2012年1月アーカイブ
◆目次
◇ペリー・ローダン近況
----------------------------------------------------------------------
◆ペリー・ローダン近況
□ Perry Rhodan-Heft
2632 . Wim Vandemaan / Die Nacht des Regenriesen / 雨巨人の夜
2633 . Hubert Haensel / Der tellurische Krieg / 大地戦
2634 . Hubert Haensel / Terras neue Herren / テラの新主人たち
2635 . Hans Kneifel / Jagd auf Gadomenäa / ガドメネアで追跡
2636 . Christian Montillon / Das Schema des Universums / 宇宙の枠組
□ Perry Rhodan-Heft 2632話「雨巨人の夜」
[ http://www.perry-rhodan.net/produkte/hefte/1/2632.html ]
新銀河暦1469年、異空間に転送された、星系ソル――
「惑星テラでは~」
「謎の異星人、アウグル人が~」
「歌う辻説法で~」
「若者の心を、がっちりつかみ~」
「転移パーケットで~」
「〈守護者世界〉に、さらってしまって~」
「どうしようも、なかったり」
「……」
「恒星ソルでは~」
「謎の異星人、スペンタ種族が~」
「恒星ソルの周囲に~」
「〈フィムブル殻〉を、展開」
「恒星ソルは~」
「外から見ると~」
「直径3500万kmの黒い球体に、なってしまって~」
「どうしようも、なかったり」
「……」
「偵察に派遣したエクスプローラー船《ボンベイ》は~」
「ずっと、戻ってこないし~」
「連絡もない」
「どうしようも、なかったり」
10月5日、首都テラニア――
「自由テラナー連盟政庁首席レジナルド・ブルは~」
「恒星ソルから、生還した後~」
「溜めていたデスクワークに、取り組みながら~」
「――来い……新しい事件っ」
「どうしようもない現状を~」
「何とかできる、新展開を~」
「待っていたり」
「……」
「9:02――」
「太陽系政庁の計算脳〈ラオツェ〉が~」
「――海王星軌道で、事件発生です」
「知らせてきました」
バイゾーン――
「バイゾーンは~」
「生まれ育った都市クロンクを、出て~」
「〈老道〉を、歩き~」
「航宙士イディオムで言うところの〈小門〉を抜け~」
「〈夜岸〉へ、至る」
「バイゾーンは~」
「〈夜海の岸〉に立つのが、好きなのです」
「……」
「バイゾーンは~」
「父のことを、思い出したり」
「――父は~」
「――サイバー艦隊の一部を、担い~」
「――〈星煉獄〉に向かう、途上~」
「――メタナトの戦力と、衝突したのだ」
「……」
「バイゾーンは~」
「造船所のテクノ網に絡まる〈星船〉の半完成船体を、眺めたり」
「……」
「バイゾーンは~」
「夢を見るのです」
星系ソル、《カサブランカ》――
「ここ数日~」
「《カサブランカ》は、観測任務を遂行していたり」
「――静かですねー」
「――陽が消えたみたいよねー」
「――消えてますもんねー」
「……」
「ヘリア・マルゴウさんは~」
「《カサブランカ》の、女性ハイパー物理学者」
「探知結果を、掻き集め~」
「分析します」
「――なーんだ……新しい発見はないわね」
「……」
「そうこう、するうち~」
「恒星ソルの周囲で~」
「ポスビのクェーサー級10隻が~」
「〈フィムブル殻〉を標的に~」
「――どどーん」
「トランスフォーム砲で、砲撃を加えます」
「が」
「効果なし」
「――どどーん」
「パラトロン兵器でも、砲撃を加えます」
「が」
「効果なし」
「……」
「《カサブランカ》の、ヘリア・マルゴウさんは~」
「探知結果を、掻き集め~」
「分析します」
「――?」
「――もしかしたら?
「――ポスビのクェーサー級10隻の攻撃は~」
「――効果……あったのかも?」
「データ分析結果を、よく見ると~」
「――効果があった……みたいに見える?」
「――でも」
「――これだと?」
「――パラトロン兵器で砲撃する前に?」
「――効果が最大に?」
「――みたいな?」
「――時系列が、反対?」
「――因果律が、変?」
「……」
「そうこう、するうち~」
「地球から恒星ソルの方向に、およそ150万km離れた位置に~」
「――ぱっ」
「――ぱぱぱぱっ」
「人工太陽75基の設置工事が、完了したり」
「恒星ソルの代用品、として~」
「厳しい〈フィムブルの冬〉を和らげる効果が、期待されます」
「……」
「《カサブランカ》の探知機器が、発見しました」
「――宇宙船1隻が、接近?」
「事件……かと、思いましたが~」
「――識別は……エクスプローラー船《ボンベイ》?」
「――なーんだ……やっと帰ってきたのね」
「……」
「とはいえ」
「――?」
「――《ボンベイ》が……救難信号を発してる?」
惑星テラ、ユカタン半島――
「ジェロニモ・アブは、15歳のテラナー男児」
「目下~」
「シェボパル人のお嬢さんダイシャさんと、テント暮らし」
「……」
「ちなみに」
「シェボパル人ダイシャさんは~」
「オペア――家事手伝いを条件に、食事付きで住みこむ留学生――です」
「で」
「事件発生当時~」
「惑星テラに滞在中だったのでした」
「……」
「現地時刻20:00――」
「両名は~」
「ユカタン半島の、熱帯雨林から~」
「人工太陽群の落日を、ながめたり」
星系ソル、《カサブランカ》――
「――エクスプローラー船《ボンベイ》が……応答しない?」
「ハイパー通信も~」
「そうでない通信も~」
「つながりません」
「――情報機器=フライトレコーダーの中身も、読み出せない?」
「でも」
「どうやら~」
「――パラトロンバリアの裂け目を通して?」
「――短時間なら、転送機が接続できそう?」
「かくして」
「突入部隊、編成」
惑星テラ、ユカタン半島、夜――
「ジェロニモ・アブと~」
「シェボパル人ダイシャさんは~」
「反重力バイクで~」
「――ぶろろろっ」
「ジェロニモ・アブの両親の農場へ」
「……」
「ちなみに」
「ジェロニモ・アブの両親は~」
「事件発生当時~」
「星系ヴェガにいたのでした」
「で」
「ジェロニモ・アブの弟は~」
「事件発生後~」
「謎の異星人、アウグル人に、さらわれたのでした」
星系ソル、《カサブランカ》――
「――転送機の接続成功っ」
「で」
「突入部隊――」
「ヘリア・マルゴウさん」
「エミリオ・ルナ」
「コルヴィス・ミラヴェルテ」
「TARA型ロボット1台」
「以上は~」
「エクスプローラー船《ボンベイ》へ」
「――転送っ」
「が」
「直後」
「――ぷっつん」
「……」
「エクスプローラー船《ボンベイ》と接続できたのは~」
「この1回だけだったという」
惑星テラ、ユカタン半島、夜の農場――
「ジェロニモ・アブと~」
「シェボパル人ダイシャさんは~」
「ジェロニモ・アブの両親の農場に、到着」
「……」
「ちなみに」
「ジェロニモ・アブの両親の農場は~」
「〈重力断裂〉で、壊滅していたのでした」
「……」
「ジェロニモ・アブと~」
「シェボパル人ダイシャさんは~」
「壊滅した農場で~」
「食料と燃料を、掻き集め~」
「反重力バイクで~」
「――ぶろろろっ」
「テントへ、帰るのでした」
バイゾーン――
「バイゾーンは~」
「くりかえし~」
「――父が……」
「――宇宙小型艇が……」
「もっと、いろいろ~」
「――むにゃむにゃ」
「夢を見るのです」
「……」
「バイゾーンは~」
「ときどき~」
「何度も~」
「――はっ」
「――これは、全部、夢?」
「――自分は?」
「――〈星船〉の〈金庫〉で眠っている?」
「気づくのです」
「……」
「バイゾーンは~」
「――座標を~」
「――並び替え~」
「エーテル剥き出しの宇宙を、漂うのです」
星系ソル、エクスプローラー船《ボンベイ》――
「《カサブランカ》の突入部隊3名+1台は~」
「――転送っ」
「《ボンベイ》の、転送機に実体化」
「転送機室には、誰もいません」
「正確には~」
「――ニワトリの……つがいがいる?」
「――コココー」
「床のコーンを、ついばんでいたりする」
「ともあれ」
「――司令室へっ」
「が」
「――ぷかぷか~」
「反重力シャフトには~」
「――黒い卵型の構造物・多数が、浮遊?」
「――非常に低い水準ですが、エネルギー放射ありですねー」
「アブナイ感じがして~」
「通れません」
「リフトのケージにも~」
「――ぷかぷか~」
「入れません」
「で」
「突入部隊一行は~」
「非常階段で、司令室を目指したり」
「と」
「《ボンベイ》のロボット1台が~」
「――この通路だけは、通すわけにいきません」
「立ち塞がります」
「が」
「このロボットは~」
「――この階段だけは……あれ?」
「――階段を上がるのは、良いのか?」
「――あれ?」
「自己矛盾を起こして~」
「――ばーん」
「自己崩壊してしまいました」
「……」
「――いったい、何がどうなっているの?」
「――あー、この部屋は寒いっ」
「いろいろと、アブナイ感じがします」
「……」
「ともあれ」
「突入部隊一行は~」
「随所に~」
「爆発物を仕掛けたり、しながら~」
「――あいかわらず、誰もいないわねー」
「――あー、この部屋は暑いっ」
「突入部隊一行は~」
「司令室を、目指す」
「で」
「――どうして、区画ごとに、こんなに気温が違うの?」
バイゾーン――
「バイゾーンは~」
「――はっ」
「――この夢……ただの記憶だ」
「気づいたり」
「驚いたり」
「――王権の玉座は、うち捨てられて?」
「――機械茸の胞子が、ずっと前から、みっしり?」
「――技術サイレンは、まだ歌うのかな?」
「――むにゃむにゃ」
「……」
「バイゾーンは~」
「――この空間の中の宇宙には~」
「――大した数の星は、ないしー」
「――むにゃむにゃ」
「航行を、続けます」
「……」
「で」
「――ぴぴぴ」
「命令が、来ました」
エクスプローラー船《ボンベイ》――
「突入部隊一行は~」
「司令室を目指す」
「が」
「司令室までの経路は~」
「どこも、黒い卵の群れでいっぱい」
「――どうすれば、この黒い卵の群れを突破できる?」
「ヘリア・マルゴウさんは~」
「調査していて~」
「――はっ」
「気づいたり」
「――今……黒い卵が1個、消滅した?」
「――でも?」
「――元素も、ガスも、放出していない?」
「――どうなってるの?」
「……」
「突入部隊一行は~」
「自然環境リングまで、到達」
「いつもなら~」
「カンガルーとか~」
「チンパンジーとか~」
「――ぴょんぴょんぴょん」
「跳ね回っている、はずの人工環境」
「が」
「――あー、この部屋、妙に寒いぞっ」
「――川が、氷結してる?」
「――氷の上に、ベッドがたくさん?」
「――その上に、保温フォリオにくるまって、乗員たちが眠っている?」
「――医療ロボットが、世話している?」
「世話するロボットの1台に、話をきいてみましょう」
「――複雑な症候群、なのです」
「――対症療法くらいしか、できないのです」
「――原因は、不明なのです」
「で」
「ヘリア・マルゴウさんは~」
「眠っている乗員たちの中から~」
「ヴァン・タールンホイ少佐を、選び~」
「医療ロボットに~」
「――覚醒させるのよっ」
「――ぷしゅ」
「ヴァン・タールンホイ少佐は~」
「――ひーっ」
「歯を、ガタガタいわせて~」
「悪夢から、目覚めたとか」
惑星テラ、ユカタン半島、熱帯雨林のテント――
「ジェロニモ・アブと~」
「シェボパル人ダイシャさんは~」
「テントに、戻り~」
「農場で調達してきた食材で、夕食にしたり」
「で」
「雨が降り出し、豪雨になりました」
「ジェロニモ・アブが、寝つけないでいると~」
「シェボパル人ダイシャさんは~」
「シェボパル人の神話……〈雨巨人〉伝説を、語ってくれたり」
エクスプローラー船《ボンベイ》――
「覚醒した、ヴァン・タールンホイ少佐は~」
「――うー、眠いっ」
「――でも……」
「――ぷしゅ」
「――眠らなーいっ」
「こんな具合に~」
「起こった出来事を~」
「突入部隊一行に~」
「語ります」
「――酸素惑星の北極と~」
「――メタン惑星の南極が~」
「――細い円柱状の〈惑星橋〉で、つながった~」
「――そんな構造物を、発見したり……」
「――《ボンベイ》の搭載艇《ヴァハナ》が~」
「――〈惑星橋〉に、遠征したり……」
「――〈惑星橋〉から、生還したり……」
「――で……」
「――撤退しようとしたら……」
「――メタン惑星の方から~」
「――ごごごっ」
「――何か、上昇してきたり」
「――全長600m、全幅400mの、マルハナバチみたいな船で……」
「――船体の艫に~」
「――昔のガレオン船に付いていたみたいな……」
「――四本腕したヒューマノイドの上半身の彫像が1体、付いてる……」
「――船団が、上昇してきたり」
「――さらに……」
「――船内では~」
「――黒い卵が、攻撃してきた……」
「――推測するに~」
「――ナノ兵器が、生命体も、機械も、麻痺させてしまうのでは……」
「――うー、眠い……かっくん」
「……」
「突入部隊一行は~」
「――司令室は、駄目だっ」
「黒い卵が、どの経路も、完全封鎖していたり」
「が」
「――副司令室に、到達できたぞっ」
「――船載脳と……接続成功っ」
「で」
「ヘリア・マルゴウさんは~」
「船載脳=生体ポジトロニクスの生体部分を、切り離してみたり」
「――船外との無線通信が、つながったわっ」
「で」
「ヘリア・マルゴウさんは~」
「船外に、警告しようとしました」
「が」
「ヘリア・マルゴウさんも~」
「激しい睡魔に、襲われ~」
「――黒い卵が……」
「――ナノ兵器が、生命体も、機械も、麻痺させてしまう……」
「――うー、眠い……かっくん」
星系ソル――
「エクスプローラー船《ボンベイ》と、再度、通信途絶」
「……」
「直後」
「――未知の宇宙船団が、物質化?」
「――エクスプローラー船《ボンベイ》が言っていた、〈ガレオン宇宙船〉?」
「――150隻?」
「……」
「自由テラナー連盟政庁首席レジナルド・ブルは~」
「――警報発令っ」
バイゾーン――
「何日かして――」
「バイゾーンは~」
「〈星船〉が~」
「どこかの星系に進入するのを、感じたり」
「で」
「――ぴぴぴ」
「命令が、来ました」
「――ぴぴぴ」
「くりかえし、同じひとつの声が~」
「命令したり」
「で」
「――どどーん」
「――ばーん」
「戦闘が、はじまったり」
「……」
「――どどーん」
「――ばーん」
「バイゾーンは~」
「――まさか……〈星船〉が、初弾でやられた?」
「――まさか……〈星船〉のバリアが、破られた?」
「バイゾーンは~」
「転送インパルスを、察知します」
「――〈星船〉の乗員が、〈鋼籠〉から脱出した?」
「――てことは?」
「――オレがいる〈金庫〉は……自爆?」
「――オレ、全自動で始末される?」
「が」
「〈星船〉の全自動始末機能は~」
「着弾のおかげで~」
「壊れていました」
「……」
「バイゾーンは~」
「〈星船〉の自爆で、死ぬことなく~」
「攻撃目標の惑星に、墜落していくのでした」
惑星テラ、ユカタン半島、熱帯雨林のテント――
「ジェロニモ・アブと~」
「シェボパル人ダイシャさんは~」
「いきなりの、轟音と、爆発で~」
「――はっ」
「目を覚ましたり」
「――宇宙先が、近くに墜落した?」
「ジェロニモ・アブと~」
「シェボパル人ダイシャさんは~」
「――(そーっと)」
「おっかなびっくり、墜落現場に近づいてみました」
「と」
「――!」
「両名は~」
「4本腕の、巨大な生き物を目にしたり」
「で」
「ジェロニモは~」
「聞いたばかりの物語を思い出して、曰く」
「――〈雨巨人〉……に似てる?」
星系ソル――
「〈ガレオン宇宙船〉150隻は~」
「78隻が、完全に破壊されたり」
「が」
「多くは、惑星テラまで到達し~」
「――!」
「電磁的・音響基盤の兵器で、地表を攻撃」
「――!」
「10億単位の人々が~」
「――!」
「視覚・聴覚に、障害を、きたしたり」
「トラウマを抱えて、苦しんだり」
「しかも」
「〈ガレオン宇宙船〉3隻が~」
「――地表に降下して、深海に隠れた?」
【関連サイト】
・出版社が運営するドイツ公式サイト
[ http://www.perry-rhodan.net/ ]
----------------------------------------------------------------------
◆今回のひとこと
緊迫してるはず、なのですけれど。
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d-information ◆ 704 [不定期刊] 2012/01/30
発行:y.wakabayashi /rlmdi [ yw@rlmdi.org ]
バックナンバー、登録/解除はこちら [ http://www.rlmdi.net/rlmdi/di/ ]
◇ペリー・ローダン近況
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◆ペリー・ローダン近況
□ Perry Rhodan-Heft
2632 . Wim Vandemaan / Die Nacht des Regenriesen / 雨巨人の夜
2633 . Hubert Haensel / Der tellurische Krieg / 大地戦
2634 . Hubert Haensel / Terras neue Herren / テラの新主人たち
2635 . Hans Kneifel / Jagd auf Gadomenäa / ガドメネアで追跡
2636 . Christian Montillon / Das Schema des Universums / 宇宙の枠組
□ Perry Rhodan-Heft 2632話「雨巨人の夜」
[ http://www.perry-rhodan.net/produkte/hefte/1/2632.html ]
新銀河暦1469年、異空間に転送された、星系ソル――
「惑星テラでは~」
「謎の異星人、アウグル人が~」
「歌う辻説法で~」
「若者の心を、がっちりつかみ~」
「転移パーケットで~」
「〈守護者世界〉に、さらってしまって~」
「どうしようも、なかったり」
「……」
「恒星ソルでは~」
「謎の異星人、スペンタ種族が~」
「恒星ソルの周囲に~」
「〈フィムブル殻〉を、展開」
「恒星ソルは~」
「外から見ると~」
「直径3500万kmの黒い球体に、なってしまって~」
「どうしようも、なかったり」
「……」
「偵察に派遣したエクスプローラー船《ボンベイ》は~」
「ずっと、戻ってこないし~」
「連絡もない」
「どうしようも、なかったり」
10月5日、首都テラニア――
「自由テラナー連盟政庁首席レジナルド・ブルは~」
「恒星ソルから、生還した後~」
「溜めていたデスクワークに、取り組みながら~」
「――来い……新しい事件っ」
「どうしようもない現状を~」
「何とかできる、新展開を~」
「待っていたり」
「……」
「9:02――」
「太陽系政庁の計算脳〈ラオツェ〉が~」
「――海王星軌道で、事件発生です」
「知らせてきました」
バイゾーン――
「バイゾーンは~」
「生まれ育った都市クロンクを、出て~」
「〈老道〉を、歩き~」
「航宙士イディオムで言うところの〈小門〉を抜け~」
「〈夜岸〉へ、至る」
「バイゾーンは~」
「〈夜海の岸〉に立つのが、好きなのです」
「……」
「バイゾーンは~」
「父のことを、思い出したり」
「――父は~」
「――サイバー艦隊の一部を、担い~」
「――〈星煉獄〉に向かう、途上~」
「――メタナトの戦力と、衝突したのだ」
「……」
「バイゾーンは~」
「造船所のテクノ網に絡まる〈星船〉の半完成船体を、眺めたり」
「……」
「バイゾーンは~」
「夢を見るのです」
星系ソル、《カサブランカ》――
「ここ数日~」
「《カサブランカ》は、観測任務を遂行していたり」
「――静かですねー」
「――陽が消えたみたいよねー」
「――消えてますもんねー」
「……」
「ヘリア・マルゴウさんは~」
「《カサブランカ》の、女性ハイパー物理学者」
「探知結果を、掻き集め~」
「分析します」
「――なーんだ……新しい発見はないわね」
「……」
「そうこう、するうち~」
「恒星ソルの周囲で~」
「ポスビのクェーサー級10隻が~」
「〈フィムブル殻〉を標的に~」
「――どどーん」
「トランスフォーム砲で、砲撃を加えます」
「が」
「効果なし」
「――どどーん」
「パラトロン兵器でも、砲撃を加えます」
「が」
「効果なし」
「……」
「《カサブランカ》の、ヘリア・マルゴウさんは~」
「探知結果を、掻き集め~」
「分析します」
「――?」
「――もしかしたら?
「――ポスビのクェーサー級10隻の攻撃は~」
「――効果……あったのかも?」
「データ分析結果を、よく見ると~」
「――効果があった……みたいに見える?」
「――でも」
「――これだと?」
「――パラトロン兵器で砲撃する前に?」
「――効果が最大に?」
「――みたいな?」
「――時系列が、反対?」
「――因果律が、変?」
「……」
「そうこう、するうち~」
「地球から恒星ソルの方向に、およそ150万km離れた位置に~」
「――ぱっ」
「――ぱぱぱぱっ」
「人工太陽75基の設置工事が、完了したり」
「恒星ソルの代用品、として~」
「厳しい〈フィムブルの冬〉を和らげる効果が、期待されます」
「……」
「《カサブランカ》の探知機器が、発見しました」
「――宇宙船1隻が、接近?」
「事件……かと、思いましたが~」
「――識別は……エクスプローラー船《ボンベイ》?」
「――なーんだ……やっと帰ってきたのね」
「……」
「とはいえ」
「――?」
「――《ボンベイ》が……救難信号を発してる?」
惑星テラ、ユカタン半島――
「ジェロニモ・アブは、15歳のテラナー男児」
「目下~」
「シェボパル人のお嬢さんダイシャさんと、テント暮らし」
「……」
「ちなみに」
「シェボパル人ダイシャさんは~」
「オペア――家事手伝いを条件に、食事付きで住みこむ留学生――です」
「で」
「事件発生当時~」
「惑星テラに滞在中だったのでした」
「……」
「現地時刻20:00――」
「両名は~」
「ユカタン半島の、熱帯雨林から~」
「人工太陽群の落日を、ながめたり」
星系ソル、《カサブランカ》――
「――エクスプローラー船《ボンベイ》が……応答しない?」
「ハイパー通信も~」
「そうでない通信も~」
「つながりません」
「――情報機器=フライトレコーダーの中身も、読み出せない?」
「でも」
「どうやら~」
「――パラトロンバリアの裂け目を通して?」
「――短時間なら、転送機が接続できそう?」
「かくして」
「突入部隊、編成」
惑星テラ、ユカタン半島、夜――
「ジェロニモ・アブと~」
「シェボパル人ダイシャさんは~」
「反重力バイクで~」
「――ぶろろろっ」
「ジェロニモ・アブの両親の農場へ」
「……」
「ちなみに」
「ジェロニモ・アブの両親は~」
「事件発生当時~」
「星系ヴェガにいたのでした」
「で」
「ジェロニモ・アブの弟は~」
「事件発生後~」
「謎の異星人、アウグル人に、さらわれたのでした」
星系ソル、《カサブランカ》――
「――転送機の接続成功っ」
「で」
「突入部隊――」
「ヘリア・マルゴウさん」
「エミリオ・ルナ」
「コルヴィス・ミラヴェルテ」
「TARA型ロボット1台」
「以上は~」
「エクスプローラー船《ボンベイ》へ」
「――転送っ」
「が」
「直後」
「――ぷっつん」
「……」
「エクスプローラー船《ボンベイ》と接続できたのは~」
「この1回だけだったという」
惑星テラ、ユカタン半島、夜の農場――
「ジェロニモ・アブと~」
「シェボパル人ダイシャさんは~」
「ジェロニモ・アブの両親の農場に、到着」
「……」
「ちなみに」
「ジェロニモ・アブの両親の農場は~」
「〈重力断裂〉で、壊滅していたのでした」
「……」
「ジェロニモ・アブと~」
「シェボパル人ダイシャさんは~」
「壊滅した農場で~」
「食料と燃料を、掻き集め~」
「反重力バイクで~」
「――ぶろろろっ」
「テントへ、帰るのでした」
バイゾーン――
「バイゾーンは~」
「くりかえし~」
「――父が……」
「――宇宙小型艇が……」
「もっと、いろいろ~」
「――むにゃむにゃ」
「夢を見るのです」
「……」
「バイゾーンは~」
「ときどき~」
「何度も~」
「――はっ」
「――これは、全部、夢?」
「――自分は?」
「――〈星船〉の〈金庫〉で眠っている?」
「気づくのです」
「……」
「バイゾーンは~」
「――座標を~」
「――並び替え~」
「エーテル剥き出しの宇宙を、漂うのです」
星系ソル、エクスプローラー船《ボンベイ》――
「《カサブランカ》の突入部隊3名+1台は~」
「――転送っ」
「《ボンベイ》の、転送機に実体化」
「転送機室には、誰もいません」
「正確には~」
「――ニワトリの……つがいがいる?」
「――コココー」
「床のコーンを、ついばんでいたりする」
「ともあれ」
「――司令室へっ」
「が」
「――ぷかぷか~」
「反重力シャフトには~」
「――黒い卵型の構造物・多数が、浮遊?」
「――非常に低い水準ですが、エネルギー放射ありですねー」
「アブナイ感じがして~」
「通れません」
「リフトのケージにも~」
「――ぷかぷか~」
「入れません」
「で」
「突入部隊一行は~」
「非常階段で、司令室を目指したり」
「と」
「《ボンベイ》のロボット1台が~」
「――この通路だけは、通すわけにいきません」
「立ち塞がります」
「が」
「このロボットは~」
「――この階段だけは……あれ?」
「――階段を上がるのは、良いのか?」
「――あれ?」
「自己矛盾を起こして~」
「――ばーん」
「自己崩壊してしまいました」
「……」
「――いったい、何がどうなっているの?」
「――あー、この部屋は寒いっ」
「いろいろと、アブナイ感じがします」
「……」
「ともあれ」
「突入部隊一行は~」
「随所に~」
「爆発物を仕掛けたり、しながら~」
「――あいかわらず、誰もいないわねー」
「――あー、この部屋は暑いっ」
「突入部隊一行は~」
「司令室を、目指す」
「で」
「――どうして、区画ごとに、こんなに気温が違うの?」
バイゾーン――
「バイゾーンは~」
「――はっ」
「――この夢……ただの記憶だ」
「気づいたり」
「驚いたり」
「――王権の玉座は、うち捨てられて?」
「――機械茸の胞子が、ずっと前から、みっしり?」
「――技術サイレンは、まだ歌うのかな?」
「――むにゃむにゃ」
「……」
「バイゾーンは~」
「――この空間の中の宇宙には~」
「――大した数の星は、ないしー」
「――むにゃむにゃ」
「航行を、続けます」
「……」
「で」
「――ぴぴぴ」
「命令が、来ました」
エクスプローラー船《ボンベイ》――
「突入部隊一行は~」
「司令室を目指す」
「が」
「司令室までの経路は~」
「どこも、黒い卵の群れでいっぱい」
「――どうすれば、この黒い卵の群れを突破できる?」
「ヘリア・マルゴウさんは~」
「調査していて~」
「――はっ」
「気づいたり」
「――今……黒い卵が1個、消滅した?」
「――でも?」
「――元素も、ガスも、放出していない?」
「――どうなってるの?」
「……」
「突入部隊一行は~」
「自然環境リングまで、到達」
「いつもなら~」
「カンガルーとか~」
「チンパンジーとか~」
「――ぴょんぴょんぴょん」
「跳ね回っている、はずの人工環境」
「が」
「――あー、この部屋、妙に寒いぞっ」
「――川が、氷結してる?」
「――氷の上に、ベッドがたくさん?」
「――その上に、保温フォリオにくるまって、乗員たちが眠っている?」
「――医療ロボットが、世話している?」
「世話するロボットの1台に、話をきいてみましょう」
「――複雑な症候群、なのです」
「――対症療法くらいしか、できないのです」
「――原因は、不明なのです」
「で」
「ヘリア・マルゴウさんは~」
「眠っている乗員たちの中から~」
「ヴァン・タールンホイ少佐を、選び~」
「医療ロボットに~」
「――覚醒させるのよっ」
「――ぷしゅ」
「ヴァン・タールンホイ少佐は~」
「――ひーっ」
「歯を、ガタガタいわせて~」
「悪夢から、目覚めたとか」
惑星テラ、ユカタン半島、熱帯雨林のテント――
「ジェロニモ・アブと~」
「シェボパル人ダイシャさんは~」
「テントに、戻り~」
「農場で調達してきた食材で、夕食にしたり」
「で」
「雨が降り出し、豪雨になりました」
「ジェロニモ・アブが、寝つけないでいると~」
「シェボパル人ダイシャさんは~」
「シェボパル人の神話……〈雨巨人〉伝説を、語ってくれたり」
エクスプローラー船《ボンベイ》――
「覚醒した、ヴァン・タールンホイ少佐は~」
「――うー、眠いっ」
「――でも……」
「――ぷしゅ」
「――眠らなーいっ」
「こんな具合に~」
「起こった出来事を~」
「突入部隊一行に~」
「語ります」
「――酸素惑星の北極と~」
「――メタン惑星の南極が~」
「――細い円柱状の〈惑星橋〉で、つながった~」
「――そんな構造物を、発見したり……」
「――《ボンベイ》の搭載艇《ヴァハナ》が~」
「――〈惑星橋〉に、遠征したり……」
「――〈惑星橋〉から、生還したり……」
「――で……」
「――撤退しようとしたら……」
「――メタン惑星の方から~」
「――ごごごっ」
「――何か、上昇してきたり」
「――全長600m、全幅400mの、マルハナバチみたいな船で……」
「――船体の艫に~」
「――昔のガレオン船に付いていたみたいな……」
「――四本腕したヒューマノイドの上半身の彫像が1体、付いてる……」
「――船団が、上昇してきたり」
「――さらに……」
「――船内では~」
「――黒い卵が、攻撃してきた……」
「――推測するに~」
「――ナノ兵器が、生命体も、機械も、麻痺させてしまうのでは……」
「――うー、眠い……かっくん」
「……」
「突入部隊一行は~」
「――司令室は、駄目だっ」
「黒い卵が、どの経路も、完全封鎖していたり」
「が」
「――副司令室に、到達できたぞっ」
「――船載脳と……接続成功っ」
「で」
「ヘリア・マルゴウさんは~」
「船載脳=生体ポジトロニクスの生体部分を、切り離してみたり」
「――船外との無線通信が、つながったわっ」
「で」
「ヘリア・マルゴウさんは~」
「船外に、警告しようとしました」
「が」
「ヘリア・マルゴウさんも~」
「激しい睡魔に、襲われ~」
「――黒い卵が……」
「――ナノ兵器が、生命体も、機械も、麻痺させてしまう……」
「――うー、眠い……かっくん」
星系ソル――
「エクスプローラー船《ボンベイ》と、再度、通信途絶」
「……」
「直後」
「――未知の宇宙船団が、物質化?」
「――エクスプローラー船《ボンベイ》が言っていた、〈ガレオン宇宙船〉?」
「――150隻?」
「……」
「自由テラナー連盟政庁首席レジナルド・ブルは~」
「――警報発令っ」
バイゾーン――
「何日かして――」
「バイゾーンは~」
「〈星船〉が~」
「どこかの星系に進入するのを、感じたり」
「で」
「――ぴぴぴ」
「命令が、来ました」
「――ぴぴぴ」
「くりかえし、同じひとつの声が~」
「命令したり」
「で」
「――どどーん」
「――ばーん」
「戦闘が、はじまったり」
「……」
「――どどーん」
「――ばーん」
「バイゾーンは~」
「――まさか……〈星船〉が、初弾でやられた?」
「――まさか……〈星船〉のバリアが、破られた?」
「バイゾーンは~」
「転送インパルスを、察知します」
「――〈星船〉の乗員が、〈鋼籠〉から脱出した?」
「――てことは?」
「――オレがいる〈金庫〉は……自爆?」
「――オレ、全自動で始末される?」
「が」
「〈星船〉の全自動始末機能は~」
「着弾のおかげで~」
「壊れていました」
「……」
「バイゾーンは~」
「〈星船〉の自爆で、死ぬことなく~」
「攻撃目標の惑星に、墜落していくのでした」
惑星テラ、ユカタン半島、熱帯雨林のテント――
「ジェロニモ・アブと~」
「シェボパル人ダイシャさんは~」
「いきなりの、轟音と、爆発で~」
「――はっ」
「目を覚ましたり」
「――宇宙先が、近くに墜落した?」
「ジェロニモ・アブと~」
「シェボパル人ダイシャさんは~」
「――(そーっと)」
「おっかなびっくり、墜落現場に近づいてみました」
「と」
「――!」
「両名は~」
「4本腕の、巨大な生き物を目にしたり」
「で」
「ジェロニモは~」
「聞いたばかりの物語を思い出して、曰く」
「――〈雨巨人〉……に似てる?」
星系ソル――
「〈ガレオン宇宙船〉150隻は~」
「78隻が、完全に破壊されたり」
「が」
「多くは、惑星テラまで到達し~」
「――!」
「電磁的・音響基盤の兵器で、地表を攻撃」
「――!」
「10億単位の人々が~」
「――!」
「視覚・聴覚に、障害を、きたしたり」
「トラウマを抱えて、苦しんだり」
「しかも」
「〈ガレオン宇宙船〉3隻が~」
「――地表に降下して、深海に隠れた?」
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◆今回のひとこと
緊迫してるはず、なのですけれど。
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d-information ◆ 704 [不定期刊] 2012/01/30
発行:y.wakabayashi /rlmdi [ yw@rlmdi.org ]
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◆目次
◇ペリー・ローダン近況
----------------------------------------------------------------------
◆ペリー・ローダン近況
□ Perry Rhodan-Heft
2631 . Marc A. Herren & Christian Montillon / Die Stunde der Blender / 眩惑網の時間
2632 . Wim Vandemaan / Die Nacht des Regenriesen / 雨巨人の夜
2633 . Hubert Haensel / Der tellurische Krieg / 大地戦
2634 . Hubert Haensel / Terras neue Herren / テラの新主人たち
2635 . Hans Kneifel / Jagd auf Gadomenäa / ガドメネアで追跡
□ Perry Rhodan-Heft 2631話「眩惑網の時間」
[ http://www.perry-rhodan.net/produkte/hefte/1/2631.html ]
(承前)
新銀河暦1469年、カンダ銀河、惑星メロウディル――
「キン・シ親衛隊、所属~」
「ジルス人のプロテクター、カオウェンは~」
「〈モミの実船〉艦隊を率いて~」
「――ごごっ」
「惑星メロウディルの周囲を、封鎖」
「で」
「〈惑星鞭〉が~」
「――ごごごっ」
「惑星メロウディルに、接近」
「……」
「ジルス人のプロテクター、カオウェンとしては~」
「――すべて順調っ」
「――すべて好調っ」
「――満足であるっ」
過去:新銀河暦1379年――
「キン・シ親衛隊、所属の~」
「ドサンティ種族、トクン・ガヴァングは~」
「突然」
「――うががががががっ」
「退行症状に、襲われたり」
「――うががっ」
「何週間も~」
「退行症状に、苦しんだり」
「で」
「パニック放射能力を~」
「巧く扱えなくなったのです」
「が」
「上官=ジルス人レパラート、ヴェテラは~」
「――仮病かっ」
「――命令拒否かっ」
「――やはり、地下組織〈必死抵抗〉の一員ということかっ」
「――次に、パニック放射しなければ、逮捕だっ」
「とか、叱責したり」
「が」
「脅されても~」
「体調が良くなる、はずもなし」
「……」
「そんな~」
「トクン・ガヴァングに~」
「故郷から訃報が、届いたり」
「――とーちゃんが、死んだ?」
「わかったコトが、あったり」
「――とーちゃんも、地下組織〈必死抵抗〉の所属だった?」
「こんなコトを、きっかけに~」
「トクン・ガヴァングは~」
「――生きるのだ、強く・前向きにっ」
「意欲とか~」
「パニック放射能力とか~」
「いろいろと、取り戻したり」
「でも」
「出世街道を走るつもりは、もうありません」
「……」
「トクン・ガヴァングは~」
「――故郷=惑星メロウディルに、行きたいです」
「転属願いを、出したのでした」
現在:惑星メロウディル――
「探知装置に、よれば~」
「――月の大きさの巨大なモノが?」
「――惑星メロウディルに、接近してる?」
「で」
「ドサンティ種族、トクン・ガヴァングは~」
「ジルス人、テラヒュルに、連絡をとったり」
「……」
「ジルス人、テラヒュルは~」
「もと、キン・シ親衛隊、所属の~」
「退役将校です」
「……」
「――やっぱり、アレ……〈惑星鞭〉ですよね?」
「――〈惑星鞭〉であるなっ」
「両者の意見は、一致」
「――でも?」
「――どうして、友軍の惑星に接近?」
「――まさか?」
「――惑星メロウディルを、餌食にしよう……とか?」
地下組織〈必死抵抗〉の宇宙船《カンドリ》――
「《カンドリ》は~」
「〈惑星鞭〉の次の標的まで、リニア航行」
「でも」
「イオトン人レギウスも~」
「地下組織〈必死抵抗〉の他のヒトたちも~」
「――次の標的は、惑星メロウディル?」
「――超知性体キン・シの配下の惑星だねー」
「――同士討ち?」
「――粛正?」
「――まあ、オレたちには無関係だねー」
「――このへんで、停泊して、見物だねー」
「とはいえ~」
「〈惑星鞭〉に、襲われたら~」
「37時間、精神エネルギーを、ずぞぞ……と吸われて~」
「住民は、大半が死んでしまう」
「――おーい」
「ペリー・ローダンは~」
「地下組織〈必死抵抗〉の幹部の冷酷さを見て~」
「ちょっと、びっくり」
惑星メロウディル地表――
「指導者層は~」
「ようやく、事態を認識したり」
「――〈惑星鞭〉に、襲われる?」
「――37時間、精神エネルギーを、ずぞぞ?」
「――ひいいいいーっ」
「……」
「探知装置に、よれば~」
「――〈モミの実船〉の艦隊が?」
「――惑星メロウディルを、封鎖しようとしてる?」
「最悪の事態が~」
「現実になりました」
地下組織〈必死抵抗〉の宇宙船《カンドリ》――
「ペリー・ローダンは~」
「――おーい」
「――ドサンティ種族だって、生きているんだ」
「――好敵手と書いて、友と読むんだ」
「――ラヴあんどピースっ」
「手練手管のかぎりを、尽くし~」
「賛同者を、集め~」
「イオトン人レギウスを、説得」
「で」
「《カンドリ》は~」
「惑星メロウディルに、接近」
「と」
「――もしもーし」
「ペリー・ローダンが着用する〈多宇宙服〉が~」
「着用者であるペリー・ローダンに、語りかけてきたり」
惑星メロウディル地表――
「地表には~」
「ずっと停泊したままの〈モミの実船〉が、いたりします」
「住民たちは~」
「ここを、居住施設にしているのです」
「で」
「ドサンティ種族、トクン・ガヴァングは~」
「ジルス人、テラヒュルと~」
「――この居住施設=〈モミの実船〉でっ」
「――700万名を、惑星メロウディルから脱出させるのだっ」
「――発進っ」
「が」
「仕掛けられていた、優先スイッチが~」
「――カチリ」
「作動」
「――ごごご……ぷしゅうううう」
「居住施設=〈モミの実船〉は、発進ならず」
「疎開計画は、失敗です」
地下組織〈必死抵抗〉の宇宙船《カンドリ》――
「――もしもーし」
「ペリー・ローダンが着用する〈多宇宙服〉は~」
「収集したデータを、もとに~」
「――こうすれば、〈眩惑網〉を作るブイの性能が向上するかも?」
「とか、提案」
「ペリー・ローダンと~」
「地下組織〈必死抵抗〉の科学者たちは~」
「――改造だ。迅速にっ」
「……」
「《カンドリ》は~」
「――(そーっと)」
「敵に悟られること、なく~」
「惑星メロウディルに、接近したり」
「――〈眩惑網〉を作るブイ、発進っ」
「〈眩惑網〉を作るブイの一団は~」
「――(そーっと)」
「敵に悟られること、なく~」
「惑星メロウディル上空に、展開したり」
惑星メロウディル上空――
「〈惑星鞭〉は~」
「惑星メロウディル上空で~」
「作動開始」
「――うぃぃぃぃん」
「が」
「〈眩惑網〉の効果に、邪魔されて~」
「住民の精神エネルギーを、吸うには到らず」
ジルス人プロテクター、カオウェン――
「――地下組織〈必死抵抗〉の、妨害だっ」
「ジルス人プロテクター、カオウェンは、即座に命令」
「――地下組織〈必死抵抗〉の船を、捜すのだっ」
「――艦隊の中にも、裏切り者がいないか……つぶさに捜すのだっ」
ジルス人レパラート、ヴェテラ――
「――惑星メロウディルに、着陸だっ」
「ジルス人レパラート、ヴェテラは、意固地に命令」
「――トクン・ガヴァングは~」
「――やはり、地下組織〈必死抵抗〉の一員なのだっ」
「――惑星メロウディルには~」
「――地下組織〈必死抵抗〉のセンターがある……かもしれないのだっ」
〈惑星鞭〉作動開始から、34時間経過――
「〈惑星鞭〉の作動は、37時間と決まっています」
「現在、34時間が経過」
「残り時間は、3時間」
「と、いうところで~」
「――〈眩惑網〉が、機能しなくなった?」
「――〈眩惑網〉を作るブイのハイパー水晶の劣化で?」
「――全域を、カバーできなくなってる?」
「このままでは~」
「惑星メロウディルの住民は~」
「残り3時間のあいだ~」
「精神エネルギーを、ずぞぞ……と吸われることに」
「で」
「このとき~」
「ペリー・ローダンは、ひらめいた」
「――レギウスっ」
「――搭載艇を、貸してくれっ」
「――操縦士も、貸してくれっ」
「で」
「ペリー・ローダンは~」
「ジルス人、ヌアラムが操縦する、搭載艇で~」
「――発進っ」
「――突撃だ。〈惑星鞭〉にっ」
惑星メロウディル地表――
「ドサンティ種族、トクン・ガヴァングは~」
「ジルス人、テラヒュルと~」
「抵抗運動要員を、編成」
「――着陸した〈モミの実船〉を、拿捕だっ」
「――突撃っ」
「――うおおおっ」
「で」
「着陸した〈モミの実船〉に、突入」
「船内で、白兵戦」
「――どどーん」
「ドサンティ種族 VS ドサンティ種族」
「ジルス人 VS ジルス人」
「――ばーん」
「激戦です」
惑星メロウディル上空――
「――びゅうううーん」
「搭載艇の操縦士=ジルス人、ヌアラムは~」
「無茶な操縦の連続」
「でも」
「おかげで~」
「搭載艇は~」
「〈モミの実船〉艦隊の防衛陣を、突破」
「で」
「〈惑星鞭〉の至近距離で~」
「ペリー・ローダンは~」
「おもむろに~」
「所持するポリポート駅の制御装置のスイッチを入れてみたり」
「命令を送信して、曰く」
「――再起動っ」
「……」
「――!」
「すぐさま~」
「〈惑星鞭〉を包む赤い力場が、消滅」
「ひどく損傷した〈商星〉……の形が、露わになったり」
「もちろん~」
「再起動、したので~」
「〈惑星鞭〉=〈商星〉の全機能が、停止」
「〈惑星鞭〉の精神エネルギー収集機能も、中断」
「――きゅううん」
「――じーこじーこ」
「――がっちょん」
「再起動は、それなりに時間がかかります」
「……」
「さすがに~」
「ペリー・ローダンたちの搭載艇は、発見され~」
「――どどーん」
「――ばーん」
「〈モミの実船〉艦隊に、追われることに」
「――びゅうううーん」
「搭載艇の操縦士=ジルス人、ヌアラムは~」
「無茶な操縦の連続」
「でも」
「見事に~」
「追っ手を、振り切るのでした」
惑星メロウディル地表――
「着陸した〈モミの実船〉で~」
「ドサンティ種族、トクン・ガヴァングは~」
「ジルス人レパラート、ヴェテラと、遭遇」
「――どどーん」
「戦闘になります」
「――ばーん」
「トクン・ガヴァングは、完敗」
「が」
「ジルス人、テラヒュルが~」
「――大丈夫かっ」
「助けてくれたりして」
「――撤退だっ」
「なんとか~」
「着陸した〈モミの実船〉を、脱出するのでした」
惑星メロウディル上空――
「――ぶーん……」
「〈惑星鞭〉は~」
「ようやく、再起動・完了」
「で」
「〈惑星鞭〉作動再開」
「――うぃぃぃぃん」
「残り時間=5分間だけ、作動したり」
惑星メロウディル地表――
「この5分間で~」
「ジルス人レパラート、ヴェテラは~」
「――ずぞぞ」
「〈惑星鞭〉に精神エネルギーを吸われて、死んだという」
ジルス人のプロテクター、カオウェン――
「キン・シから、連絡が届きました」
「――本件の報告書を提出せよ」
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◆今回のひとこと
寒い日が続きます。
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d-information ◆ 703 [不定期刊] 2012/01/23
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◇ペリー・ローダン近況
----------------------------------------------------------------------
◆ペリー・ローダン近況
□ Perry Rhodan-Heft
2631 . Marc A. Herren & Christian Montillon / Die Stunde der Blender / 眩惑網の時間
2632 . Wim Vandemaan / Die Nacht des Regenriesen / 雨巨人の夜
2633 . Hubert Haensel / Der tellurische Krieg / 大地戦
2634 . Hubert Haensel / Terras neue Herren / テラの新主人たち
2635 . Hans Kneifel / Jagd auf Gadomenäa / ガドメネアで追跡
□ Perry Rhodan-Heft 2631話「眩惑網の時間」
[ http://www.perry-rhodan.net/produkte/hefte/1/2631.html ]
(承前)
新銀河暦1469年、カンダ銀河、惑星メロウディル――
「キン・シ親衛隊、所属~」
「ジルス人のプロテクター、カオウェンは~」
「〈モミの実船〉艦隊を率いて~」
「――ごごっ」
「惑星メロウディルの周囲を、封鎖」
「で」
「〈惑星鞭〉が~」
「――ごごごっ」
「惑星メロウディルに、接近」
「……」
「ジルス人のプロテクター、カオウェンとしては~」
「――すべて順調っ」
「――すべて好調っ」
「――満足であるっ」
過去:新銀河暦1379年――
「キン・シ親衛隊、所属の~」
「ドサンティ種族、トクン・ガヴァングは~」
「突然」
「――うががががががっ」
「退行症状に、襲われたり」
「――うががっ」
「何週間も~」
「退行症状に、苦しんだり」
「で」
「パニック放射能力を~」
「巧く扱えなくなったのです」
「が」
「上官=ジルス人レパラート、ヴェテラは~」
「――仮病かっ」
「――命令拒否かっ」
「――やはり、地下組織〈必死抵抗〉の一員ということかっ」
「――次に、パニック放射しなければ、逮捕だっ」
「とか、叱責したり」
「が」
「脅されても~」
「体調が良くなる、はずもなし」
「……」
「そんな~」
「トクン・ガヴァングに~」
「故郷から訃報が、届いたり」
「――とーちゃんが、死んだ?」
「わかったコトが、あったり」
「――とーちゃんも、地下組織〈必死抵抗〉の所属だった?」
「こんなコトを、きっかけに~」
「トクン・ガヴァングは~」
「――生きるのだ、強く・前向きにっ」
「意欲とか~」
「パニック放射能力とか~」
「いろいろと、取り戻したり」
「でも」
「出世街道を走るつもりは、もうありません」
「……」
「トクン・ガヴァングは~」
「――故郷=惑星メロウディルに、行きたいです」
「転属願いを、出したのでした」
現在:惑星メロウディル――
「探知装置に、よれば~」
「――月の大きさの巨大なモノが?」
「――惑星メロウディルに、接近してる?」
「で」
「ドサンティ種族、トクン・ガヴァングは~」
「ジルス人、テラヒュルに、連絡をとったり」
「……」
「ジルス人、テラヒュルは~」
「もと、キン・シ親衛隊、所属の~」
「退役将校です」
「……」
「――やっぱり、アレ……〈惑星鞭〉ですよね?」
「――〈惑星鞭〉であるなっ」
「両者の意見は、一致」
「――でも?」
「――どうして、友軍の惑星に接近?」
「――まさか?」
「――惑星メロウディルを、餌食にしよう……とか?」
地下組織〈必死抵抗〉の宇宙船《カンドリ》――
「《カンドリ》は~」
「〈惑星鞭〉の次の標的まで、リニア航行」
「でも」
「イオトン人レギウスも~」
「地下組織〈必死抵抗〉の他のヒトたちも~」
「――次の標的は、惑星メロウディル?」
「――超知性体キン・シの配下の惑星だねー」
「――同士討ち?」
「――粛正?」
「――まあ、オレたちには無関係だねー」
「――このへんで、停泊して、見物だねー」
「とはいえ~」
「〈惑星鞭〉に、襲われたら~」
「37時間、精神エネルギーを、ずぞぞ……と吸われて~」
「住民は、大半が死んでしまう」
「――おーい」
「ペリー・ローダンは~」
「地下組織〈必死抵抗〉の幹部の冷酷さを見て~」
「ちょっと、びっくり」
惑星メロウディル地表――
「指導者層は~」
「ようやく、事態を認識したり」
「――〈惑星鞭〉に、襲われる?」
「――37時間、精神エネルギーを、ずぞぞ?」
「――ひいいいいーっ」
「……」
「探知装置に、よれば~」
「――〈モミの実船〉の艦隊が?」
「――惑星メロウディルを、封鎖しようとしてる?」
「最悪の事態が~」
「現実になりました」
地下組織〈必死抵抗〉の宇宙船《カンドリ》――
「ペリー・ローダンは~」
「――おーい」
「――ドサンティ種族だって、生きているんだ」
「――好敵手と書いて、友と読むんだ」
「――ラヴあんどピースっ」
「手練手管のかぎりを、尽くし~」
「賛同者を、集め~」
「イオトン人レギウスを、説得」
「で」
「《カンドリ》は~」
「惑星メロウディルに、接近」
「と」
「――もしもーし」
「ペリー・ローダンが着用する〈多宇宙服〉が~」
「着用者であるペリー・ローダンに、語りかけてきたり」
惑星メロウディル地表――
「地表には~」
「ずっと停泊したままの〈モミの実船〉が、いたりします」
「住民たちは~」
「ここを、居住施設にしているのです」
「で」
「ドサンティ種族、トクン・ガヴァングは~」
「ジルス人、テラヒュルと~」
「――この居住施設=〈モミの実船〉でっ」
「――700万名を、惑星メロウディルから脱出させるのだっ」
「――発進っ」
「が」
「仕掛けられていた、優先スイッチが~」
「――カチリ」
「作動」
「――ごごご……ぷしゅうううう」
「居住施設=〈モミの実船〉は、発進ならず」
「疎開計画は、失敗です」
地下組織〈必死抵抗〉の宇宙船《カンドリ》――
「――もしもーし」
「ペリー・ローダンが着用する〈多宇宙服〉は~」
「収集したデータを、もとに~」
「――こうすれば、〈眩惑網〉を作るブイの性能が向上するかも?」
「とか、提案」
「ペリー・ローダンと~」
「地下組織〈必死抵抗〉の科学者たちは~」
「――改造だ。迅速にっ」
「……」
「《カンドリ》は~」
「――(そーっと)」
「敵に悟られること、なく~」
「惑星メロウディルに、接近したり」
「――〈眩惑網〉を作るブイ、発進っ」
「〈眩惑網〉を作るブイの一団は~」
「――(そーっと)」
「敵に悟られること、なく~」
「惑星メロウディル上空に、展開したり」
惑星メロウディル上空――
「〈惑星鞭〉は~」
「惑星メロウディル上空で~」
「作動開始」
「――うぃぃぃぃん」
「が」
「〈眩惑網〉の効果に、邪魔されて~」
「住民の精神エネルギーを、吸うには到らず」
ジルス人プロテクター、カオウェン――
「――地下組織〈必死抵抗〉の、妨害だっ」
「ジルス人プロテクター、カオウェンは、即座に命令」
「――地下組織〈必死抵抗〉の船を、捜すのだっ」
「――艦隊の中にも、裏切り者がいないか……つぶさに捜すのだっ」
ジルス人レパラート、ヴェテラ――
「――惑星メロウディルに、着陸だっ」
「ジルス人レパラート、ヴェテラは、意固地に命令」
「――トクン・ガヴァングは~」
「――やはり、地下組織〈必死抵抗〉の一員なのだっ」
「――惑星メロウディルには~」
「――地下組織〈必死抵抗〉のセンターがある……かもしれないのだっ」
〈惑星鞭〉作動開始から、34時間経過――
「〈惑星鞭〉の作動は、37時間と決まっています」
「現在、34時間が経過」
「残り時間は、3時間」
「と、いうところで~」
「――〈眩惑網〉が、機能しなくなった?」
「――〈眩惑網〉を作るブイのハイパー水晶の劣化で?」
「――全域を、カバーできなくなってる?」
「このままでは~」
「惑星メロウディルの住民は~」
「残り3時間のあいだ~」
「精神エネルギーを、ずぞぞ……と吸われることに」
「で」
「このとき~」
「ペリー・ローダンは、ひらめいた」
「――レギウスっ」
「――搭載艇を、貸してくれっ」
「――操縦士も、貸してくれっ」
「で」
「ペリー・ローダンは~」
「ジルス人、ヌアラムが操縦する、搭載艇で~」
「――発進っ」
「――突撃だ。〈惑星鞭〉にっ」
惑星メロウディル地表――
「ドサンティ種族、トクン・ガヴァングは~」
「ジルス人、テラヒュルと~」
「抵抗運動要員を、編成」
「――着陸した〈モミの実船〉を、拿捕だっ」
「――突撃っ」
「――うおおおっ」
「で」
「着陸した〈モミの実船〉に、突入」
「船内で、白兵戦」
「――どどーん」
「ドサンティ種族 VS ドサンティ種族」
「ジルス人 VS ジルス人」
「――ばーん」
「激戦です」
惑星メロウディル上空――
「――びゅうううーん」
「搭載艇の操縦士=ジルス人、ヌアラムは~」
「無茶な操縦の連続」
「でも」
「おかげで~」
「搭載艇は~」
「〈モミの実船〉艦隊の防衛陣を、突破」
「で」
「〈惑星鞭〉の至近距離で~」
「ペリー・ローダンは~」
「おもむろに~」
「所持するポリポート駅の制御装置のスイッチを入れてみたり」
「命令を送信して、曰く」
「――再起動っ」
「……」
「――!」
「すぐさま~」
「〈惑星鞭〉を包む赤い力場が、消滅」
「ひどく損傷した〈商星〉……の形が、露わになったり」
「もちろん~」
「再起動、したので~」
「〈惑星鞭〉=〈商星〉の全機能が、停止」
「〈惑星鞭〉の精神エネルギー収集機能も、中断」
「――きゅううん」
「――じーこじーこ」
「――がっちょん」
「再起動は、それなりに時間がかかります」
「……」
「さすがに~」
「ペリー・ローダンたちの搭載艇は、発見され~」
「――どどーん」
「――ばーん」
「〈モミの実船〉艦隊に、追われることに」
「――びゅうううーん」
「搭載艇の操縦士=ジルス人、ヌアラムは~」
「無茶な操縦の連続」
「でも」
「見事に~」
「追っ手を、振り切るのでした」
惑星メロウディル地表――
「着陸した〈モミの実船〉で~」
「ドサンティ種族、トクン・ガヴァングは~」
「ジルス人レパラート、ヴェテラと、遭遇」
「――どどーん」
「戦闘になります」
「――ばーん」
「トクン・ガヴァングは、完敗」
「が」
「ジルス人、テラヒュルが~」
「――大丈夫かっ」
「助けてくれたりして」
「――撤退だっ」
「なんとか~」
「着陸した〈モミの実船〉を、脱出するのでした」
惑星メロウディル上空――
「――ぶーん……」
「〈惑星鞭〉は~」
「ようやく、再起動・完了」
「で」
「〈惑星鞭〉作動再開」
「――うぃぃぃぃん」
「残り時間=5分間だけ、作動したり」
惑星メロウディル地表――
「この5分間で~」
「ジルス人レパラート、ヴェテラは~」
「――ずぞぞ」
「〈惑星鞭〉に精神エネルギーを吸われて、死んだという」
ジルス人のプロテクター、カオウェン――
「キン・シから、連絡が届きました」
「――本件の報告書を提出せよ」
【関連サイト】
・出版社が運営するドイツ公式サイト
[ http://www.perry-rhodan.net/ ]
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◆今回のひとこと
寒い日が続きます。
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d-information ◆ 703 [不定期刊] 2012/01/23
発行:y.wakabayashi /rlmdi [ yw@rlmdi.org ]
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◆目次
◇ペリー・ローダン近況
----------------------------------------------------------------------
◆ペリー・ローダン近況
□ Perry Rhodan-Heft
2630 . Marc A. Herren / Im Zeichen der Aggression / 侵略の名のもとに
2631 . Marc A. Herren & Christian Montillon / Die Stunde der Blender / 眩惑者の時間
2632 . Wim Vandemaan / Die Nacht des Regenriesen / 雨巨人の夜
2633 . Hubert Haensel / Der tellurische Krieg / 大地戦
2634 . Hubert Haensel / Terras neue Herren / テラの新主人たち
□ Perry Rhodan-Heft 2630話「侵略の名のもとに」
[ http://www.perry-rhodan.net/produkte/hefte/1/2630.html ]
カンダ銀河、ドサンティ種族――
「ドサンティ種族は~」
「居住洞――ハイパー水晶含有の半生体性の壁からなる――に、籠もって~」
「恐怖を~」
「――不安だよー。コワイよー。ひいいい……」
「攻撃性に~」
「――ぷっつーん」
「変換して~」
「――超能力=パニック放射っ」
「――むん」
「相手を、パニックにする」
「いろいろと~」
「難しいトコロで~」
「バランスをとりながら、暮らしていました」
「が」
「居住洞の壁素材は~」
「――惑星から持ち出すと、死ぬんだよー」
「で」
「ドサンティ種族は~」
「惑星ドサントを、離れることなく~」
「いろいろと~」
「難しいながらも~」
「平和に、暮らしてきました」
「と」
「そこへ」
「超知性体キン・シが、到来」
「――同機能の居住洞を装備した〈モミの実船〉を、用意しようっ」
「――〈モミの実船〉の運転手として、バダック種族を、つけようっ」
「――惑星を出るのだっ」
「――さあっ」
「で」
「ドサンティ種族は~」
「超知性体キン・シの、導きのまま~」
「カンダ銀河に、勢力を拡大」
「で」
「気がついてみれば~」
「ドサンティ種族は~」
「カンダ銀河の住民たちから~」
「――みんなドサンティが悪いんだっ」
「――ドサンティが、オレの理性を奪ったんだっ」
「――悪い子にしてると、ドサンティが来ますよっ」
「忌み嫌われていた……という」
ドサンティ種族、トクン・ガヴァング――
「生まれたのは~」
「ハイパー物理学的抵抗が上昇した日……でした」
「――おぎゃあ?」
「生まれた時から~」
「ドサンティ種族の他のヒトと、違っていたり」
「パニック放射が、とっても強烈」
「――おぎゃあ!」
「助産婦さんが~」
「――ひぃぃっ……ぐったり」
「死んでしまった……という」
「……」
「トクン・ガヴァングは~」
「幼少の頃から~」
「攻撃能力の才を、顕したり」
「――むん」
「しかも」
「――ドサンティ種族の他のヒトは、充電期間がいるのに?」
「――オレの攻撃能力は、目減りなし……連続使用できる?」
「ひとよんで~」
「――恒久興奮者……アガル=アティムパル?」
「……」
「トクン・ガヴァングは~」
「お師匠を、見つけました」
「――攻撃能力を、オノレの思うままに操るのじゃ」
「とか、教えられたり」
「……」
「トクン・ガヴァングは~」
「身体的にも~」
「ドサンティ種族の他のヒトと、違っていたり」
「他のヒトは、中腰で猫背なのに~」
「――オレの両脚と背中は、まっすぐ?」
「身長は、ほとんど2倍あったりして」
「……」
「トクン・ガヴァングは~」
「趣味嗜好も~」
「ドサンティ種族の他のヒトと、違っていたり」
「バダック種族の若者ゴルドロンと、仲良くなって~」
「――操船て、こーするのかー」
「――あー。わかってきたよー」
「――オレは、技術に、興味があるんだよー」
ドサンティ種族、トクン・ガヴァング――
「トクン・ガヴァングは~」
「惑星メロウディル上の〈モミの実船〉=居住施設で、暮らしていました」
「この〈モミの実船〉の人口は、700万」
「居住者は、主にドサンティ」
「あとは、バダックとか~」
「あとは、ジルス人とか~」
「あとは、他の種族とかも~」
「暮らしていました」
「……」
「ある日」
「ドサンティ本国軍の防衛部隊の偉いヒト、スキュル・スコペンが~」
「トクン・ガヴァングに、目をとめて~」
「スカウトしました」
「――恒久興奮者が、他にも大勢いるぞっ」
「で」
「スカウトされた~」
「トクン・ガヴァングは~」
「――オレの〈マクレル〉は~」
「――ここでは、優先的に発展させるモノ~」
「――て、扱いってこと?」
「トクン・ガヴァングは~」
「本国艦隊の《ニコルモ》で~」
「訓練を、うけはじめたり」
ドサンティ種族、トクン・ガヴァング――
「トクン・ガヴァングは~」
「才能に、恵まれていました」
「険しい出世街道を~」
「――ごーっ」
「驀進」
「……」
「トクン・ガヴァングは~」
「余暇には~」
「《ニコルモ》船上のバダック種族のヒトたちと、仲良くなって~」
「――オレは、技術の見識を、ずーっと、広げるよー」
「また」
「トクン・ガヴァングは~」
「上官のピカル・ヴォリルと~」
「友情という強い絆で、結ばれたり」
「……」
「かくして」
「トクン・ガヴァングは~」
「険しい出世街道を~」
「――ごーっ」
「すごい勢いです」
「で」
「ジルス人のレパラート、ヴェテラは~」
「トクン・ガヴァングの様子を見て~」
「――怪しいっ」
「――なんで、あんなヤツが、とんとん拍子?」
「で」
「ジルス人のレパラート、ヴェテラは~」
「思いあまって~」
「トクン・ガヴァングを、告発」
「――オマエ……地下組織〈必死抵抗〉の一員だなっ」
「が」
「――証拠を、見せてくださいっ」
「――え?」
「――証拠を、見せてくださいっ」
「――えーっ」
「何の証拠も、なかったという」
ドサンティ種族、トクン・ガヴァング――
「トクン・ガヴァングは~」
「才能に、恵まれていました」
「いつも、最高の戦術を提示したり」
「なので」
「キン・シ親衛隊に、異動になりました」
「……」
「ある時」
「もと上司で親友のピカル・ヴォリルが、大失敗」
「降格されて~」
「トクン・ガヴァングは~」
「作戦部隊を、引き継ぐことになったり」
「……」
「ある日」
「トクン・ガヴァング率いる作戦部隊は~」
「――待ち伏せだっ」
「罠に、はまったり」
「いろいろ、もう駄目……という、ところで~」
「ピカル・ヴォリルは~」
「トクン・ガヴァングに、告白して曰く」
「――じつは~」
「――ワタシは、地下組織〈必死抵抗〉の一員なのだ」
「――じつは~」
「――キミに、地下組織〈必死抵抗〉に、加わってもらいたいのだ」
「――このデータ水晶を、受け取ってくれ……うっ」
「その時」
「トクン・ガヴァングは~」
「渡されたデータ水晶を、破壊」
「重傷のピカル・ヴォリルを、炎の海に放置したという」
ドサンティ種族、トクン・ガヴァング――
「が」
「トクン・ガヴァングは~」
「いろいろと、疑いはじめました」
「で」
「トクン・ガヴァングは~」
「思いあまって~」
「――脱走して、故郷惑星にっ」
「……」
「逃亡は、未遂に終わり~」
「降格・左遷されました」
「でも」
「トクン・ガヴァングは~」
「特攻隊で、生き延びて~」
「やがて~」
「険しい出世街道を~」
「――ごーっ」
「またも、驀進しはじめたり」
「……」
「地下組織〈必死抵抗〉が~」
「――キミに、地下組織〈必死抵抗〉に、加わってもらいたいのだ」
「あらためて、連絡してきました」
「で」
「今回」
「トクン・ガヴァングは~」
「地下組織〈必死抵抗〉に、加わるのでした」
ドサンティ種族、トクン・ガヴァング――
「トクン・ガヴァングは~」
「戦略参謀に出世しました」
「で」
「地下組織〈必死抵抗〉の一員として~」
「――ジルス人のプロテクター、カオウェンに、罠を仕掛けるっ」
「打って出たり」
「で」
「ジルス人のプロテクター、カオウェン自身が~」
「ある惑星で、作戦を指揮した時~」
「――罠だっ」
「大勢が、死にました」
「ジルス人のプロテクター、カオウェンも~」
「死にました」
少しして――
「トクン・ガヴァングは~」
「驚愕」
「――!」
「――カオウェンが、生きている?」
「死んだはずの~」
「ジルス人のプロテクター、カオウェンが~」
「目の前に、いるのでした」
「で」
「トクン・ガヴァングは~」
「思い出したりする」
「――クローン研究施設があるって噂は、本当だったのか……」
「……」
「ジルス人のプロテクター、カオウェン(新)は~」
「トクン・ガヴァングを、叱責して曰く」
「――戦略参謀であるキサマの攻撃計画が、役立たずだからだっ」
「――まあ、ここまでの功績があるから~」
「――処罰は、しないでやろうっ」
ドサンティ種族、トクン・ガヴァング――
「トクン・ガヴァングは~」
「居住洞で~」
「――うががががががっ」
「痙攣するような痛みに、襲われたり」
「――うががっ」
「……」
「トクン・ガヴァングは~」
「もう、アガル=アティムパル……恒久興奮者でなくなっていたのでした」
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◆今回のひとこと
組織って、難しいですね。
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d-information ◆ 702 [不定期刊] 2012/01/16
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◇ペリー・ローダン近況
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◆ペリー・ローダン近況
□ Perry Rhodan-Heft
2630 . Marc A. Herren / Im Zeichen der Aggression / 侵略の名のもとに
2631 . Marc A. Herren & Christian Montillon / Die Stunde der Blender / 眩惑者の時間
2632 . Wim Vandemaan / Die Nacht des Regenriesen / 雨巨人の夜
2633 . Hubert Haensel / Der tellurische Krieg / 大地戦
2634 . Hubert Haensel / Terras neue Herren / テラの新主人たち
□ Perry Rhodan-Heft 2630話「侵略の名のもとに」
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カンダ銀河、ドサンティ種族――
「ドサンティ種族は~」
「居住洞――ハイパー水晶含有の半生体性の壁からなる――に、籠もって~」
「恐怖を~」
「――不安だよー。コワイよー。ひいいい……」
「攻撃性に~」
「――ぷっつーん」
「変換して~」
「――超能力=パニック放射っ」
「――むん」
「相手を、パニックにする」
「いろいろと~」
「難しいトコロで~」
「バランスをとりながら、暮らしていました」
「が」
「居住洞の壁素材は~」
「――惑星から持ち出すと、死ぬんだよー」
「で」
「ドサンティ種族は~」
「惑星ドサントを、離れることなく~」
「いろいろと~」
「難しいながらも~」
「平和に、暮らしてきました」
「と」
「そこへ」
「超知性体キン・シが、到来」
「――同機能の居住洞を装備した〈モミの実船〉を、用意しようっ」
「――〈モミの実船〉の運転手として、バダック種族を、つけようっ」
「――惑星を出るのだっ」
「――さあっ」
「で」
「ドサンティ種族は~」
「超知性体キン・シの、導きのまま~」
「カンダ銀河に、勢力を拡大」
「で」
「気がついてみれば~」
「ドサンティ種族は~」
「カンダ銀河の住民たちから~」
「――みんなドサンティが悪いんだっ」
「――ドサンティが、オレの理性を奪ったんだっ」
「――悪い子にしてると、ドサンティが来ますよっ」
「忌み嫌われていた……という」
ドサンティ種族、トクン・ガヴァング――
「生まれたのは~」
「ハイパー物理学的抵抗が上昇した日……でした」
「――おぎゃあ?」
「生まれた時から~」
「ドサンティ種族の他のヒトと、違っていたり」
「パニック放射が、とっても強烈」
「――おぎゃあ!」
「助産婦さんが~」
「――ひぃぃっ……ぐったり」
「死んでしまった……という」
「……」
「トクン・ガヴァングは~」
「幼少の頃から~」
「攻撃能力の才を、顕したり」
「――むん」
「しかも」
「――ドサンティ種族の他のヒトは、充電期間がいるのに?」
「――オレの攻撃能力は、目減りなし……連続使用できる?」
「ひとよんで~」
「――恒久興奮者……アガル=アティムパル?」
「……」
「トクン・ガヴァングは~」
「お師匠を、見つけました」
「――攻撃能力を、オノレの思うままに操るのじゃ」
「とか、教えられたり」
「……」
「トクン・ガヴァングは~」
「身体的にも~」
「ドサンティ種族の他のヒトと、違っていたり」
「他のヒトは、中腰で猫背なのに~」
「――オレの両脚と背中は、まっすぐ?」
「身長は、ほとんど2倍あったりして」
「……」
「トクン・ガヴァングは~」
「趣味嗜好も~」
「ドサンティ種族の他のヒトと、違っていたり」
「バダック種族の若者ゴルドロンと、仲良くなって~」
「――操船て、こーするのかー」
「――あー。わかってきたよー」
「――オレは、技術に、興味があるんだよー」
ドサンティ種族、トクン・ガヴァング――
「トクン・ガヴァングは~」
「惑星メロウディル上の〈モミの実船〉=居住施設で、暮らしていました」
「この〈モミの実船〉の人口は、700万」
「居住者は、主にドサンティ」
「あとは、バダックとか~」
「あとは、ジルス人とか~」
「あとは、他の種族とかも~」
「暮らしていました」
「……」
「ある日」
「ドサンティ本国軍の防衛部隊の偉いヒト、スキュル・スコペンが~」
「トクン・ガヴァングに、目をとめて~」
「スカウトしました」
「――恒久興奮者が、他にも大勢いるぞっ」
「で」
「スカウトされた~」
「トクン・ガヴァングは~」
「――オレの〈マクレル〉は~」
「――ここでは、優先的に発展させるモノ~」
「――て、扱いってこと?」
「トクン・ガヴァングは~」
「本国艦隊の《ニコルモ》で~」
「訓練を、うけはじめたり」
ドサンティ種族、トクン・ガヴァング――
「トクン・ガヴァングは~」
「才能に、恵まれていました」
「険しい出世街道を~」
「――ごーっ」
「驀進」
「……」
「トクン・ガヴァングは~」
「余暇には~」
「《ニコルモ》船上のバダック種族のヒトたちと、仲良くなって~」
「――オレは、技術の見識を、ずーっと、広げるよー」
「また」
「トクン・ガヴァングは~」
「上官のピカル・ヴォリルと~」
「友情という強い絆で、結ばれたり」
「……」
「かくして」
「トクン・ガヴァングは~」
「険しい出世街道を~」
「――ごーっ」
「すごい勢いです」
「で」
「ジルス人のレパラート、ヴェテラは~」
「トクン・ガヴァングの様子を見て~」
「――怪しいっ」
「――なんで、あんなヤツが、とんとん拍子?」
「で」
「ジルス人のレパラート、ヴェテラは~」
「思いあまって~」
「トクン・ガヴァングを、告発」
「――オマエ……地下組織〈必死抵抗〉の一員だなっ」
「が」
「――証拠を、見せてくださいっ」
「――え?」
「――証拠を、見せてくださいっ」
「――えーっ」
「何の証拠も、なかったという」
ドサンティ種族、トクン・ガヴァング――
「トクン・ガヴァングは~」
「才能に、恵まれていました」
「いつも、最高の戦術を提示したり」
「なので」
「キン・シ親衛隊に、異動になりました」
「……」
「ある時」
「もと上司で親友のピカル・ヴォリルが、大失敗」
「降格されて~」
「トクン・ガヴァングは~」
「作戦部隊を、引き継ぐことになったり」
「……」
「ある日」
「トクン・ガヴァング率いる作戦部隊は~」
「――待ち伏せだっ」
「罠に、はまったり」
「いろいろ、もう駄目……という、ところで~」
「ピカル・ヴォリルは~」
「トクン・ガヴァングに、告白して曰く」
「――じつは~」
「――ワタシは、地下組織〈必死抵抗〉の一員なのだ」
「――じつは~」
「――キミに、地下組織〈必死抵抗〉に、加わってもらいたいのだ」
「――このデータ水晶を、受け取ってくれ……うっ」
「その時」
「トクン・ガヴァングは~」
「渡されたデータ水晶を、破壊」
「重傷のピカル・ヴォリルを、炎の海に放置したという」
ドサンティ種族、トクン・ガヴァング――
「が」
「トクン・ガヴァングは~」
「いろいろと、疑いはじめました」
「で」
「トクン・ガヴァングは~」
「思いあまって~」
「――脱走して、故郷惑星にっ」
「……」
「逃亡は、未遂に終わり~」
「降格・左遷されました」
「でも」
「トクン・ガヴァングは~」
「特攻隊で、生き延びて~」
「やがて~」
「険しい出世街道を~」
「――ごーっ」
「またも、驀進しはじめたり」
「……」
「地下組織〈必死抵抗〉が~」
「――キミに、地下組織〈必死抵抗〉に、加わってもらいたいのだ」
「あらためて、連絡してきました」
「で」
「今回」
「トクン・ガヴァングは~」
「地下組織〈必死抵抗〉に、加わるのでした」
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「戦略参謀に出世しました」
「で」
「地下組織〈必死抵抗〉の一員として~」
「――ジルス人のプロテクター、カオウェンに、罠を仕掛けるっ」
「打って出たり」
「で」
「ジルス人のプロテクター、カオウェン自身が~」
「ある惑星で、作戦を指揮した時~」
「――罠だっ」
「大勢が、死にました」
「ジルス人のプロテクター、カオウェンも~」
「死にました」
少しして――
「トクン・ガヴァングは~」
「驚愕」
「――!」
「――カオウェンが、生きている?」
「死んだはずの~」
「ジルス人のプロテクター、カオウェンが~」
「目の前に、いるのでした」
「で」
「トクン・ガヴァングは~」
「思い出したりする」
「――クローン研究施設があるって噂は、本当だったのか……」
「……」
「ジルス人のプロテクター、カオウェン(新)は~」
「トクン・ガヴァングを、叱責して曰く」
「――戦略参謀であるキサマの攻撃計画が、役立たずだからだっ」
「――まあ、ここまでの功績があるから~」
「――処罰は、しないでやろうっ」
ドサンティ種族、トクン・ガヴァング――
「トクン・ガヴァングは~」
「居住洞で~」
「――うががががががっ」
「痙攣するような痛みに、襲われたり」
「――うががっ」
「……」
「トクン・ガヴァングは~」
「もう、アガル=アティムパル……恒久興奮者でなくなっていたのでした」
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◆今回のひとこと
組織って、難しいですね。
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◆目次
◇ペリー・ローダン近況
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◆ペリー・ローダン近況
□ Perry Rhodan-Heft
2629 . Christian Montillon / Die Weltengeißel / 惑星鞭
2630 . Marc A. Herren / Im Zeichen der Aggression / 反撃の烽火
2631 . Marc A. Herren / Die Stunde der Blender / 眩惑者の時間
2632 . Wim Vandemaan / Die Nacht des Regenriesen / 雨巨人の夜
2633 . Hubert Haensel / Der tellurische Krieg / 大地戦
□ Perry Rhodan-Heft 2629話「惑星鞭」
[ http://www.perry-rhodan.net/produkte/hefte/1/2629.html ]
新銀河暦1469年9月、カンダ銀河、星系クルナル――
「超知性体キン・シの〈惑星鞭〉の、次なる標的は~」
「クルニ種族です」
「……」
「クルニ種族は~」
「昆虫です」
「群体知性を、形成して~」
「生きています」
「種族は~」
「世代ごとに~」
「群れをなして、暮らして、いるのです」
「が」
「全体として~」
「一個の共同体を、形成しても、いるのです」
「で」
「同時に~」
「個体も、個体として~」
「生存能力や、思考能力を、備えていたり」
クルニ種族――
「スジモン・コロシュタは~」
「クルニ種族の若者」
「多少、群れから、はみだしがちな傾向が、あったりして」
「――また、サボってたんかい?」
「――てやんでいっ」
「みたいな~」
「牧歌的な日常」
「が」
「突然」
「――ぎゃぁぁっ」
「殺虫事件が、起きました」
地下組織〈必死抵抗〉の宇宙船《カンドリ》――
「《カンドリ》は~」
「星系クルナルに、向かっていました」
「で」
「船上には~」
「イオトン人レギウスや~」
「客人、ペリー・ローダンが、いたりして」
「で」
「ペリー・ローダンは~」
「〈惑星鞭〉について、教示されたり」
「――〈惑星鞭〉は?」
「――標的の惑星から?」
「――37時間、精神エネルギーを、ずぞぞ……と収集する?」
「――37時間で、キン・シは、接続を切る?」
「で」
「ペリー・ローダンは~」
「〈惑星鞭〉の対抗策について、教示されたり」
「――地下組織〈必死抵抗〉の科学者たちが?」
「――特殊なブイを、開発した?」
「――このブイは?」
「――〈惑星鞭〉が、精神インパルスを探知するのを~」
「――難しくする?」
「――あるいは?」
「――不可能にする?」
「とはいえ」
「まだまだ、実験段階……というのですが」
「……」
「ともあれ」
「《カンドリ》は~」
「星系クルナルに、到着」
「星系クルナルに、進入……しようとしました」
「が」
「〈モミの実船〉部隊が、待ち伏せていたりして」
「――どどーん」
「――ばーん」
「――うわわー……もうダメかも」
「が」
「ペリー・ローダンは~」
「直感的に~」
「――そこだっ」
「敵の作戦の瑕疵に、気づいたり」
「で」
「《カンドリ》は~」
「大きな被害を、うけながらも~」
「逃げのびたという」
クルニ種族――
「殺虫犯に~」
「罪を悔いる気持ちは、ないようです」
「殺虫犯は~」
「長老世代のひとりです」
「――何千年前にあった危機、なのじゃ」
「――忘れた頃に再来する危機、なのじゃ」
「――この危機を忘れぬように、ずーっと警告する義務があるのじゃ」
「――ワシらの世代は~」
「――危機を警告する者を、輩出するのじゃ」
「……」
「スジモン・コロシュタは~」
「クルニ種族の若者」
「――てやんでいっ」
「――オレら、若者世代は~」
「――そんな危機のコトなんて、知らねえやいっ」
「が」
「殺虫犯の長老、曰く」
「――危機の予兆が、あらわれておるのじゃ」
「――種族の記憶を、呼び醒ますのじゃ」
「――だからこそ~」
「――さあ、殺虫をはじめよう……なのじゃ」
「――!」
「――ひーっ」
「騒動に、なったりして」
「で」
「そうこうする、うちに~」
「――うっ」
「クルニ種族は~」
「えもいわれぬパニックに、襲われたのでした」
「――ひぃぃぃーっ」
ジルス人プロテクター、カオウェンの旗艦《ラドンジュ》――
「ドサンティ種族、ティオン・ユルデルは~」
「――あそこのジルス人が?」
「――オレが、地下組織〈必死抵抗〉の一員だと、勘づきそう?」
「――断固、阻止っ」
「――パニック放射っ」
「標的となった、あそこのジルス人は~」
「――うっ」
「――ひーっ」
「パニックに、襲われ~」
「残念なコトに、なったりして」
「ドサンティ種族、ティオン・ユルデルは~」
「秘密を、守り抜いたのでした」
「……」
「さて」
「《ラドンジュ》は~」
「星系クルナルに、到着」
「で」
「ジルス人プロテクター、カオウェンは~」
「命令して、曰く」
「――星系クルナルを、封鎖だっ」
「――〈惑星鞭〉の獲物を、逃がすなっ」
「――何千名のドサンティ部隊と、戦闘ロボットは、惑星に降下だっ」
「――〈惑星鞭〉の仕事が、楽になるように~」
「――パニック放射で、パニックを蔓延させるのだっ」
「……」
「ドサンティ種族、ティオン・ユルデルも~」
「降下部隊の一員です」
「――さあ、発進だっ」
「と、いうところで~」
「ドサンティ種族、ティオン・ユルデルが~」
「ふと」
「探知装置の表示を、見ると~」
「――ごごごごっ」
「恒星クルナルの、背後から~」
「半透明で、ぼんやり赤い、月の大きさの巨大なモノが~」
「やってくるのが、わかったり」
「――あー、もうあんなトコロまで、来てやがる」
「とか、思うのでした」
地下組織〈必死抵抗〉の宇宙船《カンドリ》――
「ペリー・ローダンが着用する〈多宇宙服〉が~」
「着用者であるペリー・ローダンに、語りかけてきたり」
「――少し前~」
「――エンネルハールが~」
「――《ミクル=ジョン》の探知遮蔽を改良しました」
「――ワタシは~」
「――当時のデータを、保管しています」
「――使いますか? 使いませんか?」
「で」
「ペリー・ローダンは~」
「地下組織〈必死抵抗〉の科学者たちに~」
「エンネルハール由来の、探知遮蔽の技術を、授けたり」
「で」
「地下組織〈必死抵抗〉の科学者たちは~」
「――ブイの探知遮蔽も、換装っ」
「――無人搭載艇の探知遮蔽も、換装っ」
「――発進っ」
「で」
「ブイの一団は~」
「――(そーっと)」
「敵に悟られること、なく~」
「星系クルナルに、潜入」
「惑星上空に、展開したり」
ドサンティ種族、ティオン・ユルデル――
「惑星に降下して~」
「ドサンティ種族、ティオン・ユルデルは~」
「単独で、作戦行動していたのです」
「――!」
「クルニ種族の若者と、出会い~」
「――おーい」
「話など、してみようかと~」
「声を、かけたり」
「が」
「――ひーっ」
「――て……てやんでーい」
「逃げられました」
クルニ種族、スジモン・コロシュタ――
「かくして」
「ドサンティ種族の降下部隊は、完璧に仕事をこなし~」
「……」
「スジモン・コロシュタは~」
「――ああ、爺ちゃんと、従兄弟がっ」
「――ああ、母ちゃんと、妹がっ」
「クルニ種族が~」
「パニックに駆られて~」
「殺し合う~」
「そんな、非日常の中~」
「――ひーっ」
「――て……てやんでーい」
「孤独に、逃げ惑ったり」
「と」
「スジモン・コロシュタに、ついてきた~」
「ククリ猫という、生き物が~」
「――ふーっ」
「――うみゃみゃ」
「ドサンティ種族、ティオン・ユルデルは~」
「――オマエが、動物以上の存在みたく、思えるよー」
「思ったり、するのでした」
地下組織〈必死抵抗〉の宇宙船《カンドリ》――
「地下組織〈必死抵抗〉の科学者たちは~」
「――《カンドリ》の探知遮蔽を、換装っ」
「で」
「《カンドリ》も~」
「――(そーっと)」
「敵に悟られること、なく~」
「星系クルナルに、潜入したり」
惑星上空――
「〈惑星鞭〉が~」
「赤く輝く炎の玉となって~」
「出現」
「惑星上空に~」
「――ピタリ」
「所定の位置に、ついたりして」
地下組織〈必死抵抗〉の宇宙船《カンドリ》――
「ペリー・ローダンが装着するポリポート駅・制御装置が~」
「装着者であるペリー・ローダンに、表示してきたり」
「――近くに、何かありますっ」
「でも」
「詳細な表示は、出ないのでした」
ジルス人プロテクター、カオウェンの旗艦《ラドンジュ》――
「ジルス人プロテクター、カオウェンは~」
「――警報?」
「――何かが、〈惑星鞭〉が機能するのを、邪魔している?」
「――何かを、探せっ」
「――何かを、破壊だっ」
「……」
「次々と~」
「ブイを~」
「発見し~」
「――ばーん」
「破壊し~」
「――ばーん、ばーん、ばーん……」
「ブイを一定数、破壊すると~」
「――ず……ぞ……ぞぞっ」
「〈惑星鞭〉が、機能しはじめました」
「――ずぞぞぞっ」
「クルニ種族を、取りこんでいくのでした」
惑星上――
「クルニ種族……何百万体が、死にました」
「でも」
「――あれ?」
「クルニ種族が~」
「パニックから、解放されて~」
「ふと」
「周囲を、見回してみると~」
「思いがけず、たくさん、生き残りがいたり」
「……」
「すなわち~」
「今回、〈惑星鞭〉は~」
「37時間……ではなく~」
「5時間……しか、機能しなかったわけ、なのでした」
〈惑星鞭〉――
「超知性体キン・シは~」
「とうてい、満腹では、ないわけで~」
「――ごごごごっ」
「超知性体キン・シの〈惑星鞭〉の次の標的は~」
「距離838光年の~」
「星系ピティコ」
「急ぐのでした」
【関連サイト】
・出版社が運営するドイツ公式サイト
[ http://www.perry-rhodan.net/ ]
----------------------------------------------------------------------
◆今回のひとこと
寒い日が続いてますが。
----------------------------------------------------------------------
d-information ◆ 701 [不定期刊] 2012/01/09
発行:y.wakabayashi /rlmdi [ yw@rlmdi.org ]
バックナンバー、登録/解除はこちら [ http://www.rlmdi.net/rlmdi/di/ ]
◇ペリー・ローダン近況
----------------------------------------------------------------------
◆ペリー・ローダン近況
□ Perry Rhodan-Heft
2629 . Christian Montillon / Die Weltengeißel / 惑星鞭
2630 . Marc A. Herren / Im Zeichen der Aggression / 反撃の烽火
2631 . Marc A. Herren / Die Stunde der Blender / 眩惑者の時間
2632 . Wim Vandemaan / Die Nacht des Regenriesen / 雨巨人の夜
2633 . Hubert Haensel / Der tellurische Krieg / 大地戦
□ Perry Rhodan-Heft 2629話「惑星鞭」
[ http://www.perry-rhodan.net/produkte/hefte/1/2629.html ]
新銀河暦1469年9月、カンダ銀河、星系クルナル――
「超知性体キン・シの〈惑星鞭〉の、次なる標的は~」
「クルニ種族です」
「……」
「クルニ種族は~」
「昆虫です」
「群体知性を、形成して~」
「生きています」
「種族は~」
「世代ごとに~」
「群れをなして、暮らして、いるのです」
「が」
「全体として~」
「一個の共同体を、形成しても、いるのです」
「で」
「同時に~」
「個体も、個体として~」
「生存能力や、思考能力を、備えていたり」
クルニ種族――
「スジモン・コロシュタは~」
「クルニ種族の若者」
「多少、群れから、はみだしがちな傾向が、あったりして」
「――また、サボってたんかい?」
「――てやんでいっ」
「みたいな~」
「牧歌的な日常」
「が」
「突然」
「――ぎゃぁぁっ」
「殺虫事件が、起きました」
地下組織〈必死抵抗〉の宇宙船《カンドリ》――
「《カンドリ》は~」
「星系クルナルに、向かっていました」
「で」
「船上には~」
「イオトン人レギウスや~」
「客人、ペリー・ローダンが、いたりして」
「で」
「ペリー・ローダンは~」
「〈惑星鞭〉について、教示されたり」
「――〈惑星鞭〉は?」
「――標的の惑星から?」
「――37時間、精神エネルギーを、ずぞぞ……と収集する?」
「――37時間で、キン・シは、接続を切る?」
「で」
「ペリー・ローダンは~」
「〈惑星鞭〉の対抗策について、教示されたり」
「――地下組織〈必死抵抗〉の科学者たちが?」
「――特殊なブイを、開発した?」
「――このブイは?」
「――〈惑星鞭〉が、精神インパルスを探知するのを~」
「――難しくする?」
「――あるいは?」
「――不可能にする?」
「とはいえ」
「まだまだ、実験段階……というのですが」
「……」
「ともあれ」
「《カンドリ》は~」
「星系クルナルに、到着」
「星系クルナルに、進入……しようとしました」
「が」
「〈モミの実船〉部隊が、待ち伏せていたりして」
「――どどーん」
「――ばーん」
「――うわわー……もうダメかも」
「が」
「ペリー・ローダンは~」
「直感的に~」
「――そこだっ」
「敵の作戦の瑕疵に、気づいたり」
「で」
「《カンドリ》は~」
「大きな被害を、うけながらも~」
「逃げのびたという」
クルニ種族――
「殺虫犯に~」
「罪を悔いる気持ちは、ないようです」
「殺虫犯は~」
「長老世代のひとりです」
「――何千年前にあった危機、なのじゃ」
「――忘れた頃に再来する危機、なのじゃ」
「――この危機を忘れぬように、ずーっと警告する義務があるのじゃ」
「――ワシらの世代は~」
「――危機を警告する者を、輩出するのじゃ」
「……」
「スジモン・コロシュタは~」
「クルニ種族の若者」
「――てやんでいっ」
「――オレら、若者世代は~」
「――そんな危機のコトなんて、知らねえやいっ」
「が」
「殺虫犯の長老、曰く」
「――危機の予兆が、あらわれておるのじゃ」
「――種族の記憶を、呼び醒ますのじゃ」
「――だからこそ~」
「――さあ、殺虫をはじめよう……なのじゃ」
「――!」
「――ひーっ」
「騒動に、なったりして」
「で」
「そうこうする、うちに~」
「――うっ」
「クルニ種族は~」
「えもいわれぬパニックに、襲われたのでした」
「――ひぃぃぃーっ」
ジルス人プロテクター、カオウェンの旗艦《ラドンジュ》――
「ドサンティ種族、ティオン・ユルデルは~」
「――あそこのジルス人が?」
「――オレが、地下組織〈必死抵抗〉の一員だと、勘づきそう?」
「――断固、阻止っ」
「――パニック放射っ」
「標的となった、あそこのジルス人は~」
「――うっ」
「――ひーっ」
「パニックに、襲われ~」
「残念なコトに、なったりして」
「ドサンティ種族、ティオン・ユルデルは~」
「秘密を、守り抜いたのでした」
「……」
「さて」
「《ラドンジュ》は~」
「星系クルナルに、到着」
「で」
「ジルス人プロテクター、カオウェンは~」
「命令して、曰く」
「――星系クルナルを、封鎖だっ」
「――〈惑星鞭〉の獲物を、逃がすなっ」
「――何千名のドサンティ部隊と、戦闘ロボットは、惑星に降下だっ」
「――〈惑星鞭〉の仕事が、楽になるように~」
「――パニック放射で、パニックを蔓延させるのだっ」
「……」
「ドサンティ種族、ティオン・ユルデルも~」
「降下部隊の一員です」
「――さあ、発進だっ」
「と、いうところで~」
「ドサンティ種族、ティオン・ユルデルが~」
「ふと」
「探知装置の表示を、見ると~」
「――ごごごごっ」
「恒星クルナルの、背後から~」
「半透明で、ぼんやり赤い、月の大きさの巨大なモノが~」
「やってくるのが、わかったり」
「――あー、もうあんなトコロまで、来てやがる」
「とか、思うのでした」
地下組織〈必死抵抗〉の宇宙船《カンドリ》――
「ペリー・ローダンが着用する〈多宇宙服〉が~」
「着用者であるペリー・ローダンに、語りかけてきたり」
「――少し前~」
「――エンネルハールが~」
「――《ミクル=ジョン》の探知遮蔽を改良しました」
「――ワタシは~」
「――当時のデータを、保管しています」
「――使いますか? 使いませんか?」
「で」
「ペリー・ローダンは~」
「地下組織〈必死抵抗〉の科学者たちに~」
「エンネルハール由来の、探知遮蔽の技術を、授けたり」
「で」
「地下組織〈必死抵抗〉の科学者たちは~」
「――ブイの探知遮蔽も、換装っ」
「――無人搭載艇の探知遮蔽も、換装っ」
「――発進っ」
「で」
「ブイの一団は~」
「――(そーっと)」
「敵に悟られること、なく~」
「星系クルナルに、潜入」
「惑星上空に、展開したり」
ドサンティ種族、ティオン・ユルデル――
「惑星に降下して~」
「ドサンティ種族、ティオン・ユルデルは~」
「単独で、作戦行動していたのです」
「――!」
「クルニ種族の若者と、出会い~」
「――おーい」
「話など、してみようかと~」
「声を、かけたり」
「が」
「――ひーっ」
「――て……てやんでーい」
「逃げられました」
クルニ種族、スジモン・コロシュタ――
「かくして」
「ドサンティ種族の降下部隊は、完璧に仕事をこなし~」
「……」
「スジモン・コロシュタは~」
「――ああ、爺ちゃんと、従兄弟がっ」
「――ああ、母ちゃんと、妹がっ」
「クルニ種族が~」
「パニックに駆られて~」
「殺し合う~」
「そんな、非日常の中~」
「――ひーっ」
「――て……てやんでーい」
「孤独に、逃げ惑ったり」
「と」
「スジモン・コロシュタに、ついてきた~」
「ククリ猫という、生き物が~」
「――ふーっ」
「――うみゃみゃ」
「ドサンティ種族、ティオン・ユルデルは~」
「――オマエが、動物以上の存在みたく、思えるよー」
「思ったり、するのでした」
地下組織〈必死抵抗〉の宇宙船《カンドリ》――
「地下組織〈必死抵抗〉の科学者たちは~」
「――《カンドリ》の探知遮蔽を、換装っ」
「で」
「《カンドリ》も~」
「――(そーっと)」
「敵に悟られること、なく~」
「星系クルナルに、潜入したり」
惑星上空――
「〈惑星鞭〉が~」
「赤く輝く炎の玉となって~」
「出現」
「惑星上空に~」
「――ピタリ」
「所定の位置に、ついたりして」
地下組織〈必死抵抗〉の宇宙船《カンドリ》――
「ペリー・ローダンが装着するポリポート駅・制御装置が~」
「装着者であるペリー・ローダンに、表示してきたり」
「――近くに、何かありますっ」
「でも」
「詳細な表示は、出ないのでした」
ジルス人プロテクター、カオウェンの旗艦《ラドンジュ》――
「ジルス人プロテクター、カオウェンは~」
「――警報?」
「――何かが、〈惑星鞭〉が機能するのを、邪魔している?」
「――何かを、探せっ」
「――何かを、破壊だっ」
「……」
「次々と~」
「ブイを~」
「発見し~」
「――ばーん」
「破壊し~」
「――ばーん、ばーん、ばーん……」
「ブイを一定数、破壊すると~」
「――ず……ぞ……ぞぞっ」
「〈惑星鞭〉が、機能しはじめました」
「――ずぞぞぞっ」
「クルニ種族を、取りこんでいくのでした」
惑星上――
「クルニ種族……何百万体が、死にました」
「でも」
「――あれ?」
「クルニ種族が~」
「パニックから、解放されて~」
「ふと」
「周囲を、見回してみると~」
「思いがけず、たくさん、生き残りがいたり」
「……」
「すなわち~」
「今回、〈惑星鞭〉は~」
「37時間……ではなく~」
「5時間……しか、機能しなかったわけ、なのでした」
〈惑星鞭〉――
「超知性体キン・シは~」
「とうてい、満腹では、ないわけで~」
「――ごごごごっ」
「超知性体キン・シの〈惑星鞭〉の次の標的は~」
「距離838光年の~」
「星系ピティコ」
「急ぐのでした」
【関連サイト】
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◆今回のひとこと
寒い日が続いてますが。
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d-information ◆ 701 [不定期刊] 2012/01/09
発行:y.wakabayashi /rlmdi [ yw@rlmdi.org ]
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◆目次
◇ペリー・ローダン近況
----------------------------------------------------------------------
◆ペリー・ローダン近況
□ Perry Rhodan-Heft
2628 . Christian Montillon / Der verzweifelte Widerstand / 必死の抵抗
2629 . Christian Montillon / Die Weltengeißel / 惑星鞭
2630 . Marc A. Herren / Im Zeichen der Aggression / 反撃の烽火
2631 . Marc A. Herren / Die Stunde der Blender / 眩惑者の時間
2632 . Wim Vandemaan / Die Nacht des Regenriesen / 雨巨人の夜
□ Perry Rhodan-Heft 2628話「必死の抵抗」
[ http://www.perry-rhodan.net/produkte/hefte/1/2628.html ]
新銀河暦1469年9月、カンダ銀河――
「ペリー・ローダンと~」
「イオトン人、キストゥスは~」
「ジルス人プロテクター、カオウェンのもとから、逃走」
「で」
「ジルス人プロテクター、カオウェンに、追跡され~」
「メタン惑星で、追い詰められ~」
「洞窟で、謎の転移パーケットを、発見」
「――ぽちっ」
「自爆スイッチを押して、跳びこんだり」
「で」
「追いすがった~」
「ジルス人プロテクター、カオウェンは~」
「転移パーケットの自爆に、巻きこまれ~」
「――ばーん」
《アペラス・コッカイア》造船所、再生室――
「ジルス人プロテクター、カオウェンの意識は~」
「自分自身のクローンの1体の身体に、入って~」
「迅速に~」
「――復活っ」
「――キン・シ親衛隊のプロテクターとして~」
「――オレには、こういう身体が、いくつも用意されているのだ」
「――わはは」
未知惑星――
「転移パーケットで逃走して~」
「ペリー・ローダンと~」
「イオトン人、キストゥスは~」
「――再物質化っ」
「どこかの半球状の空間……というか、ドームの中へ」
「……」
「ちなみに~」
「イオトン人、キストゥスは~」
「メタン大気を、呼吸します」
「幸いなことに~」
「――ドームの中は、メタン大気?」
「で」
「――ドームの外は、反撥場が取り囲んでる?」
「……」
「ちなみに~」
「イオトン人、キストゥスは~」
「先般」
「ジルス人プロテクター、カオウェンに、追撃されたとき~」
「触手の1本を~」
「――ばっさり」
「斬られていて、重傷です」
「意識もなく~」
「――ぐったり」
「と」
「――ぷしゅうう」
「ドームの一角が、開いたり」
「何体か、生き物が、姿をみせたり」
「指導者らしいヒトは~」
「――イオトン人?」
「加えて~」
「――ジルス人が、ひとり?」
「――スケルトンみたいな……骸骨ぽい小柄な生命体が、3人?」
「で」
「イオトン人の、浮遊する環境カプセルが~」
「――するるる~」
「ドームに、入ってきて~」
「イオトン人、キストゥスを、収容」
「で」
「ジルス人が~」
「――くいっ」
「こっちへこい……と、ペリー・ローダンに合図するのでした」
未知惑星――
「ペリー・ローダンは~」
「どこかの部屋に、連れていかれたりして」
「――うわー」
「部屋の壁が、無数の鏡片からできているのに、驚いたり」
「で」
「ジルス人、イオトン人、骸骨生命体が~」
「そろった、ところで~」
「不審人物ペリー・ローダンの尋問開始」
「――えーと?」
「――オレとキストゥスが、どうやってココに来たって?」
「――良いのか?」
「――本当に、良いのか?」
「――オレの話は長いぞー」
「――覚悟しろよ?」
「……」
「ペリー・ローダンは~」
「ここ最近の出来事を~」
「いろいろ、説明したり」
「で」
「ジルス人、イオトン人、骸骨生命体は~」
「部屋を、出ていきました」
「で」
「ペリー・ローダンは~」
「――やっぱり?」
「――オレの話……長すぎた?」
「待つしかない、のでした」
「……」
「数時間後」
「イオトン人が、部屋に戻ってきて、曰く」
「――ワタシは~」
「――レギウスというっ」
「――ワレワレは~」
「――地下組織〈必死抵抗〉だっ」
「と」
「もうひとり、部屋に入ってきました」
「――テラナー?」
ドサンティ種族、ティオン・ユルデル――
「ドサンティ種族、ティオン・ユルデルは~」
「急な辞令を、受け取ります」
「──当面、宇宙船《オマジョル》に配属だっ」
「──失踪したプロテクター、カオウェンさまを、捜索するのだっ」
「で」
「ドサンティ種族、ティオン・ユルデルが乗る船は~」
「メタン惑星に、おもむき~」
「乗員たちは~」
「プロテクター、カオウェンの捜索に、取りかかったり」
「で」
「ドサンティ種族、ティオン・ユルデルが所属する、捜索隊は~」
「――洞窟を、発見したぞ」
「――洞窟の中で~」
「――少し前、大きな爆発が、あったのだぞ」
「さらに」
「――プロテクター、カオウェンさまの剣と御符を、発見したぞ」
「で」
「もっと他にも~」
「ドサンティ種族、ティオン・ユルデルは~」
「――この落ちているモノは?」
「――イオトン人の……触手?」
「……」
「ちなみに」
「じつは~」
「ドサンティ種族、ティオン・ユルデルは~」
「〈必死抵抗〉の一員だったりします」
「あれこれ思い描いて~」
「――ぞくぞくっ」
「コワイ想像に、なってしまうのでした」
〈必死抵抗〉の惑星――
「ペリー・ローダンの前に~」
「現れた、テラナー1名」
「語って曰く」
「――デライン・アンレネ大佐でありますっ」
「――《バジス》テンダー《シコウ・ジ・ル》の司令官でありましたっ」
「で」
「デライン・アンレネ大佐は~」
「自分の体験を、報告して曰く」
「――かくして~」
「――《バジス》から~」
「――《バジス》テンダー《シコウ・ジ・ル》で、避難……戦術的後退して~」
「――ドサンティ種族の〈モミの実船〉の攻撃を、喰らい~」
「――《バジス》テンダー《シコウ・ジ・ル》から~」
「――退船……戦術的撤退をして~」
「――〈必死抵抗〉の宇宙船1隻に、救助されたのですっ」
「で」
「以来~」
「《バジス》テンダー《シコウ・ジ・ル》の生存者たちは~」
「――〈必死抵抗〉の保護下にあったのですっ」
「という次第」
ジルス人プロテクター、カオウェンの旗艦《ラドンジュ》――
「ジルス人プロテクター、カオウェンは~」
「新しいクローン身体で~」
「自分の宇宙船に、戻ってみたり」
「で」
「ジルス人プロテクター、カオウェンは~」
「自分のワークステーションで~」
「手持ちのペリー・ローダン関連の全データを、俯瞰してみたり」
「――うーむ」
「――侮っていたっ」
「――まったくもって~」
「――過小評価していたっ」
〈必死抵抗〉の惑星――
「ペリー・ローダンに割り当てられた居室に~」
「現れた、骸骨生命体1体」
「語って曰く」
「――オラッカ種族のヘグボルン・トゥルメリです」
「で」
「ペリー・ローダンは~」
「オラッカ種族の歴史を、いくらか、知るのでした」
過去――
「オラッカ種族は、太古の種族です」
「――不死になるのです」
「とか、決めたのです」
「……」
「オラッカ種族は、知っていました」
「ちなみに」
「二重銀河カンダは~」
「ドサ銀河とザソア銀河から、なるわけですが~」
「――ドサ銀河に~」
「――強力な存在=超知性体が、眠っているです」
「――いつの日か、目覚めて、より高みに昇るために~」
「――長い期間、眠っているです」
「この存在は~」
「キン・シ……と自称していたり」
「で」
「覚醒段階を終えると~」
「キン・シは~」
「――ずぞぞっ」
「膨大な量の栄養を、取りこみました」
「――ずぞぞぞっ」
「惑星の種族を丸ごと、根こそぎ、自分の中に」
「――ずぞぞぞぞ……」
「こうして~」
「キン・シは~」
「住む者がなくなった惑星を~」
「いくつも~」
「いくつも~」
「通り道に、残していったり」
過去――
「オラッカ種族は~」
「キン・シに、提案してみたり」
「――アナタが、ワレワレの進化を、支援するなら~」
「――こうした宣伝効果が、ありましょう」
「曰く」
「――『キン・シの襲来は~』」
「――『死の予兆……というわけでも、ないのです』」
「――『より高次の存在形態に移行する予兆……だったりもするのです』」
「この提案に対し~」
「キン・シは~」
「オラッカ種族に、約束してみたり」
「――諸君が、身体を捨て~」
「――永遠の存在に至るのを、支援しようっ」
過去――
「オラッカ種族は~」
「キン・シを、支援し~」
「〈よろしくない何か〉を修理するのを、手伝わされたり」
「……」
「この〈よろしくない何か〉は~」
「後に~」
「〈惑星鞭〉と呼ばれたりする」
「……」
「〈惑星鞭〉は~」
「一見、燃えつきた星のようですが~」
「じつは、死を呼ぶ驚異の道具……なのでした」
過去――
「オラッカ種族は~」
「キン・シを、支援した、報酬として~」
「〈ハイパーエネルギー充電〉を、受けたり」
「で」
「〈ハイパーエネルギー充電〉により~」
「オラッカ種族は、長命になったという」
過去――
「オラッカ種族は~」
「キン・シを、支援し~」
「巧くやってきた」
「と、思いこんで、いたのです」
「が」
「キン・シは~」
「オラッカ種族を、騙していました」
「……」
「ある日――」
「突然」
「キン・シは~」
「オラッカ種族の故郷世界の上空に来て~」
「――ずぞぞぞっ」
「オラッカ種族を、取りこんだのです」
「で」
「生き残ったのは~」
「当時、宇宙に出ていた、約1000万体だけ」
「が」
「その1000万体も~」
「――ずぞっ」
「――ずぞぞっ」
「狩られる運命、なのでした」
「……」
「で」
「いくらかの時を、生き延びて~」
「オラッカ種族の、最後の生存者たちは~」
「〈必死抵抗〉を、創設したという」
現在:〈必死抵抗〉の惑星――
「ペリー・ローダンは~」
「入手した情報から~」
「自分なりの回答を、引き出していたり」
「――やはり」
「――カンダ銀河は~」
「――ポリポート網でいうところの、アルカガル銀河だな」
「で」
「――《アペラス・コッカイア》造船所は~」
「――恒星の偽装を解いた商星だな」
「さらに」
「――〈必死抵抗〉組織には、二派閥ある?」
「――まずは~」
「――あらゆる手段を用いて超知性体と戦う派?」
「――オラッカ種族を中核としている?」
「――それと?」
「――もうひとつは~」
「――カンダ銀河から逃走したい派?」
ジルス人プロテクター、カオウェンの旗艦《ラドンジュ》――
「カオウェンの旗艦《ラドンジュ》は~」
「高加速で、次の作戦に向かう」
「――〈惑星鞭〉の投入だっ」
「――急がないとっ」
□訂正:Die WeltengeiB"el
「以前、〈世界の鞭〉とか、していましたが~」
「どうやら、惑星を叩くらしいので~」
「〈惑星鞭〉に、しようかと」
【関連サイト】
・出版社が運営するドイツ公式サイト
[ http://www.perry-rhodan.net/ ]
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◆今回のひとこと
700号でした。
SICHOU ZHI LU=絲綢之路=The Silk Road の意……らしい。
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d-information ◆ 700 [不定期刊] 2012/01/02
発行:y.wakabayashi /rlmdi [ yw@rlmdi.org ]
バックナンバー、登録/解除はこちら [ http://www.rlmdi.net/rlmdi/di/ ]
◇ペリー・ローダン近況
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◆ペリー・ローダン近況
□ Perry Rhodan-Heft
2628 . Christian Montillon / Der verzweifelte Widerstand / 必死の抵抗
2629 . Christian Montillon / Die Weltengeißel / 惑星鞭
2630 . Marc A. Herren / Im Zeichen der Aggression / 反撃の烽火
2631 . Marc A. Herren / Die Stunde der Blender / 眩惑者の時間
2632 . Wim Vandemaan / Die Nacht des Regenriesen / 雨巨人の夜
□ Perry Rhodan-Heft 2628話「必死の抵抗」
[ http://www.perry-rhodan.net/produkte/hefte/1/2628.html ]
新銀河暦1469年9月、カンダ銀河――
「ペリー・ローダンと~」
「イオトン人、キストゥスは~」
「ジルス人プロテクター、カオウェンのもとから、逃走」
「で」
「ジルス人プロテクター、カオウェンに、追跡され~」
「メタン惑星で、追い詰められ~」
「洞窟で、謎の転移パーケットを、発見」
「――ぽちっ」
「自爆スイッチを押して、跳びこんだり」
「で」
「追いすがった~」
「ジルス人プロテクター、カオウェンは~」
「転移パーケットの自爆に、巻きこまれ~」
「――ばーん」
《アペラス・コッカイア》造船所、再生室――
「ジルス人プロテクター、カオウェンの意識は~」
「自分自身のクローンの1体の身体に、入って~」
「迅速に~」
「――復活っ」
「――キン・シ親衛隊のプロテクターとして~」
「――オレには、こういう身体が、いくつも用意されているのだ」
「――わはは」
未知惑星――
「転移パーケットで逃走して~」
「ペリー・ローダンと~」
「イオトン人、キストゥスは~」
「――再物質化っ」
「どこかの半球状の空間……というか、ドームの中へ」
「……」
「ちなみに~」
「イオトン人、キストゥスは~」
「メタン大気を、呼吸します」
「幸いなことに~」
「――ドームの中は、メタン大気?」
「で」
「――ドームの外は、反撥場が取り囲んでる?」
「……」
「ちなみに~」
「イオトン人、キストゥスは~」
「先般」
「ジルス人プロテクター、カオウェンに、追撃されたとき~」
「触手の1本を~」
「――ばっさり」
「斬られていて、重傷です」
「意識もなく~」
「――ぐったり」
「と」
「――ぷしゅうう」
「ドームの一角が、開いたり」
「何体か、生き物が、姿をみせたり」
「指導者らしいヒトは~」
「――イオトン人?」
「加えて~」
「――ジルス人が、ひとり?」
「――スケルトンみたいな……骸骨ぽい小柄な生命体が、3人?」
「で」
「イオトン人の、浮遊する環境カプセルが~」
「――するるる~」
「ドームに、入ってきて~」
「イオトン人、キストゥスを、収容」
「で」
「ジルス人が~」
「――くいっ」
「こっちへこい……と、ペリー・ローダンに合図するのでした」
未知惑星――
「ペリー・ローダンは~」
「どこかの部屋に、連れていかれたりして」
「――うわー」
「部屋の壁が、無数の鏡片からできているのに、驚いたり」
「で」
「ジルス人、イオトン人、骸骨生命体が~」
「そろった、ところで~」
「不審人物ペリー・ローダンの尋問開始」
「――えーと?」
「――オレとキストゥスが、どうやってココに来たって?」
「――良いのか?」
「――本当に、良いのか?」
「――オレの話は長いぞー」
「――覚悟しろよ?」
「……」
「ペリー・ローダンは~」
「ここ最近の出来事を~」
「いろいろ、説明したり」
「で」
「ジルス人、イオトン人、骸骨生命体は~」
「部屋を、出ていきました」
「で」
「ペリー・ローダンは~」
「――やっぱり?」
「――オレの話……長すぎた?」
「待つしかない、のでした」
「……」
「数時間後」
「イオトン人が、部屋に戻ってきて、曰く」
「――ワタシは~」
「――レギウスというっ」
「――ワレワレは~」
「――地下組織〈必死抵抗〉だっ」
「と」
「もうひとり、部屋に入ってきました」
「――テラナー?」
ドサンティ種族、ティオン・ユルデル――
「ドサンティ種族、ティオン・ユルデルは~」
「急な辞令を、受け取ります」
「──当面、宇宙船《オマジョル》に配属だっ」
「──失踪したプロテクター、カオウェンさまを、捜索するのだっ」
「で」
「ドサンティ種族、ティオン・ユルデルが乗る船は~」
「メタン惑星に、おもむき~」
「乗員たちは~」
「プロテクター、カオウェンの捜索に、取りかかったり」
「で」
「ドサンティ種族、ティオン・ユルデルが所属する、捜索隊は~」
「――洞窟を、発見したぞ」
「――洞窟の中で~」
「――少し前、大きな爆発が、あったのだぞ」
「さらに」
「――プロテクター、カオウェンさまの剣と御符を、発見したぞ」
「で」
「もっと他にも~」
「ドサンティ種族、ティオン・ユルデルは~」
「――この落ちているモノは?」
「――イオトン人の……触手?」
「……」
「ちなみに」
「じつは~」
「ドサンティ種族、ティオン・ユルデルは~」
「〈必死抵抗〉の一員だったりします」
「あれこれ思い描いて~」
「――ぞくぞくっ」
「コワイ想像に、なってしまうのでした」
〈必死抵抗〉の惑星――
「ペリー・ローダンの前に~」
「現れた、テラナー1名」
「語って曰く」
「――デライン・アンレネ大佐でありますっ」
「――《バジス》テンダー《シコウ・ジ・ル》の司令官でありましたっ」
「で」
「デライン・アンレネ大佐は~」
「自分の体験を、報告して曰く」
「――かくして~」
「――《バジス》から~」
「――《バジス》テンダー《シコウ・ジ・ル》で、避難……戦術的後退して~」
「――ドサンティ種族の〈モミの実船〉の攻撃を、喰らい~」
「――《バジス》テンダー《シコウ・ジ・ル》から~」
「――退船……戦術的撤退をして~」
「――〈必死抵抗〉の宇宙船1隻に、救助されたのですっ」
「で」
「以来~」
「《バジス》テンダー《シコウ・ジ・ル》の生存者たちは~」
「――〈必死抵抗〉の保護下にあったのですっ」
「という次第」
ジルス人プロテクター、カオウェンの旗艦《ラドンジュ》――
「ジルス人プロテクター、カオウェンは~」
「新しいクローン身体で~」
「自分の宇宙船に、戻ってみたり」
「で」
「ジルス人プロテクター、カオウェンは~」
「自分のワークステーションで~」
「手持ちのペリー・ローダン関連の全データを、俯瞰してみたり」
「――うーむ」
「――侮っていたっ」
「――まったくもって~」
「――過小評価していたっ」
〈必死抵抗〉の惑星――
「ペリー・ローダンに割り当てられた居室に~」
「現れた、骸骨生命体1体」
「語って曰く」
「――オラッカ種族のヘグボルン・トゥルメリです」
「で」
「ペリー・ローダンは~」
「オラッカ種族の歴史を、いくらか、知るのでした」
過去――
「オラッカ種族は、太古の種族です」
「――不死になるのです」
「とか、決めたのです」
「……」
「オラッカ種族は、知っていました」
「ちなみに」
「二重銀河カンダは~」
「ドサ銀河とザソア銀河から、なるわけですが~」
「――ドサ銀河に~」
「――強力な存在=超知性体が、眠っているです」
「――いつの日か、目覚めて、より高みに昇るために~」
「――長い期間、眠っているです」
「この存在は~」
「キン・シ……と自称していたり」
「で」
「覚醒段階を終えると~」
「キン・シは~」
「――ずぞぞっ」
「膨大な量の栄養を、取りこみました」
「――ずぞぞぞっ」
「惑星の種族を丸ごと、根こそぎ、自分の中に」
「――ずぞぞぞぞ……」
「こうして~」
「キン・シは~」
「住む者がなくなった惑星を~」
「いくつも~」
「いくつも~」
「通り道に、残していったり」
過去――
「オラッカ種族は~」
「キン・シに、提案してみたり」
「――アナタが、ワレワレの進化を、支援するなら~」
「――こうした宣伝効果が、ありましょう」
「曰く」
「――『キン・シの襲来は~』」
「――『死の予兆……というわけでも、ないのです』」
「――『より高次の存在形態に移行する予兆……だったりもするのです』」
「この提案に対し~」
「キン・シは~」
「オラッカ種族に、約束してみたり」
「――諸君が、身体を捨て~」
「――永遠の存在に至るのを、支援しようっ」
過去――
「オラッカ種族は~」
「キン・シを、支援し~」
「〈よろしくない何か〉を修理するのを、手伝わされたり」
「……」
「この〈よろしくない何か〉は~」
「後に~」
「〈惑星鞭〉と呼ばれたりする」
「……」
「〈惑星鞭〉は~」
「一見、燃えつきた星のようですが~」
「じつは、死を呼ぶ驚異の道具……なのでした」
過去――
「オラッカ種族は~」
「キン・シを、支援した、報酬として~」
「〈ハイパーエネルギー充電〉を、受けたり」
「で」
「〈ハイパーエネルギー充電〉により~」
「オラッカ種族は、長命になったという」
過去――
「オラッカ種族は~」
「キン・シを、支援し~」
「巧くやってきた」
「と、思いこんで、いたのです」
「が」
「キン・シは~」
「オラッカ種族を、騙していました」
「……」
「ある日――」
「突然」
「キン・シは~」
「オラッカ種族の故郷世界の上空に来て~」
「――ずぞぞぞっ」
「オラッカ種族を、取りこんだのです」
「で」
「生き残ったのは~」
「当時、宇宙に出ていた、約1000万体だけ」
「が」
「その1000万体も~」
「――ずぞっ」
「――ずぞぞっ」
「狩られる運命、なのでした」
「……」
「で」
「いくらかの時を、生き延びて~」
「オラッカ種族の、最後の生存者たちは~」
「〈必死抵抗〉を、創設したという」
現在:〈必死抵抗〉の惑星――
「ペリー・ローダンは~」
「入手した情報から~」
「自分なりの回答を、引き出していたり」
「――やはり」
「――カンダ銀河は~」
「――ポリポート網でいうところの、アルカガル銀河だな」
「で」
「――《アペラス・コッカイア》造船所は~」
「――恒星の偽装を解いた商星だな」
「さらに」
「――〈必死抵抗〉組織には、二派閥ある?」
「――まずは~」
「――あらゆる手段を用いて超知性体と戦う派?」
「――オラッカ種族を中核としている?」
「――それと?」
「――もうひとつは~」
「――カンダ銀河から逃走したい派?」
ジルス人プロテクター、カオウェンの旗艦《ラドンジュ》――
「カオウェンの旗艦《ラドンジュ》は~」
「高加速で、次の作戦に向かう」
「――〈惑星鞭〉の投入だっ」
「――急がないとっ」
□訂正:Die WeltengeiB"el
「以前、〈世界の鞭〉とか、していましたが~」
「どうやら、惑星を叩くらしいので~」
「〈惑星鞭〉に、しようかと」
【関連サイト】
・出版社が運営するドイツ公式サイト
[ http://www.perry-rhodan.net/ ]
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◆今回のひとこと
700号でした。
SICHOU ZHI LU=絲綢之路=The Silk Road の意……らしい。
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d-information ◆ 700 [不定期刊] 2012/01/02
発行:y.wakabayashi /rlmdi [ yw@rlmdi.org ]
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