2009年3月アーカイブ
◆目次
◇ペリー・ローダン近況
----------------------------------------------------------------------
◆ペリー・ローダン近況
□ Perry Rhodan-Heft
2484 . Horst Hoffmann / KOLTOROCS Atem / コルトロクの息吹
2485 . Arndt Ellmer / Hyperflackern / ハイパー・フリッカー
2486 . Hubert Haensel / Wispern des Hyperraums / 超空間のささやき
2487 . Christian Montillon / Die String-Legaten / 弦特使
2488 . Michael Marcus Thurner / Hinter dem Kernwall / 核壁の向う側
(中略)
2500 . Robert Feldhoff / Die fernen Stätten / 彼方の地
□ Perry Rhodan-Heft 2484話「コルトロクの息吹」
[ http://www.perry-rhodan.net/produkte/hefte/1/2484.html ]
新銀河暦1347年10月、ハンガイ銀河――
「ここでは、目下~」
「〈混沌の勢力〉が、〈負の球体〉を建設中」
「ハンガイ銀河は、塁壁に囲まれ~」
「ハンガイ銀河中心部は、核壁に囲まれ~」
「周囲も内部も、終末戦隊〈反逆者〉が、うようよ」
「……」
「パラポジトロニクス〈エッシャー〉と、仲間たちが~」
「核壁の中に、潜入してから~」
「すでに、5ヶ月」
「アトランと、《ソル》中央艦体が~」
「核壁の中に、潜入」
「で」
「塁壁の中・核壁の外、惑星ウィノラIIIで、待機する~」
「カルタン人、ダオ=リン=ヘイさんは、かく思う」
「――無為に時を過ごすのは、ご免だわ」
「――敵の大将=超知性体コルトロクの情報なりと、集められたら」
「――惑星ヴァトゥキムの〈コンタクト森〉から~」
「――核壁の内側の、126番目の〈コンタクト森〉に、行けないかしらん」
「以前、一瞬だけ、アトランと一緒に行ったことが、あるのです」
「かくして」
「《ソルセル1》は、惑星ヴァトゥキムへ」
惑星ヴァトゥキム――
「〈コンタクト森〉――」
「直径15km」
「意識を有する、深い森」
「地元の抵抗運動組織〈ノクアー=カンサハリーヤ〉の協力者」
「ハンガイ銀河に点在する、株分けされた総数126箇所は~」
「〈振動プシ〉が充満する、現状で~」
「相変わらず、相互に連絡がとれているのでしょうか」
「さっそく」
「カルタン人、ダオ=リン=ヘイさんが、お願いしてみると~」
「惑星ヴァトゥキムの〈コンタクト森〉は、ふたつ返事」
「――やったわ」
「カルタン人、ダオ=リン=ヘイさんは、吉報を持って《ソルセル1》へ」
「と、帰路の森の中」
「道から外れた、あたりに~」
「人影ならぬ猫影――カルタン人は猫型です――を、見かけます」
「――カルタン人が、4名?」
「――超能力を、使えるヒトたち?」
「なお」
「ダオ=リン=ヘイさんの生まれた、時代と場所では~」
「カルタン人は、女系の種族」
「今回登場するカルタン人も~」
「全員・女性だったり、します」
「……」
「ダオ=リン=ヘイさんが~」
「《ソルセル1》の艦載脳から、情報を引き出すと~」
「――惑星ヴァトゥキムに?」
「――カルタン人、ギト=カ=ニダ率いる、〈振動チーム〉がいる?」
「で」
「カルタン人、ダオ=リン=ヘイさんは~」
「〈振動チーム〉訓練所に、秘密裏に潜入」
「もちろん」
「相手は、超能力者」
「すぐに、素姓はバレるのです」
「カルタン人、ギト=カ=ニダ、曰く」
「――〈振動プシ〉の影響で~」
「――カルタン人種族の突然変異が、進行してるのです」
「――種々雑多、いろいろな超能力が、発現してるのですが」
「――〈振動チーム〉の所属員は、〈原混沌胞〉で水先案内できるのです」
「――超能力カルタン人は、もちろん~」
「――地元の抵抗運動組織〈ノクアー=カンサハリーヤ〉の一員ですが~」
「――危険因子と、目されて~」
「――特定の惑星に押しこめられて、教育的指導をうけているのです」
「カルタン人、ギト=カ=ニダ、さらに曰く」
「――わたし+5名の超能力カルタン人が~」
「――核壁の内側の、126番目の〈コンタクト森〉まで、同行しましょう」
「――精神ブロックを形成するお役になら、立てるのです」
「――短時間なら、コルトロクの目を、逃れられるでしょう」
「ところで」
「惑星ヴァトゥキムの〈コンタクト森〉の話では~」
「――向う側での滞在期限は、3時間じゃ」
「――3時間過ぎたら、もう知らんぞ」
「で」
「核壁の向う側で、万一、捕獲された場合を想定して~」
「カルタン人、ギト=カ=ニダ+5名は~」
「3時間で効く毒薬を、注射」
「カルタン人、ダオ=リン=ヘイさんは~」
「――細胞活性装置が中和するから、毒だと効かないのよねー」
「酸のカプセルを、皮下に埋めこみ」
「かくして」
「カルタン人7名は、惑星ヴァトゥキムの〈コンタクト森〉から、転移」
ハンガイ核壁内、126番目の〈コンタクト森〉――
「――はっ」
「という間に、目的地」
「――うー」
「超能力カルタン人は、超能力がうまく使えない様子ですが」
「――集結して、精神ブロックなら、なんとか」
「と」
「カルタン人、ギト=カ=ニダさん、察知して曰く」
「――コルトロクは、〈コンタクト森〉に誰か来たのを、察知しているのです」
「――精神ブロックのおかげで、誰とは特定できないみたい、ですが」
「ところで」
「――うー」
「126番目の〈コンタクト森〉は~」
「――コルトロクが、そこにいるよー」
「てな感じで、苦しそう」
「カルタン人一行が、意志疎通しようとしますが」
「うまく、いきません」
「ま」
「そうこうする、うちに」
「――上空に?」
「――〈モミの木〉船3隻が繋がった、構造物?」
「カルタン人、ダオ=リン=ヘイさんは」
「――情報収集、できそうねっ」
「超能力カルタン人を、〈コンタクト森〉の中央に残して~」
「〈コンタクト森〉の縁まで~」
「勇んで、出てきてしまう」
「あわてて~」
「超能力カルタン人のひとり、アファ=ヘム=フルさんが、心で追いかけ~」
「カルタン人、ダオ=リン=ヘイさんに、心で接続」
「――〈弦特使〉に、気をつけるのよー」
「何だかお母さんみたいな、言い方ですが~」
「超能力カルタン人、アファ=ヘム=フルさん」
「じつは、身籠もっているのでした」
「が」
「それはさておき」
「警告は、遅すぎました」
「――!」
「突然」
「カルタン人、ダオ=リン=ヘイさんの前に~」
「直立歩行する巨大昆虫――体長4m――が、3体」
「目のところが梁を渡して、つながっているような」
「カルタン人、ダオ=リン=ヘイさん、思うに」
「――はじめて会った、種族よねえ」
「――ああ、でも、どうしたわけだか親近感っ」
「――一体、どこからこんな気持ちが?」
「なんて、やっていると~」
「――!」
「突然」
「巨大昆虫3体は~」
「きらきら光る鏡のようなモノに、変貌」
「カルタン人、ダオ=リン=ヘイさんは、思わず~」
「鏡のひとつに、顔を映してみました」
「と、その瞬間」
「――(マズい……つかまった?)」
「一方」
「〈コンタクト森〉の中央にいる超能力カルタン人6名も~」
「鏡が発する、心の呼び声に」
「――(マズい……つかまった?)」
「かくして」
「〈弦特使〉は、主人であるコルトロクに~」
「拘束した連中を、引き渡そうと、します」
ハンガイ核壁内、126番目の〈コンタクト森〉――
「すぐに~」
「超知性体コルトロク、到来」
「――!」
「見えないし・触れない」
「いたるところに、いるみたい」
「あらゆるものが、押しつぶされそうな感じ」
「その中で~」
「カルタン人、ダオ=リン=ヘイさんは~」
「――?」
「超能力カルタン人のひとり、アファ=ヘム=フルさんの声を、聞いたような」
「なんに、せよ~」
「カルタン人、ダオ=リン=ヘイさんは~」
「強大な存在を前に、覚悟を固めるしか、ありません」
「ところが」
「いきなり」
「〈弦特使〉が、狂乱状態で叫んで曰く」
「――グローイン反逆者グローイン反逆者グローイン反逆者ーっ」
「いったい、何があったのか」
「わかりませんが、好機到来」
「いつしか、超知性体コルトロクの存在感も、消えて」
「〈弦特使〉の存在も、消えて」
「〈コンタクト森〉の縁に立つ、カルタン人、ダオ=リン=ヘイさん」
「――はっ」
「時計を、見ると」
「――マズいわっ」
「〈コンタクト森〉の中央まで、全力疾走」
「かくして」
「カルタン人7名は、惑星ヴァトゥキムの〈コンタクト森〉へ、転移して帰還」
惑星ヴァトゥキム――
「全員、無事帰還」
「と、思ったら~」
「超能力カルタン人、アファ=ヘム=フルさん、曰く」
「――お腹の子が、あの時、テレポートして逃げたのよー」
「残念ながら、行方不明」
「ともあれ」
「超能力カルタン人6名は、あわてて解毒剤を注射」
「――間に合ったっ」
「が」
「カルタン人、ダオ=リン=ヘイさんは~」
「――間に……合わない?」
「――ばーん」
「皮下に埋めこんだ酸のカプセルを、銃で一撃」
「負傷したものの、そこは細胞活性装置所持者」
「傷が癒えるのも、早いのでした」
「……」
「けっきょく」
「126番目の〈コンタクト森〉への遠征は、大失敗」
「――あそこまで監視されてたら、この手はもう使えないわよねー」
「で」
「カルタン人、ダオ=リン=ヘイさんは~」
「カルタン人、ギト=カ=ニダさん率いる〈振動チーム〉に」
「――一緒に、来てみない?」
「誘って、みたのですが」
「抵抗運動組織〈ノクアー=カンサハリーヤ〉の、当地の基地の~」
「頭の固い司令官ベト・アストロモ――ハウリ種族――が~」
「――危険分子を、世に放つ訳には、いかぬっ」
「と、武器まで持ちだしてきたので、あきらめました」
「カルタン人、ダオ=リン=ヘイさんと《ソルセル1》は~」
「――残念だわっ」
「なにひとつ成果をあげられない、まま~」
「惑星ウィノラIIIに、引き上げるのでした」
【関連サイト】
・出版社が運営するドイツ公式サイト
[ http://www.perry-rhodan.net/ ]
・他、関連サイトはこちらを参照
[ http://www.rhodan.jp/ ]
----------------------------------------------------------------------
◆今回のひとこと
敵も味方も五十歩・百歩。
----------------------------------------------------------------------
d-information ◆ 556 [不定期刊] 2009/03/30
発行:y.wakabayashi /rlmdi [ yw@rlmdi.org ]
バックナンバー、登録/解除はこちら [ http://www.rlmdi.net/rlmdi/di/ ]
◇ペリー・ローダン近況
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◆ペリー・ローダン近況
□ Perry Rhodan-Heft
2484 . Horst Hoffmann / KOLTOROCS Atem / コルトロクの息吹
2485 . Arndt Ellmer / Hyperflackern / ハイパー・フリッカー
2486 . Hubert Haensel / Wispern des Hyperraums / 超空間のささやき
2487 . Christian Montillon / Die String-Legaten / 弦特使
2488 . Michael Marcus Thurner / Hinter dem Kernwall / 核壁の向う側
(中略)
2500 . Robert Feldhoff / Die fernen Stätten / 彼方の地
□ Perry Rhodan-Heft 2484話「コルトロクの息吹」
[ http://www.perry-rhodan.net/produkte/hefte/1/2484.html ]
新銀河暦1347年10月、ハンガイ銀河――
「ここでは、目下~」
「〈混沌の勢力〉が、〈負の球体〉を建設中」
「ハンガイ銀河は、塁壁に囲まれ~」
「ハンガイ銀河中心部は、核壁に囲まれ~」
「周囲も内部も、終末戦隊〈反逆者〉が、うようよ」
「……」
「パラポジトロニクス〈エッシャー〉と、仲間たちが~」
「核壁の中に、潜入してから~」
「すでに、5ヶ月」
「アトランと、《ソル》中央艦体が~」
「核壁の中に、潜入」
「で」
「塁壁の中・核壁の外、惑星ウィノラIIIで、待機する~」
「カルタン人、ダオ=リン=ヘイさんは、かく思う」
「――無為に時を過ごすのは、ご免だわ」
「――敵の大将=超知性体コルトロクの情報なりと、集められたら」
「――惑星ヴァトゥキムの〈コンタクト森〉から~」
「――核壁の内側の、126番目の〈コンタクト森〉に、行けないかしらん」
「以前、一瞬だけ、アトランと一緒に行ったことが、あるのです」
「かくして」
「《ソルセル1》は、惑星ヴァトゥキムへ」
惑星ヴァトゥキム――
「〈コンタクト森〉――」
「直径15km」
「意識を有する、深い森」
「地元の抵抗運動組織〈ノクアー=カンサハリーヤ〉の協力者」
「ハンガイ銀河に点在する、株分けされた総数126箇所は~」
「〈振動プシ〉が充満する、現状で~」
「相変わらず、相互に連絡がとれているのでしょうか」
「さっそく」
「カルタン人、ダオ=リン=ヘイさんが、お願いしてみると~」
「惑星ヴァトゥキムの〈コンタクト森〉は、ふたつ返事」
「――やったわ」
「カルタン人、ダオ=リン=ヘイさんは、吉報を持って《ソルセル1》へ」
「と、帰路の森の中」
「道から外れた、あたりに~」
「人影ならぬ猫影――カルタン人は猫型です――を、見かけます」
「――カルタン人が、4名?」
「――超能力を、使えるヒトたち?」
「なお」
「ダオ=リン=ヘイさんの生まれた、時代と場所では~」
「カルタン人は、女系の種族」
「今回登場するカルタン人も~」
「全員・女性だったり、します」
「……」
「ダオ=リン=ヘイさんが~」
「《ソルセル1》の艦載脳から、情報を引き出すと~」
「――惑星ヴァトゥキムに?」
「――カルタン人、ギト=カ=ニダ率いる、〈振動チーム〉がいる?」
「で」
「カルタン人、ダオ=リン=ヘイさんは~」
「〈振動チーム〉訓練所に、秘密裏に潜入」
「もちろん」
「相手は、超能力者」
「すぐに、素姓はバレるのです」
「カルタン人、ギト=カ=ニダ、曰く」
「――〈振動プシ〉の影響で~」
「――カルタン人種族の突然変異が、進行してるのです」
「――種々雑多、いろいろな超能力が、発現してるのですが」
「――〈振動チーム〉の所属員は、〈原混沌胞〉で水先案内できるのです」
「――超能力カルタン人は、もちろん~」
「――地元の抵抗運動組織〈ノクアー=カンサハリーヤ〉の一員ですが~」
「――危険因子と、目されて~」
「――特定の惑星に押しこめられて、教育的指導をうけているのです」
「カルタン人、ギト=カ=ニダ、さらに曰く」
「――わたし+5名の超能力カルタン人が~」
「――核壁の内側の、126番目の〈コンタクト森〉まで、同行しましょう」
「――精神ブロックを形成するお役になら、立てるのです」
「――短時間なら、コルトロクの目を、逃れられるでしょう」
「ところで」
「惑星ヴァトゥキムの〈コンタクト森〉の話では~」
「――向う側での滞在期限は、3時間じゃ」
「――3時間過ぎたら、もう知らんぞ」
「で」
「核壁の向う側で、万一、捕獲された場合を想定して~」
「カルタン人、ギト=カ=ニダ+5名は~」
「3時間で効く毒薬を、注射」
「カルタン人、ダオ=リン=ヘイさんは~」
「――細胞活性装置が中和するから、毒だと効かないのよねー」
「酸のカプセルを、皮下に埋めこみ」
「かくして」
「カルタン人7名は、惑星ヴァトゥキムの〈コンタクト森〉から、転移」
ハンガイ核壁内、126番目の〈コンタクト森〉――
「――はっ」
「という間に、目的地」
「――うー」
「超能力カルタン人は、超能力がうまく使えない様子ですが」
「――集結して、精神ブロックなら、なんとか」
「と」
「カルタン人、ギト=カ=ニダさん、察知して曰く」
「――コルトロクは、〈コンタクト森〉に誰か来たのを、察知しているのです」
「――精神ブロックのおかげで、誰とは特定できないみたい、ですが」
「ところで」
「――うー」
「126番目の〈コンタクト森〉は~」
「――コルトロクが、そこにいるよー」
「てな感じで、苦しそう」
「カルタン人一行が、意志疎通しようとしますが」
「うまく、いきません」
「ま」
「そうこうする、うちに」
「――上空に?」
「――〈モミの木〉船3隻が繋がった、構造物?」
「カルタン人、ダオ=リン=ヘイさんは」
「――情報収集、できそうねっ」
「超能力カルタン人を、〈コンタクト森〉の中央に残して~」
「〈コンタクト森〉の縁まで~」
「勇んで、出てきてしまう」
「あわてて~」
「超能力カルタン人のひとり、アファ=ヘム=フルさんが、心で追いかけ~」
「カルタン人、ダオ=リン=ヘイさんに、心で接続」
「――〈弦特使〉に、気をつけるのよー」
「何だかお母さんみたいな、言い方ですが~」
「超能力カルタン人、アファ=ヘム=フルさん」
「じつは、身籠もっているのでした」
「が」
「それはさておき」
「警告は、遅すぎました」
「――!」
「突然」
「カルタン人、ダオ=リン=ヘイさんの前に~」
「直立歩行する巨大昆虫――体長4m――が、3体」
「目のところが梁を渡して、つながっているような」
「カルタン人、ダオ=リン=ヘイさん、思うに」
「――はじめて会った、種族よねえ」
「――ああ、でも、どうしたわけだか親近感っ」
「――一体、どこからこんな気持ちが?」
「なんて、やっていると~」
「――!」
「突然」
「巨大昆虫3体は~」
「きらきら光る鏡のようなモノに、変貌」
「カルタン人、ダオ=リン=ヘイさんは、思わず~」
「鏡のひとつに、顔を映してみました」
「と、その瞬間」
「――(マズい……つかまった?)」
「一方」
「〈コンタクト森〉の中央にいる超能力カルタン人6名も~」
「鏡が発する、心の呼び声に」
「――(マズい……つかまった?)」
「かくして」
「〈弦特使〉は、主人であるコルトロクに~」
「拘束した連中を、引き渡そうと、します」
ハンガイ核壁内、126番目の〈コンタクト森〉――
「すぐに~」
「超知性体コルトロク、到来」
「――!」
「見えないし・触れない」
「いたるところに、いるみたい」
「あらゆるものが、押しつぶされそうな感じ」
「その中で~」
「カルタン人、ダオ=リン=ヘイさんは~」
「――?」
「超能力カルタン人のひとり、アファ=ヘム=フルさんの声を、聞いたような」
「なんに、せよ~」
「カルタン人、ダオ=リン=ヘイさんは~」
「強大な存在を前に、覚悟を固めるしか、ありません」
「ところが」
「いきなり」
「〈弦特使〉が、狂乱状態で叫んで曰く」
「――グローイン反逆者グローイン反逆者グローイン反逆者ーっ」
「いったい、何があったのか」
「わかりませんが、好機到来」
「いつしか、超知性体コルトロクの存在感も、消えて」
「〈弦特使〉の存在も、消えて」
「〈コンタクト森〉の縁に立つ、カルタン人、ダオ=リン=ヘイさん」
「――はっ」
「時計を、見ると」
「――マズいわっ」
「〈コンタクト森〉の中央まで、全力疾走」
「かくして」
「カルタン人7名は、惑星ヴァトゥキムの〈コンタクト森〉へ、転移して帰還」
惑星ヴァトゥキム――
「全員、無事帰還」
「と、思ったら~」
「超能力カルタン人、アファ=ヘム=フルさん、曰く」
「――お腹の子が、あの時、テレポートして逃げたのよー」
「残念ながら、行方不明」
「ともあれ」
「超能力カルタン人6名は、あわてて解毒剤を注射」
「――間に合ったっ」
「が」
「カルタン人、ダオ=リン=ヘイさんは~」
「――間に……合わない?」
「――ばーん」
「皮下に埋めこんだ酸のカプセルを、銃で一撃」
「負傷したものの、そこは細胞活性装置所持者」
「傷が癒えるのも、早いのでした」
「……」
「けっきょく」
「126番目の〈コンタクト森〉への遠征は、大失敗」
「――あそこまで監視されてたら、この手はもう使えないわよねー」
「で」
「カルタン人、ダオ=リン=ヘイさんは~」
「カルタン人、ギト=カ=ニダさん率いる〈振動チーム〉に」
「――一緒に、来てみない?」
「誘って、みたのですが」
「抵抗運動組織〈ノクアー=カンサハリーヤ〉の、当地の基地の~」
「頭の固い司令官ベト・アストロモ――ハウリ種族――が~」
「――危険分子を、世に放つ訳には、いかぬっ」
「と、武器まで持ちだしてきたので、あきらめました」
「カルタン人、ダオ=リン=ヘイさんと《ソルセル1》は~」
「――残念だわっ」
「なにひとつ成果をあげられない、まま~」
「惑星ウィノラIIIに、引き上げるのでした」
【関連サイト】
・出版社が運営するドイツ公式サイト
[ http://www.perry-rhodan.net/ ]
・他、関連サイトはこちらを参照
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◆今回のひとこと
敵も味方も五十歩・百歩。
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d-information ◆ 556 [不定期刊] 2009/03/30
発行:y.wakabayashi /rlmdi [ yw@rlmdi.org ]
バックナンバー、登録/解除はこちら [ http://www.rlmdi.net/rlmdi/di/ ]
◆目次
◇クルト・ラスヴィッツ賞 2009
◇ドイツSF大賞 2009
◇ペリー・ローダン近況
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◆クルト・ラスヴィッツ賞 2009
本年のクルト・ラスヴィッツ賞の、ノミネート作品を。
□ Bester Roman 長篇部門ノミネート作品
・Dietmar Dath / Die Abschaffung der Arten / 種の廃絶
――Pendo 社
・Heidrun Jänchen / Simon Goldsteins Geburtstagsparty / シモン・ゴルトシュタインの誕生パーティ
――Suhrkamp 社
・Christian Kracht / Ich werde hier sein im Sonnenschein und im Schatten / わたしはここ、陽光の中、陰の中に
――Kiepenheuer & Witsch 社
・Siegfried Langer / Alles bleibt anders / すべてちがったまま
――Atlantis 社
・Armin Rößler / Argona / アルゴナ
――Wurdack 社
□ Die Abschaffung der Arten「種の廃絶」
Dietmar Dath 著。
「超未来――」
「かつてのヨーロッパに、超巨大化した迷宮都市が3つ」
「住民は、動物たち」
「――ねえ、同性愛って、どう思う?」
「とか、語らう魚たち」
「神学者の大鷲姉さんたちは、古文書を紐といて~」
「――ねえ、人間って、本当にいたと思う?」
「三都市を治める、ライオンのキルス・ゴールデンは~」
「――敵出現?」
「――対抗するには、同盟者が必要だがお」
「かくして」
「外交官に任官された、狼のディミトリーは~」
「かつての北アメリカへ」
「狼のディミトリーは、海を渡り~」
「苦難の果てに、たどりつくのは、世界の最果て」
「――人間に、おこったこと?」
「――どうして、そんなことにうー?」
「知ることになる、のでした」
□ Ich werde hier sein im Sonnenschein und im Schatten
「わたしはここ、陽光の中、陰の中に」
スイス出身の作家にしてジャーナリスト Christian Kracht 著の3作目。
「オルタネートなディストピア?」
「SSR――スイス・ソビエト共和国――は~」
「アルプスを城塞として、立てこもり~」
「気分は、もうほとんど穴居人」
「ヨーロッパ諸国と、絶望的な消耗戦を~」
「展開して、いるのでした」
□ Alles bleibt anders 「すべてちがったまま」
Siegfried Langer 著。
著者は、ドイツ南部アラガイ地方出身の、脚本家。本作は作家デビュー作。
「ナチス・ドイツが第二次世界大戦に、勝利して~」
「全ヨーロッパを支配している、そんな世界の2008年」
「フランク・ミュラーは~」
「――記憶が、ないっ」
「――戸籍も、ないっ」
「――なんでか、事故で、ボクは死んだことになってる?」
「次第に、思い出してくることも、ありますが~」
「――なんか、記憶と現実が、違うっ」
「帝都ゲルマニアに、おもむいたフランク・ミュラー」
「――戦うの? 生きるために?」
「――否……クレアさんのためにっ」
「――えーと、クレアさんて……ボクの婚約者だよね?」
□ Argona 「アルゴナ」
Armin Rößler 著。
アルゴナ三部作の最終巻。
「第1作は、2007年にノミネートされた Entheete『エンテーテ』」
「第2作は、Andrade『アンドラーデ』」
「……」
「アルゴノームのオールデンは、故郷に帰還」
「でも」
「1000年、遅かった?」
「惑星は、エネルギー場に覆われ、侵入不能」
「――まさか、コトムンに侵略、されたのか?」
「希望は、消えてしまったのか?」
「とか、いう」
□ Beste Kurzgeschichte 短篇部門ノミネート作品
・Nadine Boos / Omajova / オマジョヴァ
――Nova誌13号(Ronald M. Hahn、Michael K. Iwoleit、Olaf G. Hilscher編)
合名会社 Schaltungsdienst Lange 刊
「オマジョヴァ……って?」
「ナミビアの雨季に繁殖するキノコ」
「珍味」
・Nadine Boos / Photosolaris / フォトソラリス
――短篇集 Janchen, Rößler 編 Lotus-Effekt に収録、WURDACK 社
・Andreas Eschbach / Survival-Training / サヴァイヴァル訓練
――短篇集 Andreas Eschbach 著 Eine unberührte Welt に収録、BASTEI 社
・Matthias Falke / Harey / ハーレー
――短篇集 Matthias Falke 著 Harey に収録、Books on Demand 刊
「彗星の人では、なくて~」
「ダビッドソンの方の、綴りですね」
・Frank Hebben / Co^te Noir / コート・ノワール
――コンピュータ雑誌 c't 誌2008年26号+2009年1号、Heise 社
・Helmut Hirsch / Rückkehr nach Nomori / ノモリに帰る
――Exodus 24号(Moreau, Wipperfürth, Kemmler 編)、EXODUS 刊
「Exodus 22号掲載 Besucher aus der Ferne『彼方からの訪問者』……の続編」
「ノモリは、森の惑星」
「地球人の宇宙船が、やってきて」
「モナちゃんは、地球へ」
「故郷に帰って、きてみれば……」
・Desire'e und Frank Hoese / Eine Studie in Null und Eins / 0と1の研究
――コンピュータ雑誌 c't 誌2008年6号+7号、Heise 社
・Heidrun Ja"nchen / Ein Geschäft wie jedes andere / ごくありふれた商売
――短篇集 Janchen, Rößler 編 Lotus-Effekt に収録、WURDACK 社
・Karla Schmidt / Weg mit Stella Maris / 去れ、海の星よ
――短篇集 Janchen, Rößler 編 Lotus-Effekt に収録、WURDACK 社
「聖歌 Ave, Maris Stella は、『めでたし、海の星』ですから」
「でも」
「母は、マリス博士」
「11歳の娘が、ステラちゃん」
「だったら、『ステラ・マリスを連れて行け』なのかも、知れません」
【関連サイト】
・SF-Fan.de の各賞紹介ページ
[ http://www.sf-fan.de/literaturpreise/ ]
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◆ドイツSF大賞 2009
本年の Deutscher Science Fiction Preis ノミネート作品を。
6月6日、シュヴェリーンのSFCD大会で結果発表、の予定。
□ Nominierungen in der Sparte Roman 長篇部門ノミネート作品
・Dirk C. Fleck / Das Tahiti-Projekt / タヒチ計画
――Pendo 社
・Heidrun Jänchen / Simon Goldsteins Geburtstagsparty
/ シモン・ゴルトシュタインの誕生パーティ
――Suhrkamp 社
□ Nominierungen in der Sparte Kurzgeschichte 短篇部門ノミネート作品
・Matthias Falke / Harey / ハーレー
――短篇集 Matthias Falke 著 Harey に収録、Books on Demand 刊
・Frank Hebben / Co^te Noir / コート・ノワール
――コンピュータ雑誌 c't 誌2008年26号+2009年1号、Heise 社
・Frank Hebben / Imperium Germanicum / ドイツ帝国
――Nova誌13号(Ronald M. Hahn、Michael K. Iwoleit、Olaf G. Hilscher編)
合名会社 Schaltungsdienst Lange 刊
後に、短篇集 Frank Hebben 著 Prothesengötter に収録、Wurdack 社
・Desiree und Frank Hoese / Eine Studie in Null und Eins / 0と1の研究
――コンピュータ雑誌 c't 誌2008年6号+7号、Heise 社
・Elisabeth Meister / Die Andere / 異なるものたち
――短篇集 Wilko Müller jr. 編 Projekt Mensch に収録、Projekte 社
・Uwe Post / Noware / ノーウェア
――Nova誌13号(Ronald M. Hahn、Michael K. Iwoleit、Olaf G. Hilscher編)
合名会社 Schaltungsdienst Lange 刊
・Karla Schmidt / Weg mit Stella Maris / 去れ、海の星よ
――短篇集 Armin Rößler, Heidrun Jänchen 編 Lotus-Effekt に収録、
Wurdack 社
□ Das Tahiti-Projekt 「タヒチ計画」
Dirk C. Fleck 著。
「時は、2022年」
「コーディングは、ジャーナリスト」
「理想に燃えていたのは、昔のこと」
「最近は、くすぶるばかり」
「で」
「世界各地をめぐる、調査旅行の、途上~」
「――ああ、オレの故郷、ハンブルクっ」
「樹木は、立ち枯れ~」
「見慣れない植物――遺伝子操作された――が、繁茂」
「――インナーシティは、失業者が乱入してくるから封鎖?」
「なんて、ありさま」
「で」
「――ああ、次の取材は、タヒチっ」
「この地の大統領は~」
「理想に燃えて、熱さ爆発」
「エコロジカルかつ、倫理的かつ、一大的な、プロジェクトが~」
「推進・爆走、していたのでした」
【関連サイト】
・ドイツSF大賞のサイト
[ http://www.dsfp.de/ ]
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◆ペリー・ローダン近況
□ Perry Rhodan-Action
[ http://www.perry-action.de/ ]
26 . Carolina Möbis / Der Tod in Terrania / テラニアの死神
27 . Achim Mehnert / Mutantenschule Crest / ミュータント学校クレスト
28 . (作者未詳) / Das Venusgehirn / 金星脳
29 . (作者未詳) / Das Wanderer-Backup / ワンダラー・バックアップ
30 . (作者未詳) / Das dunkle Korps / 闇部隊
31 . (作者未詳) / Das Erbe des Divestors / 能力剥奪者の遺物
32 . (作者未詳) / Eismond Iridul / 氷衛星イリドゥル
33 . (作者未詳) / Zwischen 42 Welten / 42惑星の間
34 . (作者未詳) / Kind des Asteroiden / 小惑星の子
35 . (作者未詳) / Zielpunkt Physiotron / 標的ヒュジオトロン
36 . (作者未詳) / Sonnendämmerung / 星々のたそがれ
活劇主体の企画物ヘフト・シリーズ。
第3部 Wega-Zyklus / ヴェガ篇 の第2話。
□ Perry Rhodan-Action 26話「テラニアの死神」
[ http://www.perry-action.de/cgi-bin/heft_zyklus_3.pl/2.html ]
西暦2169年、連合帝国首都テラニア近郊――
「今日は~」
「ゴビ砂漠で、ミュータント部隊の公開演習」
「連合帝国大執政官ローダンが、立ち会い~」
「報道関係者が、集まる前で~」
「ミュータント部隊員、エンパスのジョクウィン・プラムさんは~」
「――!」
「蹴つまずいて、しましました」
「拍子に~」
「抱えていた、核ミサイル砲が」
「――どーん」
「あわや、報道関係者のテントに、突っこむところ」
「イワン・イワノヴィッチ・ゴラチンが」
「――かっ」
「ミサイルを、事前に爆破してくれました」
「テント前には、バリアも展開」
「死傷者は、幸いありません」
「で」
「ミュータント部隊員、エンパスのジョクウィン・プラムさんは~」
「――わたしのせいじゃないっ」
「――誰かが、押したのよー」
「と、思うのですが」
「ヘタな言い訳にしかならないので、黙っていました」
しばらくして、ミュータント部隊・緊急集会――20名が参加――
「招集したローダン、曰く」
「――フェロン人大使サクオラは、超能力を〈剥奪〉するのだ」
「――ここ一連の超能力者襲撃事件の、犯人なのだ」
「――グッキーも、サクオラにやられたのだ」
「――サクオラ、許すまじっ」
「と」
「テレパスのシャンカル・カーナが、突然」
「――サクオラさまの追跡を、やめろっ」
「――みんなも、サクオラさまに仕えるんだっ」
「なんて、信条を吐露して」
「――ぷしゅーっ」
「麻酔ガスで一同の気をそらして、さっさと逃走」
次の休日――
「エンパスのジョクウィン・プラムさんは~」
「ペットのリン――名前はヘクター――を、連れて~」
「パラ聴覚能力者のアナイ・オリアリーさんと~」
「女ふたりで~」
「インペリウム・アルファにほど近い、テラニア植物園を、ぶらぶら」
「と」
「怪しげなフェロン人が、ひとり」
「警備ロボットに、詰め寄って」
「――オレは、大執政官ペリー・ローダンに、用があるっ」
「――インペリウム・アルファに、入れろっ」
「放り出された、あとで~」
「アームバンド通信機で、どこかと話しているので~」
「パラ聴覚能力者のアナイ・オリアリーさん、パラ聴覚を発揮」
「――なんだか、怪しげな計画に関わってるみたい?」
「――チーフの名前も、連呼してるし?」
「エンパスのジョクウィン・プラムさん+ペットのヘクターと~」
「パラ聴覚能力者のアナイ・オリアリーさんは~」
「――追跡よ」
「――追跡ね」
「でも」
「勘づかれて~」
「雑踏で、撒かれてしまいました」
その頃、ゴノツァル・アルコン大学、パラ神経科――
「ローダンは~」
「グッキーを、見舞いに訪れます」
「グッキーは~」
「サクオラにテレポート能力を〈剥奪〉された、心の欠落箇所が~」
「心の幻肢痛となって、痛むのです」
「そわそわしたり、ぼーっとしたり」
「意識が明瞭になるのは、ごくまれなこと」
「主治医のカル=アジム先生、曰く」
「――治るのは、確信していますが~」
「――テレポート能力の回復については、わかりません」
執務室にもどったローダンに、訪問者――
「銀河系秘密情報局のナリム・トロクは~」
「サクオラ事件の捜査進捗を、報告して曰く」
「――背後関係の調査を、進めたところ~」
「――被疑者サクオラは、産業スパイもしていたようです」
「――取引先の情報屋は、ポロゴマル・ツィラルク」
「――クラブホールのバーで、接触してみます」
クラブホールのバー――
「銀河系秘密情報局のナリム・トロクが~」
「潜入すると~」
「怪しげなフェロン人が、ひとり」
「――オレは、フェロン人大使サクオラの補佐役ヤリヌだぞっ」
「――きーっ」
「引きずられて、いきました」
「あからさまに、怪しいのですが~」
「――素姓がバレても、なんだしなー」
「銀河系秘密情報局のナリム・トロクは~」
「この場は、引き上げることに」
一方――
「エンパスのジョクウィン・プラムさん+ペットのヘクターと~」
「パラ聴覚能力者のアナイ・オリアリーさんは~」
「――まだ、追跡よ」
「――まだ、追跡ね」
「粘り強く、ゴノツァル・アルコン大学のあたりを、うろうろ」
「と」
「――手伝ってあげるよー」
「と、やってきた、男がひとり」
「パラモルファーでテレキネシスも使えるグレフ・トゥラスコ」
「というのも」
「テレポーターのタコ・カクタが、グレフ・トゥラスコに命じて曰く」
「――あのふたりは、あからさまに挙動不審だっ」
「――〈剥奪者〉サクオラの共犯かもしれないっ」
「ふたりには、あらぬ嫌疑が」
「でも」
「もちろん、ふたりには、内緒です」
「エンパスのジョクウィン・プラムさんは~」
「ペットのヘクターと、エンパシーで心を通わせて」
「――くんくん」
「――くんくんくん」
「――こっちよっ」
「――あのフェロン人、クラブホールにいるわっ」
「――行くのよっ、ヘクターっ」
「――ばうっ」
クラブホールのバー――
「銀河系秘密情報局のナリム・トロクは~」
「――素姓がバレても、なんだがなー」
「辛抱たまらず、店の奥へ侵入」
「怪しげなフェロン人ヤリヌは、縛られていました」
「身動きできないなら、好都合」
「話を、聞いてみると」
「――わたしは……フェロン人大使サクオラの情報を握っている」
「――わたしは……トルトの大甥だ」
「――下賎な者になんか……話はできぬっ」
「――大執政官ペリー・ローダンにだけ、直接、話したいのに」
「――馬鹿な警備ロボットでは……話が通じないっ」
「――情報屋ポロゴマル・ツィラルクに、ツナギをとってもらおうと~」
「――ここに、来たのだ」
「そういうこと、なら~」
「銀河系秘密情報局のナリム・トロクは~」
「フェロン人ヤリヌを、連れて逃げようとします」
「が」
「捕獲されて、情報屋ポロゴマル・ツィラルクの前へ」
「銀河系秘密情報局のナリム・トロクは~」
「――マズいかもなー」
「思いましたが」
「情報屋ポロゴマル・ツィラルクの方は、取引を申し出て、曰く」
「――フェロン人大使サクオラとは、一緒にこんなこともした……かも」
「――新たな足取りは、金星に続いている……かも」
「――んで」
「――情報提供、したら~」
「――わしは無罪放免、てことで、どうじゃ?」
同じ頃、ミュータント部隊・2度目の緊急集会――
「――保安上の理由から?」
「――集会の場所は、インペリウム・アルファの外で?」
「――オレたち、ぜんぜん信頼されてない?」
「適当な店〈グック少尉〉が、選ばれました」
「――エンパスのジョクウィン・プラムさんが、来ていない?」
「――パラ聴覚能力者のアナイ・オリアリーさんも、来ていない?」
「――パラモルファーでテレキネシスも使えるグレフ・トゥラスコも?」
「――なんで?」
「招集したローダン、曰く」
「――ピリピリしてたら、敵の思う壺だっ」
「でも、実際」
「隊員たちは、おたがい不信でいっぱい」
「そこへ、いきなり」
「――!」
「〈剥奪者〉サクオラの、攻撃」
「――オレの超能力がっ」
「――ひーっ」
「集会場所は、阿鼻叫喚」
「冷静なのは、ローダン=瞬間切り替えスイッチ作動」
「――テレポートで、隊員をよそへ移せっ」
「テレポーターのタコ・カクタは、指示に従い、テレポート往復」
「が」
「被害は、集会場所の内部にとどまらず~」
「周囲でも」
「一般市民が」
「――コワイよーっ」
「――ひーっ」
「〈剥奪者〉サクオラが、〈剥奪〉した暗示能力を、発揮すると~」
「周辺の群衆が、雪崩をうって、右往左往」
「押されて、踏まれて、死傷者続出」
「で」
「〈剥奪者〉サクオラの巨大な超能力は~」
「周囲のものを、巻きこんで~」
「――ばーん」
「潜んでいた、クラブホールは、内破・倒壊」
「〈剥奪者〉サクオラ自身は、テレポートで緊急脱出して、無傷」
クラブホールの奥――
「――コワイよーっ」
「――ひーっ」
「〈剥奪者〉サクオラの暗示波は~」
「銀河系秘密情報局のナリム・トロクとフェロン人ヤリヌも、襲いますが~」
「なんとか、やりすごすことが出来ました」
「――ばうっ」
「――はっ」
「――どこかの、ペット?」
「ペットのヘクターは~」
「フェロン人ヤリヌを、助け~」
「フェロン人ヤリヌは~」
「銀河系秘密情報局のナリム・トロクを、安全な場所に誘導」
「で」
「――ばーん」
「クラブホールは、内破・倒壊」
「銀河系秘密情報局のナリム・トロクは~」
「フェロン人ヤリヌを連れて、ローダンのところへ行こうとする」
「と」
「遭遇したのは~」
「――ミュータント部隊のグレフ・トゥラスコ?」
「――助かった、援護してくれ」
「――これから、ローダンに〈剥奪者〉サクオラの重要情報を届けに……」
「が」
「ミュータント部隊のグレフ・トゥラスコは~」
「じつは、〈剥奪者〉サクオラの側についていました」
「――ばーん」
「いきなり、発砲」
「銀河系秘密情報局のナリム・トロクは、即死」
「裏切り者グレフ・トゥラスコは~」
「つづいて、フェロン人ヤリヌも、殺そうとします」
「が」
「――お待ちなさいっ」
「エンパスのジョクウィン・プラムさん、単身突入」
「――ウチのヘクターに、何するのっ」
「――ばうっ」
「結果的に、怪しいフェロン人を、助けたのでした」
「が」
「裏切り者グレフ・トゥラスコは~」
「エンパスのジョクウィン・プラムさんに、銃を向け~」
「――演習場で、キミの核ミサイル砲を細工したのは、オレだ」
「――さっき、アナイ・オリアリーを殺したのも、オレだ」
「でも」
「――(オレは、キミを愛しているから、撃てないんだぁぁっ)」
「裏切り者グレフ・トゥラスコ、ふっきれなくて、情けなく逃走」
「エンパスのジョクウィン・プラムさんも、同僚の背中を撃てず」
一方、テラニア大学、地質学研究所――
「ローダンは~」
「テレキネシス能力者のタマ・ヨキダと~」
「暗示能力者のタイラ・エンリスさんと、共に~」
「――平屋根の上に、〈剥奪者〉サクオラを追いつめたぞっ」
「――グッキーから〈剥奪〉したテレポート能力は、もう抜けているぽいぞっ」
「――サクオラ、許すまじっ」
「と」
「暗示能力者のタイラ・エンリスさんが、突然」
「――サクオラさまの追跡を、やめなさいっ」
「――動くと、タマ・ヨキダを撃つわよっ」
「一瞬の膠着状態を、利用して~」
「〈剥奪者〉サクオラは、そこらへんのテレポーターから能力を〈剥奪〉」
「――テレポートっ」
「またも、逃走成功」
「残された、暗示能力者のタイラ・エンリスさんは~」
「テレキネシス能力者のタマ・ヨキダを、暗示下に置いて、曰く」
「――チーフを、ギタギタにするのよっ」
「で」
「ローダンは、暗示能力者のタイラ・エンリスさんを、やむなく」
「――ばーん」
事件後――
「何日も、かけて~」
「テラニア市街のかなりの範囲で、瓦礫と灰の取り除き作業」
「犠牲者が多数、遺体で発見されました」
「……」
「ミュータント部隊は~」
「隊員相互の人間不信で、もうガタガタ」
「……」
「でも」
「ローダンは、瞬間切り替えスイッチ付き」
「――追跡だっ」
「――〈剥奪者〉サクオラの手がかりを追って、金星へっ」
「――サクオラ、許すまじっ」
□ Perry Rhodan-Heft
2483 . Uwe Anton / Die Nadel des Chaos / 混沌の針
2484 . Horst Hoffmann / KOLTOROCS Atem / コルトロクの息吹
2485 . Arndt Ellmer / Hyperflackern / ハイパー・フリッカー
2486 . Hubert Haensel / Wispern des Hyperraums / 超空間のささやき
2487 . Christian Montillon / Die String-Legaten / 弦特使
(中略)
2500 . Robert Feldhoff / Die fernen Stätten / 彼方の地
□ Perry Rhodan-Heft 2483話「混沌の針」
[ http://www.perry-rhodan.net/produkte/hefte/1/2483.html ]
新銀河暦1347年10月、ハンガイ銀河――
「目下~」
「〈混沌の勢力〉が〈負の球体〉を建設中」
「周囲も内部も、終末戦隊〈反逆者〉が、うようよ」
「ハンガイ銀河の中心部では~」
「〈グローイン反逆者〉――〈負の球体〉中核施設――の建造が、急ピッチ」
「戦隊要塞〈反逆コーン〉を、連結して・連結して~」
「最終的には、3024基」
「全長、2万7216km」
「〈グローイン反逆者〉は、〈混沌の針〉とかも言われます」
《前段パーツ3h3h2》は、〈グローイン反逆者〉建造現場に、到着――
「《前段パーツ3h3h2》――戦隊要塞24基からなる――には~」
「ギャラクティカーに与する、アズドゥンの〈世界賢〉の水槽、があって~」
「その水槽、には~」
「かつてのコスミッター、イソクラインが~」
「隠れています」
「水槽の基部、には~」
「パラポジトロニクス〈エッシャー〉と~」
「世話係ローレンス・サヴォワール博士が~」
「隠れています」
「……」
「〈グローイン反逆者〉の両端は、すでに超空間に霞んで見えません」
「《前段パーツ3h3h2》は~」
「超空間に埋まった一端に、合体」
「これで、合体した戦隊要塞〈反逆コーン〉は、1824基」
「完成まで、残り1200基」
〈グローイン反逆者〉、パラポジトロニクス〈エッシャー〉――
「〈グローイン反逆者〉には、中枢計算脳がありません」
「戦隊要塞のスープラトロンがつながって、分散ネットワークを構成」
「そこへ、T誤謬予報士が接続して、プログラム・バグを補正しまくるので~」
「あれこれ画策するのは、至難の業」
「パラポジトロニクス〈エッシャー〉は、連日連夜フル回転」
「パラポジトロニクス〈エッシャー〉は~」
「喰らった人間の魂をプロセッサーとして、直感をピピピと働かす、超装置」
「ですが」
「アズドゥンの〈世界賢〉が、イソクラインを通じて~」
「ローレンス・サヴォワール博士に、そっと耳打ち」
「――〈エッシャー〉のプロセッサー連中が~」
「――負荷つづきで、オカシクなっとるようじゃ」
「でも」
「ローレンス・サヴォワール博士も、あきれたことに~」
「パラポジトロニクス〈エッシャー〉は、さらに計画の手を広げる」
「――まず?」
「――〈グローイン反逆者〉を、破壊したい?」
「――つづいて?」
「――ハンガイ銀河の塁壁に、穴を開けたい?」
「――そのために?」
「――〈素クインタディムトラーファー〉に、干渉したい?」
「……」
「〈素クインタディムトラーファー〉――」
「〈グローイン反逆者〉の部品である、戦隊要塞〈反逆コーン〉には~」
「穴がふたつ、開いています」
「戦隊要塞〈反逆コーン〉が、ねじねじと、よじれながら合体すると~」
「二重螺旋型の〈グローイン反逆者〉を、貫いて~」
「二重螺旋を描く長い穴が、できるのです」
「で」
「この穴が、〈素クインタディムトラーファー〉」
「――ぶぶーん」
「超空間の構造に干渉し~」
「――ぶぶーん」
「〈振動プシ〉の源泉とも、目されています」
「……」
「で」
「こんな巨大装置に、工作するのは大仕事」
「パラポジトロニクス〈エッシャー〉の計算能力では、力不足」
「所定の効果を、あげるには~」
「何週間も、何ヶ月も、かかってしまう」
「――ああ、いろんなコトが、ままならないっ」
〈グローイン反逆者〉内部――
「パラポジトロニクス〈エッシャー〉は~」
「ローレンス・サヴォワール博士と、イソクラインに指示して~」
「〈グローイン反逆者〉内を、あれこれ、探らせる」
「――うわっ」
「――〈終末式部官〉に、見つかる寸前だったぞっ」
「それでも、探索は続く」
「――T誤謬予報士を、探せ?」
「――T誤謬予報士を、プロセッサーに組み込む?」
「と、いうのも」
「アズドゥンの〈世界賢〉が、イソクラインを通じて~」
「ローレンス・サヴォワール博士に、そっと耳打ち」
「――〈エッシャー〉が抱える問題は、危機的じゃ」
「――プロセッサー連中が、次第に障害・脱落、しておるようじゃ」
「でも」
「あきれたことに~」
「パラポジトロニクス〈エッシャー〉は、計画を休まない」
「――〈素クインタディムトラーファー〉に、ハッキングしたい?」
「――そのためには?」
「――塁壁内部に潜入させた《ソル》中央艦体との約束は、後回し?」
「パラポジトロニクス〈エッシャー〉の計算能力は、力不足」
「――ああ、もっと性能が、欲しいっ」
「――ああ、T誤謬予報士の魂が、欲しいぞっ」
〈グローイン反逆者〉、685943=Qw区画――
「そこは~」
「T誤謬予報士の、居住・作戦区画」
「〈エッシャー〉アバターのひとり、メルラン・ミュルが、おもむいて~」
「T誤謬予報士1体を、説得」
「けっきょく」
「イソクラインの〈ナノコロン〉で気絶させて、誘拐」
「パラポジトロニクス〈エッシャー〉のハイパー次元マトリクスに、送りこむ」
「あきれたことに~」
「――最悪の状態を迎えるまで、1分もなかった?」
一方、惑星アルコンIII……のようなところ――
「考古学者ワルディン・アタリンは~」
「――オレは、TLD工作員っ」
「――自由テラナー連盟のために、潜入作戦っ」
「そこへ」
「〈エッシャー〉アバターのひとり、パル・アストゥインが、おもむいて~」
「――現実逃避、してるんじゃなーい」
「――はっ」
「プロセッサー、ワルディン・アタリンを覚醒させたり」
〈グローイン反逆者〉、パラポジトロニクス〈エッシャー〉――
「そんな、こんなで」
「――はっ」
「現実逃避していた、プロセッサーの、回復と~」
「――ここは、ハイパー数学能力に超理想的な環境かも」
「誘拐されて、プロセッサーにになったT誤謬予報士の、同意と同調」
「パラポジトロニクス〈エッシャー〉は、回転好調」
「――そうだ、これが、ボクの実力だっ」
「――もっと、性能をっ」
「――もっと、T誤謬予報士の魂が、欲しいぞっ」
「最終的に~」
「T誤謬予報士7体が、魂を喰われてプロセッサー化」
「不要になった、T誤謬予報士7体のサイボーグ体は~」
「――これから行う破壊工作の、罪を着てもらうのだっ」
「パラポジトロニクス〈エッシャー〉の指示で~」
「イソクラインが~」
「――テレポートっ」
「685943=Qw区画へ運んで、偽装工作」
「で」
「685943=Qw区画で~」
「計算脳の誤動作と爆発が、連続発生」
「同時に」
「パラポジトロニクス〈エッシャー〉は~」
「――この隙に」
「――〈素クインタディムトラーファー〉を、ボクの影響下にっ」
「――ハンガイ塁壁を揺るがし、チラつかせてやるのだっ」
「ところが」
「――あ……」
「破壊工作の余波で~」
「パラポジトロニクス〈エッシャー〉がハッキングに使用する通信機器も損傷」
1ヶ月後――
「ローレンス・サヴォワール博士とイソクラインは~」
「破損した通信機器の交換・完了」
「〈素クインタディムトラーファー〉の機能は、オカシクなりはじめ~」
「〈グローイン反逆者〉内に、警報発令」
「でも」
「アズドゥンの〈世界賢〉は~」
「〈混沌の勢力〉の大将クズレインの元ペット……のようなもの」
「アズドゥンの〈世界賢〉の水槽の基部、に隠れた~」
「パラポジトロニクス〈エッシャー〉は、発見されないまま」
「そして」
「パラポジトロニクス〈エッシャー〉の、内部では~」
「T誤謬予報士7体のプロセッサーが、それなりに馴染みはじめ~」
「成果が、楽しみです」
【関連サイト】
・出版社が運営するドイツ公式サイト
[ http://www.perry-rhodan.net/ ]
・他、関連サイトはこちらを参照
[ http://www.rhodan.jp/ ]
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◆今回のひとこと
コンピュータって。
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d-information ◆ 555 [不定期刊] 2009/03/23
発行:y.wakabayashi /rlmdi [ yw@rlmdi.org ]
バックナンバー、登録/解除はこちら [ http://www.rlmdi.net/rlmdi/di/ ]
◇クルト・ラスヴィッツ賞 2009
◇ドイツSF大賞 2009
◇ペリー・ローダン近況
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◆クルト・ラスヴィッツ賞 2009
本年のクルト・ラスヴィッツ賞の、ノミネート作品を。
□ Bester Roman 長篇部門ノミネート作品
・Dietmar Dath / Die Abschaffung der Arten / 種の廃絶
――Pendo 社
・Heidrun Jänchen / Simon Goldsteins Geburtstagsparty / シモン・ゴルトシュタインの誕生パーティ
――Suhrkamp 社
・Christian Kracht / Ich werde hier sein im Sonnenschein und im Schatten / わたしはここ、陽光の中、陰の中に
――Kiepenheuer & Witsch 社
・Siegfried Langer / Alles bleibt anders / すべてちがったまま
――Atlantis 社
・Armin Rößler / Argona / アルゴナ
――Wurdack 社
□ Die Abschaffung der Arten「種の廃絶」
Dietmar Dath 著。
「超未来――」
「かつてのヨーロッパに、超巨大化した迷宮都市が3つ」
「住民は、動物たち」
「――ねえ、同性愛って、どう思う?」
「とか、語らう魚たち」
「神学者の大鷲姉さんたちは、古文書を紐といて~」
「――ねえ、人間って、本当にいたと思う?」
「三都市を治める、ライオンのキルス・ゴールデンは~」
「――敵出現?」
「――対抗するには、同盟者が必要だがお」
「かくして」
「外交官に任官された、狼のディミトリーは~」
「かつての北アメリカへ」
「狼のディミトリーは、海を渡り~」
「苦難の果てに、たどりつくのは、世界の最果て」
「――人間に、おこったこと?」
「――どうして、そんなことにうー?」
「知ることになる、のでした」
□ Ich werde hier sein im Sonnenschein und im Schatten
「わたしはここ、陽光の中、陰の中に」
スイス出身の作家にしてジャーナリスト Christian Kracht 著の3作目。
「オルタネートなディストピア?」
「SSR――スイス・ソビエト共和国――は~」
「アルプスを城塞として、立てこもり~」
「気分は、もうほとんど穴居人」
「ヨーロッパ諸国と、絶望的な消耗戦を~」
「展開して、いるのでした」
□ Alles bleibt anders 「すべてちがったまま」
Siegfried Langer 著。
著者は、ドイツ南部アラガイ地方出身の、脚本家。本作は作家デビュー作。
「ナチス・ドイツが第二次世界大戦に、勝利して~」
「全ヨーロッパを支配している、そんな世界の2008年」
「フランク・ミュラーは~」
「――記憶が、ないっ」
「――戸籍も、ないっ」
「――なんでか、事故で、ボクは死んだことになってる?」
「次第に、思い出してくることも、ありますが~」
「――なんか、記憶と現実が、違うっ」
「帝都ゲルマニアに、おもむいたフランク・ミュラー」
「――戦うの? 生きるために?」
「――否……クレアさんのためにっ」
「――えーと、クレアさんて……ボクの婚約者だよね?」
□ Argona 「アルゴナ」
Armin Rößler 著。
アルゴナ三部作の最終巻。
「第1作は、2007年にノミネートされた Entheete『エンテーテ』」
「第2作は、Andrade『アンドラーデ』」
「……」
「アルゴノームのオールデンは、故郷に帰還」
「でも」
「1000年、遅かった?」
「惑星は、エネルギー場に覆われ、侵入不能」
「――まさか、コトムンに侵略、されたのか?」
「希望は、消えてしまったのか?」
「とか、いう」
□ Beste Kurzgeschichte 短篇部門ノミネート作品
・Nadine Boos / Omajova / オマジョヴァ
――Nova誌13号(Ronald M. Hahn、Michael K. Iwoleit、Olaf G. Hilscher編)
合名会社 Schaltungsdienst Lange 刊
「オマジョヴァ……って?」
「ナミビアの雨季に繁殖するキノコ」
「珍味」
・Nadine Boos / Photosolaris / フォトソラリス
――短篇集 Janchen, Rößler 編 Lotus-Effekt に収録、WURDACK 社
・Andreas Eschbach / Survival-Training / サヴァイヴァル訓練
――短篇集 Andreas Eschbach 著 Eine unberührte Welt に収録、BASTEI 社
・Matthias Falke / Harey / ハーレー
――短篇集 Matthias Falke 著 Harey に収録、Books on Demand 刊
「彗星の人では、なくて~」
「ダビッドソンの方の、綴りですね」
・Frank Hebben / Co^te Noir / コート・ノワール
――コンピュータ雑誌 c't 誌2008年26号+2009年1号、Heise 社
・Helmut Hirsch / Rückkehr nach Nomori / ノモリに帰る
――Exodus 24号(Moreau, Wipperfürth, Kemmler 編)、EXODUS 刊
「Exodus 22号掲載 Besucher aus der Ferne『彼方からの訪問者』……の続編」
「ノモリは、森の惑星」
「地球人の宇宙船が、やってきて」
「モナちゃんは、地球へ」
「故郷に帰って、きてみれば……」
・Desire'e und Frank Hoese / Eine Studie in Null und Eins / 0と1の研究
――コンピュータ雑誌 c't 誌2008年6号+7号、Heise 社
・Heidrun Ja"nchen / Ein Geschäft wie jedes andere / ごくありふれた商売
――短篇集 Janchen, Rößler 編 Lotus-Effekt に収録、WURDACK 社
・Karla Schmidt / Weg mit Stella Maris / 去れ、海の星よ
――短篇集 Janchen, Rößler 編 Lotus-Effekt に収録、WURDACK 社
「聖歌 Ave, Maris Stella は、『めでたし、海の星』ですから」
「でも」
「母は、マリス博士」
「11歳の娘が、ステラちゃん」
「だったら、『ステラ・マリスを連れて行け』なのかも、知れません」
【関連サイト】
・SF-Fan.de の各賞紹介ページ
[ http://www.sf-fan.de/literaturpreise/ ]
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◆ドイツSF大賞 2009
本年の Deutscher Science Fiction Preis ノミネート作品を。
6月6日、シュヴェリーンのSFCD大会で結果発表、の予定。
□ Nominierungen in der Sparte Roman 長篇部門ノミネート作品
・Dirk C. Fleck / Das Tahiti-Projekt / タヒチ計画
――Pendo 社
・Heidrun Jänchen / Simon Goldsteins Geburtstagsparty
/ シモン・ゴルトシュタインの誕生パーティ
――Suhrkamp 社
□ Nominierungen in der Sparte Kurzgeschichte 短篇部門ノミネート作品
・Matthias Falke / Harey / ハーレー
――短篇集 Matthias Falke 著 Harey に収録、Books on Demand 刊
・Frank Hebben / Co^te Noir / コート・ノワール
――コンピュータ雑誌 c't 誌2008年26号+2009年1号、Heise 社
・Frank Hebben / Imperium Germanicum / ドイツ帝国
――Nova誌13号(Ronald M. Hahn、Michael K. Iwoleit、Olaf G. Hilscher編)
合名会社 Schaltungsdienst Lange 刊
後に、短篇集 Frank Hebben 著 Prothesengötter に収録、Wurdack 社
・Desiree und Frank Hoese / Eine Studie in Null und Eins / 0と1の研究
――コンピュータ雑誌 c't 誌2008年6号+7号、Heise 社
・Elisabeth Meister / Die Andere / 異なるものたち
――短篇集 Wilko Müller jr. 編 Projekt Mensch に収録、Projekte 社
・Uwe Post / Noware / ノーウェア
――Nova誌13号(Ronald M. Hahn、Michael K. Iwoleit、Olaf G. Hilscher編)
合名会社 Schaltungsdienst Lange 刊
・Karla Schmidt / Weg mit Stella Maris / 去れ、海の星よ
――短篇集 Armin Rößler, Heidrun Jänchen 編 Lotus-Effekt に収録、
Wurdack 社
□ Das Tahiti-Projekt 「タヒチ計画」
Dirk C. Fleck 著。
「時は、2022年」
「コーディングは、ジャーナリスト」
「理想に燃えていたのは、昔のこと」
「最近は、くすぶるばかり」
「で」
「世界各地をめぐる、調査旅行の、途上~」
「――ああ、オレの故郷、ハンブルクっ」
「樹木は、立ち枯れ~」
「見慣れない植物――遺伝子操作された――が、繁茂」
「――インナーシティは、失業者が乱入してくるから封鎖?」
「なんて、ありさま」
「で」
「――ああ、次の取材は、タヒチっ」
「この地の大統領は~」
「理想に燃えて、熱さ爆発」
「エコロジカルかつ、倫理的かつ、一大的な、プロジェクトが~」
「推進・爆走、していたのでした」
【関連サイト】
・ドイツSF大賞のサイト
[ http://www.dsfp.de/ ]
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◆ペリー・ローダン近況
□ Perry Rhodan-Action
[ http://www.perry-action.de/ ]
26 . Carolina Möbis / Der Tod in Terrania / テラニアの死神
27 . Achim Mehnert / Mutantenschule Crest / ミュータント学校クレスト
28 . (作者未詳) / Das Venusgehirn / 金星脳
29 . (作者未詳) / Das Wanderer-Backup / ワンダラー・バックアップ
30 . (作者未詳) / Das dunkle Korps / 闇部隊
31 . (作者未詳) / Das Erbe des Divestors / 能力剥奪者の遺物
32 . (作者未詳) / Eismond Iridul / 氷衛星イリドゥル
33 . (作者未詳) / Zwischen 42 Welten / 42惑星の間
34 . (作者未詳) / Kind des Asteroiden / 小惑星の子
35 . (作者未詳) / Zielpunkt Physiotron / 標的ヒュジオトロン
36 . (作者未詳) / Sonnendämmerung / 星々のたそがれ
活劇主体の企画物ヘフト・シリーズ。
第3部 Wega-Zyklus / ヴェガ篇 の第2話。
□ Perry Rhodan-Action 26話「テラニアの死神」
[ http://www.perry-action.de/cgi-bin/heft_zyklus_3.pl/2.html ]
西暦2169年、連合帝国首都テラニア近郊――
「今日は~」
「ゴビ砂漠で、ミュータント部隊の公開演習」
「連合帝国大執政官ローダンが、立ち会い~」
「報道関係者が、集まる前で~」
「ミュータント部隊員、エンパスのジョクウィン・プラムさんは~」
「――!」
「蹴つまずいて、しましました」
「拍子に~」
「抱えていた、核ミサイル砲が」
「――どーん」
「あわや、報道関係者のテントに、突っこむところ」
「イワン・イワノヴィッチ・ゴラチンが」
「――かっ」
「ミサイルを、事前に爆破してくれました」
「テント前には、バリアも展開」
「死傷者は、幸いありません」
「で」
「ミュータント部隊員、エンパスのジョクウィン・プラムさんは~」
「――わたしのせいじゃないっ」
「――誰かが、押したのよー」
「と、思うのですが」
「ヘタな言い訳にしかならないので、黙っていました」
しばらくして、ミュータント部隊・緊急集会――20名が参加――
「招集したローダン、曰く」
「――フェロン人大使サクオラは、超能力を〈剥奪〉するのだ」
「――ここ一連の超能力者襲撃事件の、犯人なのだ」
「――グッキーも、サクオラにやられたのだ」
「――サクオラ、許すまじっ」
「と」
「テレパスのシャンカル・カーナが、突然」
「――サクオラさまの追跡を、やめろっ」
「――みんなも、サクオラさまに仕えるんだっ」
「なんて、信条を吐露して」
「――ぷしゅーっ」
「麻酔ガスで一同の気をそらして、さっさと逃走」
次の休日――
「エンパスのジョクウィン・プラムさんは~」
「ペットのリン――名前はヘクター――を、連れて~」
「パラ聴覚能力者のアナイ・オリアリーさんと~」
「女ふたりで~」
「インペリウム・アルファにほど近い、テラニア植物園を、ぶらぶら」
「と」
「怪しげなフェロン人が、ひとり」
「警備ロボットに、詰め寄って」
「――オレは、大執政官ペリー・ローダンに、用があるっ」
「――インペリウム・アルファに、入れろっ」
「放り出された、あとで~」
「アームバンド通信機で、どこかと話しているので~」
「パラ聴覚能力者のアナイ・オリアリーさん、パラ聴覚を発揮」
「――なんだか、怪しげな計画に関わってるみたい?」
「――チーフの名前も、連呼してるし?」
「エンパスのジョクウィン・プラムさん+ペットのヘクターと~」
「パラ聴覚能力者のアナイ・オリアリーさんは~」
「――追跡よ」
「――追跡ね」
「でも」
「勘づかれて~」
「雑踏で、撒かれてしまいました」
その頃、ゴノツァル・アルコン大学、パラ神経科――
「ローダンは~」
「グッキーを、見舞いに訪れます」
「グッキーは~」
「サクオラにテレポート能力を〈剥奪〉された、心の欠落箇所が~」
「心の幻肢痛となって、痛むのです」
「そわそわしたり、ぼーっとしたり」
「意識が明瞭になるのは、ごくまれなこと」
「主治医のカル=アジム先生、曰く」
「――治るのは、確信していますが~」
「――テレポート能力の回復については、わかりません」
執務室にもどったローダンに、訪問者――
「銀河系秘密情報局のナリム・トロクは~」
「サクオラ事件の捜査進捗を、報告して曰く」
「――背後関係の調査を、進めたところ~」
「――被疑者サクオラは、産業スパイもしていたようです」
「――取引先の情報屋は、ポロゴマル・ツィラルク」
「――クラブホールのバーで、接触してみます」
クラブホールのバー――
「銀河系秘密情報局のナリム・トロクが~」
「潜入すると~」
「怪しげなフェロン人が、ひとり」
「――オレは、フェロン人大使サクオラの補佐役ヤリヌだぞっ」
「――きーっ」
「引きずられて、いきました」
「あからさまに、怪しいのですが~」
「――素姓がバレても、なんだしなー」
「銀河系秘密情報局のナリム・トロクは~」
「この場は、引き上げることに」
一方――
「エンパスのジョクウィン・プラムさん+ペットのヘクターと~」
「パラ聴覚能力者のアナイ・オリアリーさんは~」
「――まだ、追跡よ」
「――まだ、追跡ね」
「粘り強く、ゴノツァル・アルコン大学のあたりを、うろうろ」
「と」
「――手伝ってあげるよー」
「と、やってきた、男がひとり」
「パラモルファーでテレキネシスも使えるグレフ・トゥラスコ」
「というのも」
「テレポーターのタコ・カクタが、グレフ・トゥラスコに命じて曰く」
「――あのふたりは、あからさまに挙動不審だっ」
「――〈剥奪者〉サクオラの共犯かもしれないっ」
「ふたりには、あらぬ嫌疑が」
「でも」
「もちろん、ふたりには、内緒です」
「エンパスのジョクウィン・プラムさんは~」
「ペットのヘクターと、エンパシーで心を通わせて」
「――くんくん」
「――くんくんくん」
「――こっちよっ」
「――あのフェロン人、クラブホールにいるわっ」
「――行くのよっ、ヘクターっ」
「――ばうっ」
クラブホールのバー――
「銀河系秘密情報局のナリム・トロクは~」
「――素姓がバレても、なんだがなー」
「辛抱たまらず、店の奥へ侵入」
「怪しげなフェロン人ヤリヌは、縛られていました」
「身動きできないなら、好都合」
「話を、聞いてみると」
「――わたしは……フェロン人大使サクオラの情報を握っている」
「――わたしは……トルトの大甥だ」
「――下賎な者になんか……話はできぬっ」
「――大執政官ペリー・ローダンにだけ、直接、話したいのに」
「――馬鹿な警備ロボットでは……話が通じないっ」
「――情報屋ポロゴマル・ツィラルクに、ツナギをとってもらおうと~」
「――ここに、来たのだ」
「そういうこと、なら~」
「銀河系秘密情報局のナリム・トロクは~」
「フェロン人ヤリヌを、連れて逃げようとします」
「が」
「捕獲されて、情報屋ポロゴマル・ツィラルクの前へ」
「銀河系秘密情報局のナリム・トロクは~」
「――マズいかもなー」
「思いましたが」
「情報屋ポロゴマル・ツィラルクの方は、取引を申し出て、曰く」
「――フェロン人大使サクオラとは、一緒にこんなこともした……かも」
「――新たな足取りは、金星に続いている……かも」
「――んで」
「――情報提供、したら~」
「――わしは無罪放免、てことで、どうじゃ?」
同じ頃、ミュータント部隊・2度目の緊急集会――
「――保安上の理由から?」
「――集会の場所は、インペリウム・アルファの外で?」
「――オレたち、ぜんぜん信頼されてない?」
「適当な店〈グック少尉〉が、選ばれました」
「――エンパスのジョクウィン・プラムさんが、来ていない?」
「――パラ聴覚能力者のアナイ・オリアリーさんも、来ていない?」
「――パラモルファーでテレキネシスも使えるグレフ・トゥラスコも?」
「――なんで?」
「招集したローダン、曰く」
「――ピリピリしてたら、敵の思う壺だっ」
「でも、実際」
「隊員たちは、おたがい不信でいっぱい」
「そこへ、いきなり」
「――!」
「〈剥奪者〉サクオラの、攻撃」
「――オレの超能力がっ」
「――ひーっ」
「集会場所は、阿鼻叫喚」
「冷静なのは、ローダン=瞬間切り替えスイッチ作動」
「――テレポートで、隊員をよそへ移せっ」
「テレポーターのタコ・カクタは、指示に従い、テレポート往復」
「が」
「被害は、集会場所の内部にとどまらず~」
「周囲でも」
「一般市民が」
「――コワイよーっ」
「――ひーっ」
「〈剥奪者〉サクオラが、〈剥奪〉した暗示能力を、発揮すると~」
「周辺の群衆が、雪崩をうって、右往左往」
「押されて、踏まれて、死傷者続出」
「で」
「〈剥奪者〉サクオラの巨大な超能力は~」
「周囲のものを、巻きこんで~」
「――ばーん」
「潜んでいた、クラブホールは、内破・倒壊」
「〈剥奪者〉サクオラ自身は、テレポートで緊急脱出して、無傷」
クラブホールの奥――
「――コワイよーっ」
「――ひーっ」
「〈剥奪者〉サクオラの暗示波は~」
「銀河系秘密情報局のナリム・トロクとフェロン人ヤリヌも、襲いますが~」
「なんとか、やりすごすことが出来ました」
「――ばうっ」
「――はっ」
「――どこかの、ペット?」
「ペットのヘクターは~」
「フェロン人ヤリヌを、助け~」
「フェロン人ヤリヌは~」
「銀河系秘密情報局のナリム・トロクを、安全な場所に誘導」
「で」
「――ばーん」
「クラブホールは、内破・倒壊」
「銀河系秘密情報局のナリム・トロクは~」
「フェロン人ヤリヌを連れて、ローダンのところへ行こうとする」
「と」
「遭遇したのは~」
「――ミュータント部隊のグレフ・トゥラスコ?」
「――助かった、援護してくれ」
「――これから、ローダンに〈剥奪者〉サクオラの重要情報を届けに……」
「が」
「ミュータント部隊のグレフ・トゥラスコは~」
「じつは、〈剥奪者〉サクオラの側についていました」
「――ばーん」
「いきなり、発砲」
「銀河系秘密情報局のナリム・トロクは、即死」
「裏切り者グレフ・トゥラスコは~」
「つづいて、フェロン人ヤリヌも、殺そうとします」
「が」
「――お待ちなさいっ」
「エンパスのジョクウィン・プラムさん、単身突入」
「――ウチのヘクターに、何するのっ」
「――ばうっ」
「結果的に、怪しいフェロン人を、助けたのでした」
「が」
「裏切り者グレフ・トゥラスコは~」
「エンパスのジョクウィン・プラムさんに、銃を向け~」
「――演習場で、キミの核ミサイル砲を細工したのは、オレだ」
「――さっき、アナイ・オリアリーを殺したのも、オレだ」
「でも」
「――(オレは、キミを愛しているから、撃てないんだぁぁっ)」
「裏切り者グレフ・トゥラスコ、ふっきれなくて、情けなく逃走」
「エンパスのジョクウィン・プラムさんも、同僚の背中を撃てず」
一方、テラニア大学、地質学研究所――
「ローダンは~」
「テレキネシス能力者のタマ・ヨキダと~」
「暗示能力者のタイラ・エンリスさんと、共に~」
「――平屋根の上に、〈剥奪者〉サクオラを追いつめたぞっ」
「――グッキーから〈剥奪〉したテレポート能力は、もう抜けているぽいぞっ」
「――サクオラ、許すまじっ」
「と」
「暗示能力者のタイラ・エンリスさんが、突然」
「――サクオラさまの追跡を、やめなさいっ」
「――動くと、タマ・ヨキダを撃つわよっ」
「一瞬の膠着状態を、利用して~」
「〈剥奪者〉サクオラは、そこらへんのテレポーターから能力を〈剥奪〉」
「――テレポートっ」
「またも、逃走成功」
「残された、暗示能力者のタイラ・エンリスさんは~」
「テレキネシス能力者のタマ・ヨキダを、暗示下に置いて、曰く」
「――チーフを、ギタギタにするのよっ」
「で」
「ローダンは、暗示能力者のタイラ・エンリスさんを、やむなく」
「――ばーん」
事件後――
「何日も、かけて~」
「テラニア市街のかなりの範囲で、瓦礫と灰の取り除き作業」
「犠牲者が多数、遺体で発見されました」
「……」
「ミュータント部隊は~」
「隊員相互の人間不信で、もうガタガタ」
「……」
「でも」
「ローダンは、瞬間切り替えスイッチ付き」
「――追跡だっ」
「――〈剥奪者〉サクオラの手がかりを追って、金星へっ」
「――サクオラ、許すまじっ」
□ Perry Rhodan-Heft
2483 . Uwe Anton / Die Nadel des Chaos / 混沌の針
2484 . Horst Hoffmann / KOLTOROCS Atem / コルトロクの息吹
2485 . Arndt Ellmer / Hyperflackern / ハイパー・フリッカー
2486 . Hubert Haensel / Wispern des Hyperraums / 超空間のささやき
2487 . Christian Montillon / Die String-Legaten / 弦特使
(中略)
2500 . Robert Feldhoff / Die fernen Stätten / 彼方の地
□ Perry Rhodan-Heft 2483話「混沌の針」
[ http://www.perry-rhodan.net/produkte/hefte/1/2483.html ]
新銀河暦1347年10月、ハンガイ銀河――
「目下~」
「〈混沌の勢力〉が〈負の球体〉を建設中」
「周囲も内部も、終末戦隊〈反逆者〉が、うようよ」
「ハンガイ銀河の中心部では~」
「〈グローイン反逆者〉――〈負の球体〉中核施設――の建造が、急ピッチ」
「戦隊要塞〈反逆コーン〉を、連結して・連結して~」
「最終的には、3024基」
「全長、2万7216km」
「〈グローイン反逆者〉は、〈混沌の針〉とかも言われます」
《前段パーツ3h3h2》は、〈グローイン反逆者〉建造現場に、到着――
「《前段パーツ3h3h2》――戦隊要塞24基からなる――には~」
「ギャラクティカーに与する、アズドゥンの〈世界賢〉の水槽、があって~」
「その水槽、には~」
「かつてのコスミッター、イソクラインが~」
「隠れています」
「水槽の基部、には~」
「パラポジトロニクス〈エッシャー〉と~」
「世話係ローレンス・サヴォワール博士が~」
「隠れています」
「……」
「〈グローイン反逆者〉の両端は、すでに超空間に霞んで見えません」
「《前段パーツ3h3h2》は~」
「超空間に埋まった一端に、合体」
「これで、合体した戦隊要塞〈反逆コーン〉は、1824基」
「完成まで、残り1200基」
〈グローイン反逆者〉、パラポジトロニクス〈エッシャー〉――
「〈グローイン反逆者〉には、中枢計算脳がありません」
「戦隊要塞のスープラトロンがつながって、分散ネットワークを構成」
「そこへ、T誤謬予報士が接続して、プログラム・バグを補正しまくるので~」
「あれこれ画策するのは、至難の業」
「パラポジトロニクス〈エッシャー〉は、連日連夜フル回転」
「パラポジトロニクス〈エッシャー〉は~」
「喰らった人間の魂をプロセッサーとして、直感をピピピと働かす、超装置」
「ですが」
「アズドゥンの〈世界賢〉が、イソクラインを通じて~」
「ローレンス・サヴォワール博士に、そっと耳打ち」
「――〈エッシャー〉のプロセッサー連中が~」
「――負荷つづきで、オカシクなっとるようじゃ」
「でも」
「ローレンス・サヴォワール博士も、あきれたことに~」
「パラポジトロニクス〈エッシャー〉は、さらに計画の手を広げる」
「――まず?」
「――〈グローイン反逆者〉を、破壊したい?」
「――つづいて?」
「――ハンガイ銀河の塁壁に、穴を開けたい?」
「――そのために?」
「――〈素クインタディムトラーファー〉に、干渉したい?」
「……」
「〈素クインタディムトラーファー〉――」
「〈グローイン反逆者〉の部品である、戦隊要塞〈反逆コーン〉には~」
「穴がふたつ、開いています」
「戦隊要塞〈反逆コーン〉が、ねじねじと、よじれながら合体すると~」
「二重螺旋型の〈グローイン反逆者〉を、貫いて~」
「二重螺旋を描く長い穴が、できるのです」
「で」
「この穴が、〈素クインタディムトラーファー〉」
「――ぶぶーん」
「超空間の構造に干渉し~」
「――ぶぶーん」
「〈振動プシ〉の源泉とも、目されています」
「……」
「で」
「こんな巨大装置に、工作するのは大仕事」
「パラポジトロニクス〈エッシャー〉の計算能力では、力不足」
「所定の効果を、あげるには~」
「何週間も、何ヶ月も、かかってしまう」
「――ああ、いろんなコトが、ままならないっ」
〈グローイン反逆者〉内部――
「パラポジトロニクス〈エッシャー〉は~」
「ローレンス・サヴォワール博士と、イソクラインに指示して~」
「〈グローイン反逆者〉内を、あれこれ、探らせる」
「――うわっ」
「――〈終末式部官〉に、見つかる寸前だったぞっ」
「それでも、探索は続く」
「――T誤謬予報士を、探せ?」
「――T誤謬予報士を、プロセッサーに組み込む?」
「と、いうのも」
「アズドゥンの〈世界賢〉が、イソクラインを通じて~」
「ローレンス・サヴォワール博士に、そっと耳打ち」
「――〈エッシャー〉が抱える問題は、危機的じゃ」
「――プロセッサー連中が、次第に障害・脱落、しておるようじゃ」
「でも」
「あきれたことに~」
「パラポジトロニクス〈エッシャー〉は、計画を休まない」
「――〈素クインタディムトラーファー〉に、ハッキングしたい?」
「――そのためには?」
「――塁壁内部に潜入させた《ソル》中央艦体との約束は、後回し?」
「パラポジトロニクス〈エッシャー〉の計算能力は、力不足」
「――ああ、もっと性能が、欲しいっ」
「――ああ、T誤謬予報士の魂が、欲しいぞっ」
〈グローイン反逆者〉、685943=Qw区画――
「そこは~」
「T誤謬予報士の、居住・作戦区画」
「〈エッシャー〉アバターのひとり、メルラン・ミュルが、おもむいて~」
「T誤謬予報士1体を、説得」
「けっきょく」
「イソクラインの〈ナノコロン〉で気絶させて、誘拐」
「パラポジトロニクス〈エッシャー〉のハイパー次元マトリクスに、送りこむ」
「あきれたことに~」
「――最悪の状態を迎えるまで、1分もなかった?」
一方、惑星アルコンIII……のようなところ――
「考古学者ワルディン・アタリンは~」
「――オレは、TLD工作員っ」
「――自由テラナー連盟のために、潜入作戦っ」
「そこへ」
「〈エッシャー〉アバターのひとり、パル・アストゥインが、おもむいて~」
「――現実逃避、してるんじゃなーい」
「――はっ」
「プロセッサー、ワルディン・アタリンを覚醒させたり」
〈グローイン反逆者〉、パラポジトロニクス〈エッシャー〉――
「そんな、こんなで」
「――はっ」
「現実逃避していた、プロセッサーの、回復と~」
「――ここは、ハイパー数学能力に超理想的な環境かも」
「誘拐されて、プロセッサーにになったT誤謬予報士の、同意と同調」
「パラポジトロニクス〈エッシャー〉は、回転好調」
「――そうだ、これが、ボクの実力だっ」
「――もっと、性能をっ」
「――もっと、T誤謬予報士の魂が、欲しいぞっ」
「最終的に~」
「T誤謬予報士7体が、魂を喰われてプロセッサー化」
「不要になった、T誤謬予報士7体のサイボーグ体は~」
「――これから行う破壊工作の、罪を着てもらうのだっ」
「パラポジトロニクス〈エッシャー〉の指示で~」
「イソクラインが~」
「――テレポートっ」
「685943=Qw区画へ運んで、偽装工作」
「で」
「685943=Qw区画で~」
「計算脳の誤動作と爆発が、連続発生」
「同時に」
「パラポジトロニクス〈エッシャー〉は~」
「――この隙に」
「――〈素クインタディムトラーファー〉を、ボクの影響下にっ」
「――ハンガイ塁壁を揺るがし、チラつかせてやるのだっ」
「ところが」
「――あ……」
「破壊工作の余波で~」
「パラポジトロニクス〈エッシャー〉がハッキングに使用する通信機器も損傷」
1ヶ月後――
「ローレンス・サヴォワール博士とイソクラインは~」
「破損した通信機器の交換・完了」
「〈素クインタディムトラーファー〉の機能は、オカシクなりはじめ~」
「〈グローイン反逆者〉内に、警報発令」
「でも」
「アズドゥンの〈世界賢〉は~」
「〈混沌の勢力〉の大将クズレインの元ペット……のようなもの」
「アズドゥンの〈世界賢〉の水槽の基部、に隠れた~」
「パラポジトロニクス〈エッシャー〉は、発見されないまま」
「そして」
「パラポジトロニクス〈エッシャー〉の、内部では~」
「T誤謬予報士7体のプロセッサーが、それなりに馴染みはじめ~」
「成果が、楽しみです」
【関連サイト】
・出版社が運営するドイツ公式サイト
[ http://www.perry-rhodan.net/ ]
・他、関連サイトはこちらを参照
[ http://www.rhodan.jp/ ]
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◆今回のひとこと
コンピュータって。
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d-information ◆ 555 [不定期刊] 2009/03/23
発行:y.wakabayashi /rlmdi [ yw@rlmdi.org ]
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◆目次
◇ペリー・ローダン近況
----------------------------------------------------------------------
◆ペリー・ローダン近況
□ Perry Rhodan-Heft
2482 . Leo Lukas / Der ewige Kerker / 永遠の地下牢
2483 . Uwe Anton / Die Nadel des Chaos / 混沌の針
2484 . Horst Hoffmann / KOLTOROCS Atem / コルトロクの息吹
2485 . Arndt Ellmer / Hyperflackern / ハイパー・フリッカー
2486 . Hubert Haensel / Wispern des Hyperraums / 超空間のささやき
(中略)
2500 . Robert Feldhoff / Die fernen Stätten / 彼方の地
□ Perry Rhodan-Heft 2482話「永遠の地下牢」
[ http://www.perry-rhodan.net/produkte/hefte/1/2482.html ]
新銀河暦1347年10月、ハンガイ銀河――
「ここでは、目下~」
「〈混沌の勢力〉が、〈負の球体〉を建設中」
「ハンガイ銀河は、塁壁に囲まれ~」
「ハンガイ銀河中心部は、核壁に囲まれ~」
「周囲も内部も、終末戦隊〈反逆者〉が、うようよ」
「……」
「パラポジトロニクス〈エッシャー〉と、仲間たちが~」
「核壁の中に、潜入してから~」
「すでに、5ヶ月」
「核壁の外、惑星ウィノラIIIで、待機する~」
「アトランと、《ソル》と、仲間たちに~」
「――パラポジトロニクス〈エッシャー〉から、極秘の連絡が」
「――戦隊輸送艦《パッサグ》が?」
「――核壁の外から、中へ?」
「――〈負都市〉のパーツを、通関手続き一切なしで、搬入する?」
「――という手筈に、しておいてやったから……来い?」
「で」
「《ソル》中央艦体を、〈負都市〉パーツに偽装すると~」
「核壁の中へ」
「ブラックホール・アタニヨンから83光年の宙域へ」
「運んでもらった、のでした」
飛行都市《コルトゴル》――
「――はっ」
「彼女が、目覚めると~」
「そこは、見も知らぬ、窓のない部屋」
「というか、記憶がまったくありません」
「部屋から、外に出ると~」
「そこは~」
「さまざまな種族……の投影像が、あふれる、飛行都市《コルトゴル》」
「思い出して、きました」
「――わたしの名前は……」
「――インカディエ?」
「――〈コルトロク〉が戻ってくるたびに、覚醒させられて?」
「――〈コルトロク〉が去ると、記憶を消されて、深層睡眠?」
「――わたしは……」
「――〈コルトロク〉が、〈秩序の勢力〉に勝利したときの、記念品?」
「で」
「――わたしのヨットが、あるのよねー」
「フィクティヴ転送機で、行ってみようと、試みますが~」
「うまく、いかない」
「――円盤型の小型船が、いるみたいねー」
「フィクティヴ転送機で、行ってみようと、試みると~」
「成功、しました」
ハンガイ銀河・核壁内、《ソル》中央艦体――
「――指定の場所に……来い?」
「そこには~」
「〈モミの木〉船3隻が繋がった、構造物が」
「――偵察だっ」
「スペースジェット1隻で~」
「部隊2つが、潜入」
「――なんか、強力な意識存在が、いる?」
「――捜索だっ」
「なんて、やっている、うちに~」
「――強力な意識存在が、スペースジェットに?」
「もどってみた、潜入部隊は~」
「――ゾルゴル人の女のヒト?」
「で」
「潜入部隊は、インカディエさんを、保護」
「《ソル》は、すたこら、逃げるのでした」
【関連サイト】
・出版社が運営するドイツ公式サイト
[ http://www.perry-rhodan.net/ ]
・他、関連サイトはこちらを参照
[ http://www.rhodan.jp/ ]
----------------------------------------------------------------------
◆今回のひとこと
ゾルゴル人とは、想定外でしたね。
----------------------------------------------------------------------
d-information ◆ 554 [不定期刊] 2009/03/16
発行:y.wakabayashi /rlmdi [ yw@rlmdi.org ]
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◇ペリー・ローダン近況
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◆ペリー・ローダン近況
□ Perry Rhodan-Heft
2482 . Leo Lukas / Der ewige Kerker / 永遠の地下牢
2483 . Uwe Anton / Die Nadel des Chaos / 混沌の針
2484 . Horst Hoffmann / KOLTOROCS Atem / コルトロクの息吹
2485 . Arndt Ellmer / Hyperflackern / ハイパー・フリッカー
2486 . Hubert Haensel / Wispern des Hyperraums / 超空間のささやき
(中略)
2500 . Robert Feldhoff / Die fernen Stätten / 彼方の地
□ Perry Rhodan-Heft 2482話「永遠の地下牢」
[ http://www.perry-rhodan.net/produkte/hefte/1/2482.html ]
新銀河暦1347年10月、ハンガイ銀河――
「ここでは、目下~」
「〈混沌の勢力〉が、〈負の球体〉を建設中」
「ハンガイ銀河は、塁壁に囲まれ~」
「ハンガイ銀河中心部は、核壁に囲まれ~」
「周囲も内部も、終末戦隊〈反逆者〉が、うようよ」
「……」
「パラポジトロニクス〈エッシャー〉と、仲間たちが~」
「核壁の中に、潜入してから~」
「すでに、5ヶ月」
「核壁の外、惑星ウィノラIIIで、待機する~」
「アトランと、《ソル》と、仲間たちに~」
「――パラポジトロニクス〈エッシャー〉から、極秘の連絡が」
「――戦隊輸送艦《パッサグ》が?」
「――核壁の外から、中へ?」
「――〈負都市〉のパーツを、通関手続き一切なしで、搬入する?」
「――という手筈に、しておいてやったから……来い?」
「で」
「《ソル》中央艦体を、〈負都市〉パーツに偽装すると~」
「核壁の中へ」
「ブラックホール・アタニヨンから83光年の宙域へ」
「運んでもらった、のでした」
飛行都市《コルトゴル》――
「――はっ」
「彼女が、目覚めると~」
「そこは、見も知らぬ、窓のない部屋」
「というか、記憶がまったくありません」
「部屋から、外に出ると~」
「そこは~」
「さまざまな種族……の投影像が、あふれる、飛行都市《コルトゴル》」
「思い出して、きました」
「――わたしの名前は……」
「――インカディエ?」
「――〈コルトロク〉が戻ってくるたびに、覚醒させられて?」
「――〈コルトロク〉が去ると、記憶を消されて、深層睡眠?」
「――わたしは……」
「――〈コルトロク〉が、〈秩序の勢力〉に勝利したときの、記念品?」
「で」
「――わたしのヨットが、あるのよねー」
「フィクティヴ転送機で、行ってみようと、試みますが~」
「うまく、いかない」
「――円盤型の小型船が、いるみたいねー」
「フィクティヴ転送機で、行ってみようと、試みると~」
「成功、しました」
ハンガイ銀河・核壁内、《ソル》中央艦体――
「――指定の場所に……来い?」
「そこには~」
「〈モミの木〉船3隻が繋がった、構造物が」
「――偵察だっ」
「スペースジェット1隻で~」
「部隊2つが、潜入」
「――なんか、強力な意識存在が、いる?」
「――捜索だっ」
「なんて、やっている、うちに~」
「――強力な意識存在が、スペースジェットに?」
「もどってみた、潜入部隊は~」
「――ゾルゴル人の女のヒト?」
「で」
「潜入部隊は、インカディエさんを、保護」
「《ソル》は、すたこら、逃げるのでした」
【関連サイト】
・出版社が運営するドイツ公式サイト
[ http://www.perry-rhodan.net/ ]
・他、関連サイトはこちらを参照
[ http://www.rhodan.jp/ ]
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◆今回のひとこと
ゾルゴル人とは、想定外でしたね。
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d-information ◆ 554 [不定期刊] 2009/03/16
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◆目次
◇ペリー・ローダン近況
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◆ペリー・ローダン近況
□ ATLAN Monolith-Zyklus
3 . Hans Kneifel / Echo der Verlorenen / 失われた者たちの残響
4 . Marc A. Herren / Der Silbermann / 銀男
Fan-Pro (Fantasy Productions) 社が刊行する、ポケットブックシリーズ。
謎の古代施設〈モノリス〉の話は、全6巻の予定。
□ ATLAN Monolith-Zyklus 3巻「失われた者たちの残響」
[ http://www.perry-rhodan.net/produkte/buecher/monolith/3.html ]
新銀河暦3112年4月、巨大惑星アジャタンの衛星ルンバゴー――
「衛星ルンバゴーの、ジャングルの上~」
「原住民セルーミの飛行船が、ぷかぷか」
「〈浮き金稼ぎ〉氏族の飛行船《三角州儲け》の船長アスベルファーンは~」
「――天から、2つの光るモノが?」
「――〈神指山地〉に、落ちた?」
「で」
「――!」
「突然、心に湧きあがる、怒りと恐慌に~」
「意識を、失ってしまうのです」
惑星シャコンアル――
「100万年以上、平和な星間帝国の平和な首都惑星でした」
「高度な文明、高度な科学」
「が」
「――銀河系のアチラの方で、戦争だそうだよー」
「――コチラに、近づいている、ということだよー」
「――まあ、怖ろしいっ」
《永劫夢》――〈銀主〉たちの宇宙船の1隻――
「――はっ」
「USO工作員サンチュン、医務室で意識回復」
「――え……と?」
「――大提督アトランと、いっしょに?」
「――惑星タナトンで、太古遺物〈モノリス〉を、発見して?」
「――巡洋艦《イマソ》で、〈銀主〉筆頭マルチャーを追跡して?」
「――星系ザルティリットで、また、逃げられて?」
「――オレは単身、小型駆逐機《ムーンダンサー》で、追跡して?」
「――この《永劫夢》に、捕獲されて?」
「タナトン人の女医タリア・ラクロワさんは~」
「――ごはんよー」
「――(アナタに、恨みは、ないのよー)」
「世話してくれます」
「が」
「《永劫夢》船長オンジャル・マリクは~」
「別に、恨みはないけれど~」
「――〈モノリス〉の秘密を、吐けっ」
「有益な情報を入手したい」
「拷問に、サンチュンはもう死にそう」
「と」
「――!」
「大気圏に突入した《永劫夢》は、攻撃を受けます」
「混乱の中~」
「タナトン人の女医タリア・ラクロワさんは~」
「サンチュンを、逃がそうとしてみたり」
「動機は、とってもネガティヴで~」
「《永劫夢》船長オンジャル・マリクは、じつは前夫」
「――(コイツには、恨みが、あるのよー)」
「だけなのでした」
4月19日、USO巡洋艦《イマソ》――
「艦長ナイレス・シマーズさんの、指揮のもと~」
「USO巡洋艦《イマソ》は、《永劫夢》――直径200m――を、追跡」
「72時間かけて、距離8530年を、踏破」
「星系ルンバゴーに、到着すると~」
「――ハイパー・エネルギー衝撃波を、探知した?」
「――惑星タナトンや星系ザルティリットの〈モノリス〉と、同じ?」
「USO巡洋艦《イマソ》艦内に警報、戦闘準備」
「……」
「――はっ」
「USO大提督アトラン、生命維持カプセルで意識回復」
「――え……と?」
「――サンチュンが、〈銀主〉マルチャーを追いかけて?」
「――両者共、リニア空間に入ったあたりで?」
「――なぜだか、細胞活性装置が、調子悪くなって?」
「――オレ、昏倒?」
「USO大提督アトランが、司令室に行ってみると~」
「まさに、USO巡洋艦《イマソ》対〈銀主〉船《永劫夢》、戦闘開幕」
「――どどーん」
「共に、損傷を負い~」
「衛星ルンバゴー――〈モノリス〉から約100km――に、墜落」
衛星ルンバゴー、飛行船《三角州儲け》――
「――はっ」
「船長アスベルファーンと氏族50名、意識回復」
「――なんだか、妙な夢を見たような?」
「心から消えない、怒りと憎しみ」
「――そうだ……侵入者が、平和を壊すんだっ」
「――飛行船《三角州儲け》の針路を、連中が墜ちたジャングルへっ」
「……」
「高さ300mの〈漏斗樹〉がひしめく、ジャングルには~」
「古くから、〈泥虫〉と〈夢見せ〉と〈銀僕〉、の言い伝えが、あります」
「連中は、〈漏斗樹〉に、住んで~」
「種族の夢を、紡いでいる、と言うのです」
「〈泥虫〉は、よく見かけますが、〈夢見せ〉は、ほとんど姿を見ない」
「さきほどの夢は~」
「〈夢見せ〉が、惑星シャコンアルのことを、夢に紡いで見せたのです」
「〈浮き金稼ぎ〉氏族の飛行船《三角州儲け》の乗員たちは~」
「さまざまなコトを、見せられたのですが~」
「理解できては、いませんでした」
120万年前、惑星シャコンアル――
「ここに、〈失われた者たち〉を自称する党派、結成」
「数千年の、うちに~」
「――ふかーく、科学と芸術を愛しー」
「――ふかーく、戦争なんて忘れているのー」
「すると」
「これを批判する者たちも、いる」
「――ふかーく、国を憂いー」
「――ふかーく、キミたちを糾弾するー」
「で」
「――わーわー」
「やっている、と」
「――!」
「――〈軍勢〉が、この惑星に、気づいた?」
「――ふかーく、反省しろっ」
「――とにかく、防衛艦隊を、建造しよう」
「――とにかく、兵器技術を、研究しよう」
「なんて具合に、暗黒時代のはじまり」
「……」
「そんな物語を、〈夢見せ〉は伝えたのですが~」
「飛行船《三角州儲け》の船長アスベルファーンと乗員たちに、伝わったのは~」
「怒りと、憎しみと」
「――侵入者は、敵だっ」
衛星ルンバゴー、ジャングルがとりまく湿地帯――
「墜落したUSO巡洋艦《イマソ》では、死者と負傷者、多数」
「――避難キャンプを、設営よっ」
「――ハイパー無線機は……ダメ?」
「最後に送った通信が、USO司令部に届いていると、良いのですが」
「いずれにせよ、現在、生存者たちは孤立無援」
「さらに」
「――〈銀主〉船は、ここから120kmの地点に墜落?」
「――あちらの方が、〈モノリス〉に近い?」
「――マズイな」
「ともあれ」
「ロボットを展開して、避難キャンプをバリアで防衛」
「など、していると」
「探知技師トルベン・サントリン、曰く」
「――〈モノリス〉が、致死性放射線を放射してますねー」
「――有効半径200km……どんどん、広がってますねー」
「――マズイですねー」
「アトランは~」
「シフト3台、単座戦闘機1機、の部隊を編成」
「――〈モノリス〉の致死性放射線を、止めるのだっ」
「と」
「――!」
「突然、心に湧きあがる、怒りと憎しみ」
「数分後には、消えたのですが」
「――何だったんだ?」
〈銀主〉船《永劫夢》、墜落現場――
「USO工作員サンチュンに、対して~」
「《永劫夢》船長オンジャル・マリクは~」
「あいかわらず」
「――〈モノリス〉の秘密を、吐けっ」
「その真意は~」
「――(〈銀主〉マルチャーを陥れて、オレはのしあがるっ)」
「――(そのためにも、〈モノリス〉の情報が必要なのだっ)」
「サンチュンとしては~」
「《永劫夢》船長オンジャル・マリクと~」
「タナトン人の女医タリア・ラクロワさんを~」
「対立させて、時間を稼ぐ作戦」
「と」
「《永劫夢》船長オンジャル・マリクは~」
「戦術を、転換し~」
「サンチュンにささやいて、曰く」
「――〈銀飾品〉をやるから、仲間にならぬか?」
ジャングル、飛行船《三角州儲け》――
「飛行船《三角州儲け》の、乗員一同は~」
「〈夢見せ〉に、感化されて~」
「――侵入者は、敵だっ」
「〈泥虫〉たちも~」
「〈夢見せ〉に、感化されて~」
「――ざさささ(侵入者は、敵だっ)」
「共に、侵入者が跋扈する沼地へ」
ジャングル上空、アトラン部隊――
「シフト1台が、〈漏斗樹〉の梢に接触」
「――ゆさゆさ……ばーん」
「墜落、してしまいました」
「と」
「――!」
「ふたたび、プシ嵐――心に湧きあがる、怒りと憎しみ」
「また、数分後には、消えたのです」
「ともあれ」
「アトランは、決意」
「――上空は、危険だっ」
「――ジャングルの中を、シフトで進もうっ」
「――ダルフ・カールソンの単座戦闘機は、避難キャンプへ戻るのだっ」
「ところで」
「補給を担当する、イアサナ・ウェイランドさんが~」
「剣闘士型戦闘ロボットの1台に、なにやら細工」
「――星系ザルティリットの〈モノリス〉に~」
「――レムール製ロボット、カリファーがいたでしょう?」
「――わたしの宇宙服に、基本ソフトウェアがダウンロードしてあったから~」
「――インストールしてみたの」
「ロボット・カリファー・シム7、起動」
「――ワタシの名前は……カリファー?」
「と」
「――!」
「またもや、プシ嵐――心に湧きあがる、不安と幻覚」
「アトランは、意識をもっていかれながら~」
「――(この衛星の植物相と、関係があるの……かな?)」
「思うのです」
120万年前、惑星シャコンアル――
「〈失われた者たち〉は~」
「到来した〈オービター〉のひとりの、支援をうけて~」
「〈軍勢〉と、戦いました」
「惑星シャコンアルは、文明衰退・資源消耗」
ジャングル、アトラン部隊――
「プシ嵐が、去ったあと~」
「――装備が、変?」
「――わ……壊れてるよ」
「そこへ」
「――!」
「――原住民が、原始的武器で攻撃してきた?」
「アトランと《イマソ》艦長だったナイレス・シマーズさんと、麻酔銃で」
「――ばーん」
「……」
「――はっ」
「原住民が意識を回復したら、翻訳機の出番」
「――キミは……飛行船《三角州儲け》の船長アスベルファーン?」
「――そのとおり……われわれは、平和を脅かしに来たのではないっ」
「意思疎通してみると、怒りも憎しみも、もう、おさまっていて~」
「襲撃は、そもそも、プシ嵐が原因」
「――この〈浮き金稼ぎ〉氏族の飛行船《三角州儲け》が、運んでやるよー」
「嬉しい申し出、ですが~」
「アトラン一行は、少々不安」
「――飛行船1隻だと、シフト1台が限界では?」
「飛行船《三角州儲け》の船長アスベルファーン、めげません」
「――他の氏族にも、頼んでやるよー」
〈銀主〉船《永劫夢》、墜落現場――
「USO工作員サンチュンは~」
「タナトン人の女医タリア・ラクロワさんを、懐柔」
「――そーっと」
「戦闘ロボットのプログラムを、いじってみたり」
120万年前、惑星シャコンアル――
「〈失われた者たち〉は~」
「一方で」
「〈軍勢〉と、正面きって、戦いながら~」
「一方で」
「最後の資源を投入して、極秘作戦を推進したり」
「当然ながら~」
「――人材が、足りないぞー」
「――クローン労働者を、量産だー」
「――そんなことして、種族退化を招かないかと……」
「――ええい、そんな場合と違うっ」
「――わーわー」
「なんて、やっていると~」
「連合から、オービターが来訪」
「――やめるのでーす」
「――そんなコトしていたら、将来とんでもないことに……」
「――おーい」
「〈失われた者たち〉は~」
「――ええい、そんな場合と違うっ」
「――わーわー」
ジャングル上空、飛行船《三角州儲け》+シフト――
「通り道のジャングルが、なにやら騒がしい」
「――〈泥虫〉だよー」
「1本の〈漏斗樹〉の幹に~」
「〈泥虫〉が、びっしり、這いのぼる」
「〈漏斗樹〉突端の、漏斗の縁を、越えて~」
「漏斗に溜まった、泡立つ液体の中へ~」
「〈銀僕〉を、抛りこむと~」
「また、下界へもどっていく」
「――まるで、〈漏斗樹〉の要望に、応じたてやっているみたいな」
「――あ、〈漏斗樹〉の漏斗が……」
「ぐるん・ぐるん」
「風もないのに、回りはじめて」
「すると」
「――!」
「プシ嵐、発生――心に湧きおこる、軽い幻覚」
「アトランの頭の中で、付帯脳、曰く」
「――〈漏斗樹〉は、〈泥虫〉または〈銀僕〉と、共生関係にあるっ」
「――〈銀僕〉または〈夢見せ〉は、〈漏斗樹〉が形作る思考を、補強っ」
「――だが、活動開始した〈モノリス〉が、これをプシ嵐にしてしまうのだっ」
「……」
「〈浮き金稼ぎ〉氏族の飛行船《三角州儲け》は~」
「〈木浮き〉氏族の飛行船《梢急滑り》と、ばったり」
「シフトの運搬を、頼んでみると~」
「《梢急滑り》船長タインマールトは、ふたつ返事」
「――運んでやるよー」
「さらに」
「〈嵐の〉氏族の飛行船《風女神》」
「――運んでやるよー」
《永劫夢》を出発した、オンジャル・マリク一行――
「当然、USO工作員サンチュンも、同行」
「一行は~」
「なにごともなく、〈モノリス〉へ到着」
120万年前、惑星シャコンアル――
「〈失われた者たち〉は~」
「研究に費やすこと、数百年」
「ついに、求めていた機器――避難所〈遠心〉に種族を逃す――を完成」
「が」
「――〈遠心〉と、繋がらない?」
「――どうして?」
「苦悩・絶望」
「ならば」
「――この機器〈モノリス〉を、武器として投入するのだー」
「――〈軍勢〉を派遣した敵〈セト=アポフィス〉に、一矢報いるのだー」
ジャングル上空、飛行船《三角州儲け》+シフト――
「通り道のジャングルに~」
「――あれは?」
「――けだもの種族の宇宙船……の残骸?」
「墜落した経緯、定かならず」
「……」
「通り道のジャングルに~」
「――あれは?」
「――〈銀主〉船……の残骸?」
「いきなり」
「――どどーん」
「撃ってきましたが~」
「すべて、狙いが逸れています」
「ロボット・カリファー・シム7、分析して曰く」
「――誰か、あそこのロボットたちのプログラムを改変してます」
「アトラン、親指を立てて曰く」
「――よし……サンチュンは、健在だっ」
「……」
「またも、プシ嵐」
「アトランは」
「――誰かが、オレと話したがっている?」
「――どこだ?」
「――そこかぁぁっ」
「衝動的に、シフトを飛行船から切り離すと~」
「〈漏斗樹〉の漏斗の中へ」
「――ぽっちゃん」
「かくして」
「アトランは、〈夢見せ〉と直接接触」
「――つまり?」
「――キミたちは、〈失われた者たち〉なのだな?」
120万年前――
「〈失われた者たち〉は~」
「すっかり、希望をなくしています」
「幾多の惑星で、種族は退化をはじめ~」
「衛星ルンバゴーでは、〈泥虫〉と〈夢見せ〉と〈銀僕〉に、退化」
「受動的ながら有するプシ能力で〈漏斗樹〉と、共生」
「残された意志は、ただひとつ」
「――(衛星ルムバゴーを、あらゆる敵から防衛しよう)」
「なんとか、防衛してきたのです」
現在――
「でも」
「つい先日、〈モノリス〉が、起動」
「防衛してきた衛星ルムバゴー、最大の危機なのでした」
「感じ入ったアトラン、約束して曰く」
「――〈モノリス〉は、止めてみせるっ」
「で」
「アトラン」
「イアサナ・ウェイランドさん」
「ミルトン・エルクス」
「ラミト・クロードリン」
「ロボット・カリファー・シム7」
「一行は、ゼロ時間で、〈モノリス〉へ送られて~」
「残された、飛行船《三角州儲け》は、単独〈モノリス〉を目指す」
〈モノリス〉正面、アトラン一行――
「〈モノリス〉と対面した、ロボット・カリファー・シム7は~」
「――ワタシの名前は、カリファーです……しゃーっ」
「星系ザルティリットの〈モノリス〉にいた時分の雰囲気に、もどってみたり」
「入口をかためる、〈銀主〉のロボットなんて、一瞬で蹴散らして~」
「――しゃーっ」
「アトランは、細胞活性装置が供給する生命エネルギーが、弱った気がして」
「――うっ」
「他の面々が、続いて、一行は〈モノリス〉内部へ」
「――制御施設〈ブンカー〉を、探せっ」
〈モノリス〉内――
「USO工作員サンチュンは~」
「心身共に、もう限界」
「――あ、熱で幻覚が見える」
「――アトランが、来た」
「――ミルトン・エルクスが、やられた」
「――ロボット、凄いっ」
「ようやく、救出されたのでした」
「……」
「オンジャル・マリクは~」
「無線で〈銀主〉マルチャーに報告」
「――〈モノリス〉を、押さえました」
「で」
「科学者たちと、〈ブンカー〉内へ」
「……」
「やがて~」
「ナイレス・シマーズさん率いる後続部隊が、到着」
「――アトランは、どこ?」
「――とにかく、致死性放射線とプシ嵐を、止めるのよっ」
120万年前――
「〈失われた者たち〉は~」
「――〈モノリス〉は、もともと〈遠心〉への移動手段だけれどー」
「――こうすれば、武器として使える……」
「――あ……」
「かくして」
「星系ザルティリットの恒星は、ブラックホールと化し~」
「星系ザルティリットの惑星は、すべて荒廃」
「〈失われた者たち〉は~」
「完全に、失われたのでした」
〈モノリス〉内――
「ナイレス・シマーズさん率いる部隊は、〈ブンカー〉を目指す」
「……」
「その頃」
「アトラン一行+サンチュンは、〈ブンカー〉突入」
「生命エネルギーを〈モノリス〉に吸われて、2名、死にそうです」
「……」
「オンジャル・マリクは~」
「〈銀主〉マルチャーに、報告」
「――秘密転送機を、解錠しました」
「……」
「アトラン一は~」
「ナイレス・シマーズさんに、通信で曰く」
「――〈モノリス〉内部のレムール製・後付機器をすべて爆破するのだっ」
「――わたしたちは……よくわからん転送機で、〈銀主〉を追うっ」
4月30日、衛星ルムバゴー――
「USOのウルトラ戦艦《レオナルド・ダ・ヴィンチ》が、軌道上に到着」
「巡洋艦《イマソ》の乗員を、収容」
「原住民セルーミの飛行船乗りたちに、約束どおり報酬を支払いました」
「で」
「転送機に消えた~」
「アトラン」
「サンチュン」
「ロボット・カリファー・シム7」
「2名と1体は、行方不明のままなのでした」
□ Perry Rhodan-Action
[ http://www.perry-action.de/ ]
25 . Michael Marcus Thurner / Mutantensterben / ミュータントの死
26 . Carolina Möbis / Der Tod in Terrania / テラニアの死神
27 . (作者未詳) / Mutantenschule Crest / ミュータント学校クレスト
28 . (作者未詳) / Das Venusgehirn / 金星脳
29 . (作者未詳) / Das Wanderer-Backup / ワンダラー・バックアップ
30 . (作者未詳) / Das dunkle Korps / 闇部隊
31 . (作者未詳) / Das Erbe des Divestors / 追い剥ぎの遺物
32 . (作者未詳) / Eismond Iridul / 氷衛星イリドゥル
33 . (作者未詳) / Zwischen 42 Welten / 42惑星の間
34 . (作者未詳) / Kind des Asteroiden / 小惑星の子
35 . (作者未詳) / Zielpunkt Physiotron / 標的ヒュジオトロン
36 . (作者未詳) / Sonnendämmerung / 星々のたそがれ
活劇主体の企画物ヘフト・シリーズ。
第3部は Wega-Zyklus / ヴェガ篇。
□ Perry Rhodan-Action 25話「ミュータントの死」
[ http://www.perry-action.de/cgi-bin/heft_zyklus_3.pl/1.html ]
西暦2169年6月19日、連合帝国首都テラニア――
「テラニア創立記念日の、今日~」
「コンベンションセンターでは、テラニア小売店連盟の祭典」
「催し物のひとつとして、童話語りロボットが、来るとかいう」
「連合帝国大執政官ペリー・ローダンと~」
「ネズミビーバーのグッキーは~」
「会場を、うろうろ」
「と」
「いきなり」
「――うっ」
「グッキーが、体調不良」
「本日は、お開き、ということで~」
「ローダンを連れて、インペリウム・アルファまで、テレポートしようと……」
「――うっ」
「テレポート、失敗」
「ローダン、思うに」
「――まさか……敵襲?」
「――とにかく、安全なところへっ」
「コンベンションセンターを出たところで~」
「〈キラキラ噴水〉のキラキラが、両名を襲う」
「――牽引フィールド……それとも、テレキネシス?」
「ローダンは、一時~」
「グッキー――超能力がもうまったくダメ――から、引き離されて~」
「――援護してくれっ」
「童話語りロボット――アルコン戦闘ロボット――に援護を、頼み~」
「ふたたび、グッキーのもとへ」
「――大丈夫かっ」
「と、その瞬間」
「頭の中に、鮮明な光景が……」
「――グッキーの郷里惑星トラムプ?」
「ローダン、思うに」
「――まさか……襲撃者は、グッキーの超能力を、アレコレしてる?」
「ローダンは、余力をふりしぼって~」
「童話語りロボットに、指示をひとつ」
「――麻痺銃で……グッキーを撃ってくれっ」
「――ばーん」
「……」
「直後」
「ナリム・トロク指揮下の治安部隊が、現場到着」
「グッキーは、病院へ」
「ナリム・トロクの部下たちは~」
「襲撃者の居場所を、特定」
「追撃しようと、します」
「が」
「――どどーん」
「随所で、爆発」
「襲撃者は爆煙に紛れて、もうわからない」
「巻きこまれて~」
「死者3名、負傷者1ダース以上」
事件後――
「捜査は、進展なし」
「ゴノツァル・アルコン大学の医学部で治療をうける、グッキーの証言も~」
「――誰かが、ボクの心に入ってきて……」
「――そこらをかきまわして、強引に超能力を使わせたんだ」
「と、役に立たない」
「グッキーの治療にあたる、カル=アジム先生も~」
「プシ研究の専門家も~」
「有効な助言は、できません」
「……」
「ナリム・トロクは、関連事件を調査」
「と」
「――グッキーと同じ感じに殺害された被害者が、他にいる?」
「――みんな、直接の死因は、脳溢血?」
「最初のひとりは、超能力を有しない一般人でしたが」
「――ジェメリアン・ロカショウ?」
「――ジャワラル・ヴァジェー?」
「――エラ・マッギンリー?」
「――ミュータント部隊の隊員が、3人も?」
「そして、さらに超能力者がひとり、犠牲に」
「――ニクロス・スゾロッシ?」
「――一命を、とりとめた?」
「とはいえ」
「超能力者ニクロス・スゾロッシは、重度の精神障害」
「――許さんぞ、〈幽霊〉っ」
「〈幽霊〉は、謎の襲撃犯についた通称です」
「……」
「ローダンは、退院したグッキーと連れだって~」
「ニクロス・スゾロッシを、見舞いに訪問」
「グッキーは、テレパシーで接触しようとしますが~」
「――人格が、完全に破壊されてるよー」
「……」
「捜査に、光明が見えたのは~」
「童話語りロボットの、証言から」
「――ワタシ、2114年に、生体部品を組み込んでますので~」
「――人格もあるし、脳みそ腐った妄想なんかも、するんです」
「――アルコン戦闘ロボットだから、脳ないんですけど」
「――ははは」
「――で、妄想、聞いてもらえます?」
「――あの時、みなさんが特定した場所には、いなくて、ですね~」
「――超能力・壁抜け、して、逃げたのでは?」
ローダンは、〈幽霊〉に罠を仕掛ける――
「〈幽霊〉は、囮を演じたリ・ケムヒンを、襲撃」
「リ・ケムヒンは、助かりませんでした、が~」
「〈幽霊〉に発信器を貼りつけることに、成功」
「続く、戦闘」
「コスモ・サトゥラノス――ナリム・トロクの同僚――は、善戦しますが~」
「戦闘は、公衆の面前で繰り広げられたので~」
「――このままでは、被害がっ」
「ローダンは、やむなく、追撃を断念」
「でも」
「――発信器は、ついたままみたいだ」
「――逃げた先は?」
「――大使館街の、〈紅玉宮〉?」
「――フェロン人外交官のサクオラ氏が、〈幽霊〉に関係している?」
「で」
「ローダンとグッキーは、部隊を率いて、〈紅玉宮〉へ」
「――逃げた?」
「――いや……別荘に隠れたんだっ」
「追いつめられた、サクオラ=〈幽霊〉は~」
「グッキーの超能力を、ふたたび拝借すると~」
「テレポートで、逃走したのでした」
「――うっ」
「グッキーは、くずおれて、ご臨終」
数分後――
「現場に、救急隊が到着」
「グッキーを、なんとか蘇生させました」
「その間」
「ローダンは、サクオラの遺留品を捜索して~」
「一挺の古い拳銃を、発見」
「――コルト・ピースメーカー?」
かくして、事件は意外な方向へ。
解説:童話語りロボット
「アルコン戦闘ロボット」
「製造番号AKH-6ーSTKNOT」
「〈永遠の生命の星〉探索のとき~」
「銀河の時空を抜けて、惑星フェロルの過去に同行した、ロボット」
「当時の通称〈ロビー〉」
「つまり、ローダンとは、昔なじみ」
「その後、生体部分を付与されて~」
「オカシナことに、なっているようですね」
□ Perry Rhodan-Heft
2481 . Wim Vandemaan / Günstlinge des Hyperraums / 超空間の寵児
2482 . Leo Lukas / Der ewige Kerker / 永遠の地下牢
2483 . Uwe Anton / Die Nadel des Chaos / 混沌の針
2484 . Horst Hoffmann / KOLTOROCS Atem / コルトロクの息吹
2485 . Arndt Ellmer / Hyperflackern / ハイパー・フリッカー
(中略)
2500 . Robert Feldhoff / Die fernen Stätten / 彼方の地
□ Perry Rhodan-Heft 2481話「超空間の寵児」
[ http://www.perry-rhodan.net/produkte/hefte/1/2481.html ]
新銀河暦1347年5月、ハンガイ銀河――
「目下~」
「〈混沌の勢力〉が〈負の球体〉を建設中」
「周囲も内部も、終末戦隊〈反逆者〉が、うようよ」
「ハンガイ銀河の中心部では~」
「〈グローイン反逆者〉――〈負の球体〉中核施設――の建造が、急ピッチ」
「戦隊要塞〈反逆コーン〉を、連結して・連結して~」
「目標、1008基」
「全長、9072km」
「〈グローイン反逆者〉は、〈混沌の針〉とかも言われます」
《前段パーツ3h3h2》――
「戦隊輸送艦15隻が~」
「《前段パーツ3h3h2》――戦隊要塞24基からなる――を、輸送中」
「その~」
「《前段パーツ3h3h2》内には~」
「ギャラクティカーに与する、アズドゥンの〈世界賢〉の水槽、があって~」
「その水槽、には~」
「かつてのコスミッター、イソクラインが~」
「隠れています」
「水槽の基部、には~」
「パラポジトロニクス〈エッシャー〉と~」
「世話係ローレンス・サヴォワール博士が~」
「隠れています」
「その~」
「ローレンス・サヴォワール博士、曰く」
「――拾ってきたデータ水晶を、解読してほしい」
「パラポジトロニクス〈エッシャー〉が、解読してみると~」
「――〈ラティファルク=8=8〉の編年記?」
「――読み物でも、映像でもない?」
「――ココロの俯瞰図?」
「で」
「ローレンス・サヴォワール博士は、一時的に幽体離脱」
「〈エッシャー〉のハイパー次元マトリクスに、入って~」
「〈ラティファルク=8=8〉の編年記を、俯瞰してみることに」
大昔――
「〈混沌の勢力〉の終末戦隊〈反逆者〉の密使がひとり」
「――買い物を、頼まれたぞ」
「――名前はないけど、強力なヒトから、買いつけだ」
「――先方が、拒絶する気に、なったら~」
「――どんなにしても、強要は無理、てくらい強力なヒト?」
「厳しい、任務です」
「が」
「――〈秩序の勢力〉より〈混沌の勢力〉がするコトの方が、オモシロそう」
「商談以前に、合意成立」
「――パルカリ種族を、無償提供してもらったぞー」
惑星パルカロン――
「周回軌道には、〈反逆者〉の宇宙ステーション2基」
「でも、カタツムリ似のパルカリ種族――本当の発祥惑星は不明――は~」
「宇宙ステーションを、月だと思っています」
「惑星パルカロンは、直径90kmの人工惑星」
「半分が、超空間に押しこまれ~」
「重積ゾーンには~」
「ときおり、〈次元荒天〉発生」
「――ごぉぉぉっ」
「〈次元荒天〉が、通り抜けた跡は~」
「土地は全面、鏡のようにツルツル・テカテカに」
「生命体は、不気味にグニャグニャに」
「でも」
「〈次元荒天〉が、かすめた一帯では~」
「――ぴきーん!」
「パルカリ種族に、ハイパー数学能力が、開花するのです」
惑星パルカロン――
「毎年、〈ハイパー計算大会〉が、開催されます」
「会場は~」
「〈奥義門〉――惑星全土、36カ所にある六角ピラミッド――の前」
「――今年の課題は?」
「11日以内に、課題を解けば~」
「――不朽の栄誉が、約束されるぞ」
「――〈奥義門〉通過権を、獲得できるぞ」
「――うおぉ」
「……」
「パルカリ種族の若者ラティファルクの、ご近所で~」
「〈次元荒天〉、通過」
「――ぴきーん!」
「ハイパー数学能力が、開花しました」
「で」
「参加した、〈ハイパー計算大会〉」
「――ぴきーん!」
「11日以内に、課題・正解」
「が」
「――それなのに?」
「親友カンズリが、功績を横取り」
「〈奥義門〉を通過して、行ってしまいました」
「――許さなーいっ」
「復讐のため、ラティファルクは精進」
何年か後の〈ハイパー計算大会〉――
「パルカリ種族ラティファルクは」
「――ぴきーん!」
「11日以内に、課題・正解」
「で」
「〈奥義門〉を抜けた先は、月だと思いこんでいた宇宙ステーション」
「ガンシュカル人司令官ポセリン、曰く」
「――選抜された優秀な、パルカリ種族は~」
「――T誤謬予報士と、なって~」
「――スープラトロニクスのバグを、事前に訂正して~」
「――〈反逆者〉と〈混沌の勢力〉の大事な作戦で、お役に立つのです」
「で」
「以後、幾十年」
「パルカリ種族のラティファルクは、仲間と共に~」
「――教育訓練・試験合格っ」
「――教育訓練・試験合格っ」
「あけくれます」
「もちろん」
「もと親友カンズリとも、再会」
「が」
「両名が乗る、訓練宇宙船が~」
「――ごごごごっ」
「――ブラックホールに墜落?」
「しそうに、なって~」
「ラティファルクは、訓練宇宙船を救う」
「――それなのに?」
「もと親友カンズリが、功績を横取り」
「しかも」
「――あれはラティファルクが、原因なんです」
「カンズリは~」
「一足先に、〈グローイン反逆者〉に、行ってしまいました」
「――許さなーいっ」
「復讐のため、ラティファルクは一層・精進」
戦隊解剖学者の〈スカパルム小船〉――
「パルカリ種族ラティファルクは~」
「改造手術を、うけます」
「――脳と中枢神経を~」
「――サイボーグ肉体に、移植するのじゃ」
「直径2.8mの歯車型――左右に軸が、突き出ています」
「計算能力は、数段向上」
「寿命は、おそらく数百年」
「――これまで、87体のT誤謬予報士が誕生しておる、からな~」
「――今日から、ソナタは~」
「――〈ラティファルク=8=8〉じゃ」
「新任のT誤謬予報士、88号は~」
「さまざまな宇宙的事件に、投入されます」
「……」
「T誤謬予報士の仕事は~」
「スープラトロンと、直接接続」
「拡張オプション――バグを事前察知・訂正する――として、機能すること」
「――計算プロセスに、バグ……?」
「――ぴきーん!」
「勘と経験と度胸で~」
「曲がった計算も、まっすぐ矯正」
トロウメリー銀河――
「T誤謬予報士〈ラティファルク=8=8〉は~」
「完成直前の〈負の球体〉トロウメリーに、配属」
「当地の〈グローイン反逆者〉のハイパー末端――超空間に突出――で~」
「もと親友カンズリと、対決することに」
「でも」
「T誤謬予報士〈ラティファルク=8=8〉は、~」
「新参者ゆえ、〈グローイン反逆者〉に不案内」
「もと親友カンズリの方が、有利な展開」
「――あ」
「〈ラティファルク=8=8〉は、超空間に抛り出されそうに、なりました」
「でも」
「――それなのに?」
「もと親友カンズリは~」
「T誤謬予報士〈ラティファルク=8=8〉の身代わりに、超空間へ」
「――助けてくれた?」
「――それとも……超空間にすばらしい解答でもあったの?」
数十年後、ハンガイ銀河――
「T誤謬予報士〈ラティファルク=8=8〉は~」
「建設途中の〈負の球体〉ハンガイに、配属」
「当地の〈グローイン反逆者〉の《前段パーツ3h3h2》で~」
「同僚1名と共に、〈純粋宮〉で計算中」
「――ぴきーん!」
「――謎の侵入者?」
「でも」
「T誤謬予報士〈ラティファルク=8=8〉は~」
「――何が、したいんだ?」
「好奇心から、当局への通報を保留」
「けっきょく~」
「侵入者が放ったナノマシンに、侵されて~」
「敢えなく死亡」
《前段パーツ3h3h2》内、パラポジトロニクス〈エッシャー〉――
「〈ラティファルク=8=8〉編年記の、体験を終えて~」
「ローレンス・サヴォワール博士は、この世に復帰」
「……」
「パラポジトロニクス〈エッシャー〉自体は~」
「――《前段パーツ3h3h2》のシステムを、制御下に置いたぞ」
「のみ、ならず~」
「戦隊輸送艦15隻の1隻、《パッサグ》に、干渉し~」
「――ギャラクティカーの意に沿うように、説得したぞ」
「で」
「そんな、パラポジトロニクス〈エッシャー〉を、見ながら」
「ローレンス・サヴォワール博士、考えるに」
「――〈エッシャー〉のヤツ?」
「――なにやら、《ソル》がらみで、何やら別の秘密作戦でも、あるのかも?」
「……」
「そして~」
「《前段パーツ3h3h2》は、〈グローイン反逆者〉建造現場に、到着」
「その中で~」
「パラポジトロニクス〈エッシャー〉は~」
「なにやら、計画を語りはじめます」
以下、次号。
【関連サイト】
・出版社が運営するドイツ公式サイト
[ http://www.perry-rhodan.net/ ]
・他、関連サイトはこちらを参照
[ http://www.rhodan.jp/ ]
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◆今回のひとこと
Prognostiker ――辞書の言葉「予後学者」から、恣意的訳「誤謬予報士」にあらためました。
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d-information ◆ 553 [不定期刊] 2009/03/09
発行:y.wakabayashi /rlmdi [ yw@rlmdi.org ]
バックナンバー、登録/解除はこちら [ http://www.rlmdi.net/rlmdi/di/ ]
◇ペリー・ローダン近況
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◆ペリー・ローダン近況
□ ATLAN Monolith-Zyklus
3 . Hans Kneifel / Echo der Verlorenen / 失われた者たちの残響
4 . Marc A. Herren / Der Silbermann / 銀男
Fan-Pro (Fantasy Productions) 社が刊行する、ポケットブックシリーズ。
謎の古代施設〈モノリス〉の話は、全6巻の予定。
□ ATLAN Monolith-Zyklus 3巻「失われた者たちの残響」
[ http://www.perry-rhodan.net/produkte/buecher/monolith/3.html ]
新銀河暦3112年4月、巨大惑星アジャタンの衛星ルンバゴー――
「衛星ルンバゴーの、ジャングルの上~」
「原住民セルーミの飛行船が、ぷかぷか」
「〈浮き金稼ぎ〉氏族の飛行船《三角州儲け》の船長アスベルファーンは~」
「――天から、2つの光るモノが?」
「――〈神指山地〉に、落ちた?」
「で」
「――!」
「突然、心に湧きあがる、怒りと恐慌に~」
「意識を、失ってしまうのです」
惑星シャコンアル――
「100万年以上、平和な星間帝国の平和な首都惑星でした」
「高度な文明、高度な科学」
「が」
「――銀河系のアチラの方で、戦争だそうだよー」
「――コチラに、近づいている、ということだよー」
「――まあ、怖ろしいっ」
《永劫夢》――〈銀主〉たちの宇宙船の1隻――
「――はっ」
「USO工作員サンチュン、医務室で意識回復」
「――え……と?」
「――大提督アトランと、いっしょに?」
「――惑星タナトンで、太古遺物〈モノリス〉を、発見して?」
「――巡洋艦《イマソ》で、〈銀主〉筆頭マルチャーを追跡して?」
「――星系ザルティリットで、また、逃げられて?」
「――オレは単身、小型駆逐機《ムーンダンサー》で、追跡して?」
「――この《永劫夢》に、捕獲されて?」
「タナトン人の女医タリア・ラクロワさんは~」
「――ごはんよー」
「――(アナタに、恨みは、ないのよー)」
「世話してくれます」
「が」
「《永劫夢》船長オンジャル・マリクは~」
「別に、恨みはないけれど~」
「――〈モノリス〉の秘密を、吐けっ」
「有益な情報を入手したい」
「拷問に、サンチュンはもう死にそう」
「と」
「――!」
「大気圏に突入した《永劫夢》は、攻撃を受けます」
「混乱の中~」
「タナトン人の女医タリア・ラクロワさんは~」
「サンチュンを、逃がそうとしてみたり」
「動機は、とってもネガティヴで~」
「《永劫夢》船長オンジャル・マリクは、じつは前夫」
「――(コイツには、恨みが、あるのよー)」
「だけなのでした」
4月19日、USO巡洋艦《イマソ》――
「艦長ナイレス・シマーズさんの、指揮のもと~」
「USO巡洋艦《イマソ》は、《永劫夢》――直径200m――を、追跡」
「72時間かけて、距離8530年を、踏破」
「星系ルンバゴーに、到着すると~」
「――ハイパー・エネルギー衝撃波を、探知した?」
「――惑星タナトンや星系ザルティリットの〈モノリス〉と、同じ?」
「USO巡洋艦《イマソ》艦内に警報、戦闘準備」
「……」
「――はっ」
「USO大提督アトラン、生命維持カプセルで意識回復」
「――え……と?」
「――サンチュンが、〈銀主〉マルチャーを追いかけて?」
「――両者共、リニア空間に入ったあたりで?」
「――なぜだか、細胞活性装置が、調子悪くなって?」
「――オレ、昏倒?」
「USO大提督アトランが、司令室に行ってみると~」
「まさに、USO巡洋艦《イマソ》対〈銀主〉船《永劫夢》、戦闘開幕」
「――どどーん」
「共に、損傷を負い~」
「衛星ルンバゴー――〈モノリス〉から約100km――に、墜落」
衛星ルンバゴー、飛行船《三角州儲け》――
「――はっ」
「船長アスベルファーンと氏族50名、意識回復」
「――なんだか、妙な夢を見たような?」
「心から消えない、怒りと憎しみ」
「――そうだ……侵入者が、平和を壊すんだっ」
「――飛行船《三角州儲け》の針路を、連中が墜ちたジャングルへっ」
「……」
「高さ300mの〈漏斗樹〉がひしめく、ジャングルには~」
「古くから、〈泥虫〉と〈夢見せ〉と〈銀僕〉、の言い伝えが、あります」
「連中は、〈漏斗樹〉に、住んで~」
「種族の夢を、紡いでいる、と言うのです」
「〈泥虫〉は、よく見かけますが、〈夢見せ〉は、ほとんど姿を見ない」
「さきほどの夢は~」
「〈夢見せ〉が、惑星シャコンアルのことを、夢に紡いで見せたのです」
「〈浮き金稼ぎ〉氏族の飛行船《三角州儲け》の乗員たちは~」
「さまざまなコトを、見せられたのですが~」
「理解できては、いませんでした」
120万年前、惑星シャコンアル――
「ここに、〈失われた者たち〉を自称する党派、結成」
「数千年の、うちに~」
「――ふかーく、科学と芸術を愛しー」
「――ふかーく、戦争なんて忘れているのー」
「すると」
「これを批判する者たちも、いる」
「――ふかーく、国を憂いー」
「――ふかーく、キミたちを糾弾するー」
「で」
「――わーわー」
「やっている、と」
「――!」
「――〈軍勢〉が、この惑星に、気づいた?」
「――ふかーく、反省しろっ」
「――とにかく、防衛艦隊を、建造しよう」
「――とにかく、兵器技術を、研究しよう」
「なんて具合に、暗黒時代のはじまり」
「……」
「そんな物語を、〈夢見せ〉は伝えたのですが~」
「飛行船《三角州儲け》の船長アスベルファーンと乗員たちに、伝わったのは~」
「怒りと、憎しみと」
「――侵入者は、敵だっ」
衛星ルンバゴー、ジャングルがとりまく湿地帯――
「墜落したUSO巡洋艦《イマソ》では、死者と負傷者、多数」
「――避難キャンプを、設営よっ」
「――ハイパー無線機は……ダメ?」
「最後に送った通信が、USO司令部に届いていると、良いのですが」
「いずれにせよ、現在、生存者たちは孤立無援」
「さらに」
「――〈銀主〉船は、ここから120kmの地点に墜落?」
「――あちらの方が、〈モノリス〉に近い?」
「――マズイな」
「ともあれ」
「ロボットを展開して、避難キャンプをバリアで防衛」
「など、していると」
「探知技師トルベン・サントリン、曰く」
「――〈モノリス〉が、致死性放射線を放射してますねー」
「――有効半径200km……どんどん、広がってますねー」
「――マズイですねー」
「アトランは~」
「シフト3台、単座戦闘機1機、の部隊を編成」
「――〈モノリス〉の致死性放射線を、止めるのだっ」
「と」
「――!」
「突然、心に湧きあがる、怒りと憎しみ」
「数分後には、消えたのですが」
「――何だったんだ?」
〈銀主〉船《永劫夢》、墜落現場――
「USO工作員サンチュンに、対して~」
「《永劫夢》船長オンジャル・マリクは~」
「あいかわらず」
「――〈モノリス〉の秘密を、吐けっ」
「その真意は~」
「――(〈銀主〉マルチャーを陥れて、オレはのしあがるっ)」
「――(そのためにも、〈モノリス〉の情報が必要なのだっ)」
「サンチュンとしては~」
「《永劫夢》船長オンジャル・マリクと~」
「タナトン人の女医タリア・ラクロワさんを~」
「対立させて、時間を稼ぐ作戦」
「と」
「《永劫夢》船長オンジャル・マリクは~」
「戦術を、転換し~」
「サンチュンにささやいて、曰く」
「――〈銀飾品〉をやるから、仲間にならぬか?」
ジャングル、飛行船《三角州儲け》――
「飛行船《三角州儲け》の、乗員一同は~」
「〈夢見せ〉に、感化されて~」
「――侵入者は、敵だっ」
「〈泥虫〉たちも~」
「〈夢見せ〉に、感化されて~」
「――ざさささ(侵入者は、敵だっ)」
「共に、侵入者が跋扈する沼地へ」
ジャングル上空、アトラン部隊――
「シフト1台が、〈漏斗樹〉の梢に接触」
「――ゆさゆさ……ばーん」
「墜落、してしまいました」
「と」
「――!」
「ふたたび、プシ嵐――心に湧きあがる、怒りと憎しみ」
「また、数分後には、消えたのです」
「ともあれ」
「アトランは、決意」
「――上空は、危険だっ」
「――ジャングルの中を、シフトで進もうっ」
「――ダルフ・カールソンの単座戦闘機は、避難キャンプへ戻るのだっ」
「ところで」
「補給を担当する、イアサナ・ウェイランドさんが~」
「剣闘士型戦闘ロボットの1台に、なにやら細工」
「――星系ザルティリットの〈モノリス〉に~」
「――レムール製ロボット、カリファーがいたでしょう?」
「――わたしの宇宙服に、基本ソフトウェアがダウンロードしてあったから~」
「――インストールしてみたの」
「ロボット・カリファー・シム7、起動」
「――ワタシの名前は……カリファー?」
「と」
「――!」
「またもや、プシ嵐――心に湧きあがる、不安と幻覚」
「アトランは、意識をもっていかれながら~」
「――(この衛星の植物相と、関係があるの……かな?)」
「思うのです」
120万年前、惑星シャコンアル――
「〈失われた者たち〉は~」
「到来した〈オービター〉のひとりの、支援をうけて~」
「〈軍勢〉と、戦いました」
「惑星シャコンアルは、文明衰退・資源消耗」
ジャングル、アトラン部隊――
「プシ嵐が、去ったあと~」
「――装備が、変?」
「――わ……壊れてるよ」
「そこへ」
「――!」
「――原住民が、原始的武器で攻撃してきた?」
「アトランと《イマソ》艦長だったナイレス・シマーズさんと、麻酔銃で」
「――ばーん」
「……」
「――はっ」
「原住民が意識を回復したら、翻訳機の出番」
「――キミは……飛行船《三角州儲け》の船長アスベルファーン?」
「――そのとおり……われわれは、平和を脅かしに来たのではないっ」
「意思疎通してみると、怒りも憎しみも、もう、おさまっていて~」
「襲撃は、そもそも、プシ嵐が原因」
「――この〈浮き金稼ぎ〉氏族の飛行船《三角州儲け》が、運んでやるよー」
「嬉しい申し出、ですが~」
「アトラン一行は、少々不安」
「――飛行船1隻だと、シフト1台が限界では?」
「飛行船《三角州儲け》の船長アスベルファーン、めげません」
「――他の氏族にも、頼んでやるよー」
〈銀主〉船《永劫夢》、墜落現場――
「USO工作員サンチュンは~」
「タナトン人の女医タリア・ラクロワさんを、懐柔」
「――そーっと」
「戦闘ロボットのプログラムを、いじってみたり」
120万年前、惑星シャコンアル――
「〈失われた者たち〉は~」
「一方で」
「〈軍勢〉と、正面きって、戦いながら~」
「一方で」
「最後の資源を投入して、極秘作戦を推進したり」
「当然ながら~」
「――人材が、足りないぞー」
「――クローン労働者を、量産だー」
「――そんなことして、種族退化を招かないかと……」
「――ええい、そんな場合と違うっ」
「――わーわー」
「なんて、やっていると~」
「連合から、オービターが来訪」
「――やめるのでーす」
「――そんなコトしていたら、将来とんでもないことに……」
「――おーい」
「〈失われた者たち〉は~」
「――ええい、そんな場合と違うっ」
「――わーわー」
ジャングル上空、飛行船《三角州儲け》+シフト――
「通り道のジャングルが、なにやら騒がしい」
「――〈泥虫〉だよー」
「1本の〈漏斗樹〉の幹に~」
「〈泥虫〉が、びっしり、這いのぼる」
「〈漏斗樹〉突端の、漏斗の縁を、越えて~」
「漏斗に溜まった、泡立つ液体の中へ~」
「〈銀僕〉を、抛りこむと~」
「また、下界へもどっていく」
「――まるで、〈漏斗樹〉の要望に、応じたてやっているみたいな」
「――あ、〈漏斗樹〉の漏斗が……」
「ぐるん・ぐるん」
「風もないのに、回りはじめて」
「すると」
「――!」
「プシ嵐、発生――心に湧きおこる、軽い幻覚」
「アトランの頭の中で、付帯脳、曰く」
「――〈漏斗樹〉は、〈泥虫〉または〈銀僕〉と、共生関係にあるっ」
「――〈銀僕〉または〈夢見せ〉は、〈漏斗樹〉が形作る思考を、補強っ」
「――だが、活動開始した〈モノリス〉が、これをプシ嵐にしてしまうのだっ」
「……」
「〈浮き金稼ぎ〉氏族の飛行船《三角州儲け》は~」
「〈木浮き〉氏族の飛行船《梢急滑り》と、ばったり」
「シフトの運搬を、頼んでみると~」
「《梢急滑り》船長タインマールトは、ふたつ返事」
「――運んでやるよー」
「さらに」
「〈嵐の〉氏族の飛行船《風女神》」
「――運んでやるよー」
《永劫夢》を出発した、オンジャル・マリク一行――
「当然、USO工作員サンチュンも、同行」
「一行は~」
「なにごともなく、〈モノリス〉へ到着」
120万年前、惑星シャコンアル――
「〈失われた者たち〉は~」
「研究に費やすこと、数百年」
「ついに、求めていた機器――避難所〈遠心〉に種族を逃す――を完成」
「が」
「――〈遠心〉と、繋がらない?」
「――どうして?」
「苦悩・絶望」
「ならば」
「――この機器〈モノリス〉を、武器として投入するのだー」
「――〈軍勢〉を派遣した敵〈セト=アポフィス〉に、一矢報いるのだー」
ジャングル上空、飛行船《三角州儲け》+シフト――
「通り道のジャングルに~」
「――あれは?」
「――けだもの種族の宇宙船……の残骸?」
「墜落した経緯、定かならず」
「……」
「通り道のジャングルに~」
「――あれは?」
「――〈銀主〉船……の残骸?」
「いきなり」
「――どどーん」
「撃ってきましたが~」
「すべて、狙いが逸れています」
「ロボット・カリファー・シム7、分析して曰く」
「――誰か、あそこのロボットたちのプログラムを改変してます」
「アトラン、親指を立てて曰く」
「――よし……サンチュンは、健在だっ」
「……」
「またも、プシ嵐」
「アトランは」
「――誰かが、オレと話したがっている?」
「――どこだ?」
「――そこかぁぁっ」
「衝動的に、シフトを飛行船から切り離すと~」
「〈漏斗樹〉の漏斗の中へ」
「――ぽっちゃん」
「かくして」
「アトランは、〈夢見せ〉と直接接触」
「――つまり?」
「――キミたちは、〈失われた者たち〉なのだな?」
120万年前――
「〈失われた者たち〉は~」
「すっかり、希望をなくしています」
「幾多の惑星で、種族は退化をはじめ~」
「衛星ルンバゴーでは、〈泥虫〉と〈夢見せ〉と〈銀僕〉に、退化」
「受動的ながら有するプシ能力で〈漏斗樹〉と、共生」
「残された意志は、ただひとつ」
「――(衛星ルムバゴーを、あらゆる敵から防衛しよう)」
「なんとか、防衛してきたのです」
現在――
「でも」
「つい先日、〈モノリス〉が、起動」
「防衛してきた衛星ルムバゴー、最大の危機なのでした」
「感じ入ったアトラン、約束して曰く」
「――〈モノリス〉は、止めてみせるっ」
「で」
「アトラン」
「イアサナ・ウェイランドさん」
「ミルトン・エルクス」
「ラミト・クロードリン」
「ロボット・カリファー・シム7」
「一行は、ゼロ時間で、〈モノリス〉へ送られて~」
「残された、飛行船《三角州儲け》は、単独〈モノリス〉を目指す」
〈モノリス〉正面、アトラン一行――
「〈モノリス〉と対面した、ロボット・カリファー・シム7は~」
「――ワタシの名前は、カリファーです……しゃーっ」
「星系ザルティリットの〈モノリス〉にいた時分の雰囲気に、もどってみたり」
「入口をかためる、〈銀主〉のロボットなんて、一瞬で蹴散らして~」
「――しゃーっ」
「アトランは、細胞活性装置が供給する生命エネルギーが、弱った気がして」
「――うっ」
「他の面々が、続いて、一行は〈モノリス〉内部へ」
「――制御施設〈ブンカー〉を、探せっ」
〈モノリス〉内――
「USO工作員サンチュンは~」
「心身共に、もう限界」
「――あ、熱で幻覚が見える」
「――アトランが、来た」
「――ミルトン・エルクスが、やられた」
「――ロボット、凄いっ」
「ようやく、救出されたのでした」
「……」
「オンジャル・マリクは~」
「無線で〈銀主〉マルチャーに報告」
「――〈モノリス〉を、押さえました」
「で」
「科学者たちと、〈ブンカー〉内へ」
「……」
「やがて~」
「ナイレス・シマーズさん率いる後続部隊が、到着」
「――アトランは、どこ?」
「――とにかく、致死性放射線とプシ嵐を、止めるのよっ」
120万年前――
「〈失われた者たち〉は~」
「――〈モノリス〉は、もともと〈遠心〉への移動手段だけれどー」
「――こうすれば、武器として使える……」
「――あ……」
「かくして」
「星系ザルティリットの恒星は、ブラックホールと化し~」
「星系ザルティリットの惑星は、すべて荒廃」
「〈失われた者たち〉は~」
「完全に、失われたのでした」
〈モノリス〉内――
「ナイレス・シマーズさん率いる部隊は、〈ブンカー〉を目指す」
「……」
「その頃」
「アトラン一行+サンチュンは、〈ブンカー〉突入」
「生命エネルギーを〈モノリス〉に吸われて、2名、死にそうです」
「……」
「オンジャル・マリクは~」
「〈銀主〉マルチャーに、報告」
「――秘密転送機を、解錠しました」
「……」
「アトラン一は~」
「ナイレス・シマーズさんに、通信で曰く」
「――〈モノリス〉内部のレムール製・後付機器をすべて爆破するのだっ」
「――わたしたちは……よくわからん転送機で、〈銀主〉を追うっ」
4月30日、衛星ルムバゴー――
「USOのウルトラ戦艦《レオナルド・ダ・ヴィンチ》が、軌道上に到着」
「巡洋艦《イマソ》の乗員を、収容」
「原住民セルーミの飛行船乗りたちに、約束どおり報酬を支払いました」
「で」
「転送機に消えた~」
「アトラン」
「サンチュン」
「ロボット・カリファー・シム7」
「2名と1体は、行方不明のままなのでした」
□ Perry Rhodan-Action
[ http://www.perry-action.de/ ]
25 . Michael Marcus Thurner / Mutantensterben / ミュータントの死
26 . Carolina Möbis / Der Tod in Terrania / テラニアの死神
27 . (作者未詳) / Mutantenschule Crest / ミュータント学校クレスト
28 . (作者未詳) / Das Venusgehirn / 金星脳
29 . (作者未詳) / Das Wanderer-Backup / ワンダラー・バックアップ
30 . (作者未詳) / Das dunkle Korps / 闇部隊
31 . (作者未詳) / Das Erbe des Divestors / 追い剥ぎの遺物
32 . (作者未詳) / Eismond Iridul / 氷衛星イリドゥル
33 . (作者未詳) / Zwischen 42 Welten / 42惑星の間
34 . (作者未詳) / Kind des Asteroiden / 小惑星の子
35 . (作者未詳) / Zielpunkt Physiotron / 標的ヒュジオトロン
36 . (作者未詳) / Sonnendämmerung / 星々のたそがれ
活劇主体の企画物ヘフト・シリーズ。
第3部は Wega-Zyklus / ヴェガ篇。
□ Perry Rhodan-Action 25話「ミュータントの死」
[ http://www.perry-action.de/cgi-bin/heft_zyklus_3.pl/1.html ]
西暦2169年6月19日、連合帝国首都テラニア――
「テラニア創立記念日の、今日~」
「コンベンションセンターでは、テラニア小売店連盟の祭典」
「催し物のひとつとして、童話語りロボットが、来るとかいう」
「連合帝国大執政官ペリー・ローダンと~」
「ネズミビーバーのグッキーは~」
「会場を、うろうろ」
「と」
「いきなり」
「――うっ」
「グッキーが、体調不良」
「本日は、お開き、ということで~」
「ローダンを連れて、インペリウム・アルファまで、テレポートしようと……」
「――うっ」
「テレポート、失敗」
「ローダン、思うに」
「――まさか……敵襲?」
「――とにかく、安全なところへっ」
「コンベンションセンターを出たところで~」
「〈キラキラ噴水〉のキラキラが、両名を襲う」
「――牽引フィールド……それとも、テレキネシス?」
「ローダンは、一時~」
「グッキー――超能力がもうまったくダメ――から、引き離されて~」
「――援護してくれっ」
「童話語りロボット――アルコン戦闘ロボット――に援護を、頼み~」
「ふたたび、グッキーのもとへ」
「――大丈夫かっ」
「と、その瞬間」
「頭の中に、鮮明な光景が……」
「――グッキーの郷里惑星トラムプ?」
「ローダン、思うに」
「――まさか……襲撃者は、グッキーの超能力を、アレコレしてる?」
「ローダンは、余力をふりしぼって~」
「童話語りロボットに、指示をひとつ」
「――麻痺銃で……グッキーを撃ってくれっ」
「――ばーん」
「……」
「直後」
「ナリム・トロク指揮下の治安部隊が、現場到着」
「グッキーは、病院へ」
「ナリム・トロクの部下たちは~」
「襲撃者の居場所を、特定」
「追撃しようと、します」
「が」
「――どどーん」
「随所で、爆発」
「襲撃者は爆煙に紛れて、もうわからない」
「巻きこまれて~」
「死者3名、負傷者1ダース以上」
事件後――
「捜査は、進展なし」
「ゴノツァル・アルコン大学の医学部で治療をうける、グッキーの証言も~」
「――誰かが、ボクの心に入ってきて……」
「――そこらをかきまわして、強引に超能力を使わせたんだ」
「と、役に立たない」
「グッキーの治療にあたる、カル=アジム先生も~」
「プシ研究の専門家も~」
「有効な助言は、できません」
「……」
「ナリム・トロクは、関連事件を調査」
「と」
「――グッキーと同じ感じに殺害された被害者が、他にいる?」
「――みんな、直接の死因は、脳溢血?」
「最初のひとりは、超能力を有しない一般人でしたが」
「――ジェメリアン・ロカショウ?」
「――ジャワラル・ヴァジェー?」
「――エラ・マッギンリー?」
「――ミュータント部隊の隊員が、3人も?」
「そして、さらに超能力者がひとり、犠牲に」
「――ニクロス・スゾロッシ?」
「――一命を、とりとめた?」
「とはいえ」
「超能力者ニクロス・スゾロッシは、重度の精神障害」
「――許さんぞ、〈幽霊〉っ」
「〈幽霊〉は、謎の襲撃犯についた通称です」
「……」
「ローダンは、退院したグッキーと連れだって~」
「ニクロス・スゾロッシを、見舞いに訪問」
「グッキーは、テレパシーで接触しようとしますが~」
「――人格が、完全に破壊されてるよー」
「……」
「捜査に、光明が見えたのは~」
「童話語りロボットの、証言から」
「――ワタシ、2114年に、生体部品を組み込んでますので~」
「――人格もあるし、脳みそ腐った妄想なんかも、するんです」
「――アルコン戦闘ロボットだから、脳ないんですけど」
「――ははは」
「――で、妄想、聞いてもらえます?」
「――あの時、みなさんが特定した場所には、いなくて、ですね~」
「――超能力・壁抜け、して、逃げたのでは?」
ローダンは、〈幽霊〉に罠を仕掛ける――
「〈幽霊〉は、囮を演じたリ・ケムヒンを、襲撃」
「リ・ケムヒンは、助かりませんでした、が~」
「〈幽霊〉に発信器を貼りつけることに、成功」
「続く、戦闘」
「コスモ・サトゥラノス――ナリム・トロクの同僚――は、善戦しますが~」
「戦闘は、公衆の面前で繰り広げられたので~」
「――このままでは、被害がっ」
「ローダンは、やむなく、追撃を断念」
「でも」
「――発信器は、ついたままみたいだ」
「――逃げた先は?」
「――大使館街の、〈紅玉宮〉?」
「――フェロン人外交官のサクオラ氏が、〈幽霊〉に関係している?」
「で」
「ローダンとグッキーは、部隊を率いて、〈紅玉宮〉へ」
「――逃げた?」
「――いや……別荘に隠れたんだっ」
「追いつめられた、サクオラ=〈幽霊〉は~」
「グッキーの超能力を、ふたたび拝借すると~」
「テレポートで、逃走したのでした」
「――うっ」
「グッキーは、くずおれて、ご臨終」
数分後――
「現場に、救急隊が到着」
「グッキーを、なんとか蘇生させました」
「その間」
「ローダンは、サクオラの遺留品を捜索して~」
「一挺の古い拳銃を、発見」
「――コルト・ピースメーカー?」
かくして、事件は意外な方向へ。
解説:童話語りロボット
「アルコン戦闘ロボット」
「製造番号AKH-6ーSTKNOT」
「〈永遠の生命の星〉探索のとき~」
「銀河の時空を抜けて、惑星フェロルの過去に同行した、ロボット」
「当時の通称〈ロビー〉」
「つまり、ローダンとは、昔なじみ」
「その後、生体部分を付与されて~」
「オカシナことに、なっているようですね」
□ Perry Rhodan-Heft
2481 . Wim Vandemaan / Günstlinge des Hyperraums / 超空間の寵児
2482 . Leo Lukas / Der ewige Kerker / 永遠の地下牢
2483 . Uwe Anton / Die Nadel des Chaos / 混沌の針
2484 . Horst Hoffmann / KOLTOROCS Atem / コルトロクの息吹
2485 . Arndt Ellmer / Hyperflackern / ハイパー・フリッカー
(中略)
2500 . Robert Feldhoff / Die fernen Stätten / 彼方の地
□ Perry Rhodan-Heft 2481話「超空間の寵児」
[ http://www.perry-rhodan.net/produkte/hefte/1/2481.html ]
新銀河暦1347年5月、ハンガイ銀河――
「目下~」
「〈混沌の勢力〉が〈負の球体〉を建設中」
「周囲も内部も、終末戦隊〈反逆者〉が、うようよ」
「ハンガイ銀河の中心部では~」
「〈グローイン反逆者〉――〈負の球体〉中核施設――の建造が、急ピッチ」
「戦隊要塞〈反逆コーン〉を、連結して・連結して~」
「目標、1008基」
「全長、9072km」
「〈グローイン反逆者〉は、〈混沌の針〉とかも言われます」
《前段パーツ3h3h2》――
「戦隊輸送艦15隻が~」
「《前段パーツ3h3h2》――戦隊要塞24基からなる――を、輸送中」
「その~」
「《前段パーツ3h3h2》内には~」
「ギャラクティカーに与する、アズドゥンの〈世界賢〉の水槽、があって~」
「その水槽、には~」
「かつてのコスミッター、イソクラインが~」
「隠れています」
「水槽の基部、には~」
「パラポジトロニクス〈エッシャー〉と~」
「世話係ローレンス・サヴォワール博士が~」
「隠れています」
「その~」
「ローレンス・サヴォワール博士、曰く」
「――拾ってきたデータ水晶を、解読してほしい」
「パラポジトロニクス〈エッシャー〉が、解読してみると~」
「――〈ラティファルク=8=8〉の編年記?」
「――読み物でも、映像でもない?」
「――ココロの俯瞰図?」
「で」
「ローレンス・サヴォワール博士は、一時的に幽体離脱」
「〈エッシャー〉のハイパー次元マトリクスに、入って~」
「〈ラティファルク=8=8〉の編年記を、俯瞰してみることに」
大昔――
「〈混沌の勢力〉の終末戦隊〈反逆者〉の密使がひとり」
「――買い物を、頼まれたぞ」
「――名前はないけど、強力なヒトから、買いつけだ」
「――先方が、拒絶する気に、なったら~」
「――どんなにしても、強要は無理、てくらい強力なヒト?」
「厳しい、任務です」
「が」
「――〈秩序の勢力〉より〈混沌の勢力〉がするコトの方が、オモシロそう」
「商談以前に、合意成立」
「――パルカリ種族を、無償提供してもらったぞー」
惑星パルカロン――
「周回軌道には、〈反逆者〉の宇宙ステーション2基」
「でも、カタツムリ似のパルカリ種族――本当の発祥惑星は不明――は~」
「宇宙ステーションを、月だと思っています」
「惑星パルカロンは、直径90kmの人工惑星」
「半分が、超空間に押しこまれ~」
「重積ゾーンには~」
「ときおり、〈次元荒天〉発生」
「――ごぉぉぉっ」
「〈次元荒天〉が、通り抜けた跡は~」
「土地は全面、鏡のようにツルツル・テカテカに」
「生命体は、不気味にグニャグニャに」
「でも」
「〈次元荒天〉が、かすめた一帯では~」
「――ぴきーん!」
「パルカリ種族に、ハイパー数学能力が、開花するのです」
惑星パルカロン――
「毎年、〈ハイパー計算大会〉が、開催されます」
「会場は~」
「〈奥義門〉――惑星全土、36カ所にある六角ピラミッド――の前」
「――今年の課題は?」
「11日以内に、課題を解けば~」
「――不朽の栄誉が、約束されるぞ」
「――〈奥義門〉通過権を、獲得できるぞ」
「――うおぉ」
「……」
「パルカリ種族の若者ラティファルクの、ご近所で~」
「〈次元荒天〉、通過」
「――ぴきーん!」
「ハイパー数学能力が、開花しました」
「で」
「参加した、〈ハイパー計算大会〉」
「――ぴきーん!」
「11日以内に、課題・正解」
「が」
「――それなのに?」
「親友カンズリが、功績を横取り」
「〈奥義門〉を通過して、行ってしまいました」
「――許さなーいっ」
「復讐のため、ラティファルクは精進」
何年か後の〈ハイパー計算大会〉――
「パルカリ種族ラティファルクは」
「――ぴきーん!」
「11日以内に、課題・正解」
「で」
「〈奥義門〉を抜けた先は、月だと思いこんでいた宇宙ステーション」
「ガンシュカル人司令官ポセリン、曰く」
「――選抜された優秀な、パルカリ種族は~」
「――T誤謬予報士と、なって~」
「――スープラトロニクスのバグを、事前に訂正して~」
「――〈反逆者〉と〈混沌の勢力〉の大事な作戦で、お役に立つのです」
「で」
「以後、幾十年」
「パルカリ種族のラティファルクは、仲間と共に~」
「――教育訓練・試験合格っ」
「――教育訓練・試験合格っ」
「あけくれます」
「もちろん」
「もと親友カンズリとも、再会」
「が」
「両名が乗る、訓練宇宙船が~」
「――ごごごごっ」
「――ブラックホールに墜落?」
「しそうに、なって~」
「ラティファルクは、訓練宇宙船を救う」
「――それなのに?」
「もと親友カンズリが、功績を横取り」
「しかも」
「――あれはラティファルクが、原因なんです」
「カンズリは~」
「一足先に、〈グローイン反逆者〉に、行ってしまいました」
「――許さなーいっ」
「復讐のため、ラティファルクは一層・精進」
戦隊解剖学者の〈スカパルム小船〉――
「パルカリ種族ラティファルクは~」
「改造手術を、うけます」
「――脳と中枢神経を~」
「――サイボーグ肉体に、移植するのじゃ」
「直径2.8mの歯車型――左右に軸が、突き出ています」
「計算能力は、数段向上」
「寿命は、おそらく数百年」
「――これまで、87体のT誤謬予報士が誕生しておる、からな~」
「――今日から、ソナタは~」
「――〈ラティファルク=8=8〉じゃ」
「新任のT誤謬予報士、88号は~」
「さまざまな宇宙的事件に、投入されます」
「……」
「T誤謬予報士の仕事は~」
「スープラトロンと、直接接続」
「拡張オプション――バグを事前察知・訂正する――として、機能すること」
「――計算プロセスに、バグ……?」
「――ぴきーん!」
「勘と経験と度胸で~」
「曲がった計算も、まっすぐ矯正」
トロウメリー銀河――
「T誤謬予報士〈ラティファルク=8=8〉は~」
「完成直前の〈負の球体〉トロウメリーに、配属」
「当地の〈グローイン反逆者〉のハイパー末端――超空間に突出――で~」
「もと親友カンズリと、対決することに」
「でも」
「T誤謬予報士〈ラティファルク=8=8〉は、~」
「新参者ゆえ、〈グローイン反逆者〉に不案内」
「もと親友カンズリの方が、有利な展開」
「――あ」
「〈ラティファルク=8=8〉は、超空間に抛り出されそうに、なりました」
「でも」
「――それなのに?」
「もと親友カンズリは~」
「T誤謬予報士〈ラティファルク=8=8〉の身代わりに、超空間へ」
「――助けてくれた?」
「――それとも……超空間にすばらしい解答でもあったの?」
数十年後、ハンガイ銀河――
「T誤謬予報士〈ラティファルク=8=8〉は~」
「建設途中の〈負の球体〉ハンガイに、配属」
「当地の〈グローイン反逆者〉の《前段パーツ3h3h2》で~」
「同僚1名と共に、〈純粋宮〉で計算中」
「――ぴきーん!」
「――謎の侵入者?」
「でも」
「T誤謬予報士〈ラティファルク=8=8〉は~」
「――何が、したいんだ?」
「好奇心から、当局への通報を保留」
「けっきょく~」
「侵入者が放ったナノマシンに、侵されて~」
「敢えなく死亡」
《前段パーツ3h3h2》内、パラポジトロニクス〈エッシャー〉――
「〈ラティファルク=8=8〉編年記の、体験を終えて~」
「ローレンス・サヴォワール博士は、この世に復帰」
「……」
「パラポジトロニクス〈エッシャー〉自体は~」
「――《前段パーツ3h3h2》のシステムを、制御下に置いたぞ」
「のみ、ならず~」
「戦隊輸送艦15隻の1隻、《パッサグ》に、干渉し~」
「――ギャラクティカーの意に沿うように、説得したぞ」
「で」
「そんな、パラポジトロニクス〈エッシャー〉を、見ながら」
「ローレンス・サヴォワール博士、考えるに」
「――〈エッシャー〉のヤツ?」
「――なにやら、《ソル》がらみで、何やら別の秘密作戦でも、あるのかも?」
「……」
「そして~」
「《前段パーツ3h3h2》は、〈グローイン反逆者〉建造現場に、到着」
「その中で~」
「パラポジトロニクス〈エッシャー〉は~」
「なにやら、計画を語りはじめます」
以下、次号。
【関連サイト】
・出版社が運営するドイツ公式サイト
[ http://www.perry-rhodan.net/ ]
・他、関連サイトはこちらを参照
[ http://www.rhodan.jp/ ]
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◆今回のひとこと
Prognostiker ――辞書の言葉「予後学者」から、恣意的訳「誤謬予報士」にあらためました。
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d-information ◆ 553 [不定期刊] 2009/03/09
発行:y.wakabayashi /rlmdi [ yw@rlmdi.org ]
バックナンバー、登録/解除はこちら [ http://www.rlmdi.net/rlmdi/di/ ]
◆目次
◇ペリー・ローダン近況
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◆ペリー・ローダン近況
□ Perry Rhodan-Heft
2480 . Uwe Anton / Die Prognostiker / 予後学者
2481 . Wim Vandemaan / Günstlinge des Hyperraums / 超空間の寵児
2482 . Leo Lukas / Der ewige Kerker / 永遠の地下牢
2483 . Uwe Anton / Die Nadel des Chaos / 混沌の針
2484 . Horst Hoffmann / KOLTOROCS Atem / コルトロクの息吹
(中略)
2500 . Robert Feldhoff / Die fernen Stätten / 彼方の地
□ Perry Rhodan-Heft 2480話「予後学者」
[ http://www.perry-rhodan.net/produkte/hefte/1/2480.html ]
新銀河暦1347年5月、ハンガイ銀河――
「目下~」
「〈混沌の勢力〉が、〈負の球体〉を建設中」
「ハンガイ銀河は、塁壁に囲まれ~」
「ハンガイ銀河中心部は、核壁に囲まれ~」
「周囲も内部も、終末戦隊〈反逆者〉が、うようよ」
「関係者以外・立入禁止」
ハンガイ銀河、〈核壁〉前――
「アズドゥンの〈世界賢〉――」
「〈混沌の勢力〉に、飼われて~」
「直径70mの〈雪玉〉の中、2000万年生きた、クラゲのようなもの」
「イソクライン――」
「コスモクラートの斥候だった、のを~」
「〈混沌の勢力〉に、捕らわれて、逃げ出して~」
「アズドゥンの〈世界賢〉に匿われて、200万年」
「〈ナノコロン〉生成能力をもつ昆虫種族インスク=カレウの、ひとり」
「パラポジトロニクス〈エッシャー〉――」
「人間の魂を喰って、超演算する~」
「人に造られ、人智を超えてしまった機械」
「ローレンス・サヴォワール博士――」
「パラポジトロニクス〈エッシャー〉の、世話係」
「目下~」
「〈雪玉〉には~」
「あいかわらず、アズドゥンの〈世界賢〉と、イソクライン」
「――そろそろ、死んでも良いし」
「覚悟の上で、人類の作戦に協力」
「〈雪玉〉の台座には~」
「パラポジトロニクス〈エッシャー〉と、ローレンス・サヴォワール博士」
「――決死って、死が決まったって、書くんだっけ?」
「覚悟の上で、潜入作戦・敢行」
「で」
「〈混沌の勢力〉が、奪還した……ように、偽装工作した、結果~」
「〈雪玉〉+台座は~」
「戦隊輸送艦《アギーレ》に、積載されて~」
「ハンガイ銀河中央部、〈核壁〉の前で、2日待ち」
「――立入査察でーす」
「イソクラインの超能力で~」
「パラポジトロニクス〈エッシャー〉の存在を、隠しとおす」
5月5日――
「〈雪玉〉+台座を積載した、戦隊輸送艦《アギーレ》は~」
「ようやく、〈核壁〉内部へ」
「――ぶぶーん」
「〈核壁〉内部には、パラノーマルな振動プシ、充満」
「アズドゥンの〈世界賢〉も~」
「イソクラインも~」
「パラポジトロニクス〈エッシャー〉も~」
「振動プシは、影響なし」
「ですが」
「ローレンス・サヴォワール博士の知覚は~」
「――上下も左右も、わからないっ」
「オカシク、なって~」
「イソクラインの、手助けで~」
「――上下と左右なんて、こんなものさっ」
「なんとか、馴れることが、できました」
「……」
「〈雪玉〉+台座を積載した、戦隊輸送艦《アギーレ》は~」
「広大な建設現場……のようなところへ、到着」
「――《前段パーツ3h3h》?」
「〈雪玉〉+台座は~」
「現場を指揮するカルバロン――戦隊種族モルダエル人士官――の立会いで~」
「戦隊要塞《反逆コーン0X=9952》に、搬入」
「――ここは?」
「――戦隊要塞を、連結して?」
「――《前段パーツ3h3h》を、組み立てて?」
「――《前段パーツ3h3h》が、完成したら?」
「――運んで、他の前段パーツと、連結して?」
「――〈グローイン反逆者〉=〈混沌の釘〉を、組み立てる?」
「気の長い、話です」
《前段パーツ3h3h》建設現場――
「――天候は、大荒れになるでしょう」
「〈トリョルタン喉〉――時空の台風のようなモノ――が、接近」
「事前の予告も、なく~」
「〈雪玉〉+台座は~」
「――合体していない戦隊要塞《反逆コーン06=202a》に、移設?」
「――なんで、いきなり?」
「60光年先まで、避難させられたり」
「で」
「台風一過」
「〈雪玉〉+台座は~」
「もとの場所に、戻されました」
《前段パーツ3h3h》建設現場――
「パラポジトロニクス〈エッシャー〉は~」
「――《前段パーツ3h3h》の計算機構に、侵入したい」
「そのためには~」
「――持てるかぎりの計算能力が、必要……かな?」
「何日もかけて、わかったのが~」
「――た……足りないっ」
「〈エッシャー〉アバター――使い魔のようなモノ――2名、としては~」
「――プロセッサーは、おらんかねー」
「〈エッシャー〉に喰わせる魂を、急募したいところ」
「一方」
「《前段パーツ3h3h》建設現場の技師たちは~」
「――〈世界賢〉の〈雪玉〉を、戦隊要塞のハブに接続したい」
「そのためには~」
「――規格を合わせて、コネクタを付けないと……」
「――ありゃ……この台座の機械は、別回路なの?」
「パラポジトロニクス〈エッシャー〉も、改造決定」
「イソクラインと、ローレンス・サヴォワール博士は~」
「――工事前に、ハードウェアをこーんな感じに誤魔化しておけ、って?」
「〈エッシャー〉の指示で、事前工作させられたり」
「で」
「工事開始」
「イソクラインと、ローレンス・サヴォワール博士は~」
「出入りする、さまざまな存在を~」
「イソクラインの超能力で、やりすごす」
「異存在平面に隠れて、見ていると~」
「――あれは?」
「――はじめて見る、種族?」
「姿形が歯車みたいな、サイボーグ」
「このサイボーグ連中が、戦隊要塞のハブに接続、すると~」
「――演算性能が、向上した?」
「これを見て、パラポジトロニクス〈エッシャー〉、曰く」
「――こんな風に、性能不足を、補いたい」
3ヶ月後――
「ハードウェア増設工事は、完了」
「パラポジトロニクス〈エッシャー〉の性能は、そのままです」
「で」
「パラポジトロニクス〈エッシャー〉は、調査してみるのですが」
「サイボーグ連中――呼称は〈T予後学者〉――の謎は、深まるばかり」
「――特殊な接続コネクタ越しに入力された情報を、集積してる?」
「パラポジトロニクス〈エッシャー〉は、発見するのですが」
「――戦隊要塞の中に、誰も知らない秘密のネットワークが、もうひとつ?」
「――T予後学者の奇行と、関係あるに違いないっ」
「――あるいは……的外れ?」
《前段パーツ3h3h》――戦隊要塞24基からなる――完成前夜――
「――T予後学者の新顔が2体、やってきた?」
「両名が行くところ、誰もが手をとめ、場をはずす」
「で」
「パラポジトロニクス〈エッシャー〉、曰く」
「――この機会を、逃してはいけないっ」
「イソクラインと、ローレンス・サヴォワール博士は~」
「――けっきょっく、行くのはボクたちなのね」
「〈エッシャー〉の指示で、出動」
「……」
「イソクラインの、テレポートと異存在平面移行能力の、おかげで~」
「気づかれずに、T予後学者2名を追跡」
「――ここは?」
「――T予後学者たちの、倉庫ステーション?」
「T予後学者は、活動停止して、棚に吊下がっています」
「イソクラインと、ローレンス・サヴォワール博士は~」
「異存在平面から、通常空間に復帰」
「イソクラインは~」
「――T予後学者を分析するのだ、〈ナノコロン〉っ」
「――ぽろぽろっ」
「が」
「〈ナノコロン〉の超ナノマシンが、接触すると~」
「T予後学者の自動防衛機能らしきモノが、覚醒して~」
「イソクラインと、ローレンス・サヴォワール博士を、いきなり攻撃」
「――ばばーん」
「バリアがなければ、危ないところでした」
「けっきょく」
「〈ナノコロン〉が、T予後学者を殺してしまったので~」
「攻撃は、やみますが」
「――やっちまったよなー」
「イソクラインと、ローレンス・サヴォワール博士は、証拠隠滅の不毛な作業」
「その中で」
「――これは?」
「T予後学者の一方が携帯していたデータ水晶を、拾得するのでした」
《前段パーツ3h3h》――
「T予後学者2名の死に、呼応して~」
「――艦内警報?」
「――T予後学者って、やはり、ただの戦隊種族と違うんだなー」
「で」
「パラポジトロニクス〈エッシャー〉は、推測するのですが」
「――ボクの演算能力が鈍化していたのは、T予後学者のせいかも?」
「――だとしたら、状況は好転するかも」
「パラポジトロニクス〈エッシャー〉は~」
「――《前段パーツ3h3h》の計算機構に、再度、侵入してみたり」
「すると~」
「――一時的に、半分まで……やったぞっ」
「――でも、全計算能力で、ここまでだ」
「そこで」
「ローレンス・サヴォワール博士は、考えた」
「――拾ってきたデータ水晶から、コードを解読できるかも?」
「でも」
「上下左右も朦朧としている、ローレンス・サヴォワール博士」
「やってはみるが、うまくいかない」
「――〈ラティファルク=8=8〉の編年記?」
「データの表題だけ、読み取れました」
「けっきょく」
「ローレンス・サヴォワール博士は、考える」
「――パラポジトロニクス〈エッシャー〉になら……読めるのかなあ」
10月9日――
「《前段パーツ3h3h》は、戦隊輸送艦50隻に牽引されて~」
「〈グローイン反逆者〉=〈混沌の釘〉の、組立現場へ」
「アズドゥンの〈世界賢〉も~」
「パラポジトロニクス〈エッシャー〉も~」
「いろいろ、違った理由では、ありますが~」
「覚悟の上で、作戦継続」
「ローレンス・サヴォワール博士は~」
「――ぶぶーん」
「パラノーマルな振動プシに、あてられて~」
「――そろそろ、最期かも」
【関連サイト】
・出版社が運営するドイツ公式サイト
[ http://www.perry-rhodan.net/ ]
・他、関連サイトはこちらを参照
[ http://www.rhodan.jp/ ]
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◆今回のひとこと
〈モノリス〉……長いんです。
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d-information ◆ 552 [不定期刊] 2009/03/02
発行:y.wakabayashi /rlmdi [ yw@rlmdi.org ]
バックナンバー、登録/解除はこちら [ http://www.rlmdi.net/rlmdi/di/ ]
◇ペリー・ローダン近況
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◆ペリー・ローダン近況
□ Perry Rhodan-Heft
2480 . Uwe Anton / Die Prognostiker / 予後学者
2481 . Wim Vandemaan / Günstlinge des Hyperraums / 超空間の寵児
2482 . Leo Lukas / Der ewige Kerker / 永遠の地下牢
2483 . Uwe Anton / Die Nadel des Chaos / 混沌の針
2484 . Horst Hoffmann / KOLTOROCS Atem / コルトロクの息吹
(中略)
2500 . Robert Feldhoff / Die fernen Stätten / 彼方の地
□ Perry Rhodan-Heft 2480話「予後学者」
[ http://www.perry-rhodan.net/produkte/hefte/1/2480.html ]
新銀河暦1347年5月、ハンガイ銀河――
「目下~」
「〈混沌の勢力〉が、〈負の球体〉を建設中」
「ハンガイ銀河は、塁壁に囲まれ~」
「ハンガイ銀河中心部は、核壁に囲まれ~」
「周囲も内部も、終末戦隊〈反逆者〉が、うようよ」
「関係者以外・立入禁止」
ハンガイ銀河、〈核壁〉前――
「アズドゥンの〈世界賢〉――」
「〈混沌の勢力〉に、飼われて~」
「直径70mの〈雪玉〉の中、2000万年生きた、クラゲのようなもの」
「イソクライン――」
「コスモクラートの斥候だった、のを~」
「〈混沌の勢力〉に、捕らわれて、逃げ出して~」
「アズドゥンの〈世界賢〉に匿われて、200万年」
「〈ナノコロン〉生成能力をもつ昆虫種族インスク=カレウの、ひとり」
「パラポジトロニクス〈エッシャー〉――」
「人間の魂を喰って、超演算する~」
「人に造られ、人智を超えてしまった機械」
「ローレンス・サヴォワール博士――」
「パラポジトロニクス〈エッシャー〉の、世話係」
「目下~」
「〈雪玉〉には~」
「あいかわらず、アズドゥンの〈世界賢〉と、イソクライン」
「――そろそろ、死んでも良いし」
「覚悟の上で、人類の作戦に協力」
「〈雪玉〉の台座には~」
「パラポジトロニクス〈エッシャー〉と、ローレンス・サヴォワール博士」
「――決死って、死が決まったって、書くんだっけ?」
「覚悟の上で、潜入作戦・敢行」
「で」
「〈混沌の勢力〉が、奪還した……ように、偽装工作した、結果~」
「〈雪玉〉+台座は~」
「戦隊輸送艦《アギーレ》に、積載されて~」
「ハンガイ銀河中央部、〈核壁〉の前で、2日待ち」
「――立入査察でーす」
「イソクラインの超能力で~」
「パラポジトロニクス〈エッシャー〉の存在を、隠しとおす」
5月5日――
「〈雪玉〉+台座を積載した、戦隊輸送艦《アギーレ》は~」
「ようやく、〈核壁〉内部へ」
「――ぶぶーん」
「〈核壁〉内部には、パラノーマルな振動プシ、充満」
「アズドゥンの〈世界賢〉も~」
「イソクラインも~」
「パラポジトロニクス〈エッシャー〉も~」
「振動プシは、影響なし」
「ですが」
「ローレンス・サヴォワール博士の知覚は~」
「――上下も左右も、わからないっ」
「オカシク、なって~」
「イソクラインの、手助けで~」
「――上下と左右なんて、こんなものさっ」
「なんとか、馴れることが、できました」
「……」
「〈雪玉〉+台座を積載した、戦隊輸送艦《アギーレ》は~」
「広大な建設現場……のようなところへ、到着」
「――《前段パーツ3h3h》?」
「〈雪玉〉+台座は~」
「現場を指揮するカルバロン――戦隊種族モルダエル人士官――の立会いで~」
「戦隊要塞《反逆コーン0X=9952》に、搬入」
「――ここは?」
「――戦隊要塞を、連結して?」
「――《前段パーツ3h3h》を、組み立てて?」
「――《前段パーツ3h3h》が、完成したら?」
「――運んで、他の前段パーツと、連結して?」
「――〈グローイン反逆者〉=〈混沌の釘〉を、組み立てる?」
「気の長い、話です」
《前段パーツ3h3h》建設現場――
「――天候は、大荒れになるでしょう」
「〈トリョルタン喉〉――時空の台風のようなモノ――が、接近」
「事前の予告も、なく~」
「〈雪玉〉+台座は~」
「――合体していない戦隊要塞《反逆コーン06=202a》に、移設?」
「――なんで、いきなり?」
「60光年先まで、避難させられたり」
「で」
「台風一過」
「〈雪玉〉+台座は~」
「もとの場所に、戻されました」
《前段パーツ3h3h》建設現場――
「パラポジトロニクス〈エッシャー〉は~」
「――《前段パーツ3h3h》の計算機構に、侵入したい」
「そのためには~」
「――持てるかぎりの計算能力が、必要……かな?」
「何日もかけて、わかったのが~」
「――た……足りないっ」
「〈エッシャー〉アバター――使い魔のようなモノ――2名、としては~」
「――プロセッサーは、おらんかねー」
「〈エッシャー〉に喰わせる魂を、急募したいところ」
「一方」
「《前段パーツ3h3h》建設現場の技師たちは~」
「――〈世界賢〉の〈雪玉〉を、戦隊要塞のハブに接続したい」
「そのためには~」
「――規格を合わせて、コネクタを付けないと……」
「――ありゃ……この台座の機械は、別回路なの?」
「パラポジトロニクス〈エッシャー〉も、改造決定」
「イソクラインと、ローレンス・サヴォワール博士は~」
「――工事前に、ハードウェアをこーんな感じに誤魔化しておけ、って?」
「〈エッシャー〉の指示で、事前工作させられたり」
「で」
「工事開始」
「イソクラインと、ローレンス・サヴォワール博士は~」
「出入りする、さまざまな存在を~」
「イソクラインの超能力で、やりすごす」
「異存在平面に隠れて、見ていると~」
「――あれは?」
「――はじめて見る、種族?」
「姿形が歯車みたいな、サイボーグ」
「このサイボーグ連中が、戦隊要塞のハブに接続、すると~」
「――演算性能が、向上した?」
「これを見て、パラポジトロニクス〈エッシャー〉、曰く」
「――こんな風に、性能不足を、補いたい」
3ヶ月後――
「ハードウェア増設工事は、完了」
「パラポジトロニクス〈エッシャー〉の性能は、そのままです」
「で」
「パラポジトロニクス〈エッシャー〉は、調査してみるのですが」
「サイボーグ連中――呼称は〈T予後学者〉――の謎は、深まるばかり」
「――特殊な接続コネクタ越しに入力された情報を、集積してる?」
「パラポジトロニクス〈エッシャー〉は、発見するのですが」
「――戦隊要塞の中に、誰も知らない秘密のネットワークが、もうひとつ?」
「――T予後学者の奇行と、関係あるに違いないっ」
「――あるいは……的外れ?」
《前段パーツ3h3h》――戦隊要塞24基からなる――完成前夜――
「――T予後学者の新顔が2体、やってきた?」
「両名が行くところ、誰もが手をとめ、場をはずす」
「で」
「パラポジトロニクス〈エッシャー〉、曰く」
「――この機会を、逃してはいけないっ」
「イソクラインと、ローレンス・サヴォワール博士は~」
「――けっきょっく、行くのはボクたちなのね」
「〈エッシャー〉の指示で、出動」
「……」
「イソクラインの、テレポートと異存在平面移行能力の、おかげで~」
「気づかれずに、T予後学者2名を追跡」
「――ここは?」
「――T予後学者たちの、倉庫ステーション?」
「T予後学者は、活動停止して、棚に吊下がっています」
「イソクラインと、ローレンス・サヴォワール博士は~」
「異存在平面から、通常空間に復帰」
「イソクラインは~」
「――T予後学者を分析するのだ、〈ナノコロン〉っ」
「――ぽろぽろっ」
「が」
「〈ナノコロン〉の超ナノマシンが、接触すると~」
「T予後学者の自動防衛機能らしきモノが、覚醒して~」
「イソクラインと、ローレンス・サヴォワール博士を、いきなり攻撃」
「――ばばーん」
「バリアがなければ、危ないところでした」
「けっきょく」
「〈ナノコロン〉が、T予後学者を殺してしまったので~」
「攻撃は、やみますが」
「――やっちまったよなー」
「イソクラインと、ローレンス・サヴォワール博士は、証拠隠滅の不毛な作業」
「その中で」
「――これは?」
「T予後学者の一方が携帯していたデータ水晶を、拾得するのでした」
《前段パーツ3h3h》――
「T予後学者2名の死に、呼応して~」
「――艦内警報?」
「――T予後学者って、やはり、ただの戦隊種族と違うんだなー」
「で」
「パラポジトロニクス〈エッシャー〉は、推測するのですが」
「――ボクの演算能力が鈍化していたのは、T予後学者のせいかも?」
「――だとしたら、状況は好転するかも」
「パラポジトロニクス〈エッシャー〉は~」
「――《前段パーツ3h3h》の計算機構に、再度、侵入してみたり」
「すると~」
「――一時的に、半分まで……やったぞっ」
「――でも、全計算能力で、ここまでだ」
「そこで」
「ローレンス・サヴォワール博士は、考えた」
「――拾ってきたデータ水晶から、コードを解読できるかも?」
「でも」
「上下左右も朦朧としている、ローレンス・サヴォワール博士」
「やってはみるが、うまくいかない」
「――〈ラティファルク=8=8〉の編年記?」
「データの表題だけ、読み取れました」
「けっきょく」
「ローレンス・サヴォワール博士は、考える」
「――パラポジトロニクス〈エッシャー〉になら……読めるのかなあ」
10月9日――
「《前段パーツ3h3h》は、戦隊輸送艦50隻に牽引されて~」
「〈グローイン反逆者〉=〈混沌の釘〉の、組立現場へ」
「アズドゥンの〈世界賢〉も~」
「パラポジトロニクス〈エッシャー〉も~」
「いろいろ、違った理由では、ありますが~」
「覚悟の上で、作戦継続」
「ローレンス・サヴォワール博士は~」
「――ぶぶーん」
「パラノーマルな振動プシに、あてられて~」
「――そろそろ、最期かも」
【関連サイト】
・出版社が運営するドイツ公式サイト
[ http://www.perry-rhodan.net/ ]
・他、関連サイトはこちらを参照
[ http://www.rhodan.jp/ ]
----------------------------------------------------------------------
◆今回のひとこと
〈モノリス〉……長いんです。
----------------------------------------------------------------------
d-information ◆ 552 [不定期刊] 2009/03/02
発行:y.wakabayashi /rlmdi [ yw@rlmdi.org ]
バックナンバー、登録/解除はこちら [ http://www.rlmdi.net/rlmdi/di/ ]



