2009年8月アーカイブ
◆目次
◇ペリー・ローダン近況
----------------------------------------------------------------------
◆ペリー・ローダン近況
□ Perry Rhodan-Heft
2506 . Michael Marcus Thurner / Solo für Mondra Diamond / モンドラ・ダイアモンド一人舞台
2507 . Arndt Ellmer / In der Halbspur-Domäne / 半空間シュプール領域にて
2508 . Uwe Anton / Unternehmen Stardust-System / スターダスト星系計画
2509 . Horst Hoffmann / Insel im Nebel / 雲中の島
2510 . Hubert Haensel / Die Whistler-Legende / ホイッスラー伝説
□ Perry Rhodan-Heft 2506話「モンドラ・ダイアモンド一人舞台」
[ http://www.perry-rhodan.net/produkte/hefte/1/2506.html ]
新銀河暦1463年1月――
「ポリポート駅網――搬送筒で、11の銀河を結ぶ超ハイテク遺物」
「自由テラナー連盟は~」
「拾ったポリポート駅《ガリレオ》を、土星軌道に運んで調査」
「ところが」
「ポリポート駅相互の通信を、聞いていると~」
「――周波王国が、ポリポート駅網を、征服開始?」
「――人類植民星系スターダストからも、救難信号?」
「――ならばっ」
「――このローダンが、平和のために、征服しかえしてやるっ」
「自由テラナー連盟は~」
「隣接する、ポリポート駅《イタフォル》を、周波王国から奪還したり」
「で」
「自由テラナー連盟政庁首席ペリー・ローダンは~」
「ポリポート駅管理人〈半空間シュプール・チェンジャー〉種族に招待され~」
「招待先の惑星マルカヌで、周波王国の襲撃をうけて~」
「現在~」
「イホ・トロトと、モンドラ・ダイアモンドさんと、わずか3名~」
「博物館から拝借した宇宙船《ミクル=ジョン》で~」
「キョン・メガス銀河を、逃走」
「ポリポート駅《ペリステラ》にたどりついた、という次第」
ポリポート駅《ペリステラ》――
「表面には、建物がびっしり」
「市場の大将ウロッコ・ロトゥスが権力を握る、巨大市場と化しています」
「……」
「モンドラ・ダイアモンドさんは~」
「ワゴコ種族の用心棒として、日銭を稼いでいました」
「そこへ」
「市場の大将ウロッコ・ロトゥスの密命をうけて~」
「アーシン配下の覆面の一党が、襲撃」
「――もがもがっ」
「モンドラさんは、捕らわれて~」
「独房のようなトコロで、監視下に」
「それなりに、痛めつけられたり」
「が」
「モンドラさんは、もとTLD工作員」
「モンドラさんは、もとサーカス団員」
「大マジック的な感じで、空調ダクトから自力で脱出」
「――どこか、隠れるところは?」
「持っていた、ポリポート駅・クラスA制御装置のスイッチを、入れて~」
「――隠れられそうな場所を、教えるのよっ」
「――ポリポート駅の入り口……それよっ」
「ナビに従い、ポリポート駅《ペリステラ》構内へ」
「すると」
「持っていた、ポリポート駅・クラスA制御装置が、機能しはじめます」
「――なーんだ、構内なら動くんじゃないのっ」
「モンドラさんは~」
「駅長脳と、連絡をつけると~」
「――オモテの駐船場に置いてある、宇宙船《ミクル=ジョン》を~」
「――駅構内に、搬入するのよっ」
ポリポート駅《ペリステラ》表面――
「市場の大将ウロッコ・ロトゥス、思うに」
「――かつて、ここの主だった〈半空間シュプール・チェンジャー〉種族は~」
「――かつて、アノような形の船に乗っていた、とか」
「――アノ船の乗員を、なんとかしないと~」
「――オレ様の地位が、危ういかも」
「かくして」
「モンドラさん誘拐、の密命を、発し~」
「苦い失敗」
「今回は、戦術を変え~」
「今度は、ペリー・ローダンと、イホ・トロトを、言いくるめます」
「――お連れの方を、一緒に探しましょうっ」
ポリポート駅《ペリステラ》構内――
「モンドラさんは~」
「搬入された宇宙船《ミクル=ジョン》に、乗船」
「――傷の手当ても、したいわねー」
「と」
「――!」
「船内に出現する、怪しい人影」
「――宇宙船《ミクル=ジョン》が作った、立体映像?」
「――ミクル、と呼んでください」
「傷の手当など、してくれます」
「宇宙船《ミクル=ジョン》の立体映像ミクル、曰く」
「――じつはー」
「――この船は、搬送筒を通れる設計に、なっているんです」
「――だから、一緒に連れていってください」
「――倉庫で置き去りは、もうイヤなんです」
「……」
「宇宙船《ミクル=ジョン》――」
「オベリスク型――船首が細く、船尾が太い」
「青銅色の船体表面には、細かい象嵌」
「全長は、73m」
「24mと48mのところが、きゅっ、とくびれていたり」
「一番太い船尾の直径が、31m」
「たしかに、搬送筒を通過できそう」
「まさか」
「この形に、こんな理由があったとは」
ポリポート駅《ペリステラ》表面――
「市場の大将ウロッコ・ロトゥスと~」
「ペリー・ローダンと、イホ・トロトは~」
「――ポリポート駅の入り口……それだっ」
「……」
「かくして」
「ポリポート駅《ペリステラ》構内へ、到達すると~」
「モンドラさんが、出迎えます」
「で」
「市場の大将ウロッコ・ロトゥス、決意」
「――(ここでコイツら3人を殺れば、オレ様の地位は守られるのだっ)」
「――ばーん」
「と、不意打ち」
「が」
「――かきーん」
「市場の大将ウロッコ・ロトゥスは~」
「イホ・トロトの頑丈さを、舐めていました」
「――ひぃぃぃっ」
「謀殺失敗」
ポリポート駅《ペリステラ》構内――
「かくして」
「ペリー・ローダンと、モンドラさんと、イホ・トロトは~」
「宇宙船《ミクル=ジョン》に、乗船」
「――銀河系に、帰りたい」
「が」
「ローダン一行が所有する、ポリポート駅・クラスA制御装置3基は~」
「〈半空間シュプール・チェンジャー〉種族アリエル・モトリフィスから~」
「惑星マルカヌ脱出のどさくさに、譲りうけたモノ」
「正式な譲渡手続きを、経ていません」
「――設定が、違います?」
「――どこをどーやって、設定すれば?」
「さらに」
「――そういえば……」
「〈半空間シュプール・チェンジャー〉種族アリエル・モトリフィスは~」
「ペリー・ローダン一行を、惑星マルカヌへ、招待するとき~」
「こんなことを、言っていました」
「――保安のために、星系ソルに繋がる搬送筒は、閉鎖しておきましょう?」
「つまり」
「――直接、星系ソルには繋がらない?」
「さらに」
「――そもそも?」
「――銀河間転送は、乗換駅以外では不可能なのかも?」
「けっきょく」
「――ポリポート駅《ペリステラ》から、どこまでなら、繋がるのだ?」
「小型のキョン・メガス銀河は、隣の大きなディクティヨン銀河の、伴銀河」
「――伴銀河からは、主銀河まで……と、いうこと?」
「――つまり、ディクティヨン銀河まで?」
「やむなく」
「一行を乗せた宇宙船《ミクル=ジョン》は~」
「ディクティヨン銀河のポリポート駅《オロロギオン》へ」
「搬送筒を~」
「――ごごごっ」
「進むのでした」
【関連サイト】
・出版社が運営するドイツ公式サイト
[ http://www.perry-rhodan.net/ ]
・他、関連サイトはこちらを参照
[ http://www.rhodan.jp/ ]
----------------------------------------------------------------------
◆今回のひとこと
続くのですね。
----------------------------------------------------------------------
d-information ◆ 578 [不定期刊] 2009/08/31
発行:y.wakabayashi /rlmdi [ yw@rlmdi.org ]
バックナンバー、登録/解除はこちら [ http://www.rlmdi.net/rlmdi/di/ ]
◇ペリー・ローダン近況
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◆ペリー・ローダン近況
□ Perry Rhodan-Heft
2506 . Michael Marcus Thurner / Solo für Mondra Diamond / モンドラ・ダイアモンド一人舞台
2507 . Arndt Ellmer / In der Halbspur-Domäne / 半空間シュプール領域にて
2508 . Uwe Anton / Unternehmen Stardust-System / スターダスト星系計画
2509 . Horst Hoffmann / Insel im Nebel / 雲中の島
2510 . Hubert Haensel / Die Whistler-Legende / ホイッスラー伝説
□ Perry Rhodan-Heft 2506話「モンドラ・ダイアモンド一人舞台」
[ http://www.perry-rhodan.net/produkte/hefte/1/2506.html ]
新銀河暦1463年1月――
「ポリポート駅網――搬送筒で、11の銀河を結ぶ超ハイテク遺物」
「自由テラナー連盟は~」
「拾ったポリポート駅《ガリレオ》を、土星軌道に運んで調査」
「ところが」
「ポリポート駅相互の通信を、聞いていると~」
「――周波王国が、ポリポート駅網を、征服開始?」
「――人類植民星系スターダストからも、救難信号?」
「――ならばっ」
「――このローダンが、平和のために、征服しかえしてやるっ」
「自由テラナー連盟は~」
「隣接する、ポリポート駅《イタフォル》を、周波王国から奪還したり」
「で」
「自由テラナー連盟政庁首席ペリー・ローダンは~」
「ポリポート駅管理人〈半空間シュプール・チェンジャー〉種族に招待され~」
「招待先の惑星マルカヌで、周波王国の襲撃をうけて~」
「現在~」
「イホ・トロトと、モンドラ・ダイアモンドさんと、わずか3名~」
「博物館から拝借した宇宙船《ミクル=ジョン》で~」
「キョン・メガス銀河を、逃走」
「ポリポート駅《ペリステラ》にたどりついた、という次第」
ポリポート駅《ペリステラ》――
「表面には、建物がびっしり」
「市場の大将ウロッコ・ロトゥスが権力を握る、巨大市場と化しています」
「……」
「モンドラ・ダイアモンドさんは~」
「ワゴコ種族の用心棒として、日銭を稼いでいました」
「そこへ」
「市場の大将ウロッコ・ロトゥスの密命をうけて~」
「アーシン配下の覆面の一党が、襲撃」
「――もがもがっ」
「モンドラさんは、捕らわれて~」
「独房のようなトコロで、監視下に」
「それなりに、痛めつけられたり」
「が」
「モンドラさんは、もとTLD工作員」
「モンドラさんは、もとサーカス団員」
「大マジック的な感じで、空調ダクトから自力で脱出」
「――どこか、隠れるところは?」
「持っていた、ポリポート駅・クラスA制御装置のスイッチを、入れて~」
「――隠れられそうな場所を、教えるのよっ」
「――ポリポート駅の入り口……それよっ」
「ナビに従い、ポリポート駅《ペリステラ》構内へ」
「すると」
「持っていた、ポリポート駅・クラスA制御装置が、機能しはじめます」
「――なーんだ、構内なら動くんじゃないのっ」
「モンドラさんは~」
「駅長脳と、連絡をつけると~」
「――オモテの駐船場に置いてある、宇宙船《ミクル=ジョン》を~」
「――駅構内に、搬入するのよっ」
ポリポート駅《ペリステラ》表面――
「市場の大将ウロッコ・ロトゥス、思うに」
「――かつて、ここの主だった〈半空間シュプール・チェンジャー〉種族は~」
「――かつて、アノような形の船に乗っていた、とか」
「――アノ船の乗員を、なんとかしないと~」
「――オレ様の地位が、危ういかも」
「かくして」
「モンドラさん誘拐、の密命を、発し~」
「苦い失敗」
「今回は、戦術を変え~」
「今度は、ペリー・ローダンと、イホ・トロトを、言いくるめます」
「――お連れの方を、一緒に探しましょうっ」
ポリポート駅《ペリステラ》構内――
「モンドラさんは~」
「搬入された宇宙船《ミクル=ジョン》に、乗船」
「――傷の手当ても、したいわねー」
「と」
「――!」
「船内に出現する、怪しい人影」
「――宇宙船《ミクル=ジョン》が作った、立体映像?」
「――ミクル、と呼んでください」
「傷の手当など、してくれます」
「宇宙船《ミクル=ジョン》の立体映像ミクル、曰く」
「――じつはー」
「――この船は、搬送筒を通れる設計に、なっているんです」
「――だから、一緒に連れていってください」
「――倉庫で置き去りは、もうイヤなんです」
「……」
「宇宙船《ミクル=ジョン》――」
「オベリスク型――船首が細く、船尾が太い」
「青銅色の船体表面には、細かい象嵌」
「全長は、73m」
「24mと48mのところが、きゅっ、とくびれていたり」
「一番太い船尾の直径が、31m」
「たしかに、搬送筒を通過できそう」
「まさか」
「この形に、こんな理由があったとは」
ポリポート駅《ペリステラ》表面――
「市場の大将ウロッコ・ロトゥスと~」
「ペリー・ローダンと、イホ・トロトは~」
「――ポリポート駅の入り口……それだっ」
「……」
「かくして」
「ポリポート駅《ペリステラ》構内へ、到達すると~」
「モンドラさんが、出迎えます」
「で」
「市場の大将ウロッコ・ロトゥス、決意」
「――(ここでコイツら3人を殺れば、オレ様の地位は守られるのだっ)」
「――ばーん」
「と、不意打ち」
「が」
「――かきーん」
「市場の大将ウロッコ・ロトゥスは~」
「イホ・トロトの頑丈さを、舐めていました」
「――ひぃぃぃっ」
「謀殺失敗」
ポリポート駅《ペリステラ》構内――
「かくして」
「ペリー・ローダンと、モンドラさんと、イホ・トロトは~」
「宇宙船《ミクル=ジョン》に、乗船」
「――銀河系に、帰りたい」
「が」
「ローダン一行が所有する、ポリポート駅・クラスA制御装置3基は~」
「〈半空間シュプール・チェンジャー〉種族アリエル・モトリフィスから~」
「惑星マルカヌ脱出のどさくさに、譲りうけたモノ」
「正式な譲渡手続きを、経ていません」
「――設定が、違います?」
「――どこをどーやって、設定すれば?」
「さらに」
「――そういえば……」
「〈半空間シュプール・チェンジャー〉種族アリエル・モトリフィスは~」
「ペリー・ローダン一行を、惑星マルカヌへ、招待するとき~」
「こんなことを、言っていました」
「――保安のために、星系ソルに繋がる搬送筒は、閉鎖しておきましょう?」
「つまり」
「――直接、星系ソルには繋がらない?」
「さらに」
「――そもそも?」
「――銀河間転送は、乗換駅以外では不可能なのかも?」
「けっきょく」
「――ポリポート駅《ペリステラ》から、どこまでなら、繋がるのだ?」
「小型のキョン・メガス銀河は、隣の大きなディクティヨン銀河の、伴銀河」
「――伴銀河からは、主銀河まで……と、いうこと?」
「――つまり、ディクティヨン銀河まで?」
「やむなく」
「一行を乗せた宇宙船《ミクル=ジョン》は~」
「ディクティヨン銀河のポリポート駅《オロロギオン》へ」
「搬送筒を~」
「――ごごごっ」
「進むのでした」
【関連サイト】
・出版社が運営するドイツ公式サイト
[ http://www.perry-rhodan.net/ ]
・他、関連サイトはこちらを参照
[ http://www.rhodan.jp/ ]
----------------------------------------------------------------------
◆今回のひとこと
続くのですね。
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d-information ◆ 578 [不定期刊] 2009/08/31
発行:y.wakabayashi /rlmdi [ yw@rlmdi.org ]
バックナンバー、登録/解除はこちら [ http://www.rlmdi.net/rlmdi/di/ ]
◆目次
◇ペリー・ローダン近況
----------------------------------------------------------------------
◆ペリー・ローダン近況
□ Perry Rhodan-Heft
2505 . Michael Marcus Thurner / Der Polyport-Markt / ポリポート市場
2506 . Michael Marcus Thurner / Solo für Mondra Diamond / モンドラ・ダイアモンドに捧げる独奏
2507 . Arndt Ellmer / In der Halbspur-Domäne / 半空間シュプール領域にて
2508 . Uwe Anton / Unternehmen Stardust-System / スターダスト星系計画
2509 . Horst Hoffmann / Insel im Nebel / 雲中の島
□ Perry Rhodan-Heft 2505話「ポリポート市場」
[ http://www.perry-rhodan.net/produkte/hefte/1/2505.html ]
新銀河暦1463年1月――
「ポリポート駅網――搬送筒で、11の銀河を結ぶ超ハイテク遺物」
「自由テラナー連盟は~」
「拾ったポリポート駅《ガリレオ》を、土星軌道に運んで調査」
「ところが」
「ポリポート駅相互の通信を、聞いていると~」
「――周波王国が、ポリポート駅網を、征服開始?」
「――人類植民星系スターダストからも、救難信号?」
「――ならばっ」
「――このローダンが、平和のために、征服しかえしてやるっ」
「自由テラナー連盟は~」
「隣接する、ポリポート駅《イタフォル》を、周波王国から奪還したり」
「で」
「自由テラナー連盟政庁首席ペリー・ローダンは~」
「ポリポート駅管理人〈半空間シュプール・チェンジャー〉種族に招待され~」
「招待先の惑星マルカヌで、周波王国の襲撃をうけて~」
「現在~」
「イホ・トロトと、モンドラ・ダイアモンドさんと、わずか3名~」
「博物館から拝借した宇宙船《ミクル=ジョン》で~」
「キョン・メガス銀河を、逃走中」
「ポリポート駅《ペリステラ》経由で、銀河系に帰郷したい」
ポリポート駅《ペリステラ》――
「角皿2枚を、向かい合わせに貼りあわせ~」
「皿の中央に、直径1.5kmの孔ひとつ」
「孔には、ペールブルーの管が4本、四方から中心に向け伸びている」
「という、標準的なポリポート駅」
「二重恒星系の恒星2つを、交互に巡っています」
「ところが」
「近よると、見えてきました」
「――表面に、建物がびっしり?」
「――周波王国は、いない、みたいですな」
「――まずは、距離を置いて観察だっ」
「――周辺に、キョン・メガス銀河の各種族の船が、いっぱい?」
「――建物は、大昔からポリポート駅にびっしり、みたいですな」
「――物流倉庫というか、市場……なんだな」
「すると」
「宇宙船《ミクル=ジョン》、曰く」
「――着陸させてください」
「――ポリポート駅《ペリステラ》には、以前に何度も来たことあるんです」
「――どこが変わっているか、見てみたいの」
「かくして、一行は着陸を決意」
ポリポート駅《ペリステラ》――
「ポリポート駅の駐船場スタッフ、曰く」
「――チケットがない船は、ダメです」
「――そこを、なんとか」
「――ダメでーす」
「交渉、長期化」
「賄賂をつかませることで、なんとか駐船場を割り当ててもらいます」
「が」
「ペリー・ローダン一行、現地通貨の持ち合わせが、ありません」
「賄賂を払える、はずもなし」
「船にぺったり、差し押さえシール」
「――2昼夜以内に払わないと、没収です」
ポリポート駅《ペリステラ》――
「宇宙船《ミクル=ジョン》、曰く」
「――着陸のとき、確認したんですけど」
「――60以上の種族が、いるみたい」
「――半分は、前に見たけど」
「戦争があってから~」
「いくつかの種族のあいだに、不和があるらしい」
「いくつかの種族は~」
「隣の大きなディクティヨン銀河から~」
「この小さな伴銀河キョン=メガスに、来たらしい」
「ちなみに」
「ディクティヨン銀河は、テラナーの星図にいう、ケンタウルス座A」
「力の球形体〈エスタルトゥ〉の影響圏に、接しています」
ポリポート駅《ペリステラ》――
「宇宙船《ミクル=ジョン》には~」
「――このイホ・トロトが、残ろう」
「ラモズ――《ミクル=ジョン》に棲みつく山猫のようなモノ――も~」
「――にゃあ」
「ふたりで、お留守番」
「で」
「ペリー・ローダンと、モンドラ・ダイアモンドさんは~」
「――ここは……搬送筒4本の、ちょうど交点あたり?」
「離船して、ウロウロしていると~」
「――エスカレーターは、使えないーぶー」
「――2階に行くヒトは、こちらでーぶー」
「トイケン種族――身長1.5mの直立するノブタ――2名に、迎えられ~」
「――市場の規則を、教えるぶー」
「――武器を持ちこんだら、罰金だぶー」
「で」
「ペリー・ローダンは~」
「――餞別にもらった、このポリポート駅・制御装置をっ」
「――ぽちっ」
「が」
「機能せず」
「――なぜだっ」
「――ぽちっ」
「機能せず」
「そんな、ペリー・ローダンを、ヨソ目に~」
「モンドラ・ダイアモンドさんは~」
「ポリポート駅《ペリステラ》を、つぶさに見てみたい」
「――駐船場の費用も、工面したいし」
「――市場の大将ウロッコ・ロトゥスに、会ってみたい」
ポリポート駅《ペリステラ》――
「透明な壁ごしに~」
「宇宙船《ミクル=ジョン》が停泊する駐船場を、見つめるのは~」
「――むー」
「愉快ならざる面持ちの、市場の大将ウロッコ・ロトゥス」
「――かつて市場の主人〈半空間シュプール・チェンジャー〉は~」
「――オベリスク型の船に乗っていた、とか」
「――だれか、あの船に忍びこみ、乗員の情報を集めるのだっ」
「2時間後、報告に大きくうなずき」
「――あの船と乗員を、手に入れたい」
ポリポート駅《ペリステラ》――
「モンドラ・ダイアモンドさんは、2日間有効のビザで、市場に到達」
「――市場の大将ウロッコ・ロトゥスに、会ってみたい」
「でも、うまくいきません」
「と」
「――やめてくださいー」
「態度の大きな、兵士たちが~」
「ワゴコ種族――アライグマ似――を、脅していたので、つい」
「――モンドラ・パンチっ」
「――モンドラ・キックっ」
「――憶えていろよー」
「モンドラ・ダイアモンドさん、われに返ります」
「――でも、武器は使ってないのよ、武器は」
「周囲で、つぶらな瞳のワゴコ種族たちが~」
「――ボクたちの用心棒さんに、なってください」
「――商品1回運ぶごとに、900ドゥレティン差し上げます」
「差し押さえ中の《ミクル=ジョン》を取りもどすには、115ドゥレティン」
「モンドラ・ダイアモンドさん、ふたつ返事で」
「――オーケーよっ」
「で」
「モンドラ・ダイアモンドさんは~」
「《ミクル=ジョン》へ戻ると、意気揚々と進捗報告」
「一方」
「ペリー・ローダンは~」
「がんばったけれど、制御装置はピクリともせず、とのこと」
「モンドラ・ダイアモンドさんは~」
「シャワーを浴びて、食事もとり~」
「――さあ、仕事よっ」
「……」
「かくして」
「1日目の運搬は、つつがなく」
「――がらがらがらがら」
「任務完了」
「つぶらな瞳のワゴコ種族は~」
「――ボクたちの用心棒さんに、乾杯っ」
「――さあ、荷物の分だけ、呑むのですっ」
「翌朝」
「ワゴコ種族は~」
「――うー、宿酔い」
「モンドラ・ダイアモンドさんも~」
「――うー、宿酔いだわー」
「――がらがらがら……あ」
「罠に、はまります」
ポリポート駅《ペリステラ》――
「――駐船場の上に、エネルギーバリア?」
「ペリー・ローダン、宇宙船《ミクル=ジョン》に曰く」
「――われわれは、離船するっ」
「――わたしと、モンドラと、トロトス以外は、船に入れるなっ」
「宇宙船《ミクル=ジョン》、応じて曰く」
「――ラモズも、連れていってください」
「――にゃあ」
「……」
「ペリー・ローダンと、イホ・トロトと、ラモズが~」
「宇宙船《ミクル=ジョン》を、離船すると~」
「エネルギー・バリアは、消えたという」
ポリポート駅《ペリステラ》――
「ペリー・ローダンと、イホ・トロトと、ラモズは~」
「――にゃあ」
「ラモズの嗅覚を頼りに、モンドラを探す」
「と」
「――!」
「――ワゴコ種族一行が、ボコられてアライグマのなめし革みたいにっ」
「――モンドラっ」
「モンドラ・ダイアモンドさんは、姿なし」
「さらに~」
「ラモズの嗅覚を頼りに、一行は都市部の方へ」
「と」
「――ここは、市場の大将ウロッコ・ロトゥスがいる塔?」
「侵入してみると~」
「独房と、逃走の形跡」
「――モンドラさんがココにいたのは、間違いないですな」
「――追うぞっ」
「――にゃ……ぎゃあっ」
「突如」
「有象無象のトイケン種族が~」
「2名と1匹に、雪崩を打って襲いかかる」
「――!」
「さすがのイホ・トロトでさえ、歯が立たないのでした」
以下、次号。
【関連サイト】
・出版社が運営するドイツ公式サイト
[ http://www.perry-rhodan.net/ ]
・他、関連サイトはこちらを参照
[ http://www.rhodan.jp/ ]
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◆今回のひとこと
作家ロベルト・フェルトホフ氏、8月17日早朝、病没。享年47歳。
2000話から、Rhodan-Heft の草案作家。
d-information を介して10年間、ある意味ずっとツルんできた人でした。
ご冥福、お祈り申し上げます。
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d-information ◆ 577 [不定期刊] 2009/08/24
発行:y.wakabayashi /rlmdi [ yw@rlmdi.org ]
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◇ペリー・ローダン近況
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◆ペリー・ローダン近況
□ Perry Rhodan-Heft
2505 . Michael Marcus Thurner / Der Polyport-Markt / ポリポート市場
2506 . Michael Marcus Thurner / Solo für Mondra Diamond / モンドラ・ダイアモンドに捧げる独奏
2507 . Arndt Ellmer / In der Halbspur-Domäne / 半空間シュプール領域にて
2508 . Uwe Anton / Unternehmen Stardust-System / スターダスト星系計画
2509 . Horst Hoffmann / Insel im Nebel / 雲中の島
□ Perry Rhodan-Heft 2505話「ポリポート市場」
[ http://www.perry-rhodan.net/produkte/hefte/1/2505.html ]
新銀河暦1463年1月――
「ポリポート駅網――搬送筒で、11の銀河を結ぶ超ハイテク遺物」
「自由テラナー連盟は~」
「拾ったポリポート駅《ガリレオ》を、土星軌道に運んで調査」
「ところが」
「ポリポート駅相互の通信を、聞いていると~」
「――周波王国が、ポリポート駅網を、征服開始?」
「――人類植民星系スターダストからも、救難信号?」
「――ならばっ」
「――このローダンが、平和のために、征服しかえしてやるっ」
「自由テラナー連盟は~」
「隣接する、ポリポート駅《イタフォル》を、周波王国から奪還したり」
「で」
「自由テラナー連盟政庁首席ペリー・ローダンは~」
「ポリポート駅管理人〈半空間シュプール・チェンジャー〉種族に招待され~」
「招待先の惑星マルカヌで、周波王国の襲撃をうけて~」
「現在~」
「イホ・トロトと、モンドラ・ダイアモンドさんと、わずか3名~」
「博物館から拝借した宇宙船《ミクル=ジョン》で~」
「キョン・メガス銀河を、逃走中」
「ポリポート駅《ペリステラ》経由で、銀河系に帰郷したい」
ポリポート駅《ペリステラ》――
「角皿2枚を、向かい合わせに貼りあわせ~」
「皿の中央に、直径1.5kmの孔ひとつ」
「孔には、ペールブルーの管が4本、四方から中心に向け伸びている」
「という、標準的なポリポート駅」
「二重恒星系の恒星2つを、交互に巡っています」
「ところが」
「近よると、見えてきました」
「――表面に、建物がびっしり?」
「――周波王国は、いない、みたいですな」
「――まずは、距離を置いて観察だっ」
「――周辺に、キョン・メガス銀河の各種族の船が、いっぱい?」
「――建物は、大昔からポリポート駅にびっしり、みたいですな」
「――物流倉庫というか、市場……なんだな」
「すると」
「宇宙船《ミクル=ジョン》、曰く」
「――着陸させてください」
「――ポリポート駅《ペリステラ》には、以前に何度も来たことあるんです」
「――どこが変わっているか、見てみたいの」
「かくして、一行は着陸を決意」
ポリポート駅《ペリステラ》――
「ポリポート駅の駐船場スタッフ、曰く」
「――チケットがない船は、ダメです」
「――そこを、なんとか」
「――ダメでーす」
「交渉、長期化」
「賄賂をつかませることで、なんとか駐船場を割り当ててもらいます」
「が」
「ペリー・ローダン一行、現地通貨の持ち合わせが、ありません」
「賄賂を払える、はずもなし」
「船にぺったり、差し押さえシール」
「――2昼夜以内に払わないと、没収です」
ポリポート駅《ペリステラ》――
「宇宙船《ミクル=ジョン》、曰く」
「――着陸のとき、確認したんですけど」
「――60以上の種族が、いるみたい」
「――半分は、前に見たけど」
「戦争があってから~」
「いくつかの種族のあいだに、不和があるらしい」
「いくつかの種族は~」
「隣の大きなディクティヨン銀河から~」
「この小さな伴銀河キョン=メガスに、来たらしい」
「ちなみに」
「ディクティヨン銀河は、テラナーの星図にいう、ケンタウルス座A」
「力の球形体〈エスタルトゥ〉の影響圏に、接しています」
ポリポート駅《ペリステラ》――
「宇宙船《ミクル=ジョン》には~」
「――このイホ・トロトが、残ろう」
「ラモズ――《ミクル=ジョン》に棲みつく山猫のようなモノ――も~」
「――にゃあ」
「ふたりで、お留守番」
「で」
「ペリー・ローダンと、モンドラ・ダイアモンドさんは~」
「――ここは……搬送筒4本の、ちょうど交点あたり?」
「離船して、ウロウロしていると~」
「――エスカレーターは、使えないーぶー」
「――2階に行くヒトは、こちらでーぶー」
「トイケン種族――身長1.5mの直立するノブタ――2名に、迎えられ~」
「――市場の規則を、教えるぶー」
「――武器を持ちこんだら、罰金だぶー」
「で」
「ペリー・ローダンは~」
「――餞別にもらった、このポリポート駅・制御装置をっ」
「――ぽちっ」
「が」
「機能せず」
「――なぜだっ」
「――ぽちっ」
「機能せず」
「そんな、ペリー・ローダンを、ヨソ目に~」
「モンドラ・ダイアモンドさんは~」
「ポリポート駅《ペリステラ》を、つぶさに見てみたい」
「――駐船場の費用も、工面したいし」
「――市場の大将ウロッコ・ロトゥスに、会ってみたい」
ポリポート駅《ペリステラ》――
「透明な壁ごしに~」
「宇宙船《ミクル=ジョン》が停泊する駐船場を、見つめるのは~」
「――むー」
「愉快ならざる面持ちの、市場の大将ウロッコ・ロトゥス」
「――かつて市場の主人〈半空間シュプール・チェンジャー〉は~」
「――オベリスク型の船に乗っていた、とか」
「――だれか、あの船に忍びこみ、乗員の情報を集めるのだっ」
「2時間後、報告に大きくうなずき」
「――あの船と乗員を、手に入れたい」
ポリポート駅《ペリステラ》――
「モンドラ・ダイアモンドさんは、2日間有効のビザで、市場に到達」
「――市場の大将ウロッコ・ロトゥスに、会ってみたい」
「でも、うまくいきません」
「と」
「――やめてくださいー」
「態度の大きな、兵士たちが~」
「ワゴコ種族――アライグマ似――を、脅していたので、つい」
「――モンドラ・パンチっ」
「――モンドラ・キックっ」
「――憶えていろよー」
「モンドラ・ダイアモンドさん、われに返ります」
「――でも、武器は使ってないのよ、武器は」
「周囲で、つぶらな瞳のワゴコ種族たちが~」
「――ボクたちの用心棒さんに、なってください」
「――商品1回運ぶごとに、900ドゥレティン差し上げます」
「差し押さえ中の《ミクル=ジョン》を取りもどすには、115ドゥレティン」
「モンドラ・ダイアモンドさん、ふたつ返事で」
「――オーケーよっ」
「で」
「モンドラ・ダイアモンドさんは~」
「《ミクル=ジョン》へ戻ると、意気揚々と進捗報告」
「一方」
「ペリー・ローダンは~」
「がんばったけれど、制御装置はピクリともせず、とのこと」
「モンドラ・ダイアモンドさんは~」
「シャワーを浴びて、食事もとり~」
「――さあ、仕事よっ」
「……」
「かくして」
「1日目の運搬は、つつがなく」
「――がらがらがらがら」
「任務完了」
「つぶらな瞳のワゴコ種族は~」
「――ボクたちの用心棒さんに、乾杯っ」
「――さあ、荷物の分だけ、呑むのですっ」
「翌朝」
「ワゴコ種族は~」
「――うー、宿酔い」
「モンドラ・ダイアモンドさんも~」
「――うー、宿酔いだわー」
「――がらがらがら……あ」
「罠に、はまります」
ポリポート駅《ペリステラ》――
「――駐船場の上に、エネルギーバリア?」
「ペリー・ローダン、宇宙船《ミクル=ジョン》に曰く」
「――われわれは、離船するっ」
「――わたしと、モンドラと、トロトス以外は、船に入れるなっ」
「宇宙船《ミクル=ジョン》、応じて曰く」
「――ラモズも、連れていってください」
「――にゃあ」
「……」
「ペリー・ローダンと、イホ・トロトと、ラモズが~」
「宇宙船《ミクル=ジョン》を、離船すると~」
「エネルギー・バリアは、消えたという」
ポリポート駅《ペリステラ》――
「ペリー・ローダンと、イホ・トロトと、ラモズは~」
「――にゃあ」
「ラモズの嗅覚を頼りに、モンドラを探す」
「と」
「――!」
「――ワゴコ種族一行が、ボコられてアライグマのなめし革みたいにっ」
「――モンドラっ」
「モンドラ・ダイアモンドさんは、姿なし」
「さらに~」
「ラモズの嗅覚を頼りに、一行は都市部の方へ」
「と」
「――ここは、市場の大将ウロッコ・ロトゥスがいる塔?」
「侵入してみると~」
「独房と、逃走の形跡」
「――モンドラさんがココにいたのは、間違いないですな」
「――追うぞっ」
「――にゃ……ぎゃあっ」
「突如」
「有象無象のトイケン種族が~」
「2名と1匹に、雪崩を打って襲いかかる」
「――!」
「さすがのイホ・トロトでさえ、歯が立たないのでした」
以下、次号。
【関連サイト】
・出版社が運営するドイツ公式サイト
[ http://www.perry-rhodan.net/ ]
・他、関連サイトはこちらを参照
[ http://www.rhodan.jp/ ]
----------------------------------------------------------------------
◆今回のひとこと
作家ロベルト・フェルトホフ氏、8月17日早朝、病没。享年47歳。
2000話から、Rhodan-Heft の草案作家。
d-information を介して10年間、ある意味ずっとツルんできた人でした。
ご冥福、お祈り申し上げます。
----------------------------------------------------------------------
d-information ◆ 577 [不定期刊] 2009/08/24
発行:y.wakabayashi /rlmdi [ yw@rlmdi.org ]
バックナンバー、登録/解除はこちら [ http://www.rlmdi.net/rlmdi/di/ ]
◆目次
◇ペリー・ローダン近況
----------------------------------------------------------------------
◆ペリー・ローダン近況
□ Perry Rhodan-Heft
2504 . Leo Lukas / Die Hypersenke / ハイパー低下
2505 . Michael Marcus Thurner / Der Polyport-Markt / ポリポート市場
2506 . Michael Marcus Thurner / Solo für Mondra Diamond / モンドラ・ダイアモンドに捧げる独奏
2507 . Arndt Ellmer / In der Halbspur-Domäne / 半空間シュプール領域にて
2508 . Uwe Anton / Unternehmen Stardust-System / スターダスト星系計画
□ Perry Rhodan-Heft 2504話「ハイパー低下」
[ http://www.perry-rhodan.net/produkte/hefte/1/2504.html ]
新銀河暦1463年1月――
「ポリポート駅網――搬送筒で、11の銀河を結ぶ超ハイテク遺物」
「自由テラナー連盟は~」
「拾ったポリポート駅《ガリレオ》を、土星軌道に運んで調査」
「ところが」
「ポリポート駅相互の通信を、聞いていると~」
「――周波王国が、ポリポート駅網を、征服開始?」
「――人類植民星系スターダストからも、救難信号?」
「――ならばっ」
「――このローダンが、平和のために、征服しかえしてやるっ」
「自由テラナー連盟は~」
「隣接する、ポリポート駅《イタフォル》を、周波王国から奪還したり」
「で」
「自由テラナー連盟政庁首席ペリー・ローダンは~」
「ポリポート駅管理人〈半空間シュプール・チェンジャー〉種族に招待され~」
「招待先の惑星マルカヌで、周波王国の襲撃をうけて~」
「現在~」
「イホ・トロトと、モンドラ・ダイアモンドさんと、わずか3名~」
「博物館から拝借した宇宙船《ミクル=ジョン》で~」
「キョン・メガス銀河を、逃走中」
「ポリポート駅《ペリステラ》経由で、銀河系に帰郷したい」
試験船《アニアズー》――
「ボカズー種族の新型船《アニアズー》は~」
「惑星〈新ボカズ〉が総力をあげて開発した新型エンジンを、搭載」
「……」
「ボカズー種族――」
「本当の故郷は、隣の大きなディクティヨン銀河」
「こんな小さな伴銀河に島流し、なんて、イヤなのです」
「2世代前の〈大打撃〉――ハイパー物理学的抵抗増大――で~」
「ハイテクと宇宙航行がダメな時代が、到来」
「〈大打撃〉以降、最初に実用化したリニア駆動船は~」
「――まだまだ、だけれど、いつかディクティヨン銀河まで達してみせるっ」
「期待をもって、迎えられ~」
「今回、新型エンジンを搭載した《アニアズー》も~」
「――キョン・メガス銀河の通商を、独占かもっ」
「期待されてます」
「……」
「経験豊富な老船長レイハルテ・セムフーは~」
「宇宙船の扱いに、定評があります」
「《アニアズー》を指揮して、初の遠距離試験航行」
「――新型エンジンは~」
「――リニア駆動を〈大打撃〉前の水準に近づけるのじゃ」
「――ごごごっ」
「試験航行は、順調です」
「ヒューマノイドっぽい半知性体ムンクルを1名~」
「乗客に、迎えました」
「――フォイバルド」
「という名前、のようです」
「が」
「経験豊富な老船長レイハルテ・セムフーは~」
「――けけけ。チビのヒューマノイドめ……けっ」
「異種族への態度がよろしくないことも、定評があります」
「そんな時には~」
「先任将校ソナルテ・ホリウーさん――お目付役――の、出番」
「――お客様は、わたしが、お世話しますからっ」
「――船長は、どうぞ司令室へっ」
「と、まあ」
「――ごごごっ」
「ここまでは、それなりに順調でした」
新型船《アニアズー》――
「星系ワエルレアトで、《アニアズー》は~」
「吟遊詩人ゲルン・エクジフェレ・バロストを~」
「乗客に、迎え~」
「吟遊詩人ヨット《神話の角笛》を、他の乗客の船同様、外殻に繋留したり」
「――ごごごっ」
「その晩は~」
「吟遊詩人ゲルン・エクジフェレ・バロストの、船内独演会」
「特殊効果も素敵なショー」
「――ぶらぼーっ」
「――ぱちぱちぱち」
「ところが」
「楽しい、宴のあとで~」
「――ずずーん」
「――機関室で、爆発?」
「――ずずーん」
「――他のところでも、爆発?」
「――新型エンジンも、損傷?」
「――他の機器類も、被害甚大?」
「《アニアズー》は~」
「――ぽっとん」
「リニア空間から、通常空間に転落」
「しかも」
「――事故原因・不明?」
骨董宇宙船《ミクル=ジョン》――
「ペリー・ローダンは~」
「イホ・トロトと、モンドラ・ダイアモンドさんと、わずか3名~」
「惑星マルカヌを、なんとか脱出」
「――超光速航行は、できますかな」
「――ええいっ、やってみるのだ問答無益っ」
「――あ……ペリー何をするのっ」
「《ミクル=ジョン》は、超空間へ」
「……」
「《ミクル=ジョン》は、通常空間へ」
「で」
「イホ・トロトは、観測にいそしむ」
「――どうやら、NGC5128銀河、みたいですな」
「別名、ケンタウルス座A」
「銀河系から、超知性体エスタルトゥの〈力の球形体〉方向へ1241万光年」
「――これは、本当にポリポート駅網を経由しないと、帰れんなー」
「……」
「《ミクル=ジョン》は、ふたたび超空間へ」
「キョン・メガス銀河の反対側、ポリポート駅《ペリステラ》を、目指す」
「船内では~」
「ペリー・ローダンと、イホ・トロトが~」
「――もっと、観測しておきたいですな」
「――もらったクラスA制御装置の、使い方は……」
「仲間はずれの、モンドラ・ダイアモンドさんは~」
「――ラモズーっ」
「《ミクル=ジョン》に棲みつく山猫のようなモノと、遊んでみたり」
「ラモズには、弱いテレパシー能力があります」
「イメージを送って、遊んでみましょう」
「――(ラモズっ、超空間に×××がいるわっ)」
「――ぎゃー」
「と、同時に」
「――ぽっとん」
「《ミクル=ジョン》、いきなり通常空間へ転落」
「……」
「状況を、確認していると~」
「――救難信号?」
「――宇宙船《アニアズー》?」
「――もちろん、救援するともさっ」
「《アニアズー》と連絡をとろうと、試みますが~」
「――音信不通?」
「なんだか、とっても事件の予感」
「――(ぞくぞくっ)」
「間髪入れず」
「ペリー・ローダンと、イホ・トロトは~」
「――救援に、行くぞっ」
遭難船《アニアズー》――
「経験豊富な老船長レイハルテ・セムフーは~」
「――事故原因が不明なあいだは、予備エンジンはそーっとして弄るでないっ」
「――新型エンジンを、まず修理するのじゃ」
「ところが」
「新型エンジンの修理が、完了し~」
「――新型エンジン、再点火じゃ」
「――ずずーん」
「またも、爆発」
「経験豊富な老船長レイハルテ・セムフーは~」
「技術的な勘にも、定評があります」
「先任将校ソナルテ・ホリウーさんに、こっそり曰く」
「――極秘で〈実験〉を、おこなうのじゃ」
「かくして」
「先任将校ソナルテ・ホリウーさんは~」
「――(こっそり)」
「船内を歩きまわり、ハイテク機器を稼働させては実験」
「――(こっそり)ずずーん」
「乗客の荷物から、スーパー光線銃を持ち出しては実験」
「――(こっそり)ずずーん」
「わかってきました」
「――つまり」
「――ハイパー水晶の性能が、回復しとるのじゃ」
「――通信機の性能もじゃ」
「――駆動系の性能もじゃ」
「――つまり」
「――ハイパー物理学的抵抗が、〈大打撃〉前の水準に戻っておるのじゃ」
「――だから、過負荷でばーん、なのじゃ」
「怪現象も、解明の糸口が見えてきました」
「と、そこへ」
「――謎の宇宙船《ミクル=ジョン》が、救難信号に応じてきた?」
「なんて、連絡が入ったのですが」
「まさに、同じタイミングで」
「ポジトロニクス担当部長から」
「――船内ネットワークが、ハッキングされてますっ」
「――ファイアウォールが、役に立ちませんっ」
「――ひー」
「なんて、緊急連絡」
「《アニアズー》乗員の心の中、ふたつの出来事は重なります」
「……」
「ペリー・ローダンと、イホ・トロトは~」
「――救援に来たぞっ」
「乗りこんだ、ところで」
「――不法侵入者ですよーっ」
「吟遊詩人ゲルン・エクジフェレ・バロストの通報により~」
「――がしっ」
「――?」
「ハッキングの嫌疑もかけられ、保安部隊に逮捕される」
「――がしゃんっ」
「――せめて、女房に電話1本かけさせてくれっ」
「ペリー・ローダンは、モンドラ・ダイアモンドさんに、言い訳したり」
「一方」
「沈着冷静なイホ・トロトは、分析にいそしむ」
「――船内ネットワークに、不正ログインしてみました」
「――問題の〈ハッキングするウィルス〉の、素姓ですがな」
「――外殻に繋留してある小型船まで、逆探知できましたな」
「――船名は……吟遊詩人ヨット《神話の角笛》ですな」
「で」
「ペリー・ローダンと、イホ・トロトは~」
「船長と面会し、身の潔白を証明したい」
「――でも、どうやって?」
「――?」
「ヒューマノイドっぽい半知性体ムンクルの、手引きで~」
「両名は~」
「経験豊富な老船長レイハルテ・セムフーの前で、潔白を証明しようと……」
「――船長、聞いてくださいっ」
「――真犯人は……」
「言いかけた、ところで」
「――ばーん」
「――ばばーん」
「先任将校ソナルテ・ホリウーさんと、保安部隊と、乗客たちが、両名を攻撃」
「――どうして?」
「――まさか、操られてる?」
「――怪しいのは、その機械だっ」
「イホ・トロトの機転で~」
「吟遊詩人ゲルン・エクジフェレ・バロストの舞台演出装置を、破壊」
「――はっ」
「乗員・乗客は、正気にかえり~」
「吟遊詩人ゲルン・エクジフェレ・バロスト=産業スパイは、逮捕」
「どうやら、ボカズー種族の商売敵、スヴィレン人に、雇われて~」
「新型エンジンの秘密を、盗もうとしたようです」
骨董宇宙船《ミクル=ジョン》――
「ペリー・ローダンと、イホ・トロトと、モンドラ・ダイアモンドさんは~」
「以後、事件もなく、航行をつづけ~」
「1月13日――」
「ポリポート駅《ペリステラ》に、到着したという」
「……」
「ところで」
「ハイパー物理学的抵抗が、新銀河歴1331年以前の水準まで低下した~」
「今回の謎の現象、について、ですが」
「けっきょく、詳細は不明のまま」
「すぐまた、ハイテクがダメな水準まで、戻ってしまったのでした」
【関連サイト】
・出版社が運営するドイツ公式サイト
[ http://www.perry-rhodan.net/ ]
・他、関連サイトはこちらを参照
[ http://www.rhodan.jp/ ]
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◆今回のひとこと
幕間劇ですね。
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d-information ◆ 576 [不定期刊] 2009/08/17
発行:y.wakabayashi /rlmdi [ yw@rlmdi.org ]
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◇ペリー・ローダン近況
----------------------------------------------------------------------
◆ペリー・ローダン近況
□ Perry Rhodan-Heft
2504 . Leo Lukas / Die Hypersenke / ハイパー低下
2505 . Michael Marcus Thurner / Der Polyport-Markt / ポリポート市場
2506 . Michael Marcus Thurner / Solo für Mondra Diamond / モンドラ・ダイアモンドに捧げる独奏
2507 . Arndt Ellmer / In der Halbspur-Domäne / 半空間シュプール領域にて
2508 . Uwe Anton / Unternehmen Stardust-System / スターダスト星系計画
□ Perry Rhodan-Heft 2504話「ハイパー低下」
[ http://www.perry-rhodan.net/produkte/hefte/1/2504.html ]
新銀河暦1463年1月――
「ポリポート駅網――搬送筒で、11の銀河を結ぶ超ハイテク遺物」
「自由テラナー連盟は~」
「拾ったポリポート駅《ガリレオ》を、土星軌道に運んで調査」
「ところが」
「ポリポート駅相互の通信を、聞いていると~」
「――周波王国が、ポリポート駅網を、征服開始?」
「――人類植民星系スターダストからも、救難信号?」
「――ならばっ」
「――このローダンが、平和のために、征服しかえしてやるっ」
「自由テラナー連盟は~」
「隣接する、ポリポート駅《イタフォル》を、周波王国から奪還したり」
「で」
「自由テラナー連盟政庁首席ペリー・ローダンは~」
「ポリポート駅管理人〈半空間シュプール・チェンジャー〉種族に招待され~」
「招待先の惑星マルカヌで、周波王国の襲撃をうけて~」
「現在~」
「イホ・トロトと、モンドラ・ダイアモンドさんと、わずか3名~」
「博物館から拝借した宇宙船《ミクル=ジョン》で~」
「キョン・メガス銀河を、逃走中」
「ポリポート駅《ペリステラ》経由で、銀河系に帰郷したい」
試験船《アニアズー》――
「ボカズー種族の新型船《アニアズー》は~」
「惑星〈新ボカズ〉が総力をあげて開発した新型エンジンを、搭載」
「……」
「ボカズー種族――」
「本当の故郷は、隣の大きなディクティヨン銀河」
「こんな小さな伴銀河に島流し、なんて、イヤなのです」
「2世代前の〈大打撃〉――ハイパー物理学的抵抗増大――で~」
「ハイテクと宇宙航行がダメな時代が、到来」
「〈大打撃〉以降、最初に実用化したリニア駆動船は~」
「――まだまだ、だけれど、いつかディクティヨン銀河まで達してみせるっ」
「期待をもって、迎えられ~」
「今回、新型エンジンを搭載した《アニアズー》も~」
「――キョン・メガス銀河の通商を、独占かもっ」
「期待されてます」
「……」
「経験豊富な老船長レイハルテ・セムフーは~」
「宇宙船の扱いに、定評があります」
「《アニアズー》を指揮して、初の遠距離試験航行」
「――新型エンジンは~」
「――リニア駆動を〈大打撃〉前の水準に近づけるのじゃ」
「――ごごごっ」
「試験航行は、順調です」
「ヒューマノイドっぽい半知性体ムンクルを1名~」
「乗客に、迎えました」
「――フォイバルド」
「という名前、のようです」
「が」
「経験豊富な老船長レイハルテ・セムフーは~」
「――けけけ。チビのヒューマノイドめ……けっ」
「異種族への態度がよろしくないことも、定評があります」
「そんな時には~」
「先任将校ソナルテ・ホリウーさん――お目付役――の、出番」
「――お客様は、わたしが、お世話しますからっ」
「――船長は、どうぞ司令室へっ」
「と、まあ」
「――ごごごっ」
「ここまでは、それなりに順調でした」
新型船《アニアズー》――
「星系ワエルレアトで、《アニアズー》は~」
「吟遊詩人ゲルン・エクジフェレ・バロストを~」
「乗客に、迎え~」
「吟遊詩人ヨット《神話の角笛》を、他の乗客の船同様、外殻に繋留したり」
「――ごごごっ」
「その晩は~」
「吟遊詩人ゲルン・エクジフェレ・バロストの、船内独演会」
「特殊効果も素敵なショー」
「――ぶらぼーっ」
「――ぱちぱちぱち」
「ところが」
「楽しい、宴のあとで~」
「――ずずーん」
「――機関室で、爆発?」
「――ずずーん」
「――他のところでも、爆発?」
「――新型エンジンも、損傷?」
「――他の機器類も、被害甚大?」
「《アニアズー》は~」
「――ぽっとん」
「リニア空間から、通常空間に転落」
「しかも」
「――事故原因・不明?」
骨董宇宙船《ミクル=ジョン》――
「ペリー・ローダンは~」
「イホ・トロトと、モンドラ・ダイアモンドさんと、わずか3名~」
「惑星マルカヌを、なんとか脱出」
「――超光速航行は、できますかな」
「――ええいっ、やってみるのだ問答無益っ」
「――あ……ペリー何をするのっ」
「《ミクル=ジョン》は、超空間へ」
「……」
「《ミクル=ジョン》は、通常空間へ」
「で」
「イホ・トロトは、観測にいそしむ」
「――どうやら、NGC5128銀河、みたいですな」
「別名、ケンタウルス座A」
「銀河系から、超知性体エスタルトゥの〈力の球形体〉方向へ1241万光年」
「――これは、本当にポリポート駅網を経由しないと、帰れんなー」
「……」
「《ミクル=ジョン》は、ふたたび超空間へ」
「キョン・メガス銀河の反対側、ポリポート駅《ペリステラ》を、目指す」
「船内では~」
「ペリー・ローダンと、イホ・トロトが~」
「――もっと、観測しておきたいですな」
「――もらったクラスA制御装置の、使い方は……」
「仲間はずれの、モンドラ・ダイアモンドさんは~」
「――ラモズーっ」
「《ミクル=ジョン》に棲みつく山猫のようなモノと、遊んでみたり」
「ラモズには、弱いテレパシー能力があります」
「イメージを送って、遊んでみましょう」
「――(ラモズっ、超空間に×××がいるわっ)」
「――ぎゃー」
「と、同時に」
「――ぽっとん」
「《ミクル=ジョン》、いきなり通常空間へ転落」
「……」
「状況を、確認していると~」
「――救難信号?」
「――宇宙船《アニアズー》?」
「――もちろん、救援するともさっ」
「《アニアズー》と連絡をとろうと、試みますが~」
「――音信不通?」
「なんだか、とっても事件の予感」
「――(ぞくぞくっ)」
「間髪入れず」
「ペリー・ローダンと、イホ・トロトは~」
「――救援に、行くぞっ」
遭難船《アニアズー》――
「経験豊富な老船長レイハルテ・セムフーは~」
「――事故原因が不明なあいだは、予備エンジンはそーっとして弄るでないっ」
「――新型エンジンを、まず修理するのじゃ」
「ところが」
「新型エンジンの修理が、完了し~」
「――新型エンジン、再点火じゃ」
「――ずずーん」
「またも、爆発」
「経験豊富な老船長レイハルテ・セムフーは~」
「技術的な勘にも、定評があります」
「先任将校ソナルテ・ホリウーさんに、こっそり曰く」
「――極秘で〈実験〉を、おこなうのじゃ」
「かくして」
「先任将校ソナルテ・ホリウーさんは~」
「――(こっそり)」
「船内を歩きまわり、ハイテク機器を稼働させては実験」
「――(こっそり)ずずーん」
「乗客の荷物から、スーパー光線銃を持ち出しては実験」
「――(こっそり)ずずーん」
「わかってきました」
「――つまり」
「――ハイパー水晶の性能が、回復しとるのじゃ」
「――通信機の性能もじゃ」
「――駆動系の性能もじゃ」
「――つまり」
「――ハイパー物理学的抵抗が、〈大打撃〉前の水準に戻っておるのじゃ」
「――だから、過負荷でばーん、なのじゃ」
「怪現象も、解明の糸口が見えてきました」
「と、そこへ」
「――謎の宇宙船《ミクル=ジョン》が、救難信号に応じてきた?」
「なんて、連絡が入ったのですが」
「まさに、同じタイミングで」
「ポジトロニクス担当部長から」
「――船内ネットワークが、ハッキングされてますっ」
「――ファイアウォールが、役に立ちませんっ」
「――ひー」
「なんて、緊急連絡」
「《アニアズー》乗員の心の中、ふたつの出来事は重なります」
「……」
「ペリー・ローダンと、イホ・トロトは~」
「――救援に来たぞっ」
「乗りこんだ、ところで」
「――不法侵入者ですよーっ」
「吟遊詩人ゲルン・エクジフェレ・バロストの通報により~」
「――がしっ」
「――?」
「ハッキングの嫌疑もかけられ、保安部隊に逮捕される」
「――がしゃんっ」
「――せめて、女房に電話1本かけさせてくれっ」
「ペリー・ローダンは、モンドラ・ダイアモンドさんに、言い訳したり」
「一方」
「沈着冷静なイホ・トロトは、分析にいそしむ」
「――船内ネットワークに、不正ログインしてみました」
「――問題の〈ハッキングするウィルス〉の、素姓ですがな」
「――外殻に繋留してある小型船まで、逆探知できましたな」
「――船名は……吟遊詩人ヨット《神話の角笛》ですな」
「で」
「ペリー・ローダンと、イホ・トロトは~」
「船長と面会し、身の潔白を証明したい」
「――でも、どうやって?」
「――?」
「ヒューマノイドっぽい半知性体ムンクルの、手引きで~」
「両名は~」
「経験豊富な老船長レイハルテ・セムフーの前で、潔白を証明しようと……」
「――船長、聞いてくださいっ」
「――真犯人は……」
「言いかけた、ところで」
「――ばーん」
「――ばばーん」
「先任将校ソナルテ・ホリウーさんと、保安部隊と、乗客たちが、両名を攻撃」
「――どうして?」
「――まさか、操られてる?」
「――怪しいのは、その機械だっ」
「イホ・トロトの機転で~」
「吟遊詩人ゲルン・エクジフェレ・バロストの舞台演出装置を、破壊」
「――はっ」
「乗員・乗客は、正気にかえり~」
「吟遊詩人ゲルン・エクジフェレ・バロスト=産業スパイは、逮捕」
「どうやら、ボカズー種族の商売敵、スヴィレン人に、雇われて~」
「新型エンジンの秘密を、盗もうとしたようです」
骨董宇宙船《ミクル=ジョン》――
「ペリー・ローダンと、イホ・トロトと、モンドラ・ダイアモンドさんは~」
「以後、事件もなく、航行をつづけ~」
「1月13日――」
「ポリポート駅《ペリステラ》に、到着したという」
「……」
「ところで」
「ハイパー物理学的抵抗が、新銀河歴1331年以前の水準まで低下した~」
「今回の謎の現象、について、ですが」
「けっきょく、詳細は不明のまま」
「すぐまた、ハイテクがダメな水準まで、戻ってしまったのでした」
【関連サイト】
・出版社が運営するドイツ公式サイト
[ http://www.perry-rhodan.net/ ]
・他、関連サイトはこちらを参照
[ http://www.rhodan.jp/ ]
----------------------------------------------------------------------
◆今回のひとこと
幕間劇ですね。
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d-information ◆ 576 [不定期刊] 2009/08/17
発行:y.wakabayashi /rlmdi [ yw@rlmdi.org ]
バックナンバー、登録/解除はこちら [ http://www.rlmdi.net/rlmdi/di/ ]
◆目次
◇ドイツ・ファンタジー賞 2009
◇ペリー・ローダン近況
----------------------------------------------------------------------
◆ドイツ・ファンタジー賞 2009
Deutscher Phantastik Preis の本年の最終ノミネート作は、以下のとおり。
□ Bester deutschsprachiger Roman 国内長篇部門
・Claudia Kern / Sturm / 嵐
――Der verwaiste Thron「孤独な王冠」三部作第1巻
・Kai Meyer / Dschinnland / 精霊国
――Die Sturm Könige「嵐王」三部作第1巻
・Lynn Raven / Der Kuss des Dämons / デーモンの接吻
・Markus Heitz / Blutportale / 血まみれ門
・Markus Heitz / Das Schicksal der Zwerge / 侏儒の運命
・Nina Blazon / Faunblut / 妖魔の血
□ Bestes deutschsprachiges Romandebüt 国内長篇新人部門
・Bernd Perplies / Tarean - Sohn des Fluchbringers / 呪い人の息子タレアン
・Eveline Mattle / Die Saga von Andalaya - Das letzte Zeitalter / アンダラヤ・サーガ――最後の時代
・Ju Honisch / Das Obsidianherz / 黒曜石の心臓
・Siegfried Langer / Alles bleibt anders / 万物流転
・Stephan Russbült / Die Oger / オーガ
□ Bester internationaler Roman 海外長篇部門
・Brian Keene / Der lange Weg nach Hause / Take The Long Way Home / 長い家路
・Cassandra Clare / Chroniken der Unterwelt - City of Bones / 骨都市――闇世界年代記
・John Scalzi / Die letzte Kolonie / The Last Colony / 最後の植民地
・Neal Stephenson / Principia / プリンキピア
・Patrick Rothfuss / Der Name des Windes / The Name of the Wind / 風の名前
□ Beste deutschsprachige Kurzgeschichte 短篇部門
・Christian Endres / Feuerteufel / 火魔
――短篇集 Disturbania『ディスターバニア』収録
・Frank Hebben / Co^te Noir / コート・ノワール
――コンピュータ雑誌 c't 誌2008年26号+2009年1号
・Heidrun Jänchen / Ein Geschäft wie jedes andere / ごくありふれた商売
――短篇集 Janchen, Rößler 編 Lotus-Effekt『蓮効果』収録
・Linda Budinger / Planet der Riesenfrsche / 巨大ガエルの惑星
――短篇集 Der Himmelspfeifer『天の笛吹き』収録
・Thomas Vaucher / Tyrions Wacht / ティリオンの見張り
――短篇集 Der Treue geopfert『生贄の忠誠』収録
□ Beste Original-Anthologie/Kurzgeschichten-Sammlung 短篇集部門
・Christoph Marzi / Nimmermehr / もう2度と
・Die Drachenkinder 編 / Geschichten eines Krieges / ある戦争の記録
・Die Geschichtenweber & Christoph Hardebusch 編 / Die Unterirdischen / 地底人類
・Geisterspiegel.de / Dark Future / ダーク・フューチャー
・Torsten Low / Lichtbringer / 光もたらすもの
□ Beste Serie シリーズ部門
・Das Geheimnis von Askir / アスキールの秘密
・Maddrax / マッドラックス
・Mark Brandis / マーク・ブランディス
・Perry Rhodan / ペリー・ローダン
・Vampir Gothic / ヴァンパイア・ゴシック
□ Bester Grafiker / アート部門
・Arndt Drechsler
・Dirk Schulz
・Ernst Wurdack
・Mark Freier
・Swen Papenbrock
□ Bestes Sekundärwerk 二次創作部門
・Hermann Ritter & Michael Scheuch / Magira - Jahrbuch zur Fantasy / マギラ――ファンタジー年鑑
・Mephisto / メフィスト
・Nautilus - Abenteuer und Phantastik / ノーチラス――冒険とファンタジー
・phantastisch! / ファンタスティック誌
・Mike Hillenbrand & Thomas Höhl / Star Trek in Deutschland: Wie Captain Kirk nach Deutschland kam / ドイツのスタートレック――カーク船長来独記
□ Bestes Hörbuch / Hörspiel ドラマCD/ラジオドラマ部門
・Die schwarze Sonne 7: Goldene Morgenröte / 黄金の夜明け
・Gruselkabinett 30: Der Vampir / 吸血鬼
・H. P. Lovecraft / Necronomicon / ネクロノミコン
・James M. Barrie / Peter Pan / ピーター・パン
・Mark Brandis / マーク・ブランディス
□ Beste Internet-Seite / ウェブサイト部門
・www.bibliotheka-phantastika.de
・www.fantasyguide.de
・www.geisterspiegel.de
・www.phantastik-couch.de
・www.zauberspiegel-online.de
【関連サイト】
・ドイツ・ファンタジー賞については
[ http://www.deutscher-phantastik-preis.de/ ]
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◆ペリー・ローダン近況
□ Perry Rhodan-Action
[ http://www.perry-action.de/ ]
36 . Alexander Huiskes / Sonnendämmerung / 星々のたそがれ
活劇主体、西暦22世紀が舞台の企画物ヘフト・シリーズ。
36話構成の最終話。
□ Perry Rhodan-Action 35話「星々のたそがれ」
[ http://www.perry-action.de/cgi-bin/heft_zyklus_3.pl/12.html ]
西暦2169年7月、星系ヴェガ――
「フェロン人、サクオラは~」
「秘密ステーション〈ワンダラー・バックアップ〉の、超ハイテクを濫用」
「超能力者から超能力を奪う超能力者に、なったり」
「超能力者を含む兵隊を集め、〈黒部隊〉を、組織したり」
「フェロン人最高指導者トルト、トサマル・ドロイ2世と、結託したり」
「連合帝国大執政官ペリー・ローダンを、影響下に置いたり」
「いわば、超能力テロリスト」
「で」
「精神集合体〈それ〉に派遣された、ホムンクは~」
「連合帝国大執政官ペリー・ローダンを、影響から遮蔽して、曰く」
「――〈ワンダラー・バックアップ〉には、安全装置があります」
「――細胞シャワー装置=ヒュジオトロンを、稼働させると~」
「――結果は、怖ろしいことになるのです」
星系ヴェガ小惑星帯、秘密ステーション〈ワンダラー・バックアップ〉――
「超能力テロリスト、サクオラが~」
「細胞シャワー装置、ヒュジオトロンを、稼働させたので~」
「ステーションの人工の空は~」
「――ごごっ」
「乱雲渦巻く、クライマックスの感じに」
「ローダンは~」
「――全員撤退だっ」
「そんな、危機的状況なのに~」
「サクオラ配下の〈黒部隊〉は~」
「――ばーん」
「サクオラの指示どおり、戦闘継続」
「が」
「その背後で」
「首領=超能力テロリスト、サクオラは~」
「――ヒュジオトロンと一緒に、戦略的撤退だ」
「――あ」
「追ってきた、フェロン人最高指導者トサマル・ドロイ2世も、一緒に~」
「フィクティヴ転送機で」
「――ひゅん」
星系ヴェガ第10惑星アブロン――
「――ひゅん」
「超能力テロリスト、サクオラと~」
「細胞シャワー装置、ヒュジオトロンと~」
「フェロン人最高指導者トサマル・ドロイ2世は~」
「第10惑星アブロンに、到着」
「――おいこら、最高指導者っ」
「――ひーっ」
「超能力テロリスト、サクオラは、超強力」
「でも」
「用意していた隠れ家までヒュジオトロンを運ぶのを、優先したい」
「フェロン人最高指導者トサマル・ドロイ2世は~」
「逃げおおせるのでした」
星系ヴェガ小惑星帯、秘密ステーション〈ワンダラー・バックアップ〉――
「精神集合体〈それ〉が派遣した、ホムンクは~」
「ローダンに、曰く」
「――あのヒュジオトロンを、許可なく稼働させると~」
「――結果は、怖ろしいことになるのです」
「――星系ヴェガ全体が、ばーん、です」
「――動作が異常になりはじめたら、余裕は数時間しかありません」
「かくして」
「ローダンの号令一下」
「――探すのだ、サクオラをっ」
「――フェロン艦隊も、太陽系艦隊も、ミュータント部隊もっ」
「――サクオラは、星系ヴェガの中にいるっ」
「――と、ホムンクは言っているっ」
星系ヴェガ第10惑星アブロン――
「ここは~」
「フェロン人が住むには、寒すぎる」
「なので」
「惑星テラから入植が許可され、それなりの人数が暮らしていました」
「が」
「超能力テロリスト、サクオラが~」
「細胞シャワー装置、ヒュジオトロンを、持ちこんだので~」
「惑星アブロンの空は~」
「――ごごっ」
「乱雲渦巻く、クライマックスの感じに」
「――ひー」
「――うー」
「――ごー」
「悲喜交々、人間模様が展開」
「……」
「惑星アブロンの異変は、周囲の知るところに、なり~」
「テレポーター、タコ・カクタは~」
「ローダンを連れて、惑星アブロンまで~」
「――テレポートっ」
「太陽系帝国艦隊は~」
「――惑星アブロンの住民を、全員避難させろっ」
「で」
「ホムンク、ローダンに曰く」
「――惑星テラで拾ったコルト・ピースメーカーを、持っていますね?」
「――アレは、このホムンクを繋ぎとめる錨です」
「――と、同時に」
「――アレで、サクオラを殺せます」
「――さあっ」
「ホムンクは、ローダンの遮蔽を外す」
「サクオラは、ローダンを制御しようとする」
「でも」
「ローダンとて、そんなに弱くはありません」
「――サクオラーっ」
「――ばーん」
星系ヴェガ第10惑星アブロン――
「サクオラは、倒したものの~」
「惑星アブロンの空は~」
「――ごごっ」
「もう、ダメな感じに」
「ホムンク、曰く」
「――ヒュジオトロンの自爆装置は、解除不能です」
「ローダンは~」
「――ヒュジオトロンを、宇宙空間に投擲するのだっ」
「でも」
「間に合わず」
「――ひー」
「――うー」
「――ごー」
「悲喜交々、人間模様が展開」
「――!」
「星系ヴェガ第10惑星アブロンは、逃げおくれた住民多数を道連れに~」
「一面の荒野と、なりはてたとか」
星系ソル、連合帝国首都テラニア――
「――という次第で~」
「――第3部・完」
「首都テラニアの街頭で~」
「童話語りロボット、ロビーは~」
「長く、ペリー・ローダンの活劇を、語り伝えたということです」
□ Perry Rhodan-Heft
2503 . Andreas Eschbach / Die Falle von Dhogar / ドガルの罠
2504 . Leo Lukas / Die Hypersenke / ハイパー沼
2505 . Michael Marcus Thurner / Der Polyport-Markt / ポリポール市場
2506 . Michael Marcus Thurner / Solo für Mondra Diamond / モンドラ・ダイアモンドに捧げる独奏
2507 . Arndt Ellmer / In der Halbspur-Domäne / 半空間シュプール領域にて
□ Perry Rhodan-Heft 2503話「ドガルの罠」
[ http://www.perry-rhodan.net/produkte/hefte/1/2503.html ]
新銀河暦1463年――
「搬送筒で、11の銀河を結ぶハイテク遺物、ポリポート駅網」
「自由テラナー連盟は~」
「拾ったポリポート駅《ガリレオ》を、土星軌道に運んで調査」
「ところが」
「傍受した、ポリポート駅相互の通信を、解析すると?」
「――周波王国が、ポリポート駅網を、征服開始?」
「――人類植民星系スターダストからも、救難信号?」
「――ならばっ」
「――このローダンが、自由と平和のために、征服しかえしてやるっ」
「自由テラナー連盟は~」
「隣接する、ポリポート駅《イタフォル》を、征服」
「政庁首席ペリー・ローダンは~」
「ポリポート駅網を管理する〈半空間シュプール・チェンジャー〉種族から~」
「招待されたまま、行方不明」
「政庁大臣レジナルド・ブルは~」
「――まあ、いつものことだぜ」
「ポリポート駅《イタフォル》留守居役に、健気に専心」
「ちなみに」
「銀河系の球状星団M-68――またの名を、ドガル星団」
「恒星ソルから、3万8480光年」
「ポリポート駅《イタフォル》は、そこにあるのです」
ドガル星団、ポリポート駅《イタフォル》――
「レク・ハロンは、若い士官」
「死別したガールフレンド宛に、手紙を書くのが、日課です」
「――拝啓、カタリッサ」
「――ボクは、政庁大臣レジナルド・ブル付の将校になりました」
「――といっても、能力が認められた、というわけではなくて~」
「――偉いヒトが本国に帰ったら、司令部付将校の有資格者がボクだけだった」
「――と、いう事情です」
「――ああ、それでも伝説のブリーと一緒に働けるなんて」
「――ボクは、幸運なのかもしれません」
「一方」
「ポリポート駅《ガリレオ》からは~」
「グライダー1000機分とロボット多数からなる増援部隊が、到着」
「ミルトン・デビーア博士と、部下の科学者たちは~」
「いろいろ、突貫工事」
「――これで、ポリポート通信機が、使えるですっ」
「――受信だけでなく、送信もOKですっ」
「――さあっ」
「政庁大臣レジナルド・ブルは~」
「――ならば、人類植民星系スターダストと、連絡をとるのだっ」
「モールス信号を、送ってみました」
「が」
「――ざざざー」
「――ポリポート通信そのものが、全面的にダメ?」
「――原因不明?」
ドガル星団、ポリポート駅《イタフォル》――
「――ばーん」
「――ざっざっざっ」
「――搬送筒から、周波王国陸戦隊、襲来?」
「――撃退成功っ」
「すでに、幾度となく、周波王国は搬送筒から陸戦隊を送りこみ~」
「返り討ちに、あっていました」
「でも」
「考えるに~」
「――いつか、艦隊が来るかも?」
「――そうしたら、どうしよう?」
「政庁大臣レジナルド・ブルは、作戦会議などして~」
「対策を、練ります」
ドガル星団、ポリポート駅《イタフォル》――
「――ギャラクティカム議長が、支援に送ってよこした?」
「――アルコン帝国のグワロン級戦艦が、36隻?」
「――指揮するのは、二陽将ケロナトル・ロクロン?」
「――《イタフォル》への着陸を、求めている?」
「報告を、受けて~」
「政庁大臣レジナルド・ブル、即決して曰く」
「――帰ってもらえ」
「ギャラクティカムの現議長は、アルコン帝国皇帝ボスティク1世」
「自由テラナー連盟政庁大臣レジナルド・ブルとは、犬猿の仲」
「とはいえ」
「帰ってもらいたい理由は~」
「――私怨ではなく、もちろん作戦だ」
「――見せてやれっ」
「――全艦、一瞬だけパロス影バリアを解除っ」
「――ふっ」
「姿をあらわす、アポロ級軽巡洋艦120隻、ジュピター級戦艦20隻」
「つまり」
「――《イタフォル》周囲には~」
「――自由テラナー連盟艦隊が、敵を待ち伏せ、待機中なのだ」
「――納得したら、帰ってもらえ」
「……」
「ところで」
「ポリポート駅《イタフォル》から、距離30光年」
「周波王国の〈戦光艦〉――フォーム・エネルギー製――24隻が、遊弋中」
「指揮するのは~」
「先般、ポリポート駅《ガリレオ》の征服に失敗して~」
「――憶えていろよーっ」
「と、逃走した、周波王国の周波トレーサー、シンナフォック」
「――なるほど、伏兵か……」
「先刻から、監視していたので~」
「《イタフォル》防衛艦隊の布陣は、丸見えでした」
「かくして」
「周波王国の周波トレーサー、シンナフォックは、号令一下」
「――わはは、敵戦力、恐るるに足らず」
「――わはは、正面から出撃だっ」
「――わはは、平伏せよっ」
「ポリポート駅《イタフォル》に、降伏勧告」
「対して~」
「政庁大臣レジナルド・ブル、即答して曰く」
「――否っ」
周波王国艦隊が、ポリポート駅《イタフォル》に襲いかかる――
「隠れ潜んでいた自由テラナー連盟艦隊も、応戦」
「でも」
「知られていては、奇襲にならず」
「――どどーん」
「周波王国の〈戦光艦〉の、防御兵装は超強力」
「結果」
「周波王国艦隊と自由テラナー連盟艦隊の戦力差は、3対1」
「――どどーん」
「自由テラナー連盟艦隊は~」
「――やむをえん……撤退だっ」
「で」
「丸裸となった、ポリポート駅《イタフォル》に~」
「――ばーん」
「――ざっざっざっ」
「――周波王国陸戦隊、突入?」
「――防衛だっ」
「――ばーん」
「熾烈な、白兵戦」
「そこへ」
「――わはは、平伏せよっ」
「周波トレーサー、シンナフォックみずからが、乗りこんでくる」
「――うわー」
「周波王国陸戦隊は、ついに中央荷捌場まで迫ります」
「……」
「レク・ハロンは、政庁大臣レジナルド・ブル付の将校」
「死別したガールフレンド宛に、心で手紙をしたためます」
「――拝啓、カタリッサ」
「――周波王国との艦隊戦にも、負けて」
「――周波王国の陸戦隊にも、負けて」
「――まさか、政庁大臣レジナルド・ブルは、作戦能力皆無のヒトかも」
「――ボクは、不運なのかもしれません」
「……」
「かくして」
「政庁大臣レジナルド・ブル、絶体絶命」
「かと、思われました」
「が」
「ここで」
「政庁大臣レジナルド・ブル、ニヤリと笑って曰く」
「――作戦発動っ」
周波王国艦隊のただなかに、《プラエトリア》突入――
「《プラエトリア》――さしわたし21kmにおよぶ機動要塞」
「――!」
「クェーサー級フラグメント船116隻が~」
「ジュピター級ウルトラ戦艦――直径2500mを、核として~」
「合体している、のでした」
「――バリア強度は、116倍っ」
「――総合火力は、何十倍っ」
「――どどどーん」
「さらに」
「――分離っ」
「――各個撃破っ」
「――どどどーん」
「変幻自在な攻撃に~」
「周波王国艦隊、たちまち壊滅」
ポリポート駅《イタフォル》内部には、ロボット部隊出現――
「隠れていた、タラVII=HU型ロボットたちが~」
「わらわらと、あらわれて~」
「周波王国陸戦隊を、たちまち包囲」
「――!」
「追いつめられた周波トレーサー、シンナフォックは~」
「――罠……だったのか」
「顔面蒼白」
「政庁大臣レジナルド・ブルは~」
「――降伏したまえっ」
「周波トレーサー、シンナフォックに、降伏勧告」
「対して~」
「周波トレーサー、シンナフォックは~」
「受諾すると、見せかけて~」
「――(仕掛けた爆弾を、ばーん、だ)」
「超能力〈パラ忍び足〉で、姿をくらまし~」
「爆弾を点火、しようとします」
「でも」
「タラVII=HU型ロボットは~」
「周波トレーサー、シンナフォックの不審な挙動を、見逃しませんでした」
「――ばーん」
「周波トレーサー、シンナフォックは~」
「――うっ(やられたっ)」
戦闘終結後、ポリポート駅《イタフォル》周辺宙域――
「けっきょく~」
「周波トレーサー、シンナフォックの捕獲は、失敗」
「情報は、得られませんできた」
「でも」
「周波王国艦隊の残骸を、調査したところ~」
「――旗艦の残骸から、カードケース大のデータ記録媒体を、回収できた?」
「解析、してみましょう」
「――えーと?」
「――この〈戦光艦〉部隊は、ベンガル星団から来た?」
「――惑星テフロッドの、ご近所の?」
「と、いうことは」
「――アンドロメダ銀河の情勢は、どうなっているのだ?」
「心配なので、偵察に行きたい」
「でも」
「通常艦では、ベンガル星団まで1年半かかる」
「しかし、手段は、ないでもない」
「――《ジュール・ヴェルヌ》なら、2日で行けるはずだっ」
【関連サイト】
・出版社が運営するドイツ公式サイト
[ http://www.perry-rhodan.net/ ]
・他、関連サイトはこちらを参照
[ http://www.rhodan.jp/ ]
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◆今回のひとこと
Schlachtlichter を「ハイライター」から「戦光艦」にしてみました。
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発行:y.wakabayashi /rlmdi [ yw@rlmdi.org ]
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◇ドイツ・ファンタジー賞 2009
◇ペリー・ローダン近況
----------------------------------------------------------------------
◆ドイツ・ファンタジー賞 2009
Deutscher Phantastik Preis の本年の最終ノミネート作は、以下のとおり。
□ Bester deutschsprachiger Roman 国内長篇部門
・Claudia Kern / Sturm / 嵐
――Der verwaiste Thron「孤独な王冠」三部作第1巻
・Kai Meyer / Dschinnland / 精霊国
――Die Sturm Könige「嵐王」三部作第1巻
・Lynn Raven / Der Kuss des Dämons / デーモンの接吻
・Markus Heitz / Blutportale / 血まみれ門
・Markus Heitz / Das Schicksal der Zwerge / 侏儒の運命
・Nina Blazon / Faunblut / 妖魔の血
□ Bestes deutschsprachiges Romandebüt 国内長篇新人部門
・Bernd Perplies / Tarean - Sohn des Fluchbringers / 呪い人の息子タレアン
・Eveline Mattle / Die Saga von Andalaya - Das letzte Zeitalter / アンダラヤ・サーガ――最後の時代
・Ju Honisch / Das Obsidianherz / 黒曜石の心臓
・Siegfried Langer / Alles bleibt anders / 万物流転
・Stephan Russbült / Die Oger / オーガ
□ Bester internationaler Roman 海外長篇部門
・Brian Keene / Der lange Weg nach Hause / Take The Long Way Home / 長い家路
・Cassandra Clare / Chroniken der Unterwelt - City of Bones / 骨都市――闇世界年代記
・John Scalzi / Die letzte Kolonie / The Last Colony / 最後の植民地
・Neal Stephenson / Principia / プリンキピア
・Patrick Rothfuss / Der Name des Windes / The Name of the Wind / 風の名前
□ Beste deutschsprachige Kurzgeschichte 短篇部門
・Christian Endres / Feuerteufel / 火魔
――短篇集 Disturbania『ディスターバニア』収録
・Frank Hebben / Co^te Noir / コート・ノワール
――コンピュータ雑誌 c't 誌2008年26号+2009年1号
・Heidrun Jänchen / Ein Geschäft wie jedes andere / ごくありふれた商売
――短篇集 Janchen, Rößler 編 Lotus-Effekt『蓮効果』収録
・Linda Budinger / Planet der Riesenfrsche / 巨大ガエルの惑星
――短篇集 Der Himmelspfeifer『天の笛吹き』収録
・Thomas Vaucher / Tyrions Wacht / ティリオンの見張り
――短篇集 Der Treue geopfert『生贄の忠誠』収録
□ Beste Original-Anthologie/Kurzgeschichten-Sammlung 短篇集部門
・Christoph Marzi / Nimmermehr / もう2度と
・Die Drachenkinder 編 / Geschichten eines Krieges / ある戦争の記録
・Die Geschichtenweber & Christoph Hardebusch 編 / Die Unterirdischen / 地底人類
・Geisterspiegel.de / Dark Future / ダーク・フューチャー
・Torsten Low / Lichtbringer / 光もたらすもの
□ Beste Serie シリーズ部門
・Das Geheimnis von Askir / アスキールの秘密
・Maddrax / マッドラックス
・Mark Brandis / マーク・ブランディス
・Perry Rhodan / ペリー・ローダン
・Vampir Gothic / ヴァンパイア・ゴシック
□ Bester Grafiker / アート部門
・Arndt Drechsler
・Dirk Schulz
・Ernst Wurdack
・Mark Freier
・Swen Papenbrock
□ Bestes Sekundärwerk 二次創作部門
・Hermann Ritter & Michael Scheuch / Magira - Jahrbuch zur Fantasy / マギラ――ファンタジー年鑑
・Mephisto / メフィスト
・Nautilus - Abenteuer und Phantastik / ノーチラス――冒険とファンタジー
・phantastisch! / ファンタスティック誌
・Mike Hillenbrand & Thomas Höhl / Star Trek in Deutschland: Wie Captain Kirk nach Deutschland kam / ドイツのスタートレック――カーク船長来独記
□ Bestes Hörbuch / Hörspiel ドラマCD/ラジオドラマ部門
・Die schwarze Sonne 7: Goldene Morgenröte / 黄金の夜明け
・Gruselkabinett 30: Der Vampir / 吸血鬼
・H. P. Lovecraft / Necronomicon / ネクロノミコン
・James M. Barrie / Peter Pan / ピーター・パン
・Mark Brandis / マーク・ブランディス
□ Beste Internet-Seite / ウェブサイト部門
・www.bibliotheka-phantastika.de
・www.fantasyguide.de
・www.geisterspiegel.de
・www.phantastik-couch.de
・www.zauberspiegel-online.de
【関連サイト】
・ドイツ・ファンタジー賞については
[ http://www.deutscher-phantastik-preis.de/ ]
----------------------------------------------------------------------
◆ペリー・ローダン近況
□ Perry Rhodan-Action
[ http://www.perry-action.de/ ]
36 . Alexander Huiskes / Sonnendämmerung / 星々のたそがれ
活劇主体、西暦22世紀が舞台の企画物ヘフト・シリーズ。
36話構成の最終話。
□ Perry Rhodan-Action 35話「星々のたそがれ」
[ http://www.perry-action.de/cgi-bin/heft_zyklus_3.pl/12.html ]
西暦2169年7月、星系ヴェガ――
「フェロン人、サクオラは~」
「秘密ステーション〈ワンダラー・バックアップ〉の、超ハイテクを濫用」
「超能力者から超能力を奪う超能力者に、なったり」
「超能力者を含む兵隊を集め、〈黒部隊〉を、組織したり」
「フェロン人最高指導者トルト、トサマル・ドロイ2世と、結託したり」
「連合帝国大執政官ペリー・ローダンを、影響下に置いたり」
「いわば、超能力テロリスト」
「で」
「精神集合体〈それ〉に派遣された、ホムンクは~」
「連合帝国大執政官ペリー・ローダンを、影響から遮蔽して、曰く」
「――〈ワンダラー・バックアップ〉には、安全装置があります」
「――細胞シャワー装置=ヒュジオトロンを、稼働させると~」
「――結果は、怖ろしいことになるのです」
星系ヴェガ小惑星帯、秘密ステーション〈ワンダラー・バックアップ〉――
「超能力テロリスト、サクオラが~」
「細胞シャワー装置、ヒュジオトロンを、稼働させたので~」
「ステーションの人工の空は~」
「――ごごっ」
「乱雲渦巻く、クライマックスの感じに」
「ローダンは~」
「――全員撤退だっ」
「そんな、危機的状況なのに~」
「サクオラ配下の〈黒部隊〉は~」
「――ばーん」
「サクオラの指示どおり、戦闘継続」
「が」
「その背後で」
「首領=超能力テロリスト、サクオラは~」
「――ヒュジオトロンと一緒に、戦略的撤退だ」
「――あ」
「追ってきた、フェロン人最高指導者トサマル・ドロイ2世も、一緒に~」
「フィクティヴ転送機で」
「――ひゅん」
星系ヴェガ第10惑星アブロン――
「――ひゅん」
「超能力テロリスト、サクオラと~」
「細胞シャワー装置、ヒュジオトロンと~」
「フェロン人最高指導者トサマル・ドロイ2世は~」
「第10惑星アブロンに、到着」
「――おいこら、最高指導者っ」
「――ひーっ」
「超能力テロリスト、サクオラは、超強力」
「でも」
「用意していた隠れ家までヒュジオトロンを運ぶのを、優先したい」
「フェロン人最高指導者トサマル・ドロイ2世は~」
「逃げおおせるのでした」
星系ヴェガ小惑星帯、秘密ステーション〈ワンダラー・バックアップ〉――
「精神集合体〈それ〉が派遣した、ホムンクは~」
「ローダンに、曰く」
「――あのヒュジオトロンを、許可なく稼働させると~」
「――結果は、怖ろしいことになるのです」
「――星系ヴェガ全体が、ばーん、です」
「――動作が異常になりはじめたら、余裕は数時間しかありません」
「かくして」
「ローダンの号令一下」
「――探すのだ、サクオラをっ」
「――フェロン艦隊も、太陽系艦隊も、ミュータント部隊もっ」
「――サクオラは、星系ヴェガの中にいるっ」
「――と、ホムンクは言っているっ」
星系ヴェガ第10惑星アブロン――
「ここは~」
「フェロン人が住むには、寒すぎる」
「なので」
「惑星テラから入植が許可され、それなりの人数が暮らしていました」
「が」
「超能力テロリスト、サクオラが~」
「細胞シャワー装置、ヒュジオトロンを、持ちこんだので~」
「惑星アブロンの空は~」
「――ごごっ」
「乱雲渦巻く、クライマックスの感じに」
「――ひー」
「――うー」
「――ごー」
「悲喜交々、人間模様が展開」
「……」
「惑星アブロンの異変は、周囲の知るところに、なり~」
「テレポーター、タコ・カクタは~」
「ローダンを連れて、惑星アブロンまで~」
「――テレポートっ」
「太陽系帝国艦隊は~」
「――惑星アブロンの住民を、全員避難させろっ」
「で」
「ホムンク、ローダンに曰く」
「――惑星テラで拾ったコルト・ピースメーカーを、持っていますね?」
「――アレは、このホムンクを繋ぎとめる錨です」
「――と、同時に」
「――アレで、サクオラを殺せます」
「――さあっ」
「ホムンクは、ローダンの遮蔽を外す」
「サクオラは、ローダンを制御しようとする」
「でも」
「ローダンとて、そんなに弱くはありません」
「――サクオラーっ」
「――ばーん」
星系ヴェガ第10惑星アブロン――
「サクオラは、倒したものの~」
「惑星アブロンの空は~」
「――ごごっ」
「もう、ダメな感じに」
「ホムンク、曰く」
「――ヒュジオトロンの自爆装置は、解除不能です」
「ローダンは~」
「――ヒュジオトロンを、宇宙空間に投擲するのだっ」
「でも」
「間に合わず」
「――ひー」
「――うー」
「――ごー」
「悲喜交々、人間模様が展開」
「――!」
「星系ヴェガ第10惑星アブロンは、逃げおくれた住民多数を道連れに~」
「一面の荒野と、なりはてたとか」
星系ソル、連合帝国首都テラニア――
「――という次第で~」
「――第3部・完」
「首都テラニアの街頭で~」
「童話語りロボット、ロビーは~」
「長く、ペリー・ローダンの活劇を、語り伝えたということです」
□ Perry Rhodan-Heft
2503 . Andreas Eschbach / Die Falle von Dhogar / ドガルの罠
2504 . Leo Lukas / Die Hypersenke / ハイパー沼
2505 . Michael Marcus Thurner / Der Polyport-Markt / ポリポール市場
2506 . Michael Marcus Thurner / Solo für Mondra Diamond / モンドラ・ダイアモンドに捧げる独奏
2507 . Arndt Ellmer / In der Halbspur-Domäne / 半空間シュプール領域にて
□ Perry Rhodan-Heft 2503話「ドガルの罠」
[ http://www.perry-rhodan.net/produkte/hefte/1/2503.html ]
新銀河暦1463年――
「搬送筒で、11の銀河を結ぶハイテク遺物、ポリポート駅網」
「自由テラナー連盟は~」
「拾ったポリポート駅《ガリレオ》を、土星軌道に運んで調査」
「ところが」
「傍受した、ポリポート駅相互の通信を、解析すると?」
「――周波王国が、ポリポート駅網を、征服開始?」
「――人類植民星系スターダストからも、救難信号?」
「――ならばっ」
「――このローダンが、自由と平和のために、征服しかえしてやるっ」
「自由テラナー連盟は~」
「隣接する、ポリポート駅《イタフォル》を、征服」
「政庁首席ペリー・ローダンは~」
「ポリポート駅網を管理する〈半空間シュプール・チェンジャー〉種族から~」
「招待されたまま、行方不明」
「政庁大臣レジナルド・ブルは~」
「――まあ、いつものことだぜ」
「ポリポート駅《イタフォル》留守居役に、健気に専心」
「ちなみに」
「銀河系の球状星団M-68――またの名を、ドガル星団」
「恒星ソルから、3万8480光年」
「ポリポート駅《イタフォル》は、そこにあるのです」
ドガル星団、ポリポート駅《イタフォル》――
「レク・ハロンは、若い士官」
「死別したガールフレンド宛に、手紙を書くのが、日課です」
「――拝啓、カタリッサ」
「――ボクは、政庁大臣レジナルド・ブル付の将校になりました」
「――といっても、能力が認められた、というわけではなくて~」
「――偉いヒトが本国に帰ったら、司令部付将校の有資格者がボクだけだった」
「――と、いう事情です」
「――ああ、それでも伝説のブリーと一緒に働けるなんて」
「――ボクは、幸運なのかもしれません」
「一方」
「ポリポート駅《ガリレオ》からは~」
「グライダー1000機分とロボット多数からなる増援部隊が、到着」
「ミルトン・デビーア博士と、部下の科学者たちは~」
「いろいろ、突貫工事」
「――これで、ポリポート通信機が、使えるですっ」
「――受信だけでなく、送信もOKですっ」
「――さあっ」
「政庁大臣レジナルド・ブルは~」
「――ならば、人類植民星系スターダストと、連絡をとるのだっ」
「モールス信号を、送ってみました」
「が」
「――ざざざー」
「――ポリポート通信そのものが、全面的にダメ?」
「――原因不明?」
ドガル星団、ポリポート駅《イタフォル》――
「――ばーん」
「――ざっざっざっ」
「――搬送筒から、周波王国陸戦隊、襲来?」
「――撃退成功っ」
「すでに、幾度となく、周波王国は搬送筒から陸戦隊を送りこみ~」
「返り討ちに、あっていました」
「でも」
「考えるに~」
「――いつか、艦隊が来るかも?」
「――そうしたら、どうしよう?」
「政庁大臣レジナルド・ブルは、作戦会議などして~」
「対策を、練ります」
ドガル星団、ポリポート駅《イタフォル》――
「――ギャラクティカム議長が、支援に送ってよこした?」
「――アルコン帝国のグワロン級戦艦が、36隻?」
「――指揮するのは、二陽将ケロナトル・ロクロン?」
「――《イタフォル》への着陸を、求めている?」
「報告を、受けて~」
「政庁大臣レジナルド・ブル、即決して曰く」
「――帰ってもらえ」
「ギャラクティカムの現議長は、アルコン帝国皇帝ボスティク1世」
「自由テラナー連盟政庁大臣レジナルド・ブルとは、犬猿の仲」
「とはいえ」
「帰ってもらいたい理由は~」
「――私怨ではなく、もちろん作戦だ」
「――見せてやれっ」
「――全艦、一瞬だけパロス影バリアを解除っ」
「――ふっ」
「姿をあらわす、アポロ級軽巡洋艦120隻、ジュピター級戦艦20隻」
「つまり」
「――《イタフォル》周囲には~」
「――自由テラナー連盟艦隊が、敵を待ち伏せ、待機中なのだ」
「――納得したら、帰ってもらえ」
「……」
「ところで」
「ポリポート駅《イタフォル》から、距離30光年」
「周波王国の〈戦光艦〉――フォーム・エネルギー製――24隻が、遊弋中」
「指揮するのは~」
「先般、ポリポート駅《ガリレオ》の征服に失敗して~」
「――憶えていろよーっ」
「と、逃走した、周波王国の周波トレーサー、シンナフォック」
「――なるほど、伏兵か……」
「先刻から、監視していたので~」
「《イタフォル》防衛艦隊の布陣は、丸見えでした」
「かくして」
「周波王国の周波トレーサー、シンナフォックは、号令一下」
「――わはは、敵戦力、恐るるに足らず」
「――わはは、正面から出撃だっ」
「――わはは、平伏せよっ」
「ポリポート駅《イタフォル》に、降伏勧告」
「対して~」
「政庁大臣レジナルド・ブル、即答して曰く」
「――否っ」
周波王国艦隊が、ポリポート駅《イタフォル》に襲いかかる――
「隠れ潜んでいた自由テラナー連盟艦隊も、応戦」
「でも」
「知られていては、奇襲にならず」
「――どどーん」
「周波王国の〈戦光艦〉の、防御兵装は超強力」
「結果」
「周波王国艦隊と自由テラナー連盟艦隊の戦力差は、3対1」
「――どどーん」
「自由テラナー連盟艦隊は~」
「――やむをえん……撤退だっ」
「で」
「丸裸となった、ポリポート駅《イタフォル》に~」
「――ばーん」
「――ざっざっざっ」
「――周波王国陸戦隊、突入?」
「――防衛だっ」
「――ばーん」
「熾烈な、白兵戦」
「そこへ」
「――わはは、平伏せよっ」
「周波トレーサー、シンナフォックみずからが、乗りこんでくる」
「――うわー」
「周波王国陸戦隊は、ついに中央荷捌場まで迫ります」
「……」
「レク・ハロンは、政庁大臣レジナルド・ブル付の将校」
「死別したガールフレンド宛に、心で手紙をしたためます」
「――拝啓、カタリッサ」
「――周波王国との艦隊戦にも、負けて」
「――周波王国の陸戦隊にも、負けて」
「――まさか、政庁大臣レジナルド・ブルは、作戦能力皆無のヒトかも」
「――ボクは、不運なのかもしれません」
「……」
「かくして」
「政庁大臣レジナルド・ブル、絶体絶命」
「かと、思われました」
「が」
「ここで」
「政庁大臣レジナルド・ブル、ニヤリと笑って曰く」
「――作戦発動っ」
周波王国艦隊のただなかに、《プラエトリア》突入――
「《プラエトリア》――さしわたし21kmにおよぶ機動要塞」
「――!」
「クェーサー級フラグメント船116隻が~」
「ジュピター級ウルトラ戦艦――直径2500mを、核として~」
「合体している、のでした」
「――バリア強度は、116倍っ」
「――総合火力は、何十倍っ」
「――どどどーん」
「さらに」
「――分離っ」
「――各個撃破っ」
「――どどどーん」
「変幻自在な攻撃に~」
「周波王国艦隊、たちまち壊滅」
ポリポート駅《イタフォル》内部には、ロボット部隊出現――
「隠れていた、タラVII=HU型ロボットたちが~」
「わらわらと、あらわれて~」
「周波王国陸戦隊を、たちまち包囲」
「――!」
「追いつめられた周波トレーサー、シンナフォックは~」
「――罠……だったのか」
「顔面蒼白」
「政庁大臣レジナルド・ブルは~」
「――降伏したまえっ」
「周波トレーサー、シンナフォックに、降伏勧告」
「対して~」
「周波トレーサー、シンナフォックは~」
「受諾すると、見せかけて~」
「――(仕掛けた爆弾を、ばーん、だ)」
「超能力〈パラ忍び足〉で、姿をくらまし~」
「爆弾を点火、しようとします」
「でも」
「タラVII=HU型ロボットは~」
「周波トレーサー、シンナフォックの不審な挙動を、見逃しませんでした」
「――ばーん」
「周波トレーサー、シンナフォックは~」
「――うっ(やられたっ)」
戦闘終結後、ポリポート駅《イタフォル》周辺宙域――
「けっきょく~」
「周波トレーサー、シンナフォックの捕獲は、失敗」
「情報は、得られませんできた」
「でも」
「周波王国艦隊の残骸を、調査したところ~」
「――旗艦の残骸から、カードケース大のデータ記録媒体を、回収できた?」
「解析、してみましょう」
「――えーと?」
「――この〈戦光艦〉部隊は、ベンガル星団から来た?」
「――惑星テフロッドの、ご近所の?」
「と、いうことは」
「――アンドロメダ銀河の情勢は、どうなっているのだ?」
「心配なので、偵察に行きたい」
「でも」
「通常艦では、ベンガル星団まで1年半かかる」
「しかし、手段は、ないでもない」
「――《ジュール・ヴェルヌ》なら、2日で行けるはずだっ」
【関連サイト】
・出版社が運営するドイツ公式サイト
[ http://www.perry-rhodan.net/ ]
・他、関連サイトはこちらを参照
[ http://www.rhodan.jp/ ]
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◆今回のひとこと
Schlachtlichter を「ハイライター」から「戦光艦」にしてみました。
----------------------------------------------------------------------
d-information ◆ 575 [不定期刊] 2009/08/10
発行:y.wakabayashi /rlmdi [ yw@rlmdi.org ]
バックナンバー、登録/解除はこちら [ http://www.rlmdi.net/rlmdi/di/ ]
◆目次
◇ペリー・ローダン近況
----------------------------------------------------------------------
◆ペリー・ローダン近況
□ Perry Rhodan-Heft
2502 . Christian Montillon / Im Museumsraumer / 博物館宇宙船にて
2503 . Andreas Eschbach / Die Falle von Dhogar / ドガルの罠
2504 . Leo Lukas / Die Hypersenke / ハイパー沼
2505 . Michael Marcus Thurner / Der Polyport-Markt / ポリポール市場
2506 . Michael Marcus Thurner / Solo für Mondra Diamond / モンドラ・ダイアモンドに捧げる独奏
2507 . Arndt Ellmer / In der Halbspur-Domäne / 半空間シュプール領域にて
□ Perry Rhodan-Heft 2502話「博物館宇宙船にて」
[ http://www.perry-rhodan.net/produkte/hefte/1/2502.html ]
新銀河暦1463年――
「11の銀河――推定――を結ぶハイテク遺物、ポリポート駅網」
「自由テラナー連盟政庁首席ペリー・ローダンは~」
「拾ったポリポート駅《ガリレオ》を、土星軌道に運んでくると~」
「――人類のために、役立てたい」
「と、調査を指示」
「ところが」
「――動作しない?」
「――中枢制御施設が、どこにもない?」
「――まさか、遠隔制御しか、できない仕組み?」
「60年間、進捗なし」
「ところが」
「つい、先だって~」
「――自動修復装置が、勝手に動作しはじめたり?」
「――あ……なんだか動く感じになってきた?」
「傍受できるようになった、ポリポート駅相互の通信を、解析すると?」
「――周波王国が、ポリポート駅網を、征服開始?」
「――人類植民星系スターダストからも、救難信号?」
「――あ……搬送筒をぬけて、周波王国が《ガリレオ》を征服に来たっ」
「――ならばっ」
「――このローダンが、自由と平和のために、征服しかえしてやるっ」
「ローダンは~」
「ポリポート駅《ガリレオ》の現有戦力で、防衛成功」
「つづいて」
「搬送筒を、逆送すると~」
「またたくまに、隣接ポリポート駅《イタフォル》を、征服」
「かくして」
「ポリポート駅網を管理する〈半空間シュプール・チェンジャー〉種族は~」
「ローダンに、正式に救援要請」
「――3名までを、拠点惑星に招待します」
「で」
「ローダン」
「モンドラ・ダイアモンドさん」
「イホ・トロト」
「3名は~」
「キョン・メガス銀河、星系アンドゥリー=アファヌル、惑星マルカヌへ」
「ところが」
「そこへ」
「周波王国の周波トレーサー、カロニスが、攻めこんだのです」
海洋惑星マルカヌ、浮遊プラットフォーム都市マラン――
「周波トレーサー、カロニスは~」
「いつもお側に控える、お付きの戦闘従卒を、従え~」
「ダルチュルカ軍団1万200体を、指揮して~」
「――ばーん」
「――どどーん」
「都市マランに、突撃」
「……」
「周波トレーサーは、ヴァトロクス種族」
「なんでも~」
「前線に出ているのは、クローンで~」
「前線に出ているのが、戦死すると~」
「魂は本国に戻って、次のクローンに宿り~」
「戦線復帰、するという」
「死を怖れない、指揮官です」
「ちなみに~」
「忠実な戦士、ダルチュルカ軍団も、クローンですが~」
「たぶん、こちらは、完全な使い捨て」
「……」
「都市マランで~」
「〈半空間シュプール・チェンジャー〉種族は、殺されたり~」
「〈半空間シュプール〉へ、逃げおおせたり」
「……」
「ローダン」
「モンドラ・ダイアモンドさん」
「イホ・トロト」
「〈半空間シュプール・チェンジャー〉種族、アリエル・モトリフィス」
「4名は、都市地下に潜り~」
「海面下を抜けて、隣のプラットフォームへ」
隣のプラットフォーム――
「遭遇したのは~」
「〈半空間シュプール・チェンジャー〉種族の避難民50名」
「で」
「ローダン、一息つくと、仲間に曰く」
「――惑星脱出だっ」
「――この小銀河の、もうひとつのポリポート駅経由で~」
「――自陣営のポリポート駅《イタフォル》まで、帰還するのだっ」
「ところが」
「〈半空間シュプール・チェンジャー〉種族、アリエル・モトリフィス、曰く」
「――どうやって、行くのですか?」
「――わが種族は、宇宙航行を、遠い昔に放棄してるのです」
「――子供たちは、博物館の宇宙船しか、見たことないのです」
「とか、やっていると~」
「――ずずーん」
「と、爆発音」
「――ダルチュルカ軍団が、都市マランの繋留施設を破壊したみたいです」
「――避難民50名を連れて、もっと遠くへ避難しないとっ」
「で」
「イホ・トロト、曰く」
「――この壁の向うは、倉庫みたいですな」
「――こうして、こうすれば、ですな」
「――ばこっ」
「――ココから、入れますな」
倉庫内――
「――反対側の壁は、隔壁ですな」
「――隔壁の手前に……これは転送機ですな」
「――ひゅん」
「転送機を、抜けると~」
「――向かい側に、別の隔壁がありますな」
「と」
「そこへ、ダルチュルカ軍団10体が~」
「――ばーん」
「――どどーん」
「攻撃してきます」
「――反撃っ」
「ローダン一行にとって、勝てない敵では、ありません」
「が」
「――ひー」
「〈半空間シュプール・チェンジャー〉種族たちは、逃走一目散」
「案内人アリエル・モトリフィスだけが、ひとり踏みとどまりました」
周波トレーサー、カロニス――
「ダルチュルカ兵の、ヘルメット・カメラ越しに~」
「周波トレーサー、カロニスは~」
「ローダンの勇姿を、目にします」
「――お?」
「――なんか、見慣れない雰囲気の敵がいるっ」
「――希代のカリスマ?」
「――ああ……オレのこの手で捕獲したい」
ローダン一行――
「転送機を、抜けると~」
「5メートル角の、通路の中」
「――ずずーん」
「と、遠い爆発音」
「――ざざざー」
「と、通路の中に押し寄せる海水」
「逃げのびて、隣の隔壁へ」
「と」
「――この先に……博物館?」
「――宇宙船が、展示してあるかも?」
「期待に、胸が膨らみます」
「歩を進め、ながら~」
「〈半空間シュプール・チェンジャー〉種族、アリエル・モトリフィスが~」
「衝撃的な世間話を、してくれました」
「――恒星アンドゥリー=アファヌルには~」
「――超知性体アファヌルの死体が、埋まっています」
「――したがって、6次元宝玉なのです」
「聞かされたローダン一行、なかなかに驚きです」
ローダン一行――
「次の転送機を、抜けると~」
「――博物館だっ」
「巨大ホールの壁の高さ中くらいに、ぐるりと猫走り」
「ローダン一行は、この猫走りの上にいるのでした」
「――重力0.7G?」
「――壁の黒く輝く球体を使うと、重力を制御できるみたい」
「で、目的のものも、ありました」
「――宇宙船《ミクル=ジョン》?」
「オベリスク型。全長73m、底面さしわたし31m」
「一行が、ハッチを開けて内部に侵入」
「ローダン、直感的に思うに」
「――宇宙船《ミクル=ジョン》は?」
「――〈半空間シュプール・チェンジャー〉種族を、好いていない?」
「発進準備するイホ・トロト、感じて思うに」
「――宇宙船《ミクル=ジョン》が?」
「――自発的にレールを進んで、中央に来てくれたみたい、ですな?」
「ローダン、さらに感じて思うに」
「――宇宙船《ミクル=ジョン》は?」
「――オレたちを、受け入れてくれた……ような気がする」
「とか、やっていると~」
「〈半空間シュプール・チェンジャー〉種族、アリエル・モトリフィス、曰く」
「――宇宙船《ミクル=ジョン》から、降りたいのです」
「――みなさんと宇宙航行、はしないことにして~」
「――姿を隠してアファヌル半界に潜む、自分の種族と暮らしたいのです」
「〈半空間シュプール・チェンジャー〉種族、アリエル・モトリフィスは~」
「自分が所持するポリポート制御装置を、ローダンに託して去る」
「と」
「――ばーん」
「――どどーん」
「博物館に、突然の敵襲来」
「周波トレーサー、カロニスが、みずから~」
「戦闘従卒と、ダルチュルカ軍団を、率いて攻撃してきます」
「さすがに、激戦」
「周波王国側、優勢」
「そこで」
「ローダンは、一計を案じ~」
「壁の黒く輝く球体を、くりくり」
「重力は、いきなり4Gに」
「すると」
「――あ」
「周波トレーサー、カロニス、猫走りから転落」
「即死」
かくして――
「――この隙にっ」
「――がががっ」
「博物館ホールの天井を、開くと」
「――ごごごっ」
「――宇宙船《ミクル=ジョン》、発進っ」
【関連サイト】
・出版社が運営するドイツ公式サイト
[ http://www.perry-rhodan.net/ ]
・他、関連サイトはこちらを参照
[ http://www.rhodan.jp/ ]
----------------------------------------------------------------------
◆今回のひとこと
Kriegsordnanz を「戦闘候補生」から「戦闘従卒」にしてみました。
----------------------------------------------------------------------
d-information ◆ 574 [不定期刊] 2009/08/03
発行:y.wakabayashi /rlmdi [ yw@rlmdi.org ]
バックナンバー、登録/解除はこちら [ http://www.rlmdi.net/rlmdi/di/ ]
◇ペリー・ローダン近況
----------------------------------------------------------------------
◆ペリー・ローダン近況
□ Perry Rhodan-Heft
2502 . Christian Montillon / Im Museumsraumer / 博物館宇宙船にて
2503 . Andreas Eschbach / Die Falle von Dhogar / ドガルの罠
2504 . Leo Lukas / Die Hypersenke / ハイパー沼
2505 . Michael Marcus Thurner / Der Polyport-Markt / ポリポール市場
2506 . Michael Marcus Thurner / Solo für Mondra Diamond / モンドラ・ダイアモンドに捧げる独奏
2507 . Arndt Ellmer / In der Halbspur-Domäne / 半空間シュプール領域にて
□ Perry Rhodan-Heft 2502話「博物館宇宙船にて」
[ http://www.perry-rhodan.net/produkte/hefte/1/2502.html ]
新銀河暦1463年――
「11の銀河――推定――を結ぶハイテク遺物、ポリポート駅網」
「自由テラナー連盟政庁首席ペリー・ローダンは~」
「拾ったポリポート駅《ガリレオ》を、土星軌道に運んでくると~」
「――人類のために、役立てたい」
「と、調査を指示」
「ところが」
「――動作しない?」
「――中枢制御施設が、どこにもない?」
「――まさか、遠隔制御しか、できない仕組み?」
「60年間、進捗なし」
「ところが」
「つい、先だって~」
「――自動修復装置が、勝手に動作しはじめたり?」
「――あ……なんだか動く感じになってきた?」
「傍受できるようになった、ポリポート駅相互の通信を、解析すると?」
「――周波王国が、ポリポート駅網を、征服開始?」
「――人類植民星系スターダストからも、救難信号?」
「――あ……搬送筒をぬけて、周波王国が《ガリレオ》を征服に来たっ」
「――ならばっ」
「――このローダンが、自由と平和のために、征服しかえしてやるっ」
「ローダンは~」
「ポリポート駅《ガリレオ》の現有戦力で、防衛成功」
「つづいて」
「搬送筒を、逆送すると~」
「またたくまに、隣接ポリポート駅《イタフォル》を、征服」
「かくして」
「ポリポート駅網を管理する〈半空間シュプール・チェンジャー〉種族は~」
「ローダンに、正式に救援要請」
「――3名までを、拠点惑星に招待します」
「で」
「ローダン」
「モンドラ・ダイアモンドさん」
「イホ・トロト」
「3名は~」
「キョン・メガス銀河、星系アンドゥリー=アファヌル、惑星マルカヌへ」
「ところが」
「そこへ」
「周波王国の周波トレーサー、カロニスが、攻めこんだのです」
海洋惑星マルカヌ、浮遊プラットフォーム都市マラン――
「周波トレーサー、カロニスは~」
「いつもお側に控える、お付きの戦闘従卒を、従え~」
「ダルチュルカ軍団1万200体を、指揮して~」
「――ばーん」
「――どどーん」
「都市マランに、突撃」
「……」
「周波トレーサーは、ヴァトロクス種族」
「なんでも~」
「前線に出ているのは、クローンで~」
「前線に出ているのが、戦死すると~」
「魂は本国に戻って、次のクローンに宿り~」
「戦線復帰、するという」
「死を怖れない、指揮官です」
「ちなみに~」
「忠実な戦士、ダルチュルカ軍団も、クローンですが~」
「たぶん、こちらは、完全な使い捨て」
「……」
「都市マランで~」
「〈半空間シュプール・チェンジャー〉種族は、殺されたり~」
「〈半空間シュプール〉へ、逃げおおせたり」
「……」
「ローダン」
「モンドラ・ダイアモンドさん」
「イホ・トロト」
「〈半空間シュプール・チェンジャー〉種族、アリエル・モトリフィス」
「4名は、都市地下に潜り~」
「海面下を抜けて、隣のプラットフォームへ」
隣のプラットフォーム――
「遭遇したのは~」
「〈半空間シュプール・チェンジャー〉種族の避難民50名」
「で」
「ローダン、一息つくと、仲間に曰く」
「――惑星脱出だっ」
「――この小銀河の、もうひとつのポリポート駅経由で~」
「――自陣営のポリポート駅《イタフォル》まで、帰還するのだっ」
「ところが」
「〈半空間シュプール・チェンジャー〉種族、アリエル・モトリフィス、曰く」
「――どうやって、行くのですか?」
「――わが種族は、宇宙航行を、遠い昔に放棄してるのです」
「――子供たちは、博物館の宇宙船しか、見たことないのです」
「とか、やっていると~」
「――ずずーん」
「と、爆発音」
「――ダルチュルカ軍団が、都市マランの繋留施設を破壊したみたいです」
「――避難民50名を連れて、もっと遠くへ避難しないとっ」
「で」
「イホ・トロト、曰く」
「――この壁の向うは、倉庫みたいですな」
「――こうして、こうすれば、ですな」
「――ばこっ」
「――ココから、入れますな」
倉庫内――
「――反対側の壁は、隔壁ですな」
「――隔壁の手前に……これは転送機ですな」
「――ひゅん」
「転送機を、抜けると~」
「――向かい側に、別の隔壁がありますな」
「と」
「そこへ、ダルチュルカ軍団10体が~」
「――ばーん」
「――どどーん」
「攻撃してきます」
「――反撃っ」
「ローダン一行にとって、勝てない敵では、ありません」
「が」
「――ひー」
「〈半空間シュプール・チェンジャー〉種族たちは、逃走一目散」
「案内人アリエル・モトリフィスだけが、ひとり踏みとどまりました」
周波トレーサー、カロニス――
「ダルチュルカ兵の、ヘルメット・カメラ越しに~」
「周波トレーサー、カロニスは~」
「ローダンの勇姿を、目にします」
「――お?」
「――なんか、見慣れない雰囲気の敵がいるっ」
「――希代のカリスマ?」
「――ああ……オレのこの手で捕獲したい」
ローダン一行――
「転送機を、抜けると~」
「5メートル角の、通路の中」
「――ずずーん」
「と、遠い爆発音」
「――ざざざー」
「と、通路の中に押し寄せる海水」
「逃げのびて、隣の隔壁へ」
「と」
「――この先に……博物館?」
「――宇宙船が、展示してあるかも?」
「期待に、胸が膨らみます」
「歩を進め、ながら~」
「〈半空間シュプール・チェンジャー〉種族、アリエル・モトリフィスが~」
「衝撃的な世間話を、してくれました」
「――恒星アンドゥリー=アファヌルには~」
「――超知性体アファヌルの死体が、埋まっています」
「――したがって、6次元宝玉なのです」
「聞かされたローダン一行、なかなかに驚きです」
ローダン一行――
「次の転送機を、抜けると~」
「――博物館だっ」
「巨大ホールの壁の高さ中くらいに、ぐるりと猫走り」
「ローダン一行は、この猫走りの上にいるのでした」
「――重力0.7G?」
「――壁の黒く輝く球体を使うと、重力を制御できるみたい」
「で、目的のものも、ありました」
「――宇宙船《ミクル=ジョン》?」
「オベリスク型。全長73m、底面さしわたし31m」
「一行が、ハッチを開けて内部に侵入」
「ローダン、直感的に思うに」
「――宇宙船《ミクル=ジョン》は?」
「――〈半空間シュプール・チェンジャー〉種族を、好いていない?」
「発進準備するイホ・トロト、感じて思うに」
「――宇宙船《ミクル=ジョン》が?」
「――自発的にレールを進んで、中央に来てくれたみたい、ですな?」
「ローダン、さらに感じて思うに」
「――宇宙船《ミクル=ジョン》は?」
「――オレたちを、受け入れてくれた……ような気がする」
「とか、やっていると~」
「〈半空間シュプール・チェンジャー〉種族、アリエル・モトリフィス、曰く」
「――宇宙船《ミクル=ジョン》から、降りたいのです」
「――みなさんと宇宙航行、はしないことにして~」
「――姿を隠してアファヌル半界に潜む、自分の種族と暮らしたいのです」
「〈半空間シュプール・チェンジャー〉種族、アリエル・モトリフィスは~」
「自分が所持するポリポート制御装置を、ローダンに託して去る」
「と」
「――ばーん」
「――どどーん」
「博物館に、突然の敵襲来」
「周波トレーサー、カロニスが、みずから~」
「戦闘従卒と、ダルチュルカ軍団を、率いて攻撃してきます」
「さすがに、激戦」
「周波王国側、優勢」
「そこで」
「ローダンは、一計を案じ~」
「壁の黒く輝く球体を、くりくり」
「重力は、いきなり4Gに」
「すると」
「――あ」
「周波トレーサー、カロニス、猫走りから転落」
「即死」
かくして――
「――この隙にっ」
「――がががっ」
「博物館ホールの天井を、開くと」
「――ごごごっ」
「――宇宙船《ミクル=ジョン》、発進っ」
【関連サイト】
・出版社が運営するドイツ公式サイト
[ http://www.perry-rhodan.net/ ]
・他、関連サイトはこちらを参照
[ http://www.rhodan.jp/ ]
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◆今回のひとこと
Kriegsordnanz を「戦闘候補生」から「戦闘従卒」にしてみました。
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d-information ◆ 574 [不定期刊] 2009/08/03
発行:y.wakabayashi /rlmdi [ yw@rlmdi.org ]
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