583 [2009/10/05]
Perry Rhodan を中心とするドイツSFと周辺エンターテイメントの断片的情報を、私的興味の範囲でお送りします。
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◆目次
◇ペリー・ローダン近況
◆ペリー・ローダン近況
□ Perry Rhodan-Heft
2511 . Hubert Haensel / Schatten im Paradies / 楽園に射す影
2512 . Christian Montillon / Die TRAITOR-Marodeure / 〈反逆者〉落伍兵
2513 . Christian Montillon / Der verborgene Hof / 隠された駅
2514 . Arndt Ellmer / Ein Fall fu"r das Galaktikum / ギャラクティカムを嵌める罠
2515 . Rainer Castor / Operation Hathorjan / ハトルジャン作戦
□ Perry Rhodan-Heft 2511話「楽園に射す影」
[ http://www.perry-rhodan.net/produkte/hefte/1/2511.html ]
新銀河暦1462年末、星系スターダスト――
「ティムバー・F・ホイッスラーJr」
「ホイッスラー=スターダスト社のトップにして、富豪」
「新銀河暦1377年、地元執政官選挙の遊説中に、グライダーの墜落事故」
「ほとんど全身、培養組織と人工臓器」
「――壊れたぞ」
「――交換だ」
「気がつけば〜」
「――人間の部分は、どれだけ残っておるかのー」
「という、状態なので〜」
「――粉骨砕身……機械のように、働きますっ」
「政界にも、返り咲き」
「スターダスト連盟の執政官を、この2期、務めているのでした」
惑星アヴェダ、スターダスト・シティ――
「執政官ティムバー・F・ホイッスラーJrは〜」
「国防大臣ショーン・ラグランジュに、曰く」
「――あのグライダーの墜落事故のコト、とか〜」
「――それからのコト、とか〜」
「――超知性体〈それ〉が、意図して仕組んだコトかも、と思うのじゃ」
「――たとえば、ワシを〜」
「――超知性体〈それ〉の使者、ロト・ケレーテみたいに〜」
「――完全無欠の金属男にする、とか?」
「国防大臣ショーン・ラグランジュ、としても〜」
「そんな疑念を、いきなり告られても、困ります」
「――え……と……」
「言いよどんで、いると〜」
「――!」
「――政府部内に、警報発令?」
「――発令者は、スチュワート・レクサ中将?」
「――至急、お出向きいただきたい?」
「スチュワート・レクサ中将がいるのは、《ネオ=オリンプ》」
「かくして」
「執政官ティムバー・F・ホイッスラーJrと〜」
「国防大臣ショーン・ラグランジュは〜」
「格子型転送機を抜け、《ネオ=オリンプ》へ」
宇宙ステーション《ネオ=オリンプ》――
「新銀河暦1410年――」
「惑星ゼウスの衛星クリアンにて、謎の構造物、発見」
「すぐに〜」
「衛星クリアンの衛星軌道へと、移動して〜」
「科学者たちの調査、開始」
「――《ネオ=オリンプ》と命名するっ」
「で」
「科学者たちの調査は、続き〜」
「判明したことに」
「――駅ですねー」
「――数ダースの利用種族がいる転送網の、駅です」
「――お」
「――管理人の〈半空間シュプール・チェンジャー〉種族と、通信できました」
「でも」
「使えるのは、通信だけ」
「――施設の他の機能は、まったく稼働しませんねー」
「……」
「新銀河暦1416年――」
「当時の保守派の執政官は、こういう判断」
「――保安上の配慮から〜」
「――《ネオ=オリンプ》による、遠隔地との通信一切を、禁ず」
「でも」
「執政官に返り咲いたティムバー・F・ホイッスラーJrは、こういう判断」
「――通信だけなら、用途限定で、やって良し」
「……」
「現在――」
「スチュワート・レクサ中将は〜」
「執政官ティムバー・F・ホイッスラーJrに、報告して曰く」
「――救難信号を、傍受したのです」
「――というか、救難信号しか、入りません」
「いくつもの駅から〜」
「――周波王国が、ポリポート駅網の征服を、開始した……ざざざ」
「とか、なんとか」
「すなわち」
「――《ネオ=オリンプ》にも、征服に来る?」
「――周囲に〜」
「――スターダスト連盟艦隊150隻を、展開だっ」
「――内部に〜」
「――宇宙戦闘員2万名を、展開だっ」
「――STARA=UH=III型ロボット1万体も、展開だっ」
「ちなみに」
「STARA=UH=III型とは――」
「スターダスト・タクティカル・ロボット・アドヴァンスド〜」
「ウルトラ・ヘヴィ・バージョン3」
「たぶん、ホイッスラー=スターダスト社の製品」
惑星カタラクト――
「憶えて、いるでしょうか?」
「……」
「新銀河暦1346年、星系スターダスト植民前――」
「自由テラナー連盟政庁大臣レジナルド・ブルは〜」
「惑星カタラクトを、視察」
「その際」
「――ゼニアオイ色の都市が、見えるよー」
「――探知器には、映らない?」
「――手でも、さわれない?」
「そんな非物質な都市の一群を、発見」
「――青銅色の都市も、見えるだけ?」
「――紫水晶色の都市も、見えるだけ?」
「――海緑色の都市も、見えるだけ?」
「――真珠色の都市も……これは、さわれるぞっ」
「潜入、してみると〜」
「謎の都市=プリュムトゥオル市は〜」
「どうやら、時空を回遊する都市」
「――あちこちの非物質の都市は、全部プリュムトゥオル市の影です」
「――ルートに沿って一列に321の停車場が、ありまして」
「――プリュムトゥオル市は、ちょんちょんと、順番に停車するのです」
「あれこれ、のあげく〜」
「プリュムトゥオル市は、時空の回遊を、再開し〜」
「都市群の姿は、消えたのです」
「が」
「……」
「現在――」
「ウニト人2名が〜」
「惑星カタラクトで、偶然」
「――紫水晶色の都市が、見えるよー」
「――なんか、さわれる感じに、なってるぞっ」
「都市の内部を、うかがうと〜」
「――塔のあいだに?」
「――昆虫みたいな宇宙艦隊が、遊弋してる?」
「さらに」
「――都市の周囲に?」
「――兵士が、いっぱい?」
「――立派なガタイと、2本の脚?」
「――胴体と、ほとんど同じ長さの、尾?」
「――もし、こんな侵略者が、惑星カタラクトに上陸したら?」
「――ひー」
「が」
「侵略者一党は〜」
「都市を覆うバリアに阻まれ、惑星カタラクトに上陸しないまま」
「時空回遊都市は、実体化しないまま、消えました」
宇宙ステーション《ネオ=オリンプ》――
「執政官ティムバー・F・ホイッスラーJrは〜」
「報告を、うけると〜」
「――時空回遊都市と、ポリポート網のあいだに、よもや関連が?」
「――むー」
「なんて疑念も、払拭できず」
「で」
「執政官ティムバー・F・ホイッスラーJrは〜」
「スチュワート・レクサ中将に、曰く」
「――ともあれ〜」
「――〈半空間シュプール・チェンジャー〉種族に、注意喚起じゃ」
「〈力強き者〉の言語で、メッセージを送信します」
「――こちら、星系スターダスト、ポリポート駅《ネオ=オリンプ》」
「――執政官ホイッスラーの指示、により〜」
「――現地責任者スチュアート・レクサが、救援を請う」
「――周波王国の侵攻が、迫っているのだ」
1週間後、宇宙ステーション《ネオ=オリンプ》――
「――またも、通信傍受?」
「――自由テラナー連盟政庁大臣レジナルド・ブルから?」
「――ペリー・ローダンに向けた、モールス信号?」
「――シンパイヲ カケルナ?」
「――レンラク サレタシ?」
「――イタフォルハ アンタイ?」
星系スターダスト――
「――!」
「星系内に〜」
「巨大な雲ドーム4つが、出現」
「直径2650km、高さ100km」
「――まさか……宇宙船?」
「雲ドームは〜」
「――惑星ジックスに?」
「――惑星アヴェダにも?」
「――惑星トロンドガーデンにも?」
「――惑星カタラクトまで?」
「星系スターダストの主要居住惑星4つに、ただ着陸」
惑星アヴェダ、〈1000の試練のセンター〉――
「惑星アヴェダの、天然記念物的な巨岩」
「形は、3000年前の月宇宙船《スターダスト》を、思わせます」
「その内部には〜」
「超知性体〈それ〉の置き土産、〈1000の試練のセンター〉」
「その内部には〜」
「巻物のようなもの、1000巻」
「で」
「その1巻の図が、変わりました」
「正方形に並んで、円が4つ?」
「対角線がバツの字に交差する、その交点に円がひとつ」
「交点の円は〜」
「丁寧にも、黒く塗りつぶしてある」
「円の中には、輪郭線で描写した、タラニス大陸」
「で」
「精神の声が、響いて曰く」
「――四天の門が、開かれるであろう!」
宇宙ステーション《ネオ=オリンプ》――
「執政官ティムバー・F・ホイッスラーJrが〜」
「新規情勢の報告を、うけていると〜」
「――!」
「突然」
「――ぱらぱらぱらっ」
「――〈黄金放射雨〉?」
「燃える〈黄金放射雨〉、降臨」
「滴が、ドロドロと茶色に炎上」
「人間の形を、とりました」
「執政官ティムバー・F・ホイッスラーJr、思うに」
「――(黒肌だから……ラス・ツバイ?)」
「で」
「実体化したモノ、曰く」
「――ペリー・ローダンのところへ、すぐ連れていくのだ」
「執政官ティムバー・F・ホイッスラーJr、応じて曰く」
「――ペリー・ローダンなら、ここにはいないのじゃ」
「――星系スターダストから、そこに行く手段もないのじゃよ……ラス」
「と、誠意をもって、呼びかける」
「と」
「実体化したモノ、応じて曰く」
「――ラス? ラス・ツバイのことか?」
「――わたしは……フェルマー・ロイドだ」
「実体化したモノは、消えました」
球状星団ファー・アウェイ外縁――
「星系スターダストは〜」
「球状星団ファー・アウェイ――直径200光年――の中に、あります」
「球状星団ファー・アウェイを囲むのは、6次元ベール」
「球状星団ファー・アウェイの外縁部から先は、探知不能で突破不能、でした」
「が」
「――!」
「突然」
「6次元ベール、消滅」
「今までベールの向うにあって、見えなかった銀河の星々が〜」
「きらきらきら〜」
宇宙ステーション《ネオ=オリンプ》――
「――!」
「――駅の機能が、外部から操作をうけて、稼働してる?」
「――搬送筒を抜けて、何か来る?」
「――ごごごっ」
「搬送筒を抜けて来たのは、構造物3基」
「――合体……したら、オベリスク型?」
「――あ……ハッチが開いた?」
「降り立ったのは、2名」
「執政官ティムバー・F・ホイッスラーJrは、思う」
「――イホ・トロト?」
「――ペリー・ローダンっ」
【関連サイト】
・出版社が運営するドイツ公式サイト
[ http://www.perry-rhodan.net/ ]
・他、関連サイトはこちらを参照
[ http://www.rhodan.jp/ ]
◆今回のひとこと
急転なれど、直下ではなし。
d-information ◆ 583 [不定期刊] 2009/10/05
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