlmdi [ yw@rlmdi.org ]
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◆目次
◇ペリー・ローダン近況
----------------------------------------------------------------------
◆ペリー・ローダン近況
□ Perry Rhodan-Heft
2439 . Hubert Haensel / Menschen für Stardust / スターダスト移民団
2440 . Leo Lukas / Armee der Schatten / 影の軍団
2441 . Leo Lukas / Die letzten vierzig / 最後の40人
2442 . Arndt Ellmer / Stützpunkt im Chaos / 混沌の基地
2443 . Christian Montillon / ESCHERS Plan / エッシャーの計画
□ Perry Rhodan-Heft 2439話「スターダスト移民団」
[ http://www.perry-rhodan.net/produkte/hefte/1/2439.html ]
新銀河暦1346年、星系ソル――
「自由テラナー連盟の主星系は~」
「〈混沌の勢力〉の終末戦隊〈反逆者〉に、包囲されています」
「超知性体〈それ〉が、使者ロト・ケレーテを、派遣」
「提案、したのが~」
「〈遠隔転送転轍機〉の向こうの避難所=遠いどこかの星系スターダストへ~」
「逃げたい者は、逃げても良い、という方策」
「――〈遠隔転送転轍機〉の設置期間は、かぎられています」
「――つまり、新銀河暦1346年11月13日になったら、閉鎖です」
「――設置は、1回かぎり」
「――用途は、惑星テラと自由テラナー連盟の植民惑星の、人々の避難限定です」
「が」
「〈遠隔転送転轍機〉には~」
「深刻な、問題が」
「――通過すると、ハイパー水晶の9割が、ダメになってしまう?」
星系スターダスト調査隊、レジナルド・ブル――
「恒星スターダストと、第1惑星パルガの、間には~」
「厚さ数mmの未知物質にくるまれた、ハイパー水晶が~」
「カルムヴァットも~」
「ホワルゴニウムも~」
「その他の、ハイパー水晶も~」
「ごろん・ごろんと~」
「それはもう、大量に」
「さらに」
「恒星スターダストと、第1惑星パルガの、間には~」
「直径数mの、網状の球体生物が~」
「ふわり・ふわりと~」
「それなりに」
「宇宙船が、接近すると~」
「H"Uバリアなどに、寄ってきて~」
「ハイパー・エネルギーを、喰っていく」
「……」
「自由テラナー連盟政庁大臣レジナルド・ブル」
「スカラベ級重装甲小型艦《SK=PRAE=011》で~」
「球体生物を、調査中」
「――網が、空っぽなのと?」
「――網が、一杯なのと?」
「――なんか、2種類、いますね」
「さらに、調査」
「――空っぽなのが、惑星パルガで、物質を喰って?」
「――恒星スターダスト近くで、排泄行為?」
「――それが、あのハイパー水晶?」
「マーク・ロンドン超能力少年、命名して曰く」
「――あれを、ホワネットくんと、呼ぼうよー」
星系スターダスト植民団――
「9月1日――」
「富豪ティムバー・F・ホイッスラーJrの私設移民団が~」
「星系スターダストの惑星アヴェダに、着陸」
「到着後、数日」
「――宇宙ステーション第1号を、建設するのだ」
「――名前は《ソラー・システム》」
「鋭意、建造中」
「……」
「一方」
「自由テラナー連盟にも、政府の威信というのが、あったり」
「物資満載のコンテナ多数が、星系スターダストに、次々、到着」
「9月7日――」
「政府移民団の《アーク001》――500m角のサイコロ輸送船――で~」
「第1陣、20万人が~」
「星系スターダストに、到着」
星系ソル――
「――〈反逆タンク〉536部隊?」
「――戦隊要塞〈反逆コーン〉2基?」
「――〈テラノヴァ・バリア〉を、一斉砲撃?」
「星系ソルの絶対防衛線〈テラノヴァ・バリア〉は、震撼」
「――!」
「いまだかつてない、衝撃に~」
「いまだかつてない、付随現象」
「すぐ、納まったから、良いような、ものの~」
「――あー、恐ろしや恐ろしや」
星系スターダスト植民団――
「富豪ティムバー・F・ホイッスラーJrの到着から、2週間――」
「政府移民団の《アーク》20隻で~」
「400万人が、到着」
「惑星アヴェダのスターダスト・シティも~」
「あれよあれよ、と急成長」
「民間移民団代表、富豪ティムバー・F・ホイッスラーJr」
「政府が派遣した暫定執政官、シグルト・エックナトム」
「両者の関係も、良好です」
「で」
「問題と、いえば~」
「――足りないよー」
「――足りないぞー」
「ハイパー水晶の、慢性的な品不足」
「ロボットも、工場も、宇宙船も~」
「ハイパー水晶なしには、動きません」
「そこで」
「富豪ティムバー・F・ホイッスラーJrは、考えた」
「――恒星スターダスト周囲の、ハイパー水晶を、なんとか」
「――でも、ホワネットくんがいると、宇宙船が安全に作業できないのだ」
「――だから、ホワネットくんがいなければ、こう、ざっくざっく……と」
「富豪ティムバー・F・ホイッスラーJrは、さらに、考えた」
「――スカラベ級重装甲小型艦4隻に、強力なHU"バリア発生装置をっ」
「――1隻目、HU"バリア展開っ」
「と……ホワネットたちは、HU"バリアにつられて、すーっと」
「――1隻目、HU"バリアを切れっ」
「――2隻目、HU"バリア展開っ」
「と……ホワネットたちは、HU"バリアにつられて、すーっと」
「――3隻目っ」
「――4隻目っ」
「こうして」
「ホワネットたちは、点滅するHU"バリアの間で、ぐるぐる回り~」
「富豪ティムバー・F・ホイッスラーJrは、大量のハイパー水晶を収集」
「かくして~」
「ハイパー水晶を商う、ホイッスラー=スターダスト社、創業」
「民間移民団に~」
「――さあ、使うがよいっ」
「政府移民団にも~」
「――さあ、使うがよいっ」
「……」
「9月16日――」
「政府移民団の《アーク100》到着」
「《アーク》100隻が、運搬したのは、コンテナ数千本」
「内容は~」
「入植地維持に必要な、貨物」
「入植者8億人」
「……」
「同日、9月16日――」
「惑星ジックスで、こんな事件がありました」
「――おさかなおさかな」
「入植者の少女インダーラちゃんが、銀色の魚2匹と交友関係」
「翻訳機を、つかってみると~」
「――わたしは、アウテリア」
「――わたしは、ペスス」
「――種族の名前は、インドキミ」
「――ともだち?」
「入植者の少女インダーラちゃんは~」
「海底の、魚の家に、招待されたり」
「スターダスト星系、他にも知性体がいるのかも」
星系スターダスト調査隊、レジナルド・ブル――
「星系スターダストは~」
「球状星団ファーア・ウェイ――直径200光年――の中」
「これまで~」
「宇宙航行文明の電波ひとつとして、受信していません」
「自由テラナー連盟政庁大臣レジナルド・ブル」
「――スカラベ級重装甲小型艦《SK=PRAE=112》に~」
「――ホーク・コンヴァーター、増設っ」
「――ハイパー水晶も、満載っ」
「――周辺宙域を、探査するのだっ」
「探査任務を、あたえるのでした」
〈遠隔転送転轍機〉閉鎖、1週間前――
「自由テラナー連盟政庁大臣ホーマー・G・アダムズから~」
「星系スターダスト暫定執政官、シグルト・エックナトムさんへ~」
「秘密の荷物、コンテナ3つ」
「――ヴァリオ1000型ロボット?」
「――と、繭マスク、多数?」
「――遠く離れて、しまっても?」
「――自由テラナー連盟の意志を、体現してくれますように?」
〈遠隔転送転轍機〉閉鎖、前日――
「自由テラナー連盟政庁大臣レジナルド・ブルの、もとへ~」
「スカラベ級重装甲小型艦《SK=PRAE=112》」
「球状星団ファーア・ウェイ探査行から、帰到」
「――高度文明、なにひとつ見つからず、か」
「……」
「星系スターダスト植民者の、もとへ~」
「《アーク》最終便、到着」
「その船内、には~」
「超知性体〈それ〉の使者ロト・ケレーテが~」
「銀球ごと、便乗」
「で」
「超知性体〈それ〉の使者ロト・ケレーテ、曰く」
「――わたしは、別の仕事があるので~」
「――ここらで、失礼します」
「――星系スターダストのみなさん」
「――超知性体〈それ〉は、干渉しないし、当面、その予定もありません」
「――ただ……ちょいと、置き土産が、あります」
「――〈銀河の謎〉パート2っ」
「――星系スターダストに、細胞活性装置2基を、隠してありますっ」
「――どうぞ、ご自由に、お使いください」
「――ではっ」
「超知性体〈それ〉の使者ロト・ケレーテを乗せた~」
「銀球は~」
「宇宙のかなたに、消えていったという」
「で」
「自由テラナー連盟政庁大臣レジナルド・ブル、曰く」
「――つまらぬモノだが、置き土産だ」
「みずから指揮する、スカラベ級重装甲小型艦から~」
「ハイパー水晶の貯蔵分すべてを、搬出」
「――さらばだっ」
「自由テラナー連盟政庁大臣レジナルド・ブルを乗せた~」
「スカラベ級重装甲小型艦は~」
「〈遠隔転送転轍機〉を抜けて、星系ソルへ」
11月13日――
「〈遠隔転送転轍機〉、消滅」
「で」
「首都テラニアに、帰還した~」
「自由テラナー連盟政庁大臣レジナルド・ブル」
「移民計画・陣頭指揮で、よれよれの~」
「自由テラナー連盟政庁大臣ホーマー・G・アダムズ」
「両名のもとへ、USO司令部キント・センターから、朗報です」
「――ロワ・ダントンは、無事?」
「――いまだかつてないロワ・ダントン部隊も、無事?」
「――星系ソルへ、向おうとしている?」
【関連サイト】
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◆今回のひとこと
ホイッスラー一族、やりますね。
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d-information ◆ 511 [不定期刊] 2008/05/19
発行:y.wakabayashi /rlmdi [ yw@rlmdi.org ]
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◇ペリー・ローダン近況
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◆ペリー・ローダン近況
□ Perry Rhodan-Heft
2439 . Hubert Haensel / Menschen für Stardust / スターダスト移民団
2440 . Leo Lukas / Armee der Schatten / 影の軍団
2441 . Leo Lukas / Die letzten vierzig / 最後の40人
2442 . Arndt Ellmer / Stützpunkt im Chaos / 混沌の基地
2443 . Christian Montillon / ESCHERS Plan / エッシャーの計画
□ Perry Rhodan-Heft 2439話「スターダスト移民団」
[ http://www.perry-rhodan.net/produkte/hefte/1/2439.html ]
新銀河暦1346年、星系ソル――
「自由テラナー連盟の主星系は~」
「〈混沌の勢力〉の終末戦隊〈反逆者〉に、包囲されています」
「超知性体〈それ〉が、使者ロト・ケレーテを、派遣」
「提案、したのが~」
「〈遠隔転送転轍機〉の向こうの避難所=遠いどこかの星系スターダストへ~」
「逃げたい者は、逃げても良い、という方策」
「――〈遠隔転送転轍機〉の設置期間は、かぎられています」
「――つまり、新銀河暦1346年11月13日になったら、閉鎖です」
「――設置は、1回かぎり」
「――用途は、惑星テラと自由テラナー連盟の植民惑星の、人々の避難限定です」
「が」
「〈遠隔転送転轍機〉には~」
「深刻な、問題が」
「――通過すると、ハイパー水晶の9割が、ダメになってしまう?」
星系スターダスト調査隊、レジナルド・ブル――
「恒星スターダストと、第1惑星パルガの、間には~」
「厚さ数mmの未知物質にくるまれた、ハイパー水晶が~」
「カルムヴァットも~」
「ホワルゴニウムも~」
「その他の、ハイパー水晶も~」
「ごろん・ごろんと~」
「それはもう、大量に」
「さらに」
「恒星スターダストと、第1惑星パルガの、間には~」
「直径数mの、網状の球体生物が~」
「ふわり・ふわりと~」
「それなりに」
「宇宙船が、接近すると~」
「H"Uバリアなどに、寄ってきて~」
「ハイパー・エネルギーを、喰っていく」
「……」
「自由テラナー連盟政庁大臣レジナルド・ブル」
「スカラベ級重装甲小型艦《SK=PRAE=011》で~」
「球体生物を、調査中」
「――網が、空っぽなのと?」
「――網が、一杯なのと?」
「――なんか、2種類、いますね」
「さらに、調査」
「――空っぽなのが、惑星パルガで、物質を喰って?」
「――恒星スターダスト近くで、排泄行為?」
「――それが、あのハイパー水晶?」
「マーク・ロンドン超能力少年、命名して曰く」
「――あれを、ホワネットくんと、呼ぼうよー」
星系スターダスト植民団――
「9月1日――」
「富豪ティムバー・F・ホイッスラーJrの私設移民団が~」
「星系スターダストの惑星アヴェダに、着陸」
「到着後、数日」
「――宇宙ステーション第1号を、建設するのだ」
「――名前は《ソラー・システム》」
「鋭意、建造中」
「……」
「一方」
「自由テラナー連盟にも、政府の威信というのが、あったり」
「物資満載のコンテナ多数が、星系スターダストに、次々、到着」
「9月7日――」
「政府移民団の《アーク001》――500m角のサイコロ輸送船――で~」
「第1陣、20万人が~」
「星系スターダストに、到着」
星系ソル――
「――〈反逆タンク〉536部隊?」
「――戦隊要塞〈反逆コーン〉2基?」
「――〈テラノヴァ・バリア〉を、一斉砲撃?」
「星系ソルの絶対防衛線〈テラノヴァ・バリア〉は、震撼」
「――!」
「いまだかつてない、衝撃に~」
「いまだかつてない、付随現象」
「すぐ、納まったから、良いような、ものの~」
「――あー、恐ろしや恐ろしや」
星系スターダスト植民団――
「富豪ティムバー・F・ホイッスラーJrの到着から、2週間――」
「政府移民団の《アーク》20隻で~」
「400万人が、到着」
「惑星アヴェダのスターダスト・シティも~」
「あれよあれよ、と急成長」
「民間移民団代表、富豪ティムバー・F・ホイッスラーJr」
「政府が派遣した暫定執政官、シグルト・エックナトム」
「両者の関係も、良好です」
「で」
「問題と、いえば~」
「――足りないよー」
「――足りないぞー」
「ハイパー水晶の、慢性的な品不足」
「ロボットも、工場も、宇宙船も~」
「ハイパー水晶なしには、動きません」
「そこで」
「富豪ティムバー・F・ホイッスラーJrは、考えた」
「――恒星スターダスト周囲の、ハイパー水晶を、なんとか」
「――でも、ホワネットくんがいると、宇宙船が安全に作業できないのだ」
「――だから、ホワネットくんがいなければ、こう、ざっくざっく……と」
「富豪ティムバー・F・ホイッスラーJrは、さらに、考えた」
「――スカラベ級重装甲小型艦4隻に、強力なHU"バリア発生装置をっ」
「――1隻目、HU"バリア展開っ」
「と……ホワネットたちは、HU"バリアにつられて、すーっと」
「――1隻目、HU"バリアを切れっ」
「――2隻目、HU"バリア展開っ」
「と……ホワネットたちは、HU"バリアにつられて、すーっと」
「――3隻目っ」
「――4隻目っ」
「こうして」
「ホワネットたちは、点滅するHU"バリアの間で、ぐるぐる回り~」
「富豪ティムバー・F・ホイッスラーJrは、大量のハイパー水晶を収集」
「かくして~」
「ハイパー水晶を商う、ホイッスラー=スターダスト社、創業」
「民間移民団に~」
「――さあ、使うがよいっ」
「政府移民団にも~」
「――さあ、使うがよいっ」
「……」
「9月16日――」
「政府移民団の《アーク100》到着」
「《アーク》100隻が、運搬したのは、コンテナ数千本」
「内容は~」
「入植地維持に必要な、貨物」
「入植者8億人」
「……」
「同日、9月16日――」
「惑星ジックスで、こんな事件がありました」
「――おさかなおさかな」
「入植者の少女インダーラちゃんが、銀色の魚2匹と交友関係」
「翻訳機を、つかってみると~」
「――わたしは、アウテリア」
「――わたしは、ペスス」
「――種族の名前は、インドキミ」
「――ともだち?」
「入植者の少女インダーラちゃんは~」
「海底の、魚の家に、招待されたり」
「スターダスト星系、他にも知性体がいるのかも」
星系スターダスト調査隊、レジナルド・ブル――
「星系スターダストは~」
「球状星団ファーア・ウェイ――直径200光年――の中」
「これまで~」
「宇宙航行文明の電波ひとつとして、受信していません」
「自由テラナー連盟政庁大臣レジナルド・ブル」
「――スカラベ級重装甲小型艦《SK=PRAE=112》に~」
「――ホーク・コンヴァーター、増設っ」
「――ハイパー水晶も、満載っ」
「――周辺宙域を、探査するのだっ」
「探査任務を、あたえるのでした」
〈遠隔転送転轍機〉閉鎖、1週間前――
「自由テラナー連盟政庁大臣ホーマー・G・アダムズから~」
「星系スターダスト暫定執政官、シグルト・エックナトムさんへ~」
「秘密の荷物、コンテナ3つ」
「――ヴァリオ1000型ロボット?」
「――と、繭マスク、多数?」
「――遠く離れて、しまっても?」
「――自由テラナー連盟の意志を、体現してくれますように?」
〈遠隔転送転轍機〉閉鎖、前日――
「自由テラナー連盟政庁大臣レジナルド・ブルの、もとへ~」
「スカラベ級重装甲小型艦《SK=PRAE=112》」
「球状星団ファーア・ウェイ探査行から、帰到」
「――高度文明、なにひとつ見つからず、か」
「……」
「星系スターダスト植民者の、もとへ~」
「《アーク》最終便、到着」
「その船内、には~」
「超知性体〈それ〉の使者ロト・ケレーテが~」
「銀球ごと、便乗」
「で」
「超知性体〈それ〉の使者ロト・ケレーテ、曰く」
「――わたしは、別の仕事があるので~」
「――ここらで、失礼します」
「――星系スターダストのみなさん」
「――超知性体〈それ〉は、干渉しないし、当面、その予定もありません」
「――ただ……ちょいと、置き土産が、あります」
「――〈銀河の謎〉パート2っ」
「――星系スターダストに、細胞活性装置2基を、隠してありますっ」
「――どうぞ、ご自由に、お使いください」
「――ではっ」
「超知性体〈それ〉の使者ロト・ケレーテを乗せた~」
「銀球は~」
「宇宙のかなたに、消えていったという」
「で」
「自由テラナー連盟政庁大臣レジナルド・ブル、曰く」
「――つまらぬモノだが、置き土産だ」
「みずから指揮する、スカラベ級重装甲小型艦から~」
「ハイパー水晶の貯蔵分すべてを、搬出」
「――さらばだっ」
「自由テラナー連盟政庁大臣レジナルド・ブルを乗せた~」
「スカラベ級重装甲小型艦は~」
「〈遠隔転送転轍機〉を抜けて、星系ソルへ」
11月13日――
「〈遠隔転送転轍機〉、消滅」
「で」
「首都テラニアに、帰還した~」
「自由テラナー連盟政庁大臣レジナルド・ブル」
「移民計画・陣頭指揮で、よれよれの~」
「自由テラナー連盟政庁大臣ホーマー・G・アダムズ」
「両名のもとへ、USO司令部キント・センターから、朗報です」
「――ロワ・ダントンは、無事?」
「――いまだかつてないロワ・ダントン部隊も、無事?」
「――星系ソルへ、向おうとしている?」
【関連サイト】
・出版社が運営するドイツ公式サイト
[ http://www.perry-rhodan.net/ ]
・他、関連サイトはこちらを参照
[ http://www.rhodan.jp/ ]
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◆今回のひとこと
ホイッスラー一族、やりますね。
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d-information ◆ 511 [不定期刊] 2008/05/19
発行:y.wakabayashi /rlmdi [ yw@rlmdi.org ]
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◆目次
◇ペリー・ローダン近況
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◆ペリー・ローダン近況
□ Perry Rhodan-Das Rote Imperium
1 . Michael Marcus Thurner / Die fossile Stadt / 化石都市
2 . Christian Montillon / Requiem für Druufon / ドルーフォンに鎮魂歌
3 . Wim Vandemaan / Die Zukunftsbastion / 未来砦
Heyne 社の書き下ろしポケットブック・シリーズ。
今年は「赤い宇宙の帝国」シリーズ。
11月から隔月刊行。全3冊の予定。
□ Perry Rhodan-Action
[ http://www.perry-rhodan.net/produkte/hefte/praction/index.html ]
3 . Hans Kneifel / Rhodan mal tausend / ローダンが1000人
4 . Achim Mehnert / Festung der Regenten / 君主たちの要塞
5 . Marc A. Herren / Lazarus Tod / ラザルの死
6 . H. G. Francis / Regenten der Energie / エネルギーの君主たち
7 . Timothy Stahl / Aufstand der Grall / グラルの蜂起
8 . Achim Mehnert / Sternentod / 星間の死
9 . (作者未詳) / Der Zündermutant / 点火ミュータント
10 . (作者未詳) / Falkans Verderben / ファルカンの没落
11 . Wim Vandemaan / Gericht der Regenten / 君主たちの審判
12 . Christian Montillon / Die Robotgarde / ロボット親衛隊
4月開始、企画物ヘフト・シリーズ。12冊、隔週刊。
その3冊目。
□ Perry Rhodan-Action 3話「ローダンが1000人」
[ http://perry-action.de/cgi-bin/heft.pl/3.html ]
西暦2166年3月、惑星トラファルガー――
「ペリー・ローダンは~」
「惑星テラで発生した、自分・暗殺未遂事件の真相を、究明すべく~」
「カスタム重巡《ジュノー》で、惑星トラファルガーを来訪」
「が」
「謎の極地要塞から、いきなり砲撃」
「カスタム重巡《ジュノー》は、墜落」
「死傷者多数」
「謎のロボット部隊が、惑星トラファルガー全域を、いきなり襲撃」
「ペリー・ローダンは~」
「首都トラファルガー市への襲撃を、退け~」
「残された宇宙船――テラ級重巡《星塵》――を、衛星軌道上に逃がす」
「……」
「そして、今――」
「あつめた、重武装の11名」
「テレポーター、タコ・カクタ――いまだ傷は完治せず」
「テレキネシス能力者、タマ・ヨキダ」
「ティム・シェンドラク少尉――カスタム重巡《ジュノー》の、生き残り」
「トリファー・プラ軍曹――同じく、生き残り」
「惑星執政官コスマイ・セトラさんなんかも、参加してしています」
「他6名」
「ペリー・ローダンと11名は、グライダー2台に分乗」
「衛星ファークラスの月明かりの、もと~」
「未知の敵の地上要塞へ、侵入」
「――罠だ! 爆弾だっ」
「――罠だ! 爆発する転送機だっ」
「うまくかわして、被害なし」
「地上要塞の貯蔵庫に~」
「ポジトロニクス部品みたいなモノのが、若干」
「――専門家の銀河系秘密情報局員にみせたら、何かわかるかも」
「成果はそれだけ、ですが」
「――撤収だ」
トラファルガー市――
「ペリー・ローダンは~」
「テラ級重巡《星塵》の指揮をとるミルトン・シュラム少尉に、無線連絡」
「――これまでどおり、周回軌道上に、留まってくれたまえ」
「また」
「ペリー・ローダンは~」
「惑星執政官コスマイ・セトラさん」
「惑星執政官の秘書タラ・スタイルンさん」
「両名と、会談」
「――デメトリア星団の太古惑星マガドンを、ご存知?」
「――マガドン人は、デメトリア星団に文明を築いていたのです」
「――マガドン人の退行した子孫が、地下に住むマガドゥなのです」
「――惑星トラファルガーでも、各種マガドン遺物が発掘されてございます」
「――今回の事件、マガドン人が関係するのか、しないのか……」
「――でも、さしせまった問題は、次に謎の敵がどう出るか、ですわね」
「――ほほほ」
「と」
「軌道上のテラ級重巡《星塵》から、緊急連絡」
「――敵ロボット部隊、トラファルガー市に接近」
「反重力プラットフォームで、襲来したのは~」
「――!」
「ヒト型アンドロイド1000体――しかも、ローダンと瓜二つ」
「――ああ、チーフたちが、都市を爆撃っ」
「――ああ、チーフたちが、住民を狙撃っ」
「被害甚大」
「混乱拡大」
「と」
「ぴたり」
「ペリー・ローダン(偽物)たち、攻撃を一時停止」
「拡声器で増幅された敵の声が、アルコン語で、曰く」
「――〈エネルギーの君主〉ロク・アウラジンであるっ」
「――テラ級重巡《星塵》を、引き渡せっ」
「聞いたペリー・ローダン(本物)、つぶやいて、曰く」
「――渡せるわけ、ないだろう?」
「――トランスフォーム砲まで装備したテラ級重巡、だぞ?」
「そうこう、していると~」
「軌道上のテラ級重巡《星塵》から、報告」
「――トラファルガー市から距離200kmに、敵陣を確認」
「――円弧状に、直径409mの地上要塞12基が、展開」
「――戦車6000台が、トラファルガー市に、向かっていますっ」
「テラ級重巡《星塵》は、軌道上から、戦車隊を狙い撃ち」
「――どーん」
「なんて、していると~」
「突如、飛来した転子状船」
「――スプリンガー船《ワトリン》?」
「――加勢してくれる?」
「――ありがたいっ」
「あとで請求書を見たら、後悔するかもしれませんが」
「――どどどーん」
「戦車100台以上を、撃破」
トラファルガー市――
「テレポーター、タコ・カクタ――まだ傷は完治せず――は~」
「――病院に、病院に」
「戻る、途中の、再処理工場のあたり」
「――!」
「――あれは……小さいけれど、敵の地上要塞?」
「――あ、戦車が出てきた」
「咄嗟に、テレポートして、内部へ」
「操縦装置とおぼしきモノを、盗んで、逃走」
「専門家の銀河系秘密情報局員に、調べてもらいましょう」
「――ふむふむ」
「――先だっての出撃で、盗んできた、ポジトロニクス部品が~」
「――今回、盗んできた、操縦装置に~」
「――ぴったりハマる、みたいです」
トラファルガー市――
「ふたたび」
「拡声器で増幅された敵の声が、アルコン語で、曰く」
「――〈エネルギーの君主〉ロク・アウラジンであるっ」
「――テラ級重巡《星塵》を、引き渡せっ」
「――さもないとっ」
「〈エネルギーの君主〉ロク・アウラジンは~」
「地下の集落から、無防備なマガドゥ種族を、強制連行」
「つぎつぎ、処刑」
「――無関係なのにっ!」
「ペリー・ローダン(本物)は、決断を迫られます」
「が」
「その時、形勢逆転」
「先だって、ペリー・ローダンと11名が盗んできた、ポジトロニクス部品」
「今回、タコ・カクタが盗んできた、操縦装置」
「これを用いて、敵ロボットに自滅指令」
「――さあ、互いに戦って自滅するのだっ」
「――どーん」
「――どどーん」
「――どどどーん」
「戦車と、ロボットと、ペリー・ローダン(偽物)は~」
「自滅、壊滅、あるいは撤退」
「……」
「ペリー・ローダン(本物)は~」
「テラ級重巡《星塵》に、指示だけ言い置くと~」
「――(そーっと)」
「撤退するペリー・ローダン(偽物)の群れに、紛れこむ」
「――ざっざっざっ」
「反重力プラットフォームに、乗りこんで~」
「100km離れた転送機へ」
「転送機の手前で、身を隠し~」
「転送データを、収集すると~」
「トラファルガー市へ、戦術的撤退」
3月14日、トラファルガー市――
「被害、甚大」
「死傷者、膨大」
「ところで」
「――この……はじめて見る種族の、死体は?」
「――まさか……マガドン人?」
極地、〈君主たちの要塞〉――
「ここは、事態の黒幕の拠点」
「〈エネルギーの君主〉ロク・アウラジンは、くじけない」
「――このっ」
「――戦闘は、敗北だが」
「――戦争は、これからだっ」
「――憶えていろよ、ペリー・ローダンっ」
「じつは、今回の戦闘で~」
「前線に出ていた〈メンタ君主〉タル=アボランが、あえなく戦死していたり」
「でも」
「〈エネルギーの君主〉ロク・アウラジンは、くじけない」
「――ペリー・ローダンめっ」
「――この、マガドンのロボット親衛隊があるかぎりっ」
「――キサマごときに、敗れはせんっ」
□ Perry Rhodan-Heft
2438 . Hubert Haensel / Das Stardust-System / スターダスト星系
2439 . Hubert Haensel / Menschen für Stardust / スターダスト移民団
2440 . Leo Lukas / Armee der Schatten / 影の軍団
2441 . Leo Lukas / Die letzten vierzig / 最後の40人
2442 . Arndt Ellmer / Stützpunkt im Chaos / 混沌の基地
□ Perry Rhodan-Heft 2438話「スターダスト星系」
[ http://www.perry-rhodan.net/produkte/hefte/1/2438.html ]
新銀河暦1346年、星系ソル――
「自由テラナー連盟の主星系は~」
「〈混沌の勢力〉の終末戦隊〈反逆者〉に、包囲されています」
「超知性体〈それ〉が提案したのが~」
「避難所=遠いどこかの星系スターダストへ、逃げるという方策」
「が」
「星系ソルと星系スターダストをつなぐ、〈遠隔転送転轍機〉には~」
「深刻な、問題が」
「通過すると、ハイパー水晶の9割が、ダメになってしまいます」
「で」
「自由テラナー連盟政庁大臣レジナルド・ブルは~」
「――現地を見ずして、転居を考えることなかれ」
「スカラベ級重装甲小型艦10隻に、ハイパー水晶満載の金庫をもって~」
「現在、先行調査中」
8月19日、自由テラナー連盟、首都テラニア――
「超知性体〈それ〉の使者ロト・ケレーテが~」
「いきなり、勝手に記者会見」
「――避難所=遠いどこかの星系スターダストへ、逃げると良いです」
「――星系スターダスト――惑星22個」
「――居住可能な惑星は、4つ」
「――惑星カタラクトの大陸アウマルクだけ、立入禁止です」
「――他は、自由にお使いいただいて、かまいません」
テラニア・ロボティック・レトロデザイン社――略称TRR――
「ティムバー・F・ホイッスラーJr」
「TRR社の、創業者にして、オーナー社長」
「前世代のロボット工学を操る、匠の技」
「前世代のロボットを、細々生産」
「ロボット業界を常に主導してきた、栄えあるホイスッラー一族に、おいて~」
「――古いのよ、ねー」
「――変人よ、ねー」
「異端者、あつかい」
「が」
「新銀河暦1331年――」
「ハイパー物理学的抵抗・増大」
「ハイテクがみんなダメ、な時代の到来」
「ティムバー・F・ホイッスラーJr」
「一躍、長者番付第3位」
「TRR社の純資産、2500億ギャラックス」
「妻は死別し、子はいない」
「そんな、いかにもな大富豪」
「ティムバー・F・ホイッスラーJr」
「テラニアにそびえる、全高300mの豪邸で~」
「ふと、目にした3Dニュースが~」
「超知性体〈それ〉の使者ロト・ケレーテの、記者会見」
「――これだっ」
「――恐怖におびえる人々を、新天地へ導くのだ」
「――ああ、星系スターダストに、植民したい」
「決断まで、わずか1分」
「で」
「そこは、みなぎる、富豪の力」
「――超知性体〈それ〉の使者ロト・ケレーテさんに、話を聞きたい」
「個人的な対面も、即・実現」
「もらってきた、データ水晶には~」
「星系スターダストと〈遠隔転送転轍機〉の、情報が満載」
「で」
「いよいよ、ほとばしる、富豪の力」
「――メディアで、この計画を、告知したい」
「メディア〈ゴビ・トリビデ〉で、即・放送」
「――スカラベ級重装甲小型艦を、多数、買い付けたい」
「準備、着々と進行」
「数日で~」
「TRR社には、問合せ殺到」
「……」
「自由テラナー連盟政庁大臣ホーマー・G・アダムズは~」
「――政府としては~」
「――民間主導の植民団を、認めるわけには、いきません」
「などと、抗議の申し入れ」
「が」
「ここで、富豪の必殺技」
「――TRR社を、250億ギャラックスで、誰かに売却したい」
「――あの……TRR社の純資産は、2500億ギャラックスでは?」
「――売却したい」
「――わたしが、購入を希望したら?」
「――売却したい」
「――えと……新天地、星系スターダストでの成功をお祈りしますっ」
星系スターダスト調査隊、レジナルド・ブル――
「すでに~」
「〈遠隔転送転轍機〉を抜ける通信経路が、完成しています」
「本日も~」
「ニュースが、いくつか」
「星系スターダスト調査隊を指揮する~」
「自由テラナー連盟政庁大臣レジナルド・ブルのもとへ」
「――植民団の第一陣が、すぐに来る?」
「――メディアの記者に、居住可能な4惑星を取材させろ?」
「――やれやれだぜ」
「現在~」
「自由テラナー連盟政庁大臣レジナルド・ブル」
「みずから指揮する、スカラベ級重装甲小型艦で~」
「恒星スターダストと第1惑星パルガの間を、調査中」
「――強度の5次元放射を、計測ですねー」
「――!」
「――?」
「厚さ数mmの未知物質にくるまれた、ハイパー水晶が~」
「ごろん・ごろんと~」
「それはもう、大量に」
「そこで」
「レジナルド・ブル、思案して曰く」
「――超知性体〈それ〉が、人類のために、用意してくれた、とか?」
「――そんなわけ……ないよなあ」
「と」
「――!」
「スカラベ級重装甲小型艦、何かと接触」
「――直径数mの、網状の球体が、いくつも?」
「マーク・ロンドン超能力少年の弁、によると~」
「――あれは、生き物だよー」
「スカラベ級重装甲小型艦、網状球体に、囲まれます」
「――ハイパー・エネルギーを、吸収されてる?」
「――逃げるんだっ」
「――ダメです。追ってきますっ」
「そこで」
「レジナルド・ブル、思案して曰く」
「――モノは試しっ」
「――H"Uバリアを、切れっ」
「ぷっつん」
「網状球体は、喰い物がなくなったと見ると、離れていきました」
8月24日、〈アルビオン3D〉星系スターダスト取材部隊――
「メディア〈アルビオン3D〉の、おしどりレポーター」
「ジュリニア・ジャランティン」
「フランク・ジャランティン」
「スカラベ級重装甲小型艦《SK=PRAE=101》に、便乗して~」
「星系スターダストへ、到着」
「まずは、居住可能惑星ジックスへ」
「――すばらしいところね、ダーリン」
「――すばらしいところだよ、ハニー」
「――わははは」
「連呼すること、数えきれず」
「――あの水棲生物は何かしら、ダーリン」
「――あの水棲生物には知性があるかもだよ、ハニー」
「……」
「スカラベ級重装甲小型艦《SK=PRAE=101》、発進予定時刻」
「――わたしたち、もどりません」
「――ボクたち、ここに住むことにしました」
「すなわち、ジャランティン夫妻は、星系スターダスト植民者・第1号」
「――すばらしいところね、ダーリン」
「――すばらしいところだよ、ハニー」
「――わははは」
「取材報告は、〈遠隔転送転轍機〉を抜けて、星系ソルへ」
星系ソル、自由テラナー連盟政務次官シグルト・エックナトム――
「――星系スターダスト自由テラナー連盟植民地の暫定執政官に任ずる」
「――謹んで、拝命いたします」
「で」
「暫定執政官シグルト・エックナトム」
「まずは」
「――〈遠隔転送転轍機〉が、閉じたあと~」
「――本国との連絡を、なんとか」
「そして」
「――資材や、スペアパーツを~」
「――本国なしでやっていけるように、なんとか」
「そうして」
「各種宇宙船100隻の用意を、進めます」
「そうこう、するうち~」
「移民希望者、すでに8月末には1億人」
9月1日、星系スターダスト――
「ティムバー・F・ホイッスラーJrの私設移民団1500万人が~」
「惑星アヴェダに、着陸」
「ティムバー・F・ホイッスラーJrは~」
「自由テラナー連盟の旗を、大地に立ててみたり」
「そこへ~」
「暫定執政官シグルト・エックナトムも、到着」
「かくして」
「星系スターダスト自由テラナー連盟植民地、誕生」
【関連サイト】
・出版社が運営するドイツ公式サイト
[ http://www.perry-rhodan.net/ ]
・他、関連サイトはこちらを参照
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◆今回のひとこと
2005年のドイツSF大賞、クルト・ラスヴィッツ賞、ダブルクラウンの
長篇 Der Schwarm ……早川書房『深海のYrr』として邦訳。
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d-information ◆ 510 [不定期刊] 2008/05/12
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◇ペリー・ローダン近況
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◆ペリー・ローダン近況
□ Perry Rhodan-Das Rote Imperium
1 . Michael Marcus Thurner / Die fossile Stadt / 化石都市
2 . Christian Montillon / Requiem für Druufon / ドルーフォンに鎮魂歌
3 . Wim Vandemaan / Die Zukunftsbastion / 未来砦
Heyne 社の書き下ろしポケットブック・シリーズ。
今年は「赤い宇宙の帝国」シリーズ。
11月から隔月刊行。全3冊の予定。
□ Perry Rhodan-Action
[ http://www.perry-rhodan.net/produkte/hefte/praction/index.html ]
3 . Hans Kneifel / Rhodan mal tausend / ローダンが1000人
4 . Achim Mehnert / Festung der Regenten / 君主たちの要塞
5 . Marc A. Herren / Lazarus Tod / ラザルの死
6 . H. G. Francis / Regenten der Energie / エネルギーの君主たち
7 . Timothy Stahl / Aufstand der Grall / グラルの蜂起
8 . Achim Mehnert / Sternentod / 星間の死
9 . (作者未詳) / Der Zündermutant / 点火ミュータント
10 . (作者未詳) / Falkans Verderben / ファルカンの没落
11 . Wim Vandemaan / Gericht der Regenten / 君主たちの審判
12 . Christian Montillon / Die Robotgarde / ロボット親衛隊
4月開始、企画物ヘフト・シリーズ。12冊、隔週刊。
その3冊目。
□ Perry Rhodan-Action 3話「ローダンが1000人」
[ http://perry-action.de/cgi-bin/heft.pl/3.html ]
西暦2166年3月、惑星トラファルガー――
「ペリー・ローダンは~」
「惑星テラで発生した、自分・暗殺未遂事件の真相を、究明すべく~」
「カスタム重巡《ジュノー》で、惑星トラファルガーを来訪」
「が」
「謎の極地要塞から、いきなり砲撃」
「カスタム重巡《ジュノー》は、墜落」
「死傷者多数」
「謎のロボット部隊が、惑星トラファルガー全域を、いきなり襲撃」
「ペリー・ローダンは~」
「首都トラファルガー市への襲撃を、退け~」
「残された宇宙船――テラ級重巡《星塵》――を、衛星軌道上に逃がす」
「……」
「そして、今――」
「あつめた、重武装の11名」
「テレポーター、タコ・カクタ――いまだ傷は完治せず」
「テレキネシス能力者、タマ・ヨキダ」
「ティム・シェンドラク少尉――カスタム重巡《ジュノー》の、生き残り」
「トリファー・プラ軍曹――同じく、生き残り」
「惑星執政官コスマイ・セトラさんなんかも、参加してしています」
「他6名」
「ペリー・ローダンと11名は、グライダー2台に分乗」
「衛星ファークラスの月明かりの、もと~」
「未知の敵の地上要塞へ、侵入」
「――罠だ! 爆弾だっ」
「――罠だ! 爆発する転送機だっ」
「うまくかわして、被害なし」
「地上要塞の貯蔵庫に~」
「ポジトロニクス部品みたいなモノのが、若干」
「――専門家の銀河系秘密情報局員にみせたら、何かわかるかも」
「成果はそれだけ、ですが」
「――撤収だ」
トラファルガー市――
「ペリー・ローダンは~」
「テラ級重巡《星塵》の指揮をとるミルトン・シュラム少尉に、無線連絡」
「――これまでどおり、周回軌道上に、留まってくれたまえ」
「また」
「ペリー・ローダンは~」
「惑星執政官コスマイ・セトラさん」
「惑星執政官の秘書タラ・スタイルンさん」
「両名と、会談」
「――デメトリア星団の太古惑星マガドンを、ご存知?」
「――マガドン人は、デメトリア星団に文明を築いていたのです」
「――マガドン人の退行した子孫が、地下に住むマガドゥなのです」
「――惑星トラファルガーでも、各種マガドン遺物が発掘されてございます」
「――今回の事件、マガドン人が関係するのか、しないのか……」
「――でも、さしせまった問題は、次に謎の敵がどう出るか、ですわね」
「――ほほほ」
「と」
「軌道上のテラ級重巡《星塵》から、緊急連絡」
「――敵ロボット部隊、トラファルガー市に接近」
「反重力プラットフォームで、襲来したのは~」
「――!」
「ヒト型アンドロイド1000体――しかも、ローダンと瓜二つ」
「――ああ、チーフたちが、都市を爆撃っ」
「――ああ、チーフたちが、住民を狙撃っ」
「被害甚大」
「混乱拡大」
「と」
「ぴたり」
「ペリー・ローダン(偽物)たち、攻撃を一時停止」
「拡声器で増幅された敵の声が、アルコン語で、曰く」
「――〈エネルギーの君主〉ロク・アウラジンであるっ」
「――テラ級重巡《星塵》を、引き渡せっ」
「聞いたペリー・ローダン(本物)、つぶやいて、曰く」
「――渡せるわけ、ないだろう?」
「――トランスフォーム砲まで装備したテラ級重巡、だぞ?」
「そうこう、していると~」
「軌道上のテラ級重巡《星塵》から、報告」
「――トラファルガー市から距離200kmに、敵陣を確認」
「――円弧状に、直径409mの地上要塞12基が、展開」
「――戦車6000台が、トラファルガー市に、向かっていますっ」
「テラ級重巡《星塵》は、軌道上から、戦車隊を狙い撃ち」
「――どーん」
「なんて、していると~」
「突如、飛来した転子状船」
「――スプリンガー船《ワトリン》?」
「――加勢してくれる?」
「――ありがたいっ」
「あとで請求書を見たら、後悔するかもしれませんが」
「――どどどーん」
「戦車100台以上を、撃破」
トラファルガー市――
「テレポーター、タコ・カクタ――まだ傷は完治せず――は~」
「――病院に、病院に」
「戻る、途中の、再処理工場のあたり」
「――!」
「――あれは……小さいけれど、敵の地上要塞?」
「――あ、戦車が出てきた」
「咄嗟に、テレポートして、内部へ」
「操縦装置とおぼしきモノを、盗んで、逃走」
「専門家の銀河系秘密情報局員に、調べてもらいましょう」
「――ふむふむ」
「――先だっての出撃で、盗んできた、ポジトロニクス部品が~」
「――今回、盗んできた、操縦装置に~」
「――ぴったりハマる、みたいです」
トラファルガー市――
「ふたたび」
「拡声器で増幅された敵の声が、アルコン語で、曰く」
「――〈エネルギーの君主〉ロク・アウラジンであるっ」
「――テラ級重巡《星塵》を、引き渡せっ」
「――さもないとっ」
「〈エネルギーの君主〉ロク・アウラジンは~」
「地下の集落から、無防備なマガドゥ種族を、強制連行」
「つぎつぎ、処刑」
「――無関係なのにっ!」
「ペリー・ローダン(本物)は、決断を迫られます」
「が」
「その時、形勢逆転」
「先だって、ペリー・ローダンと11名が盗んできた、ポジトロニクス部品」
「今回、タコ・カクタが盗んできた、操縦装置」
「これを用いて、敵ロボットに自滅指令」
「――さあ、互いに戦って自滅するのだっ」
「――どーん」
「――どどーん」
「――どどどーん」
「戦車と、ロボットと、ペリー・ローダン(偽物)は~」
「自滅、壊滅、あるいは撤退」
「……」
「ペリー・ローダン(本物)は~」
「テラ級重巡《星塵》に、指示だけ言い置くと~」
「――(そーっと)」
「撤退するペリー・ローダン(偽物)の群れに、紛れこむ」
「――ざっざっざっ」
「反重力プラットフォームに、乗りこんで~」
「100km離れた転送機へ」
「転送機の手前で、身を隠し~」
「転送データを、収集すると~」
「トラファルガー市へ、戦術的撤退」
3月14日、トラファルガー市――
「被害、甚大」
「死傷者、膨大」
「ところで」
「――この……はじめて見る種族の、死体は?」
「――まさか……マガドン人?」
極地、〈君主たちの要塞〉――
「ここは、事態の黒幕の拠点」
「〈エネルギーの君主〉ロク・アウラジンは、くじけない」
「――このっ」
「――戦闘は、敗北だが」
「――戦争は、これからだっ」
「――憶えていろよ、ペリー・ローダンっ」
「じつは、今回の戦闘で~」
「前線に出ていた〈メンタ君主〉タル=アボランが、あえなく戦死していたり」
「でも」
「〈エネルギーの君主〉ロク・アウラジンは、くじけない」
「――ペリー・ローダンめっ」
「――この、マガドンのロボット親衛隊があるかぎりっ」
「――キサマごときに、敗れはせんっ」
□ Perry Rhodan-Heft
2438 . Hubert Haensel / Das Stardust-System / スターダスト星系
2439 . Hubert Haensel / Menschen für Stardust / スターダスト移民団
2440 . Leo Lukas / Armee der Schatten / 影の軍団
2441 . Leo Lukas / Die letzten vierzig / 最後の40人
2442 . Arndt Ellmer / Stützpunkt im Chaos / 混沌の基地
□ Perry Rhodan-Heft 2438話「スターダスト星系」
[ http://www.perry-rhodan.net/produkte/hefte/1/2438.html ]
新銀河暦1346年、星系ソル――
「自由テラナー連盟の主星系は~」
「〈混沌の勢力〉の終末戦隊〈反逆者〉に、包囲されています」
「超知性体〈それ〉が提案したのが~」
「避難所=遠いどこかの星系スターダストへ、逃げるという方策」
「が」
「星系ソルと星系スターダストをつなぐ、〈遠隔転送転轍機〉には~」
「深刻な、問題が」
「通過すると、ハイパー水晶の9割が、ダメになってしまいます」
「で」
「自由テラナー連盟政庁大臣レジナルド・ブルは~」
「――現地を見ずして、転居を考えることなかれ」
「スカラベ級重装甲小型艦10隻に、ハイパー水晶満載の金庫をもって~」
「現在、先行調査中」
8月19日、自由テラナー連盟、首都テラニア――
「超知性体〈それ〉の使者ロト・ケレーテが~」
「いきなり、勝手に記者会見」
「――避難所=遠いどこかの星系スターダストへ、逃げると良いです」
「――星系スターダスト――惑星22個」
「――居住可能な惑星は、4つ」
「――惑星カタラクトの大陸アウマルクだけ、立入禁止です」
「――他は、自由にお使いいただいて、かまいません」
テラニア・ロボティック・レトロデザイン社――略称TRR――
「ティムバー・F・ホイッスラーJr」
「TRR社の、創業者にして、オーナー社長」
「前世代のロボット工学を操る、匠の技」
「前世代のロボットを、細々生産」
「ロボット業界を常に主導してきた、栄えあるホイスッラー一族に、おいて~」
「――古いのよ、ねー」
「――変人よ、ねー」
「異端者、あつかい」
「が」
「新銀河暦1331年――」
「ハイパー物理学的抵抗・増大」
「ハイテクがみんなダメ、な時代の到来」
「ティムバー・F・ホイッスラーJr」
「一躍、長者番付第3位」
「TRR社の純資産、2500億ギャラックス」
「妻は死別し、子はいない」
「そんな、いかにもな大富豪」
「ティムバー・F・ホイッスラーJr」
「テラニアにそびえる、全高300mの豪邸で~」
「ふと、目にした3Dニュースが~」
「超知性体〈それ〉の使者ロト・ケレーテの、記者会見」
「――これだっ」
「――恐怖におびえる人々を、新天地へ導くのだ」
「――ああ、星系スターダストに、植民したい」
「決断まで、わずか1分」
「で」
「そこは、みなぎる、富豪の力」
「――超知性体〈それ〉の使者ロト・ケレーテさんに、話を聞きたい」
「個人的な対面も、即・実現」
「もらってきた、データ水晶には~」
「星系スターダストと〈遠隔転送転轍機〉の、情報が満載」
「で」
「いよいよ、ほとばしる、富豪の力」
「――メディアで、この計画を、告知したい」
「メディア〈ゴビ・トリビデ〉で、即・放送」
「――スカラベ級重装甲小型艦を、多数、買い付けたい」
「準備、着々と進行」
「数日で~」
「TRR社には、問合せ殺到」
「……」
「自由テラナー連盟政庁大臣ホーマー・G・アダムズは~」
「――政府としては~」
「――民間主導の植民団を、認めるわけには、いきません」
「などと、抗議の申し入れ」
「が」
「ここで、富豪の必殺技」
「――TRR社を、250億ギャラックスで、誰かに売却したい」
「――あの……TRR社の純資産は、2500億ギャラックスでは?」
「――売却したい」
「――わたしが、購入を希望したら?」
「――売却したい」
「――えと……新天地、星系スターダストでの成功をお祈りしますっ」
星系スターダスト調査隊、レジナルド・ブル――
「すでに~」
「〈遠隔転送転轍機〉を抜ける通信経路が、完成しています」
「本日も~」
「ニュースが、いくつか」
「星系スターダスト調査隊を指揮する~」
「自由テラナー連盟政庁大臣レジナルド・ブルのもとへ」
「――植民団の第一陣が、すぐに来る?」
「――メディアの記者に、居住可能な4惑星を取材させろ?」
「――やれやれだぜ」
「現在~」
「自由テラナー連盟政庁大臣レジナルド・ブル」
「みずから指揮する、スカラベ級重装甲小型艦で~」
「恒星スターダストと第1惑星パルガの間を、調査中」
「――強度の5次元放射を、計測ですねー」
「――!」
「――?」
「厚さ数mmの未知物質にくるまれた、ハイパー水晶が~」
「ごろん・ごろんと~」
「それはもう、大量に」
「そこで」
「レジナルド・ブル、思案して曰く」
「――超知性体〈それ〉が、人類のために、用意してくれた、とか?」
「――そんなわけ……ないよなあ」
「と」
「――!」
「スカラベ級重装甲小型艦、何かと接触」
「――直径数mの、網状の球体が、いくつも?」
「マーク・ロンドン超能力少年の弁、によると~」
「――あれは、生き物だよー」
「スカラベ級重装甲小型艦、網状球体に、囲まれます」
「――ハイパー・エネルギーを、吸収されてる?」
「――逃げるんだっ」
「――ダメです。追ってきますっ」
「そこで」
「レジナルド・ブル、思案して曰く」
「――モノは試しっ」
「――H"Uバリアを、切れっ」
「ぷっつん」
「網状球体は、喰い物がなくなったと見ると、離れていきました」
8月24日、〈アルビオン3D〉星系スターダスト取材部隊――
「メディア〈アルビオン3D〉の、おしどりレポーター」
「ジュリニア・ジャランティン」
「フランク・ジャランティン」
「スカラベ級重装甲小型艦《SK=PRAE=101》に、便乗して~」
「星系スターダストへ、到着」
「まずは、居住可能惑星ジックスへ」
「――すばらしいところね、ダーリン」
「――すばらしいところだよ、ハニー」
「――わははは」
「連呼すること、数えきれず」
「――あの水棲生物は何かしら、ダーリン」
「――あの水棲生物には知性があるかもだよ、ハニー」
「……」
「スカラベ級重装甲小型艦《SK=PRAE=101》、発進予定時刻」
「――わたしたち、もどりません」
「――ボクたち、ここに住むことにしました」
「すなわち、ジャランティン夫妻は、星系スターダスト植民者・第1号」
「――すばらしいところね、ダーリン」
「――すばらしいところだよ、ハニー」
「――わははは」
「取材報告は、〈遠隔転送転轍機〉を抜けて、星系ソルへ」
星系ソル、自由テラナー連盟政務次官シグルト・エックナトム――
「――星系スターダスト自由テラナー連盟植民地の暫定執政官に任ずる」
「――謹んで、拝命いたします」
「で」
「暫定執政官シグルト・エックナトム」
「まずは」
「――〈遠隔転送転轍機〉が、閉じたあと~」
「――本国との連絡を、なんとか」
「そして」
「――資材や、スペアパーツを~」
「――本国なしでやっていけるように、なんとか」
「そうして」
「各種宇宙船100隻の用意を、進めます」
「そうこう、するうち~」
「移民希望者、すでに8月末には1億人」
9月1日、星系スターダスト――
「ティムバー・F・ホイッスラーJrの私設移民団1500万人が~」
「惑星アヴェダに、着陸」
「ティムバー・F・ホイッスラーJrは~」
「自由テラナー連盟の旗を、大地に立ててみたり」
「そこへ~」
「暫定執政官シグルト・エックナトムも、到着」
「かくして」
「星系スターダスト自由テラナー連盟植民地、誕生」
【関連サイト】
・出版社が運営するドイツ公式サイト
[ http://www.perry-rhodan.net/ ]
・他、関連サイトはこちらを参照
[ http://www.rhodan.jp/ ]
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◆今回のひとこと
2005年のドイツSF大賞、クルト・ラスヴィッツ賞、ダブルクラウンの
長篇 Der Schwarm ……早川書房『深海のYrr』として邦訳。
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d-information ◆ 510 [不定期刊] 2008/05/12
発行:y.wakabayashi /rlmdi [ yw@rlmdi.org ]
バックナンバー、登録/解除はこちら [ http://dzj.info/ ]
◆目次
◇ドイツSF大賞 2008
◇クルト・ラスヴィッツ賞 2008
◇ペリー・ローダン近況
----------------------------------------------------------------------
◆ドイツSF大賞 2008
本年の Deutscher Science Fiction Preis ノミネート作品を。
7月19日、ミュールタルのSFCD大会で結果発表・受賞式、の予定。
□ Nominierungen in der Sparte Roman 長篇部門ノミネート作品
・Frank Borsch / Alien Earth 2 / エイリアンアース2
・Andreas Brandhorst / Feuerstürme / 火の嵐
・Andreas Eschbach / Ausgebrannt / 石油が枯渇するとき
・Frank W. Haubold / Die Schatten des Mars / 火星の影
・Michael K. Iwoleit / Psyhack / サイハック
・Armin Rößler / Andrade / アンドラーデ
□ Nominierungen in der Sparte Kurzgeschichte 短篇部門ノミネート作品
・Sascha Dickel / Bio-Nostalgie / 生体郷愁
――短篇集 Der Moloch und andere Visionen 4 収録
・Holger Eckhardt / Nordlicht über Venedig / ヴェニスのオーロラ
――Nova誌12号に収録
・Marcus Hammerschmitt / Die Lokomotive / 蒸気機関車
――短篇集 Der Moloch und andere Visionen 4 収録
・Frank W. Haubold / Heimkehr / 帰郷
――S.F.X.誌掲載
・Jörg Isenberg / Kausalität irreparabel / 因果関係修復不能
――コンピュータ雑誌 c't 誌2007年3+4合併号掲載
・Heidrun Jänchen / Fu"nfundneunzig Prozent / 95%
――短篇集 Lazarus 収録
・Heidrun Jänchen / Regenbogengrün / 虹の緑
――短篇集 Der Moloch und andere Visionen 4 収録
・Heidrun Jänchen / Slomo / スロモ
――第一ドイツ・ファンタジー・クラブ(EDFC)会誌 Das Mirakel「奇跡」16号に掲載
・Helmuth W. Mommers / Körper zu vermieten / 肉体貸します
――Nova誌12号に収録
・Frank Neugebauer / Wendels Bruder / 渦巻兄弟
――短篇集 Exodus 21 収録
・Bernhard Schneider / Modulation / 変調
――短篇集 Lazarus 収録
【関連サイト】
・ドイツSF大賞のサイト
[ http://www.dsfp.de/ ]
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◆クルト・ラスヴィッツ賞 2008
本年のクルト・ラスヴィッツ賞の、ノミネート作品を。
□ Bester Roman 長篇部門ノミネート作品
・Dirk van den Boom / Tentakelschatten / 影の触手
・Frank Borsch / Alien Earth - Phase 1 und Phase 2 / エイリアンアース
――1および2が対象
・David Dalek / Das versteckte Sternbild / 隠された星座
・Andreas Eschbach / Ausgebrannt / 石油が枯渇するとき
・Die Schatten des Mars / Frank W. Haubold / 火星の影
・Michael K. Iwoleit / Psyhack / サイハック
・Karl Olsberg / Das System / 機構
・Armin Rößler / Andrade / アンドラーデ
・Thomas Thiemeyer / Magma / マグマ
□ Beste Kurzgeschichte 短篇部門ノミネート作品
・Marcus Hammerschmitt / Die Lokomotive / 蒸気機関車
――短篇集 Der Moloch und andere Visionen 4 収録
・Frank W. Haubold / Heimkehr / 帰郷
――S.F.X.誌掲載
・Frank W. Haubold / Die Tänzerin / 踊り子
――短篇集 Der Moloch und andere Visionen 4 収録
・Michael K. Iwoleit / Der Moloch / モロク
――短篇集 Der Moloch und andere Visionen 4 収録
・Heidrun Jänchen / Fünfundneunzig Prozent / 95%
――短篇集 Lazarus 収録
・Niklas Peinecke / Die bunten Splitter der Seele
/ 魂の色とりどりの欠片
――コンピュータ雑誌 c't 誌2007年1号合併号掲載
・Niklas Peinecke / Imago / 偶像
――短篇集 Der Moloch und andere Visionen 4 収録
・Uwe Post / eDead.com / eDead.com
――短篇集 Der Moloch und andere Visionen 4 収録
【関連サイト】
・SF-Fan.de の各賞紹介ページ
[ http://www.sf-fan.de/literaturpreise/ ]
----------------------------------------------------------------------
◆ペリー・ローダン近況
□ Perry Rhodan-Heft
2437 . Uwe Anton / Die immaterielle Stadt / 非物質都市
2438 . Hubert Haensel / Das Stardust-System / スターダスト星系
2439 . Hubert Haensel / Menschen für Stardust / スターダスト移民団
2440 . Leo Lukas / Armee der Schatten / 影の軍団
2441 . Leo Lukas / Die letzten vierzig / 最後の40人
□ Perry Rhodan-Heft 2437話「非物質都市」
[ http://www.perry-rhodan.net/produkte/hefte/1/2437.html ]
新銀河暦1346年、星系ソル――
「自由テラナー連盟の主星系は~」
「〈混沌の勢力〉の終末戦隊〈反逆者〉に、包囲されています」
「超知性体〈それ〉が提案したのが~」
「避難所=星系スターダストへ」
「ですが」
「星系ソルと星系スターダストをつなぐ〈遠隔転送転轍機〉には~」
「深刻な、問題が」
「通過すると、ハイパー水晶の9割がダメになってしまいます」
「が」
「自由テラナー連盟政庁大臣レジナルド・ブル、あわてず騒がず」
「――だいじょうぶ」
「――ハイパー水晶を、大量にもっていけば、良いのだ」
「スカラベ級重装甲小型艦10隻を、連結」
「送りこんだ、ハイパー水晶満載の金庫で、まずは2隻が機能復旧」
「1隻は、星系ソルへ、報告に」
「1隻は、惑星アヴェダへ、調査に」
星系スターダスト――
「自由テラナー連盟政庁大臣レジナルド・ブルが~」
「惑星アヴェダ探査を終える、ころには~」
「残る8隻も、機能回復」
「――3班にわかれて、残る居住可能惑星3つを探査だ」
「――1班は、惑星ジックスへ」
「――1班は、惑星トロンドガーデンへ」
「――最後の班は、オレが指揮して、惑星カタラクトへ」
「惑星カタラクトには~」
「唯一、立入禁止を言いわたされた土地=アウマルク大陸が、あります」
惑星カタラクト――
「とりあえず、モンタル大陸を探査」
「――文明の痕跡を、探知?」
「――滅亡して、かなりたってますね」
「禁断大陸アウマルクも、探ってみたい」
「――こちらは、探知成果、なし?」
「とか、やっていると」
「乗員、マーク・ロンドン超能力少年が、気がつきました」
「――あれ?」
「――ゼニアオイ色の都市が、見えるよー」
「素直に、ムラサキ色と表現すれば、良いのかも」
「でも、マーク・ロンドン超能力少年」
「テラニア在住のご両親は、舞台俳優として、アトラン・ヴィレッジで活躍中」
「芸術的なもろもろに、妙なところで、詳しそう」
「ともあれ」
「ゼニアオイ都市を、調査してみましょう」
「――輪郭は、きれいな円形ですね」
「――たしかに、見えてますよねえ」
「――むー、エネルギー探知では、見えません」
「レジナルド・ブル、曰く」
「――着陸だ」
「――行ってみるしか、ないだろう」
「のこのこ近寄り、市壁に到達」
「が」
「すかっ」
「壁に、触れません」
「壁を、突き抜けてしまいます」
「市壁の中をうかがうけれど、住民の姿は見えず」
「――幽霊都市?」
「――ああっ……なんか都市の奥深くから、おいでおいでと呼ばれるような」
「――ぞくぞくっ」
「危険な、感じ」
「その場は、逃げるみたいに撤退」
「さらに、気をつけて、見ていると~」
「――あ、別の都市が、見えるよー」
「形は、同じくきれいな円形」
「でも、基調となる、色が微妙に違います」
「――青銅色?」
「――紫水晶色?」
「――海緑色?」
「――真珠色?」
「微妙な色のが、これで、計5つ」
「で」
「マーク・ロンドン超能力少年、パラノーマルな感じで共鳴して、曰く」
「――真珠色都市は、なんかちがう」
「調査、してみると~」
「こんこんっ」
「――これは、非物質じゃない?」
「――このアーケードみたいなところから、都市に入れるぞ」
「ならば」
「レジナルド・ブル指揮下、選抜部隊」
「物理学の大家、ボールドウィン・カラポル博士――精神安定化手術済」
「マーク・ロンドン超能力少年」
「3名は、アーケードに突入」
真珠色都市――
「アーケードを、くぐると~」
「そこは、きちんと物質的な都市」
「歩きまわる、各種とりまぜた生命体」
「――平和な都市?」
「――でも、どことなく怠惰で堕落した雰囲気?」
「怠惰で堕落した雰囲気の毛皮生物が、話しかけてきました」
「――アーケード、くぐって来たんですか?」
「――プリュムトゥオル市へ、ようこそー、みたいな」
「――ちなみに、わたしは、アル・カルタークエー」
「説明して、くれました」
「――あちこちの非物質の都市は、プリュムトゥオル市の影です」
「――ルートに沿って一列に321の停車場が、ありまして」
「――プリュムトゥオル市は、ちょんちょんと、順番に停車するのです」
「さらに、説明して、くれました」
「――プリュムトゥオル市は、精神の呼び声で、住民を募集します」
「――住民が死に絶えないように、補充するのです」
「レジナルド・ブル一行、蒼白になりますが~」
「――だいじょうぶ」
「――プリュムトゥオル市は、去る者は追わず、みたいな」
「――でも、去ったら、2度目は入れません」
「レジナルド・ブル一行、安堵しますが~」
「――でも、さっきの惑星は、もう離れてしまいましたから」
「――他の惑星、とか」
「――他の時間、とか」
「――一巡するのに、かなりかかりますから」
「――ここしばらく、戻れません、みたいな」
「レジナルド・ブル一行、ふたたび蒼白」
「で」
「住民アル・カルタークエー、問い詰められて、曰く」
「――プリュムトゥオル市の運転席は、〈時間センター〉です」
「――博物館ホールから、行けますよー」
プリュムトゥオル市、博物館ホール――
「レジナルド・ブル一行は~」
「博物館ホールに、〈時間センター〉の門を、発見」
「――エネルギー的に、封鎖されとりますな」
「どうした、ものでしょう」
「と」
「乗員、マーク・ロンドン超能力少年が、気がつきました」
「――あれ?」
「――博物館ホールの展示品に、まじって?」
「――格子型転送機が、3基?」
「レジナルド・ブル、曰く」
「――大昔に、ヴェガ星域で〈永遠の生命の星〉探索したときに、見たような」
「ようするに、年代物」
「物理学の大家、ボールドウィン・カラポル博士、点検して、曰く」
「――どれも、壊れておるの」
「――でも、それぞれ、別の部分が壊れておるから~」
「――組み立てなおせば、動くのが1基くらい、できるかも」
「修理開始」
「――あれ?」
「――なんだか、精神とか心の調子が、いまひとつ」
「――たぶん、怠惰で堕落したヒトにされてしまう、罠的なモノでは?」
「――オレたちの根性を、なめるなよっ」
「――どすこいっ」
「格子型転送機、修理完了」
「――転送だっ」
プリュムトゥオル市、〈時間センター〉――
「レジナルド・ブル一行は~」
「〈時間センター〉の巨大ホールで、再物質化」
「――床の石畳が、なにやら模様になってる?」
「戦闘服の反重力装置で、ホール天井まで上昇」
「――これは、時計?」
「――時刻表示、みたいなものが、321時まで?」
「――つまり、運転時刻表、みたいなもの?」
「――運転方法は?」
「そんな、とき」
「マーク・ロンドン超能力少年、パラノーマルな感じで共鳴して、曰く」
「――なんか、こうして、こうして、こうすると……」
「――!」
「プリュムトゥオル市の時刻表、変更成功」
「――逆送して、惑星カタラクトに到着しました」
「――停車時間は、長めになってます」
「――さあっ」
「レジナルド・ブル一行は~」
「来たのと反対に、道をたどって~」
「アーケードから、都市脱出」
「逃げるみたいに、撤退」
「――スカラベ級重装甲小型艦、緊急発進」
「軌道上で待機中の僚艦と、合流するのでした」
一方、自由テラナー連盟、星系ソル――
「自由テラナー連盟政庁大臣ホーマー・G・アダムズの、もとへ~」
「報告、2通」
「ひとつめ――」
「――スカラベ級重装甲小型艦1隻が、帰還した?」
「――〈遠隔転送転轍機〉の、向こうは?」
「――超知性体〈それ〉の使者ロト・ケレーテが持参した不動産説明書どおり?」
「――なるほど、それは楽園な惑星」
「ふたつめ――」
「――USOからの、無線連絡?」
「――ロワ・ダントンが、終末戦隊〈反逆者〉のもとから脱走?」
「――USOに、保護されて?」
「――あと数日で、星系ソルに、到着予定?」
自由テラナー連盟、首都テラニア、ゴビ公園――
「スターダスト記念碑の、もとで~」
「超知性体〈それ〉の使者ロト・ケレーテは、いきなり、記者会見」
「星系スターダストの立体映像も駆使して、派手な演出」
「――星系スターダスト――惑星22個」
「――居住可能な惑星は、4つ」
「――惑星カタラクトの大陸アウマルクだけ、立入禁止です」
「――他は、自由にお使いいただいて、かまいません」
「で」
「ホーマー・G・アダムズ、思わず、問いただして曰く」
「――そんな立派な資料が、あるのに?」
「――なぜ、ブリーには紙の不動産説明書を、渡したのかね?」
「……」
「ホーマー・G・アダムズは~」
「ともあれ、自由テラナー連盟政府を代表して、記者会見」
「――と、いう次第で、ありまして」
「――現在、政庁大臣レジナルド・ブルが、現地調査など、いたしております」
「――目下、調査中のため~」
「――詳しいコメントは、さしひかえたいと存じます」
「とか、なんとか」
「で」
「メディアは、勢いづいて、曰く」
「――なぜ、政府は、この朗報を隠蔽していたんですか?」
「一般市民、曰く」
「――おたくら、住民を信じてないの?」
「〈テラノヴァ・バリア〉を支える熱血サポーター、曰く」
「――ここまで戦ったのに……に、逃げるもんかっ」
「世論・紛糾」
自由テラナー連盟、首都テラニア、ゴビ公園――
「スターダスト記念碑の、もとで~」
「超知性体〈それ〉の使者ロト・ケレーテは、2度目の、記者会見」
「再生したのは~」
「2000万年前に遠征した、政庁首席ペリー・ローダンからのメッセージ」
「そういえば~」
「過去に到着して、すぐのこと」
「ちょっと凹んだ、ペリー・ローダンは~」
「現在時へもどるという、サッカーボール大の〈銀球〉に~」
「こんなメッセージを、吹きこんだのでした」
「――気が変わったわけでは、ないのだ」
「――でも」
「――超知性体〈それ〉が、あの提案を~」
「――全人類に伝えることは、許諾しよう」
「――超知性体〈それ〉の提案を、うけて~」
「――疎開するかは、ひとりひとりの判断だ」
「――でも」
「――オレは、防衛するぞ」
「――みんなも、できれば~」
「――テラにとどまり、いっしょに防衛してくれると~」
「――ちょっと、うれしい」
「で」
「ホーマー・G・アダムズ、思わず、問いただして曰く」
「――なんか、気弱で、キャラじゃないけど?」
「――これは本当に、ペリー本人なのか?」
「本人です」
同日、自由テラナー連盟政庁大臣ホーマー・G・アダムズ宛に、凶報――
「――さきほど?」
「――星系ソルの、手前で?」
「――接近中のUSO部隊が、〈反逆タンク〉部隊の攻撃を、くらった?」
「――数隻が、逃げてきたけれど?」
「――ロワ・ダントン、消息不明?」
「留守居役、ホーマー・G・アダムズ」
「苦労が、絶えませんね」
【関連サイト】
・出版社が運営するドイツ公式サイト
[ http://www.perry-rhodan.net/ ]
・他、関連サイトはこちらを参照
[ http://www.rhodan.jp/ ]
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◆今回のひとこと
家に帰るまでが、任務なんですが。
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d-information ◆ 509 [不定期刊] 2008/05/05
発行:y.wakabayashi /rlmdi [ yw@rlmdi.org ]
バックナンバー、登録/解除はこちら [ http://dzj.info/ ]
◇ドイツSF大賞 2008
◇クルト・ラスヴィッツ賞 2008
◇ペリー・ローダン近況
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◆ドイツSF大賞 2008
本年の Deutscher Science Fiction Preis ノミネート作品を。
7月19日、ミュールタルのSFCD大会で結果発表・受賞式、の予定。
□ Nominierungen in der Sparte Roman 長篇部門ノミネート作品
・Frank Borsch / Alien Earth 2 / エイリアンアース2
・Andreas Brandhorst / Feuerstürme / 火の嵐
・Andreas Eschbach / Ausgebrannt / 石油が枯渇するとき
・Frank W. Haubold / Die Schatten des Mars / 火星の影
・Michael K. Iwoleit / Psyhack / サイハック
・Armin Rößler / Andrade / アンドラーデ
□ Nominierungen in der Sparte Kurzgeschichte 短篇部門ノミネート作品
・Sascha Dickel / Bio-Nostalgie / 生体郷愁
――短篇集 Der Moloch und andere Visionen 4 収録
・Holger Eckhardt / Nordlicht über Venedig / ヴェニスのオーロラ
――Nova誌12号に収録
・Marcus Hammerschmitt / Die Lokomotive / 蒸気機関車
――短篇集 Der Moloch und andere Visionen 4 収録
・Frank W. Haubold / Heimkehr / 帰郷
――S.F.X.誌掲載
・Jörg Isenberg / Kausalität irreparabel / 因果関係修復不能
――コンピュータ雑誌 c't 誌2007年3+4合併号掲載
・Heidrun Jänchen / Fu"nfundneunzig Prozent / 95%
――短篇集 Lazarus 収録
・Heidrun Jänchen / Regenbogengrün / 虹の緑
――短篇集 Der Moloch und andere Visionen 4 収録
・Heidrun Jänchen / Slomo / スロモ
――第一ドイツ・ファンタジー・クラブ(EDFC)会誌 Das Mirakel「奇跡」16号に掲載
・Helmuth W. Mommers / Körper zu vermieten / 肉体貸します
――Nova誌12号に収録
・Frank Neugebauer / Wendels Bruder / 渦巻兄弟
――短篇集 Exodus 21 収録
・Bernhard Schneider / Modulation / 変調
――短篇集 Lazarus 収録
【関連サイト】
・ドイツSF大賞のサイト
[ http://www.dsfp.de/ ]
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◆クルト・ラスヴィッツ賞 2008
本年のクルト・ラスヴィッツ賞の、ノミネート作品を。
□ Bester Roman 長篇部門ノミネート作品
・Dirk van den Boom / Tentakelschatten / 影の触手
・Frank Borsch / Alien Earth - Phase 1 und Phase 2 / エイリアンアース
――1および2が対象
・David Dalek / Das versteckte Sternbild / 隠された星座
・Andreas Eschbach / Ausgebrannt / 石油が枯渇するとき
・Die Schatten des Mars / Frank W. Haubold / 火星の影
・Michael K. Iwoleit / Psyhack / サイハック
・Karl Olsberg / Das System / 機構
・Armin Rößler / Andrade / アンドラーデ
・Thomas Thiemeyer / Magma / マグマ
□ Beste Kurzgeschichte 短篇部門ノミネート作品
・Marcus Hammerschmitt / Die Lokomotive / 蒸気機関車
――短篇集 Der Moloch und andere Visionen 4 収録
・Frank W. Haubold / Heimkehr / 帰郷
――S.F.X.誌掲載
・Frank W. Haubold / Die Tänzerin / 踊り子
――短篇集 Der Moloch und andere Visionen 4 収録
・Michael K. Iwoleit / Der Moloch / モロク
――短篇集 Der Moloch und andere Visionen 4 収録
・Heidrun Jänchen / Fünfundneunzig Prozent / 95%
――短篇集 Lazarus 収録
・Niklas Peinecke / Die bunten Splitter der Seele
/ 魂の色とりどりの欠片
――コンピュータ雑誌 c't 誌2007年1号合併号掲載
・Niklas Peinecke / Imago / 偶像
――短篇集 Der Moloch und andere Visionen 4 収録
・Uwe Post / eDead.com / eDead.com
――短篇集 Der Moloch und andere Visionen 4 収録
【関連サイト】
・SF-Fan.de の各賞紹介ページ
[ http://www.sf-fan.de/literaturpreise/ ]
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◆ペリー・ローダン近況
□ Perry Rhodan-Heft
2437 . Uwe Anton / Die immaterielle Stadt / 非物質都市
2438 . Hubert Haensel / Das Stardust-System / スターダスト星系
2439 . Hubert Haensel / Menschen für Stardust / スターダスト移民団
2440 . Leo Lukas / Armee der Schatten / 影の軍団
2441 . Leo Lukas / Die letzten vierzig / 最後の40人
□ Perry Rhodan-Heft 2437話「非物質都市」
[ http://www.perry-rhodan.net/produkte/hefte/1/2437.html ]
新銀河暦1346年、星系ソル――
「自由テラナー連盟の主星系は~」
「〈混沌の勢力〉の終末戦隊〈反逆者〉に、包囲されています」
「超知性体〈それ〉が提案したのが~」
「避難所=星系スターダストへ」
「ですが」
「星系ソルと星系スターダストをつなぐ〈遠隔転送転轍機〉には~」
「深刻な、問題が」
「通過すると、ハイパー水晶の9割がダメになってしまいます」
「が」
「自由テラナー連盟政庁大臣レジナルド・ブル、あわてず騒がず」
「――だいじょうぶ」
「――ハイパー水晶を、大量にもっていけば、良いのだ」
「スカラベ級重装甲小型艦10隻を、連結」
「送りこんだ、ハイパー水晶満載の金庫で、まずは2隻が機能復旧」
「1隻は、星系ソルへ、報告に」
「1隻は、惑星アヴェダへ、調査に」
星系スターダスト――
「自由テラナー連盟政庁大臣レジナルド・ブルが~」
「惑星アヴェダ探査を終える、ころには~」
「残る8隻も、機能回復」
「――3班にわかれて、残る居住可能惑星3つを探査だ」
「――1班は、惑星ジックスへ」
「――1班は、惑星トロンドガーデンへ」
「――最後の班は、オレが指揮して、惑星カタラクトへ」
「惑星カタラクトには~」
「唯一、立入禁止を言いわたされた土地=アウマルク大陸が、あります」
惑星カタラクト――
「とりあえず、モンタル大陸を探査」
「――文明の痕跡を、探知?」
「――滅亡して、かなりたってますね」
「禁断大陸アウマルクも、探ってみたい」
「――こちらは、探知成果、なし?」
「とか、やっていると」
「乗員、マーク・ロンドン超能力少年が、気がつきました」
「――あれ?」
「――ゼニアオイ色の都市が、見えるよー」
「素直に、ムラサキ色と表現すれば、良いのかも」
「でも、マーク・ロンドン超能力少年」
「テラニア在住のご両親は、舞台俳優として、アトラン・ヴィレッジで活躍中」
「芸術的なもろもろに、妙なところで、詳しそう」
「ともあれ」
「ゼニアオイ都市を、調査してみましょう」
「――輪郭は、きれいな円形ですね」
「――たしかに、見えてますよねえ」
「――むー、エネルギー探知では、見えません」
「レジナルド・ブル、曰く」
「――着陸だ」
「――行ってみるしか、ないだろう」
「のこのこ近寄り、市壁に到達」
「が」
「すかっ」
「壁に、触れません」
「壁を、突き抜けてしまいます」
「市壁の中をうかがうけれど、住民の姿は見えず」
「――幽霊都市?」
「――ああっ……なんか都市の奥深くから、おいでおいでと呼ばれるような」
「――ぞくぞくっ」
「危険な、感じ」
「その場は、逃げるみたいに撤退」
「さらに、気をつけて、見ていると~」
「――あ、別の都市が、見えるよー」
「形は、同じくきれいな円形」
「でも、基調となる、色が微妙に違います」
「――青銅色?」
「――紫水晶色?」
「――海緑色?」
「――真珠色?」
「微妙な色のが、これで、計5つ」
「で」
「マーク・ロンドン超能力少年、パラノーマルな感じで共鳴して、曰く」
「――真珠色都市は、なんかちがう」
「調査、してみると~」
「こんこんっ」
「――これは、非物質じゃない?」
「――このアーケードみたいなところから、都市に入れるぞ」
「ならば」
「レジナルド・ブル指揮下、選抜部隊」
「物理学の大家、ボールドウィン・カラポル博士――精神安定化手術済」
「マーク・ロンドン超能力少年」
「3名は、アーケードに突入」
真珠色都市――
「アーケードを、くぐると~」
「そこは、きちんと物質的な都市」
「歩きまわる、各種とりまぜた生命体」
「――平和な都市?」
「――でも、どことなく怠惰で堕落した雰囲気?」
「怠惰で堕落した雰囲気の毛皮生物が、話しかけてきました」
「――アーケード、くぐって来たんですか?」
「――プリュムトゥオル市へ、ようこそー、みたいな」
「――ちなみに、わたしは、アル・カルタークエー」
「説明して、くれました」
「――あちこちの非物質の都市は、プリュムトゥオル市の影です」
「――ルートに沿って一列に321の停車場が、ありまして」
「――プリュムトゥオル市は、ちょんちょんと、順番に停車するのです」
「さらに、説明して、くれました」
「――プリュムトゥオル市は、精神の呼び声で、住民を募集します」
「――住民が死に絶えないように、補充するのです」
「レジナルド・ブル一行、蒼白になりますが~」
「――だいじょうぶ」
「――プリュムトゥオル市は、去る者は追わず、みたいな」
「――でも、去ったら、2度目は入れません」
「レジナルド・ブル一行、安堵しますが~」
「――でも、さっきの惑星は、もう離れてしまいましたから」
「――他の惑星、とか」
「――他の時間、とか」
「――一巡するのに、かなりかかりますから」
「――ここしばらく、戻れません、みたいな」
「レジナルド・ブル一行、ふたたび蒼白」
「で」
「住民アル・カルタークエー、問い詰められて、曰く」
「――プリュムトゥオル市の運転席は、〈時間センター〉です」
「――博物館ホールから、行けますよー」
プリュムトゥオル市、博物館ホール――
「レジナルド・ブル一行は~」
「博物館ホールに、〈時間センター〉の門を、発見」
「――エネルギー的に、封鎖されとりますな」
「どうした、ものでしょう」
「と」
「乗員、マーク・ロンドン超能力少年が、気がつきました」
「――あれ?」
「――博物館ホールの展示品に、まじって?」
「――格子型転送機が、3基?」
「レジナルド・ブル、曰く」
「――大昔に、ヴェガ星域で〈永遠の生命の星〉探索したときに、見たような」
「ようするに、年代物」
「物理学の大家、ボールドウィン・カラポル博士、点検して、曰く」
「――どれも、壊れておるの」
「――でも、それぞれ、別の部分が壊れておるから~」
「――組み立てなおせば、動くのが1基くらい、できるかも」
「修理開始」
「――あれ?」
「――なんだか、精神とか心の調子が、いまひとつ」
「――たぶん、怠惰で堕落したヒトにされてしまう、罠的なモノでは?」
「――オレたちの根性を、なめるなよっ」
「――どすこいっ」
「格子型転送機、修理完了」
「――転送だっ」
プリュムトゥオル市、〈時間センター〉――
「レジナルド・ブル一行は~」
「〈時間センター〉の巨大ホールで、再物質化」
「――床の石畳が、なにやら模様になってる?」
「戦闘服の反重力装置で、ホール天井まで上昇」
「――これは、時計?」
「――時刻表示、みたいなものが、321時まで?」
「――つまり、運転時刻表、みたいなもの?」
「――運転方法は?」
「そんな、とき」
「マーク・ロンドン超能力少年、パラノーマルな感じで共鳴して、曰く」
「――なんか、こうして、こうして、こうすると……」
「――!」
「プリュムトゥオル市の時刻表、変更成功」
「――逆送して、惑星カタラクトに到着しました」
「――停車時間は、長めになってます」
「――さあっ」
「レジナルド・ブル一行は~」
「来たのと反対に、道をたどって~」
「アーケードから、都市脱出」
「逃げるみたいに、撤退」
「――スカラベ級重装甲小型艦、緊急発進」
「軌道上で待機中の僚艦と、合流するのでした」
一方、自由テラナー連盟、星系ソル――
「自由テラナー連盟政庁大臣ホーマー・G・アダムズの、もとへ~」
「報告、2通」
「ひとつめ――」
「――スカラベ級重装甲小型艦1隻が、帰還した?」
「――〈遠隔転送転轍機〉の、向こうは?」
「――超知性体〈それ〉の使者ロト・ケレーテが持参した不動産説明書どおり?」
「――なるほど、それは楽園な惑星」
「ふたつめ――」
「――USOからの、無線連絡?」
「――ロワ・ダントンが、終末戦隊〈反逆者〉のもとから脱走?」
「――USOに、保護されて?」
「――あと数日で、星系ソルに、到着予定?」
自由テラナー連盟、首都テラニア、ゴビ公園――
「スターダスト記念碑の、もとで~」
「超知性体〈それ〉の使者ロト・ケレーテは、いきなり、記者会見」
「星系スターダストの立体映像も駆使して、派手な演出」
「――星系スターダスト――惑星22個」
「――居住可能な惑星は、4つ」
「――惑星カタラクトの大陸アウマルクだけ、立入禁止です」
「――他は、自由にお使いいただいて、かまいません」
「で」
「ホーマー・G・アダムズ、思わず、問いただして曰く」
「――そんな立派な資料が、あるのに?」
「――なぜ、ブリーには紙の不動産説明書を、渡したのかね?」
「……」
「ホーマー・G・アダムズは~」
「ともあれ、自由テラナー連盟政府を代表して、記者会見」
「――と、いう次第で、ありまして」
「――現在、政庁大臣レジナルド・ブルが、現地調査など、いたしております」
「――目下、調査中のため~」
「――詳しいコメントは、さしひかえたいと存じます」
「とか、なんとか」
「で」
「メディアは、勢いづいて、曰く」
「――なぜ、政府は、この朗報を隠蔽していたんですか?」
「一般市民、曰く」
「――おたくら、住民を信じてないの?」
「〈テラノヴァ・バリア〉を支える熱血サポーター、曰く」
「――ここまで戦ったのに……に、逃げるもんかっ」
「世論・紛糾」
自由テラナー連盟、首都テラニア、ゴビ公園――
「スターダスト記念碑の、もとで~」
「超知性体〈それ〉の使者ロト・ケレーテは、2度目の、記者会見」
「再生したのは~」
「2000万年前に遠征した、政庁首席ペリー・ローダンからのメッセージ」
「そういえば~」
「過去に到着して、すぐのこと」
「ちょっと凹んだ、ペリー・ローダンは~」
「現在時へもどるという、サッカーボール大の〈銀球〉に~」
「こんなメッセージを、吹きこんだのでした」
「――気が変わったわけでは、ないのだ」
「――でも」
「――超知性体〈それ〉が、あの提案を~」
「――全人類に伝えることは、許諾しよう」
「――超知性体〈それ〉の提案を、うけて~」
「――疎開するかは、ひとりひとりの判断だ」
「――でも」
「――オレは、防衛するぞ」
「――みんなも、できれば~」
「――テラにとどまり、いっしょに防衛してくれると~」
「――ちょっと、うれしい」
「で」
「ホーマー・G・アダムズ、思わず、問いただして曰く」
「――なんか、気弱で、キャラじゃないけど?」
「――これは本当に、ペリー本人なのか?」
「本人です」
同日、自由テラナー連盟政庁大臣ホーマー・G・アダムズ宛に、凶報――
「――さきほど?」
「――星系ソルの、手前で?」
「――接近中のUSO部隊が、〈反逆タンク〉部隊の攻撃を、くらった?」
「――数隻が、逃げてきたけれど?」
「――ロワ・ダントン、消息不明?」
「留守居役、ホーマー・G・アダムズ」
「苦労が、絶えませんね」
【関連サイト】
・出版社が運営するドイツ公式サイト
[ http://www.perry-rhodan.net/ ]
・他、関連サイトはこちらを参照
[ http://www.rhodan.jp/ ]
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◆今回のひとこと
家に帰るまでが、任務なんですが。
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