614 [2010/05/10]
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◆目次
◇ペリー・ローダン近況
◆ペリー・ローダン近況
□ Perry Rhodan-Heft
2542 . Hubert Haensel / Shandas Visionen / シャンダのヴィジョン
2543 . Hubert Haensel / Flucht nach Talanis / タラニスに逃走
2544 . Leo Lukas / Gefangene des Handelssterns / 商星に捕らわれて
2545 . Michael Marcus Thurner / Vatrox-Tod / ヴァトロクス=〈死〉
2546 . Arndt Ellmer / 26 Minuten bis ITHAFOR / 《イタフォル》まで26分
□ Perry Rhodan-Heft 2542話「シャンダのヴィジョン」
[ http://www.perry-rhodan.net/produkte/hefte/1/2542.html ]
星系スターダスト――
「ジェイソンとミリンダさんの、シャーモット夫妻」
「ごく普通のふたりは、かつて〈黄金放射雨〉に接近遭遇し〜」
「年をとりにくい体質に、なりました」
「その後」
「生まれた娘シャンダちゃんは〜」
「秘密の能力が、ありました」
「――ひーっ」
「――他のヒトの知覚、感覚、経験とか、名前とか、見たモノとかー」
「わかってしまう、のです」
「わかってしまう、その瞬間――」
「シャンダちゃんの瞳は、宙をさまよい〜」
「過呼吸したり、痙攣したり」
「――ひーっ」
「――あー、こんな能力、パパにもママにも、言えないよー」
「ヒト付き合いが、できようはずもなく」
「世間的には、社会生活が不自由なコ、で通っています」
「……」
「シャンダちゃん、11歳――」
「家族でピクニックに出かける、途上」
「――ばーん」
「グライダー墜落」
「両親は死亡」
「シャンダちゃんは、九死に一生を得て〜」
「通りすがりのロキンガー種族に救助された、という」
新銀河暦1463年2月、星系スターダスト――
「養い親ヘルマン・ヴォールダーのもと〜」
「シャンダ・シャーモットさん、17歳」
「――ヘルマンおじさん、行ってきまーす」
「明日は、両親の6周忌、という日」
「……」
「ここ数日来〜」
「星系スターダストの諸惑星から〜」
「星空が、消えています」
「周波王国の戦光艦隊やら、ジャラノク種族やらが、襲来」
「6次元ヴェールが、星系スターダストを覆い〜」
「襲撃者の艦隊から、星系スターダストを守っているのです」
「ある者、曰く」
「――タラニス島へ、逃げこもうぜ」
「――そうしたら、超知性体〈それ〉が守ってくれるぜ」
「最後の手段、としては〜」
「あり、かもしれません」
「……」
「さて」
「この朝――」
「シャンダさんは、通勤中」
「グライダーバスの車内で」
「――ひーっ」
「発作発生」
「――194歳のお年寄りが?」
「――従兄弟ふたりと、やりあって?」
「――あ」
「発作が終わり、気がつくと〜」
「――えーと、ここは……乗り過ごしてる……よね?」
「遅刻決定」
「……」
「星系スターダストの諸惑星では〜」
「不安がもとで、オカシクなるヒト、続出」
「たとえば」
「年寄りを、誘拐して〜」
「スペースジェットで、星系スターダストから脱出したい」
「防衛隊が黙っている、はずもなく」
「――ばーん」
「不幸な出来事、続出」
製薬会社の倉庫にて――
「ファカン・ノーゲグは、立派な現場主任」
「数ヶ月年上の部下=シャンダさんを、にくからず思っていたり」
「――気分が悪いなら、2日くらい、休みなよー」
「シャンダさん、応じて曰く」
「――い、イヤです(きっぱり)」
「……」
「ブースにこもったシャンダさん、のお仕事は〜」
「商品を仕分けるロボットアーム、の監視」
「――落とさないでよ……落としたら……ダーメーよー」
「――あ」
「シャンダさんは〜」
「本能的に」
「――ぷち」
「規則を無視して、安全装置のスイッチを切ると〜」
「林立するロボットアームの中へと、飛びこむ」
「――あ」
「とっても危険な、状態に」
「が」
「――シャンダさんっ」
「ファカン・ノーゲグは、立派な現場主任」
「シャンダさんを、ロボットアームの下から救い出します」
「――もー、いっつも・いっつもー」
「――安全規則、守ってよー」
「――クビものだよー」
「違反した部下を、叱りつけ〜」
「――さて、どうやって、始末書を書いたものか」
「――さすがに今度は、隠しきれないかなー」
「なんて、考えていると〜」
「――シャンダさんに、来客?」
製薬会社の倉庫にて――
「――シャンダさん……呼び出しでーす」
「シャンダさんが〜」
「――まさか……やっぱり、クビとか?」
「ビクビクしながら、出向いてみると〜」
「待っていたのは、怪しい3名」
「――ぎーがっちゃん」
「園芸ロボットに乗った、シガ人ヴォレマー・コレマ――トンデモ科学本作家」
「宇宙考古学者、フスリク・ヴァルティング」
「名状しがたいバットのようなモノを抱えた、護衛のヒト」
「シガ人ヴォレマー・コレマ、曰く」
「――〈黄金放射雨〉に触れた両親から、生まれた子供は〜」
「――超能力者、なのです」
「――ゆえに」
「――アナタも、超能力者、なのです」
「――研究が、必要です」
「――スターダスト人類の大義のため、ご同行ください」
「シャンダさん、応じて曰く」
「――い、イヤです(きっぱり)」
「となれば」
「ファカン・ノーゲグは、立派な現場主任」
「――さあさあ、帰った帰ったー」
「3名を、追い出してしまいます」
「……」
「ブースにこもった、シャンダさん」
「――ひーっ」
「わかって、しまいました」
「――あのヒトたちが……戻ってきた?」
「――主任に、無理矢理、ワタシの居場所を聞いてる?」
「となれば」
「シャンダさんは〜」
「本能的に」
「――ぷち」
「規則を無視して、安全装置のスイッチを切ると〜」
「林立するロボットアームの中へと、飛びこむ」
「追いかける〜」
「宇宙考古学者、フスリク・ヴァルティング」
「名状しがたいバットのようなモノを抱えた、護衛のヒト」
「――あ」
「追いかけた、両名は〜」
「とっても危険な、状態に」
「――ぎゅう」
「で」
「追跡者2名を無力化した、シャンダさんは〜」
「事務所へ、急行」
「――うぅっ……」
「痛めつけられた、ファンカンがいて〜」
「――ぎーがっちゃん」
「園芸ロボットに乗った、シガ人ヴォレマー・コレマが〜」
「シャンダさんに、麻痺銃を向けてみたり」
「――!」
「猛烈な頭痛が、シャンダさんを襲う」
「でも」
「――あれ……これ……麻痺じゃない?」
「見れば〜」
「ファカン・ノーゲグの視線は、宙を泳ぎ〜」
「シガ人ヴォレマー・コレマは、園芸ロボットの中でグロッキー」
「――何……これ?」
「何百、何千、何百万の思考が、そこにあって〜」
「それでも、ひとつ……統合された唯一の意識を、なしていたり」
「すなわち」
「ヴァトロクス・ヴァム降臨の瞬間、なのでした」
【関連サイト】
・出版社が運営するドイツ公式サイト
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◆今回のひとこと
がんばれ、シャンダさん。
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