2011年10月アーカイブ
◆目次
◇ペリー・ローダン近況
----------------------------------------------------------------------
◆ペリー・ローダン近況
□ Perry Rhodan-Heft
2619 . Wim Vandemaan / Planet der Formatierer / フォーマットする者たちの惑星
2620 . Christian Montillon / Fremde in der Harmonie / 調和の中の異人
2621 . Christian Montillon / Der Harmoniewächter / 調和の番人
2622 . Uwe Anton / Die Rebellen von Escalian / エスカリアンの反徒たち
2623 . Uwe Anton / Die zweite Anomalie / 第二異常
2624 . Arndt Ellmer / (未詳)
□ Perry Rhodan-Heft 2619話「フォーマットする者たちの惑星」
[ http://www.perry-rhodan.net/produkte/hefte/1/2619.html ]
新銀河暦1469年、どこかの異空間――
「異空間に転送された、星系ソル」
「惑星テラでは~」
「謎の異星人アウグル人が~」
「歌う辻説法で~」
「若者の心を、さらったり~」
「公園に天幕を張って~」
「転移パーケットで~」
「若者を、〈守護者世界〉にさらったり~」
「跳梁跋扈」
「……」
「ジャーナリスト、シャムスール・ラウスは~」
「娘=アニセーさんが~」
「アウグル人の歌う辻説法を、追っかけて~」
「――娘が……公園の天幕に、消えた?」
「貴重な証言を、得ます」
「で」
「シャムスール・ラウスは~」
「公園の天幕に、行ってみるのです」
「が」
「――年齢制限がある?」
「そこで~」
「シャムスール・ラウスは~」
「体内に埋め込んだPUCを使って~」
「――オレの記憶とかを、ぎゅっと消して~」
「――精神的に……ボク、5歳か6歳でしゅ」
「公園の天幕に、行くと~」
「今度は、無事に検査に合格」
「転移パーケットに、消えたのでした」
シャムスール・ラウスは、〈守護者世界〉惑星ガドメネアに到着――
「PUCは~」
「――精神的に……ボク、5歳か6歳でしゅ」
「という、シャムスール・ラウスに~」
「まずは、小出しに~」
「記憶を、戻しはじめたり」
「……」
「到着広間の丸天井には~」
「ウルトラマリンブルーに輝く星々が~」
「銀河みたいに~」
「ぐるぐるしていたり」
「執事とメイド――見るからにロボット的なモノ――が~」
「転移パーケットで到着した一同を、出迎え~」
「――おかえりなさいませ」
「水とか~」
「何やら良い香りのするハンカチとかを~」
「配ってくれたり」
「床からは~」
「泉が湧いて~」
「何やら良い香りを、散らしていたり」
「……」
「PUCは、分析して、曰く」
「――オキシトシンの分泌を促す自律神経系に、影響するみたいです」
「オキシトシンは~」
「感覚とか人間の行動を制御するペプチドホルモンの一種……らしい」
「……」
「到着広間の丸天井から~」
「星々が降下して~」
「人々の額に、付着したり」
「……」
「PUC、分析して、曰く」
「――星から、特殊変調された超低周波が出てるのが~」
「――計測できたです」
「……」
「サイポラン人とかいうヒトが1名、出現」
「――ようこそっ」
「――皆さんは~」
「――惑星の各地の養い父母のところに、振り分けられるのです」
「……」
「PUCは~」
「シャムスール・ラウスの体外からの影響を、中和し始めたり」
〈守護者世界〉惑星ガドメネア、都市ホワイア――
「シャムスール・ラウスが属する一団がいる、都市は~」
「ホワイア……と、いうらしい」
「魅惑の都市設計」
「高さ7kmに達する摩天楼が、建ちならんでいたり」
「メイド=ディンディルリさん――シャムスール・ラウス担当――、曰く」
「――あれらは、〈守護者世界〉の家系塔……で、ございます」
「で」
「シャムスール・ラウスは~」
「卵型構造物を、居室として割り当てられて~」
「――どうぞ、ゆっくりお休みください」
「……」
「シャムスール・ラウスは~」
「PUCに、命じて曰く」
「――どうやって、PUCを埋め込むことになったのか~」
「――そこんトコ、記憶を再生してくれないか?」
過去:惑星パタラロン――
「ジャーナリスト、シャムスール・ラウスは~」
「同僚の、ペペレルグと共に~」
「合法ではない手段で、惑星パタラロンに潜入」
「両名は~」
「特ダネをつかんだわけで」
「……」
「最初~」
「両名は~」
「――ばささばささ」
「空を見上げて~」
「――あれは何だ?」
「――七面鳥だっ」
「――何か乗ってるぞっ」
「――スヴォーンだっ」
「それから~」
「調査を、続けていて~」
「両名は、捕まってしまったり」
「……」
「これは~」
「アラスと~」
「テラナーと~」
「スヴォーンによる……秘密計画でした」
「で」
「スヴォーンのブライ、解説して曰く」
「――神経的・生体ポジトロン的ベースの装置を~」
「――つまり、脳の補助具みたいなモノを~」
「――日夜、研究しているのだ」
「で」
「スヴォーンのブライ、さらに解説して曰く」
「――七面鳥と、鶴で実験したのだ」
「――鶴は、死んだのだ」
「――七面鳥は、生き残ったのだ」
「で」
「スヴォーンのブライ、両名に選択を迫って曰く」
「――人格をあれこれして、記憶を消すか?」
「――最初の人体実験の被験者になるか?」
「――さあ、選ぶのだっ」
「で」
「ジャーナリスト、シャムスール・ラウス」
「同僚の、ペペレルグ」
「両名は、後者を選択」
「――ぎゃあああ」
「ペペレルグは~」
「PUCを入れて、死にました」
「が」
「シャムスール・ラウスは~」
「――PUC……入ってる?」
「生き残って~」
「惑星テラに帰還することを許された、という次第」
現在:〈守護者世界〉惑星ガドメネア、都市ホワイア――
「メイド=ディンディルリさんは~」
「シャムスール・ラウスを、連れて~」
「養い父コウルタイルド――超高齢のサイポラン人――のもとへ」
「――えー、お世話になります……」
「――あー、池にエサをまく時間かのう?」
「――えー、何かお手伝いすることは……」
「――あー、早く大きくなるんだぞお」
「――えー……?」
「――あー……」
「養い父コウルタイルドは~」
「池の魚的なモノに、エサをやるばかり」
「シャムスール・ラウスと話すつもりなんて……皆無っぽい」
「……」
「その後――」
「シャムスール・ラウスは~」
「高さ3000mある家系塔に、昇ってみました」
「――おーい?」
「――人が……いない?」
「都市ホワイアを、散策してみました」
「――おーい?」
「――人が……いない?」
「テラナーの若者、数名に出会いましたが~」
「それだけです」
「……」
「シャムスール・ラウスは~」
「プラネタリウムを、発見」
「惑星ガドメネアが属する恒星系のことが、分かったり」
「……」
「シャムスール・ラウスを含む~」
「都市ホワイアのテラナーたちは~」
「――じゃじゃーん」
「聖画交響曲を、聴かされたり」
「内容は~」
「いわゆるサイポラン人の歴史……」
「なのですが」
「シャムスール・ラウスの素直な感想、としては~」
「――これ、なんというか……テラの歴史を戯画化したような?」
「ちなみに」
「この時~」
「歴史のデータは、全部~」
「額に付着した青い星を、通して~」
「転送されてきました」
「で」
「シャムスール・ラウスのPUCは~」
「――データ流とデータの影響は、うまく堰き止められましたです」
「……」
「やがて~」
「シャムスール・ラウスは~」
「――あの都市に、娘がいる?」
「で」
「シャムスール・ラウスは~」
「飛行大地オヌウドイで、その都市へ」
「娘=アニセーさんを発見、するのでした」
〈守護者世界〉惑星ガドメネア、別の都市――
「この都市のテラナーたちも~」
「――じゃじゃーん」
「教育されていたり」
「で」
「シャムスール・ラウスは、今さらながら、気づきます」
「――自分も……全員が、サイポラン人の言葉だけを使って話してる?」
「――みんな、自由にしているのに?」
「――みんな、不思議と無気力だよな」
「……」
「この都市のテラナーたちも~」
「――じゃじゃーん」
「サイポラン人の歴史の別バージョンを、伝授されています」
「――ここぞ……ていう、テラの歴史の残虐なところを持ってきて?」
「――補完してある?」
「で」
「教育中~」
「娘=アニセーさんの、友人らしき若者が~」
「――それって、相手が悪いしょ?」
「――右の頬を打たれたところでヤラないと、負けるぢゃないすか?」
「くりかえし~」
「批判的な感じで、ツッコミを入れたり」
「で」
「シャムスール・ラウスは、思います」
「――あの若者には、明らかに影響が効いていないのだ」
「で」
「シャムスール・ラウスは~」
「娘=アニセーさんと、友人らしき若者が~」
「言い争いになるのを、眺めていたのですが~」
「しばらくした、ところで……」
「メイドが1名、やってきました」
「――お勉強の邪魔でございますよ……さっくり」
「――うっ」
「メイドは、若者を刺し殺し~」
「娘=アニセーさんは~」
「――何も、見てませんっ」
「話題にするのも、拒むのでした」
現在:〈守護者世界〉惑星ガドメネア、都市ホワイア――
「シャムスール・ラウスは~」
「――オレまで刺されたら、堪らんっ」
「養い父コウルタイルドのもとへ、逃げ帰る」
「……」
「ところで~」
「シャムスール・ラウスは~」
「このところ~」
「精神が引き裂かれるような感じに、悩まされていました」
「――どんどん、酷くなってるよなあ」
「そこへ」
「PUC、曰く」
「――ごめんなさい」
「――もしかしたら~」
「――アナタのPUC実験は、失敗かもしれないです」
「シャムスール・ラウスは~」
「――オレ……鶴なのか」
「思うのでした」
【関連サイト】
・出版社が運営するドイツ公式サイト
[ http://www.perry-rhodan.net/ ]
----------------------------------------------------------------------
◆今回のひとこと
なかなか地道なことをします。
----------------------------------------------------------------------
d-information ◆ 691 [不定期刊] 2011/10/31
発行:y.wakabayashi /rlmdi [ yw@rlmdi.org ]
バックナンバー、登録/解除はこちら [ http://www.rlmdi.net/rlmdi/di/ ]
◇ペリー・ローダン近況
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◆ペリー・ローダン近況
□ Perry Rhodan-Heft
2619 . Wim Vandemaan / Planet der Formatierer / フォーマットする者たちの惑星
2620 . Christian Montillon / Fremde in der Harmonie / 調和の中の異人
2621 . Christian Montillon / Der Harmoniewächter / 調和の番人
2622 . Uwe Anton / Die Rebellen von Escalian / エスカリアンの反徒たち
2623 . Uwe Anton / Die zweite Anomalie / 第二異常
2624 . Arndt Ellmer / (未詳)
□ Perry Rhodan-Heft 2619話「フォーマットする者たちの惑星」
[ http://www.perry-rhodan.net/produkte/hefte/1/2619.html ]
新銀河暦1469年、どこかの異空間――
「異空間に転送された、星系ソル」
「惑星テラでは~」
「謎の異星人アウグル人が~」
「歌う辻説法で~」
「若者の心を、さらったり~」
「公園に天幕を張って~」
「転移パーケットで~」
「若者を、〈守護者世界〉にさらったり~」
「跳梁跋扈」
「……」
「ジャーナリスト、シャムスール・ラウスは~」
「娘=アニセーさんが~」
「アウグル人の歌う辻説法を、追っかけて~」
「――娘が……公園の天幕に、消えた?」
「貴重な証言を、得ます」
「で」
「シャムスール・ラウスは~」
「公園の天幕に、行ってみるのです」
「が」
「――年齢制限がある?」
「そこで~」
「シャムスール・ラウスは~」
「体内に埋め込んだPUCを使って~」
「――オレの記憶とかを、ぎゅっと消して~」
「――精神的に……ボク、5歳か6歳でしゅ」
「公園の天幕に、行くと~」
「今度は、無事に検査に合格」
「転移パーケットに、消えたのでした」
シャムスール・ラウスは、〈守護者世界〉惑星ガドメネアに到着――
「PUCは~」
「――精神的に……ボク、5歳か6歳でしゅ」
「という、シャムスール・ラウスに~」
「まずは、小出しに~」
「記憶を、戻しはじめたり」
「……」
「到着広間の丸天井には~」
「ウルトラマリンブルーに輝く星々が~」
「銀河みたいに~」
「ぐるぐるしていたり」
「執事とメイド――見るからにロボット的なモノ――が~」
「転移パーケットで到着した一同を、出迎え~」
「――おかえりなさいませ」
「水とか~」
「何やら良い香りのするハンカチとかを~」
「配ってくれたり」
「床からは~」
「泉が湧いて~」
「何やら良い香りを、散らしていたり」
「……」
「PUCは、分析して、曰く」
「――オキシトシンの分泌を促す自律神経系に、影響するみたいです」
「オキシトシンは~」
「感覚とか人間の行動を制御するペプチドホルモンの一種……らしい」
「……」
「到着広間の丸天井から~」
「星々が降下して~」
「人々の額に、付着したり」
「……」
「PUC、分析して、曰く」
「――星から、特殊変調された超低周波が出てるのが~」
「――計測できたです」
「……」
「サイポラン人とかいうヒトが1名、出現」
「――ようこそっ」
「――皆さんは~」
「――惑星の各地の養い父母のところに、振り分けられるのです」
「……」
「PUCは~」
「シャムスール・ラウスの体外からの影響を、中和し始めたり」
〈守護者世界〉惑星ガドメネア、都市ホワイア――
「シャムスール・ラウスが属する一団がいる、都市は~」
「ホワイア……と、いうらしい」
「魅惑の都市設計」
「高さ7kmに達する摩天楼が、建ちならんでいたり」
「メイド=ディンディルリさん――シャムスール・ラウス担当――、曰く」
「――あれらは、〈守護者世界〉の家系塔……で、ございます」
「で」
「シャムスール・ラウスは~」
「卵型構造物を、居室として割り当てられて~」
「――どうぞ、ゆっくりお休みください」
「……」
「シャムスール・ラウスは~」
「PUCに、命じて曰く」
「――どうやって、PUCを埋め込むことになったのか~」
「――そこんトコ、記憶を再生してくれないか?」
過去:惑星パタラロン――
「ジャーナリスト、シャムスール・ラウスは~」
「同僚の、ペペレルグと共に~」
「合法ではない手段で、惑星パタラロンに潜入」
「両名は~」
「特ダネをつかんだわけで」
「……」
「最初~」
「両名は~」
「――ばささばささ」
「空を見上げて~」
「――あれは何だ?」
「――七面鳥だっ」
「――何か乗ってるぞっ」
「――スヴォーンだっ」
「それから~」
「調査を、続けていて~」
「両名は、捕まってしまったり」
「……」
「これは~」
「アラスと~」
「テラナーと~」
「スヴォーンによる……秘密計画でした」
「で」
「スヴォーンのブライ、解説して曰く」
「――神経的・生体ポジトロン的ベースの装置を~」
「――つまり、脳の補助具みたいなモノを~」
「――日夜、研究しているのだ」
「で」
「スヴォーンのブライ、さらに解説して曰く」
「――七面鳥と、鶴で実験したのだ」
「――鶴は、死んだのだ」
「――七面鳥は、生き残ったのだ」
「で」
「スヴォーンのブライ、両名に選択を迫って曰く」
「――人格をあれこれして、記憶を消すか?」
「――最初の人体実験の被験者になるか?」
「――さあ、選ぶのだっ」
「で」
「ジャーナリスト、シャムスール・ラウス」
「同僚の、ペペレルグ」
「両名は、後者を選択」
「――ぎゃあああ」
「ペペレルグは~」
「PUCを入れて、死にました」
「が」
「シャムスール・ラウスは~」
「――PUC……入ってる?」
「生き残って~」
「惑星テラに帰還することを許された、という次第」
現在:〈守護者世界〉惑星ガドメネア、都市ホワイア――
「メイド=ディンディルリさんは~」
「シャムスール・ラウスを、連れて~」
「養い父コウルタイルド――超高齢のサイポラン人――のもとへ」
「――えー、お世話になります……」
「――あー、池にエサをまく時間かのう?」
「――えー、何かお手伝いすることは……」
「――あー、早く大きくなるんだぞお」
「――えー……?」
「――あー……」
「養い父コウルタイルドは~」
「池の魚的なモノに、エサをやるばかり」
「シャムスール・ラウスと話すつもりなんて……皆無っぽい」
「……」
「その後――」
「シャムスール・ラウスは~」
「高さ3000mある家系塔に、昇ってみました」
「――おーい?」
「――人が……いない?」
「都市ホワイアを、散策してみました」
「――おーい?」
「――人が……いない?」
「テラナーの若者、数名に出会いましたが~」
「それだけです」
「……」
「シャムスール・ラウスは~」
「プラネタリウムを、発見」
「惑星ガドメネアが属する恒星系のことが、分かったり」
「……」
「シャムスール・ラウスを含む~」
「都市ホワイアのテラナーたちは~」
「――じゃじゃーん」
「聖画交響曲を、聴かされたり」
「内容は~」
「いわゆるサイポラン人の歴史……」
「なのですが」
「シャムスール・ラウスの素直な感想、としては~」
「――これ、なんというか……テラの歴史を戯画化したような?」
「ちなみに」
「この時~」
「歴史のデータは、全部~」
「額に付着した青い星を、通して~」
「転送されてきました」
「で」
「シャムスール・ラウスのPUCは~」
「――データ流とデータの影響は、うまく堰き止められましたです」
「……」
「やがて~」
「シャムスール・ラウスは~」
「――あの都市に、娘がいる?」
「で」
「シャムスール・ラウスは~」
「飛行大地オヌウドイで、その都市へ」
「娘=アニセーさんを発見、するのでした」
〈守護者世界〉惑星ガドメネア、別の都市――
「この都市のテラナーたちも~」
「――じゃじゃーん」
「教育されていたり」
「で」
「シャムスール・ラウスは、今さらながら、気づきます」
「――自分も……全員が、サイポラン人の言葉だけを使って話してる?」
「――みんな、自由にしているのに?」
「――みんな、不思議と無気力だよな」
「……」
「この都市のテラナーたちも~」
「――じゃじゃーん」
「サイポラン人の歴史の別バージョンを、伝授されています」
「――ここぞ……ていう、テラの歴史の残虐なところを持ってきて?」
「――補完してある?」
「で」
「教育中~」
「娘=アニセーさんの、友人らしき若者が~」
「――それって、相手が悪いしょ?」
「――右の頬を打たれたところでヤラないと、負けるぢゃないすか?」
「くりかえし~」
「批判的な感じで、ツッコミを入れたり」
「で」
「シャムスール・ラウスは、思います」
「――あの若者には、明らかに影響が効いていないのだ」
「で」
「シャムスール・ラウスは~」
「娘=アニセーさんと、友人らしき若者が~」
「言い争いになるのを、眺めていたのですが~」
「しばらくした、ところで……」
「メイドが1名、やってきました」
「――お勉強の邪魔でございますよ……さっくり」
「――うっ」
「メイドは、若者を刺し殺し~」
「娘=アニセーさんは~」
「――何も、見てませんっ」
「話題にするのも、拒むのでした」
現在:〈守護者世界〉惑星ガドメネア、都市ホワイア――
「シャムスール・ラウスは~」
「――オレまで刺されたら、堪らんっ」
「養い父コウルタイルドのもとへ、逃げ帰る」
「……」
「ところで~」
「シャムスール・ラウスは~」
「このところ~」
「精神が引き裂かれるような感じに、悩まされていました」
「――どんどん、酷くなってるよなあ」
「そこへ」
「PUC、曰く」
「――ごめんなさい」
「――もしかしたら~」
「――アナタのPUC実験は、失敗かもしれないです」
「シャムスール・ラウスは~」
「――オレ……鶴なのか」
「思うのでした」
【関連サイト】
・出版社が運営するドイツ公式サイト
[ http://www.perry-rhodan.net/ ]
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◆今回のひとこと
なかなか地道なことをします。
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d-information ◆ 691 [不定期刊] 2011/10/31
発行:y.wakabayashi /rlmdi [ yw@rlmdi.org ]
バックナンバー、登録/解除はこちら [ http://www.rlmdi.net/rlmdi/di/ ]
◆目次
◇ペリー・ローダン近況
----------------------------------------------------------------------
◆ペリー・ローダン近況
□ Perry Rhodan-Heft
2618 . Verena Themsen / Flucht von der Brückenwelt / 橋世界から脱出
2619 . Wim Vandemaan / Planet der Formatierer / フォーマットする者たちの惑星
2620 . Christian Montillon / Fremde in der Harmonie / 調和の中の異人
2621 . Christian Montillon / Der Harmoniewächter / 調和の番人
2622 . Uwe Anton / Die Rebellen von Escalian / エスカリアンの反徒たち
□ Perry Rhodan-Heft 2618話「橋世界から脱出」
[ http://www.perry-rhodan.net/produkte/hefte/1/2618.html ]
新銀河暦1469年9月、異空間――
「異空間に転送された星系ソルから~」
「ヌルーズマン大佐、率いる~」
「エクスプローラー船《ボンベイ》が~」
「偵察に、発進」
「近隣の星系ネクスト・ストップで~」
「酸素惑星の北極と~」
「メタン惑星の南極が~」
「細い円柱状の〈惑星橋〉で、つながった~」
「そんなモノを、発見」
「惑星橋の真ん中のぐるりと1周は、都市みたいです」
「が」
「惑星橋の周囲には~」
「〈機能障害場〉が、あって~」
「直接、接近できない」
「で」
「エクスプローラー船《ボンベイ》から~」
「イェンケ・ソウスベーさん率いる~」
「スカラベ級重装甲小型艦《ヴァハナ》が~」
「下の方の酸素惑星ファランドへ、降下」
「……」
「酸素惑星ファランドの原住民=ファヴァダライ種族は~」
「発明家と探検家の種族」
「死んだファヴァダライ種族の脳は~」
「死者の都市アムゲウクで~」
「ミミズみたいなゲウクにたかられて~」
「永遠に腐ることなく~」
「穴に堆積して~」
「巨大な脳みたいなもの……を構成していたりする」
「で」
「スカラベ級重装甲小型艦《ヴァハナ》は~」
「ファヴァダライ種族と、いっしょに、北極探検して~」
「失敗して~」
「宇宙論学者ザカリー・クランストンを、亡くしたり~」
「宇宙論学者ザカリー・クランストンの脳が~」
「死者の都市アムゲウクで~」
「葬られて~」
「巨大な脳みたいなもの……に参加したり」
「で」
「エクスプローラー船《ボンベイ》に残った~」
「宇宙論学者ザカリー・クランストンの双子の兄弟~」
「アイデン・クランストンが~」
「ザカリー脳とエンパシーな関係にある関係から~」
「ファヴァダライ種族の死者脳と~」
「交信したり」
「で」
「ザカリー、アイデン経由で、伝えられた~」
「ファヴァダライ種族の死者脳の、英知」
「に、より~」
「ファヴァダライ種族の、発明家と探検家と~」
「スカラベ級重装甲小型艦《ヴァハナ》の、乗員は~」
「ハイパー物理学的なファラデーケージを~」
「スカラベ級重装甲小型艦《ヴァハナ》に、かぶせて~」
「〈機能障害場〉の影響を、軽くしてみたり」
「――ごごごっ」
「惑星橋へ、昇ったり」
「――ごごごっ」
「で」
「惑星橋の真ん中をぐるりと1周する環都市アルダール=シャトで~」
「――つまり?」
「――この星系は?」
「――超知性体アルダールの遺体安置施設?」
「なんてことが、わかったり」
「で」
「イェンケ・ソウスベーさん一行は~」
「抵抗組織=ファトファ種族――ファヴァダライ種族の先祖――と協力して~」
「体制側=ファゲシ種族=〈遍在殿軍〉を、出し抜いて~」
「超知性体アルダールの遺体を納める、ニマダール墓所に、突入」
「で」
「――えーと?」
「――超知性体アルダールの遺体が、ない?」
「――紛失したとか?」
「――盗まれたとか?」
「――つまり?」
「――もしかしたら……?」
「――これって~」
「――ファゲシ種族=〈遍在殿軍〉の、史上最大の不祥事なのでは?」
「――だから、ここを、立入禁止にして、隠蔽していたのかも?」
「とってもマズい事実を、知ってしまうのでした」
(以上、前回までのあらすじ)
惑星橋、環都市アルダール=シャト――
「イェンケ・ソウスベーさん一行は~」
「何の新情報も、入手できない、まま~」
「ニマダール墓所から、逃走」
惑星橋、環都市アルダール=シャト――
「抵抗組織=ファトファ種族に、捕らわれていた~」
「ファゲシ種族=〈遍在殿軍〉の高位推進役マレートゥは~」
「解放されて~」
「ファゲシ種族=〈遍在殿軍〉の最高位推進役ファカオのもとへ」
「が」
「ファゲシ種族=〈遍在殿軍〉の最高位推進役ファカオ、曰く」
「――ニマダール墓所の鍵を奪われるとは~」
「――言語道断っ」
「――職務解任っ」
「――記憶消去っ」
「ファゲシ種族=〈遍在殿軍〉の高位推進役だったマレートゥは~」
「――うわああああああっ……がっくり」
「……」
「全件代理人ガズトライド――おそらくアウグル人――は~」
「ファゲシ種族=〈遍在殿軍〉の最高位推進役ファカオに、曰く」
「――すばらしーっ」
「――賢明な決断ですっ」
「さらに、告げて曰く」
「――〈戦闘オヴラ〉を用意しますよ、ククク」
惑星橋、環都市アルダール=シャト――
「ファゲシ種族=〈遍在殿軍〉の最高位推進役ファカオは~」
「ファゲシ種族=〈遍在殿軍〉のフォカルに、曰く」
「――高位推進役に任命するっ」
「――惑星ファランドのファヴァダライ種族の懲罰を、任せるっ」
「さらに」
「ファゲシ種族=〈遍在殿軍〉の最高位推進役ファカオは~」
「事実をねじ曲げて、曰く」
「――異人どもが、超知性体アルダールの遺体を盗んだのだっ」
「――異人どもを、徹底的に、狩るのだっ」
惑星橋、環都市アルダール=シャト――
「イェンケ・ソウスベーさん一行は~」
「激しい追撃を、受けたり」
「――ファゲシ種族=〈遍在殿軍〉が?」
「――惑星ファランドに、懲罰部隊を派遣しようとしてる?」
「――ファヴァダライ種族の死者脳を、破壊しようとしてる?」
「てなことが、わかったり」
惑星橋、環都市郊外に隠れた、スカラベ級重装甲小型艦《ヴァハナ》――
「エクスプローラー船《ボンベイ》と、連絡がとれました」
「――〈機能障害場〉を中和する手段を、探してる?」
「どうやら~」
「エクスプローラー船《ボンベイ》の、アイデン・クランストンと~」
「惑星ファランドの、ザカリー・クランストン脳≒死者脳は~」
「まだ、交信を続けているらしい」
惑星ファランド――
「ファゲシ種族=〈遍在殿軍〉の高位推進役フォカルは~」
「懲罰部隊を指揮して、惑星ファランドへ」
「が」
「予定していたとおりには、運びません」
「ファヴァダライ種族の抵抗が、それはもう……」
「――どどーん」
「――ばばーん」
「――うぎゃあ」
「――ひいいい」
「と、いう感じで~」
「懲罰部隊の行軍、カタツムリのごとし」
「でも」
「――ゲウク使い1名を、捕らえた?」
「尋問して~」
「異人たちについて、より詳しい情報を入手できたり」
惑星橋、環都市アルダール=シャト――
「イェンケ・ソウスベーさんは~」
「逃走中に~」
「ファヴァダライ種族1名の裏切りに遭って~」
「捕獲され~」
「ファゲシ種族=〈遍在殿軍〉の最高位推進役ファカオのもとへ」
「で」
「ファゲシ種族=〈遍在殿軍〉の最高位推進役ファカオ、曰く」
「――即刻連行っ」
「――尋問部屋っ」
惑星橋、環都市郊外に隠れた、スカラベ級重装甲小型艦《ヴァハナ》――
「――発見された?」
「ファゲシ種族=〈遍在殿軍〉1名が~」
「スカラベ級重装甲小型艦《ヴァハナ》に突入してきて~」
「――ばばーん」
「――うぎゃあ」
「と、いう感じで~」
「エアロックで、死んだり」
「で」
「スカラベ級重装甲小型艦《ヴァハナ》は~」
「新しい隠れ処へ」
惑星橋、新しい隠れ処、スカラベ級重装甲小型艦《ヴァハナ》――
「――エアロックに飛び散った血、掃除しておいてねー」
「命令をうけたロボットは~」
「――うぃぃぃん」
「雑巾とモップを持って、エアロックへ」
「が」
「――うぃん?」
「誰か、すでに掃除したのでしょうか……」
「エアロックに、血の跡は、なかったという」
惑星橋、環都市アルダール=シャト――
「全件代理人ガズトライド――おそらくアウグル人――は~」
「ファゲシ種族=〈遍在殿軍〉の最高位推進役ファカオに、曰く」
「――〈戦闘オヴラ〉も~」
「――〈超力オヴィディウス〉部隊も~」
「――投入する用意ができましたよ、ククク」
惑星橋、環都市アルダール=シャト――
「イェンケ・ソウスベーさん一行……だった人たちの部隊は~」
「扮装して~」
「敵陣の背後まで、侵入」
「――囚われたイェンケ・ソウスベーさんを、解放するんだっ」
「――囚人を全員、解放するんだっ」
「――全員に、武器を配るんだっ」
「かくして」
「何が起こるか、というと、それはもう……」
「――どどーん」
「――ばばーん」
「――うぎゃあ」
「――ひいいい」
「と、いう感じで~」
「イェンケ・ソウスベーさん一行は~」
「混乱に乗じて、逃走」
「そこへ」
「スカラベ級重装甲小型艦《ヴァハナ》が~」
「――ごごごっ」
「イェンケ・ソウスベーさん一行を、収容」
「で」
「惑星ファランドの、ファヴァダライ種族の死者脳から~」
「ザカリー・クランストン脳を、経由し~」
「エクスプローラー船《ボンベイ》の、アイデン・クランストンを、経由し~」
「スカラベ級重装甲小型艦《ヴァハナ》に~」
「伝えられたのが~」
「――環都市アルダール=シャトに、各種制御センターがあって?」
「――制御センターのひとつで?」
「――部分的だけど……〈機能障害場〉のスイッチを切れる?」
「で」
「スカラベ級重装甲小型艦《ヴァハナ》は~」
「新たに、突撃部隊を編成」
「制御センターの1基を、占拠し~」
「部分的ですが、〈機能障害場〉のスイッチを切ったのでした」
「かくして」
「スカラベ級重装甲小型艦《ヴァハナ》は~」
「――ごごごっ」
「惑星橋を離脱して、宇宙へ」
惑星橋近傍、エクスプローラー船《ボンベイ》――
「――〈機能障害場〉のスイッチが切れた?」
「――よーしっ」
「――スカラベ級重装甲小型艦《ヴァハナ》を、迎えにいくのだっ」
惑星橋近傍、スカラベ級重装甲小型艦《ヴァハナ》――
「惑星橋で、つながった~」
「下の方の酸素惑星ファランドと~」
「上の方のメタン惑星……」
「その~」
「メタン惑星の方から~」
「――ごごごっ」
「船団が、上昇してきたり」
「……」
「――全長600m?」
「――全幅400m?」
「――形状は……翅のない、マルハナバチ?」
「――船体の艫に~」
「――昔のガレオン船に付いていたみたいな、彫像が1体?」
「――あー、たしかに、顔がついてる……」
「――四本腕したヒューマノイドの上半身?」
「……」
「上昇してきた船団は~」
「――どどーん」
「スカラベ級重装甲小型艦《ヴァハナ》を、攻撃したり」
「……」
「その時……」
「エクスプローラー船《ボンベイ》が~」
「スカラベ級重装甲小型艦《ヴァハナ》を救いに~」
「駆けつけてきたり」
「……」
「その時……」
「スカラベ級重装甲小型艦《ヴァハナ》の~」
「通信が、駄目になりました」
スカラベ級重装甲小型艦《ヴァハナ》――
「イェンケ・ソウスベーさんは~」
「司令室で~」
「――これは……何?」
「――黒い球体?」
「――ファゲシ種族の血?」
「――つまり?」
「――わたしたちは……何かに汚染されてる?」
「こんな状態で~」
「エクスプローラー船《ボンベイ》に収容されるわけには、いきません」
「が」
「通信は、駄目なままです」
「――エクスプローラー船《ボンベイ》に~」
「――警告できない?」
エクスプローラー船《ボンベイ》――
「――スカラベ級重装甲小型艦《ヴァハナ》を、牽引ビームで収容っ」
「――帰るぞっ」
「――目標、星系ソルっ」
「――ごごごごごっ」
惑星橋、環都市アルダール=シャト――
「ファゲシ種族=〈遍在殿軍〉の最高位推進役ファカオは~」
「全件代理人ガズトライド――おそらくアウグル人――に、曰く」
「――〈戦闘オヴラ〉と、連絡がとれたぞ」
「で」
「全件代理人ガズトライド――おそらくアウグル人――は~」
「――すばらしーっ」
「――すべて計画どおりですよ、ククク」
「この吉報に大満足、なのでした」
【関連サイト】
・出版社が運営するドイツ公式サイト
[ http://www.perry-rhodan.net/ ]
----------------------------------------------------------------------
◆今回のひとこと
もう19冊目なんです。
----------------------------------------------------------------------
d-information ◆ 690 [不定期刊] 2011/10/24
発行:y.wakabayashi /rlmdi [ yw@rlmdi.org ]
バックナンバー、登録/解除はこちら [ http://www.rlmdi.net/rlmdi/di/ ]
◇ペリー・ローダン近況
----------------------------------------------------------------------
◆ペリー・ローダン近況
□ Perry Rhodan-Heft
2618 . Verena Themsen / Flucht von der Brückenwelt / 橋世界から脱出
2619 . Wim Vandemaan / Planet der Formatierer / フォーマットする者たちの惑星
2620 . Christian Montillon / Fremde in der Harmonie / 調和の中の異人
2621 . Christian Montillon / Der Harmoniewächter / 調和の番人
2622 . Uwe Anton / Die Rebellen von Escalian / エスカリアンの反徒たち
□ Perry Rhodan-Heft 2618話「橋世界から脱出」
[ http://www.perry-rhodan.net/produkte/hefte/1/2618.html ]
新銀河暦1469年9月、異空間――
「異空間に転送された星系ソルから~」
「ヌルーズマン大佐、率いる~」
「エクスプローラー船《ボンベイ》が~」
「偵察に、発進」
「近隣の星系ネクスト・ストップで~」
「酸素惑星の北極と~」
「メタン惑星の南極が~」
「細い円柱状の〈惑星橋〉で、つながった~」
「そんなモノを、発見」
「惑星橋の真ん中のぐるりと1周は、都市みたいです」
「が」
「惑星橋の周囲には~」
「〈機能障害場〉が、あって~」
「直接、接近できない」
「で」
「エクスプローラー船《ボンベイ》から~」
「イェンケ・ソウスベーさん率いる~」
「スカラベ級重装甲小型艦《ヴァハナ》が~」
「下の方の酸素惑星ファランドへ、降下」
「……」
「酸素惑星ファランドの原住民=ファヴァダライ種族は~」
「発明家と探検家の種族」
「死んだファヴァダライ種族の脳は~」
「死者の都市アムゲウクで~」
「ミミズみたいなゲウクにたかられて~」
「永遠に腐ることなく~」
「穴に堆積して~」
「巨大な脳みたいなもの……を構成していたりする」
「で」
「スカラベ級重装甲小型艦《ヴァハナ》は~」
「ファヴァダライ種族と、いっしょに、北極探検して~」
「失敗して~」
「宇宙論学者ザカリー・クランストンを、亡くしたり~」
「宇宙論学者ザカリー・クランストンの脳が~」
「死者の都市アムゲウクで~」
「葬られて~」
「巨大な脳みたいなもの……に参加したり」
「で」
「エクスプローラー船《ボンベイ》に残った~」
「宇宙論学者ザカリー・クランストンの双子の兄弟~」
「アイデン・クランストンが~」
「ザカリー脳とエンパシーな関係にある関係から~」
「ファヴァダライ種族の死者脳と~」
「交信したり」
「で」
「ザカリー、アイデン経由で、伝えられた~」
「ファヴァダライ種族の死者脳の、英知」
「に、より~」
「ファヴァダライ種族の、発明家と探検家と~」
「スカラベ級重装甲小型艦《ヴァハナ》の、乗員は~」
「ハイパー物理学的なファラデーケージを~」
「スカラベ級重装甲小型艦《ヴァハナ》に、かぶせて~」
「〈機能障害場〉の影響を、軽くしてみたり」
「――ごごごっ」
「惑星橋へ、昇ったり」
「――ごごごっ」
「で」
「惑星橋の真ん中をぐるりと1周する環都市アルダール=シャトで~」
「――つまり?」
「――この星系は?」
「――超知性体アルダールの遺体安置施設?」
「なんてことが、わかったり」
「で」
「イェンケ・ソウスベーさん一行は~」
「抵抗組織=ファトファ種族――ファヴァダライ種族の先祖――と協力して~」
「体制側=ファゲシ種族=〈遍在殿軍〉を、出し抜いて~」
「超知性体アルダールの遺体を納める、ニマダール墓所に、突入」
「で」
「――えーと?」
「――超知性体アルダールの遺体が、ない?」
「――紛失したとか?」
「――盗まれたとか?」
「――つまり?」
「――もしかしたら……?」
「――これって~」
「――ファゲシ種族=〈遍在殿軍〉の、史上最大の不祥事なのでは?」
「――だから、ここを、立入禁止にして、隠蔽していたのかも?」
「とってもマズい事実を、知ってしまうのでした」
(以上、前回までのあらすじ)
惑星橋、環都市アルダール=シャト――
「イェンケ・ソウスベーさん一行は~」
「何の新情報も、入手できない、まま~」
「ニマダール墓所から、逃走」
惑星橋、環都市アルダール=シャト――
「抵抗組織=ファトファ種族に、捕らわれていた~」
「ファゲシ種族=〈遍在殿軍〉の高位推進役マレートゥは~」
「解放されて~」
「ファゲシ種族=〈遍在殿軍〉の最高位推進役ファカオのもとへ」
「が」
「ファゲシ種族=〈遍在殿軍〉の最高位推進役ファカオ、曰く」
「――ニマダール墓所の鍵を奪われるとは~」
「――言語道断っ」
「――職務解任っ」
「――記憶消去っ」
「ファゲシ種族=〈遍在殿軍〉の高位推進役だったマレートゥは~」
「――うわああああああっ……がっくり」
「……」
「全件代理人ガズトライド――おそらくアウグル人――は~」
「ファゲシ種族=〈遍在殿軍〉の最高位推進役ファカオに、曰く」
「――すばらしーっ」
「――賢明な決断ですっ」
「さらに、告げて曰く」
「――〈戦闘オヴラ〉を用意しますよ、ククク」
惑星橋、環都市アルダール=シャト――
「ファゲシ種族=〈遍在殿軍〉の最高位推進役ファカオは~」
「ファゲシ種族=〈遍在殿軍〉のフォカルに、曰く」
「――高位推進役に任命するっ」
「――惑星ファランドのファヴァダライ種族の懲罰を、任せるっ」
「さらに」
「ファゲシ種族=〈遍在殿軍〉の最高位推進役ファカオは~」
「事実をねじ曲げて、曰く」
「――異人どもが、超知性体アルダールの遺体を盗んだのだっ」
「――異人どもを、徹底的に、狩るのだっ」
惑星橋、環都市アルダール=シャト――
「イェンケ・ソウスベーさん一行は~」
「激しい追撃を、受けたり」
「――ファゲシ種族=〈遍在殿軍〉が?」
「――惑星ファランドに、懲罰部隊を派遣しようとしてる?」
「――ファヴァダライ種族の死者脳を、破壊しようとしてる?」
「てなことが、わかったり」
惑星橋、環都市郊外に隠れた、スカラベ級重装甲小型艦《ヴァハナ》――
「エクスプローラー船《ボンベイ》と、連絡がとれました」
「――〈機能障害場〉を中和する手段を、探してる?」
「どうやら~」
「エクスプローラー船《ボンベイ》の、アイデン・クランストンと~」
「惑星ファランドの、ザカリー・クランストン脳≒死者脳は~」
「まだ、交信を続けているらしい」
惑星ファランド――
「ファゲシ種族=〈遍在殿軍〉の高位推進役フォカルは~」
「懲罰部隊を指揮して、惑星ファランドへ」
「が」
「予定していたとおりには、運びません」
「ファヴァダライ種族の抵抗が、それはもう……」
「――どどーん」
「――ばばーん」
「――うぎゃあ」
「――ひいいい」
「と、いう感じで~」
「懲罰部隊の行軍、カタツムリのごとし」
「でも」
「――ゲウク使い1名を、捕らえた?」
「尋問して~」
「異人たちについて、より詳しい情報を入手できたり」
惑星橋、環都市アルダール=シャト――
「イェンケ・ソウスベーさんは~」
「逃走中に~」
「ファヴァダライ種族1名の裏切りに遭って~」
「捕獲され~」
「ファゲシ種族=〈遍在殿軍〉の最高位推進役ファカオのもとへ」
「で」
「ファゲシ種族=〈遍在殿軍〉の最高位推進役ファカオ、曰く」
「――即刻連行っ」
「――尋問部屋っ」
惑星橋、環都市郊外に隠れた、スカラベ級重装甲小型艦《ヴァハナ》――
「――発見された?」
「ファゲシ種族=〈遍在殿軍〉1名が~」
「スカラベ級重装甲小型艦《ヴァハナ》に突入してきて~」
「――ばばーん」
「――うぎゃあ」
「と、いう感じで~」
「エアロックで、死んだり」
「で」
「スカラベ級重装甲小型艦《ヴァハナ》は~」
「新しい隠れ処へ」
惑星橋、新しい隠れ処、スカラベ級重装甲小型艦《ヴァハナ》――
「――エアロックに飛び散った血、掃除しておいてねー」
「命令をうけたロボットは~」
「――うぃぃぃん」
「雑巾とモップを持って、エアロックへ」
「が」
「――うぃん?」
「誰か、すでに掃除したのでしょうか……」
「エアロックに、血の跡は、なかったという」
惑星橋、環都市アルダール=シャト――
「全件代理人ガズトライド――おそらくアウグル人――は~」
「ファゲシ種族=〈遍在殿軍〉の最高位推進役ファカオに、曰く」
「――〈戦闘オヴラ〉も~」
「――〈超力オヴィディウス〉部隊も~」
「――投入する用意ができましたよ、ククク」
惑星橋、環都市アルダール=シャト――
「イェンケ・ソウスベーさん一行……だった人たちの部隊は~」
「扮装して~」
「敵陣の背後まで、侵入」
「――囚われたイェンケ・ソウスベーさんを、解放するんだっ」
「――囚人を全員、解放するんだっ」
「――全員に、武器を配るんだっ」
「かくして」
「何が起こるか、というと、それはもう……」
「――どどーん」
「――ばばーん」
「――うぎゃあ」
「――ひいいい」
「と、いう感じで~」
「イェンケ・ソウスベーさん一行は~」
「混乱に乗じて、逃走」
「そこへ」
「スカラベ級重装甲小型艦《ヴァハナ》が~」
「――ごごごっ」
「イェンケ・ソウスベーさん一行を、収容」
「で」
「惑星ファランドの、ファヴァダライ種族の死者脳から~」
「ザカリー・クランストン脳を、経由し~」
「エクスプローラー船《ボンベイ》の、アイデン・クランストンを、経由し~」
「スカラベ級重装甲小型艦《ヴァハナ》に~」
「伝えられたのが~」
「――環都市アルダール=シャトに、各種制御センターがあって?」
「――制御センターのひとつで?」
「――部分的だけど……〈機能障害場〉のスイッチを切れる?」
「で」
「スカラベ級重装甲小型艦《ヴァハナ》は~」
「新たに、突撃部隊を編成」
「制御センターの1基を、占拠し~」
「部分的ですが、〈機能障害場〉のスイッチを切ったのでした」
「かくして」
「スカラベ級重装甲小型艦《ヴァハナ》は~」
「――ごごごっ」
「惑星橋を離脱して、宇宙へ」
惑星橋近傍、エクスプローラー船《ボンベイ》――
「――〈機能障害場〉のスイッチが切れた?」
「――よーしっ」
「――スカラベ級重装甲小型艦《ヴァハナ》を、迎えにいくのだっ」
惑星橋近傍、スカラベ級重装甲小型艦《ヴァハナ》――
「惑星橋で、つながった~」
「下の方の酸素惑星ファランドと~」
「上の方のメタン惑星……」
「その~」
「メタン惑星の方から~」
「――ごごごっ」
「船団が、上昇してきたり」
「……」
「――全長600m?」
「――全幅400m?」
「――形状は……翅のない、マルハナバチ?」
「――船体の艫に~」
「――昔のガレオン船に付いていたみたいな、彫像が1体?」
「――あー、たしかに、顔がついてる……」
「――四本腕したヒューマノイドの上半身?」
「……」
「上昇してきた船団は~」
「――どどーん」
「スカラベ級重装甲小型艦《ヴァハナ》を、攻撃したり」
「……」
「その時……」
「エクスプローラー船《ボンベイ》が~」
「スカラベ級重装甲小型艦《ヴァハナ》を救いに~」
「駆けつけてきたり」
「……」
「その時……」
「スカラベ級重装甲小型艦《ヴァハナ》の~」
「通信が、駄目になりました」
スカラベ級重装甲小型艦《ヴァハナ》――
「イェンケ・ソウスベーさんは~」
「司令室で~」
「――これは……何?」
「――黒い球体?」
「――ファゲシ種族の血?」
「――つまり?」
「――わたしたちは……何かに汚染されてる?」
「こんな状態で~」
「エクスプローラー船《ボンベイ》に収容されるわけには、いきません」
「が」
「通信は、駄目なままです」
「――エクスプローラー船《ボンベイ》に~」
「――警告できない?」
エクスプローラー船《ボンベイ》――
「――スカラベ級重装甲小型艦《ヴァハナ》を、牽引ビームで収容っ」
「――帰るぞっ」
「――目標、星系ソルっ」
「――ごごごごごっ」
惑星橋、環都市アルダール=シャト――
「ファゲシ種族=〈遍在殿軍〉の最高位推進役ファカオは~」
「全件代理人ガズトライド――おそらくアウグル人――に、曰く」
「――〈戦闘オヴラ〉と、連絡がとれたぞ」
「で」
「全件代理人ガズトライド――おそらくアウグル人――は~」
「――すばらしーっ」
「――すべて計画どおりですよ、ククク」
「この吉報に大満足、なのでした」
【関連サイト】
・出版社が運営するドイツ公式サイト
[ http://www.perry-rhodan.net/ ]
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◆今回のひとこと
もう19冊目なんです。
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d-information ◆ 690 [不定期刊] 2011/10/24
発行:y.wakabayashi /rlmdi [ yw@rlmdi.org ]
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◆目次
◇ドイツ・ファンタスティーク大賞 2011
◇ペリー・ローダン近況
----------------------------------------------------------------------
◆ドイツ・ファンタスティーク大賞 2011
Deutscher Phantastik Preis の本年の受賞作は、以下のとおり。
□ Bester deutschsprachiger Roman 国内長篇部門
・Markus Heitz / Judastöchter / ユダの娘たち
「ヴァンパイアもの~」
「Kinder des Judas 〈ユダの子供たち〉シリーズ」
「第1巻……Kinder des Judas『ユダの子供たち』」
「第2巻……Judassohn『ユダの息子』」
「第3巻……Judastöchter『ユダの娘たち』が、本作」
「ちなみに」
「Markus Heitz は~」
「Deutscher Phantastik Preis の常連」
「昨年も、受賞していたり」
「先日は~」
「Perry Rhodan-Heft の2615話を、ゲストとして書いてみたり」
――Knaur社
□ Bestes deutschsprachiges Romandebu"t 国内長篇新人部門
・Gesa Schwartz / Grim - Das Siegel des Feuers / グリム――炎の鏡
――LYX社
□ Bester internationaler Roman 海外長篇部門
Bester internationaler Roman:
・Neil Gaiman / Der lächelnde Odd und die Reise nach Asgard / Odd and the Frost Giants / にんまりオッドとアスガルドへの旅
――Arena社
□ Beste deutschsprachige Kurzgeschichte 短篇部門
・Vanessa Kaiser & Thomas Lohwasser / Das Herz des Jägers / 狩人の心臓
――短篇集 Geschichten unter dem Weltenbaum に収録、Low社
□ Beste Original-Anthologie/Kurzgeschichten-Sammlung 短篇集部門
・Lothar Mischke編 / Geschichten unter dem Weltenbaum / 世界樹の下の物語
――Low社
□ Beste Serie シリーズ部門
Perry Rhodan / ペリー・ローダン
「受賞してます」
――VPM
□ Bester Grafiker / アート部門
・Thomas Thiemeyer
□ Bestes Sekunda"rwerk 二次創作部門
・Nautilus - Abenteuer und Phantastik / ノーチラス――冒険とファンタジー
――Abenteuer Medien社
□ Bestes Hörspiel ラジオドラマ部門
・R. A. Salvatore / Drizzt 13: Das Vermächtnis / ドリッズト vol.13 遺産
――Lausch社
□ Beste Internet-Seite / ウェブサイト部門
・www.phantastik-couch.de
【関連サイト】
・ドイツ・ファンタスティーク大賞については
[ http://www.deutscher-phantastik-preis.de/ ]
----------------------------------------------------------------------
◆ペリー・ローダン近況
□ Perry Rhodan-Heft
2617 . Hubert Haensel / Der dunkelste aller Tage / 史上最暗の日
2618 . Verena Themsen / Flucht von der Brückenwelt / 橋世界から逃走
2619 . Wim Vandemaan / Planet der Formatierer / フォーマットする者たちの惑星
2620 . Christian Montillon / Fremde in der Harmonie / 調和の中の異人
2621 . Christian Montillon / Der Harmoniewächter / 調和の番人
□ Perry Rhodan-Heft 2617話「史上最暗の日」
[ http://www.perry-rhodan.net/produkte/hefte/1/2617.html ]
新銀河暦1469年9月、異空間に転送された、星系ソル――
「恒星ソルに潜ったスペンタ種族は~」
「――超知性体の遺体を、恒星ソルから、巧く摘出できないので~」
「――この際、いっそのこと~」
「――恒星ソルを、いっぺん、消灯しようかなあ……とか」
「天然な癖に、えらい物騒なことを計画していたり」
「……」
「恒星ソルのコロナの中にある~」
「恒星研究ステーション《アマテラス》では~」
「自由テラナー連盟の政庁首席レジナルド・ブルが~」
「――こうなったら、スペンタ種族を直接攻撃だっ」
「周囲のコトを感じとる超能力者シャンダ・シャーモットさんは~」
「――超感覚で、何とかっ」
「――むーん……見えましたっ」
「――スペンタ種族の現在位置は、アソコですっ」
「――座標を、待機中のテラ艦隊に送信しますっ」
「――ぴぴぴ……」
「が」
「そのとき~」
「アウグル人――惑星テラで暗躍する――に利用された~」
「コルビニアン・ボコ――コックとして潜入していた超能力者――が~」
「――〈庵〉展開っ」
「恒星研究ステーション《アマテラス》全体を、ミニ宇宙に遮蔽」
「……」
「テラ艦隊による~」
「スペンタ種族に対する攻撃は~」
「失敗……したのでした」
惑星テラ、太陽系政庁――
「人々は~」
「今後の措置を巡り~」
「オロオロしたり~」
「対立したり」
「防衛大臣オラロンさんは~」
「――あらゆる手段を使って、防衛に打って出るわよっ」
「ホーマー・G・アダムズは~」
「――ここは……もう少し、穏便に様子を見ませんか?」
「言ってみるのでした」
恒星ソル、恒星研究ステーション《アマテラス》――
「相変わらず~」
「恒星研究ステーション《アマテラス》は~」
「コルビニアン・ボコが生成した~」
「超空間泡というか、ミニ宇宙というか……に、くるまれて、遮蔽されたまま」
「……」
「人々は~」
「オロオロするばかり」
「――周囲の空間で、探知がまったく効きませんっ」
「シャンダ・シャーモットさんは~」
「意識を失い……意識不明のまま」
「で」
「――無人のスペースジェットを、偵察に出すんだっ」
「でも」
「距離、約9kmのところで~」
「――ばーん」
惑星テラ、ホイッスラー博物館――
「トーヤ・ザナバザルさんは、ホイッスラー博物館の館長」
「そもそも~」
「惑星テラで屈指のロボット技術者のひとりでしたが~」
「ホイッスラー一族の同僚から~」
「仕事のことで、妬まれて~」
「ホイッスラー博物館に、左遷された次第」
「もちろん」
「こっそり、研究は続けていたのです」
「……」
「そんな、トーヤ・ザナバザルさんのもとに~」
「1通の、手書きの招待状が」
「――アザーっ」
「――ワイズっ」
「――出掛けるわよっ」
「2体は、氷柱型のロボット」
「トーヤ・ザナバザルさんが開発した、ヴァリオ・ロボットの発展形です」
惑星テラ、西ヨーロッパ――
「トーヤ・ザナバザルさんは~」
「旧英国、ケント州のあたりに、到着」
「出迎えたのは~」
「ホーマー・G・アダムズ」
「トーヤ・ザナバザルさんに、曰く」
「――〈姿なき友人の会〉活動開始なのです」
「で」
「ホーマー・G・アダムズは~」
「封緘した封筒2通を手渡し~」
「――お願いします」
「――これを持って~」
「――商業宇宙港ポイント・スルファトにいる~」
「――宇宙船《レディ・ラヴェルナ》に、乗船してください」
恒星ソル、恒星研究ステーション《アマテラス》――
「相変わらず~」
「恒星研究ステーション《アマテラス》は~」
「コルビニアン・ボコが生成した~」
「超空間泡というか、ミニ宇宙というか……にくるまれ、遮蔽されたまま」
「……」
「シャンダ・シャーモットさんは~」
「――はっ」
「意識を回復」
「――超空間泡を作っているのは~」
「――コックのコルビニアン・ボコよっ」
「で」
「シャンダ・シャーモットさんは~」
「コルビニアン・ボコに釈明を求めたい、と思うのですが~」
「コルビニアン・ボコの居室に~」
「物質でなくなった投影像が見えるばかり」
「そんな状況下~」
「シャンダ・シャーモットさん、曰く」
「――コックのコルビニアン・ボコとはっ」
「――恒星研究ステーション《アマテラス》の外に行けば、会えるのよっ」
「何というか、電波な感じですが~」
「シャンダ・シャーモットさんの超能力は、そもそも電波な感じです」
「信じてみましょう」
「かくして」
「自由テラナー連盟の政庁首席レジナルド・ブルは~」
「シャンダ・シャーモットさんと、共に~」
「万能宇宙服を着て~」
「恒星研究ステーション《アマテラス》を、出てみたり」
「……」
「と」
「シャンダ・シャーモットさん」
「まず最初に~」
「――万能宇宙服の技術装置が、機能しなくなった?」
「――何、この非現実的な周囲の状況は?」
「周囲は~」
「ラフスケッチの風景みたいな感じ」
「――何もないところから~」
「――木とか草とか生えたりしてる?」
「そのうち~」
「――万能宇宙服が、消えた?」
「――船上服だけの格好になった?」
「さらに~」
「ラフスケッチの家が何棟も、出現」
「――1軒、炎上中の家だけ、現実的な感じ?」
「で」
「シャンダ・シャーモットさんは~」
「炎上中の家に突入」
「――あーつーいー」
「――あれ?」
「キッチンテーブルの下に~」
「うずくまっているコルビニアン・ボコを、発見」
「――もしもし?」
「――わたしは、シャンダ・シャーモット……」
「――今、あなたの後ろにいるの」
「……」
「シャンダ・シャーモットさんは~」
「コルビニアン・ボコの心の葛藤を解決して~」
「――超空間泡を、何とかしたいのっ」
惑星テラ、首都テラニア脇の商業宇宙港ポイント・スルファト――。
「トーヤ・ザナバザルさんは~」
「スプリンガー船《レディ・ラヴェルナ》に、到着」
「プロフォス人、フリント・サートランド――当船の船長――に~」
「ホーマー・G・アダムズから貰った招待状を手渡す」
「――これが、コードネーム=アール・グレイからの招待状よっ」
「――ここに書いてあるところまで、飛んでちょうだいっ」
惑星テラ、南極大陸――
「スプリンガー船《レディ・ラヴェルナ》は~」
「南極大陸の西のあたりに、到着」
「トーヤ・ザナバザルさんは~」
「バージル・リフェシュド――世捨て人みたいに暮らしている――に~」
「ホーマー・G・アダムズから貰った手紙の1通目を手渡す」
「で」
「一行は~」
「巨大倉庫を開けて~」
「巨大倉庫の中の機械を《レディ・ラヴェルナ》に搬入」
「――次は、木星まで、飛んでちょうだいっ」
木星の衛星軌道――
「スプリンガー船《レディ・ラヴェルナ》は~」
「衛星ガニメド――破壊された――が周回していたあたりに、到着」
「そこは~」
「――とてかーん」
「――おーらい、おーらい」
「衛星ガニメドを再建しようとする巨大建設現場」
「で」
「トーヤ・ザナバザルさんは~」
「そこは」
「イーノック・ゴドルフィン――惑星居住地建設シンジケートの元老――に~」
「ホーマー・G・アダムズから貰った手紙の2通目を手渡す」
「で」
「スプリンガー船《レディ・ラヴェルナ》は~」
「整然と並んだ小惑星のひとつに、着陸」
「南極大陸から運んだ機械を使って~」
「――とてかーん」
「――おーらい、おーらい」
「12日かけて~」
「小惑星の空洞に、制御監視ステーションを建設」
「……」
「ちなみに」
「――アザーっ」
「――ワイズっ」
「ロボット2体は、溶けあって~」
「――アザーワイズっ」
「高性能ポジトロニクスになった……とかいう」
「が」
「物語の本筋とは、直接関係してきません」
恒星ソル、恒星研究ステーション《アマテラス》――
「コルビニアン・ボコが~」
「――いきなり、物質化した?」
「……」
「恒星研究ステーション《アマテラス》は~」
「――コロナの中に、戻った?」
「……」
「自由テラナー連盟政庁首席レジナルド・ブル」
「シャンダ・シャーモットさん」
「――エアロックに、帰ってきた?」
「……」
「2週間が、経過していたという」
恒星ソル、恒星研究ステーション《アマテラス》――
「とはいえ」
「恒星研究ステーション《アマテラス》が~」
「危機的状況なのは、変わりません」
「と」
「いうのも~」
「この2週間~」
「スペンタ種族が~」
「恒星ソルを、あれこれ、いじりまわしていたわけで……」
「――恒星ソルの周囲に?」
「――極薄の2次元的な層ができてる?」
「――突破できない?」
「フィムブル殻、とかいうらしい」
「で」
「フィムブル殻の中で~」
「――空間も時間も、なんだかドロドロ溶けている感じ?」
「――恒星ソルの核の直径が、これまでの100倍に膨張してる?」
「――恒星ソルが発する光子は、全部、フィムブル殻に捕捉されてる?」
「……」
「いずれにせよ~」
「恒星研究ステーション《アマテラス》が~」
「フィムブル殻を、抜けられないと~」
「恒星ソルのコロナに炙られて~」
「そのうち、丸焼けになってしまいます」
「……」
「そんな中」
「コルビニアン・ボコは~」
「疲労がひどくて、死にそうでした」
「……」
「そんな中」
「シャンダ・シャーモットさんと~」
「自由テラナー連盟政庁首席レジナルド・ブルは~」
「――!」
「――この手があったかっ」
「で」
「シャンダ・シャーモットさんは~」
「瀕死のコルビニアン・ボコのところへ、行って~」
「――もしもし?」
「――わたしは、シャンダ・シャーモット……」
「――もう一度、超空間泡を作ってほしいの」
「……」
「かくして」
「恒星研究ステーション《アマテラス》は~」
「コルビニアン・ボコが生成した超空間泡の中で~」
「場所を移動し~」
「――やれやれ、何とかなったぜ」
「フィムブル殻を、越えることに成功」
「……」
「が」
「コルビニアン・ボコは~」
「疲労がひどくて、こときれてしまったという」
恒星ソル近傍、恒星研究ステーション《アマテラス》――
「恒星ソルは~」
「外から見ると~」
「3500万kmまで膨張した黒い球体、と化していたそうです」
【関連サイト】
・出版社が運営するドイツ公式サイト
[ http://www.perry-rhodan.net/ ]
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◆今回のひとこと
Society of Absent Friends =〈姿なき友人の会〉
何をする会なのかは、まだ、わかりません。
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d-information ◆ 689 [不定期刊] 2011/10/17
発行:y.wakabayashi /rlmdi [ yw@rlmdi.org ]
バックナンバー、登録/解除はこちら [ http://www.rlmdi.net/rlmdi/di/ ]
◇ドイツ・ファンタスティーク大賞 2011
◇ペリー・ローダン近況
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◆ドイツ・ファンタスティーク大賞 2011
Deutscher Phantastik Preis の本年の受賞作は、以下のとおり。
□ Bester deutschsprachiger Roman 国内長篇部門
・Markus Heitz / Judastöchter / ユダの娘たち
「ヴァンパイアもの~」
「Kinder des Judas 〈ユダの子供たち〉シリーズ」
「第1巻……Kinder des Judas『ユダの子供たち』」
「第2巻……Judassohn『ユダの息子』」
「第3巻……Judastöchter『ユダの娘たち』が、本作」
「ちなみに」
「Markus Heitz は~」
「Deutscher Phantastik Preis の常連」
「昨年も、受賞していたり」
「先日は~」
「Perry Rhodan-Heft の2615話を、ゲストとして書いてみたり」
――Knaur社
□ Bestes deutschsprachiges Romandebu"t 国内長篇新人部門
・Gesa Schwartz / Grim - Das Siegel des Feuers / グリム――炎の鏡
――LYX社
□ Bester internationaler Roman 海外長篇部門
Bester internationaler Roman:
・Neil Gaiman / Der lächelnde Odd und die Reise nach Asgard / Odd and the Frost Giants / にんまりオッドとアスガルドへの旅
――Arena社
□ Beste deutschsprachige Kurzgeschichte 短篇部門
・Vanessa Kaiser & Thomas Lohwasser / Das Herz des Jägers / 狩人の心臓
――短篇集 Geschichten unter dem Weltenbaum に収録、Low社
□ Beste Original-Anthologie/Kurzgeschichten-Sammlung 短篇集部門
・Lothar Mischke編 / Geschichten unter dem Weltenbaum / 世界樹の下の物語
――Low社
□ Beste Serie シリーズ部門
Perry Rhodan / ペリー・ローダン
「受賞してます」
――VPM
□ Bester Grafiker / アート部門
・Thomas Thiemeyer
□ Bestes Sekunda"rwerk 二次創作部門
・Nautilus - Abenteuer und Phantastik / ノーチラス――冒険とファンタジー
――Abenteuer Medien社
□ Bestes Hörspiel ラジオドラマ部門
・R. A. Salvatore / Drizzt 13: Das Vermächtnis / ドリッズト vol.13 遺産
――Lausch社
□ Beste Internet-Seite / ウェブサイト部門
・www.phantastik-couch.de
【関連サイト】
・ドイツ・ファンタスティーク大賞については
[ http://www.deutscher-phantastik-preis.de/ ]
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◆ペリー・ローダン近況
□ Perry Rhodan-Heft
2617 . Hubert Haensel / Der dunkelste aller Tage / 史上最暗の日
2618 . Verena Themsen / Flucht von der Brückenwelt / 橋世界から逃走
2619 . Wim Vandemaan / Planet der Formatierer / フォーマットする者たちの惑星
2620 . Christian Montillon / Fremde in der Harmonie / 調和の中の異人
2621 . Christian Montillon / Der Harmoniewächter / 調和の番人
□ Perry Rhodan-Heft 2617話「史上最暗の日」
[ http://www.perry-rhodan.net/produkte/hefte/1/2617.html ]
新銀河暦1469年9月、異空間に転送された、星系ソル――
「恒星ソルに潜ったスペンタ種族は~」
「――超知性体の遺体を、恒星ソルから、巧く摘出できないので~」
「――この際、いっそのこと~」
「――恒星ソルを、いっぺん、消灯しようかなあ……とか」
「天然な癖に、えらい物騒なことを計画していたり」
「……」
「恒星ソルのコロナの中にある~」
「恒星研究ステーション《アマテラス》では~」
「自由テラナー連盟の政庁首席レジナルド・ブルが~」
「――こうなったら、スペンタ種族を直接攻撃だっ」
「周囲のコトを感じとる超能力者シャンダ・シャーモットさんは~」
「――超感覚で、何とかっ」
「――むーん……見えましたっ」
「――スペンタ種族の現在位置は、アソコですっ」
「――座標を、待機中のテラ艦隊に送信しますっ」
「――ぴぴぴ……」
「が」
「そのとき~」
「アウグル人――惑星テラで暗躍する――に利用された~」
「コルビニアン・ボコ――コックとして潜入していた超能力者――が~」
「――〈庵〉展開っ」
「恒星研究ステーション《アマテラス》全体を、ミニ宇宙に遮蔽」
「……」
「テラ艦隊による~」
「スペンタ種族に対する攻撃は~」
「失敗……したのでした」
惑星テラ、太陽系政庁――
「人々は~」
「今後の措置を巡り~」
「オロオロしたり~」
「対立したり」
「防衛大臣オラロンさんは~」
「――あらゆる手段を使って、防衛に打って出るわよっ」
「ホーマー・G・アダムズは~」
「――ここは……もう少し、穏便に様子を見ませんか?」
「言ってみるのでした」
恒星ソル、恒星研究ステーション《アマテラス》――
「相変わらず~」
「恒星研究ステーション《アマテラス》は~」
「コルビニアン・ボコが生成した~」
「超空間泡というか、ミニ宇宙というか……に、くるまれて、遮蔽されたまま」
「……」
「人々は~」
「オロオロするばかり」
「――周囲の空間で、探知がまったく効きませんっ」
「シャンダ・シャーモットさんは~」
「意識を失い……意識不明のまま」
「で」
「――無人のスペースジェットを、偵察に出すんだっ」
「でも」
「距離、約9kmのところで~」
「――ばーん」
惑星テラ、ホイッスラー博物館――
「トーヤ・ザナバザルさんは、ホイッスラー博物館の館長」
「そもそも~」
「惑星テラで屈指のロボット技術者のひとりでしたが~」
「ホイッスラー一族の同僚から~」
「仕事のことで、妬まれて~」
「ホイッスラー博物館に、左遷された次第」
「もちろん」
「こっそり、研究は続けていたのです」
「……」
「そんな、トーヤ・ザナバザルさんのもとに~」
「1通の、手書きの招待状が」
「――アザーっ」
「――ワイズっ」
「――出掛けるわよっ」
「2体は、氷柱型のロボット」
「トーヤ・ザナバザルさんが開発した、ヴァリオ・ロボットの発展形です」
惑星テラ、西ヨーロッパ――
「トーヤ・ザナバザルさんは~」
「旧英国、ケント州のあたりに、到着」
「出迎えたのは~」
「ホーマー・G・アダムズ」
「トーヤ・ザナバザルさんに、曰く」
「――〈姿なき友人の会〉活動開始なのです」
「で」
「ホーマー・G・アダムズは~」
「封緘した封筒2通を手渡し~」
「――お願いします」
「――これを持って~」
「――商業宇宙港ポイント・スルファトにいる~」
「――宇宙船《レディ・ラヴェルナ》に、乗船してください」
恒星ソル、恒星研究ステーション《アマテラス》――
「相変わらず~」
「恒星研究ステーション《アマテラス》は~」
「コルビニアン・ボコが生成した~」
「超空間泡というか、ミニ宇宙というか……にくるまれ、遮蔽されたまま」
「……」
「シャンダ・シャーモットさんは~」
「――はっ」
「意識を回復」
「――超空間泡を作っているのは~」
「――コックのコルビニアン・ボコよっ」
「で」
「シャンダ・シャーモットさんは~」
「コルビニアン・ボコに釈明を求めたい、と思うのですが~」
「コルビニアン・ボコの居室に~」
「物質でなくなった投影像が見えるばかり」
「そんな状況下~」
「シャンダ・シャーモットさん、曰く」
「――コックのコルビニアン・ボコとはっ」
「――恒星研究ステーション《アマテラス》の外に行けば、会えるのよっ」
「何というか、電波な感じですが~」
「シャンダ・シャーモットさんの超能力は、そもそも電波な感じです」
「信じてみましょう」
「かくして」
「自由テラナー連盟の政庁首席レジナルド・ブルは~」
「シャンダ・シャーモットさんと、共に~」
「万能宇宙服を着て~」
「恒星研究ステーション《アマテラス》を、出てみたり」
「……」
「と」
「シャンダ・シャーモットさん」
「まず最初に~」
「――万能宇宙服の技術装置が、機能しなくなった?」
「――何、この非現実的な周囲の状況は?」
「周囲は~」
「ラフスケッチの風景みたいな感じ」
「――何もないところから~」
「――木とか草とか生えたりしてる?」
「そのうち~」
「――万能宇宙服が、消えた?」
「――船上服だけの格好になった?」
「さらに~」
「ラフスケッチの家が何棟も、出現」
「――1軒、炎上中の家だけ、現実的な感じ?」
「で」
「シャンダ・シャーモットさんは~」
「炎上中の家に突入」
「――あーつーいー」
「――あれ?」
「キッチンテーブルの下に~」
「うずくまっているコルビニアン・ボコを、発見」
「――もしもし?」
「――わたしは、シャンダ・シャーモット……」
「――今、あなたの後ろにいるの」
「……」
「シャンダ・シャーモットさんは~」
「コルビニアン・ボコの心の葛藤を解決して~」
「――超空間泡を、何とかしたいのっ」
惑星テラ、首都テラニア脇の商業宇宙港ポイント・スルファト――。
「トーヤ・ザナバザルさんは~」
「スプリンガー船《レディ・ラヴェルナ》に、到着」
「プロフォス人、フリント・サートランド――当船の船長――に~」
「ホーマー・G・アダムズから貰った招待状を手渡す」
「――これが、コードネーム=アール・グレイからの招待状よっ」
「――ここに書いてあるところまで、飛んでちょうだいっ」
惑星テラ、南極大陸――
「スプリンガー船《レディ・ラヴェルナ》は~」
「南極大陸の西のあたりに、到着」
「トーヤ・ザナバザルさんは~」
「バージル・リフェシュド――世捨て人みたいに暮らしている――に~」
「ホーマー・G・アダムズから貰った手紙の1通目を手渡す」
「で」
「一行は~」
「巨大倉庫を開けて~」
「巨大倉庫の中の機械を《レディ・ラヴェルナ》に搬入」
「――次は、木星まで、飛んでちょうだいっ」
木星の衛星軌道――
「スプリンガー船《レディ・ラヴェルナ》は~」
「衛星ガニメド――破壊された――が周回していたあたりに、到着」
「そこは~」
「――とてかーん」
「――おーらい、おーらい」
「衛星ガニメドを再建しようとする巨大建設現場」
「で」
「トーヤ・ザナバザルさんは~」
「そこは」
「イーノック・ゴドルフィン――惑星居住地建設シンジケートの元老――に~」
「ホーマー・G・アダムズから貰った手紙の2通目を手渡す」
「で」
「スプリンガー船《レディ・ラヴェルナ》は~」
「整然と並んだ小惑星のひとつに、着陸」
「南極大陸から運んだ機械を使って~」
「――とてかーん」
「――おーらい、おーらい」
「12日かけて~」
「小惑星の空洞に、制御監視ステーションを建設」
「……」
「ちなみに」
「――アザーっ」
「――ワイズっ」
「ロボット2体は、溶けあって~」
「――アザーワイズっ」
「高性能ポジトロニクスになった……とかいう」
「が」
「物語の本筋とは、直接関係してきません」
恒星ソル、恒星研究ステーション《アマテラス》――
「コルビニアン・ボコが~」
「――いきなり、物質化した?」
「……」
「恒星研究ステーション《アマテラス》は~」
「――コロナの中に、戻った?」
「……」
「自由テラナー連盟政庁首席レジナルド・ブル」
「シャンダ・シャーモットさん」
「――エアロックに、帰ってきた?」
「……」
「2週間が、経過していたという」
恒星ソル、恒星研究ステーション《アマテラス》――
「とはいえ」
「恒星研究ステーション《アマテラス》が~」
「危機的状況なのは、変わりません」
「と」
「いうのも~」
「この2週間~」
「スペンタ種族が~」
「恒星ソルを、あれこれ、いじりまわしていたわけで……」
「――恒星ソルの周囲に?」
「――極薄の2次元的な層ができてる?」
「――突破できない?」
「フィムブル殻、とかいうらしい」
「で」
「フィムブル殻の中で~」
「――空間も時間も、なんだかドロドロ溶けている感じ?」
「――恒星ソルの核の直径が、これまでの100倍に膨張してる?」
「――恒星ソルが発する光子は、全部、フィムブル殻に捕捉されてる?」
「……」
「いずれにせよ~」
「恒星研究ステーション《アマテラス》が~」
「フィムブル殻を、抜けられないと~」
「恒星ソルのコロナに炙られて~」
「そのうち、丸焼けになってしまいます」
「……」
「そんな中」
「コルビニアン・ボコは~」
「疲労がひどくて、死にそうでした」
「……」
「そんな中」
「シャンダ・シャーモットさんと~」
「自由テラナー連盟政庁首席レジナルド・ブルは~」
「――!」
「――この手があったかっ」
「で」
「シャンダ・シャーモットさんは~」
「瀕死のコルビニアン・ボコのところへ、行って~」
「――もしもし?」
「――わたしは、シャンダ・シャーモット……」
「――もう一度、超空間泡を作ってほしいの」
「……」
「かくして」
「恒星研究ステーション《アマテラス》は~」
「コルビニアン・ボコが生成した超空間泡の中で~」
「場所を移動し~」
「――やれやれ、何とかなったぜ」
「フィムブル殻を、越えることに成功」
「……」
「が」
「コルビニアン・ボコは~」
「疲労がひどくて、こときれてしまったという」
恒星ソル近傍、恒星研究ステーション《アマテラス》――
「恒星ソルは~」
「外から見ると~」
「3500万kmまで膨張した黒い球体、と化していたそうです」
【関連サイト】
・出版社が運営するドイツ公式サイト
[ http://www.perry-rhodan.net/ ]
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◆今回のひとこと
Society of Absent Friends =〈姿なき友人の会〉
何をする会なのかは、まだ、わかりません。
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d-information ◆ 689 [不定期刊] 2011/10/17
発行:y.wakabayashi /rlmdi [ yw@rlmdi.org ]
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◆目次
◇ペリー・ローダン近況
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◆ペリー・ローダン近況
□ Perry Rhodan-Neo
[ http://perry-rhodan.net/produkte/hefte/neo/index.html ]
1 . Frank Borsch / Sternenstaub / スターダスト
2 . Christian Montillon / Utopie Terrania / 理想郷テラニア
3 . Leo Lukas / Der Teleporter / テレポーター
4 . Wim Wandemaan / Ellerts Visionen / エラートのヴィジョン
5 . Michael Marcus Thurner / Schule der Mutanten / ミュータント学校
6 . Frank Borsch / Die dunklen Zwillinge / 闇の双子
7 . Arndt Ellmer / Flucht aus Terrania / テラニア脱出
8 . Hubert Haensel / Die Terraner / テラナーたち
PERRY RHODAN NEO - DIE ZUKUNFT BEGINNT VON VORN 「ペリー・ローダン・ネオ――未来は新たにはじまる」は、ポケットヘフト・シリーズ。
心機一転……時代を巻きもどして語られる、某シリーズ。
9月30日開始。
「時は、西暦2036年――」
「人類は、破滅の縁にあったり」
「増えすぎた人口、異常気象、テロをきっかけに~」
「世界大戦・勃発の怖れが、高まっているわけで」
「こうした世相を、背景に~」
「アメリカ合衆国の宇宙飛行士ペリー・ローダン+3名が~」
「月面へと、派遣されます」
「――月面で、何かオカシナことが、起こっているのだっ」
「で」
「アメリカ合衆国の宇宙飛行士ペリー・ローダン+3名は~」
「前世紀的なロケットに、乗り組み~」
「――発進っ」
「月面で~」
「――異星人?」
「と、遭遇するのです」
「――ワレワレは、アルコン人です」
「――人類は、憎悪でいっぱいで好戦的な野蛮な生き物です」
「――ぷいっ」
「でも」
「ペリー・ローダンは、思います」
「――連中の弱みに、つけこんで~」
「――取り引きに、持ちこんで~」
「――御伽話的な超技術を、手に入れて~」
「――オレが、人類を統一してやるっ」
「――すべての戦争と災厄を、永遠になくしてやるっ」
今年は、Perry Rhodan-Heft 50周年。
□ Perry Rhodan-Heft
2616 . Arndt Ellmer / Countdown für Sol / ソルのカウントダウン
2617 . Hubert Haensel / Der dunkelste aller Tage / 史上最暗の日
2618 . Verena Themsen / Flucht von der Brückenwelt / 橋世界から逃走
2619 . Wim Vandemaan / Planet der Formatierer / フォーマットする者たちの惑星
□ Perry Rhodan-Heft 2616話「ソルのカウントダウン」
[ http://www.perry-rhodan.net/produkte/hefte/1/2616.html ]
新銀河暦1469年9月、異空間に転送された、星系ソル――
「惑星テラでは~」
「アウグル人――謎の異星人――が~」
「歌う辻説法で、若者の心をさらったり~」
「公園に天幕を張って、転移パーケットで若者を丸ごとさらったり~」
「跳梁跋扈」
「……」
「恒星ソルでは~」
「スペンタ種族――釘型船3隻で恒星ソルに潜ったエネルギー存在――が~」
「――超知性体の遺体を、恒星ソルから、巧く摘出できないので~」
「――この際、いっそのこと~」
「――恒星ソルを、いっぺん、消灯しようかなあ……とか」
「天然な癖に、えらい物騒なことを計画していたり」
「で」
「自由テラナー連盟の政庁首席レジナルド・ブルは~」
「――艦隊を総動員して、何とかしないとっ」
「恒星ソルの、恒星研究ステーション《アマテラス》にいる~」
「シャンダ・シャーモットさんは~」
「星系スターダスト出身の、いわゆる〈火花っ子〉のひとり」
「周囲のものを感じとってしまう、とかいう~」
「一種のテレパシーみたいな力を、有しています」
「――超能力で、何とかしないとっ」
「……」
「そうこう、するうちに~」
「スペンタ種族の増援――釘型船11隻が~」
「恒星ソルに、到着」
過去:星系スターダスト、第4惑星アヴェダ――
「コルビニアン・ボコ」
「リア・ボコちゃん」
「ふたりは、双子の兄妹です」
「両親は、重い行為障害です」
「で」
「兄妹は~」
「人づきあい、というモノを知らずに、成長したのです」
過去:新銀河暦1415年7月、惑星アヴェダ――
「コルビニアン・ボコ」
「リア・ボコちゃん」
「6歳」
「兄妹は、いわゆる〈火花っ子〉の流れです」
「リア・ボコちゃんは~」
「テレポーター」
「コルビニアン・ボコは~」
「まだ、超能力が発現していないかんじ」
「……」
「で」
「家で、火事がありました」
「リア・ボコちゃんは~」
「――こるびあーんっ」
「火事の中、兄さんを探して~」
「重傷」
「昏睡状態に」
「医師たちも、手の打ちようがない……とか言う」
「一方」
「コルビニアン・ボコは~」
「キッチンテーブルの下で、無事でいるのを発見されたり」
「まったく無傷」
「コルビニアン・ボコの周囲の床とかも、焦げ跡なし」
「……」
「ボコ一家は~」
「第3惑星ジックスに、移住」
「ボコ一家は~」
「ここでも、人づきあいなく~」
「両親の心の問題は、次第に大変なことになり~」
「――パパっ」
「――ママっ」
「両親は、自分から生命を絶ったという」
「……」
「コルビニアン・ボコ、20歳――」
「昏睡状態のリア・ボコさんを連れて~」
「惑星テラに、移住したという」
過去:新銀河暦1468年3月、惑星テラ――
「コルビニアン・ボコは~」
「高級レストランの有名料理長」
「で」
「昏睡状態のリア・ボコさんの世話は~」
「フェロン人女性介助士ヴェさんの手を、借りたりして~」
「何とかしていました」
「……」
「この時代の料理人は~」
「もう、それなりに、大変らしい」
「でも」
「そんな中でも~」
「コルビニアン・ボコは~」
「自分の超能力を、きっちり自覚していたり」
「――自分の周囲に、ミニ宇宙を作って、完全に閉じ籠もるのだっ」
「ミニ宇宙のことは、〈庵〉と命名してみました」
「――訓練しようっ」
「――むんっ」
「だんだんと~」
「大きな〈庵〉を形成できるようになった、という」
「……」
「ある日~」
「あるテラナーの、仲介で~」
「――あのヒトなら、妹さんを何とかしてくれるかも」
「てことで~」
「あるアウグル人と、知り合いに」
「――アウグル人、ストラドプライスです」
「アウグル人、ストラドプライスは~」
「長いこと、座って、あれこれして~」
「――むんっ」
「昏睡状態のリア・ボコさんは、随分と良くなったという」
「で」
「コルビニアン・ボコは~」
「アウグル人、ストラドプライスに、尋ねて曰く」
「――御礼は、いかほど?」
「が」
「アウグル人、ストラドプライスは~」
「――礼は、いらない」
「――かわりに~」
「――いつか、ひとつ……恩返しを頼みたい」
過去:新銀河暦1469年1月、星系ソル――
「コルビニアン・ボコは~」
「アウグル人、ストラドプライスに~」
「恩返しすべく~」
「恒星研究ステーション《アマテラス》のコックに、転職」
「で」
「コルビニアン・ボコは~」
「耳に、小型受信機を仕込んでいます」
「アウグル人、ストラドプライスから~」
「――しかるべき時が来たら、連絡する」
「とか、言われているのでした」
現在:新銀河暦1469年9月13日、星系ソル――
「恒星研究ステーション《アマテラス》で~」
「シャンダ・シャーモットさんは~」
「――超感覚で、何とかっ」
「――むーん……だめですう」
「スペンタ種族からの情報収集に、四苦八苦」
「――もう……だめですう」
「ヨレヨレになるまで~」
「超感覚で、スペンタ種族に迫り~」
「――期限まで、もう時間がない?」
「と、判明したり」
「……」
「政庁首席レジナルド・ブルは~」
「――スペンタ種族を、攻撃だっ」
「でも」
「スペンタ種族は、恒星ソルの中にいるのです」
「スペンタ種族の現在位置が、正確にわからないのでは~」
「艦砲の照準が、定まりません」
期限切れ、寸前――。
「シャンダ・シャーモットさんは~」
「――超感覚で、何とかっ」
「――むーん……わかりましたっ」
「――スペンタ種族の現在位置は、ソコですっ」
「で」
「政庁首席レジナルド・ブルは~」
「――座標を、待機中の艦隊に送信するんだっ」
「で」
「シャンダ・シャーモットさんは~」
「――送信しますっ」
「――ぴぴぴ」
「で」
「そのとき~」
「どこからか~」
「コルビニアン・ボコに向けた無線信号が……」
「――!」
「で」
「コルビニアン・ボコは~」
「――〈庵〉展開っ」
「恒星研究ステーション《アマテラス》全体を、ミニ宇宙に遮蔽」
「で」
「待機中の艦隊は~」
「――ぴ……?」
「――あーっ」
「――データ伝送が……途切れてるっ」
「かくして」
「艦隊の砲撃は~」
「――どどーん……(すかっ)」
「標的を、射損じました」
21:33――
「軌道上にいた艦船は~」
「――恒星ソルの中に、未知の性質をした衝撃前線を計測?」
「……」
「スペンタ種族により~」
「フィムブル網が、完成」
「フィムブル・インパルスが放射された瞬間でした」
【関連サイト】
・出版社が運営するドイツ公式サイト
[ http://www.perry-rhodan.net/ ]
----------------------------------------------------------------------
◆今回のひとこと
いまさらですが……この主人公って……。
----------------------------------------------------------------------
d-information ◆ 688 [不定期刊] 2011/10/10
発行:y.wakabayashi /rlmdi [ yw@rlmdi.org ]
バックナンバー、登録/解除はこちら [ http://www.rlmdi.net/rlmdi/di/ ]
◇ペリー・ローダン近況
----------------------------------------------------------------------
◆ペリー・ローダン近況
□ Perry Rhodan-Neo
[ http://perry-rhodan.net/produkte/hefte/neo/index.html ]
1 . Frank Borsch / Sternenstaub / スターダスト
2 . Christian Montillon / Utopie Terrania / 理想郷テラニア
3 . Leo Lukas / Der Teleporter / テレポーター
4 . Wim Wandemaan / Ellerts Visionen / エラートのヴィジョン
5 . Michael Marcus Thurner / Schule der Mutanten / ミュータント学校
6 . Frank Borsch / Die dunklen Zwillinge / 闇の双子
7 . Arndt Ellmer / Flucht aus Terrania / テラニア脱出
8 . Hubert Haensel / Die Terraner / テラナーたち
PERRY RHODAN NEO - DIE ZUKUNFT BEGINNT VON VORN 「ペリー・ローダン・ネオ――未来は新たにはじまる」は、ポケットヘフト・シリーズ。
心機一転……時代を巻きもどして語られる、某シリーズ。
9月30日開始。
「時は、西暦2036年――」
「人類は、破滅の縁にあったり」
「増えすぎた人口、異常気象、テロをきっかけに~」
「世界大戦・勃発の怖れが、高まっているわけで」
「こうした世相を、背景に~」
「アメリカ合衆国の宇宙飛行士ペリー・ローダン+3名が~」
「月面へと、派遣されます」
「――月面で、何かオカシナことが、起こっているのだっ」
「で」
「アメリカ合衆国の宇宙飛行士ペリー・ローダン+3名は~」
「前世紀的なロケットに、乗り組み~」
「――発進っ」
「月面で~」
「――異星人?」
「と、遭遇するのです」
「――ワレワレは、アルコン人です」
「――人類は、憎悪でいっぱいで好戦的な野蛮な生き物です」
「――ぷいっ」
「でも」
「ペリー・ローダンは、思います」
「――連中の弱みに、つけこんで~」
「――取り引きに、持ちこんで~」
「――御伽話的な超技術を、手に入れて~」
「――オレが、人類を統一してやるっ」
「――すべての戦争と災厄を、永遠になくしてやるっ」
今年は、Perry Rhodan-Heft 50周年。
□ Perry Rhodan-Heft
2616 . Arndt Ellmer / Countdown für Sol / ソルのカウントダウン
2617 . Hubert Haensel / Der dunkelste aller Tage / 史上最暗の日
2618 . Verena Themsen / Flucht von der Brückenwelt / 橋世界から逃走
2619 . Wim Vandemaan / Planet der Formatierer / フォーマットする者たちの惑星
□ Perry Rhodan-Heft 2616話「ソルのカウントダウン」
[ http://www.perry-rhodan.net/produkte/hefte/1/2616.html ]
新銀河暦1469年9月、異空間に転送された、星系ソル――
「惑星テラでは~」
「アウグル人――謎の異星人――が~」
「歌う辻説法で、若者の心をさらったり~」
「公園に天幕を張って、転移パーケットで若者を丸ごとさらったり~」
「跳梁跋扈」
「……」
「恒星ソルでは~」
「スペンタ種族――釘型船3隻で恒星ソルに潜ったエネルギー存在――が~」
「――超知性体の遺体を、恒星ソルから、巧く摘出できないので~」
「――この際、いっそのこと~」
「――恒星ソルを、いっぺん、消灯しようかなあ……とか」
「天然な癖に、えらい物騒なことを計画していたり」
「で」
「自由テラナー連盟の政庁首席レジナルド・ブルは~」
「――艦隊を総動員して、何とかしないとっ」
「恒星ソルの、恒星研究ステーション《アマテラス》にいる~」
「シャンダ・シャーモットさんは~」
「星系スターダスト出身の、いわゆる〈火花っ子〉のひとり」
「周囲のものを感じとってしまう、とかいう~」
「一種のテレパシーみたいな力を、有しています」
「――超能力で、何とかしないとっ」
「……」
「そうこう、するうちに~」
「スペンタ種族の増援――釘型船11隻が~」
「恒星ソルに、到着」
過去:星系スターダスト、第4惑星アヴェダ――
「コルビニアン・ボコ」
「リア・ボコちゃん」
「ふたりは、双子の兄妹です」
「両親は、重い行為障害です」
「で」
「兄妹は~」
「人づきあい、というモノを知らずに、成長したのです」
過去:新銀河暦1415年7月、惑星アヴェダ――
「コルビニアン・ボコ」
「リア・ボコちゃん」
「6歳」
「兄妹は、いわゆる〈火花っ子〉の流れです」
「リア・ボコちゃんは~」
「テレポーター」
「コルビニアン・ボコは~」
「まだ、超能力が発現していないかんじ」
「……」
「で」
「家で、火事がありました」
「リア・ボコちゃんは~」
「――こるびあーんっ」
「火事の中、兄さんを探して~」
「重傷」
「昏睡状態に」
「医師たちも、手の打ちようがない……とか言う」
「一方」
「コルビニアン・ボコは~」
「キッチンテーブルの下で、無事でいるのを発見されたり」
「まったく無傷」
「コルビニアン・ボコの周囲の床とかも、焦げ跡なし」
「……」
「ボコ一家は~」
「第3惑星ジックスに、移住」
「ボコ一家は~」
「ここでも、人づきあいなく~」
「両親の心の問題は、次第に大変なことになり~」
「――パパっ」
「――ママっ」
「両親は、自分から生命を絶ったという」
「……」
「コルビニアン・ボコ、20歳――」
「昏睡状態のリア・ボコさんを連れて~」
「惑星テラに、移住したという」
過去:新銀河暦1468年3月、惑星テラ――
「コルビニアン・ボコは~」
「高級レストランの有名料理長」
「で」
「昏睡状態のリア・ボコさんの世話は~」
「フェロン人女性介助士ヴェさんの手を、借りたりして~」
「何とかしていました」
「……」
「この時代の料理人は~」
「もう、それなりに、大変らしい」
「でも」
「そんな中でも~」
「コルビニアン・ボコは~」
「自分の超能力を、きっちり自覚していたり」
「――自分の周囲に、ミニ宇宙を作って、完全に閉じ籠もるのだっ」
「ミニ宇宙のことは、〈庵〉と命名してみました」
「――訓練しようっ」
「――むんっ」
「だんだんと~」
「大きな〈庵〉を形成できるようになった、という」
「……」
「ある日~」
「あるテラナーの、仲介で~」
「――あのヒトなら、妹さんを何とかしてくれるかも」
「てことで~」
「あるアウグル人と、知り合いに」
「――アウグル人、ストラドプライスです」
「アウグル人、ストラドプライスは~」
「長いこと、座って、あれこれして~」
「――むんっ」
「昏睡状態のリア・ボコさんは、随分と良くなったという」
「で」
「コルビニアン・ボコは~」
「アウグル人、ストラドプライスに、尋ねて曰く」
「――御礼は、いかほど?」
「が」
「アウグル人、ストラドプライスは~」
「――礼は、いらない」
「――かわりに~」
「――いつか、ひとつ……恩返しを頼みたい」
過去:新銀河暦1469年1月、星系ソル――
「コルビニアン・ボコは~」
「アウグル人、ストラドプライスに~」
「恩返しすべく~」
「恒星研究ステーション《アマテラス》のコックに、転職」
「で」
「コルビニアン・ボコは~」
「耳に、小型受信機を仕込んでいます」
「アウグル人、ストラドプライスから~」
「――しかるべき時が来たら、連絡する」
「とか、言われているのでした」
現在:新銀河暦1469年9月13日、星系ソル――
「恒星研究ステーション《アマテラス》で~」
「シャンダ・シャーモットさんは~」
「――超感覚で、何とかっ」
「――むーん……だめですう」
「スペンタ種族からの情報収集に、四苦八苦」
「――もう……だめですう」
「ヨレヨレになるまで~」
「超感覚で、スペンタ種族に迫り~」
「――期限まで、もう時間がない?」
「と、判明したり」
「……」
「政庁首席レジナルド・ブルは~」
「――スペンタ種族を、攻撃だっ」
「でも」
「スペンタ種族は、恒星ソルの中にいるのです」
「スペンタ種族の現在位置が、正確にわからないのでは~」
「艦砲の照準が、定まりません」
期限切れ、寸前――。
「シャンダ・シャーモットさんは~」
「――超感覚で、何とかっ」
「――むーん……わかりましたっ」
「――スペンタ種族の現在位置は、ソコですっ」
「で」
「政庁首席レジナルド・ブルは~」
「――座標を、待機中の艦隊に送信するんだっ」
「で」
「シャンダ・シャーモットさんは~」
「――送信しますっ」
「――ぴぴぴ」
「で」
「そのとき~」
「どこからか~」
「コルビニアン・ボコに向けた無線信号が……」
「――!」
「で」
「コルビニアン・ボコは~」
「――〈庵〉展開っ」
「恒星研究ステーション《アマテラス》全体を、ミニ宇宙に遮蔽」
「で」
「待機中の艦隊は~」
「――ぴ……?」
「――あーっ」
「――データ伝送が……途切れてるっ」
「かくして」
「艦隊の砲撃は~」
「――どどーん……(すかっ)」
「標的を、射損じました」
21:33――
「軌道上にいた艦船は~」
「――恒星ソルの中に、未知の性質をした衝撃前線を計測?」
「……」
「スペンタ種族により~」
「フィムブル網が、完成」
「フィムブル・インパルスが放射された瞬間でした」
【関連サイト】
・出版社が運営するドイツ公式サイト
[ http://www.perry-rhodan.net/ ]
----------------------------------------------------------------------
◆今回のひとこと
いまさらですが……この主人公って……。
----------------------------------------------------------------------
d-information ◆ 688 [不定期刊] 2011/10/10
発行:y.wakabayashi /rlmdi [ yw@rlmdi.org ]
バックナンバー、登録/解除はこちら [ http://www.rlmdi.net/rlmdi/di/ ]
◆目次
◇ペリー・ローダン近況
----------------------------------------------------------------------
◆ペリー・ローダン近況
□ Perry Rhodan-Heft
2615 . Markus Heitz / Todesjagd auf Rhodan / ローダン狩り
2616 . Arndt Ellmer / Countdown für Sol / ソルのカウントダウン
2617 . Hubert Haensel / Der dunkelste aller Tage / 史上最暗の日
2618 . Verena Themsen / Flucht von der Brückenwelt / 橋世界から逃走
2619 . Wim Vandemaan / Planet der Formatierer / フォーマットする者たちの惑星
□ Perry Rhodan-Heft 2615話「ローダン狩り」
[ http://www.perry-rhodan.net/produkte/hefte/1/2615.html ]
(承前)
新銀河暦1469年9月、カンダ銀河――
「ペリー・ローダンと~」
「イオトン人、キストゥスは~」
「《ラドンジュ》――ジルス人プロテクター、カオウェンの旗艦――で~」
「搭載艇を、奪取」
「脱出を、敢行」
「……」
「イオトン人は~」
「生来の、テレキネシス能力者です」
「イオトン人、キストゥスは~」
「テレキネシス能力で、宇宙船を操縦したりする~」
「優秀な航宙士です」
「……」
「で」
「搭載艇は、無事にリニア空間へ」
「ですが」
「搭載艇には~」
「機能を制限する、安全装置が仕掛けてあったり」
「……」
「超光速航行は、ごく短時間に終わり~」
「搭載艇は、通常空間へ」
「ぽっとん」
カンダ銀河、どこかの宙域――
「搭載艇は~」
「――装置が、どれも機能しない?」
「ペリー・ローダンは~」
「――宇宙服が、機能障害?」
「イオトン人、キストゥスは、力を尽くしますが~」
「――灰色の巨大な水素大気の惑星に、墜ちる?」
「――ごごごごごごぉぉぉっ」
「――ばーん」
惑星、地表――
「搭載艇は~」
「地表に激突して、完全破壊」
「ペリー・ローダンは~」
「無事」
「イオトン人、キストゥスも~」
「環境カプセルごと、無事」
「さらに~」
「イオトン人、キストゥス――水素呼吸生物――にとって、幸いなことに~」
「――ここの大気は、呼吸可能です」
「ともあれ」
「ペリー・ローダン、曰く」
「――カオウェン本人か、カオウェンの配下か~」
「――とにかく……追っ手が来るぞっ」
「――まずは~」
「――墜落現場から、離れて隠れるのだっ」
「――それから~」
「――連中が、追ってきたら~」
「――連中の宇宙船を、奪取だっ」
「――今度こそ、逃げ切ってやるっ」
「で」
「ペリー・ローダンは~」
「武器を含めた装置類の調子が、相変わらず悪いので~」
「搭載艇の残骸から、鉄パイプを拾って~」
「武装したり」
「一方」
「イオトン人、キストゥスは~」
「――ううっ」
「――何だか、気分が悪いです」
「――何かが、理解力を圧迫して、拘束してる感じです」
「――テレキネシス能力を、発揮できないです」
「で」
「ペリー・ローダン、思うに」
「――装置類の不調?」
「――超能力の不調?」
「――これらには、何か関係が?」
一方、惑星、上空――
「ジルス人プロテクター、カオウェンは~」
「個人用ヨットで~」
「ペリー・ローダンと~」
「イオトン人、キストゥスが、奪取した搭載艇を~」
「単独で、追跡していたり」
「……」
「で」
「水素惑星のところまで、来て~」
「――装置が、どれも機能しない?」
「と、いう状態に、なりますが~」
「――高度技術に、頼らずに~」
「――低水準の技術を使って~」
「――何とか、惑星に巧く着陸を……」
「――わ」
「――わ」
「浮遊する巨大な球体2個と、ぶつかったりして」
「それでも、なんとか、着陸成功」
「で」
「ジルス人プロテクター、カオウェンは~」
「武器を含めた装置類の調子が、相変わらず悪いので~」
「短剣2本と、長剣1本で~」
「武装したり」
「グライダーに、乗りこむと~」
「探知装置を、睨んで~」
「――さあ、ハンティングだっ」
惑星、地表――
「ペリー・ローダンと~」
「イオトン人、キストゥスは~」
「墜落現場を離れて~」
「とぼとぼ、進みます」
「――さて、どうしたものか……」
「ペリー・ローダンが~」
「〈多宇宙服〉の機能を~」
「活性化すると~」
「――15km先の、丘が連なったところに?」
「――洞窟が、いくつもある?」
「加えて」
「――上空に、妙な球体が、浮かんでる?」
「――直径、数百メートル?」
「――中に、空洞がある?」
「とか、やっていると~」
「ペリー・ローダンと~」
「イオトン人、キストゥスは~」
「両名の周囲に~」
「――もわもわ~」
「――緑っぽく輝く塵が、寄り集まってきた?」
「――〈多宇宙服〉に引き寄せられてきた?」
「で」
「ペリー・ローダンが~」
「〈多宇宙服〉と対話をやめると~」
「――もわもわ~」
「――緑っぽく輝く塵が、引き返していく?」
「でも」
「――ごしごし」
「――緑っぽい塵……宇宙服の表面に薄い層になったのが、とれないなあ」
惑星、地表、丘の洞窟群のあたり――
「ペリー・ローダンと~」
「イオトン人、キストゥスは~」
「何メートルか入って~」
「空洞を見つけて、休憩したり」
「イオトン人、キストゥスのテレキネシス能力は~」
「ゆっくり回復してきたり」
「で」
「イオトン人、キストゥスは~」
「テレキネシス能力で~」
「――むん」
「ペリー・ローダンの宇宙服の表面の緑っぽい塵を、払ってみたり」
「でも」
「――払っても?」
「――帰ってくる?」
「ここで」
「ペリー・ローダン、思うに」
「――つまり?」
「――緑っぽい塵は、生命体のはしくれ?」
「――集合知性体……群体知性体とか、かも?」
「いずれにせよ~」
「状況は、変わらずなのです」
惑星、地表、丘の洞窟群――
「カオウェンは~」
「カオウェンなりに、苦労していたり」
「――グライダーを失い~」
「――短剣1本を失ったが~」
「――ついに~」
「――このカオウェンは、洞窟の入口に到達したのだっ」
「……」
「すぐに~」
「カオウェンは~」
「ペリー・ローダンと、ばったり」
「で」
「カオウェンの武器は~」
「長剣1本と短剣1本」
「対する~」
「ペリー・ローダンの武器は~」
「鉄パイプ1本」
「――がきっ」
「――がこっ」
「激しい戦闘が、続きます」
「――がりっ」
「ペリー・ローダンの宇宙服のバイザーに、傷が入ったりして~」
「ペリー・ローダン、押されています」
「と、そこへ」
「イオトン人、キストゥスが、戦闘に介入」
「――むん」
「テレキネシスで、天井の岩塊を~」
「――ごん」
「――ぐしゃ」
「カオウェンの上に、落としたり」
「……」
「カオウェンが~」
「ようやく、岩塊の下から、抜け出した時には~」
「ペリー・ローダンと~」
「イオトン人、キストゥスは~」
「すでに、逃走したあと」
「かくして」
「カオウェンは~」
「――う……っ」
「――オレの個人用ヨットに戻って、出直しだっ」
惑星、地表――
「――さて、どうしたものか……」
「ペリー・ローダンが~」
「〈多宇宙服〉の機能を~」
「活性化すると~」
「――緑っぽい塵=群体知性体と、対話ができる?」
「で」
「ペリー・ローダンと~」
「イオトン人、キストゥスは~」
「上空に浮かぶ、巨大な球体の中へ」
惑星、上空、浮遊球体の中――
「ペリー・ローダンは~」
「――巨大な蜂の巣?」
「とか、思ったり」
「で」
「ペリー・ローダンの宇宙服の表面の緑っぽい塵は~」
「まとまって~」
「球体に、なり~」
「緑っぽい塵=群体知性体を代表して~」
「ペリー・ローダンとテレパシー的な連絡を、とったりする」
「ところで」
「そうこうするうちに~」
「ペリー・ローダンは、気づきました」
「――キストゥスの身体に、発信機が埋めてある?」
「――摘出は……目下の状況では、無理だよなあ」
「……」
「一方」
「緑っぽい塵=群体知性体、曰く」
「――困ったことが、あるのです」
「――何やら、妨害放射みたいなものが、ビビビと来て~」
「――苦痛なのです」
「――妨害放射みたいなものの発信点から~」
「――できるだけ離れるしか、ないのです」
「で」
「ぺりー・ローダンは、いつものように~」
「――助力しようっ」
「……」
「ペリー・ローダンと~」
「イオトン人、キストゥスは~」
「妨害放射みたいなものの発信点に、向かったり」
惑星、地下洞窟、妨害放射の発信点――
「ペリー・ローダンと~」
「イオトン人、キストゥスは~」
「とある地下の洞窟に~」
「妨害放射の発進点を、発見」
「それは~」
「直径10m、厚さ2mのプラットフォーム」
「床は、透明です」
「床の下、底の方に、ゆらゆらした紫の大波が見えます」
「すなわち」
「――これが、噂に聞く、転移パーケット?」
惑星、地下洞窟、妨害放射の発信点――
「カオウェンは~」
「傷を負って、いましたが~」
「個人用ヨットを動かし~」
「――ついに~」
「――このカオウェンは、ペリー・ローダンがいる地下洞窟に到達したのだっ」
「……」
「すぐに~」
「――がきっ」
「――がこっ」
「激しい戦闘、再開」
「で」
「ペリー・ローダンと~」
「イオトン人、キストゥスは~」
「――ごん」
「――ぐしゃ」
「カオウェンを、騙し討ちしたり」
「で」
「ペリー・ローダンと~」
「イオトン人、キストゥスは~」
「――とうっ」
「――とうっ」
「転移パーケットに、飛びこんで逃走」
「……」
「カオウェンは~」
「ひどく傷ついていました」
「が」
「最後の力を、ふりしぼると~」
「――逃がすものかっ」
「転移パーケットに、飛びこもうと……します」
「が」
「じつは~」
「ペリー・ローダンは~」
「あらかじめ、転移パーケットの自爆スイッチを、押していたのです」
「――3、2、1?」
「――ばーん」
「――キラキラっ」
「転移パーケットは、キラめきながら、爆発したのでした」
【関連サイト】
・出版社が運営するドイツ公式サイト
[ http://www.perry-rhodan.net/ ]
----------------------------------------------------------------------
◆今回のひとこと
『21世紀東欧SF・ファンタスチカ傑作集 時間はだれも待ってくれない』
(東京創元社 税別2500円)9月29日刊行……されました。
[ http://www.rlmdi.net/rl/2011/10/post-4.html ]
----------------------------------------------------------------------
d-information ◆ 687 [不定期刊] 2011/10/03
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◇ペリー・ローダン近況
----------------------------------------------------------------------
◆ペリー・ローダン近況
□ Perry Rhodan-Heft
2615 . Markus Heitz / Todesjagd auf Rhodan / ローダン狩り
2616 . Arndt Ellmer / Countdown für Sol / ソルのカウントダウン
2617 . Hubert Haensel / Der dunkelste aller Tage / 史上最暗の日
2618 . Verena Themsen / Flucht von der Brückenwelt / 橋世界から逃走
2619 . Wim Vandemaan / Planet der Formatierer / フォーマットする者たちの惑星
□ Perry Rhodan-Heft 2615話「ローダン狩り」
[ http://www.perry-rhodan.net/produkte/hefte/1/2615.html ]
(承前)
新銀河暦1469年9月、カンダ銀河――
「ペリー・ローダンと~」
「イオトン人、キストゥスは~」
「《ラドンジュ》――ジルス人プロテクター、カオウェンの旗艦――で~」
「搭載艇を、奪取」
「脱出を、敢行」
「……」
「イオトン人は~」
「生来の、テレキネシス能力者です」
「イオトン人、キストゥスは~」
「テレキネシス能力で、宇宙船を操縦したりする~」
「優秀な航宙士です」
「……」
「で」
「搭載艇は、無事にリニア空間へ」
「ですが」
「搭載艇には~」
「機能を制限する、安全装置が仕掛けてあったり」
「……」
「超光速航行は、ごく短時間に終わり~」
「搭載艇は、通常空間へ」
「ぽっとん」
カンダ銀河、どこかの宙域――
「搭載艇は~」
「――装置が、どれも機能しない?」
「ペリー・ローダンは~」
「――宇宙服が、機能障害?」
「イオトン人、キストゥスは、力を尽くしますが~」
「――灰色の巨大な水素大気の惑星に、墜ちる?」
「――ごごごごごごぉぉぉっ」
「――ばーん」
惑星、地表――
「搭載艇は~」
「地表に激突して、完全破壊」
「ペリー・ローダンは~」
「無事」
「イオトン人、キストゥスも~」
「環境カプセルごと、無事」
「さらに~」
「イオトン人、キストゥス――水素呼吸生物――にとって、幸いなことに~」
「――ここの大気は、呼吸可能です」
「ともあれ」
「ペリー・ローダン、曰く」
「――カオウェン本人か、カオウェンの配下か~」
「――とにかく……追っ手が来るぞっ」
「――まずは~」
「――墜落現場から、離れて隠れるのだっ」
「――それから~」
「――連中が、追ってきたら~」
「――連中の宇宙船を、奪取だっ」
「――今度こそ、逃げ切ってやるっ」
「で」
「ペリー・ローダンは~」
「武器を含めた装置類の調子が、相変わらず悪いので~」
「搭載艇の残骸から、鉄パイプを拾って~」
「武装したり」
「一方」
「イオトン人、キストゥスは~」
「――ううっ」
「――何だか、気分が悪いです」
「――何かが、理解力を圧迫して、拘束してる感じです」
「――テレキネシス能力を、発揮できないです」
「で」
「ペリー・ローダン、思うに」
「――装置類の不調?」
「――超能力の不調?」
「――これらには、何か関係が?」
一方、惑星、上空――
「ジルス人プロテクター、カオウェンは~」
「個人用ヨットで~」
「ペリー・ローダンと~」
「イオトン人、キストゥスが、奪取した搭載艇を~」
「単独で、追跡していたり」
「……」
「で」
「水素惑星のところまで、来て~」
「――装置が、どれも機能しない?」
「と、いう状態に、なりますが~」
「――高度技術に、頼らずに~」
「――低水準の技術を使って~」
「――何とか、惑星に巧く着陸を……」
「――わ」
「――わ」
「浮遊する巨大な球体2個と、ぶつかったりして」
「それでも、なんとか、着陸成功」
「で」
「ジルス人プロテクター、カオウェンは~」
「武器を含めた装置類の調子が、相変わらず悪いので~」
「短剣2本と、長剣1本で~」
「武装したり」
「グライダーに、乗りこむと~」
「探知装置を、睨んで~」
「――さあ、ハンティングだっ」
惑星、地表――
「ペリー・ローダンと~」
「イオトン人、キストゥスは~」
「墜落現場を離れて~」
「とぼとぼ、進みます」
「――さて、どうしたものか……」
「ペリー・ローダンが~」
「〈多宇宙服〉の機能を~」
「活性化すると~」
「――15km先の、丘が連なったところに?」
「――洞窟が、いくつもある?」
「加えて」
「――上空に、妙な球体が、浮かんでる?」
「――直径、数百メートル?」
「――中に、空洞がある?」
「とか、やっていると~」
「ペリー・ローダンと~」
「イオトン人、キストゥスは~」
「両名の周囲に~」
「――もわもわ~」
「――緑っぽく輝く塵が、寄り集まってきた?」
「――〈多宇宙服〉に引き寄せられてきた?」
「で」
「ペリー・ローダンが~」
「〈多宇宙服〉と対話をやめると~」
「――もわもわ~」
「――緑っぽく輝く塵が、引き返していく?」
「でも」
「――ごしごし」
「――緑っぽい塵……宇宙服の表面に薄い層になったのが、とれないなあ」
惑星、地表、丘の洞窟群のあたり――
「ペリー・ローダンと~」
「イオトン人、キストゥスは~」
「何メートルか入って~」
「空洞を見つけて、休憩したり」
「イオトン人、キストゥスのテレキネシス能力は~」
「ゆっくり回復してきたり」
「で」
「イオトン人、キストゥスは~」
「テレキネシス能力で~」
「――むん」
「ペリー・ローダンの宇宙服の表面の緑っぽい塵を、払ってみたり」
「でも」
「――払っても?」
「――帰ってくる?」
「ここで」
「ペリー・ローダン、思うに」
「――つまり?」
「――緑っぽい塵は、生命体のはしくれ?」
「――集合知性体……群体知性体とか、かも?」
「いずれにせよ~」
「状況は、変わらずなのです」
惑星、地表、丘の洞窟群――
「カオウェンは~」
「カオウェンなりに、苦労していたり」
「――グライダーを失い~」
「――短剣1本を失ったが~」
「――ついに~」
「――このカオウェンは、洞窟の入口に到達したのだっ」
「……」
「すぐに~」
「カオウェンは~」
「ペリー・ローダンと、ばったり」
「で」
「カオウェンの武器は~」
「長剣1本と短剣1本」
「対する~」
「ペリー・ローダンの武器は~」
「鉄パイプ1本」
「――がきっ」
「――がこっ」
「激しい戦闘が、続きます」
「――がりっ」
「ペリー・ローダンの宇宙服のバイザーに、傷が入ったりして~」
「ペリー・ローダン、押されています」
「と、そこへ」
「イオトン人、キストゥスが、戦闘に介入」
「――むん」
「テレキネシスで、天井の岩塊を~」
「――ごん」
「――ぐしゃ」
「カオウェンの上に、落としたり」
「……」
「カオウェンが~」
「ようやく、岩塊の下から、抜け出した時には~」
「ペリー・ローダンと~」
「イオトン人、キストゥスは~」
「すでに、逃走したあと」
「かくして」
「カオウェンは~」
「――う……っ」
「――オレの個人用ヨットに戻って、出直しだっ」
惑星、地表――
「――さて、どうしたものか……」
「ペリー・ローダンが~」
「〈多宇宙服〉の機能を~」
「活性化すると~」
「――緑っぽい塵=群体知性体と、対話ができる?」
「で」
「ペリー・ローダンと~」
「イオトン人、キストゥスは~」
「上空に浮かぶ、巨大な球体の中へ」
惑星、上空、浮遊球体の中――
「ペリー・ローダンは~」
「――巨大な蜂の巣?」
「とか、思ったり」
「で」
「ペリー・ローダンの宇宙服の表面の緑っぽい塵は~」
「まとまって~」
「球体に、なり~」
「緑っぽい塵=群体知性体を代表して~」
「ペリー・ローダンとテレパシー的な連絡を、とったりする」
「ところで」
「そうこうするうちに~」
「ペリー・ローダンは、気づきました」
「――キストゥスの身体に、発信機が埋めてある?」
「――摘出は……目下の状況では、無理だよなあ」
「……」
「一方」
「緑っぽい塵=群体知性体、曰く」
「――困ったことが、あるのです」
「――何やら、妨害放射みたいなものが、ビビビと来て~」
「――苦痛なのです」
「――妨害放射みたいなものの発信点から~」
「――できるだけ離れるしか、ないのです」
「で」
「ぺりー・ローダンは、いつものように~」
「――助力しようっ」
「……」
「ペリー・ローダンと~」
「イオトン人、キストゥスは~」
「妨害放射みたいなものの発信点に、向かったり」
惑星、地下洞窟、妨害放射の発信点――
「ペリー・ローダンと~」
「イオトン人、キストゥスは~」
「とある地下の洞窟に~」
「妨害放射の発進点を、発見」
「それは~」
「直径10m、厚さ2mのプラットフォーム」
「床は、透明です」
「床の下、底の方に、ゆらゆらした紫の大波が見えます」
「すなわち」
「――これが、噂に聞く、転移パーケット?」
惑星、地下洞窟、妨害放射の発信点――
「カオウェンは~」
「傷を負って、いましたが~」
「個人用ヨットを動かし~」
「――ついに~」
「――このカオウェンは、ペリー・ローダンがいる地下洞窟に到達したのだっ」
「……」
「すぐに~」
「――がきっ」
「――がこっ」
「激しい戦闘、再開」
「で」
「ペリー・ローダンと~」
「イオトン人、キストゥスは~」
「――ごん」
「――ぐしゃ」
「カオウェンを、騙し討ちしたり」
「で」
「ペリー・ローダンと~」
「イオトン人、キストゥスは~」
「――とうっ」
「――とうっ」
「転移パーケットに、飛びこんで逃走」
「……」
「カオウェンは~」
「ひどく傷ついていました」
「が」
「最後の力を、ふりしぼると~」
「――逃がすものかっ」
「転移パーケットに、飛びこもうと……します」
「が」
「じつは~」
「ペリー・ローダンは~」
「あらかじめ、転移パーケットの自爆スイッチを、押していたのです」
「――3、2、1?」
「――ばーん」
「――キラキラっ」
「転移パーケットは、キラめきながら、爆発したのでした」
【関連サイト】
・出版社が運営するドイツ公式サイト
[ http://www.perry-rhodan.net/ ]
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◆今回のひとこと
『21世紀東欧SF・ファンタスチカ傑作集 時間はだれも待ってくれない』
(東京創元社 税別2500円)9月29日刊行……されました。
[ http://www.rlmdi.net/rl/2011/10/post-4.html ]
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d-information ◆ 687 [不定期刊] 2011/10/03
発行:y.wakabayashi /rlmdi [ yw@rlmdi.org ]
バックナンバー、登録/解除はこちら [ http://www.rlmdi.net/rlmdi/di/ ]
『21世紀東欧SF・ファンタスチカ傑作集 時間はだれも待ってくれない』
高野史緒・編(東京創元社 2011/9/29刊)

【収録作品】
1)「ハーベムス・パーパム(新教皇万歳)」モンマース(オーストリア)
2)「私と犬」フランツ(ルーマニア)
3)「女性成功者」ブルンチェアヌ(ルーマニア)
4)「ブリャハ」フェダレンカ(ベラルーシ)
5)「もうひとつの街」アイヴァス(チェコ)
6)「三つの色」フスリツァ(スロヴァキア)
7)「カウントダウン」フスリツァ(スロヴァキア)
8)「時間はだれも待ってくれない」ストゥドニャレク(ポーランド)
9)「労働者階級の手にあるインターネット」シュタインミュラー(旧東ドイツ)
10)「盛雲(シェンユン)、庭園に隠れる者」ラースロー(ハンガリー)
11)「アスコルディーネの愛─ダウガワ河幻想─」エインフェルズ(ラトヴィア)
12)「列車」ジヴコヴィッチ(セルビア)
上記アンソロジー中の 9)、ドイツのSF作家シュタインミューラー夫妻の短篇は、2005年12月に当方が私家版として翻訳・出版した下記刊行物が、慶應義塾大学の識名章喜教授(上記 1)を翻訳)の目に留まり、アンソロジーの編者である高野史緒女史に紹介され、収録されたものです。
当方の刊行物:
『労働者階級の手にあるインターネット―1997年のハプニング』
Das Internetz in den Händen der Arbeiterklasse
Ein Begebnis aus dem Jahr 1997

著者:Angela und Karlheinz Steinmüller
訳者:西塔 玲司
発行:2005/12/1
従って、当方の私家版は、訳注が多少詳細である点を除けば、上記アンソロジーの収録作と同一ということになります(訳者による推敲、アンソロジー編者、編集者による校正等の手直しを除く)。
当方は、2005年に、本作と作者シュタインミューラー夫妻を日本の読者に紹介することを目的とし、少部数を条件として版権をいただいていますので、残部があるうちは希望者への提供を続けます(ご希望の方はこちらをご覧ください)が、より広く「東欧SF・ファンタスチカ」に興味をお持ちの方は、是非、上記アンソロジーもご検討ください。
高野史緒・編(東京創元社 2011/9/29刊)

【収録作品】
1)「ハーベムス・パーパム(新教皇万歳)」モンマース(オーストリア)
2)「私と犬」フランツ(ルーマニア)
3)「女性成功者」ブルンチェアヌ(ルーマニア)
4)「ブリャハ」フェダレンカ(ベラルーシ)
5)「もうひとつの街」アイヴァス(チェコ)
6)「三つの色」フスリツァ(スロヴァキア)
7)「カウントダウン」フスリツァ(スロヴァキア)
8)「時間はだれも待ってくれない」ストゥドニャレク(ポーランド)
9)「労働者階級の手にあるインターネット」シュタインミュラー(旧東ドイツ)
10)「盛雲(シェンユン)、庭園に隠れる者」ラースロー(ハンガリー)
11)「アスコルディーネの愛─ダウガワ河幻想─」エインフェルズ(ラトヴィア)
12)「列車」ジヴコヴィッチ(セルビア)
上記アンソロジー中の 9)、ドイツのSF作家シュタインミューラー夫妻の短篇は、2005年12月に当方が私家版として翻訳・出版した下記刊行物が、慶應義塾大学の識名章喜教授(上記 1)を翻訳)の目に留まり、アンソロジーの編者である高野史緒女史に紹介され、収録されたものです。
当方の刊行物:
『労働者階級の手にあるインターネット―1997年のハプニング』
Das Internetz in den Händen der Arbeiterklasse
Ein Begebnis aus dem Jahr 1997

著者:Angela und Karlheinz Steinmüller
訳者:西塔 玲司
発行:2005/12/1
従って、当方の私家版は、訳注が多少詳細である点を除けば、上記アンソロジーの収録作と同一ということになります(訳者による推敲、アンソロジー編者、編集者による校正等の手直しを除く)。
当方は、2005年に、本作と作者シュタインミューラー夫妻を日本の読者に紹介することを目的とし、少部数を条件として版権をいただいていますので、残部があるうちは希望者への提供を続けます(ご希望の方はこちらをご覧ください)が、より広く「東欧SF・ファンタスチカ」に興味をお持ちの方は、是非、上記アンソロジーもご検討ください。


